JP6601980B2 - 仮設防護柵基礎 - Google Patents

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Description

本発明は、仮設防護柵を設置する際に使用する鋼製の仮設防護柵基礎に関する。
道路改築工事等では、工事作業者、及び歩行者の安全を確保するために仮設防護柵が設置される。仮設防護柵を施工現場に設置するための基礎として、長手方向に連続して配置するプレキャスト型のコンクリートブロックが知られている。
特許文献1で開示される仮設防護柵基礎は、本体の両端部に、重ね合わすことができる環状の連結部が設けられており、連結部を他の防護柵基礎の環状の連結部と重ね、その重なった連結部に防護柵の支柱を挿入することにより、複数連結できるようにしたコンクリート製の仮設防護柵基礎である。
特許文献2で開示される仮設防護柵基礎は、両方の端部は円弧状に形成されており、これら端部のうちの一方は上側が下側に対して突出して形成されており、他方は下側が上側に対して突出して形成されている。このように形成されたコンクリートブロックによって、同様に形成されたコンクリートブロックと隣接して設置され、上側突出部と隣接するコンクリートブロックの下側突出部が重なり合うようにして設置できる。そして、コンクリートブロックの任意の位置に、ガードレールを取り付けるための支柱取付け穴が設けられている。
仮設防護柵は、車両が衝突したとき、横方向に衝撃を受けるため、側方に大きく移動し、又は仮設防護柵自体が転倒する。これにより、工事作業者、及び歩行者の安全が損なわれる事態が生じる。安全性を確保するために、仮設防護柵基礎は、一定重量以上を確保しなければならない。しかし、特許文献1、2で開示されている仮設防護柵基礎は、コンクリート製であるため、一定重量を確保するためにその体積を大きくせざるを得ず、設置スペースが限られる狭隘な場所には設置できない。また、強度上の問題で、上方に何段にも積み重ねて保管することができず、保管についても、広いスペースを確保する必要がある。
特許文献1では、環状の連結部に防護柵の支柱を挿入することによって、仮設防護柵基礎を相互に連結する構造となっているが、環状連結部間の距離を調整することができず、支柱間距離が固定される防護柵の製作誤差等によって、環状の連結部に挿入することが困難な事態が生じる。
特許文献2については、防護柵の製作誤差を調整するために、支柱取付け穴の大きさを支柱よりも大きくすることが考えられるが、この場合は、支柱挿入後に、支柱取付け穴と支柱との間に生じる空間を埋めるために充填材を詰めなければならず、設置の作業効率が低下する。
さらに、車両が衝突したときの衝撃で破損した場合、コンクリート製の仮設防護柵基礎は、補修ができず廃棄せざるを得ない。特許文献1の仮設防護柵基礎においては、環状の連結部が強度上の弱点となり破損する可能性が高い。特許文献2の仮設防護柵基礎についても同様に、上突起部、及び下突起部が強度上の弱点となる。
特開2011−117238号公報 特開2005−179949号公報
本発明の課題は、耐久性に優れ、設置・撤去作業が簡単で、さらに繰り返して使用することができる仮設防護柵基礎を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、仮設防護柵基礎であって、閉鎖空間が形成された鋼製の本体と、本体の一方の端部に固定されるとともに、上穴が形成された鋼製の上突出部と、本体の他方の端部に固定されるとともに、下穴が形成された鋼製の下突出部と、閉鎖空間内に着脱自在に固定される錘を備え、上穴、及び下穴は、平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿入可能であり、上突出部は、一方の端部に固定される上突出基台と、上穴が形成された上挿入筒を有し、上挿入筒は、上突出基台に、長手方向にスライド自在に固定可能であることを特徴とする。
この構成によれば、仮設防護柵基礎を構成する本体、上突出部、及び下突出部は鋼製であるため、コンクリート製のものに比べ耐久性に優れる。
また、錘は、本体に形成される閉鎖空間内に着脱可能に固定されるので、重量の軽い錘から重い錘まで様々な重さの錘を閉鎖空間内に固定することができる。これにより、最適な重さの仮設防護柵基礎を施工現場に設置することができる。
また、上穴、及び下穴は平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿脱可能であるので、複数の仮設防護柵基礎を長手方向に配設して上穴と下穴を重ね合わせ、その重ね合わせた穴に軸体を挿入することで、仮設防護柵基礎を簡単に連接することができる。
さらに、軸体間の距離が固定される場合、例えば、複数の軸体が、ガードレールを介して連接されている場合等においては、製作誤差により軸体間の距離がばらつき、複数の軸体を同時に上突出部に挿入することが困難となる事態が生じる。しかし、この構成によれば、上挿入筒は、上突出基台に、長手方向にスライド自在に固定可能であるので、上挿入筒を軸体の直下の位置にスライドさせて複数の軸体を同時に挿入し、固定することができる。
請求項2に係る発明は、仮設防護柵基礎であって、閉鎖空間が形成された鋼製の本体と、本体の一方の端部に固定されるとともに、上穴が形成された鋼製の上突出部と、本体の他方の端部に固定されるとともに、下穴が形成された鋼製の下突出部と、閉鎖空間内に着脱自在に固定される錘を備え、上穴、及び下穴は、平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿入可能であり、下突出部は、他方の端部に固定される下突出基台と、下穴が形成された下挿入筒と、を有し、下挿入筒は、下突出基台に、長手方向にスライド自在に固定可能であることを特徴とする。
この構成によれば、下挿入筒は、下突出基台に、長手方向にスライド自在に固定可能であるので、下挿入筒を軸体の直下の位置にスライドさせて複数の軸体を同時に挿入し、固定することができる。
請求項3に係る発明は、仮設防護柵基礎であって、閉鎖空間が形成された鋼製の本体と、本体の一方の端部に固定されるとともに、上穴が形成された鋼製の上突出部と、本体の他方の端部に固定されるとともに、下穴が形成された鋼製の下突出部と、閉鎖空間内に着脱自在に固定される錘と、を備え、上穴、及び下穴は、平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿入可能であり、軸体は、防護柵の支柱であることを特徴とする。
この構成によれば、軸体は、防護柵の支柱であるので、仮設防護柵基礎を相互に連接する作業と、支柱の建て込み作業を同時に行うことができる。
請求項4に係る発明は、仮設防護柵基礎であって、閉鎖空間が形成された鋼製の本体と、本体の一方の端部に固定されるとともに、上穴が形成された鋼製の上突出部と、本体の他方の端部に固定されるとともに、下穴が形成された鋼製の下突出部と、閉鎖空間内に着脱自在に固定される錘と、を備え、上穴、及び下穴は、平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿入可能であり、本体は、基台と、基台に着脱自在に固定される上蓋を有し、錘は、基台に着脱自在に固定され、基台は、底板と、底板のそれぞれの端部に設けられた端支持材と、底板の中間部に設けられた中間支持材とを含み、上蓋は、端支持材と、中間支持材とに着脱自在に固定され、さらに、錘は複数個を有し、端支持材、及び中間支持材に着脱自在に固定されることを特徴とする。
本体は、基台と、基台に着脱自在に固定される上蓋を有するので、上蓋を基台から取り外し、又は基台に取り付けることで、本体を簡単に組み立て・分解することができる。また、錘は、基台に着脱自在に固定されるので、上蓋を基台から取り外すことによって、錘を本体から取り外すことができる。
また、この構成によれば、上蓋は、端支持材、及び中間支持材の複数の部材に固定されているので、本体を強固な構造とすることができる。また、錘は複数個有しているので、1個当たりの錘の重量を軽くすることができる。これにより、錘の取り付け・取り外し作業の労力を低減することができる。
請求項に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の仮設防護柵基礎において、上突出部及び下突出部は、軸体を挿入した状態で軸体に固定可能であることを特徴とする。
この構成によれば、上突出部及び下突出部は、軸体を挿入した状態で軸体に固定可能であるので、仮設防護柵基礎を長手方向に強固に連接することができる。その結果、仮設防護柵に車両が衝突したとしても、衝突荷重を分散して受けとめることができるので、仮設防護柵基礎の側方への移動を抑制することができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の仮設防護柵基礎であって、軸体は円筒であり、上突出部及び下突出部は、軸体を挿入した状態で軸体の中心軸廻りに回動させて軸体に固定可能であることを特徴とする。
この構成によれば、軸体は円筒であり、上突出部及び下突出部は、軸体を挿入した状態で軸体の中心軸廻りに回動させて軸体に固定可能であるので、防護柵基礎を曲率を有する路に沿って配設することができる。
請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の仮設防護柵基礎において、錘は、鋼製であることを特徴とする。
この構成によれば、錘はコンクリート製に比べ単位体積重量の大きい鋼製であるので、仮設防護柵基礎の体積を小さくすることができる。
仮設防護柵基礎の斜視図である。 (a)は同、上蓋を省略した平面図である。 (b)は同、上蓋を省略した正面図である。 (a)は錘の正面図である。 (b)は同、側面図である。 (a)は仮設防護柵基礎を連接した状態を説明する平面図である。 (b)は同、正面図である。 図4(b)で表示する矢視A−Aから視た断面図である。 (a)は、仮設防護柵基礎の保管状態を説明する平面図である。 (b)は、同正面図である。 (c)は、同側面図である。
本実施形態における仮設防護柵基礎1について、図を参照し、説明する。図1に示す通り、仮設防護柵基礎1(以後、基礎1と呼ぶ。)は略直方体の本体2、本体2の端部80(一方の端部)に設けられた上突出部3、及び本体2の端部85(他方の端部)に設けられた下突出部4を備えている。図2(a)、(b)に示す通り本体2に形成された内部空間内には、2個の錘5が配設されている。
図1に示す通り、本体2の端部80に設けられる上突出部3は、ブラケット33、基台31、及び挿通筒35で構成されている。側面視略3角形の2個のブラケット33がその上端で基台31を挟持した状態で後述する端プレート29に固定されている。ブラケット33は基台31を補強するためのものであり、基台31は挿通筒35を支持するためのものである。
挿通筒35は、筒37、及びベースプレート38で構成されて、穴35aが形成されている。筒37は、円筒形状の部材である。そして、その中心が中心線CX上に位置する状態で、周方向に沿った対向する2個の長孔37aが形成されている(図2(a)、(b)参照)。
ベースプレート38は、筒37の下端から垂直に屈曲して、筒37の外側に向かって水平に延びるドーナツ状の部材である。そして、長手方向に沿って延びる長孔38aが、穴35aを挟んで中心線CX上に2個、穴35aの中心を通り中心線CXに垂直な線上に2個、合計4個形成されている(図2(a)、(b)参照)。
基台31は、長孔38aに対応する孔(図示略)が穿孔されている。この孔と長孔38aにボルト91を挿通し、ナット91aを締めることで基台31と、挿通筒35は固定される。また、締め付けを少し緩めると、挿通筒35は、長孔38aに沿ってスライドすることができる。そして、穴35aに対応する長手方向に長い長穴(図示略)が形成されている。この長穴は、挿通筒35を固定できる任意の位置で穴35aの開口を阻害しないように設定されている。これにより、挿通筒35を基台31に固定可能な任意の位置に移動しても後述する支柱61を挿通筒35に挿入することができる。
本体2の端部85に設けられる下突出部4は、ブラケット43、基台41、及び挿通筒35で構成されている。その構成は、上突出部とほぼ同じであるので、説明は省略する。
図1に示す通り、本体2は、基台20と、基台20に着脱自在に固定された1組の上蓋22、22で構成されており、これらによって閉鎖空間が形成される。
図2(a)、(b)に示す通り、基台20は、底板21、中間支持材23、及び端部支持材27を有している。底板21は、上方に向かって開口する凹部が形成されたコ字形断面の部材である。また、凹部を形成するための突起は長手方向に延びている。
1組の中間支持材23、23は、中心線CYに対して対象の位置に配設されて、底板21の中央部に固定されている。中間支持材23、23は、底板21に固定される1組の下プレート26、26、1組の下プレート26、26に固定される1組の中間支柱24、24、1組の中間支柱24、24の上部に固定される1組の上プレート25、25で構成される。
中間支柱24は、L字形の断面であり、L字形のそれぞれの断面は中心線CY、CXに平行で、かつ近接する状態に配設されている。L字形の中間支柱24を構成する2つの構成部材の内、中心線CYに沿って延びる構成部材は、上下方向に複数の孔24aが穿孔されている。また、中心線CXに沿って延びる構成部材は、上下方向に複数の孔24bが穿孔されている。孔24aは、中間支柱24と、上プレート25、及び下プレート26を固定するためのものであり、孔24bは、錘5を固定するためのものである。
下プレート26は、両側端部から対向するもう一方の下プレート26に向かって延びる突起を有している。この突起は、上蓋22に接するように配設され、孔26aが穿孔されている。孔26aは、上蓋22を固定するためのものである。そして、片ボルト95に形成された雄ネジに対応する雌ネジが形成されている。また、中間支柱を固定する孔(図示略)が形成されている。この孔と孔24aにボルト92を挿通しナット92aを締めつけることで下プレート26と、中間支柱24は固定される。
上プレート25は、上端部、及び両側端部から対向するもう一方の上プレート25に向かって延びる突起を有している。この突起は、上蓋22に接するように配設されて、複数の孔25aが穿孔されている。孔25aは、上蓋22を固定するためのものである。そして、片ボルト95に形成された雄ネジに対応する雌ネジが形成されている。また、中間支柱24に固定する孔が形成されている。この孔と孔24aにボルト92を挿通しナット92aを締めつけることで上プレート25と、中間支柱24は固定される。
図2(a)、(b)に示す通り、1組の端部支持材27は、端部80、及び端部85に配設されて、底板21に固定される。端部支持材27は、底板21に固定される1組の端支柱28、28、及び端支柱28に固定される1組の端プレート29で構成される。
端支柱28は、L形の断面形状であり、L字形のそれぞれの断面は中心線CY、CXに平行で、かつ、端部80又は端部85に近接する状態に配設されている。L字形の端支柱28を構成する2つの構成部材の内、短手方向に沿って延びる構成部材は中心線CYに平行に配設されており、上下方向に複数の孔28aが穿孔されている。また、長手方向に沿って延びる構成部材は、中心線CXに平行に配設されており、上下方向に複数の孔28bが穿孔されている。孔28aは、端プレート29を固定するためのものであり、孔28bは錘5を固定するためのものである。
端プレート29は、孔28aに対応する孔29cが穿孔され、この孔にボルト93を挿通し、ナット93aを締め付けることで端支柱28に固定される。また、端プレート29は、上端部から本体2の外側に向かって延びるとともに、孔29aが形成された突起と、両側部から本体2の内側に向かって延びるとともに、孔29bが形成された突起を有している。この突起は、上蓋22に接するように配設されている。孔29a、29bは、上蓋22を固定するためのものである。そして、孔29bには、片ボルト95に形成された雄ネジに対応する雌ネジが形成されている。
上蓋22は、L形の断面形状であり、孔25a、26a、及び29a、bに対応する孔22aが形成されている。上蓋22を上プレート25、下プレート26、及び端プレート29のそれぞれの突起に沿って配設し、片ボルト95を孔25a、26a、29bと対応する孔22aに挿入し締め付け、さらにボルト94を孔29aと対応する孔22aに挿入しナット94aで締め付けることで、上蓋22は、上プレート25、下プレート26、及び端プレート29のそれぞれに固定される。また、片ボルト95、及びボルト94を、孔22aから外すことにより、上蓋22は取り外される。すなわち、上蓋22は、基台20に着脱自在に固定される。
2個の錘5は、中心線CYに対して対象の位置に配設されて、底板21に載置される。図3(a)、(b)に示す通り、錘5は、錘本体51、及び錘本体51のそれぞれの端部に設けられた固定プレート52、53で構成されている。
錘本体51は、短手方向に貫通する貫通孔51aが形成されている。貫通孔51aに棒を挿通し、両端を持ち上げることにより錘5を簡単に所定の位置に移送することができる。
固定プレート52は、錘5を中間支柱24に固定するためのものである。そして、上下方向に沿って延びる断面形状がコ字形の部材であり、両端が錘本体51の中央部側の端部に、固定されて、両側面に孔24bに対応する孔52bが穿孔されている。
固定プレート53は、錘5を端支柱28に固定するためのものである。そして、上下方向に沿って延びる断面形状がコ字形の部材であり、両端部が錘本体51の端部側の端部に固定されている。固定プレート53の両側面に、孔28bに対応する孔53bが穿孔されている。
固定プレート52は、平面視で、中間支柱24、24、上プレート25、及び下プレート26で形成される凹部に収納可能な形状に設定されている。同様に、固定プレート53は、平面視で、端支柱28、28、及び端プレート29で形成される凹部に収納可能な形状に設定されている。これにより、錘5の底板21上の移動を制限できるとともに、上方から挿入して、底板21上に載置可能となる。
錘5を底板21の所定の位置に載置し、貫通ボルト55を孔24b、52b、及び孔28b、53bに貫通させ、貫通ナット56を締め付けることにより、錘5は、中間支柱24、及び端支柱28に固定される。また、貫通ナット56を貫通ボルト55から取り外し、貫通ボルト55を、孔24b、52b、及び孔28b、53bから抜くことで、固定状態を開放することができる。
以上、説明した通り、基礎1は、それぞれの部材をボルトで着脱自在に固定できる構造となっている。そのため、コンクリート製のものと違って、特定の部材、例えば挿通筒35が何らかの理由で破損したとしても、その破損した部材のみを交換することで、繰り返し施工現場で使用することができる。
図4に示す通り、防護柵6は、ガードレール本体62に所定の間隔で支柱61が固定されている。支柱61は、長孔37aの中心に対応する位置に、孔(図示略)が合計4個穿孔されている。
防護柵6を基礎1に設置する手順について説明する。基台31に配設された挿通筒35に穿孔された穴35aと、基台41に配設された挿通筒35に穿孔された穴35aが重なるように基礎1を長手方向に配設する。このとき、ボルト91とナット91aは緩く締め付けられた状態である。これにより、基台31、41に配設された挿通筒35は、長手方向にスライドできる状態となっている。支柱61を挿通筒35に挿入する。挿通筒35と支柱61の位置ずれによって支柱61の挿入が困難な時は、挿通筒35を長手方向にスライドさせて支柱61の下端が、基台41に接触するまで挿入する。その後、ボルト91とナット91aを締め付けることによって、挿通筒35を、基台31、41に固定する。その後、挿通筒35に形成された長孔37a、及び支柱61に形成された孔に支柱ボルト65を挿通して、支柱ナット65a螺合することで、支柱61を挿通筒35に固定する。これにより、支柱61は挿通筒35を介して基台20に強固に固定される。なお、防護柵6が平面視で曲線のときも、支柱ボルト65を長孔37aに沿って移動させることで、基礎1をその曲線に沿って設置可能である。
基礎1の保管について説明する。基礎1は、防護柵6と分離できる構造であるため、図6(a)、(b)、(c)に示す通り、基礎1のみを上下・左右方向に積み上げて保管することができる。これにより、保管スペースをコンパクトにすることができる。
1 :仮設防護柵基礎
2 :本体
3 :上突出部
4 :下突出部
5 :錘
6 :防護柵
20 :基台
21 :底板
22 :上蓋
22a :孔
23 :中間支持材
24 :中間支柱
24a、24b :孔
25 :上プレート
25a :孔
26 :下プレート
26a :孔
27 :端部支持材
28 :端支柱
28a、28b :孔
29 :端プレート
29a、29b、29c :孔
31 :基台
33 :ブラケット
35 :挿通筒(上挿入筒,下挿入筒)
35a :穴
37 :筒
37a :長孔
38 :ベースプレート
38a :長孔
41 :基台
43 :ブラケット
51 :錘本体
51a :貫通孔
52 :固定プレート
52b :孔
53 :固定プレート
53b :孔
55 :貫通ボルト
56 :貫通ナット
61 :支柱
62 :ガードレール本体
65 :支柱ボルト
65a :支柱ナット
80 :端部
85 :端部
91 :ボルト
91a :ナット
92 :ボルト
92a :ナット
93 :ボルト
93a :ナット
94 :ボルト
94a :ナット
95 :片ボルト
A−A :矢視
CX :中心線
CY :中心線

Claims (7)

  1. 閉鎖空間が形成された鋼製の本体と、
    前記本体の一方の端部に固定されるとともに、上穴が形成された鋼製の上突出部と、
    前記本体の他方の端部に固定されるとともに、下穴が形成された鋼製の下突出部と、
    前記閉鎖空間内に着脱自在に固定される錘と、
    を備え、
    前記上穴、及び前記下穴は、平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿入可能であり、
    前記上突出部は、前記一方の端部に固定される上突出基台と、前記上穴が形成された上挿入筒と、を有し、
    前記上挿入筒は、前記上突出基台に、長手方向にスライド自在に固定可能であることを特徴とする仮設防護柵基礎。
  2. 閉鎖空間が形成された鋼製の本体と、
    前記本体の一方の端部に固定されるとともに、上穴が形成された鋼製の上突出部と、
    前記本体の他方の端部に固定されるとともに、下穴が形成された鋼製の下突出部と、
    前記閉鎖空間内に着脱自在に固定される錘と、
    を備え、
    前記上穴、及び前記下穴は、平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿入可能であり、
    前記下突出部は、前記他方の端部に固定される下突出基台と、前記下穴が形成された下挿入筒と、を有し、
    前記下挿入筒は、前記下突出基台に、長手方向にスライド自在に固定可能であることを特徴とする仮設防護柵基礎。
  3. 閉鎖空間が形成された鋼製の本体と、
    前記本体の一方の端部に固定されるとともに、上穴が形成された鋼製の上突出部と、
    前記本体の他方の端部に固定されるとともに、下穴が形成された鋼製の下突出部と、
    前記閉鎖空間内に着脱自在に固定される錘と、
    を備え、
    前記上穴、及び前記下穴は、平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿入可能であり、
    前記軸体は、防護柵の支柱であることを特徴とする仮設防護柵基礎。
  4. 閉鎖空間が形成された鋼製の本体と、
    前記本体の一方の端部に固定されるとともに、上穴が形成された鋼製の上突出部と、
    前記本体の他方の端部に固定されるとともに、下穴が形成された鋼製の下突出部と、
    前記閉鎖空間内に着脱自在に固定される錘と、
    を備え、
    前記上穴、及び前記下穴は、平面視で重ね合わせた状態で、軸体をスライド自在に挿入可能であり、
    前記本体は、基台と、前記基台に着脱自在に固定される上蓋とを有し、
    前記錘は、前記基台に着脱自在に固定され、
    前記基台は、底板と、前記底板のそれぞれの端部に設けられた端支持材と、前記底板の中間部に設けられた中間支持材とを含み、
    前記上蓋は、前記端支持材と、前記中間支持材とに着脱自在に固定され、
    さらに、
    前記錘は複数個を有し、前記端支持材、及び前記中間支持材に着脱自在に固定されることを特徴とする仮設防護柵基礎。
  5. 前記上突出部及び前記下突出部は、前記軸体を挿入した状態で前記軸体に固定可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の仮設防護柵基礎。
  6. 前記軸体は円筒であり、
    前記上突出部及び前記下突出部は、前記軸体を挿入した状態で前記軸体の中心軸廻りに回動させて前記軸体に固定可能であることを特徴とする請求項に記載の仮設防護柵基礎。
  7. 前記錘は、鋼製であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の仮設防護柵基礎。
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