JP4896722B2 - ステアリング制御装置 - Google Patents
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Description
メインCPUは、トルクセンサ等の各種センサからの検出信号に基づいて、モータの駆動方向等を演算するとともに、モータ駆動方向の演算結果を、データバスを介してサブCPUに送出する。
サブCPUは、トルクセンサからの操舵トルク信号と、メインCPUから入力されるモータ駆動方向とを比較し、両者が一致しない場合には故障(異常発生状態)と判定し、モータの駆動を禁止するための出力信号を生成する。
また、モータの駆動方向がメインCPUからモータ駆動回路に直接的に出力されない三相モータに適用することも困難であるという課題があった。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例1について説明する。
図1は本発明の実施例1に係るステアリング制御装置を示すブロック構成図である。
図1において、ステアリング制御装置は、トルクセンサ1と、演算処理部2と、モータ3と、レゾルバ4とにより構成されている。
モータ3は、例えば永久磁石界磁の同期電動機からなり、運転者により操作される操舵系に接続されており、演算処理部2の演算結果に基づく制御信号により駆動されて、操舵系にアシストトルクを与えて運転者の操舵力を補助する。
モータ3に設けられたレゾルバ4は、角度センサとして機能し、モータ3のロータ角度位置情報を検出し、ロータ角度に関する検出信号を演算処理部2に入力する。
目標出力トルク演算部正演算部221aは、トルクセンサ1からの検出信号(操舵トルクTs)に基づいて、モータ3の目標出力トルクに相当するq軸目標電流値Iq*を演算する。
異常判定部223aは、すべての演算結果に基づいて、第1のマイクロコントローラ22または第2のマイクロコントローラ23の異常を判定し、異常時にインバータ25aを停止させてモータ3への通電の遮断を指示する。
インバータ25aは、PWM演算部224aからのPWM信号により駆動されてモータ3を駆動する。
印加電圧演算部正演算部226aは、フィードバック制御部正演算部225aで演算されたq軸印加電圧値Vq*およびd軸印加電圧値Vd*を、モータ3の相電圧(三相目標印加電圧値Vu*、Vv*、Vw*)に変換する。
ロータ角度演算部正演算部227aは、レゾルバ4の出力信号に基づいてモータ3のロータ角度(電気角)θを演算する。
検出電流演算部副演算部228bは、演算されたロータ角度θと、モータ3の実相電流Iv、Iwとに基づいて、検出電流演算部正演算部228aの異常を判定する。
フィードバック制御部副演算部225bは、モータ出力トルク制御部222内のフィードバック制御部正演算部225aで演算されたd軸印加電圧値Vd*およびq軸印加電圧値Vq*に基づいて、フィードバック制御部正演算部225aの異常を判定する。
PWM異常判定部224bは、モータ3への印加電圧をモニタして搬送波周期を監視することにより、第1のマイクロコントローラ22内のPWM演算部224aの異常を判定する。
異常判定部223bは、第1のマイクロコントローラ22内の異常判定部223aと同様に、すべての正演算部および副演算部の演算結果から正演算部の異常の有無を判定し、いずれか1つでも異常がある場合にはインバータ25aによるモータ3の駆動を遮断する。
また、演算処理部2は、正演算部に対応した複数の副演算部として、目標出力トルク演算部副演算部221bと、フィードバック制御部副演算部225bと、印加電圧演算部副演算部226bと、ロータ角度演算部副演算部227bと、検出電流演算部副演算部228bとを有する。
図示したように、モータ3が多相(例えば、三相)モータの場合、モータ出力トルク制御部222内の印加電圧演算部正演算部226aは、多相モータの各相への印加電圧を演算し、印加電圧演算部副演算部226bは、印加電圧演算部正演算部226aの異常を判定する。
一方、ロータ角度演算部正演算部227bは、sinθおよびcosθの正負符号と振幅大小比較関係とに関する8通りの組み合わせから、45°の分解能で別途のロータ角度θ’を求め、正演算部の演算結果(ロータ角度θ)と副演算部の演算結果(ロータ角度θ’)との比較により、ロータ角度演算部正演算部227aの異常を判定する。
すなわち、検出電流演算部副演算部228bは、モータ3(三相モータ)の各相電流のうちの少なくとも二相の電流検出値を二軸直流電流に変換するが、この際に用いる二相のうちの少なくとも一相は、電流正演算部が用いない相を含むことになる。
ここでは、後述するように、各副演算部は、各正演算部とは異なる数式により正演算部の検算を行うものとする。
通電遮断機能検査部は、起動時チェック機能として、ステアリング制御装置の起動後のモータ3の駆動制御が開始される前に、異常判定部223a、223bによりモータ3への通電遮断機能が正常に動作するか否かを少なくとも1回チェックし、通電遮断機能が異常と判定された場合には、同様にモータ3および操舵系を含む装置全体を保護するために、モータ3の駆動制御を禁止し、ステアリング制御動作を実行しないように構成されている。
また、図1の構成例に限らず、複数の正演算部および副演算部のうちの任意の一部を、第1のマイクロコントローラ22とは異なる第2のマイクロコントローラ23内に個別に構成してもよい。
まず、第1のマイクロコントローラ22において、目標出力トルク演算部正演算部221aは、トルクセンサ1で検出された操舵トルクTsに基づき所定の演算処理を行い、モータ3を駆動するためのq軸目標電流値Iq*を算出する。
目標出力トルク演算部正演算部221aで算出されたq軸目標電流値Iq*は、フィードバック制御部正演算部225aに入力されるとともに、通信線100を介して、第2のマイクロコントローラ23内に実装された目標出力トルク演算部副演算部221bに入力される。
ロータ角度演算部正演算部227aで算出されたロータ角度θは、印加電圧演算部正演算部226a、検出電流演算部正演算部226aおよび検出電流演算部副演算部228bに供給されるとともに、通信線100を介して、第2のマイクロコントローラ23内に実装されたロータ角度演算部副演算部227bに入力される。また、ロータ角度演算部副演算部227bには、通信線100を介して、電気角θの演算に用いられた角度位置検出信号sinθ、cosθが供給される。
フィードバック制御部正演算部225aは、二軸目標電流値Id*、Iq*と、式(1)に基づく二軸検出電流Id、Iqとの偏差に基づき、PI制御を行うことにより、二軸目標印加電圧値Vd*、Vq*を生成する。
二軸目標印加電圧値Vd*、Vq*は、印加電圧演算部正演算部226aに入力される。また、q軸目標印加電圧値Vq*は、通信線100を介して、第2のマイクロコントローラ23内に実装されたフィードバック制御部副演算部225bに入力される。
PWM演算部224aは、三相目標印加電圧値Vu*、Vv*、Vw*に基づいて生成したPWM信号をインバータ25aに供給することにより、モータ3を駆動して目標出力トルク(所要のアシストトルク)を発生させる。
まず、第1のマイクロコントローラ22内のモータ出力トルク制御部222の外部に位置する目標出力トルク演算部正演算部221a、PWM演算部224aおよびインバータ25aに関し、第2のマイクロコントローラ23内の目標出力トルク演算部副演算部221b、PWM異常判定部224bおよびインバータ出力電圧異常判定部25bによる異常判定(妥当性検証)動作について説明する。
同様に、インバータ出力電圧異常判定部25bは、入力インターフェース回路21を介して、モータ3への三相印加電圧Vu、Vv、Vwを直接モニタして、三相印加電圧Vu、Vv、Vwの中性点電位を監視する。
すなわち、目標出力トルク演算部副演算部221bは、モータ出力トルク制御部222への入力信号(q軸目標電流値Iq*)と操舵トルクTsとの関係の妥当性を検証し、PWM異常判定部224bおよびインバータ出力電圧異常判定部25bは、モータ出力トルク制御部222からの出力信号(モータ3への相電圧Vu、Vv、Vw)の妥当性を検証している。
図2および図3は第2のマイクロコントローラ23内のロータ角度演算部副演算部227bの動作を示す説明図である。
図2および図3は、ロータ角度演算部副演算部227bで算出されるロータ角度θ’(領域R1〜R8)を示しており、図2および図3において、各領域R1〜R8は、sinθおよびcosθの正負符号と振幅大小比較結果とに関する8通りの組み合わせにより設定されている。
フィードバック制御部副演算部225bは、第1のマイクロコントローラ22から通信線100を介して入力されたq軸目標印加電圧値Vq*が所定の正常範囲内にあるか否かを監視し、q軸目標印加電圧値Vq*が正常範囲を逸脱した場合に、フィードバック制御部正演算部225aが異常であると判定する。
ロータ角度演算部副演算部227bは、レゾルバ4からロータ角度演算部正演算部227aへの入力情報(角度位置検出信号sinθ、cosθ)と、ロータ角度演算部正演算部227aで算出されたロータ角度θとを、第1のマイクロコントローラ22から通信線100を介して取り込み、角度位置検出信号sinθ、cosθに基づき、ロータ角度演算部正演算部227aの異常を判定する。
以上のように、複数の正演算部に対応した複数の副演算部を用いて冗長系の演算処理を行うことにより、演算処理部2内で複数に分割されたすべての正演算部を検証することができる。
第1および第2のマイクロコントローラ23内の異常判定部223a、223bの少なくとも一方は、上述したすべての正演算部および副演算部の演算結果から、正演算部の異常の有無を判定し、いずれか1つでも異常があると判定された場合には、インバータ25aによるモータ3の駆動制御を遮断する。
これにより、前述のように、モータ3および装置全体を保護することができる。
すなわち、前述のように、起動後に異常判定部223a、223bによる遮断機能が正常に機能しているかどうか調べ、もし異常があれば、インバータ25aからモータ3への通電を遮断してステアリング制御を動作させないようにする。
これにより、前述のように、モータ3および装置全体を保護することができる。
この場合、検出電流演算部副演算部228bにおいて、電流検出回路24の異常を判定することもできるという効果がある。
上記実施例1では、正演算と等価の内容でかつ比較的演算量の多い副演算に関しては、処理速度の速いメインCPUを含む第1のマイクロコントローラ22内で実行し、簡略化した副演算に関しては、メインCPUよりも処理速度の遅いサブCPUを含む第2のマイクロコントローラ23内で実行したが、サブCPUとして比較的高速処理が可能なものを用いて、すべての副演算処理をサブCPU(第2のマイクロコントローラ23)内で実行するように構成してもよい。
この場合、副演算として、正演算と完全に同一の演算式を用いても、十分な検証ができるという効果がある。
また、印加電圧演算部副演算部226bは、正演算部と同一の演算を行い、二軸直流電圧を三相モータへの各相印加電圧に変換し、正演算部の演算結果と比較することにより、印加電圧演算部正演算部226aの異常を判定することができる。
この場合、正演算および副演算を等価な内容でかつ異なる演算処理に設定することにより、十分な検証を行うことができる。
また、単一のマイクロコントローラを用いた場合には、サブCPU(第2のマイクロコントローラ23)が不要となり、前述の効果に加えて、さらに簡単な構成で冗長系を実現することができるという効果がある。
さらに、上記実施例1において、例えば検出電流演算部副演算部228bは、検出電流演算部正演算部228aの式(1)とは位相の異なる相電流の式(4)を用いてdq変換を実行したが、正演算部と同じ相の電流または電圧に、位相をずらした行列を乗算してもよい。
この場合、副演算での乗算処理が増えるが、副演算のプログラム構成を正演算と完全に同一にすることができるので、前述の効果に加えて、プログラムの作成を容易にすることができるという効果がある。
同様に、印加電圧演算部副演算部226bは、フィードバック制御部からの二軸直流電圧から、正演算部と等価な演算結果が得られかつ正演算部とは異なる行列を用いて、三相モータへの各相印加電圧を変換演算し、正演算部の演算結果との比較に基づいて正演算部の異常を判定することができる。
Claims (21)
- 運転者により操作される操舵系にアシストトルクを与えるためのモータと、
少なくとも前記操舵系の操舵状態を検出する各種センサと、
前記各種センサからのセンサ検出信号を取り込む入力処理部および前記モータを駆動する出力処理部を有し、前記センサ検出信号に基づいて前記出力処理部に指令を与える演算処理部と
を備えたステアリング制御装置において、
前記演算処理部は、
前記モータの目標出力トルクを演算するモータ目標出力トルク演算部と、
前記モータの実出力トルクが前記目標出力トルクと一致するように、前記モータに流れるモータ電流をフィードバック制御して、前記モータへの印加電圧を演算するモータ出力トルク制御部とを有し、
少なくとも前記モータ出力トルク制御部は、
複数の正演算部と、
前記正演算部に対応した複数の副演算部とを含み、
前記複数の副演算部の少なくとも一部の副演算部は、前記少なくとも一部の副演算部の演算結果と、前記複数の正演算部のうちの前記少なくとも一部の副演算部に対応した正演算部の演算結果との比較に基づいて、前記モータ出力トルク制御部の異常を判定することを特徴とするステアリング制御装置。 - 前記複数の副演算部のうちの少なくとも一部の副演算部は、前記少なくとも一部の副演算部に対応した正演算部とは異なる数式により、前記少なくとも一部の副演算部に対応した正演算部の検算を行うことを特徴とする請求項1に記載のステアリング制御装置。
- 前記モータは、多相モータからなり、
前記複数の正演算部は、前記多相モータの各相への印加電圧を演算する印加電圧演算部正演算部を含み、
前記複数の副演算部は、前記印加電圧演算部正演算部の異常を判定するための印加電圧演算部副演算部を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステアリング制御装置。 - 前記モータは、前記モータのロータ角度を検出するための角度センサを有し、
前記複数の正演算部は、前記ロータ角度を演算するためのロータ角度演算部正演算部を含み、
前記複数の副演算部は、前記ロータ角度演算部正演算部の異常を判定するためのロータ角度演算部副演算部を含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のステアリング制御装置。 - 前記角度センサは、前記モータのロータ角度θに関するsinθおよびcosθの情報を含む角度位置検出信号を出力し、
前記ロータ角度演算部正演算部は、arctan(sinθ/cosθ)から前記ロータ角度θを求め、
前記ロータ角度演算部副演算部は、前記角度位置検出信号sinθおよびcosθの正負符号と振幅大小比較関係とに関する8通りの組み合わせから、45°の分解能で別途のロータ角度θ’を求め、
前記ロータ角度θと前記別途のロータ角度θ’との比較に基づいて、前記ロータ角度演算部正演算部の異常を判定することを特徴とする請求項4に記載のステアリング制御装置。 - 前記角度センサは、前記ロータ角度θに関するsinθおよびcosθの情報を含む角度位置検出信号を出力し、
前記ロータ角度演算部正演算部は、arctan(sinθ/cosθ)から前記ロータ角度θを求め、
前記ロータ角度演算部副演算部は、前記ロータ角度演算部正演算部と同一の演算を行うことにより別途のロータ角度θ’を求め、
前記ロータ角度θと前記別途のロータ角度θ’との比較に基づいて、前記ロータ角度演算部正演算部の異常を判定することを特徴とする請求項4に記載のステアリング制御装置。 - 前記モータは、三相モータからなり、
前記複数の正演算部は、前記三相モータの各相電流のうちの少なくとも二相の電流検出値を二軸直流電流に変換する検出電流演算部正演算部を含み、
前記複数の副演算部は、前記検出電流演算部正演算部の異常を判定するための検出電流演算部副演算部を含むことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のステアリング制御装置。 - 前記検出電流演算部副演算部は、前記三相モータの各相電流のうちの少なくとも二相の電流検出値を二軸直流電流に変換し、
前記検出電流演算部副演算部が用いる電流検出値のうちの少なくとも一相は、前記検出電流演算部正演算部が用いない相の電流検出値であることを特徴とする請求項7に記載のステアリング制御装置。 - 前記検出電流演算部副演算部は、前記三相モータの各相電流のうちの少なくとも二相の電流検出値から、前記検出電流演算部正演算部と等価の変換結果が得られかつ前記検出電流演算部正演算部で用いる行列とは異なる行列を用いて、前記二軸直流電流に変換することを特徴とする請求項7に記載のステアリング制御装置。
- 前記検出電流演算部副演算部は、前記検出電流演算部正演算部と同一の演算を行うことを特徴とする請求項7に記載のステアリング制御装置。
- 前記モータは、三相モータからなり、
前記モータ出力トルク制御部は、前記三相モータの各相電流から変換された二軸直流電流を二軸直流電圧に変換してフィードバック制御するフィードバック制御部を含み、
前記複数の正演算部は、前記二軸直流電圧を前記三相モータの各相への印加電圧に変換する印加電圧演算部正演算部を含み、
前記複数の副演算部は、前記印加電圧演算部正演算部の異常を判定するための印加電圧演算部副演算部を含むことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のステアリング制御装置。 - 前記印加電圧演算部副演算部は、
前記三相モータへの印加電圧の中性点電位を演算し、
前記印加電圧演算部正演算部から前記三相モータへの印加電圧の中性点電位と、前記印加電圧演算部副演算部で演算した前記三相モータへの印加電圧の中性点電位との比較に基づいて、前記印加電圧演算部正演算部の異常を判定することを特徴とする請求項11に記載のステアリング制御装置。 - 前記印加電圧演算部副演算部は、
前記フィードバック制御部からの二軸直流電圧から、前記印加電圧演算部正演算部と等価の変換結果が得られかつ前記印加電圧演算部正演算部で用いる行列とは異なる行列を用いて、前記三相モータへの印加電圧に変換し、
前記印加電圧演算部正演算部から前記三相モータへの印加電圧と、前記印加電圧演算部副演算部で変換した前記三相モータへの印加電圧との比較に基づいて、前記印加電圧演算部正演算部の異常を判定することを特徴とする請求項11に記載のステアリング制御装置。 - 前記印加電圧演算部副演算部は、
前記印加電圧演算部正演算部と同一の演算を行うことにより前記三相モータへの印加電圧を算出し、
前記印加電圧演算部正演算部から前記三相モータへの印加電圧と、前記印加電圧演算部副演算部で算出した前記三相モータへの印加電圧との比較に基づいて、前記印加電圧演算部正演算部の異常を判定することを特徴とする請求項11に記載のステアリング制御装置。 - 前記モータは、三相モータからなり、
前記複数の正演算部は、前記三相モータの各相電流から変換された二軸直流電流をフィードバック制御する電流フィードバック制御部正演算部を含み、
前記複数の副演算部は、前記電流フィードバック制御部正演算部の異常を判定するための電流フィードバック制御部副演算部を含むことを特徴とする請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載のステアリング制御装置。 - 前記複数の副演算部は、前記複数の副演算部に対応する前記複数の正演算部と同一の演算により、前記複数の副演算部に対応する前記複数の正演算部の検算を行うことを特徴とする請求項1に記載のステアリング制御装置。
- 前記複数の正演算部および前記複数の副演算部は、同一のマイクロコントローラ内に構成されたことを特徴とする請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のステアリング制御装置。
- 前記複数の正演算部は、第1のマイクロコントローラ内に構成され、
前記複数の副演算部は、前記第1のマイクロコントローラとは異なる第2のマイクロコントローラ内に構成されたことを特徴とする請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のステアリング制御装置。 - 前記第1および第2のマイクロコントローラは、通信線を介して相互接続されており、
前記複数の正演算部の異常判定に寄与する所定のデータは、前記通信線を介して、前記複数の副演算部に入力されることを特徴とする請求項18に記載のステアリング制御装置。 - 前記モータへの通電および遮断を制御する通電遮断制御部を備え、
前記通電遮断制御部は、前記複数の副演算部により前記複数の正演算部のうちの少なくとも1つが異常と判定された場合には、前記モータへの通電を遮断することを特徴とする請求項1から請求項19までのいずれか1項に記載のステアリング制御装置。 - 前記通電遮断制御部の通電遮断機能をチェックする通電遮断機能検査部を備え、
前記通電遮断機能検査部は、
前記ステアリング制御装置の起動後の前記モータの駆動制御が開始される前に、前記通電遮断制御部による前記モータへの通電遮断機能を少なくとも1回チェックし、
前記通電遮断機能が異常と判定された場合には、前記モータの駆動制御を禁止することを特徴とする請求項20に記載のステアリング制御装置。
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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