JPH0650612Y2 - 擬木柵 - Google Patents

擬木柵

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JPH0650612Y2
JPH0650612Y2 JP1988079809U JP7980988U JPH0650612Y2 JP H0650612 Y2 JPH0650612 Y2 JP H0650612Y2 JP 1988079809 U JP1988079809 U JP 1988079809U JP 7980988 U JP7980988 U JP 7980988U JP H0650612 Y2 JPH0650612 Y2 JP H0650612Y2
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bolt
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crossbar
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定司 浦上
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Hinode Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、横木を簡単に中間杭に取り付けることができ
る擬木柵に関する。
〔従来の技術〕
従来より、公園,路側帯等に使用される柵材としてコン
クリート製の擬木や、最近では、作業性、耐久性の点か
らプラスチックス製の擬木が使用されている。このよう
な擬木柵としては、たとえば、実公昭60−9341号公報に
記載されているような接続構造が知られている。この擬
木柵にあっては、第5図に示すように、中間杭42の芯材
である平鋼板43にボルト用透孔45が設けられており、こ
のボルト用透孔45に通ずるボルト貫通孔46及び該ボルト
貫通孔46の両側に横木差込み穴47が穿設されている。ま
た、端杭41にも、同様にボルト貫通孔46及び横木差込み
穴47が一側に形成されている。そして、鋼管49又は鋼板
を芯材とする横木50の両端には、ナット48が取り付けら
れている。
横木50を端杭41に連結するときには、横木50の端部を端
杭41の横木差込み穴47に挿入し、ボルト貫通孔46を介し
て連結ボルト51をナット48と螺合させる。また、横木50
を中間杭42に連結するときには、中間杭42両側にある横
木50相互を突き合わせ、両ネジボルト52によって双方の
横木50を中間杭42を挟んで連結する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記公報においては、このような連結方法を採用するた
めに、一側に横木50を取り付けた中間杭42の他側に横木
50を取り付けようとするとき、横木50端部のナット48に
両ネジボルト52を合わせた状態で、横木50自体を回転さ
せることにより、両ネジボルト52とナット48との螺合を
行う作業が必要になる。ところが、横木50は通常1.5m程
度の長さを持っており、これを回転させることは面倒な
作業となる。また、両ネジボルト52にナット48を一致さ
せた状態で横木50を回転させることから、取付け作業に
熟練した技術或いは複数の作業者が必要となる。
そこで、本考案は、中間杭に対する横木の連結を横木の
周面方向から行うことにより、横木を回転させる必要な
く、組立てを容易に行うことができる擬木柵を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の擬木柵は、その目的を達成するため、管体の周
囲を被覆材で被覆すると共に該被覆材の端部周側面から
前記管体の内周面に達する開口部を設けさらに該開口部
にネジ部を設けた横木と、側面に前記横木の差込み穴及
び該差込み穴に連通する貫通孔を形成した杭と、前記貫
通孔及び管体に差し込まれる連結杆とを備え、前記ネジ
部に螺合するボルトの先端部を前記連結管の外周面に突
き当てて該連結管を前記横木に固定したことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本考案の特徴
を具体的に説明する。
第1図は、本考案実施例の擬木柵の要部を示す図であ
る。
この擬木柵の横木1は、鋼管2を芯材として、その周囲
に被覆材としてプラスチックス3を被覆している。横木
1端部の周面には、鋼管2の内周面に達する開口部4が
プラスチックス3の肉厚方向に設けられている。その開
口部4のプラスチックス3の底部のナット(ネジ部)5
が鋼管2に溶接されている。また、中間杭6には、横木
1の端部を挿入する差込み穴7,7が両側面に形成されて
おり、更に差込み穴7,7の間を連絡する差込み穴7より
小径の貫通孔8が形成されている。
中間杭6に対する横木1の取付けは、次のようにして行
われる。先ず、中間杭6の一側の差込み穴7に横木1の
端部を挿入する。そして、中間杭6の他側の差込み穴7
から、貫通孔8を介して連結管9の一端を横木1に差し
込む。また、開口部4内のナット5にボルト10を螺合さ
せるとともに、鋼管2の孔に挿通させ、横木1に挿入さ
れた連結杆9の周面にボルト10の先端を押し付ける。こ
れにより、連結杆9の一端は横木1に固定され、他端は
他側の差込み穴7から突出した状態になる。
そこで、差込み穴7から突出している連結杆9の他端に
他の横木1aを差込み、さらに押し進めて差込み穴7に横
木1aの端部を挿入する。そして、前記と同様にして、横
木1aの開口部4にボルト10aをねじ込み、さらにその先
端を連結杆9の周面に押し付ける。このようにして、中
間杭6の両側に、横木1,1aが組み付けられる。
ここで、横木1を中間杭6に取付ける順序としては、先
ず、第1図においてたとえば左側の横木1に連結杆9の
一端を差込み、この連結杆9の周面に横木1の開口部4
にねじ込んだボルト10の先端を押し付け固定して、横木
1と連結杆9とを予め一体化する。次に、中間杭6の左
側の差込み穴7に、横木1を挿入して中間杭6の右側の
差込み穴7から連結杆9の先端を突出させ、この連結杆
9の他端に図において右側の横木1aを差し込み、同様に
横木1aの開口部4にねじ込んだボルト10aの先端を連結
杆9の周面に当接させて押圧固定してもよい。
連結杆9に対するボルト10の緩みを防止するため、接触
部の周面に接着剤を予め塗布しておくこともできる。ま
た、差込み穴7と横木1,1a端部との隙間や開口部4に充
填材を塗布し、隙間にゴミ等が進入することを防止する
と共に、外観の向上を図ることもできる。なお、差込み
穴7に対して横木1の端部を差し込むとき若干の自由度
があるため、横木1に対する横木1aの交叉角度を±20度
の範囲で変更することができる。その際、連結杆9は、
横木1,1aの交叉角度に合わせて予め屈曲させておく。
また、横木1の最終連結部における取付けは、第2図に
示すように、横木の一端にナット11を設けた端部専用の
横木1′と、端杭12を使用する。この端杭12は、一側面
には差込み穴7′を、他側面にはボルト埋込み穴13を形
成し、該差込み穴7′とボルト埋込み穴13をネジ挿通孔
14により連通させている。
端杭12に対する横木1′の取付けは、先ず、端杭12の差
込み孔7′に横木1′の一端にナット11を設けた側を挿
入する。そして、端杭12の他側面に設けたボルト埋込み
穴13からボルト15を差し込むと共に、ネジ挿通孔14を挿
通させて、前記ナット11に螺合することにより、固定す
る。その場合、ボルト埋込み穴13とボルト15との隙間に
充填材16を充填することにより、外観の向上を図る。
また、中間杭6を端杭12として使用する場合には、中間
杭6の他側の差込み穴7から連結杆9が突出しないよう
に、連結杆9を横木1の内部深くまで差し込み、横木1
の開口部4からボルト10で固定する。この場合、貫通孔
8及び他側の差込み穴7に接着剤を充填して、横木1を
固定すると共に、充填材によって差込み穴7を塞ぐよう
にする。
或いは、第3図に示すように、一端にナット11を設けた
挿入杆17を横木1の鋼管2に差し込み、ボルト10bで固
定してこれを端杭12に取り付けられる端部用の横木とし
て使用することもできる。この場合、端杭12の他側か
ら、ボルト15をネジ込み、ナット11に螺合させる。そし
て、ボルト埋込み穴13とボルト15との隙間に充填材16を
充填する。
第4図は、コーナ部における横木の組付けを示した図で
ある。このとき使用する連結杆9は、第4図(a)に示
すように、横木1から突出する側にネジ挿通孔18を形成
している。また、この横木1に対して所定の角度(たと
えば直角)に組み合わされる横木1bには、第2図と同様
に、横木1bの鋼管端部にナット(図示せず)が設けられ
ている。
この場合、第4図(b)に示すように、先ずコーナ杭6a
に設けた差込み穴7aにネジ挿通孔18を設けた連結杆9を
突出させた横木1の端部を差し込み、横木1と交叉する
横木1bの端部を差込み穴7bに差し込む。そして、連結杆
9のネジ挿通孔18を通るように、連結ボルト19を貫通孔
20に挿通する。次いで、横木1のボルト10をナット5に
螺合して連結杆9を固定し、連結ボルト19を横木1bのナ
ットに螺合して横木1bを固定する。
このようにして互いに交叉する方向に配置される横木1,
1bの組付けも容易に行われる。この横木1,1bの交叉角度
は、基本的にはコーナ杭6aに設けた差込み穴7a及び7bの
位置関係によって定まるが、差込み穴7a,7bに対して横
木1,1bの差込みに多少の自由度があるため、若干の角度
調節を行うことができる。たとえば、コーナ杭6aの軸心
に対して差込み穴7aと7bとが作る角度が90度である場
合、横木1,1bの交叉角度を80〜120度の範囲で、施工現
場の状況に応じて調節することができる。
なお、本実施例においては開口部にナットを設けてネジ
部を形成しているが、直接鋼管にネジ部を形成してもよ
い。また、被覆材としてプラスチックスを使用したがコ
ンクリート等を使用してもよいし、管体としては鋼管に
限らず剛性のある管体であればよい。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案においては、杭を貫通さ
せて横木に差し込んだ連結杆の周面に横木の端部周側面
に設けた開口部から螺合させたボルトの先端を押圧する
ことにより、杭に対する横木の取付けを行っている。そ
のため、従来のように横木自体を回転させながら両ネジ
ボルトで杭に取り付ける面倒な作業が不要になり、従来
に比較して少数の作業者で擬木柵を容易に組み立てるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例における擬木柵の中間杭と横木と
の連結部を示す図、第2図及び第3図は端杭と横木との
連結部を示す図、第4図はコーナ部における連結構造を
示す図である。他方、第5図は、従来の擬木柵における
横木の取付けを説明するための図である。 1,1a,1b,1′:横木、2:鋼管(管体) 3:プラスチックス(被覆材) 4:開口部、5,11:ナット(ネジ部) 6:中間杭、6a:コーナ杭 7,7a,7b,7′:差込み穴、8,20:貫通孔 9:連結杆、10,10a,10b,15:ボルト 12:端杭、13:ボルト埋込み穴 14,18:ネジ挿通孔、19:連結ボルト 16:充填材、17:挿入杆

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管体の周囲を被覆材で被覆すると共に該被
    覆材の端部周側面から前記管体の内周面に達する開口部
    を設けさらに該開口部にネジ部を設けた横木と、側面に
    前記横木の差込み穴及び該差込み穴に連通する貫通孔を
    形成した杭と、前記貫通孔及び管体に差し込まれる連結
    杆とを備え、前記ネジ部に螺合するボルトの先端部を前
    記連結管の外周面に突き当てて該連結管を前記横木に固
    定したことを特徴とする擬木柵。
JP1988079809U 1988-06-15 1988-06-15 擬木柵 Expired - Lifetime JPH0650612Y2 (ja)

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JP1988079809U JPH0650612Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 擬木柵

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JP1988079809U JPH0650612Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 擬木柵

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JPH021370U JPH021370U (ja) 1990-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6979868B2 (ja) * 2017-05-30 2021-12-15 積水樹脂株式会社

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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