JP3260994B2 - 表皮一体成形方法及び表皮一体成形装置 - Google Patents

表皮一体成形方法及び表皮一体成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表皮一体成形方法及び表
皮一体成形装置に係り、特に表皮一体成形と同時に表皮
を成型品の裏側に巻き込むことができ、同時に表皮材を
切断することのできる表皮一体成形方法及び表皮一体成
形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の内装部品は、高級感を出
すために熱可塑性樹脂などからなる基材の表面に各種表
皮材が貼合された表皮付成形製品が多用されている。そ
して表皮付成形製品を製造するには、表皮一体成形装置
が用いられており、2つの金型の間に表皮材を配置し
て、型締めと共に樹脂を供給して成形している。
【0003】即ち、図13乃至図17は従来の製造工程
を示すものであり、図13で示すように表皮材Hを上下
の型101,102の間に配置し、一方の金型101側
から溶融樹脂を供給して、上下の型101,102で所
定形状の表皮一体成型品を成形する。このとき表皮材H
はクランプ装置103によって保持されている。
【0004】このようにして成形した成形品は、図14
で示すように、表皮材Hが製品の裏側に巻き込まれてい
ないために、巻き込み工程を必要としている。従って、
図15で示すように、表皮材Hの端末の余分な部分を切
断(トリム)し、基材の裏面に接合するために、図16
で示すように表皮材Hの裏面に接着剤を塗布・乾燥させ
て、製品となる基材の裏側へ巻き込み接合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように表皮材と基
材とを成形した成型品を、脱型した後で表皮材をトリミ
ングする工程や、表皮材を基材の裏面へ巻き込んで接合
する工程等が必要であり、これらの作業は成形工程とは
別の箇所で行なう必要がある。
【0006】従来の技術では、成形後の後工程が必要で
あり、成形工程数が多く、またこれらの作業に作業人員
や作業スペース等が必要であるという不都合があった。
さらに巻き込み時に接着剤を取り扱う必要等もあった。
【0007】本発明の目的は、表皮一体成形において、
成形と同時に、表皮材の破れを防止して表皮材の巻き込
みと表皮材の切断を同時に行うことの出来る表皮一体成
形方法及び表皮一体成形装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る表皮一体
成形装置は、対向する第1金型及び第2金型でキャビテ
ィを形成し、該対向する金型の間に溶融樹脂を注入して
型締めしてなる表皮一体成形装置において、前記第1金
型はエジェクターピンと溶着ピンとを備え、前記第2金
型はスライド駒を備え、前記エジェクターピンは、第2
金型のキャビティ範囲内に形成されると共に第2金型側
へ突出可能に第1金型に形成され、前記溶着ピンは第1
金型のキャビティ範囲に配設され、第2金型側へ摺動可
能に形成され、前記スライド駒は金型摺動方向に形成さ
れたスライド駒の金型内側先端部と、この先端部から外
側位置で金型摺動方向と交わる方向に形成された段差面
と、金型摺動方向に穿設された溶着ピン貫通孔と、を有
して、摺動装置に連結されて第2金型の型面に配設さ
れ、前記金型内側先端と第1金型との間に樹脂漏れ防止
用のシェアーエッジと、前記段差面内側と第1金型との
間に表皮材切断用のシェアーエッジと、がそれぞれ構成
されてなることを特徴とする。
【0009】請求項2に係る表皮一体成形方法は、キャ
ビティを形成する対向した第1金型及び第2金型の間
に、表皮材を配設し、溶融樹脂を注入して型締めしてな
る表皮一体成形方法において、前記表皮材の両端側を保
持して前記第1金型及び第2金型の間に表皮材を配設
し、溶融樹脂を供給する工程と、型締めして表皮材と基
材とを一体に成形すると共に所定長さの表皮材端末部を
確保して該端末部以外の表皮材と溶融樹脂とを成形する
成形工程と、該成形工程の後で冷却して型開きする工程
と、前記成形工程で成形された成形品を第2金型のキャ
ビティ内へ押しつける工程と、スライド駒を、前記成形
品の裏面になるように前記金型の側方から内側へスライ
ドさせることにより、前記成形品の裏側へ前記表皮材端
末部を配置する工程と、前記スライド駒を通って延出さ
せた溶着ピンによって、前記配置した表皮材端末部と樹
脂とを接合する工程と、を備えてなることを特徴とす
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。なお本例では、低圧イン
ジェクションを用いた圧縮成形や、いわゆるスタンピン
グ成形を例にして説明する。
【0011】図1乃至図10は本発明に係る表皮一体成
形装置を示すものであり、図1は表皮一体成形装置の型
開き状態を示す断面説明図、図2は型締め開始状態にお
ける要部拡大断面図、図3は型締めにおける表皮材の切
断状態を示す要部拡大断面図、図4は型開き状態を示す
要部拡大断面図、図5はスライド駒によって表皮材を巻
き込んだ状態を示す要部拡大断面図、図6は溶着工程を
示す要部拡大断面図、図7は溶着を終了してスライド駒
を移動した状態を示す要部拡大断面図、図8はスライド
駒を可動する前の状態を示す説明図、図9はスライド駒
の一部を可動した状態を示す説明図、図10はスライド
駒を溶着ピンの位置まで移動した状態を示す説明図であ
る。なお図12は成型品の断面図である。
【0012】第1金型10と、第2金型20と、エジェ
クターピン30と、溶着ピン40と、スライド駒50
と、を主要構成要素としている。本例の第1金型10と
第2金型20とは、対向して配置されており、第1金型
10を固定側金型とし、第2金型20を可動側金型とし
ている。
【0013】上記第1金型10と第2金型20により所
定形状のキャビティKを形成している。本例の第1金型
10はベース13上に空間14をおいて配設されてお
り、この空間14の部分で射出装置60側と管路61を
介して連結されている。金型10内には射出装置60か
ら射出される樹脂を金型10上に供給するための通路1
1と、エジェクターピン30を挿通するための挿通孔1
6と、溶着ピン40の配設孔17及び溶着ピン40を延
出するための装置等の配設空間18が形成されている。
【0014】そして溶融合成樹脂Jの射出装置60側か
ら、固定側金型である第1金型10内の通路11および
ゲート12を介してキャビティKへ溶融合成樹脂Jを射
出するように構成されている。また本例では、第1金型
10及び第2金型20により加圧型締めした後で、冷却
等ができるように構成されている。これらの溶融合成樹
脂Jの注入装置,型締め装置等は公知の技術を用いるこ
とが出来る。
【0015】本例の第1金型10の第2金型20側の対
向面は、キャビティKを構成する型面10aと、後述す
るスライド駒50との間で第1シェアーエッジAを構成
する第1シェアーエッジ面10bと、第2シェアーエッ
ジBを構成する第2シェアーエッジ面10cとが段差を
有して構成されている。
【0016】また本例の第1金型10にはエジェクター
ピン30が所定箇所に配設されており、この所定位置
は、第2金型20のキャビティK範囲内で第2金型20
側へ突出可能に構成されている。即ち、エジェクターピ
ン30の基端部31は、前記空間14に配設された支持
部材32と連結されている。
【0017】支持部材32は所定の板体から構成されて
おり、空間14を、図示しないシリンダ装置等により摺
動できるように構成されており、この支持部材32が摺
動することにより、エジェクターピン30は第1金型1
0の型面10aから延出する。なおエジェクターピン3
0は複数形成することが好ましく、板体からなる支持部
材32の配置範囲で複数形成することができる。
【0018】本例の溶着ピン40は、上記第1金型10
に形成された溶着ピン40の配設孔17及び溶着ピン4
0を延出するための装置等の配設空間18に設けられ、
この溶着ピン40は、第1金型10のキャビティKの範
囲で、キャビティKの端部側に配設されている。本例の
溶着ピン40は、第2金型20側へ突出可能に形成され
るもので、溶着ピン40は図示しない電源部と接続され
ると共に、シリンダ装置41により、第2金型20側へ
摺動可能に形成される。
【0019】本例の溶着ピン40としては、高周波,超
音波等の各種公知の溶着手段のものを用いることが可能
である。
【0020】また本例の第2金型20のキャビティK外
側における第1金型10との対向面21には、スライド
駒50が配設されている。本例のスライド駒50は、摺
動装置としてのシリンダ装置51のロッド52と連結さ
れており、第2金型20の型面21に配設されている。
本例のスライド駒50のうち、スライド駒50bは、図
10で示されるように型面21をキャビティK側へ摺動
可能に形成されている。
【0021】このスライド駒50は金型内側先端部53
と段差面54とが段差を有して形成されており、金型内
側先端部53はスライド駒50の第2金型20方向に形
成され、段差面54は金型内側先端部53から外側位置
で金型摺動方向に形成されている。
【0022】また本例ではスライド駒50bに溶着ピン
貫通孔55が形成されるが、この形成位置は、段差面5
4より外側位置で、第2金型20の摺動方向に穿設され
ている。なお、本例ではスライド駒50aには溶着ピン
貫通孔55を形成していない。
【0023】そしてスライド駒50の金型内側先端部5
3と第1金型10の第1シェアーエッジ面10bとで第
1シェアーエッジAにより樹脂漏れ防止し、スライド駒
50の段差面内側と第1金型10の第2シェアーエッジ
面10cとで第2シェアーエッジBにより表皮材Hを切
断する。
【0024】また、本発明に基材として用いられる樹
脂、即ち注入される溶融合成樹脂Jとしては、例えば、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリ
ロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体、ナイロン
等の熱可塑性樹脂、エチレン−プロピレンブロック共重
合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体等の熱可
塑性エラストマー等圧縮成形、射出成形および押出成形
に通常使用されるものを、いずれも用いることができ
る。また、これらに無機質充填剤,ガラス繊維等の充填
剤、顔料、滑剤、帯電防止剤等の添加物を含有したもの
も適宜用いることができる。
【0025】また本発明に用いられる表皮材Hの材質と
しては、PVC等の溶着可能な材質からなるシート,フ
ィルムが挙げられる。なお上記材質を単独或は2種以上
積層したものを表皮材Hとして使用することもできる。
【0026】次に上記構成からなる表皮一体成形装置に
よって表皮一体成形品を製造する工程について説明す
る。
【0027】先ず図1で示すように、第1金型10と第
2金型20が開いているときに、表皮材Hを装着する。
表皮材Hは公知のクランプ手段70によって保持され
る。このときエジェクターピン30及び溶着ピン40は
第1金型10に収容された状態となっている。そして第
1金型10と第2金型20を型締めする。型締めと同時
にあるいは所定時間間隔をおいて、図2で示すように溶
融樹脂Jを供給する。
【0028】そして図3で示すように型締めをして成形
する。このとき第1シェアーエッジAによって樹脂モレ
を防止し、さらに第2シェアーエッジBによって表皮材
Hの切断をする。表皮材Hは第2シェアーエッジBで切
断されるために、表皮材Hの端末部が余分に残ることに
なる。以上により表皮材Hと基材(溶融樹脂が固化した
もの)とを一体に成形すると共に所定長さの表皮材端末
部を確保して、端末部以外の表皮材Hと基材(溶融樹
脂)とを成形する。
【0029】次に成形工程の後で冷却して、第2金型2
0を移動させて型開きをする。さらに成形工程で成形さ
れた成形品を第2金型20のキャビティ内へ押しつけ
る。即ち第1金型10の移動と共にエジェクターピン3
0を可動させて、第2金型20内に成形された状態の成
形品を入れたままの状態にする。本例のように型開きに
よって第2金型20の移動と共にエジェクターピン30
を突き出し、型開きと同じタイミングで成型品を押しつ
けることが好ましいが、第2金型20を開いた後で移動
することもできる。
【0030】次に成形品の裏側へ前記表皮材端末部を配
置する工程、いわゆる表皮材Hの巻き込み工程を行な
う。即ち、シリンダ装置51を駆動して、図4で示され
る状態からスライド駒50bをキャビティ側へ移動す
る。これにより余分に余った表皮材Hの端末部分は、図
5で示されるように、スライド駒50bによって基材
(溶融樹脂が固化したもの)の裏側に巻き込まれる。こ
のとき溶着ピン40の延出位置と、溶着ピン貫通孔55
の位置が整合する位置で、スライド駒50bは停止す
る。
【0031】このときスライド駒50(50a,50
b)の動きを図8ないし図10に基づいて説明すると、
スライド駒50は複数に分割されており、例えば図8で
示す例では、16分割としている。この分割されたスラ
イド駒50のうち金型の外側へ移動するスライド駒50
aと、金型内側へ移動するスライド駒50bが交互に配
置されている。それぞれのスライド駒50には、ロッド
52を介してシリンダ装置51が設けられている。
【0032】そして前述したようにスライド駒50bに
は溶着ピン貫通孔55が形成されており、このスライド
駒50bのキャビティ側への移動を可能にするため
に、先ず、スライド駒50aが図8の状態から図9で示
すように外側へ移動する。そしてスライド駒50bが溶
着ピン40の位置へ移動するものである。
【0033】さらに溶着工程を行なう。即ち、図6で示
すように、溶着ピン40を第1金型10から第2金型2
0の表皮材端末部へ延出する。そして基材と表皮材Hを
融着させ接合させる。溶着ピン40による溶着を数秒間
行い、その後溶着ピン40は第1金型10内へ収容す
る。
【0034】溶着ピン40が収容された後で、スライド
駒50bはキャビティ外へ移動し、成型品は脱型可能状
態となるので、第2金型20を第1金型10から離間す
るように移動して、脱型させる。
【0035】図11は他の実施例を示す溶着工程を示す
要部拡大断面図である。本例では溶着ピン貫通孔55の
位置を、スライド駒50bの金型内側先端部側に形成し
たものであり、本例のようにすると表皮端末部の端部近
傍で表皮材Hと基材との接合をすることが出来る。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、成形と
表皮材の切断及び表皮材の巻き込みをすることができる
ので、従来のような別の場所で且つ別工程で行なう表皮
材の巻き込み工程や切断(トリム)工程を削減すること
ができる。従って後工程に必要であった作業が不要とな
り、省人化を図ることが出来る。
【0037】また表皮材の巻き込み時における接着剤不
要となり、接着剤使用による諸問題を回避することがで
きる。さらに後工程が不要であるため、従来必要であっ
た後工程の作業スペースが不要となり、スペースの有効
利用を図ることが出来る。
【0038】以上のように本発明によれば、表皮一体成
形において、成形と同時に、表皮材の破れを防止して表
皮材の巻き込みと表皮材の切断行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表皮一体成形装置の型開き状態を
示す断面説明図である。
【図2】型締め開始状態における要部拡大断面図であ
る。
【図3】型締めにおける表皮材の切断状態を示す要部拡
大断面図である。
【図4】型開き状態を示す要部拡大断面図である。
【図5】スライド駒によって表皮材を巻き込んだ状態を
示す要部拡大断面図である。
【図6】溶着工程を示す要部拡大断面図である。
【図7】溶着を終了してスライド駒を移動した状態を示
す要部拡大断面図である。
【図8】スライド駒を可動する前の状態を示す説明図で
ある。
【図9】スライド駒の一部を可動した状態を示す説明図
である。
【図10】スライド駒を溶着ピンの位置まで移動した状
態を示す説明図である。
【図11】他の実施例を示す溶着工程を示す要部拡大断
面図である。
【図12】成形品の断面図である。
【図13】従来例を示す表皮材と基材との成形状態の概
略断面図である。
【図14】従来例を示す表皮材と基材との接合状態の説
明断面図である。
【図15】従来例を示す表皮材の切断説明図である。
【図16】従来例を示す表皮材の巻き込みのための接着
剤塗布の説明図である。
【図17】従来例を示す成形品のの断面図である。
【符号の説明】
10 第1金型 10a 型面 10b 第1シェアーエッジ面 10c 第2シェアーエッジ面 11 通路 12 ゲート 13 ベース 14 空間 16 挿通孔 17 配設孔 18 配設空間 20 第2金型 21 型面 30 エジェクターピン 31 基端部 32 支持部材 40 溶着ピン 41 シリンダ装置 50 スライド駒 51 シリンダ装置 52 ロッド 53 金型内側先端部 54 段差面 55 溶着ピン貫通孔 60 射出装置 61 管路 A 第1シェアーエッジ B 第2シェアーエッジ H 表皮材 J 溶融合成樹脂 K キャビティ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する第1金型及び第2金型でキャビ
    ティを形成し、該対向する金型の間に溶融樹脂を注入し
    て型締めしてなる表皮一体成形装置において、前記第1
    金型はエジェクターピンと溶着ピンとを備え、前記第2
    金型はスライド駒を備え、 前記エジェクターピンは、第2金型のキャビティ範囲内
    に形成されると共に第2金型側へ突出可能に第1金型に
    形成され、 前記溶着ピンは第1金型のキャビティ範囲に配設され、
    第2金型側へ摺動可能に形成され、 前記スライド駒は金型摺動方向に形成されたスライド駒
    の金型内側先端部と、この先端部から外側位置で金型摺
    動方向と交わる方向に形成された段差面と、金型摺動方
    向に穿設された溶着ピン貫通孔と、を有して、摺動装置
    に連結されて第2金型の型面に配設され、前記金型内側
    先端と第1金型との間に樹脂漏れ防止用のシェアーエッ
    ジと、前記段差面内側と第1金型との間に表皮材切断用
    のシェアーエッジと、がそれぞれ構成されてなることを
    特徴とする表皮一体成形装置。
  2. 【請求項2】 キャビティを形成する対向した第1金型
    及び第2金型の間に、表皮材を配設し、溶融樹脂を注入
    して型締めしてなる表皮一体成形方法において、 前記表皮材の両端側を保持して前記第1金型及び第2金
    型の間に表皮材を配設し、溶融樹脂を供給する工程と、 型締めして表皮材と基材とを一体に成形すると共に所定
    長さの表皮材端末部を確保して該端末部以外の表皮材と
    溶融樹脂とを成形する成形工程と、 該成形工程の後で冷却して型開きする工程と、 前記成形工程で成形された成形品を第2金型のキャビテ
    ィ内へ押しつける工程と、スライド駒を、前記成形品の裏面になるように前記金型
    の側方から内側へスライドさせることにより、 前記成形
    品の裏側へ前記表皮材端末部を配置する工程と、前記スライド駒を通って延出させた溶着ピンによって、
    前記配置した表皮材端末部と樹脂とを 接合する工程と、 を備えてなることを特徴とする表皮一体成形方法。
JP33705894A 1994-12-27 1994-12-27 表皮一体成形方法及び表皮一体成形装置 Expired - Lifetime JP3260994B2 (ja)

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