JP3814682B2 - 基礎構築用プレキャストコンクリートブロック - Google Patents

基礎構築用プレキャストコンクリートブロック Download PDF

Info

Publication number
JP3814682B2
JP3814682B2 JP2003419687A JP2003419687A JP3814682B2 JP 3814682 B2 JP3814682 B2 JP 3814682B2 JP 2003419687 A JP2003419687 A JP 2003419687A JP 2003419687 A JP2003419687 A JP 2003419687A JP 3814682 B2 JP3814682 B2 JP 3814682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
concrete block
precast concrete
foundation construction
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003419687A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005179949A (ja
Inventor
保雄 清水
Original Assignee
揖斐川コンクリート工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 揖斐川コンクリート工業株式会社 filed Critical 揖斐川コンクリート工業株式会社
Priority to JP2003419687A priority Critical patent/JP3814682B2/ja
Publication of JP2005179949A publication Critical patent/JP2005179949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3814682B2 publication Critical patent/JP3814682B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Description

本発明は、基礎構造を構築するためのプレキャスト型のコンクリートブロックに関する。
両端に連続配置して直線又は曲線の基礎を構築するブロックとしては、ガードレールの基礎構造を構築できるプレキャスト型のコンクリートブロックがある。これは、一体的なガードレール用基礎構造を形成するそれぞれのプレキャストコンクリートブロックが、そのつま先版部及びかかと版部の両端部分にテーパー部を有する低版部と、その両端部分が円弧状に形成されたたて壁部と、ガードレール支柱を建込むための孔を有する柱部と、上記たて壁部の両端部分で、底版部のかかと版部側に設けられており、互いに相対して位置する複数の長孔を有するリブとからなるものが提案されている。
このブロックの設置は、複数のブロック間のガードレール長手方向の結合を、プレキャストコンクリートブロックの両端部分に設けられている互いのリブの長孔にボルトを貫通させ、このボルトを介して、座金及びナットでもって、それぞれ両側からリブを挟み込むように締結することによって行うものである。
このようなガードレール用基礎構造によれば、連結されるプレキャストコンクリートブロック相互の位置は相対関係を常時一定に維持することができる。また、この際、互いのプレキャストコンクリートブロックのリブの間に構成される空間内へ、モルタル又はコンクリートを充填することによって、それぞれのプレキャストコンクリートブロックに対するボルト等の締結要素の変位を阻止することができる(以上特許文献1参照)。
しかし、このプレキャストコンクリートは、以下のような問題点があった。まず、直線区間に設置する場合は、連続するブロック同士が直接接触する部分は、たて壁部だけであるので、ブロックによる互いの固定力が弱い。そのためブロックの変位を防止するために、互いのプレキャストコンクリートブロックのリブ間に構成される空間内へ、モルタル又はコンクリートを充填することによって、それぞれのプレキャストコンクリートブロックに対するボルト等の締結要素の変位を阻止し、さらにこの一体的なガードレール用基礎構造の信頼性を保証する必要があった。
また、曲線区間においても、一定の曲線部分に対応可能とはいうものの、低板部のテーパー部の形状によって、設置できる曲線の角度が限定されるという問題点があった。また、曲線におけるプレキャストコンクリートブロック相互の連結は、プレキャストコンクリートブロックのリブに直接接触する局面凹部を有する座金と、ナットに接触する半球形の座金とから構成されている特殊な座金とナットを用いる必要があった。
特開2002−309594号公報
そこで、本発明は以上のような問題点を鑑みてなされたものであり、直線区間、曲線区間を問わず設置することができ、かつ現場打ちコンクリートを必要とせずに、確実かつ堅固な基礎とすることができる基礎構築用プレキャストコンクリートブロック(以下単に、「コンクリートブロック」ともいう。)を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、請求項1に記載された発明が採った手段は、両端に連続して密接配置されて、直線区間、曲線区間を問わず設置することができる基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100において、
ブロック本体10の長手方向の両端部11、12が円弧状に形成されてなるとともに、該両端の一方の端部11は、上側が側方に突出して形成されてなる上側突出部11aを、反対側の他方の端部12は、下側が側方に突出して形成されてなる下側突出部12aを備えてなり、
それぞれ隣接するコンクリートブロックと嵌合した際に、嵌合部を支点して回動自在となるように下側突出部12aの上面に円形凸状に形成された嵌合凸部20aと、上側突出部11aの下面に円形凹状に形成された嵌合凹部21aとを備え
さらに、嵌合凹部21a及び嵌合凸部20aの中心にボルトを通すためのボルト孔30が形成されてなることを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100、とするものである。このコンクリートブロック100は、連続配置させるもののうち、主として中央に配置されるコンクリートブロック100、すなわち、両端部11,12にコンクリートブロック100が隣接配置される場合に主として使用されるものである。したがって、このコンクリートブロック100は、長手方向両端11、12に隣接されるコンクリートブロックと接続するための構造を備えている。具体的には、両方の端部11、12は円弧状に形成されており、これら端部のうちの一方11は上側が下側に対して長手方向に突出して形成されており、他方12は下側が上側に対して長手方向に突出して形成されている。すなわち、両端部11、12で、互い違いに突出部11a、12aが設けられていることになる。このように形成されたコンクリートブロック100は、同様に形成されたコンクリートブロック100に隣接して敷設され、下側突出部12aの上面と隣接するコンクリートブロックの上側突出部11aの下面が重なり合うように設置されることになる(図2参照)。本請求項1記載の発明によれば、両コンクリートブロック100の突出部11a、12aの下面と上面とが面接触するので互いに安定した接合を確保することができる。また、道路の曲線区間に設置する場合であっても、端部11、12は弧状に設けられているので互いの端部11、12が干渉することなく曲線区間の曲率に合わせて任意の角度で設置することができる。よって、どのような曲線区間であっても基礎を構築することができる。
さらに、下側突出部12aの上面に円形凸状に形成された嵌合凸部20aと、上側突出部11aの下面に円形凹状に形成された嵌合凹部21aとを備えることから、コンクリートブロックを隣接配置したときに、嵌合凸部20aが隣接するコンクリートブロックの嵌合凹部21aに嵌合されて容易に外れないようにすることができる(図2、図3参照)。嵌合凸部20a、嵌合凹部21aを円形としたのは、円形とすることでお互いのコンクリートブロック同士がどのような角度で配置されても嵌合させることができるとともに、嵌合した後であっても嵌合部を支点とする回動は自在であるので、設置した後であっても容易に互いの相対角度を調整することができるからである。
さらに、嵌合凸部20a及び嵌合凹部21aの中心にボルトを通すためのボルト孔30が形成されているため、重ね合わせた後にボルト孔30にボルトを通すことにより、隣り合った基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100を確実に固定することができる。
さらに、請求項2に記載された発明が採った手段は、両端に連続して密接配置されて、直線区間、曲線区間を問わず設置することができる基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100において、
ブロック本体10の長手方向の両端部11、12が円弧状に形成されてなるとともに、該両端の一方の端部11は、上側が側方に突出して形成されてなる上側突出部11aを、反対側の他方の端部12は、下側が側方に突出して形成されてなる下側突出部12aを備えてなり、
それぞれ隣接するコンクリートブロックと嵌合した際に、嵌合部を支点として回動自在となるように下側突出部12aの上面に円形凹状に形成された嵌合凹部21aと、上側突出部11aの下面に円形凸状に形成された嵌合凸部20aとを備え、
さらに、嵌合凹部21a及び嵌合凸部20aの中心にボルトを通すためのボルト孔30が形成されてなることを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100、とするものである。請求項1記載の基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100における嵌合凸部及び嵌合凹部を、その配置を逆にして取り付けたものである。すなわち、嵌合凹部21aが下側突出部12aの上面に形成され、嵌合凸部20aが上側突出部11aの下面に形成されたものである。その作用は、嵌合状態が逆になるが、請求項1に記載の発明と同様に、隣接して配設される互いのコンクリートブロック100の嵌合凹部21aと嵌合凸部20aをはめ込むことにより、容易に外れることを防止でき、かつ嵌合部を支点とする回動方向への移動を確保することができる。
さらに、請求項3に記載された発明が採った手段は、上側突出部11aと下側突出部12aとが同突出長であることを特徴とする請求項1又は2に記載の基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100、とするものである。両側の突出部11a、12aの突出長を同じ長さにすることで、突出部11a、12aの先端が他方のブロックの端部に接触し、図3のように、隙間なく最も広い接触面積をとることができ、無駄なく設置することができる。
さらに、請求項4に記載された発明が採った手段は、基礎を形成する基礎構築用プレキャストコンクリートブロック101において、
ブロック本体10の長手方向の一方の端部13が円弧状に形成されてなるとともに、該端部の上側部分又は下側部分が側方に突出形成された上側突出部13a又は下側突出部13bを備えてなり、
請求項1又は2に記載したコンクリートブロックと嵌合した際に、嵌合部を支点として回動自在となるように下側突出部13bの上面又は上側突出部13aの下面に、円形凸状に形成された嵌合凸部が22a設けられ、
嵌合凸部22aの中心にボルトを通すためのボルト孔30が形成されてなることを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック101、とするものである。このコンクリートブロック101は連続して構築される複数のガードレール用基礎構造の端に設置するためのブロックである。そのため、コンクリートブロック101は長手方向の一方の端部13にのみ、隣接されるコンクリートブロック100、101と接続するための構造を備えている。すなわち、コンクリートブロック101の長手方向の一方端部13が円弧状に設けられており、さらに、端部13の上側又は下側のいずれかが側方に突出している突出部13a、13bが設けてある(図8、図7参照)。コンクリートブロック101は、隣接するブロックの突出部と上下が逆のもの、すなわち、上方が突出しているコンクリートブロックには下方が突出している端部を、下方が突出している基礎コンクリートブロックには上方が突出している端部を配置することにより、互いに突出部を重ね合わせた状態で連結することができる。この連結構造自体は、請求項1に係るものと同様である。また、端部13が弧状に設けられているので、ブロック同士を角度をつけて配置できるため、いかなる曲率を有する曲線道路であっても曲線に併せてブロック同士を設置することができる。
さらに、側方への突出部13a、13bのうち、下側が突出しているタイプの場合は上面に円形の突出した嵌合凸部22aを設け、上方が側方へ突出しているタイプの場合は下面に円形に突出した嵌合凸部22aを設けてある。このプレキャストコンクリートブロック101は、突出部に凹状の嵌合凹部21aを有するプレキャストコンクリートブロック100を隣接設置することによって、凸状部と凹状部が嵌合して相対位置を固定することができる。さらに、請求項1又は2に係る発明と同様に、ボルト孔30にボルトを通し、互いに固定を確実にすることができる。
さらに、請求項5に記載された発明が採った手段は、基礎を形成する基礎構築用プレキャストコンクリートブロック101において、
ブロック本体の長手方向の一方の端部13が円弧状に形成されてなるとともに、該端部の上側部分又は下側部分が側方に突出形成された上側突出部13a又は下側突出部13bを備えてなり、
請求項1又は2に記載したコンクリートブロックと嵌合した際に、嵌合部を支点として回動自在となるように下側突出部13bの上面又は上側突出部13aの下面に、円形凹状に形成された嵌合凹部23aが設けられ、
嵌合凹部23aの中心にボルトを通すためのボルト孔30が形成されてなることを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック101、とするものである。
さらに、請求項6に記載された発明が採った手段は、基礎を形成する基礎構築用プレキャストコンクリートブロックにおいて、
ブロック本体10の長手方向の一方の端部13が円弧状に形成されてなるとともに、該端部13の上側部分又は下側部分の側方に突出形成された上側突出部13a又は下側突出部13bと、この上側突出部13aの下面又は下側突出部13bの上面に円形凸状に形成された嵌合凸部22a又は円形凹状に形成された嵌合凹部23aと、および該嵌合凸部22a又は嵌合凹部23aの中心に形成されたボルトを通すためのボルト孔30とを備えてなり、
隣接する他の基礎構築用プレキャストコンクリートブロックであって、ブロック本体の長手方向の一方の端部13が円弧状に形成されてなるとともに、該端部13の下側部分又は上側部分の側方に突出形成された下側突出部13b又は上側突出部13aと、この下側突出部13bの上面又は上側突出部13aの下面に円形凹状に形成された嵌合凹部23a又は円形凸状に形成された嵌合凸部22aと、および該嵌合凹部23a又は嵌合凸部22aの中心に形成されたボルトを通すためのボルト孔30とを備えるコンクリートブロックに対して、互いの突出部13a、13bを重ね合わせることにより、対向する凸と凹又は凹と凸の嵌合部22a、23aを支点として回動自在となるように連結することを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック101である。
さらに、請求項7に記載された発明が採った手段は、ブロック本体10の上面には、ガードレール50の支柱51を支持するための支柱取付孔52が設けられてなることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100、101とするものである。これは、あらかじめプレキャストコンクリートブロックに支柱を取り付ける孔を設けて、ガードレールを即座に取り付けられるようにしたものである。
また、請求項8に記載された発明が採った手段は、ブロック本体10の長手方向側壁の下方には、側方に延設された延設板部40が設けられてなることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の基礎構築用プレキャストコンクリートブロック100、101とするものである。ブロック本体に土砂等の載置する領域(延設板部40)を設けることによって、土砂の重さによってプレキャストコンクリートブロック100、101の安定した基礎を構築することができる。このような延設板部40を設けたコンクリートブロックによれば、崖縁などのように背面側に道路がない場所であっても延設板部40に載置された土砂によって十分な安定が得られるため、基礎が崖側に落下するといったことを防止でき、このような崖縁でも安定した基礎を構築することができる(図10参照)。
本発明に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックによれば、現場打ちコンクリートを必要とせず、道路の曲率に関係なく直線区間、曲線区間を問わず設置して基礎構造を構築することができる基礎構築用プレキャストコンクリートブロックを提供することができる。
本発明の基礎構築用プレキャストコンクリートブロックのうち、特にガードレールの基礎を構築する場合の実施例を図にしたがって詳細に説明する。
図1には、実施例1に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの斜視図が示されている。このプレキャストコンクリートブロック100は、複数連結されて基礎を形成するブロックのうち、主として中央部分に用いられるものである。このプレキャストコンクリートブロック100は、上面の任意の場所にガードレール50の支柱51を取り付けるための支柱取付孔52が設けられている。そして、ブロック本体10の両端11、12は半円形の円弧状に形成されていて、そのうちの一方端部11は、上側半分が長手方向へ突出して設けられた上側突出部11aを備えている。他方端部12は下側半分が長手方向に突出して設けられた下側突出部12aを備えている。これら突出部11a、12aは、隣接設置されたプレキャストコンクリートブロック100同士が重ね合わされる部分である。下側突出部12aは、その上面の円弧の中心にボルトを挿入するためのボルト孔30が設けられている。このボルト孔30は、図3では、下面まで貫通せずに形成してあるが、下面まで貫通させて設けてもよい。そして、このボルト孔30を中心として高さが2cm程度の円形凸状に形成された嵌合凸部20aが設けられている。一方、反対側の上側突出部11aには、円弧の中心にボルトを挿入するために、貫通したボルト孔30が設けられている。そして、上側突出部11aの下面には、前記嵌合凸部20aと同様の大きさの円形凹状に形成された嵌合凹部21aが設けられている。
このように形成されたプレキャストコンクリートブロック100は、図2に示すように嵌合凸部20aと嵌合凹部21aを嵌合して互いに重ね合わせるように連結される。このときに、隣接するプレキャストコンクリートブロックは、道路の曲率に応じて角度をつけて設置する。この重ね合わせによる嵌合凸部20aと嵌合凹部21aの嵌合連結によって、互いに水平方向に離隔することを防止することができる。さらに、ボルト孔にボルトを差し込んで、完全に両ブロックを固定する。この状態であってもブロック同士はボルト孔を中心にして互いに回動することができるので、任意に連結されたブロック同士の角度を変えて設置することで様々な曲率を有する曲線区間であっても現場で対応することができる。そして、図5に示すように、ガードレールが取り付けられ、周囲が舗装されてガードレールの基礎として使用される。
説明の便宜のため、曲線区間を利用して説明したが、勿論直線区間に用いても構わないし、図6のように、境界ブロックの基礎として使用する等、必ずしもガードレールの支柱を支持する基礎として使用しなければならないものではない。
図7には、実施例2に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの斜視図が示されている。このコンクリートブロック101は、複数連結配置されて基礎を形成するブロックのうち、端部に用いられるタイプのものである。このプレキャストコンクリートブロック101も、実施例1と同様に全体が長尺に形成されている。略中央には、ガードレール50の支柱51を取り付ける支柱取付孔52が設けられている。そして、一方の長手方向端部13は、半円型の弧状に形成されていて、この弧状に形成された端部の下半分は、長手方向に突出した突出部13bをなしている。これは上半分が端部側方に突出して形成されているコンクリートブロック100と結合するときに使用されるものである。下方突出部13bの円弧の中心には、連結された隣接するコンクリートブロックと確実に結合するために、ボルトを通すためのボルト孔30が設けられている。また、突出部の上面は、ボルト孔を中心とした円形凸状に形成された嵌合凸部22aが形成されている。これは上側突出部11aが形成されているコンクリートブロック100の下面に同様の大きさの円形凹状に形成された嵌合凹部21aが形成されたものと、嵌合して連結できるようにされたものである。これら嵌合部は、本実施例の突出部の上面に円形凹状の嵌合凹部を形成し、隣接設置される基礎構築用プレキャストコンクリートブロックに嵌合凸部を形成してもよい。なお、下半分が突出形成された側と反対側の端部14の形状は、図7においては、円弧状に形成されているが、特にその形状を限定するものではない。
図8は、実施例3に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロック101の斜視図が示されている。これは連続して設置されるブロックの端に用いられるコンクリートブロックのうち、実施例2と反対側の端部に用いられるものである。ブロック本体10の上面にガードレール50の支柱51を取り付けるための支柱取付孔52が形成されている点は実施例1と同様である。このコンクリートブロック101は、一方の長手方向端部が、円弧状に形成されているとともに、実施例2と異なり上側半分が突出して形成される上側突出部13aを有している。この上側突出部13aの中央にはボルトを通すためのボルト孔30が貫通して形成されている。そして、このボルト孔30を中心にして円形凹状に嵌合凹部23aが形成されている。よって、下側半分が突出形成されたプレキャストコンクリートブロックと連結嵌合することになる。
図9には、実施例4に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの斜視図が示されている。これはブロック本体の側壁下方に、側方に延設された延設底板部40が備えられているものである。それ以外の構成は、実施例1と同様である。また設置する構成も図10に示したように、実施例1と同様の方法によって基礎を形成することができる。このように延設板部40を設けることで、道路内に設置した場合に、この延設底板部40の上に土砂が載置されることになるため、この土砂の重さによって安定した基礎とすることができる。この実施例4のコンクリートブロックを用いれば、図11のように、片側が崖のようにブロックの片面を支持することができないような場所であっても、この延設底板部40に載置された土砂によって基礎が安定するため、安定したガードレールの基礎を敷設することができる。
実施例1に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの斜視図である。 実施例1に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックを連結した状態を示す斜視図である。 実施例1に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックを連結した状態の断面を示す図である。 実施例1に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの別実施例を示す図である。 実施例1に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックを敷設した状態を示す図である。 実施例1に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの別の使用状態を示した斜視図である。 実施例2に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの断面図である。 実施例3に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの斜視図である。 実施例4に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックの斜視図である。 実施例4に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックを設置した状態を示す斜視図である。 実施例4に係る基礎構築用プレキャストコンクリートブロックを敷設した状態を示す図である。
符号の説明
10 ブロック本体
11、12 両端
11a 上側突出部
12a 下側突出部
20a 嵌合凸部
21a 嵌合凹部
13 端部
13a 上側突出部
13b 下側突出部
22a 嵌合凸部
23a 嵌合凹部
40 延設板部
50 ガードレール
51 支柱
100 基礎構築用プレキャストコンクリートブロック

Claims (8)

  1. 両端に連続して密接配置されて、直線区間、曲線区間を問わず設置することができる基礎構築用プレキャストコンクリートブロックにおいて、
    ブロック本体の長手方向の両端部が円弧状に形成されてなるとともに、該両端の一方の端部は、上側が側方に突出して形成されてなる上側突出部を、反対側の他方の端部は、下側が側方に突出して形成されてなる下側突出部を備えてなり、
    それぞれ隣接するコンクリートブロックと嵌合した際に、嵌合部を支点として回動自在となるように前記下側突出部の上面に円形凸状に形成された嵌合凸部と、前記上側突出部の下面に円形凹状に形成された嵌合凹部とを備え、
    さらに、該嵌合凹部及び嵌合凸部の中心にボルトを通すためのボルト孔が形成されてなることを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック。
  2. 両端に連続して密接配置されて、直線区間、曲線区間を問わず設置することができる基礎構築用プレキャストコンクリートブロックにおいて、
    ブロック本体の長手方向の両端部が円弧状に形成されてなるとともに、該両端の一方の端部は、上側が側方に突出して形成されてなる上側突出部を、反対側の他方の端部は、下側が側方に突出して形成されてなる下側突出部を備えてなり、
    それぞれ隣接するコンクリートブロックと嵌合した際に、嵌合部を支点として回動自在となるように前記下側突出部の上面に円形凹状に形成された嵌合凹部と、前記上側突出部の下面に円形凸状に形成された嵌合凸部とを備え、
    さらに、該嵌合凹部及び嵌合凸部の中心にボルトを通すためのボルト孔が形成されてなることを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック。
  3. 上側突出部と下側突出部とが同突出長であることを特徴とする請求項1又は2に記載の基礎構築用プレキャストコンクリートブロック。
  4. 基礎を形成する基礎構築用プレキャストコンクリートブロックにおいて、
    ブロック本体の長手方向の一方の端部が円弧状に形成されてなるとともに、該端部の上側部分又は下側部分が側方に突出形成された上側突出部又は下側突出部を備えてなり、
    請求項1又は2に記載したコンクリートブロックと嵌合した際に、嵌合部を支点として回動自在となるように前記下側突出部の上面又は前記上側突出部の下面に、円形凸状に形成された嵌合凸部が設けられ、
    この嵌合凸部の中心にボルトを通すためのボルト孔が形成されてなることを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック。
  5. 基礎を形成する基礎構築用プレキャストコンクリートブロックにおいて、
    ブロック本体の長手方向の一方の端部が円弧状に形成されてなるとともに、該端部の上側部分又は下側部分が側方に突出形成された上側突出部又は下側突出部を備えてなり、
    請求項1又は2に記載したコンクリートブロックと嵌合した際に、嵌合部を支点として回動自在となるように前記下側突出部の上面又は前記上側突出部の下面に、円形凹状に形成された嵌合凹部が設けられ、
    この嵌合凹部の中心にボルトを通すためのボルト孔が形成されてなることを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック。
  6. 基礎を形成する基礎構築用プレキャストコンクリートブロックであって、
    ブロック本体の長手方向の一方の端部が円弧状に形成されてなるとともに、該端部の上側部分又は下側部分の側方に突出形成された上側突出部又は下側突出部と、この上側突出部の下面又は前記下側突出部の上面に円形凸状に形成された嵌合凸部又は円形凹状に形成された嵌合凹部と、およびこの嵌合凸部又は嵌合凹部の中心に形成されたボルトを通すためのボルト孔とを備えてなり、
    隣接する他の基礎構築用プレキャストコンクリートブロックであって、ブロック本体の長手方向の一方の端部が円弧状に形成されてなるとともに、該端部の下側部分又は上側部分の側方に突出形成された下側突出部又は上側突出部と、この下側突出部の上面又は前記上側突出部の下面に円形凹状に形成された嵌合凹部又は円形凸状に形成された嵌合凸部と、およびこの嵌合凹部又は嵌合凸部の中心に形成されたボルトを通すためのボルト孔とを備えるコンクリートブロックに対して、前記互いの突出部を重ね合わせることにより、
    前記対向する凸と凹又は凹と凸の嵌合部を支点として回動自在となるように連結することを特徴とする基礎構築用プレキャストコンクリートブロック。
  7. ブロック本体の上面には、ガードレールの支柱を支持するための支柱取付孔が設けられてなることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の基礎構築用プレキャストコンクリートブロック。
  8. ブロック本体の側壁下方に、側方に延設された延設底板部が設けられてなることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の基礎構築用プレキャストコンクリートブロック
JP2003419687A 2003-12-17 2003-12-17 基礎構築用プレキャストコンクリートブロック Expired - Lifetime JP3814682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419687A JP3814682B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 基礎構築用プレキャストコンクリートブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419687A JP3814682B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 基礎構築用プレキャストコンクリートブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005179949A JP2005179949A (ja) 2005-07-07
JP3814682B2 true JP3814682B2 (ja) 2006-08-30

Family

ID=34781504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003419687A Expired - Lifetime JP3814682B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 基礎構築用プレキャストコンクリートブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3814682B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243199A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sekisui Jushi Co Ltd 支柱型道路標識の台座、および台座を用いた支柱型道路標識装置
JP2009243198A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sekisui Jushi Co Ltd 支柱型道路標識の台座、および台座を用いた支柱型道路標識装置

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4714281B2 (ja) 2009-03-24 2011-06-29 株式会社イビコン 壁面ブロック
JP2010236278A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Ibigawa Concrete Kogyo Kk 端部コンクリートブロック
JP4714282B2 (ja) * 2009-04-15 2011-06-29 株式会社イビコン 分岐用端部コンクリートブロック
JP2010255192A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Ibigawa Concrete Kogyo Kk 屈曲ブロック
JP4892043B2 (ja) * 2009-07-29 2012-03-07 株式会社イビコン コンクリートブロックを備えた防護柵
JP4837771B2 (ja) * 2009-11-02 2011-12-14 株式会社イビコン 連結型境界ブロック
KR101262958B1 (ko) * 2010-04-30 2013-05-13 김하늘 굴절보도블럭
DE202013005490U1 (de) * 2013-06-19 2014-09-23 Eurovia Beton Gmbh Trennmodul für ein Fahrspurtrennsystem
JP6601980B2 (ja) * 2017-11-30 2019-11-06 大都技研株式会社 仮設防護柵基礎
JP6587084B1 (ja) * 2019-04-03 2019-10-09 草竹コンクリート工業株式会社 防護柵用の基礎ブロック
KR102616531B1 (ko) * 2022-08-23 2023-12-20 한국해양대학교 산학협력단 케이슨에 적용가능한 회전식 변위허용 연결장치
KR102700791B1 (ko) 2023-08-28 2024-08-30 주식회사 신원알피씨 블록 및 바닥부품

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243199A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sekisui Jushi Co Ltd 支柱型道路標識の台座、および台座を用いた支柱型道路標識装置
JP2009243198A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sekisui Jushi Co Ltd 支柱型道路標識の台座、および台座を用いた支柱型道路標識装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005179949A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3814682B2 (ja) 基礎構築用プレキャストコンクリートブロック
JP4370472B2 (ja) 壁面形成用コンクリートブロック
KR101351367B1 (ko) 회동의 안정성이 확보되고 자유로운 회동각 구현이 가능한 브라켓 어셈블리 및 상기 브라켓 어셈블리가 구비된 지주
JP4996189B2 (ja) 柱・梁の接合構造
JP2016194227A (ja) アンカーフレーム、基礎構造およびその構築方法
KR20190010947A (ko) 베이스플레이트 상부매립 일체형 콘크리트 기초블록
JP4038803B2 (ja) 張り出し歩道の構造体
JP5053064B2 (ja) メス部端部同士を対向させて接続するトラフ接合構造を有するトラフシステム
KR101193312B1 (ko) 3분절식 조립 옹벽
KR101500591B1 (ko) 연속교의 연결부 고정 구조 및 이를 이용한 연속교의 연결부 고정 방법.
JP3066530U (ja) 支柱用支持具
JP4044884B2 (ja) ビーム連結構造及びこれを用いたビーム手摺
JP6800764B2 (ja) 基礎部材
JP2007023642A (ja) 支柱部材の支持ブロック構造
KR100216125B1 (ko) 지중앵커파일 및 그의 시공방법
KR102588026B1 (ko) 가로등용 콘크리트 기초 구조물
KR101162229B1 (ko) 기둥을 지면에 고정시키기 위한 기둥 고정용 지지구
JP6587084B1 (ja) 防護柵用の基礎ブロック
JPH11315526A (ja) コンクリートブロックの連結方法
KR102568355B1 (ko) 가로등용 콘크리트 기초 구조물
JP6944030B1 (ja) ラックと支持杭の接続構造体、トラフ線路、固定式接続金具、角度可変接続金具及び支持杭
KR200471294Y1 (ko) 맨홀
JP5360971B2 (ja) パイルキャップ及びパイルキャップと杭頭との接合構造
JP2006328686A (ja) 屋外構造物
KR20130023658A (ko) 해양 구조물 및 그 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3814682

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150616

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150616

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term