JP6804681B1 - 仮設防護柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】脇を工事車両が通行容易な350mm以内の幅であるとともに、衝突速度65km/h以上に耐え得る仮設防護柵を提供する。【解決手段】車両通行禁止区域と車両通行区域とを一時的に区画する仮設防護柵1において、金属から鋳造された水平方向に長いブロック状の下部ブロック2と、この下部ブロック2の上に接続されコンクリート製の水平方向に長いブロック状の上部ブロック3と、を備える。また、仮設防護柵1は、長手方向の一端に形成された円形凸部22と、長手方向の他端に形成され、円形凸部22と嵌合する円形凹部23と、からなる円形コッター21で隣接する他の仮設防護柵1と連結可能に構成されているとともに、円形コッター21には、上下に貫通するコッター貫通孔21aが形成され、このコッター貫通孔21aに挿通された連結ボルトB1で他の仮設防護柵1とボルト接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、道路の工事箇所や規制箇所など車両通行禁止区域と、車両等が通行する車両通行区域とを、一時的に区画する仮設防護柵に関する。
従来、道路の工事箇所や規制箇所などの車両通行禁止区域と、車両等が通行する車両通行区域とを区画する境界などには、カラーコーン(登録商標)、緩衝施設、工事用バリケードなどの仮設柵類(仮設防護柵)が設置されていた。しかし、道路の工事や規制箇所が長期に亘る場合や車両の交通量が多い場所では、車両の進入を防止する強度の他、車両乗員への衝撃を抑えるなど、固定式ガードレールや剛性防護柵と同等の機能が要求されている。また、橋梁などの決まった車道幅員で工事箇所を確保して車線規制した場合、従来の車線数や車線幅員の構成(または設計速度)から必要な車線幅員を確保するためには、より幅の狭い車両用防護柵が求められていた。
このような車両用防護柵は、強度(車両が衝突したときに突破されない衝撃度の大きさ)及び設置場所に応じて、種別が設定されており、仮設防護柵でも同様である。例えば、高速道路に用いられる仮設防護柵には、衝突速度65km/h以上に耐え得ること(種別でSB種以上)が望まれていた。
しかし、仮設防護柵は、路面上に載置するだけで使用されるものであるため、その重量だけで衝突荷重に対抗する必要があった。このため、前述の防護柵の設置基準において、衝突速度65km/h以上に耐え得るという条件をクリアすることは、甚だ困難であった。
例えば、特許文献1には、H形鋼からなる防護柵基礎部材12にガードレールが取り付けられた仮設防護柵2が開示されている(特許文献1の明細書の段落[0013]〜[0024]、図面の図1等参照)。
しかし、特許文献1に記載の仮設防護柵2は、重量が軽く、衝突速度65km/h以上に耐え得ることはできず、機能が不十分であるといった問題があった。また、特許文献1に記載の仮設防護柵2は、防護柵基礎部材12よりガードレール部分が重くなり、重量バランスが悪いため、車両の衝突により転倒するおそれが高く、車両が衝突したときに突破されるおそれがあった。このため、特許文献1に記載の仮設防護柵は、高速道路に用いる仮設防護柵としては、不適切であるという問題があった。
また、特許文献2には、間隔Lを空けて順々に配置された複数のブロックK1〜Knを、接続棒2で接続したものであり、ブロックKは、地面上に置くものであり、長手方向の両端それぞれに少なくとも一つの連結部材3を有し、それぞれの連結部材3の端部30に、フープ部31を設け、接続棒2を、フープ部中央32に挿通させる仮設防護柵である防護柵1が開示されている。
特許文献2に記載の防護柵1は、複数の防護柵1が連結されている分、特許文献1に記載の仮設防護柵2より、大きな衝突荷重に耐えるとされている。しかし、特許文献2に記載の防護柵1は、衝突速度65km/h以上に耐え得るという条件をクリアすることができるものではなかった。また、特許文献2に記載の防護柵1は、設置する際に、接続棒2を、フープ部中央32に挿通させる必要があり、設置に手間と時間がかかり、設置コストが増大するという問題があった。
また、衝突速度65km/h以上に耐え得るという条件をクリアする防護柵設置基準・同解説に規定されるSB種対応の仮設防護柵としては、コンクリート製の基礎用ブロック上方に、ガードレールを設置した置き式の株式会社イビコン社製の仮設防護柵が販売されている。なお、現在実用化されているSB種対応の仮設防護柵としては、この株式会社イビコン社製の自在R連続基礎H型の仮設防護柵のみと推測される。
この自在R連続基礎H型の仮設防護柵は、幅750mm×連設間隔1985mmのコンクリート製の基礎用ブロックの上部にベースプレート式のガードレールが取り付けられて使用される。しかし、この自在R連続基礎H型の仮設防護柵は、基礎用ブロック体の幅が750mmあるものであり、車線規制をして路肩や一車線又は複数車線の限られた範囲内で道路の改修やその他の工事を行う際に使用した場合、製品の幅が広すぎて走行車線に必要な車線幅員の確保や、工事用車両や重機等が使えず工事が困難になるという問題があった。
例えば、高速道路の一車線内で工事を行う場合、仮設防護柵の幅を最大でも350mm以内に抑えないと、資材を搬送する工事用車両等が通過するスペースがなくなるという問題があった。
特開2003−155716号公報 特開2014−77230号公報
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、脇を工事車両が通行容易な350mm以内の幅であるとともに、衝突速度65km/h以上に耐え得る仮設防護柵を提供することにある。
請求項1に係る仮設防護柵は、車両通行禁止区域と車両通行区域とを一時的に区画する仮設防護柵であって、鋳鉄からなる水平方向に長く上面の幅が下面の幅より狭く下面の幅が350mm以下の所定の幅となったブロック状の下部ブロックと、この下部ブロックの上に接続されたコンクリート製の水平方向に長く上面の幅が下面の幅より狭く下面の幅が前記下部ブロックの上面の幅以下となった断面台形状の上部ブロックと、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る仮設防護柵は、請求項1に係る仮設防護柵において、長手方向の一端に形成された円形凸部と、長手方向の他端に形成され、前記円形凸部と嵌合する円形凹部と、からなる円形コッターで隣接する他の仮設防護柵と連結可能に構成されているとともに、前記下部ブロックと前記上部ブロックとの界面には、水平外力に対抗するせん断キーが形成されており、前記円形コッターには、上下に貫通するコッター貫通孔が形成され、このコッター貫通孔に挿通された連結ボルトで他の仮設防護柵とボルト接合されていることを特徴とする。
請求項3に係る仮設防護柵は、請求項2に係る仮設防護柵において、前記円形コッターは、前記下部ブロックに形成され、この下部ブロックの前記円形コッターの下方の側面には、前記連結ボルトの螺合部に連通する矩形の孔が形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る仮設防護柵は、請求項2又は3に係る仮設防護柵において、前記せん断キーを上下に貫通するせん断キー貫通孔が穿設され、このせん断キー貫通孔に挿通された上下接合ボルトで前記下部ブロックと前記上部ブロックとが接合されていることを特徴とする。
請求項に係る仮設防護柵は、請求項に係る仮設防護柵において、前記下部ブロックの前記円形コッターの直下には、設置する箇所に固定するためのずれ止めアンカーを挿通するアンカー孔が穿設されていることを特徴とする。
請求項に係る仮設防護柵は、請求項4又は5に係る仮設防護柵において、前記下部ブロックには、フォークリフトのフォークを差し込んで揚重するための一対のフォーク掛止部が形成されていることを特徴とする。
請求項に係る仮設防護柵は、請求項に係る仮設防護柵において、前記フォーク掛止部は、前記下部ブロックの底面に面したフォーク掛止凹部であり、このフォーク掛止凹部は、前記上下接合ボルトの螺合部と連通していることを特徴とする。
請求項に係る仮設防護柵は、請求項1ないしのいずれかに係る仮設防護柵において、前記下部ブロックには、フロリダ型に対応するための断面三角形状のハンチ部材が装着可能に構成されていることを特徴とする。
請求項に係る仮設防護柵は、請求項1ないしのいずれかに係る仮設防護柵において、前記下部ブロックと前記上部ブロックとの間には、前記上部ブロックのコンクリート部分の破損を防止する緩衝材が介装されていることを特徴とする。
請求項1〜に係る発明によれば、道路上に載置するだけで衝突速度65km/h以上に耐えることができるとともに、脇を工事車両が通行容易な350mm以内の幅に抑えることができる。また、請求項1〜に係る発明によれば、下部ブロックが金属製であるため、繰り返し使用しても欠けたり、損傷したりするおそれが低減され、耐久性が向上する。その上、請求項1〜に係る発明によれば、下部ブロックが重い金属からなるため、重心バランスが向上し、より高い衝突荷重にも耐え得ることができる。
特に、請求項2に係る発明によれば、仮設防護柵を曲面道路に合わせて平面視で互いに角度を付けて傾斜させて配列したり、縦横断の傾斜面に設置したりしても、連結が短時間で行えるボルト接合で、互いに強固に連結することができる。このため、請求項2に係る発明によれば、曲面道路に合わせて配置した状態や傾斜面に配置した場合でも、衝突速度65km/h以上に耐えることができる。
また、請求項2に係る発明によれば、水平外力に対抗するせん断キーが形成さているので、車両が衝突した場合でも、材質の違う下部ブロックと上部ブロックが水平方向にずれて外れるおそれを低減することができる。
特に、請求項3に係る発明によれば、上から連結ボルトをコッター貫通孔に差し込んで遊びのある円形コッターの位置合わせを行って、矩形の孔からナットを挿し込んで短時間で簡単に隣接する仮設防護柵同士を連結することができる。
特に、請求項に係る発明によれば、せん断キー貫通孔に挿通された上下接合ボルトで前記下部ブロックと前記上部ブロックとが接合されているので、上部ブロックが下部ブロックから外れて車両の突入を許すおそれをさらに低減することができる。
特に、請求項に係る発明によれば、車両衝突時に仮設防護柵が移動してずれないようにするためのずれ止めアンカーを用いて設置場所直下のコンクリート床版やアスファルトなどの構造物に固定することができるので、万が一、車両衝突時に仮設防護柵が移動した場合にその移動を補助的に抑制することができる。
特に、請求項に係る発明によれば、フォークリフトのフォークを差し込んで揚重するための一対のフォーク掛止部が形成されているので、仮設防護柵の揚重及び移動が極めて容易に行うことができる。
特に、請求項に係る発明によれば、上下接合ボルトにナットを螺合させるのが極めて容易な上、フォーク掛止凹部と兼用しているため、下部ブロックの形状が簡略化でき、鋳造等の鋳型の製造が容易で安価に下部ブロックを製造することができる。また、請求項7に係る発明によれば、フォーク掛止凹部により、下部ブロックの底部に下部ブロックに幅方向全域に亘る凹部が形成されているので、雨水が仮設防護柵に堰き止められて溜まることを防止することができる。
特に、請求項に係る発明によれば、ハンチ部材を装着するだけでフロリダ型に対応することができ、衝突車両があった場合でも乗員のダメージを軽減することができる。
特に、請求項に係る発明によれば、下部ブロックの上に上部ブロックを載置する仮設防護柵の組立時(ブロック組立時)、鋳造物である下部ブロックと鉄筋コンクリート製の上部ブロックとの接合面の凹凸(出来形)に起因したボルト締め付けよるコンクリート部分の破損、及び規制箇所での設防護柵の使用時、走行車両の振動に起因したコンクリート部の破損を防止することができる。
本発明の実施形態に係る仮設防護柵を示す斜視図である。 同上の仮設防護柵を示す図であり、(a)が正面図、(b)が左側面図、(c)が平面図である。 同上の仮設防護柵の下部ブロックを示す斜視図である。 同上の仮設防護柵の上部ブロックを示す斜視図である。 同上の仮設防護柵同士を連結した状態を示す斜視図である。 同上の仮設防護柵の円形凹部を拡大して示す部分拡大斜視図である。 同上の仮設防護柵の円形凸部を拡大して示す部分拡大斜視図である。 同上の仮設防護柵を曲線に沿って複数敷設した状態を示す斜視図である。 同上の仮設防護柵同士を連結した状態を示す、円形コッターのコッター貫通孔で切断した鉛直断面図である。 図9のA部拡大図である。 図9のB部拡大図である。 同上の仮設防護柵の揚重、搬送状況について説明する説明図である。 同上の仮設防護柵にハンチ部材を装着した状態を示す左側面図である。 同上の仮設防護柵の変形例に係る仮設防護柵を示す図であり、(a)が正面図、(b)が平面図である。 図9のB部に相当する変形例に係る仮設防護柵の矩形孔付近の部分拡大図であり、(a)がずれ止めアンカー挿通前、(b)がずれ止めアンカー設置後を示している。 ずれ止めアンカーを用いた変形例に係る仮設防護柵の据付手順を示す工程説明図であり、(1)が仮設防護柵載置工程、(2)が削孔工程、(3)がアンカー設置工程、(4)が並設した仮設防護柵のアンカー設置工程を示している。
以下、本発明に係る仮設防護柵の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<仮設防護柵>
図1〜図12を用いて、本発明の実施形態に係る仮設防護柵について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る仮設防護柵1を示す斜視図である。図2は、仮設防護柵1を示す図であり、(a)が正面図、(b)が左側面図、(c)が平面図である。また、図3は、仮設防護柵1の下部ブロック2を示す斜視図であり、図4は、仮設防護柵1の上部ブロック3を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る仮設防護柵1は、改修工事や追加設置工事などの工事等の車両通行禁止区域と、一般車両が通行する車両通行区域と、を一時的に区画するために両区域の境界に設置される仮設防護柵である。図1に示すように、この仮設防護柵1は、鋳鉄製の下部ブロック2と、この下部ブロック2の上に接続された鉄筋コンクリート製の上部ブロック3と、を備えている。
(下部ブロック)
下部ブロック2は、単位重量が7,200kgf/mの鋳鉄(FC150(ねずみ鋳鉄))からなるブロック状の部材であり、図1〜図3に示すように、鉛直断面が長方形の上に台形が合わさった6角形状となった部材である。
このように、下部ブロック2は、鉄筋コンクリートと比べても単位重量が極めて重い鋳鉄からなるブロックであるため、下部ブロック2の重量だけで1938kgf程度確保することができる。このため、幅をとらずに衝突速度65km/h以上に耐える重量を確保することができる。なお、下部ブロック2は、鋳鉄製に限らず、単位重量が重い他の金属製の鋳造物とすることもできる。
この下部ブロック2は、図3等に示すように、鉛直断面が長方形の上に台形が合わさった6角形状となった水平方向に長い全長2100mm×幅350mmの下部ブロック本体20を主体としている。また、図2等に示すように、下部ブロック2は、この下部ブロック本体20の長手方向の両端に、円形コッター21で他の仮設防護柵1が連結可能に構成されている。
この円形コッター21は、図2,図3に示すように、下部ブロック本体20の長手方向の一端に形成された円錐台状の円形凸部22と、他端に形成され、円形凸部22と嵌合するすり鉢状の円形凹部23と、から構成されている。
この円形コッター21には、後述の連結ボルトを挿通する上下に貫通するコッター貫通孔21aが形成されている。即ち、円形凸部22には、コッター貫通孔22aが形成され、円形凹部23には、コッター貫通孔23aが形成されている。
また、円形凹部23の下方の下部ブロック本体20の側面には、下部ブロック本体20を貫通する矩形孔24が形成されている。この矩形孔24は、コッター貫通孔23a及び後述の連結ボルトB1の螺合部と連通し、螺合部に手を差し入れてナットを締めるための孔である。なお、螺合部とは、ボルトのねじ山とナットのねじ溝とが螺合する部分を指している(以下、同じ)。
そして、上部ブロック3との界面となる下部ブロック2の上面には、下部ブロック2の長手方向に沿って長さ1200mm程度の断面台形状の凸条25が形成されている。この凸条25は、後述の上部ブロック3の凹溝に嵌まり込んで凹溝32と協働して水平外力に対抗するせん断キーとしての機能を発揮する。
さらに、下部ブロック本体20には、フォークリフトのフォークを差し込んで揚重するための一対のフォーク掛止部が形成されている。本実施形態に係るフォーク掛止部は、下部ブロック本体20の底面に面した一対のフォーク掛止凹部26となっている。このため、フォーク掛止部の金型が容易に作成でき、安価に下部ブロック2を製造することができる。また、フォーク掛止凹部26により、下部ブロック2の底部に下部ブロック2に幅方向全域に亘る凹部が形成されることとなり、雨水が仮設防護柵1に堰き止められて溜まることを防止することができる。
また、一対のフォーク掛止凹部26には、下部ブロック本体20を上下に貫通してせん断キーである凸条25の上面まで達するせん断キー貫通孔27が形成されている。このせん断キー貫通孔27は、上下接合ボルトB2を挿通するための孔であり、後述の上部ブロック3のせん断キー貫通孔33に連通している。
その上、せん断キー貫通孔27の下部には、上下接合ボルトB2の螺合部となるナットを回して螺合するスペースとなるせん断キー貫通孔27の径より拡径した拡径部27aが形成されている。この拡径部27aは、フォーク掛止凹部26の上面に面し、連通している。
なお、図3に示すように、下部ブロック本体20の上面には、ゴム弾性体(ゴム材)からなる緩衝材GPが貼着されていることが好ましい。この緩衝材GPが、下部ブロック2と上部ブロック3との間に介装されることにより、後述の上部ブロック3のコンクリート部分が破損することを防止することができるからである。
具体的には、緩衝材GPは、仮設防護柵1の組立時(ブロック組立時)、即ち、下部ブロック2の上に上部ブロック3を載置する際にその衝撃で、上部ブロック3のコンクリート部分の一部が欠けたりすることを防止するものである。また、緩衝材GPは、鋳造物である下部ブロック2と鉄筋コンクリート製の上部ブロック3との接合面において、両者の接合面に凹凸(出来形)があった場合に、ボルト締め付けた際に上部ブロック3のコンクリート部分がひび割れて破損することも防止することができる。その上、緩衝材GPは、道路の車両規制箇所に仮設防護柵1を設置して使用している際に、走行車両の振動に起因して、上部ブロック3と下部ブロック2とが衝突して上部ブロック3のコンクリート部分が破損することを防止することができる。
(上部ブロック)
上部ブロック3は、単位重量が2,500kgf/m程度の鉄筋コンクリート製のブロック状の部材であり、図2,図4に示すように、鉛直断面が台形となった六面体状の部材である。なお、上部ブロック3の重量は、下部ブロック2の重量1938kgfと比べて極めて軽い466kgfとなる。
このように、仮設防護柵1では、下部ブロック2を、鉄筋コンクリートより単位重量が重い鋳鉄製とし、上部ブロック3を、鋳鉄より単位重量が軽い鉄筋コンクリート製とすることで、下部が重くなり重心バランスが向上する。このため、仮設防護柵1は、幅が最大350mmと狭く少ない設置面積で、衝突速度65km/h以上に耐えることができ、防護柵設置基準・同解説に規定されるSB種に対応することができる。
また、上部ブロック3の部分を、鋳鉄より単位重量が軽い鉄筋コンクリート製とすることで、仮設防護柵1の全体の重量を軽くするとともに、仮設防護柵1の高さを、車両が衝突した場合であっても乗り越えることが少ない900mmの高さを確保している。
この上部ブロック3は、鉛直断面が台形となった水平方向に長い底面の幅296mm×全長1800mmの上部ブロック本体30を主体としている。また、この上部ブロック本体30には、図2等に示すように、前述のコッター貫通孔22aと連通する連結ボルト挿通孔31が形成され、この連結ボルト挿通孔31の上部には、連結ボルトの頭部分を収容する矩形の凹部であるボルト収容凹部31aが形成されている。
また、上部ブロック本体30の底面には、前述の凸条25と嵌合してせん断キーを形成する長手方向に沿った凹溝32が形成されている。
そして、前述のフォーク掛止凹部26の上方の凹溝32には、上部ブロック3を上下に貫通するせん断キー貫通孔33が形成されている。このせん断キー貫通孔33の上部となる上部ブロック本体30の上面には、せん断キー貫通孔33に挿通する上下接合ボルトB2のボルト頭を収容するスペースとなる、せん断キー貫通孔33の径より拡径した拡径部33aが形成されている。
次に、図5〜図8を用いて、仮設防護柵1と他の仮設防護柵1との連結について説明する。図5は、仮設防護柵1と他の仮設防護柵1とを連結した状態を示す斜視図である。また、図6は、仮設防護柵1の円形凹部23を拡大して示す部分拡大斜視図であり、図7は、仮設防護柵1の円形凸部22を拡大して示す部分拡大斜視図である。そして、図8は、曲線に沿って複数の仮設防護柵1を敷設した状態を示す斜視図である。
図5〜図7に示すように、仮設防護柵1と他の仮設防護柵1との連結は、図6に示す、仮設防護柵1の円錐台状の円形凸部22を、図7に示す、他の仮設防護柵1のすり鉢状の円形凹部23に嵌め込む。そして、コッター貫通孔21a(コッター貫通孔22a及びコッター貫通孔23a)に連結ボルトB1を挿通してボルト止めして連結する。
このとき、円錐台状の円形凸部22とすり鉢状の円形凹部23は、円形のコッター(円形コッター21)である上、互いの嵌合形状に遊びがある。このため、縦横断において傾斜がある場合であっても、道路に仮設防護柵1を載置した状態で仮設防護柵1同士を円形コッター21で連結することができる。
また、仮設防護柵1と他の仮設防護柵1との連結は、角度を変えて連結可能な円形コッター21で行うため、図8に示すように、仮設防護柵1同士をその長手方向が互いに交差するように、道路の曲線に沿って敷設して行くことが可能である。このため、車線誘導など種々の用途に使用でき、前述の縦横断の傾斜面に使用できることと相まって極めて広範囲に使用することができる。
このように、仮設防護柵1と他の仮設防護柵1との連結は、円形コッター21で連結するとともに、コッター貫通孔21aに連結ボルトB1を挿通してボルト止めすることにより行う。このため、縦横断において傾斜がある場合や、曲線に沿って複数の仮設防護柵1を敷設する場合であっても、仮設防護柵1同士を強固に連結することができる。よって、設置する道路の状況如何にかかわらず、仮設防護柵1同士を強固に連結することができ、幅が狭く少ない設置面積で、衝突速度65km/h以上に耐えることができる。
次に、図9〜図11を用いて、仮設防護柵1と他の仮設防護柵1との連結、及び下部ブロック2と上部ブロック3との連結について、さらに詳細に説明する。図9は、仮設防護柵1同士を連結した状態を示す、円形コッター21のコッター貫通孔21aで切断した鉛直断面図である。また、図10は、図9のA部拡大図、図11は、図9のB部拡大図である。
図9〜図11に示すように、連結ボルトB1の上部の螺合部は、ボルト収容凹部31aにより外部に露出し、連結ボルトB1の下部の螺合部は、矩形孔24により露出している。このため、連結ボルトB1による仮設防護柵1同士の連結が極めて短時間で容易に行うことができる。
また、図9に示すように、下部ブロック2と上部ブロック3は、せん断キー貫通孔27,33に挿通された上下接合ボルトB2によりボルト接合されている。このため、素材の違う下部ブロック2と上部ブロック3を強固に連結することができ、車両が衝突した場合であっても分離することがない。そのため、上部ブロック3が下部ブロック2から外れて車両の突入を許すおそれをさらに低減することができる。
その上、前述のように、上下接合ボルトB2の螺合部を収容する拡径部27aが、フォーク掛止凹部26に連通している。このため、仮設防護柵1を揚重することなく、いつでも上下接合ボルトB2を締め直すことができる。
また、鋳造部品である下部ブロック2の金型を簡略化することができ、部品単価を低減することができる。
次に、図12を用いて、仮設防護柵1の揚重、搬送方法について説明する。図12は、仮設防護柵1の揚重、搬送状況について説明する説明図である。前述のように、下部ブロック2の底部には、フォークリフトのフォークを差し込んで揚重するための一対のフォーク掛止凹部26が形成されている。このため、図12に示すように、仮設防護柵1を簡単にフォークリフトで揚重し、そのまま搬送することができる。
また、仮設防護柵1では、フォークリフトのフォークを差し入れすることで損傷し易いフォーク掛止凹部26周り、及び、仮設防護柵1をフォークで下降させる際に道路と衝突して欠け易い部分を、鋳鉄製としている。このため、仮設防護柵1を繰り返し使用しても、損傷し難く、仮設防護柵1は、特許文献2の仮設防護柵や自在R連続基礎H型の仮設防護柵などの下部がコンクリート製の従来の仮設防護柵と比べて格段に耐久性が向上している。なお、図12に示すように、フォークリフトのフォークの先に返し爪を付けると、フォークリフトで仮設防護柵1を揚重、搬送する際に、仮設防護柵1が落下するおそれが低減されるため好ましい。
次に、図13を用いて、仮設防護柵1のオプション部材であるハンチ部材について説明する。図13は、仮設防護柵1にハンチ部材4を装着した状態を示す左側面図である。
図13に示すように、ハンチ部材4は、断面三角形状の左右対称、左右一対の部材であり、仮設防護柵1に装着することで、仮設防護柵1をフロリダ型に対応させるための部材である。
ハンチ部材4は、一対のフォーク掛止凹部26や矩形孔24などを利用して、左右のハンチ部材4同士をボルトで連結するなどして仮設防護柵1に装着する。
ハンチ部材4で仮設防護柵1を簡単にフロリダ型とすることができ、仮設防護柵1に衝突した車両の乗員の安全を保護することができる。但し、ハンチ部材4は、幅が130mmずつあり、左右に装着すると仮設防護柵1の幅が610mmに達してしまう。
以上説明した本発明の実施形態に係る仮設防護柵1によれば、前述のように、下部ブロック2の重量が1938kgf程度となり、上部ブロック3の重量が466kgf程度である。このため、仮設防護柵1の総重量が2404kgfとなり、連結部である円形コッター21の間隔が1.8mである。よって、単位長さ当たりの重量が1,336kgf/mとなり、SI単位に換算すると13.10kN/mとなる。このため、仮設防護柵1は、重量(必要重量13.1kN/m)だけで、衝突速度65km/h以上に耐え得るという条件をクリアして、防護柵設置基準・同解説に規定されるSB種に対応することができる。また、前述のように、仮設防護柵1の幅は、350mm以内に抑えることができ、高速道路の一車線内で工事を行う場合であっても、仮設防護柵1の脇を工事車両等が容易に通行可能となる。
また、仮設防護柵1によれば、下部ブロック2が鋳鉄製(金属製)であるため、繰り返し使用しても欠けたり、損傷したりするおそれが低減され、耐久性が向上する。その上、仮設防護柵1によれば、下部ブロック2が重い鋳鉄からなるため、重心バランスが向上し、より高い衝突荷重にも耐え得ることができる。
その上、仮設防護柵1によれば、円形コッター21と連結ボルトB1で他の仮設防護柵1と連結可能に構成されているので、仮設防護柵1を曲面道路に合わせて平面視で互いに角度を付けて傾斜させて配列したり、縦横断の傾斜面に設置したりすることができる。また、仮設防護柵1同士の連結が、円形コッター21の嵌合と、連結ボルトB1の締結だけで行うことができるため、短時間で行えるとともに、強固に連結することができる。このため、さらに高い衝突荷重にも耐え得ることができる。
それに加え、仮設防護柵1によれば、上から連結ボルトB1をコッター貫通孔21aに差し込んで遊びのある円形コッター21の位置合わせを行って、矩形孔24からナットを挿し込んで短時間で簡単に隣接する仮設防護柵1同士を連結することができる。
また、仮設防護柵1によれば、図12に示したように、フォークリフトのフォークを差し込んで揚重するための一対のフォーク掛止凹部26が形成されているので、仮設防護柵1の揚重及び移動が極めて容易に行うことができる。
さらに、仮設防護柵1によれば、フォーク掛止凹部26により、下部ブロック2の底部に下部ブロック2に幅方向全域に亘る凹部が形成されているので、雨水が仮設防護柵1に堰き止められて溜まることを防止することができる。このため、道路の雨水排水のための傾斜に関係なく、仮設防護柵1を設置することができる。よって、半断面施工など、交通規制を行いながら、道路を部分的に工事する際に特に有効である。
次に、図14〜図16を用いて、前述の仮設防護柵1の変形例である仮設防護柵1’について説明する。変形例に係る仮設防護柵1’が、前述の仮設防護柵1と相違する点は、ずれ止めアンカー用のアンカー孔が穿設されている点だけなので、主に、その相違点のみ説明し、他の説明は省略する。なお、同一構成は同一符号を付し、説明を省略する。
図14は、変形例に係る仮設防護柵1’を示す図であり、(a)が正面図、(b)が平面図である。また、図15は、図9のB部に相当する仮設防護柵1’の矩形孔24付近の部分拡大図であり、(a)がずれ止めアンカー挿通前、(b)がずれ止めアンカー設置後を示している。
図14,図15に示すように、この仮設防護柵1’には、下部ブロック2の円形コッター21の直下に、ずれ止めアンカーA1を挿通するアンカー孔28が穿設されている。より詳細には、アンカー孔28は、円形コッター21のコッター貫通孔23a(21a)の中心線の延長線上に形成され、矩形孔24の底面から下部ブロック本体20の底面まで貫通する孔となっている。
また、ずれ止めアンカーA1は、仮設防護柵1’を設置する箇所直下の構造物に固定するためのアンカーであり、所定長さ(L=245mm)のM18のアンカーバー(棒タイプ)を想定している。このため、アンカー孔28は、直径40mmの円形の孔となっている。勿論、ずれ止めアンカーA1は、アンカーバーに限られず、スクリューアンカーなどのねじ込みタイプのアンカー、又はホールインアンカーなどの構造物側に雌ねじ部を打ち込むタイプのアンカーとすることもできる。要するに、ずれ止めアンカーA1は、あと施工アンカーであればよい。
次に、図16を用いて、ずれ止めアンカーA1を用いて仮設防護柵1’を箇所直下の構造物に据え付ける手順を説明する。図16は、ずれ止めアンカーA1を用いた仮設防護柵1’の据付手順を示す工程説明図である。図16(1)は、仮設防護柵1’を設置個所に載置した状態を示し、図16(2)は、電動ドリルで構造物にアンカー孔を削孔している状態を示す図である。また、図16(3)は、構造物のアンカー孔及び下部ブロック2のアンカー孔28にずれ止めアンカーA1を設置した状態を示す図であり、図16(4)は、並設した仮設防護柵1’にずれ止めアンカーA1を設置した状態を示す図である。
先ず、図16(1)に示すように、仮設防護柵1’を設置個所に載置する仮設防護柵載置工程を行う。設置個所とは、車両通行禁止区域と車両通行区域とを区画する境界となる道路上であり、構造物としては、道路橋のコンクリート床版C1やその上のアスファルト舗装A2などを想定している。
次に、図16(2)に示すように、仮設防護柵1’のコッター貫通孔23a(21a)及びアンカー孔28を利用して、構造物上に載置した仮設防護柵1’の円形コッター21の上方から、電動ドリルD1で構造物にアンカー孔を削孔する削孔工程を行う。電動ドリルD1は、ハンマードリルや振動ドリルなどのコンクリート削孔用の電動ドリルである。
次に、図16(3)に示すように、前削孔工程で削孔したアンカー孔にずれ止めアンカーA1を差し込んで設置するアンカー設置工程を行う。図示形態では、アスファルト舗装A2を貫通し、コンクリート床版C1に達するずれ止めアンカーA1を設置し、コンクリート床版C1に仮設防護柵1’に固定する場合を示している。勿論、アスファルト舗装A2が厚い場合は、仮設防護柵1’をアスファルト舗装A2に固定することも可能である。
同様に、図16(4)に示すように、並設した仮設防護柵1’にずれ止めアンカーA1を設置する並設した仮設防護柵のアンカー設置工程を行い、順次仮設防護柵1’を据え付けて行く。これにより、仮設防護柵1’の据付工事が完了する。
以上、本発明の実施形態に係る仮設防護柵1及びその変形例に係る仮設防護柵1’について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
特に、仮設防護柵1及び仮設防護柵1’の各部位の寸法を明記したが、仮設防護柵1の全体の幅を350mmに抑えるということ等を説明するために例示したに過ぎず、適宜変更できることは云うまでもない。
1,1’:仮設防護柵
2:下部ブロック
20:下部ブロック本体
21:円形コッター
21a:コッター貫通孔
22:円形凸部(円形コッター)
22a:コッター貫通孔
23:円形凹部
23a:コッター貫通孔
24:矩形孔
25:凸条
26:フォーク掛止凹部(フォーク掛止部)
27:せん断キー貫通孔
27a:拡径部
GP:緩衝材
3:上部ブロック
30:上部ブロック本体
31:連結ボルト挿通孔
31a:ボルト収容凹部
32:凹溝
33:せん断キー貫通孔
33a:拡径部
4:ハンチ部材
B1:連結ボルト
B2:上下接合ボルト
A1:ずれ止めアンカー
D1:ハンマードリル(電動工具)
C1:コンクリート床版
A2:アスファルト舗装

Claims (9)

  1. 車両通行禁止区域と車両通行区域とを一時的に区画する仮設防護柵であって、
    鋳鉄からなる水平方向に長く上面の幅が下面の幅より狭く下面の幅が350mm以下の所定の幅となったブロック状の下部ブロックと、この下部ブロックの上に接続されたコンクリート製の水平方向に長く上面の幅が下面の幅より狭く下面の幅が前記下部ブロックの上面の幅以下となった断面台形状の上部ブロックと、を備えること
    を特徴とする仮設防護柵。
  2. 長手方向の一端に形成された円形凸部と、長手方向の他端に形成され、前記円形凸部と嵌合する円形凹部と、からなる円形コッターで隣接する他の仮設防護柵と連結可能に構成されているとともに、
    前記下部ブロックと前記上部ブロックとの界面には、水平外力に対抗するせん断キーが形成されており、
    前記円形コッターには、上下に貫通するコッター貫通孔が形成され、このコッター貫通孔に挿通された連結ボルトで他の仮設防護柵とボルト接合されていること
    を特徴とする請求項1に記載の仮設防護柵。
  3. 前記円形コッターは、前記下部ブロックに形成され、この下部ブロックの前記円形コッターの下方の側面には、前記連結ボルトの螺合部に連通する矩形の孔が形成されていること
    を特徴とする請求項2に記載の仮設防護柵。
  4. 前記せん断キーを上下に貫通するせん断キー貫通孔が穿設され、このせん断キー貫通孔に挿通された上下接合ボルトで前記下部ブロックと前記上部ブロックとが接合されていること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の仮設防護柵。
  5. 前記下部ブロックの前記円形コッターの直下には、設置する箇所に固定するためのずれ止めアンカーを挿通するアンカー孔が穿設されていること
    を特徴とする請求項に記載の仮設防護柵。
  6. 前記下部ブロックには、フォークリフトのフォークを差し込んで揚重するための一対のフォーク掛止部が形成されていること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の仮設防護柵。
  7. 前記フォーク掛止部は、前記下部ブロックの底面に面したフォーク掛止凹部であり、このフォーク掛止凹部は、前記上下接合ボルトの螺合部と連通していること
    を特徴とする請求項6に記載の仮設防護柵。
  8. 前記下部ブロックには、フロリダ型に対応するための断面三角形状のハンチ部材が装着可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の仮設防護柵。
  9. 前記下部ブロックと前記上部ブロックとの間には、前記上部ブロックのコンクリート部分の破損を防止する緩衝材が介装されていること
    を特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の仮設防護柵。
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