JP6611303B2 - 基礎構造 - Google Patents
基礎構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6611303B2 JP6611303B2 JP2015055817A JP2015055817A JP6611303B2 JP 6611303 B2 JP6611303 B2 JP 6611303B2 JP 2015055817 A JP2015055817 A JP 2015055817A JP 2015055817 A JP2015055817 A JP 2015055817A JP 6611303 B2 JP6611303 B2 JP 6611303B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- footing
- foundation
- foundation beam
- constructed
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Foundations (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
しかし、この構成では、フーチングと基礎梁の接合部において、フーチングの鉄筋と基礎梁の鉄筋が交差するため、鉄筋組みが容易ではない。
また、杭頭部に設けられたフーチングにより、柱が支持される。これにより、施工の早期段階でフーチングに建物の柱を支持させることで、建物の上部構造の施工を早めることができる。更に、柱の下端部が基礎梁に埋設されるので、柱、フーチング及び基礎梁の一体化が図れる。
この結果、柱、フーチング及び基礎梁の接合強度を高めると共に、基礎部の施工性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の基礎構造において、前記フーチングの上面に凹部が形成され、前記ベースプレートは前記凹部に配置され、前記フーチングの上面と前記ベースプレートの上面とが面一とされている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の基礎構造において、前記主筋の中央部と、前記フーチングの上面との間に配置され、外周部が前記主筋の立上げ部と接合された補強鉄筋を備えている。
次に、フーチングの上に柱が建てられる。
次に、フーチングの上面に基礎梁の鉄筋が配筋され、基礎梁のコンクリートが打設される。このとき、柱の下端部は、基礎梁に埋設される。
本構築方法とすることにより、基礎梁の鉄筋をフーチングの上面で配筋できる。この結果、鉄筋組みの作業が容易となる。
本発明の第1実施形態に係る基礎構造について、図1〜図2(B)を用いて説明する。
ここで、図1は、基礎構造の正面図を示し、図2(A)は図1のZ1−Z1線断面図を示し、(B)は図1のZ2−Z2線断面図を示している。
また、フーチング10は、平面視がX軸方向、Y軸方向のいずれも幅W1の矩形状(正方形)とされ、成H1が幅W1よりも小さい、扁平形状に構築されている。
ベースプレート18は、上面をフーチング10の上面10Fと面一にして、フーチング10に、図示しない固定手段で固定されている。凹部34とベースプレート18との隙間にはモルタル20が充填され、フーチング10の上面10F及びベースプレート18と同じ高さに仕上げられている。
基礎梁16、17の交差部の中央部には、柱14が建てられており、柱14の下端部14Dは、基礎梁16、17に高さH2で埋設されている。
基礎梁16の主筋(鉄筋)26は、X軸方向にフーチング10の上面を通過させて配置され、主筋26と交差する方向には、あばら筋(鉄筋)28が設けられている。
基礎梁17の主筋(鉄筋)27は、Y軸方向にフーチング10の上面を通過させて配置され、主筋27と交差する方向には、あばら筋(鉄筋)29が設けられている。
フーチング10は、コ字状に曲げられた複数の主筋(鉄筋)30を用いて配筋されている。即ち、主筋30は、コ字状とされた中央部を、所定間隔でX軸方向及びY軸方向に向け、かつ、開口部側を上に向けて配筋されている。このとき、開口部側の上端部は、フーチング10の上面から突出されている。
補強鉄筋32は、X軸方向及びY軸方向に向けた鉄筋を、所定間隔で格子状に組み合わせ、平板状に形成されている。
補強鉄筋32は、主筋30のコ字状とされた中央部と、フーチング10の上面10Fとの間に、フーチング10の上面10Fに沿った方向に設けられ、外周部が、主筋30のコ字状とされた立上げ部と接合されている。
これにより、柱14の軸力を、フーチング10を介して杭12へ伝達する際の補強用として機能する。
主筋30、補強鉄筋32が配筋された後、コンクリートを打設して、フーチング10が構築される。
即ち、フーチング10の位置における鉄筋組みの作業が、フーチング10の鉄筋に邪魔されることなく可能となり、従来のフーチングにおける鉄筋組みに比べ容易となる。
更に、柱14の下端部14Dが、基礎梁16と基礎梁17に埋設されるので、柱14、フーチング10及び基礎梁16、17の一体化が図れる。
また、柱14を、早期に建てることにより、建物の基礎梁16、17と上部構造部を、並行して構築することができ、建物の施工期間の短縮を図ることができる。
先ず、フーチング10が、杭12の上に杭頭部12Hを埋設させて、現場打ち鉄筋コンクリートで構築される。
次に、フーチング10の硬化を待って、フーチング10の上に柱14が建てられる。柱14は、フーチング10の上面10Fの、中央部に形成された凹部34に、下端部14Dに接合されたベースプレート18を載置して、固定手段で固定された後、凹部34にモルタル20が充填される。
配筋後、コンクリートが打設され、基礎梁16、17が構築される。このとき、柱14の下端部14Dが、基礎梁16、17に埋め込まれる。
本発明の第2実施形態に係る基礎構造について、図3を用いて説明する。
図3は、図1のZ2−Z2線断面図を示している。
第2実施形態に係る基礎構造は、平面視において、フーチング40の角部を結ぶ対角線T1、T2を、基礎梁16、17の材軸X1、X2の方向に向けている点において、第1実施形態と相違する。相違点を中心に説明する。
また、角部36Bと角部36Dを結ぶ他方の対角線T2を、基礎梁17の材軸Y1の方向に向けて構築されている。
これにより、フーチング40の角部36Aと角部36Cを、基礎梁16の下に位置させ、角部36Bと角部36Dを、基礎梁17の下に位置させることができる。
この結果、フーチング40、基礎梁16、17及び柱14の接合強度を高くすることができる。
他の構成は、第1実施形態と同じであり説明は省略する。
10F フーチングの上面
12 杭
12H 杭頭部
14 柱
14D 柱の下端部
16 基礎梁
17 基礎梁
26 基礎梁の主筋(鉄筋)
27 基礎梁の主筋(鉄筋)
28 基礎梁の帯筋(鉄筋)
29 基礎梁の帯筋(鉄筋)
30 フーチングの主筋(鉄筋)
32 フーチングの帯筋(鉄筋)
T1、T2 対角線
X1、Y1 材軸方向
Claims (4)
- 杭頭部に設けられたフーチングと、
下端部に接合されたベースプレートが前記フーチングに直接固定された柱と、
前記フーチングの上面に支持され、前記柱の下端部を埋設させた基礎梁と、
を有し、
前記フーチングには、コ字状に曲げられ、上端部が前記フーチングの上面から突出した主筋が設けられている、基礎構造。 - 前記フーチングは平面視が矩形状とされ、角部を結ぶ対角線を前記基礎梁の材軸方向に向けている請求項1に記載の基礎構造。
- 前記フーチングの上面に凹部が形成され、
前記ベースプレートは前記凹部に配置され、
前記フーチングの上面と前記ベースプレートの上面とが面一とされている、
請求項1又は請求項2に記載の基礎構造。 - 前記主筋の中央部と、前記フーチングの上面との間に配置され、外周部が前記主筋の立上げ部と接合された補強鉄筋を備えている、請求項1〜3の何れか1項に記載の基礎構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015055817A JP6611303B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 基礎構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015055817A JP6611303B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 基礎構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016176212A JP2016176212A (ja) | 2016-10-06 |
JP6611303B2 true JP6611303B2 (ja) | 2019-11-27 |
Family
ID=57070983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015055817A Active JP6611303B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 基礎構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6611303B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7284617B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-05-31 | 株式会社竹中工務店 | 基礎構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5063705U (ja) * | 1973-10-06 | 1975-06-10 | ||
JP4338852B2 (ja) * | 1999-11-17 | 2009-10-07 | 大和ハウス工業株式会社 | 鉄骨コンクリート基礎と柱の構造 |
JP2005068953A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-17 | Nippon Steel Corp | 鋼製基礎構造 |
CN102839601A (zh) * | 2012-09-11 | 2012-12-26 | 天津市市政工程设计研究院 | 门式刚架天桥钢墩柱与承台固结结构及其施工方法 |
-
2015
- 2015-03-19 JP JP2015055817A patent/JP6611303B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016176212A (ja) | 2016-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6424075B2 (ja) | 鉄筋コンクリート柱鉄骨梁接合部材並びにその製作方法、及び建物の構築方法 | |
KR101809687B1 (ko) | 철골콘크리트 기둥과 철골보의 접합부재 및 그 시공방법 | |
JP2017106236A (ja) | 構造物の施工方法、構造物 | |
JP5061804B2 (ja) | 一対のフルpc部材の接合構造 | |
KR101183785B1 (ko) | 기둥 주각부 고정 구조체 및 그를 이용한 기둥-기초판 접합구조 | |
JP2018188851A (ja) | 鋼コンクリート複合構造および鋼コンクリート複合構造の施工方法 | |
JP6430271B2 (ja) | フーチング一体の基礎杭構造及びフーチング一体の基礎杭の構築方法 | |
JP5912664B2 (ja) | コンクリート組立構造体 | |
JP6611303B2 (ja) | 基礎構造 | |
JP6574336B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート造の柱、及びこれを用いた建物 | |
JP5869717B1 (ja) | 既存コンクリート構造物補強構造 | |
JP7118507B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート造の壁柱建物構造 | |
JP6383558B2 (ja) | フーチング基礎構造 | |
JP2021088888A (ja) | プレキャストコンクリート耐震壁の接合構造 | |
JP4657993B2 (ja) | 柱梁接合部構造およびその施工方法 | |
JP6849491B2 (ja) | 鉄骨柱の露出型柱脚構造及びその施工方法 | |
JP2023011057A (ja) | 基礎構造及び基礎構築方法 | |
JP5750246B2 (ja) | 合成梁、建築物、及び合成梁の施工方法 | |
JP6567368B2 (ja) | 既存柱の補強構造および補強方法 | |
JP2017082548A (ja) | コンクリート基礎接合部材及び杭構造 | |
JP5001897B2 (ja) | 建物の構築方法 | |
JP6512431B2 (ja) | 柱と梁との接合構造 | |
JP2018123644A (ja) | プレキャストコンクリート部材の接合構造 | |
JP5953218B2 (ja) | 免震建物構造 | |
JP5056534B2 (ja) | 水勾配床の構造物据付け方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191028 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6611303 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |