JP3011626U - 仮設ブロック体 - Google Patents

仮設ブロック体

Info

Publication number
JP3011626U
JP3011626U JP1994015729U JP1572994U JP3011626U JP 3011626 U JP3011626 U JP 3011626U JP 1994015729 U JP1994015729 U JP 1994015729U JP 1572994 U JP1572994 U JP 1572994U JP 3011626 U JP3011626 U JP 3011626U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block body
temporary block
vertical wall
wall portion
temporary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994015729U
Other languages
English (en)
Inventor
健次 柴田
Original Assignee
健次 柴田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 健次 柴田 filed Critical 健次 柴田
Priority to JP1994015729U priority Critical patent/JP3011626U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011626U publication Critical patent/JP3011626U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転倒や横移動を回避し、しかも連続した低層
の連続壁を構築できる仮設ブロック体を提供すること。 【構成】 垂直壁部20の下部にベース部30を一体に
形成してなり、垂直壁部20の躯体にはその長手方向に
向けて連結孔22を開設し、垂直壁部20の上部には縦
向きの装着穴21を開設し、垂直壁部20の側端面には
ナット23を埋め込み、ベース部30には設置孔32を
開設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は仮設道路の側壁やガードレールの支持構造物として、或いは各種の擁 壁や仕切壁に適用できる、仮設ブロック体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
交通規制や車両の誘導や危険場所の表示方法としては、路側に所定の間隔を 隔てて点在させた方形のコンクリートブロックにガードレールの支柱を支持させ る方法や「セーフティーコーン」と呼ばれる塩ビ製の円錐体を一定間隔で設置 する方法や内部に多数の豆電球を収容した赤色ビニールホースを規制範囲に亘 って吊り渡す方法等か知られている。
【0003】
【本考案が解決しようとする問題点】
前記した車両の規制・誘導技術にあっては、次のような共通の問題点がある。 <イ> 規制機能や誘導機能のみを優先して周囲の環境との修景は何等配慮され ていない。 そのため周囲の景観と調和がとれず、運転者や歩行者に違和感を与えてしまう 。<ロ> 、の方法にあっては、仮設であるためガードレールや円錐体が自 動車の接触や強風によって容易に転倒したり横移動し易い。
【0004】
【本考案の目的】
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは景観性に 優れ、仮設の印象を受け難く、しかも汎用性に富んだ仮設ブロック体を提供する ことにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
即ち本考案は、垂直壁部と、その下端に接合したベース部とにより構成した、 仮設ブロック体である。 また本考案は、前記記載の仮設ブロック体において、前記垂直壁部を長手方向 に向けて貫通する連結孔を開設したことを特徴とする、仮設ブロック体である。 また本考案は、前記記載の仮設ブロック体において、前記垂直壁部の上端面に 、ガイドレールの装着穴を開設したことを特徴とする、仮設ブロック体である。 また本考案は、前記記載の仮設ブロック体において、前記垂直壁部の側端面に 、ナットを埋設したことを特徴とする、仮設ブロック体である。 また本考案は、前記記載の仮設ブロック体において、前記ベース部を上下方向 に貫通する設置孔を開設したことを特徴とする、仮設ブロック体である。 また本考案は、前記記載の仮設ブロック体において、前記垂直壁部およびベー ス部を一体構造としたことを特徴とする、仮設ブロック体である。 更に本考案は、前記記載の仮設ブロック体において、コンクリート製であるこ とを特徴とする、仮設ブロック体である。
【0006】
【実施例1】 以下図面を参照しながら一実施例について説明する。 <イ>全体の構造(図1) 図1に仮設ブロック体10の斜視図を示す。仮設ブロック体10は、垂直壁部 20とベース部30とを一体成形して構成される。仮設ブロック体10の素材と してはコンクリート製の他に樹脂や鋳物で形成しても良く、或いは空洞構造であ ってもよい。 以下、各部について詳述する。
【0007】 <ロ>垂直壁部(図1、図2、図3) 垂直壁部20はベース部30に対してほぼ垂直に立設した壁体で、この垂直壁 部20の上部に縦方向に開設された複数の装着穴21を有している。装着穴21 はガイドレール40の支柱41を設置するための専用孔である。 垂直壁部20の中間部には壁の長手方向に沿って水平に連結孔22が開設され ている。この連結孔22は図2に示すように鋼棒やPC鋼線などの連結材221 を挿通して複数の仮設ブロック体10を一体化させるために役立つものである。 また、図3に示すように垂直壁部20の側端面には複数のナット23が埋設さ れていて、このナット23を利用して例えば各種の交通表示板231の支柱を垂 直壁部20の側端面に固定したり、或いは仮設ブロック体10を吊る際の玉掛け 用のフックを螺着できるようになっている。 尚、垂直壁部20は、ほぼ垂直であれば多少傾斜して形成する場合もある。 また、既述した装着穴21、連結孔22、ナット23は夫々設置現場に応じて 省略される場合もある。
【0008】 <ハ>ベース部(図1) ベース部30は、垂直壁部20の転倒を阻止して直立させるためのアウトリガ ー機能と仮設ブロック体10の重心を下方に設定するための重量物で、垂直壁部 20の両側に水平に張り出して形成される。また、ベース部30と垂直壁部20 の直交部には補強用の控え部31を一体成形する場合もある。 ベース部30には所定の間隔で貫通孔32が開設されていて、アンカー等を打 ち込んで、仮設ブロック体10を路盤へ強固に固定できるようになっている。 貫通孔32は仮設ブロック体10の設置面が傾斜していたり、予想される外力 に対して仮設ブロック体10の自重のみで転倒を阻止できない場合にアンカー等 を打ち込んで使用すると有効である。
【0009】 <ニ>寸法例 仮設ブロック体10の望ましい寸法例について示す。 [例] ベース部30:縦430mm×横1500mm×厚さ100mm 垂直壁部20:縦600mm×横1500mm×厚さ200mm 総 重 量:約0.620t 素 材:鉄筋コンクリート製 [例] ベース部30:縦430mm×横1000mm×厚さ100mm 垂直壁部20:縦600mm×横1000mm×厚さ200mm 総 重 量:約0.414t 素 材:鉄筋コンクリート製 [例] ベース部30:縦430mm×横500mm×厚さ100mm 垂直壁部20:縦600mm×横500mm×厚さ200mm 総 重 量:約0.207t 素 材:鉄筋コンクリート製
【0010】
【作用】
次に仮設ブロック体10の取扱方法について説明する。
【0011】 (1)設置 トラックに積んだ仮設ブロック体10をクレーンで吊り上げて設置現場へ隣接 させて壁体を形成する。所定数の仮設ブロック体10を並設したら、連続する連 結孔22に連結材221を挿通して複数の仮設ブロック体10を一体化させる。 つぎに仮設ブロック体10の上部の各装着穴21にガイドレール40の支柱4 1を内挿する。 必要に応じて壁体の端部に位置する仮設ブロック体10の側端面に交通表示板 231の支柱をボルト止めして設置する。 また仮設ブロック体10を撤去したり設置位置を移動する場合は各仮設ブロッ ク体の連続性を解除した後に行えば良い。
【0012】 (2)安定性 仮設ブロック体10は1個でも比較的安定しているが、これらが連続して設置 されているため、全体の総重量が極めて重たいものとなる。 そのため、仮設ブロック体10群により構成される壁体の一部に車両が接触し たり衝突しても容易に転倒したり横移動することはない。
【0013】 (3)景観性 各仮設ブロック体10は仮設部材でありながら各仮設ブロック体10を隙間な く隣接して設置すると全体として低層で連続した壁体を構成できる。方形のコン クリートブロックを点在させてガードレールを支持する方法と比較して、観者に 与える質感や重量感が極めて大きく永久構造物としての印象を与える。 また各仮設ブロック体10が連続しているため、コンクリートブロックを間欠 的に点在させる方法として比較して周囲の景観を損ね難い。 尚、各仮設ブロック体10の連続面に色彩や絵柄を施してもよい。
【0014】
【実施例2】 前記実施例1は連続して設置した仮設ブロック体10にガードレール40を設 置する場合について説明したが、仮設ブロック体10群のみで車両の規制や誘導 を行っても良い。
【0015】
【実施例3】 図4、図5を参照しながら、仮設ブロック体10を他の用途に適用した実施例 について説明する。 図4は仮設ブロック体10を擁壁として利用した場合を示す。 また図5は、仮設ブロック体10を相対向させて配列して水路92の躯体とし て利用する場合を示す。 また図示しないが、垂直壁部20の上部を地上に露出させながら仮設ブロック 体10を地中に埋設して、歩道と車道の境界部材として利用することも可能であ る。 仮設ブロック体10を住宅やビルの周囲を包囲するように設置すればフェンス 自体、或いは金網フェンスの据付基礎として利用することも可能である。 或いは仮設ブロック体10を箱状に設置して、内部空間に植生基材を投入して 緑化帯としても利用できる。 以上のように、仮設ブロック体10は、工事用仕切壁以外にも多種多様な分野 で使用することが可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ> 仮設ブロック体は1個でも重量構造物であるが、これらに一体性を持た せて設置することで、極めて安定性の高い仮設の壁体を構築できる。 <ロ> 仮設ブロック体を隣接させることで、永久構造物としての印象を受け、 また周囲の景観を損ねる心配もない。 <ハ> 仮設ブロック体は多種多様な分野で適用でき、汎用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る仮設ブロック体の斜視図
【図2】 複数の仮設ブロック体の連結例の説明図
【図3】 仮設ブロック体の側端に交通表示盤を取り付
けるための説明図
【図4】 仮設ブロック体を擁壁に利用した他の実施例
の説明図
【図5】 仮設ブロック体を水路の躯体に利用した他の
実施例の説明図

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に隣接して設置されるブロック体で
    あって、 垂直壁部と、 前記垂直壁部の下部に両側に張り出しすベース部とから
    なり、 前記垂直壁部とベース部とを一体に形成したことを特徴
    とする、 仮設ブロック体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の仮設ブロック体におい
    て、前記垂直壁部にブロック体の長手方向に向けて連結
    材挿通用の連結孔を開設したことを特徴とする、仮設ブ
    ロック体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の仮設ブロック
    体において、前記垂直壁部の上部に、縦方向に向けて複
    数の装着穴を開設したことを特徴とする、仮設ブロック
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の仮設
    ブロック体において、前記垂直壁部の側端面に、ナット
    を埋設したことを特徴とする、仮設ブロック体。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の仮設
    ブロック体において、前記ベース部に複数の設置孔を開
    設したことを特徴とする、仮設ブロック体。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の仮設
    ブロック体において、垂直壁部とベース部とをコンクリ
    ートで一体成形したことを特徴とする、仮設ブロック
    体。
JP1994015729U 1994-11-28 1994-11-28 仮設ブロック体 Expired - Lifetime JP3011626U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994015729U JP3011626U (ja) 1994-11-28 1994-11-28 仮設ブロック体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994015729U JP3011626U (ja) 1994-11-28 1994-11-28 仮設ブロック体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3011626U true JP3011626U (ja) 1995-05-30

Family

ID=43147354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994015729U Expired - Lifetime JP3011626U (ja) 1994-11-28 1994-11-28 仮設ブロック体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3011626U (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078590A (ja) * 2013-09-13 2015-04-23 西日本高速道路株式会社 恒久的な仕切り構造体又はその他の機能を有する構造体へ転用できる仮設用仕切り構造体
JP6103514B1 (ja) * 2016-10-20 2017-03-29 草竹コンクリート工業株式会社 剛性防護柵の支柱建て込み用の基礎ブロック
JP2017115342A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 阪神高速道路株式会社 壁高欄用ブロック
JP2018009405A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社ニュー・メソッド ブロック構造体及び連結構造体
JP2018024992A (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 株式会社赤羽コンクリート ガードレール基礎用構築材およびブロック間空隙被覆材
JP2018172957A (ja) * 2017-01-23 2018-11-08 積水樹脂株式会社 ブロック装置
JP2021515861A (ja) * 2018-03-08 2021-06-24 ハイウェイ ケア リミテッド バリアシステム、バリア連結装置、バリア要素及びこれらを利用する方法
JP2021179128A (ja) * 2020-05-14 2021-11-18 西日本高速道路株式会社 仮設防護柵

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078590A (ja) * 2013-09-13 2015-04-23 西日本高速道路株式会社 恒久的な仕切り構造体又はその他の機能を有する構造体へ転用できる仮設用仕切り構造体
JP2017115342A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 阪神高速道路株式会社 壁高欄用ブロック
JP2018009405A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社ニュー・メソッド ブロック構造体及び連結構造体
JP2018024992A (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 株式会社赤羽コンクリート ガードレール基礎用構築材およびブロック間空隙被覆材
JP6103514B1 (ja) * 2016-10-20 2017-03-29 草竹コンクリート工業株式会社 剛性防護柵の支柱建て込み用の基礎ブロック
JP2018066253A (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 草竹コンクリート工業株式会社 剛性防護柵の支柱建て込み用の基礎ブロック
JP2018172957A (ja) * 2017-01-23 2018-11-08 積水樹脂株式会社 ブロック装置
JP2021515861A (ja) * 2018-03-08 2021-06-24 ハイウェイ ケア リミテッド バリアシステム、バリア連結装置、バリア要素及びこれらを利用する方法
JP7304902B2 (ja) 2018-03-08 2023-07-07 ハイウェイ ケア リミテッド バリアシステム、バリア連結装置、バリア要素及びこれらを利用する方法
JP2021179128A (ja) * 2020-05-14 2021-11-18 西日本高速道路株式会社 仮設防護柵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9816238B2 (en) Barrier
JP3011626U (ja) 仮設ブロック体
KR100850799B1 (ko) 교통 표지판의 지주 설치구조
JP2013040467A (ja) 縁石併用型防護柵の支柱基礎ブロック
CN110144818B (zh) 现浇混凝土护栏的施工方法
JP2004346729A (ja) 拡幅道路
JPH07103679B2 (ja) 吊り足場組立て工法とそれに使用される足場材
JP2001207421A (ja) 仮設ガードレール部品
JPH06136724A (ja) コンクリート製のプレキャストガードフエンスブロックの構造及び該プレキャストガードフエンスブロックを使用したガードフエンスの構造及びその施工方法
JP2007531838A (ja) 多機能な都市型複合施設
CN220150379U (zh) 一种运维检修电缆钢栈道
CN217053174U (zh) 一种用于隧道的人行道安全隔离设施
KR100825286B1 (ko) 도로 경계용 프레임 블럭
JP3245554B2 (ja) 駐輪場構造物およびその施工法
KR200252869Y1 (ko) 고속도로의 비상용 중앙 분리대 구조
JP2581648B2 (ja) 動物誘導用ブロック及び動物の誘導方法
RU189925U1 (ru) Дорожное ограждение
RU193948U1 (ru) Дорожное ограждение
GB2430003A (en) Barrier for use on a road
KR100402095B1 (ko) 가설작업용 브래킷
JPS5941209Y2 (ja) プレキヤスト組立歩道
JP3025705U (ja) ポ−ル式標識の支持装置付コンクリ−ト製側溝蓋
KR0127829Y1 (ko) 도로 구조물 고정대
KR20100056086A (ko) 날개형 블록
JPS6340489Y2 (ja)