JP4996189B2 - 柱・梁の接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋コンクリートによって構築される柱と梁とを接合する際の柱・梁の接合構造に関するものである。
従来、柱と梁を鉄筋コンクリートによって構築する鉄筋コンクリート構造物では、柱と梁とが交差する接合部において鉄筋の配置が過密になるため、それを回避するために様々な構造が開発されている(特許文献1、2など参照)。
すなわち、図7の立断面図及び図8の平面図に示すように、梁12の主鉄筋である梁主筋12a,・・・と、柱11の主鉄筋である柱主筋11a,・・・が柱・梁接合部に集中することになる。
そして、梁主筋12a,・・・の先端は略直角に折り曲げられて接合部に定着させるための定着部12b,・・・が形成されるが、柱主筋11aの外側には定着部12b,・・・を収容するスペースが確保できないので柱主筋11aの内側に配置することになり、過密度を増す原因となっていた。
さらに、柱主筋11a,・・・の先端はU字状に折り曲げられてフック部11b,・・・が形成されることになるので、配筋が複雑になり、非常に精度の高い鉄筋加工及び組み立てが要求される。
特開平10−30273号公報 特開2001−214512号公報
一方、図7に示すように柱11と梁12とが略直角に接合された門型のコンクリート構造物に、地震などによって横方向から大きな外力が作用すると、図7,8の二点鎖線で示した剥離部14のコンクリートが剥がれて、一番外側に配置された柱主筋11aの定着力が低下することが発明者らの実験によって明らかになった。
このように剥離部14が発生して、梁反対側の柱主筋11aや梁主筋12aの定着力が低下すると、接合部が破壊してコンクリート構造物の耐力が急激に低下して崩壊するおそれがある。
すなわち、鉄道のラーメン構造物を例にとると、過大な横方向の力が作用した場合に、まず柱が降伏し、それに続いて接合部から伝わった力によって梁が降伏するように設計されているが、接合部が先に破壊してしまうと、その前提が崩れ、想定外の破壊に至るおそれがある。
そこで、本発明は、大地震などによって設計力以上の外力が作用しても接合部の主鉄筋の定着力が低下し難い柱・梁の接合構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の柱・梁の接合構造は、鉄筋とコンクリートとによって主に形成される柱と梁とを接合する柱・梁の接合構造であって、前記梁の主鉄筋となる梁主筋を前記柱の主鉄筋となる柱主筋を通過させて延伸させるとともに、その梁主筋を折り曲げて前記柱主筋よりも梁反対側に定着させるための定着部を形成し、その定着部の少なくとも一部を梁反対側に突出させた突出梁部に埋設させたことを特徴とする。
ここで、前記柱主筋の先端に、軸部よりも外形の大きい拡大部を設けて定着部とすることができる。
また、平面視略コ字形に胴体部の両側に脚部が形成された補強材を、両脚部が前記柱主筋の外側に、胴体部が前記梁主筋の定着部の外側に配置されるようにすることができる。
さらに、前記突出梁部の少なくとも底面及び側面の一部は、予め成形されたプレキャスト部材であるものであってもよい。
このように構成された本発明は、梁反対側に突出させた突出梁部が設けられ、その突出梁部に梁主筋の定着部が埋設される。
このため、接合部の領域が広くなるとともに柱主筋の内側に梁主筋の定着部を設けなくてもよいので配筋の過密状態が低減されるうえに、柱主筋は突出梁部によって充分にコンクリートのかぶりが確保できるので、拘束効果が向上し、鉄筋の定着力が低下し難い。
また、柱主筋の先端を、軸部よりも外形の大きな拡大部とすることで、フック部によって定着する場合に比べて柱主筋の定着部の構成を簡素化することができ、配筋が容易になるとともに鉄筋の過密度を低減することができる。
さらに、平面視略コ字形の補強材で前記梁主筋の定着部及び前記柱主筋の外側を囲むことによって、前記定着部及び前記柱主筋の拘束力が増し、その結果として前記梁主筋及び前記柱主筋の定着力の低下を防ぐことができる。
また、突出梁部の少なくとも一部を予め成形されたプレキャスト部材とすることで、現場での型枠作業や配筋作業を低減又は省略することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は、本実施の形態の柱・梁の接合構造を設ける鉄筋コンクリート構造物としてのラーメン高架橋1の概略構成を示した図である。
まず、構成から説明すると、このラーメン高架橋1は、地中に埋設される基礎部6の上に、幅方向に間隔を置いて柱2,2が立設され、その柱2,2の上端間が梁3によって連結されている。
この基礎部6は、例えば場所打ちコンクリートによって構築された杭部61,61と、その杭頭間を連結する直方体状のフーチング部62とによって主に構成される。
また、柱2,2は、図2の紙面直交方向にも間隔を置いて複数配置されており、その柱2,2間は縦梁4,4によって連結され、梁3,・・・と縦梁4,・・・の上面にはスラブ部5が構築される。
このスラブ部5には、軌道が敷設されたり、自動車用の道路が構築されたりし、幅方向の両縁には防音壁などの壁部51,51が構築される。
本実施の形態の柱・梁の接合構造は、この柱2と梁3とが略直交する角部をいい、その拡大断面図を図1に示す。
この柱2と梁3は、主に鉄筋コンクリートによって形成されるものであって、柱2には主鉄筋としての柱主筋21,・・・が配置されるとともに、帯筋22,・・・などの鉄筋が配置されている。
ここで、主鉄筋とは、鉄筋コンクリート部材において、設計荷重によって部材に生じる曲げモーメント、せん断力、軸方向力などに抵抗させるために断面積が算定される鉄筋をいう。
また、柱2には、図1のA−A線断面である図3に示すように、柱2の内周を囲むように複数の柱主筋21,・・・が配置され、それらの柱主筋21,・・・の外周を囲繞するように平面視四角形に折り曲げられた帯筋22が配置されている。
さらに、この柱主筋21の先端には、軸部21bよりも外形が大きい拡大部21aが柱主筋21の定着部として形成されている。
この拡大部21aは、断面視略円形の軸部21bの直径よりも大きな直径の円板を頂上に備えた拡径部である。なお、この拡大部21aは、平面視円形に限定されるものではなく、長方形、正方形、六角形などの平面視多角形の板材であってもよい。
また、梁3の上部及び下部には、主鉄筋としての梁主筋32が複数配置されるとともに、その他必要に応じて鉄筋34が配置されている。
この梁主筋32は、図1に示すように、梁側の柱主筋21だけでなく、梁反対側の柱主筋21も通過して延伸されている。
そして、この梁主筋32は、途中で略直角に折り曲げられて、梁延伸方向と略直交する方向に向いた定着部32aが形成される。すなわち、上部の梁主筋32には先端が垂下された定着部32aが形成され、下部の梁主筋32には先端が立設された定着部32aが形成される。
このようにして形成された梁主筋32の定着部32aの少なくとも一部は、図1に示すように柱2と梁3とが略直交する角部から梁反対側に突出する突出梁部31に埋設される。
この突出梁部31は、柱2の梁反対側側面よりも外側に突出されており、その高さは図1に示すように下部のテーパを入れて梁3と略同じ高さで、その幅は図3に示すように柱2と略同じ幅に成形される。
また、本実施の形態では、図1,3に示すように、梁反対側の柱主筋21,・・・と、定着部32a,・・・とを外側から囲むように平面視コ字形の補強材33が、上下方向に間隔を置いて複数配置される。
この補強材33は、図3に示すように胴体部33bの両側に脚部33a,33aが略直交して形成されており、胴体部33bが定着部32a,・・・に当接するように配置され、脚部33a,33aが縦梁4,4側の柱主筋21,・・・にそれぞれ当接するように配置される。
また、梁3及び柱・梁接合部上には、図1に示すようにスラブ鉄筋5aが配筋され、スラブ部5及び壁部51が構築される。
次に、本実施の形態の柱・梁の接合構造の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の柱・梁の接合構造は、柱2の梁反対側側面より外側に突出させた突出梁部31が設けられ、その突出梁部31に梁主筋32の定着部32aが埋設される。
このため、接合部の領域が突出梁部31を設けた分だけ広くなって配筋の過密状態が低減される。
すなわち、図7に示すような従来の柱・梁の接合構造では、柱主筋11aの外側に梁主筋12aの定着部12bを配置するスペースがなく、柱主筋11aの内側に定着部12bを配置していたが、本実施の形態のように突出梁部31を設けることによって定着部32aを柱主筋21の外側で埋設させることができるようになる。
その結果、柱主筋21,・・・の内側の鉄筋の過密状態が緩和され、配筋が容易になるうえに、柱主筋21,・・・の周りにコンクリートが充分に充填されて定着力が増加する。
さらに、この突出梁部31は、柱主筋21より梁反対側に向けて突出して形成されるので、接合部での柱主筋21のコンクリートのかぶりが厚くなる。このため、鉄筋とコンクリートとの付着が充分に確保できるうえに、柱主筋21の梁反対側側面は梁主筋32の定着部32aによって保護されることになるので、拘束効果が向上し、鉄筋の定着力が低下し難い。
また、柱主筋21の先端を、軸部21bよりも外形の大きい拡大部21aとすることで、フック部によって定着する場合に比べて定着部の構成を簡素化することができ、配筋が容易になるとともに鉄筋の過密度をさらに低減することができる。
また、平面視略コ字形の補強材33によって、梁主筋32,・・・の定着部32a,・・・及び柱主筋21,・・・の外側を囲むことによって、定着部32a,・・・及び柱主筋32,・・・の変形が補強材33によって拘束されることになる。
このようにして柱主筋21と定着部32aの変形が抑制されると、コンクリートの破壊の進行が抑えられ、その結果として梁主筋32及び柱主筋21の定着力の低下を防ぐことができる。
以下、前記した実施の形態の実施例1について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例1では、プレキャスト部材を使用した柱・梁の接合構造の構築方法について、図4,5を参照しながら説明する。
図5は、軌道711上に新たな軌道を構築するための鉄道高架橋71を構築する方法を説明する斜視図である。
このような鉄道高架橋71を構築するために、まず、軌道711を挟んで柱72,・・・を複数立設させる。
そして、軌道711を跨いで柱72,72の上端間を連結する梁を構築するためにハーフPC梁73,73を架け渡す。
さらに、軌道711の延伸方向に向けた縦梁で柱72,72の上端間を連結するためにハーフPC縦梁74,・・・を架け渡す。
このハーフPC梁73及びハーフPC縦梁74は、梁及び縦梁の底面及び側面を形成する鉄筋コンクリート部分が予め工場などで形成された、断面視U字形のハーフプレキャスト部材である。
また、このハーフPC梁73,73及びハーフPC縦梁74,74上には、スラブ部の下面を形成するハーフPCスラブ75を架け渡す。
また、この実施例1では、突出梁部を構築するために図4に示すような突出梁部材731を使用する。
この突出梁部材731は、突出梁部の下半部を形成する直方体状のコンクリート部734と、そこに一部が埋設される梁主筋部732,732及び補強材733,・・・とが配置されている。
この梁主筋部732は、梁の下部に配置される梁主筋(図示せず)に接合される水平部と、そこから略直角に折れ曲がって突出梁部に埋設される定着部732aとから構成される。
この定着部732aはコンクリート部734に一部が埋設されるとともに、先端がコンクリート部734から突出しており、この突出した部分の周囲には、現場でコンクリートが充填される。
また、平面視コ字形の補強材733,・・・も、胴体部とその両端付近の脚部の一部がコンクリート部734に予め埋設されている。
このように構成された突出梁部材731は、図5に示すようにハーフPC梁73の梁反対側に設置される。
そして、ハーフPC梁73に配置された梁主筋(図示せず)の先端と、突出梁部材731の梁主筋部732の端部とを柱72上で接合する。また、上部側の梁主筋(図示せず)や縦梁用の鉄筋を配置し、必要に応じてハーフプレキャスト部材の側壁の上に上部側壁用の型枠を追加し、コンクリートを打設する。
このように、ハーフプレキャスト部材を使用することで、底面型枠など大部分の型枠の設置を省くことができる。
また、プレストレスを導入してハーフPC梁73,・・・及びハーフPC縦梁74,・・・を柱72,・・・に支持させておけば、支保工の設置も省くことができるので、鉄道高架橋71の構築に際して軌道711の使用を妨げることがほとんどない。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態の実施例2について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例2では、梁と突出梁部が一体化したハーフPC梁83を使用したコンクリート構造物の構築方法について、図6(a)の平面図(図6(b)のC−C断面図)及びそのB−B線方向断面図である図6(b)を参照しながら説明する。
このハーフPC梁83は、梁830と突出梁部の下半部を形成する断面視U字形のハーフプレキャスト部材である。
このハーフPC梁83は、梁の底面及び側面の下部を形成するコンクリート部が、予め工場などで形成されており、そのコンクリートの内部には梁主筋832,・・・が埋設されている。
この梁主筋832,・・・は、後述するハーフPC柱821上を通過する部分で一旦露出し、再び突出梁部材831の内部に定着部832a,832bが埋設される。
なお、この実施例2では、梁830の下部に埋設させる梁主筋832の下段は、前記実施の形態と同様に略直角の定着部832aが形成されており、上段はフック状の定着部832bが形成されている。
また、梁830の上部の梁主筋832,・・・は、露出された状態でハーフPC梁82に取り付けられている。ここで、上部に配置した梁主筋832の定着部832aの先端は、突出梁部材831に埋設しておく。
さらに、この突出梁部材831には、平面視コ字形の補強材833,・・・の胴体部が埋設されており、補強材833,・・・の両脚部はハーフPC柱821上に露出している。
また、このハーフPC梁83を載置するハーフPC柱821は、予め工場などで複数の柱主筋821,・・・を配置して、平面視略ロ字形の中空形状に成形される。
この柱主筋821の先端は、コンクリートから上方に突出して拡大部821aが形成されている。
また、梁830に略直交する方向に向けて配置される縦梁の構築にも、断面視略U字形のハーフPC縦梁84を使用する。このハーフPC縦梁84にも、予め複数の縦梁主筋841,・・・を埋設しておく。
このように、柱、梁及び縦梁のすべてをハーフプレキャスト部材を利用して構築するようにすれば、現場での作業を省略化できるとともに、工場などで品質管理された高品質のコンクリート構造物を構築することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、柱主筋21の先端を拡大部21aにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、鉄筋の先端をフック状に加工したものであってもよい。
また、前記実施の形態では、梁主筋32を略直角に折り曲げて定着部32aを形成したが、これに限定されるものではなく、実施例2に示したようにフック状の定着部であってもよい。
さらに、前記実施の形態及び実施例では、ラーメン構造物を例に説明したが、これに限定されるものではなく、鉄筋とコンクリートを使用した柱と梁とを接合する構造物であれば、いずれの形態のものにも本発明を適用できる。また、鉄骨鉄筋コンクリート構造物など鉄筋とコンクリートに加えて他の構造材料を使用するものにも本発明を適用することができる。
本発明の最良の実施の形態の柱・梁の接合構造の構成を示した立断面図である。 ラーメン高架橋の概略構成を説明する横断面図である。 図1のA−A線方向の断面図である。 実施例1の突出梁部材の構成を示した斜視図である。 実施例1の鉄道高架橋の構築方法を説明する斜視図である。 (a)は実施例2の柱・梁の接合構造の構成を示した平面図、(b)は(a)のB−B線方向の断面図である。 従来の柱・梁の接合構造の構成を示した立断面図である。 従来の柱・梁の接合構造の構成を示した平面図である。
符号の説明
2 柱
21 柱主筋
21a 拡大部
21b 軸部
3 梁
31 突出梁部
32 梁主筋
32a 定着部
33 補強材
33a 脚部
33b 胴体部
72 柱
82 ハーフPC柱
821 柱主筋
821a 拡大部
73,83 ハーフPC梁
731,831 突出梁部材
732 梁主筋部
732a 定着部
830 梁
832 梁主筋
832a,832b 定着部

Claims (5)

  1. 鉄筋とコンクリートとによって主に形成される柱と梁とを接合する柱・梁の接合構造であって、
    前記梁の主鉄筋となる梁主筋を前記柱の主鉄筋となる柱主筋を通過させて延伸させるとともに、その梁主筋を折り曲げて前記柱主筋よりも梁反対側に定着させるための定着部を形成し、その定着部の少なくとも一部を前記柱の梁反対側側面よりも外側に突出させた突出梁部に埋設させたことを特徴とする柱・梁の接合構造。
  2. 前記梁主筋は、梁の上部及び下部に配置されるとともに、少なくとも一部の上部の梁主筋の先端を垂下させた前記定着部と、少なくとも一部の下部の梁主筋の先端を立設させた定着部とは、前記柱主筋よりも前記突出梁部側で上下方向の重なりがあることを特徴とする請求項1に記載の柱・梁の接合構造。
  3. 前記柱主筋の先端に、軸部よりも外形の大きい拡大部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の柱・梁の接合構造。
  4. 平面視略コ字形に胴体部の両側に脚部が形成された補強材を、両脚部が前記柱主筋の外側に、胴体部が前記梁主筋の定着部の外側に配置されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の柱・梁の接合構造。
  5. 前記突出梁部の少なくとも底面及び側面の一部は、予め成形されたプレキャスト部材であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の柱・梁の接合構造。
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