JP3485870B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP3485870B2
JP3485870B2 JP2000231493A JP2000231493A JP3485870B2 JP 3485870 B2 JP3485870 B2 JP 3485870B2 JP 2000231493 A JP2000231493 A JP 2000231493A JP 2000231493 A JP2000231493 A JP 2000231493A JP 3485870 B2 JP3485870 B2 JP 3485870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浸漬塗布法によりドラム
外周面に感光性物質を塗布して電子写真感光体ドラムを
製造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体ドラムは通常アルミニウ
ムなどからなる円筒状基体の外周面に有機感光材料を含
む塗布液を塗布して感光層を形成する。塗布方法として
は浸漬塗布法、スプレー塗布法、リングコート法などが
あるが、比較的均一な膜圧と塗膜を得ることができ、し
かも生産性の高い浸漬塗布法が一般に採用されている。
一般的な浸漬塗布法は塗布液の収容されている塗工タン
クに円筒状基体を浸漬させ、再び引き上げてその外周面
に塗布液を塗布するするものであるが、浸漬する際塗工
タンクの上縁部からオーバーフローする塗布液を回収し
循環タンクを経て再度塗工タンクに戻す循環式である。
【0003】従来の循環式浸漬塗布法の装置について簡
単に説明する。図2は、浸漬塗布法の従来の塗布装置の
一例を示す概念図である。図2において、1は塗布液3
が収容されており円筒状基体10が浸漬され引き上げら
れる塗工タンク、2は塗布液3が貯留され、塗工タンク
1に塗布液3を送液する循環タンクであり、塗布液3は
塗布液タンク2の下部と塗工タンク1の下部とを連結す
る配管4を通って圧送ポンプ6により塗工タンク1の下
部に送りこまれ、その上縁部からオーバーフローしてこ
れを受ける樋9を経て配管7を通って塗布液タンク2に
還流するように循環する。
【0004】このような塗布装置を用いて、塗布液3を
循環させながら、塗工タンク1に、円筒内部に塗布液が
入り込まないような機構を付設された円筒状基体10を
その円筒軸をほぼ鉛直に保持して、円筒軸方向に浸漬
し、続いて所定の速度で引き上げることにより、円筒状
基体10の外表面に膜厚均一で均質な塗膜を形成する。
その場合、塗工タンク1に円筒状基体10を浸漬すると
きには基体の体積に相当する分量の塗布液が定常のオー
バーフロー量にプラスされてオーバーフローするので塗
布液面が上昇し、引き上げるときには塗布液面が下がる
という液面変動が生じる。このために、基体の塗布液面
に対する引き上げ速度が変化することになり、基体外表
面に塗布液が均一に塗布され得ないことになる。このよ
うな液面変動の影響をできるだけ少なくするために、塗
布液の循環量を調節し、基体を引き上げるときに途切れ
ることなく塗布液がオーバーフローしている状態を保ち
ながら塗布する方法が採られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような循環式塗布
装置において、オーバーフローした液を回収する方法と
しては循環タンクと塗工タンクの高低差を利用して塗工
液を回収する自由落下方式と、ポンプにて回収する方法
がある。
【0006】これらの回収方法においてそれぞれ以下の
ような問題点がある。すなわち、自由落下方式はポンプ
等の駆動が必要としない簡便な方法であるが、塗工タン
クと循環タンクの位置関係を考慮する必要がある。また
回収された塗布液が循環タンクに収容されるとき塗布液
面に落下することによる衝撃で泡が発生する。またポン
プにて回収する方法は塗工タンクと循環タンクの位置関
係を考慮する必要はないが、ポンプの種類や駆動方式に
よって送液時に泡の噛み込みが発生する。これらの泡が
塗布液に存在すると塗布された感光体ドラムの感光層に
付着して、不良品となり歩留低下の原因になる。とくに
円筒状基体を塗工タンクからの引き上げに際して、円筒
状基体が塗布液から離液するとき液面に泡が発生し、塗
布液のオバーフローとともに配管を通じて循環タンクに
移される。塗布液の粘度が高い場合は、この泡が消える
ことなく塗布装置内を循環し、泡が塗布液に存在すると
同様に塗布された感光体ドラムの感光層に付着して、不
良品となり歩留低下の原因になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明によれば円筒状基体をその円筒軸をほぼ鉛
直に保持した状態で、塗布液に浸漬し、塗布液から外部
に引き上げることにより前記円筒状基体の外表面に塗布
液を塗布する塗布装置において、塗布液を収容しており
前記円筒状基体が浸漬される塗工タンクと、塗布液を塗
工タンクに循環させる循環タンクを有し、塗布液を循環
タンクの下部から圧送ポンプで塗工タンク下部に送り込
み,塗工タンク上縁部からオーバーフローさせて循環タ
ンクに送り込む塗布液循環機構を備えるとともにオーバ
ーフローした塗布液を循環タンクに導く配管には内壁に
凹凸を設けたことによって達成される。また、前記配管
の出口は循環タンクの塗布液面に浮かぶようにしたこと
によって達成される。さらに、前記配管は少なくとも循
環タンクの半周分は内壁に沿って配置するとともに出口
近傍を水平に保つことによって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を用いてこの発明を説明す
る。図1はこの発明の塗布装置の一例の概念図で、1は
塗工タンク、2は循環タンクである。塗布液3は循環タ
ンク2の下部と塗工タンク1の下部とを連結する配管4
を通って圧送ポンプ6により塗工タンク1に送り込ま
れ、その上縁部からオーバーフローしてこれを受ける樋
9を経て配管7を通って循環タンク2に送り込まれるこ
とにより塗布装置内を循環する。配管7の内面には凹凸
8が設けられている。
【0009】配管7は循環タンク2内に連通しており、
循環タンク2内で少なくとも半周以上内壁に沿って回さ
れており、その先は自由端となって塗布液3の液面に浮
いた状態になっている。配管7の出口開口12近傍は約
100mm程が液面と平行、すなわち水平を保つように
浮11などで支えられている。
【0010】このような装置を用い、塗布液3を循環さ
せながら、円筒内部に塗布液が入り込まないような機構
を付設された円筒状基体10を図示はしてない昇降手段
により双方向矢印Aのように軸方向に鉛直に移動させ、
塗工タンク1に浸漬し引き上げることにより塗布を行
う。円筒状基体10を浸漬するときには塗工タンク1の
上縁部からオーバーフローする塗布液量は増大する。
【0011】とくに円筒状基体10は引き上げられると
き、塗工タンク1内の塗布液面上に余分な塗布液が落下
して、その衝撃や液面の急激な変化になどにより泡が発
生し、オーバーフローした塗布液3の受け皿としての樋
9内に回収され配管7内を流れる。泡は一般的に密度が
小さく塗布液3の上層部に集中するので、配管7内を流
れる塗布液の表面を流れることになる。そこで配管7内
に設けた凹凸8により配管7内を流れる塗布液3は流速
低下し、泡の発生を抑えるとともに発生した泡は捕捉さ
れたりまたは消失したりする。
【0012】また図3に示すように配管7は循環タンク
2に接続されるのではなく、その内部に連通して塗布液
面まで循環タンク7の内壁に沿って半周以上回されてお
り、さらにその先が自由端となって塗布液3の液面に浮
かぶ構成になっているので、オーバーフローした塗布液
3を循環タンク2内に還流されるとき塗布液落下による
衝撃が軽減され泡の発生が殆どない。
【0013】配管7はポリエチレンの蛇腹ホースなどを
使用し、循環タンク2に設けた開口にシーリング部材で
密閉されて内部に導かれ、少なくとも循環タンク7内を
内壁に沿って回し、その先端部には浮力調整され出口開
口12が液面に略等しくなるようにステンレス等金属製
の中空箱のような浮11を設けるとともに、少なくとも
その先端部100mm程は水平に保つようにしてある。
【0014】
【発明の効果】この発明においては、円筒状基体をその
円筒軸をほぼ鉛直に保持した状態で、塗布液に浸漬し、
塗布液から外部に引き上げることにより前記円筒状基体
の外表面に塗布液を塗布する塗布装置において、塗布液
を収容しており前記円筒状基体が浸漬される塗工タンク
と、塗布液を塗工タンクに循環させる循環タンクを有
し、塗布液を循環タンクの下部から圧送ポンプで塗工タ
ンク下部に送り込み,塗工タンク上縁部からオーバーフ
ローさせて循環タンクに送り込む塗布液循環機構を備え
るとともにオーバーフローした塗布液を循環タンクに導
く配管には内壁に凹凸を設けたことを特徴とする。ま
た、前記配管の出口は循環タンクの塗布液面に位置する
ようにしたことを特徴とする。さらに、前記配管は少な
くとも循環タンクの半周分は内壁に沿って配置するとと
もに出口近傍を水平に保つことを特徴とする。
【0015】このような構成の塗布装置とすることによ
り、塗布液中の気泡の発生を少なくするとともに、また
発生した気泡の後工程への移動を少なくし、円筒状基体
の外表面に成膜むらがなく十分に膜厚均一で均質なサブ
ミクロンオーダーの薄膜を浸漬塗布することができるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の塗布装置の一実施例の概念図
【図2】従来の塗布装置の一例の概念図
【図3】配管と循環タンクの関係を表す概念図
【符号の説明】
1 塗工タンク 2 循環タンク 3 塗布液 4,7 配管 6 圧送ポンプ 8 凹凸 9 樋 10 円筒状基体 11 浮 12 出口開口

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状基体をその円筒軸をほぼ鉛直に保
    持した状態で、塗布液に浸漬し、塗布液から外部に引き
    上げることにより前記円筒状基体の外表面に塗布液を塗
    布する塗布装置において、塗布液を収容しており前記円
    筒状基体が浸漬される塗工タンクと、塗布液を塗工タン
    クに循環させる循環タンクを有し、塗布液を循環タンク
    の下部から圧送ポンプで塗工タンク下部に送り込み,塗
    工タンク上縁部からオーバーフローさせて循環タンクに
    送り込む塗布液循環機構を備えるとともにオーバーフロ
    ーした塗布液を循環タンクに導く配管には内壁に凹凸を
    設けたことを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記配管の出口は循環タンクの塗布液面
    に浮かぶようにしたことを特徴とする請求項1記載の塗
    布装置。。
  3. 【請求項3】 前記配管は少なくとも循環タンクの半周
    分は内壁に沿って配置するとともに出口近傍を水平に保
    つことを特徴とする請求項1及び2記載の塗布装置。
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