JP3809397B2 - 感光体の連続塗工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の電子写真デバイスに使用されるドラム状感光体の製造において、感光性塗工液をドラムの外周面に塗工するための連続塗工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ等の電子写真プロセスを構成する感光体としては、ドラム状感光体がその形状が簡単であること、継ぎ目なしに感光体を形成できること、駆動方法が容易なこと、などの理由により最も普及している。ドラム状感光体は、感光体支持体としてアルミニウム製ドラム等の導電性基体を使用し、感光性塗工液を塗布して感光層を形成することによって得られる。
【0003】
その塗工の仕方は、ドラムを、感光性塗工液に浸漬し、次いで軸心方向に沿って引き上げてその外周面に塗工膜(感光体層)を形成する方法が一般的である。従来の塗工装置を、図6に示す。チャック機構Cにより捕捉したドラムDを、感光性塗工液を満杯またはそれに近い量を含む浸漬槽10に浸漬する。このとき、ほぼドラム体積分に相当するオーバーフローした塗工液および定常的にポンプP1により送液されている塗工液は、受給槽で貯溜しつつ、ポンプPにより循環槽20に送液し、ポンプPにより浸漬槽10に循環される。
【0004】
浸漬槽10には、通常、液面センサーSqH、SqMおよびSqLが高さ順に3本備えられており、このうちSqMは、ポンプPおよびPと連動するように設定されており、必要時にポンプを作動または、ポンプ回転数を変化させて送液を制御する。液面センサーSqHは液量がオーバーフローすることを、また液面センサーSqLは液量が塗工に必要な最少量よりも少なくなることをそれぞれ防止するための安全装備用である。循環槽20における液面の高さは、塗工時のオーバーフロー、攪拌による波動、溶媒の蒸発、塗工液の消費などにより常に変動する。
【0005】
この塗工液は循環を繰り返すうちに、溶媒が徐々に飛散し、次第に粘度が上昇し均一な塗工が困難になってくる。そのために、循環槽20には粘度センサーSvを配備し、粘度が適正範囲を外れて上昇したときには、攪拌下、電磁弁Vが開いて溶媒槽30から有機溶媒を送り込み、粘度調整が行なわれる。
【0006】
この従来の塗工装置は、塗工回数が循環槽20中の仕込み液量に制限されるバッチ式であって、塗工を長時間にわたって連続的に行うには適していない。さらに、ドラムの浸漬と引き上げによって、循環槽20における液面高さの変動幅が大きく影響され、このために循環ポンプPは運転と制御を頻繁に繰り返しながら、浸漬槽10から循環槽20への送液量を制御しなければならない。従って、ポンプPの脈動により泡が発生しやすなり、浸漬槽10の塗工液に伝播した泡はドラムへの均一な塗工を妨げるという現象が起こりがちである。また、循環槽20の塗工液は、ニュートン流体であるという特性上、攪拌によって液面に比較的に大きなうねりを生じ、液面高さの変動幅が大きくなりので、その高さを精度よく感知するには困難を伴う。このことも、循環ポンプの運転制御回数を多くし、泡を発生させる原因になっている。
【0007】
本願出願人は、先に、液溜タンクから流出する液体を、中間タンクを介して該液溜タンクに循環させる主循環ラインと、該主循環ラインとは別系統であって、該中間タンク内から流出する液体を、所定の粘度に調整して該中間タンクに循環させる循環ラインと、を具備する液体の循環システムの発明について、特許番号第2708893号として特許を得ている。この循環システムは、液体の粘度制御の面で従来よりも改良されたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の感光性塗工液の塗工装置は、塗工液物性の許容範囲が狭いため、塗工液を連続供給できないので連続塗工が困難であり、また塗工品質にムラを生ずる確率をより少なくするという改良の余地が残されている。この改良をするために、塗工液の送液を制御する方法としては、いくつか考えられる。
【0009】
例えば、ドラムの塗工回数をカウントし、使用量を液継槽から循環槽に補給する方法が考えられる。この場合は、送液は塗工回数に連動して開始され、送液停止はタイマーと液面センサーにより感知して行うことになる。この方法では、液面センサーが定常時の液面変動に追従できないため、液温、粘度の制御が困難であり、またトラブル時の復旧や制御の一時記憶の取り扱いが困難であることなど、問題が多い。
【0010】
また、塗工時間より算出して、使用量を液継槽から循環槽に補給する方法が考えられる。この場合は、送液はタイマーによって定期的に行うことになり、送液開始は塗工機連動起動タイムアップにより、また送液停止はタイマーと液面センサーにより感知して行うことになる。この方法では、塗工液の過供給の恐れがあり、また常時液面センサーまで送液される液継量がその都度変化するという問題がある。
【0011】
本発明者らは、上記のような問題点を考慮しながら、液面センサーで使用量を検出しその分を補給する方法につき鋭意検討を行った。そして、まず連続送液を可能にするために、図5に示すように、液継槽4を設けてここで調製された塗工液を電磁弁Vの開閉により、必要量を自重落下により循環槽2に供給することを試みた。この液継槽4には、新たな塗工液を順次、供給できることから、連続塗工が可能である。ところが、ラインが図示するようにAおよびBと増設するので、特許番号第2708893号のシステムと同様に、装置が大がかりで複雑になり、運転コストも高くなるという新たな問題を生ずる。また、粘度、温度をより一層精度よく制御することでもさらに改良が望まれる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく、とりわけ図5の試作装置をもとに検討を続けて、塗工品質に優れたドラム状感光体を工業的有利に得る塗工方法を完成するに至ったものである
【0013】
すなわち、本発明は、
感光体支持体としてのドラムを感光性塗工液に浸漬し塗布するためのドラム浸漬槽と、前記ドラムを浸漬したときにオーバーフローする塗工液を受給・循環させると共に、攪拌機能、液面感知機能、温度調整機能および粘度調整機能を有する、前記浸漬槽に塗工液を供給するための塗工液循環槽と、前記循環槽に粘度調整用の溶媒を供給するための溶媒槽と、前記循環槽に塗工液を補給するための液継槽と、塗工消費に相当する液量を前記液継槽から前記循環槽に連続補給するための制御装置とを具備し、前記液継槽は前記浸漬槽と循環槽とのパイプラインおよび前記循環槽と溶媒槽とのパイプラインから独立した独立槽として配置してなる感光体の連続塗工装置を用いて、
前記ドラムをドラムチャック装置により捕捉し浸漬槽上に移動後、ドラムの軸心方向に塗工液に浸漬し、次いで同方向に沿って引き上げることによりドラムの外周面に塗工膜を形成し、塗工が終了したドラムは浸漬槽の上から移動させ、内面処理するまでを1サイクル工程とする連続塗工を行うに際して、
前記循環槽の定点において塗工液の液面高さをモニターしながら液面が最も安定した液面の高さを感知して浸漬槽への送液命令を1サイクルに1回立ち上げる一方、送液開始は前記ドラムの塗工終了後に始動するように設定し、かつ前記液継槽から塗工液を循環槽に断続的に自動供給し、その自動供給は少なくとも塗工時には停止させ、前記循環槽の塗工液面が最も安定する時期が、次に塗布対象となるドラムをチャック装置により捕捉する直前となるように設定してなることを特徴とするドラム状感光体の連続塗工方法、
である。
【0014】
【発明の実施の形態】
第1図は、本発明のドラム状感光体の連続塗工方法に用いる、ドラム状感光体の連続塗工装置の一例を示す模式図である。感光体支持体となるドラム(通常、アルミニウム製の円筒状基体)は、チャック機構Cにより捕捉され、ドラム軸心方向に塗工液浸漬槽1に浸漬される。浸漬槽1には、循環槽2からポンプP1を介してドラムに塗工するに足る塗工液が供給されており、オーバーフローする塗工液は受給槽に一時貯留されながら、ポンプP2によって送液され循環槽2に受給・循環される。
【0015】
ドラムへの感光性物質の塗工量は、通常、1ドラム当たり数グラムであり、液量としては1工程当たり約50〜400mlを要するので、連続塗工のためには消費量に見合う液量を連続送液(供給)しなければならない。そこで、この装置では、連続塗工を維持するために、調合した塗工液を循環槽2に供給するための液継槽4が設けられている。浸漬槽1で消費された液量は、そこに配備された液面センサーSqMにより感知し、液継槽4からポンプPにより供給される。
【0016】
一方、循環槽2には、その定点位置に液面センサーSqMが配備されており、浸漬槽1への送液量と浸漬槽1から回収ポンプPにより循環されてくる循環液量による液面高さの変動を感知し、塗工消費分が液継槽4からポンプPの開閉弁を制御しながら供給される。ここでいう定点位置は、図4において説明すると、〔(循環槽2のHレベル)×(0.90〜0.95)〕−〔最大回収液量高〕−(5〜10mm)の範囲にあって、しかも温度、粘度の緩衝能力を高くするために、可能な限り高い位置であることが好ましい。
【0017】
この塗工装置は、液継槽4に調合した塗工液を常に供給することができるので、連続運転が可能となる。なお、浸漬槽1および循環槽2には、前記液面センサーSqM、SqMに加えて、通常は液量のオーバーフローを防ぐための液面センサーSqH、SqHと液量が最少量を下回ることを防ぐための液面センサーSqL、SqLを安全設計上配備しておくことが好ましい。
【0018】
次に、感光性塗工液は、循環使用中も、液物性をできるだけ定常状態に保ち、塗工品質にバラツキが生じないようにする必要がある。物性値のなかでもとりわけ、粘度は、感光層の塗布に際し品質上大きな影響を及ぼすので、適正な範囲に維持することを要する。通常、粘度100〜1000センチポイズの範囲から、その塗工目的に合った粘度が選択され、塗工工程中はその設定粘度を維持することになる。ところが、塗工装置は全体を閉鎖系にすることは困難であり、とりわけ浸漬槽1は少なくとも塗工時においては開放系でなければならないため、塗工液から有機溶媒が飛散し、その結果粘度上昇することになり、何らかの制御が必要になってくる。殊に、高粘度感光性塗工液を用いるときには、粘度制御がむつかしくなる。
【0019】
そこで、本発明の装置では、循環槽2に配備した粘度センサーSvによって粘度変化を感知し、溶媒槽3から電磁弁Vの開閉により必要量の有機溶媒を送り、攪拌下、粘度調整を行い許容範囲に維持管理できるように配備されている。また、粘度は温度による影響も大きいことから循環槽2には、温度センサーStを配備し、温度管理を行う。これらの管理によって、浸漬槽1には循環槽2と同一粘度の塗工液が常に供給される。
【0020】
本発明の図1の塗工装置は、前記の図5の装置に比較すると、液継槽4を独立槽とし、循環槽2へのパイプラインおよび溶媒槽3からのパイプラインから独立させたことに特徴を有する。このために、ラインが単純化され、さらに後述する送液制御方法を採用することにより、粘度、液量および温度を制御する精度が高くなるので、均一物性の塗工液を定常的に浸漬槽に供給することが可能になり、その結果として均一な感光層が形成されたドラム状感光体が得られる。すなわち、図5の装置に比較すると、ラインが単純であることから、送液ポンプ、および開閉弁のオン−オフの繰り返し数を極めて少なくすることができ、送液ラインにおける圧力変化も極力抑えられるので、塗工液中の泡発生も殆どなくなる。したがって、ドラムに泡が付着することによる製品の歩留低下も抑えられる。さらに、複雑な制御を行わないため、不具合が発生し難く、復旧作業も簡素化され、連続安定稼動につながる。
【0021】
また、本発明の塗工装置は、前記図1、2のような形態をとることにより、装置構成の自由度が増し、また槽間に隔壁等を設置することが可能となり、安全性を向上させるうえでも有利である。
【0022】
本発明に用いる連続塗工装置において、液継槽は複数個(通常、2〜3個)を設けてもよく、1個の場合に比べて、連続生産時の泡の消去がより完全になり均一物性の塗工液を循環させる効果がさらに向上する。図2の、F1およびF2で示されるように、パイプラインにフィルタを適宜設置し、泡取り機能をも持たせることにより、ドラムへの泡付着をより確実に防止するようにしてもよい。
【0023】
本発明に用いる連続塗工装置は、浸漬槽1に塗工液が量的も物性的も定常状態で供給し、ドラムに均一な塗工を連続して長時間にわたり可能にするものである。その運転にあっては、前記ドラムを捕捉する工程、塗工液に浸漬する工程、塗工液から引き上げる工程、内面処理(内面洗浄)して仕上げる工程を1サイクルとして、これを連続運転するにあたり、前記循環槽における塗工液の液面が最も安定した一瞬に液面高さを感知して送液命令を立ち上げる一方、送液開始は前記ドラムへの塗工終了後に始動するようにした制御システムを有利に採用できる。これにより、前記浸漬槽の塗工液の液量および粘度を許容範囲に調整するものである。そして、前記循環槽2の液面が最も安定する時期としては、次に塗布対象となるドラムを捕捉する直前を選択し、この時期に液面高さを感知して送液判断するように制御することが好ましい。
【0024】
本発明の塗工装置を用いる連続塗工システムにつき、その具体的な運転例を、図3および図4を参照しつつ説明する。
まず、図3は、図1の塗工装置を用いて塗工するときの、ドラムの一連の動き(横行状態)を図示したものである。ドラムチャック装置Cが塗工待ちのドラムDを捕捉(GET)し(横行3)、浸漬槽1の上に移動し(横行1)、そこからドラムの軸心方向に塗工液の中に降ろして浸漬し、次いで同方向に沿って引き上げることにより、ドラムの外周面に塗工膜が形成される。塗工が終了したドラムDは、浸漬槽1の上から移動させ(横行2)、内面処理(内面洗浄)を行って目的とするドラム状感光体の作製が終了する。すなわち、上記のGETから内面処理までを1サイクル工程とし、これを繰り返すことにより連続塗工が行われる。
【0025】
この連続塗工システムは、上記の1サイクルを通して、図4に示すように、▲1▼浸漬槽1の液面センサーSqMの感知、▲2▼塗工液回収ポンプPの運転、▲3▼循環槽2の液面センサーSqMの感知、▲4▼自動液継パルスのオン−オフ、▲5▼自動液継記憶のオン−オフ、▲6▼B弁の開閉、▲7▼B弁の開閉、▲8▼液継ポンプPの運転のオン−オフ、および▲9▼自動液継記憶リセットのオン−オフ、がそれぞれ行われるように設定制御される。
【0026】
すなわち、前記循環槽の定点において塗工液の液面高さをモニターしながら液面が最も安定したときの液面高さ(図4における▲3▼)を感知して浸漬槽への送液命令(図4における▲4▼)を送液時の塗工ムラを防ぐため1サイクルに1回立ち上げる一方、送液開始(図4における▲8▼)は前記ドラムへの塗工終了後(ドラム下端が塗工液から離液後)に始動するように設定し、かつ液継槽から塗工液を循環槽に(断続的)に自動供給し、自動供給は少なくとも塗工時には停止する。また前記循環槽の塗工液面が最も安定する時期(図4の▲3▼の塗りつぶし部分)が、次に塗布対象となるドラムをチャックする直前であり、この時期に液面高さを感知して送液命令される。
【0027】
【発明の効果】
上述のように、前記の塗工装置を、ドラム状感光体の連続塗工システムに組み入れることにより、塗工液を送液中にポンプや弁のオン−オフの繰り返しが少なくて済み、系内循環泡が削減される。更に、装置内面の液量変化が低減されるため、壁面付着量が削減されることから、異物混入確率も極めて低減される。これらのことにより、ドラムへの塗工が均一に行われ、塗工ムラの発生が抑えられことから、品質管理上極めて有利である。
【0028】
また、本発明の塗工装置によると、塗工液の粘度を非常に容易にしかも精度よく管理できる。具体的には、前記したような塗工装置の運転方法と、送液量を厳密に管理することにより、液継槽の粘度幅を広くとることができる。例えば、設定粘度600センチポイズの場合、液継槽に貯留する塗工液は室温下で416〜920センチポイズもの粘度幅を許容でき、しかも塗工時には設定粘度の±1センチポイズの粘度変化にまで精度よく制御することができる。従って、幅広い粘度領域において送液量の定量制御が可能になる。
【0029】
また、本発明の塗工装置は、前記図1、2のような形態をとることにより、装置構成の自由度が増し、また槽間に隔壁等を設置することが可能となり、安全性を向上させるうえでも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、ドラム状感光体の連続塗工システムに用いる塗工装置の一例を示す模式図である。
【図2】本発明の、ドラム状感光体の連続塗工システムに用いる塗工装置の別の例を示す模式図である。
【図3】図1の塗工装置を用いて塗工するときの、ドラムの横行状態を示す。
【図4】図1の塗工装置を用いて連続自動送液して塗工するときの、運転システム示す。
【図5】ドラム状感光体の連続塗工試作装置の模式図を示す。
【図6】従来のドラム状感光体の塗工装置を示す。
【符号の説明】
1:浸漬槽、2:循環槽、3:溶媒槽、4および5:液継槽、C:ドラムチャック装置、D:ドラム、SqH,SqM,SqL,SqH,SqM、SqL,SqH,SqL,SqH,SqMおよびSqL:液面センサー、Sv:粘度センサー、St:温度センサー、P:塗工液回収ポンプ、P:循環ポンプ、P:液継ポンプ、FおよびF:フィルタ

Claims (1)

  1. 感光体支持体としてのドラムを感光性塗工液に浸漬し塗布するためのドラム浸漬槽と、前記ドラムを浸漬したときにオーバーフローする塗工液を受給・循環させると共に、攪拌機能、液面感知機能、温度調整機能および粘度調整機能を有する、前記浸漬槽に塗工液を供給するための塗工液循環槽と、前記循環槽に粘度調整用の溶媒を供給するための溶媒槽と、前記循環槽に塗工液を補給するための液継槽と、塗工消費に相当する液量を前記液継槽から前記循環槽に連続補給するための制御装置とを具備し、前記液継槽は前記浸漬槽と循環槽とのパイプラインおよび前記循環槽と溶媒槽とのパイプラインから独立した独立槽として配置してなる感光体の連続塗工装置を用いて、
    前記ドラムをドラムチャック装置により捕捉し浸漬槽上に移動後、ドラムの軸心方向に塗工液に浸漬し、次いで同方向に沿って引き上げることによりドラムの外周面に塗工膜を形成し、塗工が終了したドラムは浸漬槽の上から移動させ、内面処理するまでを1サイクル工程とする連続塗工を行うに際して、
    前記循環槽の定点において塗工液の液面高さをモニターしながら液面が最も安定した液面の高さを感知して浸漬槽への送液命令を1サイクルに1回立ち上げる一方、送液開始は前記ドラムの塗工終了後に始動するように設定し、かつ前記液継槽から塗工液を循環槽に断続的に自動供給し、その自動供給は少なくとも塗工時には停止させ、前記循環槽の塗工液面が最も安定する時期が、次に塗布対象となるドラムをチャック装置により捕捉する直前となるように設定してなることを特徴とするドラム状感光体の連続塗工方法。
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