JP2882820B2 - 浸漬塗布方法 - Google Patents

浸漬塗布方法

Info

Publication number
JP2882820B2
JP2882820B2 JP26813589A JP26813589A JP2882820B2 JP 2882820 B2 JP2882820 B2 JP 2882820B2 JP 26813589 A JP26813589 A JP 26813589A JP 26813589 A JP26813589 A JP 26813589A JP 2882820 B2 JP2882820 B2 JP 2882820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
liquid
coating liquid
tank
guide tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26813589A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03131366A (ja
Inventor
雄一 矢敷
洋一 府川
建治 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP26813589A priority Critical patent/JP2882820B2/ja
Publication of JPH03131366A publication Critical patent/JPH03131366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2882820B2 publication Critical patent/JP2882820B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被塗布物を塗布液中に浸漬し、次いで引き
上げて塗布を行う浸漬塗布方法に関し、特に塗布液を循
環して使用するに際し、気泡によるトラブルを最小限に
抑える浸漬塗布方法に関する。
従来の技術 従来より、筒体等の被塗布物に塗布液を塗布する方法
は種々知られているが、特に電子写真感光体の如く、塗
膜の平滑性を重視する場合には、浸漬塗布方法が使用さ
れている。
一般的に、浸漬塗布方法は、浸漬塗布装置を用いて被
塗布物を塗布液中に浸漬し、次に適度な速度でこれを引
き上げて塗布を行う。この場合、例えば、特開昭59−90
667号公報に記載されているように、塗布槽とは別に塗
布液回収のための塗布液回収タンクを設けて、塗布液を
連続的に循環させることが好ましく、それにより塗布槽
の液面変動の防止、塗布液組成の均一化、塗布槽上の塗
布液表面の汚れ防止等の目的が有効に達成される。
第3図は、従来の浸漬塗布装置の概略構成図であっ
て、被塗布物3は、塗布槽1内の塗布液4に浸漬されて
塗布される。被塗布物は支持具9によって、モーター10
とボールねじ11により上下に移動するように支持されて
いる。また、塗布液4はポンプ6と配管5により、塗布
槽1に供給される。塗布槽上端から溢流する塗布液は、
案内管8を通って塗布液回収タンク2に戻される。
発明が解決しようとする課題 ところが、第3図に示されるような従来の浸漬塗布装
置においては、塗布液が案内管8から塗布液回収タンク
2に入る際に、落流15が生じて塗布液中に気泡16が発生
するという問題があった。塗布液に気泡が混入すると、
そのまま消えずに循環され、形成される塗膜にはじき、
だれ、泡、浮き等の欠陥が生じる原因となる。
気泡の発生の防止を目的としたものとして、例えば、
実開昭60−107952号公報には、塗布液が落流する位置に
障壁を配設することが記載されている。この場合、落流
の勢いが弱まり、泡の混入防止にかなり有効であるが、
隔壁から再び落流が起き、塗布液の粘度が低下した場合
には泡発生防止機能が十分とはいえなかった。
本発明は、従来の技術における上記のような問題点に
鑑みてなされたものである。
したがって、本発明の目的は、気泡を発生させないよ
うな浸漬塗布方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明の浸漬塗布方法は、塗布液を塗布液回収タンク
から塗布槽内に供給し、被塗布物を該塗布槽内の塗布液
中に浸漬し、次いで引き上げることにより塗布を行う浸
漬塗布方法において、該塗布槽上端縁から溢流する塗布
液を案内管を通して塗布液回収タンクに還流するに際し
て、該塗布槽上端縁から溢流する塗布液を液受け部に保
持し、案内管の下流側に設けた弁を制御して塗布液の流
量を規制することにより、該案内管内が塗布液で充満さ
れた状態で塗布液回収タンクの塗布液内に導入すること
を特徴とする。
本発明においては、案内管内の塗布液の流量の規制
を、液受け部の液面レベルを検知し、案内管の下流側に
設けた弁を制御することによって行ってもよい。
本発明の浸漬塗布方法によって浸漬塗布を行う場合、
塗布液を塗布槽と塗布液回収タンクとの間で循環させ、
そして被塗布物を塗布槽内の塗布液に浸漬し、引き上げ
ることによって行うが、その際、塗布槽上端縁から溢流
する塗布液は、液受け部で保持され、そして案内管が充
満された状態で流れて、塗布液回収タンクの塗布液の液
面下に導入される。したがって塗布液回収タンク内で案
内管出口からの落流を生じることがなくなり、泡の発生
が防止される。
実施例 本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は、本発明の浸漬塗布方法を実施するための浸
漬塗布装置の一例の概略構成図であって、浸漬塗布槽1
と塗布液回収タンク2と被塗布物3を支持する手段とよ
りなる。塗布槽1の下部には、塗布液4を供給するため
の配管5が設けられており、塗布液回収タンクとポンプ
6を介して連通している。塗布槽の上部外周面には、溢
流する塗布液を保持するための液受け部7が形成され、
そして液溜め部と塗布液回収タンクとの間には案内管8
が傾斜をもって配設されており、そして案内管8の下流
側に弁12を設け、塗布液の流量を規制するようになって
いる。被塗布物3は支持具9によって、モーター10とボ
ールねじ11により上下に移動するように支持されてい
る。
この浸漬塗布装置を用いて被塗布物に塗布液を塗布す
る場合、モーター10を駆動して被塗布物3を塗布槽1内
の塗布液4に浸漬し、次いで、所定の速度で引き上げ
る。塗布槽1の上端から溢流した塗布液は、液受け部7
から案内管8を経て塗布液回収タンク2に還流される
が、本発明においては、案内管内が塗布液で充満された
状態で還流するように操作する。すなわち、塗布液の供
給量と同等の流量だけ流れるように弁12を調整すること
により、案内管内の塗布液が全て流出しないようにす
る。それにより、塗布液は、液受け部7から案内管8及
び塗布液回収タンク2に至るまで、連続的につながるこ
とになり、落流がなくなるので、泡の発生が防止され
る。この場合、被塗布物の浸漬に伴って、液受け部7の
液面レベルが上昇するが、液受け部の容量を被塗布物の
体積以上に大きくすることにより、液受け部から塗布液
がこぼれることを防止することができる。そして被塗布
物を引き上げていくと、液受け部の液面レベルは元の状
態に戻る。
本発明の浸漬塗布装置は、塗布液回収タンクの液面レ
ベルを液受け部の液面レベルよりも低く保つことがで
き、塗布液の流動性が良好になるので好ましい。
第2図は、本発明を実施する浸漬塗布装置の他の一例
の概略構成図である。この浸漬塗布装置においては、液
受け部7内に、液面レベルを検知するためのフロート13
が取り付けられており、また、案内管8は傾斜をもって
配設され、そして案内管8の下流側に電気的に又は空気
圧で作動する制御弁14を設けている。この浸漬塗布装置
においては、フロート13によって液受け部の塗布液の液
面レベルが検知され、液面レベルに対応して制御弁14を
調整し、塗布液の流量を規制する。例えば、液面レベル
が一定値以上に上昇したら、制御弁を開いて、塗布液を
多量に流出させるようにしてもよい。また、液面レベル
が低下した場合には、制御弁を全閉状態にすることも可
能であるが、塗布液の供給量と同等の流量になるよう制
御弁を調整するのが好ましい。また、別の流路を設けて
おいてもよい。
第2図の浸漬塗布装置は、液受け部の液面レベルがフ
ロートによって検知されて、常にある一定の範囲に維持
されるため、液受け部の容量を小さくすることが可能で
あり、また、液面レベルの変動を少なくすることもでき
る。したがって、液面の変動により液受け部壁面に付着
物が形成されやすい塗布液を使用するのに適している。
発明の効果 本発明の浸漬塗布方法は、上記のように、塗布液を塗
布液回収タンクに還流させる際に、案内管が塗布液で充
満された状態になっており、そして、塗布液回収タンク
の塗布液内に導入させる。したがって、落流が生じない
ので、泡を発生することがなくなり、従来技術のよう
に、落流によって発生した泡がポンプを通して塗布槽内
に侵入し、塗膜欠陥を引き起こすという問題がなくな
る。したがって、本発明の浸漬塗布方法によれば、塗膜
欠陥のない平滑な塗膜を形成することが可能になるの
で、例えば、電子写真感光体を構成する各層の形成に特
に有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための浸漬塗布装置の一例の
概略構成図、第2図は本発明を実施するための浸漬塗布
装置の他の一例の概略構成図、第3図は従来の浸漬塗布
方法に使用される浸漬塗布装置の概略構成図を示す。 1……浸漬塗布槽、2……塗布液回収タンク、3……被
塗布物、4……塗布液、5……配管、6……ポンプ、7
……液受け部、8……案内管、9……支持具、10……モ
ーター、11……ボールねじ、12……弁、13……フロー
ト、14……制御弁、15……落流、16……泡。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−12155(JP,A) 実開 平1−139875(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 1/18 - 1/24 B05C 3/02 - 3/172

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液を塗布液回収タンクから塗布槽内に
    供給し、被塗布物を該塗布槽内の塗布液中に浸漬し、次
    いで引き上げることにより塗布を行う浸漬塗布方法にお
    いて、該塗布槽上端縁から溢流する塗布液を案内管を通
    して塗布液回収タンクに還流するに際して、該塗布槽上
    端縁から溢流する塗布液を液受け部に保持し、案内管の
    下流側に設けた弁を制御して塗布液の流量を規制するこ
    とにより、該案内管内が塗布液で充満された状態で塗布
    液回収タンクの塗布液内に導入することを特徴とする浸
    漬塗布方法。
  2. 【請求項2】案内管内の塗布液の流量の規制を、液受け
    部の液面レベルを検知し、案内管の下流側に設けた弁を
    制御することによって行うことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の浸漬塗布方法。
JP26813589A 1989-10-17 1989-10-17 浸漬塗布方法 Expired - Fee Related JP2882820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26813589A JP2882820B2 (ja) 1989-10-17 1989-10-17 浸漬塗布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26813589A JP2882820B2 (ja) 1989-10-17 1989-10-17 浸漬塗布方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03131366A JPH03131366A (ja) 1991-06-04
JP2882820B2 true JP2882820B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=17454381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26813589A Expired - Fee Related JP2882820B2 (ja) 1989-10-17 1989-10-17 浸漬塗布方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2882820B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03131366A (ja) 1991-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5309191A (en) Recirculation, replenishment, refresh, recharge and backflush for a photographic processing apparatus
JP2882820B2 (ja) 浸漬塗布方法
US4324481A (en) Developing machine for radiation-sensitive material
AU649576B2 (en) Passive liquifier
US3858229A (en) Apparatus for wet treatment of photosensitive material
JP3485870B2 (ja) 塗布装置
JPH09269604A (ja) 電子写真用感光体の塗布装置
JP4341183B2 (ja) 脱泡装置および脱泡方法
EP0095863A1 (en) Improvements relating to toning
JP2923998B2 (ja) 浸漬塗布装置
JPH07214Y2 (ja) 浸漬塗布装置
JPH0387835A (ja) 感光性平版印刷版処理装置
US5307106A (en) Waste solution discharging apparatus for waterless lithographic printing plates
JP2658001B2 (ja) 液体の粘度調整装置
JP2002045754A (ja) 塗布装置
GB2333476A (en) Coating method and apparatus
JP3427191B2 (ja) 塗布装置の液循環装置
JPH09122551A (ja) 塗布装置
JPS62237967A (ja) 粉体塗装装置における粉体自動供給方法及び装置
JP3192463B2 (ja) 補水機能付現像処理装置
KR910007015B1 (ko) 컬러 브라운관 형광면의 제조방법 및 그 장치
CN118443271A (zh) 基于人工上升流的颗粒物输运实验装置及方法
JP2002072516A (ja) 感光体ドラムの塗工装置
JPH07153671A (ja) 気体圧力式液体噴出方法及びその実施装置
JP2003131408A (ja) 電子写真用感光体の塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees