JP4298977B2 - 射出成形機の表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は射出成形機の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、射出成形機にはコントロールパネルと呼ばれるようなボードあるいはデスクが備えられており、この種のコントロールパネルは表示装置を持つのが普通である。表示装置は様々な表示機能を備えており、コントロールパネルにおける入力部からの指定により表示器に対して様々な表示を行わせることができる。入力部というのは、キーボードや表示画面上におけるカーソルの移動を指定する、例えばマウスのようなものをも含む。
【0003】
いずれにしても、入力部からの指定により、表示装置の表示器においてショット毎の実績をショット番号や、成形条件、及び射出成形機に設置された各種センサーからのデータ(検出値)を成形データとして示すための、いわゆるロギングデータを複数ショット分表示したり、ショット毎の各種センサーからのデータのうち少なくとも1つのデータの1ショット分の波形を表示したりすることができる。勿論、これらの表示は切り換えによる個別表示である。つまり、複数ショット分のロギングデータの表示と、あるデータの波形表示とは別の画面で行われる。
【0004】
図4はロギングデータの表示例を示す。ロギングデータの内容としては図中左側から順にショット番号、ショット時の時刻、サイクル時間、充填時間、計量時間等がショット毎に収集されてメモリに保存され、入力部からロギングデータ表示及びショット番号の指定を行うことにより、図示のようなロギングデータが表示器の画面上に表示されるようになっている。
【0005】
図5はデータの1ショット分の波形の表示例を示している。射出成形機には様々なセンサーが設けられており、これらのセンサーからの1ショット毎の検出信号に対して所定の周期でサンプリングが行われてメモリに保存される。ここでは、8チャンネル分の表示が可能であり、入力部から各チャンネル毎に表示すべき波形を指定することにより複数の波形を同一画面に表示することができる。ここでは、チャンネルch1では速度(スクリュ速度)の設定値、チャンネルch2では速度(スクリュ速度)の検出値、チャンネルch3では保圧圧力の設定値、チャンネルch4では保圧圧力の検出値がそれぞれ指定されて表示されている。
【0006】
射出成形機においては、ショット毎の各種センサーからのデータを波形(グラフを含む)で表示する機能は安定した連続成形の確認作業を行う上で重要な要素である。これは、難易度の高い成形品や、品質に関する要求が高ければ高いほど、成形条件の決定に多くの時間を必要とし、詳細な情報を射出成形機から取得する必要があるからである。つまり、波形表示による成形動作の確認を行う頻度が多くなる。
【0007】
成形条件を決定する成形条件出し工程において、射出開始時を波形トリガ(波形表示に用いるデータの、表示開始や描画開始や測定開始を規定するためのトリガ)とした波形の表示や、計量開始時を波形トリガとする波形の表示といった、さまざまな波形トリガからの波形表示を参照する確認作業を必要とすることは、周知の事実である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
一方、ロギングデータは常にロギングを行っている最新のものだけが必要なのではなく、ロギングデータの一覧、つまり過去の複数ショット分を見ることで全体の相関を得ることが行われている。その時、過去の特定の1ショット分のロギングデータに対応する各種センサーからのデータの波形をすばやく参照することができれば、その時の射出成形機の動作を把握し易くなり、ロギングデータとセンサーの検出値との因果関係や問題点を把握し易くなる。
【0009】
ところが、前に述べた理由により、過去のショットのロギングデータをさかのぼって対応するデータの波形に関する情報を得るためには、別画面に切り換えて過去のショットのロギングデータと同じショット番号のデータ波形に関する情報を検索して参照するしかない。
【0010】
そこで、本発明の課題は、任意のショット番号における各種センサーからのデータの波形表示とそのショット番号におけるロギングデータとを1画面に表示できるようにして射出成形機の動作を把握し易くすることのできる射出成形機の表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ショット毎に複数のセンサーから収集された複数種類のデータを含む成形データをデータ波形として表示する機能を有する表示装置を備えた射出成形機において、前記成形データを記憶するための第1の記憶部と、オペレータからの指示を入力するための入力部と、画面表示用のプログラムを記憶した第2の記憶部と、前記プログラムに基づいて該表示装置の表示器に、少なくとも波形表示領域とロギングデータ表示領域を個別に表示させるための表示制御部とを有し、前記表示制御部は、前記入力部を通してショット番号及びデータ波形の波形種別が指定されると、指定されたショット番号でかつ指定された波形種別のデータ波形を前記波形表示領域に表示させる一方、ショット毎の実績値を示すロギングデータについては、前記指定されたショット番号でのショットにおける成形データであって前記波形種別の指定とは別にあらかじめ設定されている複数種類の項目に対応した複数種類の成形データを前記ロギングデータ表示領域に表示させる機能を有することを特徴とする。
【0012】
本表示装置においては、前記表示制御部は、前記データ波形を、該データ波形に関連して設定された設定値とともに時間軸もしくは位置軸を合わせて表示させる機能を有する。
【0013】
本表示装置においてはまた、前記表示制御部は、前記入力部からの指定に応じてショット番号で特定することのできる複数ショット分のデータ形の一覧を表示させる機能と、表示された複数ショット分のデータ形の一覧の画面の中から前記入力部により特定のショット番号と表示すべき波形種別が指定されると、指定された特定のショット番号における指定された波形種別の波形を前記一覧を表示している画面と同じ画面に表示させる機能とを有する。
【0014】
なお、前記入力部は、表示画面上におけるカーソルによる指定手段を含むものであっても良いし、前記表示器がタッチパネル機能を有している場合には、前記入力部による入力は該タッチパネル機能で実現される。
【0015】
本表示装置においては更に、前記入力部により特定のショット番号における複数のデータ波形が指定されると、前記表示制御部は指定された複数のデータ波形を同じ画面に表示させる機能を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の実施の形態に係る表示装置のブロック図を示す。この表示装置は、射出成形機の駆動制御を行う制御器10に含まれている成形データメモリ11、表示制御部12及びプログラムメモリ13と、入力部14と、表示器15とを有している。通常、制御器10、入力部14、表示器15は、射出成形機のいわゆるコントロールパネルに設けられている。
【0017】
成形データメモリ11は、射出成形機の各部に設けられている複数のセンサー(センサー群)16から得られる成形データや制御器10内部のショット毎の成形データを逐次記憶する。なお、制御器10内部の成形データとしては、例えば、センサー16からの成形データを加工して得た加工された成形データや設定された成形条件(入力部14から入力設定された成形条件設定値)等がある。また、成形データメモリ11は、後で説明されるよう、入力部14からの指示により、波形として表示されたデータ形を別のファイルとして記憶する。
【0018】
表示制御部12は、プログラムメモリ13に記憶されているプログラムを実行し、それによって表示器15に様々な表示画像による表示を行わせる。例えば成形データメモリ11に記憶されている成形データを図4で説明したようなロギングデータとして表示させたり、図5で説明したような波形(グラフ)として表示させることができる。
【0019】
プログラムメモリ13は、表示器15に様々な表示画像による表示を行わせるのに必要なプログラムを格納する。様々な表示画像は完全に分離、独立しているわけではなく、関連付けられているものもある。つまり、ある表示画像による表示が行われている時、入力部14から指示を行うと上記ある表示画像による表示と関連した別の表示画像による表示を行うことができる。
【0020】
入力部14は、キースイッチやタッチパネルインターフェース、若しくはキーボードやマウス等であり、表示器15に表示された内容に応じて表示制御部12に指示を与えることができる。
【0021】
表示器15は、CRTやLCD等であり、入力部14からの指定に基づく表示制御部12の制御下で画面上に各種画像を表示する。
【0022】
センサー群16は、圧力センサーや位置センサーなど複数種類のセンサーを含む。これらのセンサーについては、良く知られているのでその説明を省略する。
【0023】
次に、図1の表示装置の動作について説明する。
【0024】
制御器10の制御により射出成形機が成形動作を開始すると、センサー群16の各センサーは、それぞれの検知対象を検知して成形データを出力する。センサー群16から送られてくる成形データは、ショット毎に成形データメモリ11に逐次格納される。勿論、制御器10内部の成形データも、ショット毎に成形データメモリ11に格納される。
【0025】
ここで、例えば、入力部14から希望するショット番号を指定して波形表示要求が入力されると、表示制御部12はプログラムメモリ13のプログラムに基づいて成形データメモリ11から指定されたショット番号の成形データを読み出し、これを波形として表示器15に表示させる。波形の種別指定については後述する。
【0026】
図2は、波形表示画面の第1の表示例であり、以下で述べられる各種設定が終了した後の画面である。図2に示すように、画面の左側には、縦2列に並べられたカーソル枠列21があり、その右側に波形表示領域22がある。波形表示領域22は、カーソル枠21中の縦軸の表示範囲の設定欄25〜28等において任意の値を設定することができる。この場合、カーソル枠21の第1欄2の速度設定値及び第2欄26の速度検出値の縦軸は100(%)〜−100(%)の範囲を、第3欄27の保圧設定値及び第4欄28の保圧検出値の縦軸は200(%)〜0(%)までの範囲をそれぞれ示している。なお、ここではパーセント表示であるが、それぞれの表示項目に対する絶対値を用いて表示することもできる。更に、すべての項目の縦軸の表示範囲を同一にすることで、すべての波形を重ねて表示させることもできる。また、画面の下側の欄23には、指定されたショット番号のロギングデータが表示されている。ロギングデータの内容は、ここでは図4で説明したように、「サイクル時間」、「充填時間」、「計量時間」等である。図2ではカーソル枠列21における右側のカーソル枠に「速度設定」、「速度検出」、「保圧設定」、「保圧検出」が示され、波形表示領域22には4種類の波形が表示されているが、初期状態ではこれらは表示されていない。
【0027】
カーソル枠列21の左列には、上下両方の波形表示領域に共通のカーソル枠が並べられている。各カーソル枠に設けられている小窓24は、そのカーソル枠に割り当てられた機能が有効か否かを示す。即ちハッチング無しは有効を示し、ハッチング有りは無効を示す。「入/切」カーソル枠は、この画面に対する入力部14からの操作を受け付けるか否かを決定するためのものである。「重書」カーソル枠は、上側及び下側波形表示領域のそれぞれについて成形データの表示を連続して行うか(重ね書きするか)、1度だけ行うか(重ね書きしないか)を指定するためのものである。「グリッド」カーソル枠は、波形表示領域に破線格子を表示するか否かを決めるためのものである。「カーソル」カーソル枠は、入力部14のマウス等から操作できるカーソルを表示するか否かを決めるためのものである。「単位表示」カーソル枠は、波形表示領域のX軸(横軸)及びY軸(縦軸)に対応する単位を表示するか否かを決めるためのものである。更に、波形の上限値及び下限値を設定し、Y軸(縦軸)の中心線を設定することができる。「Time→Pos.」カーソル枠は、時間軸を位置軸に変換するか否かを決定するためのものである。「保存」カーソル枠は、波形表示領域22に表示されているデータ形を保存するか否かを指定するためのものである。
【0028】
表示器15の画面に波形表示画像が表示された後、入力部14からの入力操作によって、カーソル枠列21の右列に対する指定が行われ、画面の下側にある「波形表示」ボタンが押されると、表示制御部12は、その時の設定内容に応じて、成形データメモリ11に格納されている指定されたショット番号の成形データ、つまり画面の下側に表示されているショット番号に対応する成形データを読み出して、波形表示領域22にその波形を表示させる。
【0029】
次に、設定項目を指定する場合の動作について説明する。設定変更を行う場合も同様である。
【0030】
まず、波形表示画像が表示器15に表示された段階で、入力部14からの操作により設定したい項目のカーソル枠を指定する。例えば、第1チャネルのカーソル枠を小窓25で指定すると、その下側の領域に、表示すべき波形の種別を示す複数項目の小画面がポップアップ表示(図示省略)される。波形の種別は、例えば「速度設定」、「速度検出」、「保圧設定」、「保圧検出」、「背圧設定」、「背圧検出」、「回転設定」、「回転検出」、「スクリュ位置」である。ここでは「速度設定」が指定されている。第2〜第8チャネルに対しても同様の指定操作により任意の設定を行うことができる。ここでは、第2〜第4チャネルに対して「速度検出」、「保圧設定」、「保圧検出」がそれぞれ指定されて、第5〜第8チャネルは「未使用」となっている。例えば、「速度設定」というのは指定されたショット番号の成形ショットにおいて設定されていたスクリュ速度であり、「速度検出」というのは指定されたショット番号の成形ショットにおいて検出されていたスクリュ速度である。
【0031】
いずれにしても、上記のようにして各チャネルに対して指定操作を行った後、射出成形機が稼働することにより図2に示すような4種類の波形が表示される。特に、「設定」波形と「検出」波形とは波形のX軸として設定されている時間軸もしくは位置軸に合うように重ねて表示される。
【0032】
なお、ショット番号の指定は2つ以上行うことができ、例えば2つ指定した場合、指定された2つのショット番号のロギングデータが画面の下側に表示される。この場合、波形種別の指定は共通となり、波形表示領域22には同じ種類の波形が時間軸を同じにして重ねて表示される。例えば、図2で言えば、波形表示領域22の上側には「速度設定」、「速度検出」の波形がそれぞれ2つ重ねて表示され、波形表示領域22の下側には「保圧設定」、「保圧検出」の波形がそれぞれ2つ重ねて表示される。この場合、重ねて表示された2つの波形を識別し易くするために、色別に表示するようにしても良い。
【0033】
更に、波形の表示は、前に述べたような入力部14からの波形トリガの指定により1ショットのどの時点からどの時点までを表示させるのかを指定することができるし、時間軸を圧縮あるいは伸長して表示させることもできる。このような手法は、以降で述べられる他の例でも同様であり、公知であるので詳しい説明は省略する。
【0034】
なお、表示器15がタッチパネルの機能を有している場合には、マウス操作によるカーソルでの指定に代えて、表示器15の画面にタッチペンあるいは手指等でタッチして上記の各種指定が行われることは言うまでも無い。タッチパネルの機能自体は周知であるので詳しい説明は省略する。
【0035】
図3は、波形表示画面の第2の表示例であり、以下で述べられる各種設定が終了した後の画面である。図3において、画面右側の上側における波形表示領域31中の波形は、画面の左側中間に表示された波形表示データ一覧35の中から、特定のショット番号を指定することで得られる。そして、この一覧の中から1つを選択指定すると、図2と同様、これに対応するショットのロギングデータが画面下側の欄30に表示される。波形表示データ一覧35には、各ショット毎に保存された波形に関するデータが表示され、ファイル名とデータが保存された時刻が表示される。なお、この波形表示データ一覧35には画面の下側の欄30に表示されたロギングデータそのものを一覧表示させても良い。波形表示領域31の下側には設定項目表示領域32がある。
【0036】
図3では設定項目表示領域32に「速度設定」、「速度検出」、「保圧設定」、「保圧検出」が示され、各々の波形の設定条件を確認できる。波形表示領域2には4種類の波形が表示されているが、初期状態ではこれらは表示されていない。
【0037】
波形の種別は、例えば「速度設定」、「速度検出」、「保圧設定」、「保圧検出」、「背圧設定」、「背圧検出」、「回転設定」、「回転検出」、「スクリュ位置」である。ここでは「速度設定」が指定されており、これが設定項目表示領域32の第1チャネルch1の右側に表示されている。第2〜第8チャネルに対しても同様の指定操作により任意の設定を行うことができる。ここでも、第2〜第4チャネルに対して「速度検出」、「保圧設定」、「保圧検出」がそれぞれ指定されて、第5〜第8チャネルは「未使用」となっている。その旨が設定項目表示領域32の第2チャネルch2〜第8チャネルch8それぞれの右側に表示されている。
【0038】
なお、画面左側の上側にある「保存設定」ボタンは、前に述べた「保存」カーソル枠と同様、波形表示領域31に表示されているデータ形及び設定項目表示領域32における表示データを保存するか否かを指定するためのものである。
【0039】
本表示例でも、ショット番号の指定は2つ以上行うことができ、例えば2つ指定した場合、指定された2つのショット番号に対応するロギングデータが画面の下側に表示される。そして、波形種別の指定は共通となり、波形表示領域31には同じ種類の波形が時間軸を同じにして重ねて表示される。例えば、図3で言えば、波形表示領域31の上側には「速度設定」、「速度検出」の波形がそれぞれ2つ重ねて表示され、波形表示領域31の下側には「保圧設定」、「保圧検出」の波形がそれぞれ2つ重ねて表示される。この場合にも、重ねて表示された2つの波形を識別し易くするために、色別に表示するようにしても良い。更に、波形を指定することで、指定された波形に対応する識別手段としてのショット番号欄の背景色や文字色等を変えるようにしても良い。この場合、例えば、異常な波形がどのショットにて作成されたのかを容易に知ることができる。
【0040】
図6は、ロギングデータ一覧画面61上に、波形を表示させた例である。ロギングデータの表示に関しては、図4と同様であるので説明は省略する。入力部14(図1)によりロギングデータの一覧の中から、特定のロギングデータを指定すると、波形表示画面62が表示され、指定されたロギングデータに対応する波形が波形表示画面62中に表示される。図6中、薄い黒の背景色になっているのが指定されたロギングデータである。ロギングデータ一覧画面61の中から、複数のロギングデータを選択した場合、複数の波形表示画面が表示されて、各々の波形表示画面中に指定されたロギングデータに対応する波形が表示される。勿論、複数の波形表示画面中に表示させずに、1つの波形表示画面中に重ねて表示させるようにしても良い。図6では1つの波形表示画面中に複数の波形を重ねて表示している例を示しており、この場合、薄い黒の背景色になる、指定されたロギングデータも複数になるが、図6では、便宜上1個のみを示している。更に、ロギングデータに対応した波形を表示させるだけでなく、波形表示画面中の波形を指定し、指定された波形と対応するロギングデータを、対応するロギングデータの背景色や文字色を変えることで選定できるようにしても良い。
【0041】
また、波形の表示は、第1の表示例と同様、入力部14からの波形トリガの指定により1ショットのどの時点からどの時点までを表示させるのかを指定することができるし、時間軸もしくは位置軸を圧縮あるいは伸長したり移動させて表示させることもできる。この場合、波形をより大きく表示させることができるので、ロギングデータに対応した時点又は位置に対して、より明確な波形表示をすることができ、その結果、成形条件のより詳細な分析ができる。
【0042】
更に、表示器15がタッチパネルの機能を有している場合には、マウス操作によるカーソルでの指定に代えて、表示器15の画面にタッチペンあるいは手指等でタッチして上記の各種指定が行われる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本実施の形態の表示装置では、過去のあるショットにおけるロギングデータとそのショットにおける各種成形データの中から選択した成形データの波形を同一画面上に表示できるので、成形異常が発生した場合等に過去の1あるいは複数ショット分のロギングデータに対応する各種センサーからのデータの波形を参照することができ、それらのショットの射出成形機の動作を把握し易くなり、ロギングデータとセンサーの検出値との因果関係や問題点を把握し易くなる。
【0044】
更に、本実施の形態の表示装置では、複数の波形を一度に同じ画面に表示できるので、画面を切り換える必要性が少なくなり、効率よく射出成形機の状態把握を行うことができる。
【0045】
以上のことから、本実施の形態の表示装置では、短時間で射出成形機の状態把握を行うことが可能となり、成形条件の決定に要する時間を短縮することができる。
【0046】
これにより、成形条件の決定に費やす時間の短縮や、製品判別の良否評価が困難な成形事例での製品判別設定の決定に費やす時間の短縮、射出成形機の高機能化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る表示装置の構成例を示したブロック図である。
【図2】本発明による波形表示画面の一例を示した図である。
【図3】本発明による波形表示画面の他の例を示した図である。
【図4】従来のロギングデータの表示例を示した図である。
【図5】従来の波形表示画面の一例を示した図である。
【図6】本発明による波形表示画面の更に他の例を示した図である。
【符号の説明】
10 制御器
11 成形データメモリ
12 表示制御部
13 プログラムメモリ
14 入力部
15 表示器
16 センサー群
21 カーソル枠列
22、31 波形表示領域
23、33、34 ボタン
24 小窓
32 設定項目表示領域
35 波形表示データ一覧
61 ロギングデータ一覧画面
62 波形表示画面

Claims (6)

  1. ショット毎に複数のセンサーから収集された複数種類のデータを含む成形データをデータ波形として表示する機能を有する表示装置を備えた射出成形機において、
    前記成形データを記憶するための第1の記憶部と、
    オペレータからの指示を入力するための入力部と、
    画面表示用のプログラムを記憶した第2の記憶部と、
    前記プログラムに基づいて該表示装置の表示器に、少なくとも波形表示領域とロギングデータ表示領域を個別に表示させるための表示制御部とを有し、
    前記表示制御部は、前記入力部を通してショット番号及びデータ波形の波形種別が指定されると、指定されたショット番号でかつ指定された波形種別のデータ波形を前記波形表示領域に表示させる一方、ショット毎の実績値を示すロギングデータについては、前記指定されたショット番号でのショットにおける成形データであって前記波形種別の指定とは別にあらかじめ設定されている複数種類の項目に対応した複数種類の成形データを前記ロギングデータ表示領域に表示させる機能を有することを特徴とする射出成形機の表示装置。
  2. 請求項1に記載の射出成形機の表示装置において、前記表示制御部は、前記データ波形を、該データ波形に関連して設定された設定値とともに時間軸もしくは位置軸を合わせて表示させる機能を有することを特徴とする射出成形機の表示装置。
  3. 請求項1あるいは2に記載の射出成形機の表示装置において、前記表示制御部は、前記入力部からの指定に応じてショット番号で特定することのできる複数ショット分のデータ波形の一覧を表示させる機能と、表示された複数ショット分のデータ波形の一覧の画面の中から前記入力部により特定のショット番号と表示すべき波形種別が指定されると、指定された特定のショット番号における指定された波形種別のデータ波形を前記一覧を表示している画面と同じ画面に表示させる機能とを有することを特徴とする射出成形機の表示装置。
  4. 請求項3に記載の射出成形機の表示装置において、前記入力部は、表示画面上におけるカーソルによる指定手段を含むことを特徴とする射出成形機の表示装置。
  5. 請求項3に記載の射出成形機の表示装置において、前記表示器はタッチパネル機能を有しており、前記入力部による入力が該タッチパネル機能で実現されることを特徴とする射出成形機の表示装置。
  6. 請求項4あるいは5に記載の射出成形機の表示装置において、前記入力部により特定のショット番号における複数のデータ波形が指定されると、前記表示制御部は指定された複数のデータ波形を同じ画面に表示させる機能を有することを特徴とする射出成形機の表示装置。
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