JP2819091B2 - リング矢板工法 - Google Patents
リング矢板工法Info
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- JP2819091B2 JP2819091B2 JP32018094A JP32018094A JP2819091B2 JP 2819091 B2 JP2819091 B2 JP 2819091B2 JP 32018094 A JP32018094 A JP 32018094A JP 32018094 A JP32018094 A JP 32018094A JP 2819091 B2 JP2819091 B2 JP 2819091B2
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- Japan
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- sheet pile
- pile
- steel sheet
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- ring
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Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Foundations (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤の液状化対策工法
としてのリング矢板工法に関するものである。
としてのリング矢板工法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】既設地上式タンクの基礎地盤の地震時等
の液状化対策工として、リング矢板工法がある。
の液状化対策工として、リング矢板工法がある。
【０００３】このリング矢板工法は、シートパイル等の
鋼矢板を円形に打ち込み、その内側は締め切り部分とし
て鋼矢板相互の引張抵抗力を利用して内部の土水の動き
を抑制することにより構造物の沈下、変形を防ぐ工法で
ある。
鋼矢板を円形に打ち込み、その内側は締め切り部分とし
て鋼矢板相互の引張抵抗力を利用して内部の土水の動き
を抑制することにより構造物の沈下、変形を防ぐ工法で
ある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このようなリング矢板
工法を既設地上タンクの基礎地盤に適用しようとする際
に配管等の支障物があると、この支障物を撤去しない限
り矢板を閉合することができないので、運用中の既設地
上タンクへの適用は不可能とされていた。
工法を既設地上タンクの基礎地盤に適用しようとする際
に配管等の支障物があると、この支障物を撤去しない限
り矢板を閉合することができないので、運用中の既設地
上タンクへの適用は不可能とされていた。
【０００５】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、配管等の支障物の存在により矢板を閉合できない場
合でも、全体としての円環を完成させ、内部土砂の液状
化を抑制するという機能を確保できるリング矢板工法を
提供することにある。
し、配管等の支障物の存在により矢板を閉合できない場
合でも、全体としての円環を完成させ、内部土砂の液状
化を抑制するという機能を確保できるリング矢板工法を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、シートパイル等の鋼矢板を円形に打ち込み、
その内側は締め切り部分として鋼矢板相互の引張抵抗力
を利用して内部の土水の動きを抑制することにより構造
物の沈下、変形を防ぐリング矢板工法において、配管等
の支障物により矢板相互を結合できない個所が生じる場
合、この支障物を挟んで親杭を端部の矢板に一体化する
ように施工し、親杭相互は杭頭を相互に拘束することを
要旨とするものである。
するため、シートパイル等の鋼矢板を円形に打ち込み、
その内側は締め切り部分として鋼矢板相互の引張抵抗力
を利用して内部の土水の動きを抑制することにより構造
物の沈下、変形を防ぐリング矢板工法において、配管等
の支障物により矢板相互を結合できない個所が生じる場
合、この支障物を挟んで親杭を端部の矢板に一体化する
ように施工し、親杭相互は杭頭を相互に拘束することを
要旨とするものである。
【０００７】
【作用】本発明によれば、シートパイル等の鋼矢板を円
形に打ち込み、その内側は締め切り部分として鋼矢板相
互の引張抵抗力を利用して内部の土水の動きを抑制する
ことにより構造物の沈下、変形を防ぐリング矢板工法に
おいて、配管等の支障物に起因する矢板相互を結合でき
ない欠損部については、この支障物を挟んで親杭を端部
の矢板に一体化するように施工することでそこまでの並
列する矢板はこの親杭の支持を得て矢板相互の引張抵抗
力を確保でき、さらに、親杭相互は杭頭を相互に拘束す
ることで円周方向の引張力を連続させることができる。
形に打ち込み、その内側は締め切り部分として鋼矢板相
互の引張抵抗力を利用して内部の土水の動きを抑制する
ことにより構造物の沈下、変形を防ぐリング矢板工法に
おいて、配管等の支障物に起因する矢板相互を結合でき
ない欠損部については、この支障物を挟んで親杭を端部
の矢板に一体化するように施工することでそこまでの並
列する矢板はこの親杭の支持を得て矢板相互の引張抵抗
力を確保でき、さらに、親杭相互は杭頭を相互に拘束す
ることで円周方向の引張力を連続させることができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について詳細に
説明する。図１は本発明のリング矢板工法の１実施例を
示す正面図である。
説明する。図１は本発明のリング矢板工法の１実施例を
示す正面図である。
【０００９】図中１は既設地上式タンクであり、その下
にシートパイル等の鋼矢板２により鋼矢板リング３を形
成する場合である。
にシートパイル等の鋼矢板２により鋼矢板リング３を形
成する場合である。
【００１０】この既設地上式タンク１からの配管４が支
障物として存在するところでは鋼矢板リング３は欠損部
となる。
障物として存在するところでは鋼矢板リング３は欠損部
となる。
【００１１】本発明は、この前記支障物である配管４を
挟んで親杭５を打設した。また、この親杭５は鋼矢板リ
ング３を形成する端部の鋼矢板２に一体化するようにす
る。
挟んで親杭５を打設した。また、この親杭５は鋼矢板リ
ング３を形成する端部の鋼矢板２に一体化するようにす
る。
【００１２】前記親杭５としては型鋼材や現場造成杭も
しくは鋼管などが採用し得るが、図２は親杭５にＨ型鋼
材６を使用した場合で、このＨ型鋼材６にはフランジ等
に接合用の爪（セクション）による継手６ａを形成し
て、この継手６ａと鋼矢板２が有する接合用の爪（セク
ション）による継手２ａとを噛み合わせて一体的に接合
するようにした。
しくは鋼管などが採用し得るが、図２は親杭５にＨ型鋼
材６を使用した場合で、このＨ型鋼材６にはフランジ等
に接合用の爪（セクション）による継手６ａを形成し
て、この継手６ａと鋼矢板２が有する接合用の爪（セク
ション）による継手２ａとを噛み合わせて一体的に接合
するようにした。
【００１３】図３は親杭５に現場造成杭を使用する場合
のうち、この親杭５がセメントミルクと掘削土砂の混合
物であるソイルセメント杭の場合である。かかるソイル
セメント杭の芯材７として鋼矢板２と同じようなシート
パイルを使用するとして、この芯材７の接合用の爪（セ
クション）による継手７ａと鋼矢板２が有する接合用の
爪（セクション）による継手２ａとを噛み合わせて一体
的に接合するようにする。
のうち、この親杭５がセメントミルクと掘削土砂の混合
物であるソイルセメント杭の場合である。かかるソイル
セメント杭の芯材７として鋼矢板２と同じようなシート
パイルを使用するとして、この芯材７の接合用の爪（セ
クション）による継手７ａと鋼矢板２が有する接合用の
爪（セクション）による継手２ａとを噛み合わせて一体
的に接合するようにする。
【００１４】この他、図４に示すように親杭５が鉄筋カ
ゴ８による鉄筋コンクリート杭の場合はこの鉄筋カゴ８
にスリットを形成して内部に鋼矢板２の端が入り込むよ
うにするなどして一体化を図り、さらに図示は省略する
が親杭５に鋼管を使用した場合などは何らかの形で継手
を設けてこれを鋼矢板の継手とを噛み合わせるようにす
ればよい。
ゴ８による鉄筋コンクリート杭の場合はこの鉄筋カゴ８
にスリットを形成して内部に鋼矢板２の端が入り込むよ
うにするなどして一体化を図り、さらに図示は省略する
が親杭５に鋼管を使用した場合などは何らかの形で継手
を設けてこれを鋼矢板の継手とを噛み合わせるようにす
ればよい。
【００１５】これら配管４を挟んで左右に並ぶ親杭５は
地中梁９等で杭頭を連結してこれで杭頭を相互に拘束す
る。この地中梁９は配管４の上部になることも、下部に
なることも有り得る。
地中梁９等で杭頭を連結してこれで杭頭を相互に拘束す
る。この地中梁９は配管４の上部になることも、下部に
なることも有り得る。
【００１６】このようにして親杭５が端部の鋼矢板２に
一体化しているのでそこまでの並列する鋼矢板２はこの
親杭の支持を得て矢板相互の引張抵抗力を確保できる。
また、親杭５の相互は杭頭を地中梁９で相互に拘束する
ことで全体としての円環を完成させ円周方向の引張力を
連続させることができる。
一体化しているのでそこまでの並列する鋼矢板２はこの
親杭の支持を得て矢板相互の引張抵抗力を確保できる。
また、親杭５の相互は杭頭を地中梁９で相互に拘束する
ことで全体としての円環を完成させ円周方向の引張力を
連続させることができる。
【００１７】なお、両親杭５間は薬液の注入等の追加的
な閉塞工法を採用することで、効果を一層向上させるこ
とも可能である。
な閉塞工法を採用することで、効果を一層向上させるこ
とも可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたように本発明のリング矢板工
法は、配管等の支障物の存在により矢板を閉合できない
場合でも、全体としての円環を完成させ、内部土砂の液
状化を抑制するという機能を確保できるものである。
法は、配管等の支障物の存在により矢板を閉合できない
場合でも、全体としての円環を完成させ、内部土砂の液
状化を抑制するという機能を確保できるものである。
【図１】本発明のリング矢板工法の１実施例を示す正面
図である。
図である。
【図２】親杭の第１例を示す要部の横断平面図である。
【図３】親杭の第２例を示す要部の横断平面図である。
【図４】親杭の第３例を示す要部の横断平面図である。
１…既設地上式タンク ２…鋼矢板 ２ａ…継手 ３…鋼矢板リング ４…配管 ５…親杭 ６…Ｈ型鋼材 ６ａ…継手 ７…芯材 ７ａ…継手 ８…鉄筋カゴ ９…地中梁
Claims (1)
- 【請求項１】 シートパイル等の鋼矢板を円形に打ち込
み、その内側は締め切り部分として鋼矢板相互の引張抵
抗力を利用して内部の土水の動きを抑制することにより
構造物の沈下、変形を防ぐリング矢板工法において、配
管等の支障物により矢板相互を結合できない個所が生じ
る場合、この支障物を挟んで親杭を端部の矢板に一体化
するように施工し、親杭相互は杭頭を相互に拘束するこ
とを特徴としたリング矢板工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32018094A JP2819091B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | リング矢板工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32018094A JP2819091B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | リング矢板工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08177062A JPH08177062A (ja) | 1996-07-09 |
| JP2819091B2 true JP2819091B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=18118594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32018094A Expired - Fee Related JP2819091B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | リング矢板工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2819091B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112177015A (zh) * | 2020-10-14 | 2021-01-05 | 河北建设集团股份有限公司 | 一种砂质土层环境下钢板桩基坑支护施工方法 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP32018094A patent/JP2819091B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08177062A (ja) | 1996-07-09 |
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