JP3822756B2 - データ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はトレンドグラフの表示方法であって、特に複数のペンチャートを比較表示する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の比較は、比較すべき複数のペンチャートにおけるサイズあるいは画面上での表示位置を手動で設定変更しながら、目視によりペンチャート間の関係を把握する方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した方法は、1つのペンチャートに他のペンチャートを比較する際に、その表示位置やサイズを正確に一致させる作業を必要とするが、ペンチャートの数が多くなるとその作業に多大の時間を要する。更に基準となるペンチャートを変更すると、この作業を始めからやり直す必要があるなど、不都合が多い。
【0004】
本発明はかかる不都合を一挙に解消するものであって、基準となるペンチャートに対して比較となるペンチャートが選択されると、両者の座標軸を一致させて自動的に重畳表示させることにより、多数のペンチャートが手間を有することなく正確に比較できるトレンドグラフの表示方法を提供することを目的とする。
【0005】
本発明は更に、基準となるペンチャートの座標軸を変更すると、選択されたペンチャートも自動的に変更された座標軸に合わせて変更することにより、複数のペンチャート間の比較動作がより的確に行える表示方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、時間の経過とともに変化する物理的な値を、所定の時間間隔でサンプリングしてデジタル値に変換しながら記憶したデータ群を、図1の如く、例えばプログラム式表示装置26のようなデータ処理装置における表示画面32上でトレンドグラフ50として表示する方法である。
【0007】
更に、例えばプロセスデータ記憶手段21に計測条件の異なるデータ群を複数組備え、各データ群から形成される一連のペンチャート54を個別に選択可能とするとともに、例えば図8(b)の如く、選択されたペンチャート54bが、その座標軸を基準となるペンチャート54aの座標軸に一致させた状態で自動的に重畳表示されることを特徴とする。
【0008】
上記した基準となるペンチャート54aにおける座標軸を図9の様に変更すると、その変更された座標軸に対応して、選択されたペンチャート54bの位置およびサイズが自動変更される。
【0009】
上記した計測条件の異なるデータ群は、図10に例示する如く、各計測条件に対応したグラフ軸に一致したトレンドグラフ50として独立したウインドウ48a・48b上に表示されるものであって、各ウインドウ48a・48b間を一連のペンチャート54を単位として、表示画面32上での選択操作により移動可能とするとともに、移動先の座標軸に一致させてその表示条件が自動補正されることも可能である。
【0010】
上記したデータ処理装置としては、図1の如く、所定の外部装置10と通信路12を介して接続され、その通信路12を通じて例えば状態データ記憶手段17との間で外部装置10側とデータの受け渡しを可能とするデータ通信手段14と、処理すべき動作内容を特定する参照情報を含む複数の処理指示語を記憶可能とする事象データ記憶手段16と、その事象データ記憶手段16に備えた処理指示語を解読し、各処理指示語で参照される情報に対応した制御動作を行う制御手段18と、その制御手段18からの信号入力と連動して所定の表示動作を行う表示手段20とを備えたプログラム式表示装置26により構成し、その外部装置10における制御状態に対応したデータの収集および表示を可能とすることが好ましい。
【0011】
【発明の効果】
本発明は上記の如く、基準となるペンチャートに対して比較となるペンチャートが選択されると、両者の座標軸を一致させて自動的に重畳表示させることにより、多数のペンチャートが手間を有することなく正確に比較できる。
【0012】
本発明は更に、基準となるペンチャートの座標軸を変更すると、選択されたペンチャートも自動的に変更された座標軸に合わせて変更することにより、複数のペンチャート間の比較動作がより的確に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明にかかるトレンドグラフの表示方法を、図2に例示する如く、ターゲットシステム22に対するプロセス制御専用として備えたPLC24に対する操作および表示盤として使用するプログラム式表示装置26に実施した一例に基づいて詳細に説明する。しかしながら、プロセスデータの収集およびそのデータに基づいたトレンドグラフの表示に特化した専用の装置あるいは汎用のパソコン装置を利用して汎用のOS上で作動するアプリケーションプログラムにより構成されたものなど、表示方法を実施する装置の構成は限定されるものではない。更にプログラム式表示装置の構成それ自体も一例であって、適宜に変更して実施できることは勿論である。
【0014】
プログラム式表示装置26は、PLC24とともにターゲットシステム22の操作卓などに一体に組み込み、あるいはそれ自身が独立して配備され、ターゲットシステム22に対する操作および表示盤として使用されるものであって、後述する処理指示語を用いて各種の設定あるいは制御動作を行なわせる。
【0015】
ターゲットシステム22を制御するPLC24は、CPUユニットやメモリユニットなどの必要とする個別の機能毎に回路がユニット化され、各ユニットを必要に応じて適宜増減可能に並列接続することにより、PLC24における全体として達成される機能を変更可能とする従来と略同様な構成のものである。
【0016】
また、ターゲットシステム22に対して入出力される各種情報の格納場所が、制御あるいは表示すべきターゲットシステム22上に備えたレベル計やリミットスイッチの様な受動部品あるいはリレーやモータの様な能動部品毎にメモリユニット上に確保され、入出力されるデータが数値の様なワードデータに対してはワードデバイスが、モータのオンオフ情報の様なビットデータに対してはビットデバイスが指定されるとともに、各デバイスに対して例えば「D100」の様な機種固有のデバイス名を予め設定することにより、デバイス名の指定によって格納場所を特定可能に必要なデータがメモリユニット内に格納されている。
【0017】
従って、PLC24の内外部からメモリユニット内における任意のワードデバイスあるいはビットデバイスに対してデバイス名を指定してアクセスするだけで、PLC24内の実際のアドレスを知ることなく、ターゲットシステム22の対応位置を制御し或いはその動作状態に関する各種のプロセスデータが個別に取り出せる様にしている。
【0018】
プログラム式表示装置26はパソコン装置と略同様の構成であって、図2に示す表示制御回路28を備えるとともに、図3に例示するごとく、ディスプレイ30における表示画面32の前面を透明なタッチパネル34により密着状態で覆い、タッチパネル34に対する押圧操作による指示は、タッチパネルコントローラ36を介して取り込まれて座標が解析され、テスト時、システム全体としての運転開始前における初期設定時あるいは運転中における指先による各種手動操作を可能とする。
【0019】
ここでプログラム式表示装置26においては、図3に例示する如く、銘板の様に表示内容に変更を要しないベース画面38およびそのベース画面38上で形状変化や点滅あるいは色変化させるスイッチ図形の様な機能部品図形40を、必要とする表示単位毎に1つのファイル番号Fを指定し格納しておく。
【0020】
一方、事象データ用メモリ42内に予め格納しておいた図4(a)で例示する処理指示語Wを微小時間毎に間欠的に読み出し、各処理指示語Wの事象名Nで特定される内容の動作を、PLC24側から通信コントローラ44を介して状態データ用メモリ46に取り出されたデータを参照しながら順次に実行することにより、PLC24側のビットデバイスあるいはワードデバイスの内容変化に即応して、機能部品図形40を始めとする各種の図形やグラフの形状あるいは数値などの表示データの値が変化する表示動作が行われる。
【0021】
すなわち処理指示語Wの基本的な構成は、表示制御動作を実行すべきベース画面38のファイル番号Fと、そのベース画面38上で実行すべき動作内容を特定する事象名Nと、各実行事象毎に参照される1又は複数のデータからなる参照情報rとを1組として備えている。
【0022】
例えば図4(b)に示す処理指示語WGは、図3の如くベース画面38上にウインドウ48を開き、そのウインドウ48内でトレンドグラフ50を表示可能とするものであって、ベース画面38のファイル番号F1、トレンドグラフ50の表示を特定する例えばGから始まる事象名N1に加えて、グラフの表示座標範囲D1、グラフ表示をさせるべきデータの格納位置を特定するデバイス名D2、そのデバイスがオンオフ情報からなるビットデバイスか温度変化の様なワードデバイスかを示すデバイス情報D3、表示されるグラフの線種や色を特定するグラフ情報D4、およびデータをサンプリングする時間間隔D5とを参照情報rとして備えている。
【0023】
ここで、例えば図5に示す如く、ターゲットシステム22として備えたプラントのプロセス制御時において、タンク51内のレベル計53、液温計74およびポンプ76のオンオフ時期をPLC24が監視するシステムに実施した場合にあっては、トレンドグラフ50によってそのプロセスデータを監視すべき3つの内容について各々、図3の様に処理指示語WGを1つずつ設定する。
【0024】
すなわち、トレンドグラフ50を表示すべき3つのデバイスについて、表示座標範囲D1を一致させた処理指示語WG1〜WG3を事象データ用メモリ42内に記憶させる。一方、状態データ用メモリ46内のアドレスAにはタンクレベルがワードデータとして、アドレスBには液温がワードデータとして、更にアドレスCにはポンプ76のオンオフ状態がビットデバイスとして、PLC24側からのデータ転送により微少な時間遅れをもって更新処理されている。
【0025】
そこで各処理指示語WG1〜WG3から、該当のデバイスA〜Cを表示データのデバイス名を利用して特定することにより、所定のサンプリング時間間隔D5でデータの値が状態データ用メモリ46から読み出され、表示画面32上に設定したウインドウ48内において、複数本のペンチャート54からなるトレンドグラフ50として表示されるのである。
【0026】
本発明は上記した構成にあって、更に、予め設定した条件をトリガーとし、その条件の発生する前後の所定期間内に発生したデータを自動収集するとともに、その収集したデータを比較表示可能とする構成に特徴を有する。
【0027】
データ収集用の処理指示語WSは、上記の様にしてベース画面38上に処理指示語WGをもって設定した1つのウインドウ48を単位として、そのウインドウ48内で表示される1又は複数種類のプロセスデータを同時に収集可能とするものであって、図4(c)に例示する如く、ベース画面38のファイル番号F1、プロセスデータの収集を特定する例えば「S」から始まる事象名N2に加えて、収集対象となるデータ取込座標範囲D6、データの収集開始条件D7、データの収集時間範囲D8を参照情報rとして備えている。
【0028】
ここでデータの収集開始条件D7は、図3に例示する様な、ウインドウ48上で継続的に表示されているトレンドグラフ50に関するデータをすべて保存するのではなく、図6に示す如く、予め設定しておいた条件D7を満足したことを確認したのち、その時点tsの前半期間と後半期間に発生したデータについて選択的に保存することによって、保存すべき価値のあるデータについてのみ収集可能とするものである。
【0029】
すなわち、処理指示語WSが設定されると、少なくとも前記した前半期間のデータを一時記憶可能な大きさのデータ格納領域52が、図7の如くRAMの様な高速のメモリ上に設定される。具体的には、このデータ格納領域52はシフトレジスタと略同様の機能を有するものであって、図7(a)の様に、上記したデータ収集時間範囲D8に対応した記憶容量が確保され、システムが駆動中はそのデータ格納領域52内に順次に現在のデータを書き込む一方、次々に取り込まれる新しいデータにより古いデータから上書き消去することにより、予め設定したデータ収集時間範囲分のデータが絶えずデータ格納領域52内に維持される様にしている。
【0030】
かかる状態でトリガ条件が満足された後も、更に収集時間範囲の後半期間分だけデータをシフトしながら現在データの書き込みを終了した時点で、図7(b)の様にデータ格納領域52内のデータを全てハードディスク78の様なデータ保存用のメモリ内にファイル名を特定してコピーすることにより、データの1回分の収集は終了する。
【0031】
上記したデータ収集開始条件D7は、所定のワードデバイスの値が設定値を超えたり、ビットデバイスがオンまたはオフする時点など、その時刻が一意的に特定可能なものであれば任意に設定できる。また収集の繰り返し回数も、任意に設定できる。
【0032】
本実施例にあっては、データ収集開始条件D7をプログラム式表示装置26におけるエラーメッセージの表示条件と一致させることにより、エラーが発生した時点の前後におけるデータの自動収集が行われる様に構成している。
【0033】
更に上記の様にして自動収集したエラー発生前後のデータは、プログラム式表示装置26のオフライン中において、1回分のデータ収集期間中に取得したデータ群中の個別のデータ間、あるいは、基準データ群や過去に収集した同様な内容のデータ群と比較表示可能とすることにより、エラーの発生原因がトレンドグラフ50上において視認判定できる様にしている。
【0034】
すなわち、プログラム式表示装置26をオフライン状態にしてトレンドグラフ50の比較表示モードにしたあと、表示すべきデータを選択すると、図8のようなウインドウ48が1つ開き、上記した自動収集操作により収集されたデータ群が、複数本のペンチャート54からなるトレンドグラフ50として表示される。
【0035】
ここでウインドウ48は、例えば3つに分割されるとともに、トレンドグラフの表示欄56と、トレンドグラフ50を構成する各ペンチャート54毎の操作を可能とするペンチャート操作欄64と、表示されたトレンドグラフ50に関する付加情報を表示するための付加情報表示欄68を設定している。
【0036】
トレンドグラフ表示欄56は、その下部に、日時を特定した共通の時間軸58を備えるとともに、1組のデータ群を構成する各データを折れ線グラフとして表示することにより、複数本のペンチャート54がその時間軸58を一致させた状態で上下方向に並列して表示される。
【0037】
更に、トレンドグラフ表示欄56中を左右方向に移行できるカーソル60を備えて基準となる日時を特定可能とするとともに、水平方向のスクロールバー62を備え、トレンドグラフ表示欄56における表示可能範囲を超える範囲についてもスクロールさせて表示できるようにしている。
【0038】
次にペンチャート操作欄64は、トレンドグラフ50を構成する1本のペンチャート54毎に操作ボタン66を備えるものであって、本実施例にあっては3本のペンチャート54a・54b・54cからトレンドグラフ50が構成されるので、3つの操作ボタン66a・66b・66cが表示されている。
【0039】
この操作ボタン66は、その高さで対応するペンチャート54の振幅値を0〜100%に規定する一方、その上下方向の配設位置でトレンドグラフ表示欄56中における各ペンチャート54の表示位置を規制する様に構成されている。そこで、操作ボタン66の高さおよび上下方向位置を任意に変更可能とすることにより、対応するペンチャート54のサイズおよび表示位置が任意に設定変更されるのである。
【0040】
次に付加情報表示欄68は、トレンドグラフ表示欄56に表示されている各ペンチャート54の内容を理解するのに助けとなる各種の情報を数値あるいは文字として表示するためのものであって、例えば1本のペンチャート54に対して1行の表示欄を割り当てている。
【0041】
この付加情報としては、ペンチャート54の表示色、対応する処理指示語名、ペンチャート54が表示する内容、カーソル60が位置する現在値、チャート全体の平均値や最大あるいは最小値、単位時間当たりの平均変化率のような、ペンチャート54の内容を理解するために必要であるものであれば、表示内容を適宜変更して実施できることは勿論である。
【0042】
本発明は上記した構成にあって更に、複数本のペンチャート54を、その座標軸を互いに一致させた状態で重畳表示させる機能に特徴を有する。
【0043】
ここでペンチャートの重畳表示機能を選択すると、基準となるペンチャート54の特定が求められる。そこで、ペンチャート操作欄64中に表示された3つの操作ボタン66a・66b・66c中における1つの操作ボタン66aを選択すると、図8(b)の様にその操作ボタン66aの下方位置に基準マーク70が表示されて、基準のペンチャート54aが設定されたことが示される。
【0044】
次に、基準となるペンチャート54aに対して結合することを希望するペンチャート54の選択が求められる。そこで、操作ボタン66bにフォーカスを合わせることにより重畳したいペンチャート54bを選択すると、その選択された操作ボタン66bは、基準となるペンチャート54aを特定する操作ボタン66aと0%および100%位置を一致させた状態へと、ペンチャート54bは自動的にサイズおよび位置の変更がされるとともに、結合状態を示す結合マーク72が操作ボタン66bの下方に表示される。
【0045】
このような結合状態にあっては、基準となる操作ボタン66aの高さおよび位置移動と連動して、結合されている操作ボタン66bもその0%および100%位置が自動的に変更される。その結果、図9の様に、重畳表示を選択した全てのペンチャート54a・54b・54cは、座標軸を一致させたまま、その振幅値および表示位置が連動して表示変更されるのである。
【0046】
次に、上記したウインドウ48を基準のウインドウ48aとし、そのウインドウ48a中に表示されたグラフと比較表示をさせたい別のデータ群を選んで表示を選択すると、図10(a)の様に表示画面32上には、例えば基準ウインドウ48aの下方に比較用のウインドウ48bが開き、そのデータ群が基準ウインドウ48a内と同様にしてトレンドグラフ50として表示される。
【0047】
ここで2つのウインドウ48a・48bで表示されるトレンドグラフ50は、データ収集時期は勿論、データのサンプリング間隔の様なデータ収集条件も互いに異なっている可能性が高い。そこで、合成すべき1または複数本のペンチャート54dを比較ウインドウ48b内で選択したのちにグラフ合成を指示すると、両者の表示条件が自動的に一致されたのち、図10(b)に示すように基準ウインドウ48aに複写される。
【0048】
かかる基準ウインドウ48a中に複写されたペンチャート54dは、基準ウインドウ48aに予め表示されたペンチャート54と同一の表示基準に基づいて表示される。その後は、上記した重畳手順に従って基準となるペンチャート54aに結合することにより、必要な重畳表示が行われるのである。
【0049】
なお、上記したグラフの合成操作を、メニュー選択やスイッチ操作で行うのに代えてあるいは加えて、マウスの様なポインティングデバイス、あるいはタッチパネル34に対する指示操作を利用し、表示画面32上で合成すべきペンチャート54を個別に選択してドラッグアンドドロップ操作をすることにより、グラフの複写および合成処理させてもよい。
【0050】
また同時に開くことができるウインドウ48の数は適宜増減することが可能で、更に1つのウインドウから他のウインドウに1本のペンチャート54を単位とした複写合成をするのに代えて、グラフ合成専用の新規なウインドウ48を開き、そのウインドウ48に対して複数のウインドウ48中から合成表示させるべき複数のペンチャート54を特定して複写する様にしてもよい。
【0051】
更に、基準となるウインドウ48aに対して結合すべきウインドウ48bを選択することにより、基準ウインドウ48aのスクロールバー62の移行操作と連動して、結合されたウインドウ48bの時間軸58をリンクさせて移動させることもできる。
【0052】
更にまた、上記した一定のデータ収集開始条件のもとに複数組のデータ群を作成およびグラフ合成する場合にあっては、合成時にデータ収集開始条件の発生時点を自動的に一致させて収集時期の異なるグラフを表示可能とすれば、的確な比較動作ができる。
【0053】
また、重畳表示後のグラフ間で差分をとるなどの演算処理を行い、その結果を同様なグラフとして重畳表示可能とすることにより、合成したグラフ間の差異が微少な場合にあっても両者間の違う部分が明確に判別できる。演算処理の内容も適宜変更できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をプログラム式表示装置に実施した一例を示す説明図である。
【図2】プログラム式表示装置における電気回路の一例を示すブロック図である。
【図3】表示画面に対するトレンドグラフの表示過程を示す説明図である。
【図4】処理指示語の構成を示す説明図であって、(a)は処理指示語の基本的な構成、(b)はトレンドグラフ表示用の処理指示語の構成、(c)はプロセスデータ収集用の処理指示語の構成を各々示す。
【図5】ターゲットシステムにおけるデータの収集状態を示す説明図である。
【図6】プロセスデータの収集範囲を示す説明図である。
【図7】プロセスデータの収集過程を示す説明図である。
【図8】収集されたデータの合成過程を示す説明図である。
【図9】結合されたペンチャートのサイズ変更状態を示す説明図である。
【図10】画面上に複数のウインドウを開いてデータ処理を行う工程を示す説明図である。
【符号の説明】
10 外部装置
12 通信路
14 データ通信手段
16 事象データ記憶手段
17 状態データ記憶手段
18 制御手段
21 プロセスデータ記憶手段
20 表示手段
22 ターゲットシステム
24 PLC
26 プログラム式表示装置(データ処理装置)
28 表示制御回路
30 ディスプレイ
32 表示画面
34 タッチパネル
36 タッチパネルコントローラ
38 ベース画面
40 機能部品図形
42 事象データ用メモリ
44 通信コントローラ
46 状態データ用メモリ
48 ウインドウ
50 トレンドグラフ
51 タンク
52 データ格納領域
53 レベル計
54 ペンチャート
56 トレンドグラフ表示欄
58 時間軸
60 カーソル
62 スクロールバー
64 ペンチャート操作欄
66 操作ボタン
68 付加情報表示欄
70 基準マーク
72 結合マーク
74 液温計
76 ポンプ
78 ハードディスク
Claims (1)
- 時間の経過とともに変化する物理的な値を所定の時間間隔でサンプリングしてデジタル値に変換しながら記憶したデータ群から形成される一連のペンチャートを、表示画面上でトレンドグラフとして表示可能とするデータ処理装置において、
前記表示画面上には、前記ペンチャートを複数重畳表示可能とするトレンドグラフ表示欄と、該トレンドグラフ表示欄上に表示された各ペンチャートを個別に操作可能とするペンチャート操作欄とを備え、
該ペンチャート操作欄は、前記トレンドグラフ表示欄の時間軸方向に隣接して配置され、該トレンドグラフ表示欄に表示中のペンチャート毎に、その高さ方向の両端が対応するペンチャートにおける振幅方向の座標軸の0%および100%に一致する形状の操作ボタンを備えたものであって、
該複数の操作ボタンが、ペンチャートの時間軸方向に並列し、且つ、ペンチャートの振幅方向に移行可能に配置されるとともに、
前記複数の操作ボタン中の1つが選択されると、その選択された操作ボタンに対応するペンチャートが基準のペンチャートとして特定されるとともに、前記基準のペンチャートが設定されたことを示す基準マークが表示され、
次に、他の操作ボタンが選択されると、その選択された操作ボタンに対応するペンチャートが前記基準のペンチャートに結合されるペンチャートとして特定されるとともに、前記基準のペンチャートに結合されるペンチャートが選択されたことを示す結合マークが表示されるのと同時に、
前記結合されるペンチャートを特定する操作ボタンの位置および高さが、前記基準のペンチャートを特定する操作ボタンの位置および高さに自動的に一致し、前記結合されるペンチャートが前記基準のペンチャートに座標軸を一致させて、その振幅値および表示位置が連動して表示変更されることを特徴とするデータ処理装置。
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