JP7326037B2 - 配筋装置及び鉄筋施工方法 - Google Patents

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Description

この発明は、配筋装置及び鉄筋施工方法に関する。
大型重機の搬入が困難な現場で杭を構築する方法として深礎工法が知られている。本工法では、円弧形状のライナープレート(土留部材)をボルト及びナットにより組み立てながら地盤の掘削を進め、形成された立坑の中に鉄筋を組み立てて、その後コンクリートを打設することにより、地盤中に柱状の杭を構築する。
ライナープレート内で鉄筋を組み立てる際には、図13に示すように、ライナープレートaのフランジfに、棒状材cの一端を溶接固定し、棒状材cの他端に鉛直方向に延びる軸方向鉄筋(主筋d)を番線等で取り付け、その後、この軸方向鉄筋の外側に水平方向に延びる周方向鉄筋(フープ筋e)を番線等で取り付けるのが一般的である。しかしながら、棒状材cの強度が弱いことで、鉄筋の自重やコンクリートの打設圧により、棒状材cが曲がり、鉄筋を所定の位置に設置することができないという問題点がある。
従来、ライナープレートの内側の鉄筋を固定する技術として、特許文献1、2の開示技術が提案されている。特許文献1では、連続性を有する一対の脚部を有し、前記各脚部の端にライナープレートに連結するための連結孔を形成したことを特徴とする配筋スペーサが開示されている。また、特許文献2では、剛体の一端側に設けられ、ライナープレートに設けられたボルト差込用の孔に被る、ボルト差込部と、前記剛体の他端側に設けられ、鉄筋を填め込むための凹部と、を備えることを特徴とする鉄筋固定具が開示されている。
特開平8-27784号公報 特開2000―282777号
特許文献1、2の開示技術では、いずれもライナープレートに設けられたボルト孔に挿通するボルトを貫通させるようにして用いられるため、ライナープレートの組み立てと同時に、ライナープレートの内側に配筋スペーサ等が突出することとなる。このため、掘削した土砂を排出する際、配筋スペーサ等がバケット等に接触することにより変形してしまい、変形した形状を元に戻すのに時間がかかるという問題点があった。また、掘削時に作業員が立坑内に入った際、作業員が配筋スペーサ等に接触等してしまい、作業時の安全性に問題点があった。また、軸方向鉄筋や周方向鉄筋を組み立てる際、これらの鉄筋が配筋スペーサ等に干渉してしまい、鉄筋を所定の位置に配置させる作業に支障が生じるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、作業時の安全性を確保し、配筋時の作業性を向上させ、ライナープレート内側の所定の位置に鉄筋を固定することが可能となる配筋装置及び鉄筋施工方法を提供することにある。
第1発明に係る配筋装置は、ボルト及びナットにより連結された複数のライナープレートの内側に配置される鉄筋を固定するための配筋装置であって、所定の長さで延伸されるとともに前記鉄筋に当接するための当接部材を備え、前記当接部材は、隣接するライナープレート同士を連結したボルト及びナットの少なくとも何れかに係止するための係止部を有し、一対の前記当接部材と、一対の前記当接部材を連結する連結部とを備え、一方の前記係止部は、前記ボルトの頭部に係止するためのものであり、他方の前記係止部は、前記ナットに係止するためのものであることを特徴とする。
第2発明に係る配筋装置は、第1発明において、前記係止部は、前記ボルトの頭部及び前記ナットの少なくとも何れかに掛け止められるフック形状であることを特徴とする。
発明に係る配筋装置は、第1発明又は第2発明において、前記係止部は、外径が6mm以下であることを特徴とする。
発明に係る配筋装置は、第1発明~第発明の何れかにおいて、前記当接部材は、前記係止部が形成される一端側とは反対側の他端側に、折り曲げられて形成される曲がり部を有することを特徴とする。
発明に係る配筋装置は、第1発明~第発明の何れかにおいて、前記当接部材は、前記当接部材の長さを調整するための長さ調整部を有することを特徴とする。
発明に係る鉄筋施工方法は、第1発明~第発明の何れか1つの配筋装置を用いた鉄筋施工方法であって、隣接するライナープレート同士を連結したボルト及びナットの少なくとも何れかに前記係止部を係止する係止工程と、複数のライナープレートの内側に配置される鉄筋を前記当接部材に当接させ、前記当接部材と前記鉄筋とを固定する固定工程と、を備え、前記係止工程では、一方の前記係止部を前記ボルトの頭部に係止し、他方の前記係止部を前記ナットに係止することを特徴とする。
発明に係る鉄筋施工方法は、第発明において、前記固定工程では、複数のライナープレートの内側に配置される第1鉄筋を前記当接部材に当接させ、前記当接部材と前記第1鉄筋とを固定し、前記第1鉄筋と前記第1鉄筋に略直交する第2鉄筋とを固定することを特徴とする。
本発明によれば、ライナープレートの組み立て後に、隣接するライナープレート同士を固定するボルト及びナットの少なくともいずれかに係止可能な構成とすることで、立坑掘削作業時やライナープレート組み立て作業時の安全性を確保し、配筋時の作業性を向上させ、ライナープレート内側の所定の位置に鉄筋を固定することが可能となる。
図1(a)は、ライナープレートに固定された本発明の第1実施形態に係る配筋装置の一例を示す正面図であり、図1(b)は、図1(a)のA-A断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る配筋装置の一例を示す斜視図である。 図3(a)は、本発明の第1実施形態に係る配筋装置の長さ調整機構の一例を示す断面図であり、図3(b)は、長さ調整機構の変形例を示す断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る配筋装置を用いた鉄筋施工方法を説明するための図である。 図5(a)は、ライナープレートに固定された本発明の第2実施形態に係る配筋装置の一例を示す正面図であり、図5(b)は、図5(a)のB-B断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る配筋装置の一例を示す斜視図である。 図7(a)は、ライナープレートに固定された本発明の第3実施形態に係る配筋装置の一例を示す正面図であり、図7(b)は、図7(a)のC-C断面図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係る配筋装置の一例を示す斜視図である。 図9(a)は、ライナープレートに固定された本発明の第4実施形態に係る配筋装置の一例を示す正面図であり、図9(b)は、図9(a)のD-D断面図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係る配筋装置の一例を示す斜視図である。 図11(a)は、ライナープレートに固定された本発明の第5実施形態に係る配筋装置の一例を示す正面図であり、図11(b)は、図11(a)のE-E断面図である。 図12(a)は、ライナープレートに固定された本発明の第6実施形態に係る配筋装置の一例を示す正面図であり、図12(b)は、図12(a)のF-F断面図である。 図13は、従来技術を説明するための図である。
以下、この発明の実施形態のいくつかを、図面を参照しながら説明する。また、各図において、共通する部分については、共通する参照符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1(a)は、ライナープレート9に固定された本発明の第1実施形態に係る配筋装置1の一例を示す正面図であり、図1(b)は、図1(a)のA-A断面図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る配筋装置1の一例を示す斜視図である。図3(a)は、本発明の第1実施形態に係る配筋装置1の長さ調整機構22の一例を示す断面図であり、図3(b)は、長さ調整機構22の変形例を示す断面図である。
配筋装置1は、ライナープレート9の内側に配置される鉄筋7を所定の位置に固定するためのものである。
複数のライナープレート9は、互いにボルト81及びナット82により連結され、立坑内に円筒状等の筒状に形成された土留壁を構成する。ライナープレート9は、側面視波形状に形成される正面視矩形状の波形鋼板91と、波形鋼板91の上下端部に形成されるとともに水平方向に延びる周方向フランジ92と、波形鋼板91の両側端部に形成されるとともに水平方向に直交する上下方向に延びる軸方向フランジ93と、を備える。上下方向で隣接する2つのライナープレート9、9は、互いの周方向フランジ92、92が、ボルト81及びナット82により連結される。また、水平方向で隣接する2つのライナープレート9、9は、互いの軸方向フランジ93、93が、ボルト81及びナット82により連結される。
鉄筋7は、ライナープレート9に沿って水平方向に延びる周方向鉄筋71と、上下方向に延びる軸方向鉄筋72とを有する。
第1実施形態に係る配筋装置1は、一対の当接部材2と、連結部3と、を備える。
当接部材2は、延伸方向Pに所定の長さで延伸される鋼材等の部材が用いられる。当接部材2は、係止部21と、長さ調整機構22と、を有する。当接部材2は、一端2a側に係止部21を有し、他端2b側が周方向鉄筋71に当接される。
係止部21は、例えば外径が6mm以下、好ましくは外径が4mm以下の部材で構成される。係止部21は、隣接するライナープレート9,9同士を連結するボルト81及びナット82の少なくとも何れかに係止するための係止部21を有する。係止部21は、ボルト81の頭部及びナット82の少なくとも何れかに掛け止められるフック形状である。
当接部材2は、図3に示すように、複数の部材が長さ調整機構22により連結される。当接部材2は、長さ調整機構22により、当接部材2の長さを延伸方向Pに平行な図中矢印S方向に調整することができ、所定の長さに固定することができる。なお、本発明では、長さ調整機構22の構成は、省略することもできる。
当接部材2は、例えば図3(a)に示すように、第1部材101が筒状の第2部材102に挿通可能に構成され、第1部材101と第2部材102とが長さ調整機構22により連結されてもよい。これにより、当接部材2は、その延伸方向Pの長さを調整できる。なお、図示していないが、当接部材2は、例えば筒状に形成される第1部材101に、第2部材102が挿通可能に構成され、第1部材101と第2部材102とが長さ調整機構22により連結されてもよい。
当接部材2は、例えば図3(b)に示すように、平行に配置された第1部材101と第2部材102とが長さ調整機構22により連結されてもよい。このとき、長さ調整機構22は、例えば第1部材101及び第2部材102に形成される延伸方向Pに延びる図示しない長孔と、この長孔に挿通される図示しないボルト等の締結具とで構成される。なお、第1部材101及び第2部材102の長孔の何れか一方は、長孔ではなく円形状の孔に形成されてもよい。当接部材2は、第1部材101と第2部材102とが長さ調整機構22により互いに平行移動可能に連結される。これにより、当接部材2は、その延伸方向Pの長さを調整できる。第1部材101及び第2部材102は、筒状に形成されることなく、長さ調整機構22が設けられる部分が平板状に形成されてもよいし、全体が平板状に形成されてもよい。
連結部3は、図1及び図2に示すように、延伸方向Pに直交する幅方向Qに離間した一対の当接部材2、2同士を連結する。連結部3は、軸方向フランジ93に当接される第1連結部31を有する。これにより、水平方向に対する当接部材2の延伸方向Pの傾斜角度θを最適なものとすることができる。第1連結部31は、鋼板等の板材が用いられ、当接部材2の一端2aと他端2bとの間に溶接等により固定される。
次に、本発明の第1実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法について、説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法を説明するための図である。鉄筋施工方法は、係止工程と、固定工程を備える。
先ず、図4(a)に示すように、複数のライナープレート9を円筒状等の所定の形状となるように、互いにボルト81及びナット82により連結した状態から開始する。このとき、立坑内において、全てのライナープレート9がボルト81及びナット82により互いに連結されている。
次に係止工程を行う。係止工程では、図4(b)に示すように、水平方向に隣接するライナープレート9,9の軸方向フランジ93,93を連結したボルト81及びナット82に、それぞれ係止部21を係止する。これにより、図1(a)に示すように、一方の係止部21は、ボルト81の頭部に係止され、他方の係止部21は、ナット82に係止されることとなる。
係止工程では、当接部材2の他端2b側が一端2a側よりも上側に配置されるようにボルト81及びナット82にフック形状の係止部21を掛け止める。そして、係止工程では、ボルト81の軸を中心にそれぞれ係止部21を回転させ、当接部材2の他端2b側が一端2a側よりも下側に配置させる。これにより、軸方向フランジ93に連結部3を当接させる。
係止工程では、当接部材2の長さを長さ調整機構22により調整してもよい。なお、長さ調整機構22による当接部材2の長さの調整は、次の固定工程で行ってもよい。
次に固定工程を行う。固定工程では、図4(c)に示すように、複数のライナープレート9の内側に配置される周方向鉄筋71を当接部材2に載置して当接させる。そして、固定工程では、当接部材2を周方向鉄筋71に番線等の所定の固定手段により固定する。
その後、固定工程では、図4(d)に示すように、周方向鉄筋71を挟んでライナープレート9の反対側に軸方向鉄筋72を配置し、当接部材2に固定した周方向鉄筋71に軸方向鉄筋72を番線等の所定の固定手段により固定する。以上により、鉄筋施工方法が完了する。
本実施形態によれば、所定の長さで延伸されるとともに鉄筋7に当接するための当接部材2を備え、当接部材2は、隣接するライナープレート9、9同士を連結したボルト81及びナット82の少なくとも何れかに係止するための係止部21を有する。これにより、ライナープレート9の内側の所定の位置に鉄筋7を固定することが可能となる。
また、本実施形態によれば、ライナープレート9の組み立て作業が全て完了した後に、ボルト81及びナット82の少なくとも何れかに、係止部21を係止することができる。このため、立坑掘削作業やライナープレートの組み立て作業の際、ライナープレートの内側に突出する部材をなくすことができる。その結果、掘削土砂の排出時にバケットや立坑内に進入した作業者が接触するのを防止することができ、これらの作業時の安全性を確保することが可能となる。
また、本実施形態によれば、鉄筋7を所定の位置に固定する際、ライナープレート9の内側に突出する部材をなくすことができるため、鉄筋7が干渉するのを防止することができる。このため、配筋時の作業性を向上させることが可能となる。
本実施形態によれば、係止部21は、ボルト81の頭部及びナット82の少なくとも何れかに掛け止められるフック形状である。これにより、係止部21をボルト81の頭部及びナット82の少なくとも何れかに掛け止める際に、溶接作業やボルトナット締め作業を行う必要がない。このため、施工時間を短縮することができる。
また、本実施形態によれば、フック形状の係止部21をボルト81の頭部及びナット82の少なくとも何れかに掛け止める。このため、従来のようなボルト締めや溶接等により固定されていないため、鉄筋7を配筋する際に干渉したとしても、容易に取り外すことができる。このため、配筋時の作業性を向上させることが可能となる。
本実施形態によれば、一対の当接部材2と、一対の当接部材2を連結する連結部3とを備え、一方の係止部21は、ボルト81の頭部に係止するためのものであり、他方の係止部21は、ナット82に係止するためのものである。すなわち、係止部21をボルト81及びナット82に係止したとき、軸方向フランジ93を挟んで両側にそれぞれ係止部21が配置されることとなる。これにより、配筋装置1を確実にライナープレート9に係止することができ、配筋装置1が脱落しにくくすることが可能となる。
本実施形態によれば、一対の当接部材2を連結する連結部3を備える。これにより、一対の当接部材2の係止部21、21をボルト81及びナット82により安定した状態で係止できる。
本実施形態によれば、連結部3は、軸方向フランジ93に当接される第1連結部31を有する。これにより、水平方向に対する当接部材2の延伸方向の傾斜角度θを最適なものとすることができる。このため、当接部材2を確実に鉄筋7に当接させることができる。
本実施形態によれば、係止部21は、軸方向フランジ93に設けられるボルト81及びナット82の何れかに係止される。これにより、配筋すべき周方向鉄筋71の高さに応じて、最適なボルト81及びナット82に係止部21を係止することができる。このため、ライナープレート9の内側の所定の位置に鉄筋7をより確実に固定することが可能となる。
本実施形態によれば、係止部21は、外径が6mm以下である。これにより、例えばフック形状に形成される係止部21をシノ等により拡開させることができ、ボルト81及びナット82の少なくとも何れかに係止した係止部21を取り外し易くできる。また、取り外した配筋装置1を再利用することもできる。
本実施形態によれば、当接部材2は、当接部材2の長さを調整するための長さ調整機構22を有する。これにより、ライナープレート9から鉄筋7までの距離に応じて、当接部材2の長さを調整でき、当接部材2を確実に鉄筋7に当接させることができる。
本実施形態によれば、隣接するライナープレート9,9同士を連結したボルト81及びナット82の少なくとも何れかに係止部21を係止する係止工程と、複数のライナープレート9の内側に配置される鉄筋7を当接部材2に当接させ、当接部材2と鉄筋7とを固定する固定工程と、を備える。これにより、ライナープレート9の内側の所定の位置に鉄筋7を固定することが可能となる。
また、本実施形態によれば、ライナープレート9の組み立て作業が全て完了した後に、係止工程が行われる。このため、立坑掘削作業やライナープレートの組み立て作業の際、ライナープレートの内側に突出する部材をなくすことができる。その結果、掘削土砂の排出時にバケットや立坑内に進入した作業者が接触するのを防止することができ、これらの作業時の安全性を確保することが可能となる。
また、本実施形態によれば、鉄筋7を所定の位置に固定する際、ライナープレート9の内側に突出する部材をなくすことができるため、鉄筋7が干渉するのを防止することができる。このため、配筋時の作業性を向上させることが可能となる。
本実施形態によれば、固定工程では、複数のライナープレート9の内側に配置される周方向鉄筋(第1鉄筋)71を当接部材2に当接させ、当接部材2と周方向鉄筋71とを固定し、周方向鉄筋71と周方向鉄筋71に略直交する軸方向鉄筋(第2鉄筋)72とを固定する。これにより、配筋装置1に固定された第1鉄筋に第2鉄筋を固定することができるため、配筋時の作業性を更に向上させることが可能となる。
(第2実施形態)
図5(a)は、ライナープレート9に固定された本発明の第2実施形態に係る配筋装置1の一例を示す正面図であり、図5(b)は、図5(a)のB-B断面図である。図6は、本発明の第2実施形態に係る配筋装置1の一例を示す斜視図である。
第2実施形態に係る配筋装置1では、連結部3(第2連結部32)は、棒状部材で構成され、一対の当接部材2、2の他端2b側に曲げ加工等により一体化され、一対の当接部材2、2の他端2b側を連結する。
次に、この発明の第2実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法について、説明する。
係止工程では、上下方向で隣接するライナープレート9,9の周方向フランジ92、92を連結したボルト81及びナット82に、それぞれ係止部21を係止する。これにより、図5に示すように、一方の係止部21は、ボルト81の頭部に係止され、他方の係止部21は、ナットに係止されることとなる。
次に行う固定工程は、第1実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法と同様に行えばよい。
本実施形態によれば、係止部21は、周方向フランジ92に設けられるボルト81及びナット82の何れかに係止される。これにより、配筋すべき周方向鉄筋71を水平方向で固定したい位置に応じて、最適なボルト81及びナット82に係止部21を係止することができる。このため、ライナープレート9の内側の所定の位置に鉄筋7をより確実に固定することが可能となる。
(第3実施形態)
図7(a)は、ライナープレート9に固定された本発明の第3実施形態に係る配筋装置1の一例を示す正面図であり、図7(b)は、図7(a)のC-C断面図である。図8は、本発明の第3実施形態に係る配筋装置1の一例を示す斜視図である。
第3実施形態に係る配筋装置1は、一対の当接部材2と、連結部3と、を備える。当接部材2は、他端2b側が折り曲げられて形成される曲がり部23を有する。曲がり部23は、フック形状の係止部21と同一方向に向けて、幅方向Qに直交する面に沿って折り曲げられて形成される。
連結部3は、軸方向フランジ93に当接される第1連結部31と、曲がり部23,23同士を連結する第2連結部32と、を有する。第2連結部32は、棒状部材で構成され、一対の当接部材2、2の他端2b側の曲がり部23に一体化されて、一対の当接部材2、2の他端2b側を連結する。
次に、この発明の第3実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法について、説明する。先ず、第1実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法と同様に、係止工程を行う。
次に、固定工程では、複数のライナープレート9の内側に配置される周方向鉄筋71を当接部材2の曲がり部23に載置して当接させる。このとき、周方向鉄筋71を曲がり部23に嵌め込まれるように当接させる。
そして、固定工程では、当接部材2を周方向鉄筋71に番線等の所定の固定手段により固定する。その後、固定工程では、周方向鉄筋71を挟んでライナープレート9の反対側に軸方向鉄筋72を配置し、当接部材2に固定した周方向鉄筋71に軸方向鉄筋72を番線等の所定の固定手段により固定する。以上により、鉄筋施工方法が完了する。
本実施形態によれば、当接部材2は、折り曲げられて形成される曲がり部23を有する。これにより、配筋すべき周方向鉄筋71を曲がり部23に嵌め込まれるように当接させることができる。このため、ライナープレート9の内側の所定の位置に鉄筋7をより確実に固定することが可能となる。
(第4実施形態)
図9(a)は、ライナープレート9に固定された本発明の第4実施形態に係る配筋装置1の一例を示す正面図であり、図9(b)は、図9(a)のD-D断面図である。図10は、本発明の第4実施形態に係る配筋装置1の一例を示す斜視図である。
第4実施形態に係る配筋装置1は、第3実施形態に係る配筋装置1の第1連結部31が省略されて構成される。
次に、この発明の第4実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法について、説明する。
係止工程は、第2実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法と同様に行う。すなわち、係止工程では、隣接するライナープレート9,9の周方向フランジ92、92を連結したボルト81及びナット82に、それぞれ係止部21を係止する。これにより、図9に示すように、一方の係止部21は、ボルト81の頭部に係止され、他方の係止部21は、ナット82に係止されることとなる。
次に、固定工程では、複数のライナープレート9の内側に配置される軸方向鉄筋72を当接部材2に当接させる。固定工程では、曲がり部23を拡開させ、ライナープレート9と当接部材2の曲がり部23とが、軸方向鉄筋72を挟んで当接する。
そして、固定工程では、当接部材2を軸方向鉄筋72に番線等の所定の固定手段により固定する。以上により、鉄筋施工方法が完了する。
本実施形態によれば、当接部材2は、折り曲げられて形成される曲がり部23を有する。これにより、配筋すべき軸方向鉄筋72を曲がり部23とライナープレート9とにより挟んで当接させることができる。このため、ライナープレート9の内側の所定の位置に鉄筋7をより確実に固定することが可能となる。
本実施形態では、周方向鉄筋71が配置されていない。これはライナープレート9を周方向鉄筋の代替として機能させたことによる。なお、ライナープレート9が周方向鉄筋の一部しか代替できない場合、不足分の周方向鉄筋が必要になる。この場合は、図示していないが、当接部材2に固定した軸方向鉄筋72に対し、周方向鉄筋71をライナープレート9の反対側に配置し、軸方向鉄筋72と周方向鉄筋71を番線等の所定の固定手段により固定することで対応できる。
(第5実施形態)
図11(a)は、ライナープレート9に固定された本発明の第5実施形態に係る配筋装置1の一例を示す正面図であり、図11(b)は、図11(a)のE-E断面図である。
第5実施形態に係る配筋装置1は、当接部材2が突起部24を有する点で、第4実施形態に係る配筋装置1と相違する。当接部材2は、係止部21と曲がり部23との間に、曲がり部23の折り曲げ方向と同一方向に延びる突起部24を更に有する。
次に、この発明の第5実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法について、説明する。
係止工程は、第4実施形態に係る配筋装置1を用いた鉄筋施工方法と同様に行う。
次に、固定工程では、複数のライナープレート9の内側に配置される軸方向鉄筋72を曲がり部23と突起部24との間に当接させる。
そして、固定工程では、当接部材2を軸方向鉄筋72に番線等の所定の固定手段により固定する。その後、固定工程では、軸方向鉄筋72とライナープレート9との間に周方向鉄筋71を配置する。このとき、周方向鉄筋71は、軸方向鉄筋72に当接させるとともに、ライナープレート9から離間させて配置されてもよい。そして、固定工程では、当接部材2に固定した軸方向鉄筋72に周方向鉄筋71を番線等の所定の固定手段により固定する。以上により、鉄筋施工方法が完了する。
本実施形態によれば、当接部材2は、係止部21と曲がり部23との間に、曲がり部23の折り曲げ方向と同一方向に延びる突起部24を更に有する。これにより、配筋すべき軸方向鉄筋72を曲がり部23と突起部24とにより挟んで当接させることができる。このため、ライナープレート9の内側の所定の位置に鉄筋7を一層確実に固定することが可能となる。
(第6実施形態)
図12(a)は、ライナープレート9に固定された本発明の第6実施形態に係る配筋装置1の一例を示す正面図であり、図12(b)は、図12(a)のF-F断面図である。
第6実施形態に係る配筋装置1は、当接部材2が曲がり部23を有する。第6実施形態に係る配筋装置1は、曲がり部23がフック形状の係止部21と反対方向に向けて折り曲げられて形成される点で、第3実施形態に係る配筋装置1と相違する。このとき、当接部材2は、幅方向Qから見てS字形状に形成されることとなる。
本実施形態によれば、曲がり部23がフック形状の係止部21と反対方向に向けて折り曲げられて形成される。これにより、フック形状の係止部21を係止する際に、ボルト81及びナット82の上側から掛け止めることができる。このため、係止部21をボルト81及びナット82の少なくともいずれかに係止する作業を短時間で行うことが可能となる。また、配筋装置1がライナープレート9から脱落しにくくすることが可能となる。
以上、この発明の実施形態のいくつかを説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、第1実施形態~第6実施形態に係る配筋装置1の何れを用いたとしても、鉄筋施工方法における固定工程では、配筋装置1に周方向鉄筋71を固定した後に、固定した周方向鉄筋71に軸方向鉄筋72を固定してもよい。また、配筋装置1に軸方向鉄筋72を固定した後に、固定した軸方向鉄筋72に周方向鉄筋71を固定してもよい。また、本発明では、当接部材2が一対ではなく、1つであってもよい。
また、これらの実施形態は、適宜組み合わせて実施することが可能である。さらに、この発明は、上記いくつかの実施形態の他、様々な新規な形態で実施することができる。したがって、上記いくつかの実施形態のそれぞれは、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更が可能である。このような新規な形態や変形は、この発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明、及び特許請求の範囲に記載された発明の均等物の範囲に含まれる。
1 :配筋装置
2 :当接部材
2a :一端
2b :他端
21 :係止部
22 :調整機構
23 :曲がり部
24 :突起部
101 :第1部材
102 :第2部材
3 :連結部
31 :第1連結部
32 :第2連結部
7 :鉄筋
71 :周方向鉄筋
72 :軸方向鉄筋
81 :ボルト
82 :ナット
9 :ライナープレート
91 :波形鋼板
92 :周方向フランジ
93 :軸方向フランジ
P :矢印
Q :幅方向
S :延伸方向
a :ライナープレート
c :棒状材
d :主筋
e :フープ筋
f :フランジ
θ :傾斜角度

Claims (7)

  1. ボルト及びナットにより連結された複数のライナープレートの内側に配置される鉄筋を固定するための配筋装置であって、
    所定の長さで延伸されるとともに前記鉄筋に当接するための当接部材を備え、
    前記当接部材は、隣接するライナープレート同士を連結したボルト及びナットの少なくとも何れかに係止するための係止部を有し、
    一対の前記当接部材と、一対の前記当接部材を連結する連結部とを備え、
    一方の前記係止部は、前記ボルトの頭部に係止するためのものであり、
    他方の前記係止部は、前記ナットに係止するためのものであること
    を特徴とする配筋装置。
  2. 前記係止部は、前記ボルトの頭部及び前記ナットの少なくとも何れかに掛け止められるフック形状であること
    を特徴とする請求項1記載の配筋装置。
  3. 前記係止部は、外径が6mm以下であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の配筋装置。
  4. 前記当接部材は、前記係止部が形成される一端側とは反対側の他端側に、折り曲げられて形成される曲がり部を有すること
    を特徴とする請求項1~の何れか1項記載の配筋装置。
  5. 前記当接部材は、前記当接部材の長さを調整するための長さ調整部を有すること
    を特徴とする請求項1~の何れか1項記載の配筋装置。
  6. 請求項1~の何れか1項記載の配筋装置を用いた鉄筋施工方法であって、
    隣接するライナープレート同士を連結したボルト及びナットの少なくとも何れかに前記係止部を係止する係止工程と、
    複数のライナープレートの内側に配置される鉄筋を前記当接部材に当接させ、前記当接部材と前記鉄筋とを固定する固定工程と、を備え
    前記係止工程では、一方の前記係止部を前記ボルトの頭部に係止し、他方の前記係止部を前記ナットに係止すること
    を特徴とする鉄筋施工方法。
  7. 前記固定工程では、複数のライナープレートの内側に配置される第1鉄筋を前記当接部材に当接させ、前記当接部材と前記第1鉄筋とを固定し、前記第1鉄筋と前記第1鉄筋に略直交する第2鉄筋とを固定すること
    を特徴とする請求項記載の鉄筋施工方法。
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