JP3812739B2 - モータ異常検出装置及び電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ブラシレスモータの異常検出に用いられるモータ異常検出装置及びそのモータ異常検出装置を備えた電動パワーステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブラシレスモータは、電動パワーステアリング装置等に用いられている。この電動パワーステアリング装置等においては、操舵アシストトルクの異常、すなわちブラシレスモータの出力トルクが異常となるのを防ぐ為、常にモータ動力線の断線等の故障検出を行う必要がある。
【0003】
ブラシレスモータ制御装置は、指令トルクに基づくdq軸目標電流の演算、モータの各相の電流検出(例えば、u相、v相、w相)、電流のdq変換、電流偏差演算、指令電圧値演算、dq逆変換、PWM制御パターン出力の各演算を行うようになっている。検出された各相電流が三相−二相変換(dq変換)され、そのd軸成分とq軸成分とが、各軸の目標電流に等しくなるよう電流がフィードバック制御されている。
【0004】
電流のd軸成分は無効電流を意味し、q軸成分はモータが同期モータであり励磁磁界の大きさが一定である場合には、モータのトルクに比例する。従って、一般的に、電流のフィードバック制御は、同期モータの場合には、検出された電流のd軸成分が零となり、q軸成分が出力トルクの目標値に等しくなるように制御される。
【0005】
例えば、特開2000−184772号公報に開示されている装置においては、ブラシレスモータのd軸に電流を流すことにより異常判定を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した装置ではモータの異常検出を行う為に、通常、0に制御されるd軸電流を流すため効率が低下する。また、効率低下を避ける為に、一定時間間隔で異常検出処理を行うと、異常検出に遅れが生じる。
【0007】
この発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、異常検出のために特別な電流を流すことなく、通常の制御状態でモータの異常検出を行うことができるモータ異常検出装置及びそのモータ異常検出装置を備えた電動パワーステアリング装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るモータ異常検出装置は、界磁電流の方向をd軸方向、このd軸と直交する方向をq軸方向に持つ二相回転磁束座標系で記述されるベクトル制御によりモータ制御を行うモータ制御装置において、モータへ印加する目標印加電圧に基づいてモータの異常判定を行う異常検出部を備えるものである。
【0009】
また、前記モータ異常検出部は、前記モータへの目標印加電圧のd軸目標電圧とq軸目標電圧の二乗和に基づいてモータの異常検出を行うものである。
【0010】
また、前記モータ異常検出部は、d軸目標電圧とq軸目標電圧の二乗和が予め定めた所定値以上の時に異常と判断するものである。
【0011】
また、前記モータ異常検出部は、d軸目標電圧とq軸目標電圧の合成電圧ベクトルが、電圧制限円上の動作点となった時に異常と判断するものである。
【0012】
また、前記モータ異常検出部は、前記モータへの目標印加電圧のうちd軸目標電圧に基づいてモータの異常判定を行うものである。
【0013】
また、前記モータ異常検出部は、前記d軸目標電圧が予め定めた所定範囲外の時に異常と判断するものである。
【0014】
また、前記モータ異常検出部は、前記d軸目標電圧が飽和したときに異常と判断するものである。
【0015】
また、前記モータ異常検出部は、前記d軸目標電圧と次式に示すd軸電機子電圧Vd
【数3】
(なお、R:電機子抵抗、Id:d軸電機子電流、ωe:電気角速度、Lq:q軸インダクタンス、Iq:q軸電機子電流である)
との偏差が所定値以上のとき異常と判断するものである。
【0016】
また、前記モータ異常検出部は、前記モータへの目標印加電圧のうちq軸目標電圧に基づいてモータの異常判定を行うものである。
【0017】
また、前記モータ異常検出部は、前記q軸目標電圧が予め定めた所定範囲外の時に異常と判断するものである。
【0018】
また、前記モータ異常検出部は、前記q軸目標電圧が飽和したときに異常と判断するものである。
【0019】
また、前記モータ異常検出部は、前記q軸目標電圧と次式に示すq軸電機子電圧Vq
【数4】
(なお、ωe:電気角速度、Ld:d軸インダクタンス、Id:d軸電機子電流、R:電機子抵抗、Iq:q軸電機子電流、Φa:√(3/2)・Φ’a、Φ’a:電機子巻線鎖交磁束最大値である)
との偏差が所定値以上のとき異常と判断するものである。
【0020】
また、モータの角速度を検出する手段をさらに備え、前記モータ異常検出部は、モータの角速度が所定回転数以下の場合のみ異常判定を行うものである。
【0021】
また、前記モータ異常検出部は、前記モータの角速度に代わり、舵角速度を用いるものである。
【0022】
さらに、この発明に係る電動パワーステアリング制御装置は、前述した各種形態のモータ異常検出装置を備えるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るモータ異常検出装置が適用される電動パワーステアリング制御装置を示す構成図である。図1に示すように、操舵アシストトルクを発生するモータ5は、減速ギア4を介してステアリングシャフト2の一端に接続されており、ステアリングシャフト2の他端にはステアリングホイール1が接続されている。また、ステアリングシャフト2には、ステアリングホイール1の操舵トルクを検出するトルクセンサ3が接続されている。
【0024】
コントローラ100は、トルクセンサ3のトルク検出値と車速センサ6の車速検出値とに基づいて操舵アシストトルクを決定し、モータ5を駆動することにより、ステアリングホイール1の操舵をアシストする。なお、図1において、7はバッテリ、8はイグニッションスイッチを示す。
【0025】
次に、図2は、実施の形態1に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとして永久磁石ブラシレスモータ(以下PMブラシレスモータ)を用いた制御ブロックの例を機能的に示している。図中、100は、図1に示すコントローラ100に対応するもので、操舵補助制御を行うマイクロコンピュータでなり、このマイクロコンピュータ100内にはそのソフトウェア構成を機能ブロックで表してある。図2において、マイクロコンピュータ100は、q軸目標電流演算部100aと、d軸目標電流設定部100bと、位置演算部100cと、dq変換部100dと、電流制御部100eと、dq逆変換部100fと、角速度演算部100gと、モータ異常検出部100hとを備える。
【0026】
q軸目標電流演算部100aは、操舵トルクを検出するトルクセンサ3のトルク検出信号および車速を検出する車速センサ6の車速検出信号に基づき所定の演算を行ってPMブラシレスモータ5を駆動するためのq軸目標電流値Iq*を決定し、決定したq軸目標電流値を電流制御部100eに供給する。
【0027】
d軸目標電流設定部100bは、d軸目標電流Id*を0として電流制御部100eに供給する。
【0028】
位置演算部100cは、位置センサ103の位置検出信号に基づき、電気角θを演算により求め、前記電気角θを角速度演算部100gとdq変換部100dとdq逆変換部100fとにそれぞれ供給する。
【0029】
角速度演算部100gは、電気角θに基づき、モータ電気角速度ωeを演算により求め、モータ異常検出部100hに供給する。
【0030】
dq変換部100dは、電流センサ102a、102b、102cにより検出した相電流値(Iu、Iv、Iw)と前記電気角θとに基づき下式(1)を用いることにより三相−二相変換(dq変換)を行い、変換後のdq軸電流(Id、Iq)を電流制御部100eに供給する。
【0031】
【数5】
【0032】
電流制御部100eは、dq軸目標電流(Id*、Iq*)と検出したdq軸電流(Id、Iq)との偏差に基づきPI制御を行い、dq軸目標印加電圧(Vd*、Vq*)を生成する。
【0033】
dq逆変換部100fは、dq軸目標印加電圧(Vd*、Vq*)と前記電気角θとに基づき下式(2)を用いることにより二相−三相変換(dq逆変換)を行い三相目標印加電圧(Vu*、Vv*、Vw*)を駆動部101に供給する。
【数6】
【0034】
次に、モータの異常検出方法について説明する。d−q座標で表したモータ5の回路方程式(式(3))は公知である。ただし、Vd:d軸電機子電圧、Vq:q軸電機子電圧、R:電機子抵抗、Φa:√(3/2)・Φ’a、Φ’a:電機子巻線鎖交磁束最大値、p:微分演算子(d/dt)、Id:d軸電機子電流、 Iq:q軸電機子電流、ωe:電気角速度、Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス。
【数7】
【0035】
ここで、図3は、式(3)のベクトル図である。所定回転数以下では、図3(a)のベクトル図に示すように、d軸電機子電圧Vdとq軸電機子電圧Vqの合成電圧ベクトルVaは電圧制限円内の動作点となる。
【0036】
また、図3(a)の状態からモータ角速度が増加すると、図3(b)のベクトル図に示すように、合成電圧ベクトルVaは電圧制限円上の動作点となる。
【0037】
さらに、図3(b)の状態からモータ角速度が増加すると、図3(c)のベクトル図に示すように、q軸電流が減少(モータ出力トルクが減少)し、合成電圧ベクトルVaは電圧制限円上の動作点となる。
【0038】
電動パワーステアリング制御装置において、モータ5は減速ギア4を介してステアリングホイール1に直結されている為、モータ5の回転はそのほとんどが停止ないし低速回転であり、合成電圧ベクトルVaは電圧制限円内の動作点となる。ただし、緊急回避動作等の急操舵時には、モータ5は無負荷回転数以上にまで外力により回される為、合成電圧ベクトルVaは電圧制限円上の動作点となる。
【0039】
よって、電動パワーステアリング制御装置においては、所定のモータ角速度以下において、d軸電機子電圧Vdとq軸電機子電圧Vqの合成電圧ベクトルVaが電圧制限円上の動作点となるか否か判定することにより、正確に異常検出することが出来る。
【0040】
ここで、電動パワーステアリング制御装置では、モータ5の回転はそのほとんどが停止ないし低速回転であることから、所定のモータ角速度以下でのみ異常判定を行うように構成した場合でも、緊急回避動作等の急操舵時を除く通常の操舵状態において常時異常検出することが出来る。
【0041】
本実施の形態1においては、所定のモータ角速度以下において、合成電圧ベクトルVaの大きさが所定電圧未満であるか否かにより異常判定を行う。
【0042】
図4は、モータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。ステップS10は、電流制御部100eの出力であるd軸目標電圧Vd*とq軸目標電圧Vq*と角速度演算部100gの出力であるモータ電気角速度ωeを読み込みステップS11の処理に進む。ステップS11は、d-q軸目標電圧の二乗和Va*を演算により求め、ステップS12の処理に進む。ステップS12は、モータ電気角速度ωeが予め定めた所定回転数未満か否か判断し、所定回転数未満の場合にはステップS13の処理に進み、所定回転数以上の場合にはステップS10の処理に戻る。
【0043】
ステップS13は、d-q軸目標電圧の二乗和Va*が予め定めた所定値以上か否か判断し、所定値以上の場合には異常タイマをカウントアップし(ステップS14)、所定値未満の場合には異常タイマをリセットする(ステップS15)。
【0044】
次に、異常状態が所定時間継続しているか、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったか否かの判断を行い(ステップS16)、異常タイマのカウント値が所定値に達していない場合にはステップS10に戻る。
【0045】
ステップS10〜ステップS16の処理を繰り返すことにより、ステップS16において、異常状態が所定時間継続している、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったと判断した場合には、異常があるとしてブラシレスモータの制御を中止する(ステップS17)。
【0046】
以上の如き構成の電動パワーステアリング制御装置では、モータ異常検出部100hを設けたので、モータ動力線の断線、駆動部101の故障、電流センサ102a,102b,102cの故障等の異常を通常の制御状態で検出することが出来る。
【0047】
また、所定のモータ電気角速度以下でのみ異常判定を行うので、電動パワーステアリング制御装置のように正常な動作状態においてd-q軸合成電圧ベクトルVaが電圧制限円上の動作点を取りうる場合において、誤判定を防止できる。
【0048】
なお、上記の実施の形態1においては、d-q軸目標電圧の二乗和Va*が予め定めた所定値以上の場合に異常と判断するよう構成されているが、d-q軸目標電圧の合成電圧ベクトルが電圧制限円上の動作点になったとき異常と判断しても良い。
【0049】
本実施の形態1においては、電動パワーステアリング制御装置のモータ異常検出について説明したが、電動パワーステアリング制御装置以外のモータの異常検出に用いることも可能である。
【0050】
正常時、d-q軸電圧の合成電圧ベクトルが電圧制限円上の動作点となり得ないシステムのモータ異常検出に用いる場合には、モータ角速度によらず常時異常検出が可能である。
【0051】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2の電動パワーステアリング制御装置について、図面を参照しながら説明する。実施の形態2は、モータ異常検出部100hにより、電流制御部100eの出力であるd軸目標電圧Vd*に基づいてモータの異常判定を行うものである。
【0052】
図5は、実施の形態2に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示している。図5において、図2に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号として、9は舵角センサ、100iは舵角センサ9により検出した舵角から舵角速度ωを演算してモータ異常検出部100hに供給する舵角速度演算部である。
【0053】
ここで、式(3)より、Id=0に制御されている場合のd軸電機子電圧は、式(4)で表される。
【数8】
【0054】
図6は、モータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。ステップS20は、電流制御部100eの出力であるd軸目標電圧Vd*と舵角速度演算部100iの出力である舵角速度ωを読み込みステップS21の処理に進む。ステップS21は、舵角速度ωが予め定めた所定回転数未満か否か判断し、所定回転数未満の場合にはステップS22の処理に進み、所定回転数以上の場合にはステップS20の処理に戻る。
【0055】
ステップS22は、d軸目標電圧Vd*が予め定めた所定範囲外か否か判断し、所定範囲外の場合には異常タイマをカウントアップし(ステップS23)、所定範囲内の場合には異常タイマをリセットする(ステップS24)。ここで、前記予め定めた所定範囲は、誤検出防止の為、舵角速度ωが前記所定回転数未満の条件下で式(4)により求まるVdが取りうる電圧範囲よりも広い範囲として与える。
【0056】
次に、異常状態が所定時間継続しているか、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったか否かの判断を行い(ステップS25)、異常タイマのカウント値が所定値に達していない場合にはステップS20に戻る。
【0057】
ステップS20〜ステップS25の処理を繰り返すことにより、ステップS25において、異常状態が所定時間継続している、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったと判断した場合には、異常があるとしてブラシレスモータの制御を中止する(ステップS26)。
【0058】
以上の如き構成の電動パワーステアリング制御装置では、モータ異常検出部100hを設けたので、モータ動力線の断線、駆動部101の故障、電流センサ102a,102b,102cの故障等の異常を常時検出することが出来る。
【0059】
また、所定の舵角速度以下でのみ異常判定を行うので、電動パワーステアリング制御装置のように外力によりモータが無負荷回転数以上に回されるような特殊な場合において、誤検出を防止できる。
【0060】
なお、上述の実施の形態2においては、d軸目標電圧Vd*が予め定めた所定範囲外のとき異常タイマをカウントアップする処理を行っているが、d軸目標電圧Vd*が飽和したとき異常タイマをカウントアップするように構成しても良い。
【0061】
本実施の形態2においては、電動パワーステアリング制御装置のモータ異常検出について説明したが、電動パワーステアリング制御装置以外のモータの異常検出に用いることも可能である。
【0062】
実施の形態3.
この発明の第3の実施の形態の電動パワーステアリング制御装置について、図面を参照しながら説明する。実施の形態3は、モータ異常検出部100hにより、電流制御部100eの出力であるd軸目標電圧Vd*とモータ電気角速度ωeとq軸電流Iqから式(4)により求まるd軸電機子電圧Vdとの偏差が所定値以上のとき異常と判断するものである。
【0063】
図7は、実施の形態3に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示している。
【0064】
図8は、モータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。ステップS30は、電流制御部100eの出力であるd軸目標電圧Vd*と角速度演算部100gの出力であるモータ電気角速度ωeとdq変換部100dの出力であるq軸電流Iqとを読み込みステップS31の処理に進む。
【0065】
ステップS31は、式(4)を満たすd軸電機子電圧Vdを演算により求める。
【0066】
ステップS32は、電流制御部100eの出力であるd軸目標電圧Vd*とステップS31で求めたd軸電機子電圧Vdとの偏差ΔVdを求める。
【0067】
ステップS33は、偏差ΔVdの絶対値|ΔVd|が判定閾値よりも大きいか否かの判断を行い、大きい場合には異常タイマをカウントアップし(ステップS34)、小さい場合には異常タイマをリセットする(ステップS35)。
【0068】
次に、異常状態が所定時間継続しているか、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったか否かの判断を行い(ステップS36)、異常タイマのカウント値が所定値に達していない場合にはステップS30に戻る。
【0069】
ステップS30〜ステップS36の処理を繰り返すことにより、ステップS36において異常状態が所定時間継続している、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったと判断した場合には、異常があるとしてブラシレスモータの制御を中止する(ステップS37)。
【0070】
以上の如き構成の電動パワーステアリング制御装置では、モータ異常検出部100hを設けたので、モータ動力線の断線、駆動部101の故障、電流センサ102a,102b,102cの故障等の異常を常時検出することが出来る。
【0071】
本実施の形態3においては、電動パワーステアリング制御装置のモータ異常検出について説明したが、電動パワーステアリング制御装置以外のモータの異常検出に用いることも可能である。
【0072】
なお、この実施の形態3では、モータ異常検出部100hにより、電流制御部100eの出力であるd軸目標電圧Vd*と式(4)により求まるd軸電機子電圧Vdとの偏差が所定値以上のとき異常と判断するものであるが、式(3)からd軸電機子電流Idも考慮して下式(5)に示すd軸電機子電圧Vdを求め、d軸目標電圧Vd*との偏差が所定値以上のとき異常と判断するようにしてもよく、より精度の高い異常判断を行うことができる。
【数9】
(なお、R:電機子抵抗、Id:d軸電機子電流、ωe:電気角速度、Lq:q軸インダクタンス、Iq:q軸電機子電流である)
この場合、図7に示すモータ異常検出部100hは、dq変換部100dからd軸電流Idも入力する必要がある。
【0073】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4の電動パワーステアリング制御装置について、図面を参照しながら説明する。実施の形態4は、モータ異常検出部100hにより、電流制御部100eの出力であるq軸目標電圧Vq*に基づいてモータの異常判定を行うものである。
【0074】
図9は、実施の形態4に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示している。
【0075】
ここで、式(3)より、Id=0に制御されている場合のq軸電機子電圧Vqは式(6)で表される。
【数10】
【0076】
図10は、モータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。ステップS40は、電流制御部100eの出力であるq軸目標電圧Vq*と角速度演算部100gの出力であるモータ電気角速度ωeを読み込みステップS41の処理に進む。ステップS41は、モータ電気角速度が予め定めた所定回転数未満か否か判断し、所定回転数未満の場合にはステップS42の処理に進み、所定回転数以上の場合にはステップS40の処理に戻る。
【0077】
ステップS42は、q軸目標電圧Vq*が予め定めた所定範囲外か否か判断し、所定範囲外の場合には異常タイマをカウントアップし(ステップS43)、所定範囲内の場合には異常タイマをリセットする(ステップS44)。ここで、前記予め定めた所定範囲は、誤検出防止の為、モータ電気角速度ωeが前記所定回転数未満の条件下で式(5)により求まるVqが取りうる電圧範囲よりも広い範囲として与える。
【0078】
次に、異常状態が所定時間継続しているか、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったか否かの判断を行い(ステップS45)、異常タイマのカウント値が所定値に達していない場合にはステップS40に戻る。
【0079】
ステップS40〜ステップS45の処理を繰り返すことにより、ステップS45において異常状態が所定時間継続している、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったと判断した場合には、異常があるとしてブラシレスモータの制御を中止する(ステップS46)。
【0080】
以上の如き構成の電動パワーステアリング制御装置では、モータ異常検出部100hを設けたので、モータ動力線の断線、駆動部101の故障、電流センサ102a,102b,102cの故障等の異常を常時検出することが出来る。
【0081】
また、所定のモータ電気角速度以下でのみ異常判定を行うので、誤検出を防止できる。
【0082】
なお、上述の実施の形態4においては、q軸目標電圧Vq*が予め定めた所定範囲外のとき異常タイマをカウントアップする処理を行っているが、q軸目標電圧Vq*が飽和したとき異常タイマをカウントアップするように構成しても良い。
【0083】
本実施の形態4においては、電動パワーステアリング制御装置のモータ異常検出について説明したが、電動パワーステアリング制御装置以外のモータの異常検出に用いることも可能である。
【0084】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5の電動パワーステアリング制御装置について、図面を参照しながら説明する。実施の形態5は、モータ異常検出部100hにより、q軸目標電圧Vq*と、モータ電気角速度ωeとq軸電流Iqから式(6)により求まるq軸電圧Vqとの偏差が所定値以上のとき異常と判断するものである。
【0085】
図11は、実施の形態5に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示している。
【0086】
図12は、モータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。ステップS50は、電流制御部100eの出力であるq軸目標電圧Vq*と角速度演算部100gの出力であるモータ電気角速度ωeとdq変換部100dの出力であるq軸電流Iqとを読み込みステップS51の処理に進む。
【0087】
ステップS51は、式(6)を満たすq軸電圧Vqを演算により求める。
【0088】
ステップS52は、電流制御部100eの出力であるq軸目標電圧Vq*とステップS51で求めたq軸電圧Vqとの偏差ΔVqを求める。
【0089】
ステップS53は、偏差ΔVqの絶対値|ΔVq|が判定閾値よりも大きいか否かの判断を行い、大きい場合には異常タイマをカウントアップし(ステップS54)、小さい場合には異常タイマをリセットする(ステップS55)。
【0090】
次に、異常状態が所定時間継続しているか、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったか否かの判断を行い(ステップS56)、異常タイマのカウント値が所定値に達していない場合にはステップS50に戻る。
【0091】
ステップS50〜ステップS56の処理を繰り返すことにより、ステップS56において異常状態が所定時間継続している、即ち異常タイマのカウント値が所定値となったと判断した場合には、異常があるとしてブラシレスモータの制御を中止する(ステップS57)。
【0092】
以上の如き構成の電動パワーステアリング制御装置では、モータ異常検出部100hを設けたので、モータ動力線の断線、駆動部101の故障、電流センサ102a,102b,102cの故障等の異常を常時検出することが出来る。
【0093】
本実施の形態5においては、電動パワーステアリング制御装置のモータ異常検出について説明したが、電動パワーステアリング制御装置以外のモータの異常検出に用いることも可能である。
【0094】
なお、この実施の形態5では、モータ異常検出部100hにより、電流制御部100eの出力であるq軸目標電圧Vq*と式(6)により求まるq軸電機子電圧Vqとの偏差が所定値以上のとき異常と判断するものであるが、式(3)からd軸電機子電流Idも考慮して下式(7)に示すq軸電機子電圧Vqを求め、q軸目標電圧Vq*との偏差が所定値以上のとき異常と判断するようにしてもよく、より精度の高い異常判断を行うことができる。
【数11】
(なお、R:電機子抵抗、Id:d軸電機子電流、ωe:電気角速度、Lq:q軸インダクタンス、Iq:q軸電機子電流である)
この場合、図11に示すモータ異常検出部100hは、dq変換部100dからd軸電流Idも入力する必要がある。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、通常の制御状態でモータの異常検出を行うことが出来る。
【0096】
また、通常の制御状態でモータの異常検出を行うことができるモータ異常検出装置を備えた電動パワーステアリング装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るモータ異常検出装置を備える電動パワーステアリング制御装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとして永久磁石ブラシレスモータ(以下PMブラシレスモータ)を用いた制御ブロックの例を機能的に示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の動作説明に用いるベクトル図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の動作説明に用いるもので、図2のモータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の動作説明に用いるもので、図5のモータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の動作説明に用いるもので、図7のモータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4の動作説明に用いるもので、図9のモータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5に係る電動パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態5の動作説明に用いるもので、図11のモータ異常検出部100hで行われる処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール、2 ステアリングシャフト、3 トルクセンサ、4 減速ギア、5 モータ、6 車速センサ、7 バッテリ、8 イグニッションスイッチ、9 舵角センサ、100 コントローラ(マイクロコンピュータ)、100a q軸目標電流演算部、100b d軸目標電流設定部、100c 位置演算部、100d dq変換部、100e 電流制御部、100f dq逆変換部、100g 角速度演算部、100h モータ異常検出部、100i 舵角速度演算部、101 駆動部、102a、102b、102c 電流センサ。
Claims (14)
- 界磁電流の方向をd軸方向、このd軸と直交する方向をq軸方向に持つ二相回転磁束座標系で記述されるベクトル制御によりモータ制御を行うモータ制御装置において、モータへ印加する目標印加電圧に基づいてモータの異常判定を行う異常検出部と、モータの角速度を検出する手段とを備え、
前記モータ異常検出部は、モータの角速度が所定回転数以下の場合のみ異常判定を行う
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項1に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、前記モータへの目標印加電圧のd軸目標電圧とq軸目標電圧の二乗和に基づいてモータの異常検出を行う
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項2に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、d軸目標電圧とq軸目標電圧の二乗和が予め定めた所定値以上の時に異常と判断する
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項2に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、d軸目標電圧とq軸目標電圧の合成電圧ベクトルが、電圧制限円上の動作点となった時に異常と判断する
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項1に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、前記モータへの目標印加電圧のうちd軸目標電圧に基づいてモータの異常判定を行う
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項5に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、前記d軸目標電圧が予め定めた所定範囲外の時に異常と判断する
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項5に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、前記d軸目標電圧が飽和したときに異常と判断する
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項1に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、前記モータへの目標印加電圧のうちq軸目標電圧に基づいてモータの異常判定を行う
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項9に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、前記q軸目標電圧が予め定めた所定範囲外の時に異常と判断する
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項9に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、前記q軸目標電圧が飽和したときに異常と判断する
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項1に記載のモータ異常検出装置において、
前記モータ異常検出部は、前記モータの角速度に代わり、舵角速度を用いる
ことを特徴とするモータ異常検出装置。 - 請求項1ないし13のいずれか1項に記載のモータ異常検出装置を備えた電動パワーステアリング制御装置。
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