JPH0516276Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0516276Y2 JPH0516276Y2 JP13257088U JP13257088U JPH0516276Y2 JP H0516276 Y2 JPH0516276 Y2 JP H0516276Y2 JP 13257088 U JP13257088 U JP 13257088U JP 13257088 U JP13257088 U JP 13257088U JP H0516276 Y2 JPH0516276 Y2 JP H0516276Y2
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- JP
- Japan
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- core material
- bolt
- pile
- fixed
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- Expired - Lifetime
Links
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- 239000011162 core material Substances 0.000 claims description 35
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は鉄筋籠等の芯材を削孔の誤差に拘わ
らず杭心に合わせて挿入させる、場所打ちコンク
リート杭における芯材用スペーサに関するもので
ある。
らず杭心に合わせて挿入させる、場所打ちコンク
リート杭における芯材用スペーサに関するもので
ある。
機械掘削による場所打ちコンクリート杭の造成
方法では、施工の基準となる削孔の掘削は孔心の
杭心との一致を水平2方向から確認した上で行わ
れるが、現実には孔心の杭心からのずれを無くす
ことは難しく、数10mm〜100mm程度の誤差を生ず
ることが少なくない。
方法では、施工の基準となる削孔の掘削は孔心の
杭心との一致を水平2方向から確認した上で行わ
れるが、現実には孔心の杭心からのずれを無くす
ことは難しく、数10mm〜100mm程度の誤差を生ず
ることが少なくない。
このため鉄筋籠等の芯材は多少の誤差を残した
まま挿入されるのが実情であり、また芯材外周に
取り付けられるかぶり確保用のスペーサは芯材に
完全に接合されるためのこのスペーサによつて誤
差を吸収することはできず、造成される杭にも誤
差が伴うことになる。
まま挿入されるのが実情であり、また芯材外周に
取り付けられるかぶり確保用のスペーサは芯材に
完全に接合されるためのこのスペーサによつて誤
差を吸収することはできず、造成される杭にも誤
差が伴うことになる。
この考案はこうした背景を踏まえてなされたも
ので、上記の孔心の誤差を吸収し得るスペーサを
新たに提案しようとするものである。
ので、上記の孔心の誤差を吸収し得るスペーサを
新たに提案しようとするものである。
本考案ではスペーサを芯材に接合される固定ス
ペーサとこの固定スペーサの表面側に取り付けら
れる調節スペーサとから2段に構成し、調節スペ
ーサを固定スペーサに対して芯材の半径方向に伸
縮自在とすることにより孔心の所定の杭心との誤
差を吸収し、芯材を常に正規の杭位置に挿入する
ことを可能とする。
ペーサとこの固定スペーサの表面側に取り付けら
れる調節スペーサとから2段に構成し、調節スペ
ーサを固定スペーサに対して芯材の半径方向に伸
縮自在とすることにより孔心の所定の杭心との誤
差を吸収し、芯材を常に正規の杭位置に挿入する
ことを可能とする。
固定スペーサと調節スペーサは溝形断面形状に
板状部材より形成され、調節スペーサの背面側に
は面外方向にボルトが一体に接合される。
板状部材より形成され、調節スペーサの背面側に
は面外方向にボルトが一体に接合される。
ボルトは固定スペーサに表面側から螺合され、
調節スペーサはボルトの長さ分だけ固定スペーサ
に対して伸縮自在となる。
調節スペーサはボルトの長さ分だけ固定スペーサ
に対して伸縮自在となる。
スペーサは芯材のケーシング位置に取り付けら
れ、調節スペーサはケーシングに対して伸縮し、
その施工誤差を吸収する。
れ、調節スペーサはケーシングに対して伸縮し、
その施工誤差を吸収する。
以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説
明する。
明する。
この考案のスペーサAは第1図−,に示す
ように鉄筋籠等の芯材Bの外周面に接合される固
定スペーサ1と、固定スペーサ1の表面側から螺
合されるボルト2に一体に接合された調節スペー
サ3とからなり、第2図に示すように芯材Bの上
方部に取り付けられて芯材Bを適正な位置に挿入
するものである。
ように鉄筋籠等の芯材Bの外周面に接合される固
定スペーサ1と、固定スペーサ1の表面側から螺
合されるボルト2に一体に接合された調節スペー
サ3とからなり、第2図に示すように芯材Bの上
方部に取り付けられて芯材Bを適正な位置に挿入
するものである。
固定スペーサ1と調節スペーサ3は図示するよ
うにいずれもフラツトバー等の板状部材より溝形
断面形状に形成され、固定スペーサ1は両端のフ
ランジ1a,1a部分で芯材Bに溶接される。
うにいずれもフラツトバー等の板状部材より溝形
断面形状に形成され、固定スペーサ1は両端のフ
ランジ1a,1a部分で芯材Bに溶接される。
調節スペーサ3の背面側、すなわち固定スペー
サ1側にはボルト2が芯材Bの半径方向に溶接さ
れて一体化しており、固定スペーサ1にはボルト
2の挿通孔1b、またはボルト2が螺合する雌ね
じが形成される。図示した実施例のように挿通孔
1bを明けた場合には背面側にナツト4が溶接さ
れ、雌ねじを形成した場合はナツト4は不要とな
る。
サ1側にはボルト2が芯材Bの半径方向に溶接さ
れて一体化しており、固定スペーサ1にはボルト
2の挿通孔1b、またはボルト2が螺合する雌ね
じが形成される。図示した実施例のように挿通孔
1bを明けた場合には背面側にナツト4が溶接さ
れ、雌ねじを形成した場合はナツト4は不要とな
る。
またボルト2には自身を固定スペーサ1に締め
付け、調節スペーサ3の調節後の回転を止める締
付けナツト5が螺合されている。
付け、調節スペーサ3の調節後の回転を止める締
付けナツト5が螺合されている。
以上により調節スペーサ3はボルト2のねじ部
の長さだけ固定スペーサ1に対して伸縮し、芯材
Bの半径方向に調節可能となつている。
の長さだけ固定スペーサ1に対して伸縮し、芯材
Bの半径方向に調節可能となつている。
第2図−,は本スペーサAの芯材Bへの取
り付け状況を示したものであるが、ここに示すよ
うにスペーサAは芯材Bの杭頭位置、すなわちケ
ーシングCの区間に、芯材Bを周回して均等に取
り付けられる。
り付け状況を示したものであるが、ここに示すよ
うにスペーサAは芯材Bの杭頭位置、すなわちケ
ーシングCの区間に、芯材Bを周回して均等に取
り付けられる。
第3図において、鎖線が所定の杭造成位置、そ
の中心が杭心のとき、例えば実線に示すように孔
心に誤差を生じて削孔が掘削された場合は、ずれ
た側のスペーサAを伸長させ、反対側のスペーサ
Aを収縮させることにより誤差を吸収し、芯材B
の中心を杭心に一致させた状態で芯材Bが挿入さ
れる。図中実線がケーシングCの位置を示す。
の中心が杭心のとき、例えば実線に示すように孔
心に誤差を生じて削孔が掘削された場合は、ずれ
た側のスペーサAを伸長させ、反対側のスペーサ
Aを収縮させることにより誤差を吸収し、芯材B
の中心を杭心に一致させた状態で芯材Bが挿入さ
れる。図中実線がケーシングCの位置を示す。
この誤差の吸収はボルト2の長さの範囲内でケ
ーシングCの径の大小に拘わらず可能である。
ーシングCの径の大小に拘わらず可能である。
なお芯材Bが鋼管等予め両端部を残して防錆、
防蝕材が塗装してある場合には固定スペーサ1を
水平にして芯材Bに取り付ける場合がある。
防蝕材が塗装してある場合には固定スペーサ1を
水平にして芯材Bに取り付ける場合がある。
この考案は以上の通りであり、芯材に接合され
る固定スペーサに対して芯材半径方向に伸縮する
調節スペーサによつて孔心の誤差を吸収するもの
であるため芯材を常に所定の杭心に合わせて挿入
することができる。
る固定スペーサに対して芯材半径方向に伸縮する
調節スペーサによつて孔心の誤差を吸収するもの
であるため芯材を常に所定の杭心に合わせて挿入
することができる。
第1図−,は本考案の製作例を示したそれ
ぞれ斜視図、立面図、第2図−,は本スペー
サの芯材への取付状況を示したそれぞれ断面図、
平面図、第3図は誤差を生じた場合のスペーサの
調節例を示した平面図である。 A……スペーサ、1……固定スペーサ、1a…
…フランジ、1b……挿通孔、2……ボルト、3
……調節スペーサ、4……ナツト、5……締付け
ナツト、B……芯材、C……ケーシング。
ぞれ斜視図、立面図、第2図−,は本スペー
サの芯材への取付状況を示したそれぞれ断面図、
平面図、第3図は誤差を生じた場合のスペーサの
調節例を示した平面図である。 A……スペーサ、1……固定スペーサ、1a…
…フランジ、1b……挿通孔、2……ボルト、3
……調節スペーサ、4……ナツト、5……締付け
ナツト、B……芯材、C……ケーシング。
Claims (1)
- ケーシング位置の芯材の外周面に取り付けら
れ、芯材周面と孔壁間のかぶり厚を確保すると同
時に、孔心と杭心との誤差を吸収して芯材を正規
の杭位置に挿入するためのスペーサであり、芯材
に接合され、板状部材よりなる溝形断面形状の固
定スペーサと固定スペーサの表面側に配置される
同じく溝形断面の調節スペーサとからなり、調節
スペーサの背面側には面外方向にボルトが一体に
接合されており、この調節スペーサはボルトにお
いて固定スペーサに芯材の半径方向に伸縮自在に
螺合されていることを特徴とする場所打ちコンク
リート杭における芯材用スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13257088U JPH0516276Y2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13257088U JPH0516276Y2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0254842U JPH0254842U (ja) | 1990-04-20 |
JPH0516276Y2 true JPH0516276Y2 (ja) | 1993-04-28 |
Family
ID=31389651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13257088U Expired - Lifetime JPH0516276Y2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516276Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7077010B2 (ja) * | 2017-12-22 | 2022-05-30 | ショーボンド建設株式会社 | 鉄筋コンクリート構造物の補強構造及び鉄筋コンクリート構造物の補強方法 |
JP7326037B2 (ja) * | 2019-06-14 | 2023-08-15 | 日鉄建材株式会社 | 配筋装置及び鉄筋施工方法 |
-
1988
- 1988-10-11 JP JP13257088U patent/JPH0516276Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0254842U (ja) | 1990-04-20 |
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