JP2923998B2 - 浸漬塗布装置 - Google Patents

浸漬塗布装置

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JP2923998B2 JP1248110A JP24811089A JP2923998B2 JP 2923998 B2 JP2923998 B2 JP 2923998B2 JP 1248110 A JP1248110 A JP 1248110A JP 24811089 A JP24811089 A JP 24811089A JP 2923998 B2 JP2923998 B2 JP 2923998B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被塗布物を塗布液中に浸漬し、次いで引き
上げて塗布を行う浸漬塗布装置に関し、特に塗布液を循
環して使用するに際し、気泡によるトラブルを最小限に
抑える浸漬塗布装置に関する。
従来の技術 従来より、筒体等の被塗布物に塗布液を塗布する装置
は種々知られているが、特に電子写真感光体の如く、塗
膜の平滑性を重視する場合には、浸漬塗布装置が使用さ
れている。
一般的に、浸漬塗布装置では、被塗布物を塗布液中に
浸漬し、次に適度な速度でこれを引き上げて塗布を行
う。この場合、例えば、実開昭59−90667号公報に記載
されているように、塗布槽とは別に塗布液回収のための
塗布液回収タンクを設けて、塗布液を連続的に循環させ
ることが好ましく、それにより塗布槽の液面変動の防
止、塗布液組成の均一化、塗布槽上の塗布液表面の汚れ
防止等の目的が有効に達成される。
第5図は、従来の浸漬塗布装置の概略構成図であっ
て、被塗布物13は、塗布槽1内の塗布液3に浸漬されて
塗布される。被塗布物は支持具10及び支持アーム11によ
って、モーター12とボールねじ9により上下に移動する
ように支持されている。また、塗布液はポンプ7と配管
5及び8により、塗布槽1に供給される。塗布槽上端か
ら溢流する塗布液は、樋15から案内管16を通って塗布液
回収タンク17に戻される。
第4図に示されるような従来の浸漬塗布装置において
は、塗布液が案内管16から塗布液回収タンク17に入る際
に、案内管16の塗布液出口が塗布液回収タンクの上部に
位置するために、落流して塗布液中に気泡18が発生する
という問題があった。塗布液に気泡が混入すると、そも
まま消えずに循環され、形成される塗膜にはじき、だ
れ、泡、浮き等の欠陥が生じる原因となる。
気泡の発生の防止を目的として、従来種々の提案がな
されている。例えば、実開昭60−107952号公報には、塗
布液が落流する位置に障壁を配設することが記載されて
いる。
また、特開昭59−195243号公報には、気泡を除去する
ために、液だめ(塗布液回収槽)内に隙間を有する上下
方向に延びた隔壁を互い違いに配設することが記載さ
れ、特開昭59−195244号公報には、液だめ中に、液流を
横切る方向に20〜80メッシュの気泡除去用フィルターを
配置することが記載されている。
更に、特開平1−171669号公報には、塗布槽の内部と
隔壁によって内側の塗布室と外側の回収室とに分離し、
塗布槽上端を越えて溢流する塗料を回収室に導く二重構
造の塗布槽を有する浸漬塗布装置が提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、実開昭60−107952号公報に記載のよう
に塗布液が落流する位置に障壁を配設した場合には、落
流の勢いが弱まり、泡の混入にかなり有効であるが、障
壁から再び落流が起き、したがって、塗布液の粘度が低
い場合には泡発生防止機能が十分とはいえなかった。ま
た、特開昭59−195243号及び特開昭59−195244号公報等
に記載された場合においては、使用する浸漬塗布装置の
構造が複雑になること、粘度が高い塗布液の場合には、
塗布液の滞留が多くなって循環に支障をきたすこと等の
問題があった。
更に、特開平1−171669号公報に記載の場合において
は、塗布液の量が減少するにつれて、塗布室上端から溢
流して落流する塗布液の落差が大きくなり、泡が発生す
るという問題があった。
したがって、従来の技術は、気泡発生防止技術として
は、未だ十分なものではなく、気泡の発生を根本的に防
止できるような循環機構を設けた浸漬塗布装置の開発が
求められていた。本発明は、従来の技術における上記の
ような問題点に鑑みてなされたものである。
したがって、本発明の目的は、気泡を発生させない循
環機構を設けた簡単な構造の浸漬塗布装置を提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 本発明者等は、気泡の発生は、塗布槽と塗布槽とは別
に設けた塗布液回収タンクとの間で塗布液を循環させる
こと、或いは塗布槽の上端から塗布液がかなりの落差を
もって落流することが原因であることに鑑み、塗布液回
収タンクを設けることなく、かつあまり落差が生じない
ような回収室を設けることによって、上記目的を達成す
ることができることを見出だし、本発明を完成するに至
った。
本発明の浸漬塗布装置は、被塗布物を上下方向に移動
して塗布槽内に挿入可能に支持する被塗布物支持手段、
塗布槽、該塗布槽上部の外周に設けられた塗布液を回収
するための回収室、及び該回収室に回収された塗布液を
塗布槽底部に循環させる為の塗布液循環手段よりなり、
該回収室は、塗布槽の底面積の2倍以上の底面積を有す
ることを特徴とする。
本発明の上記浸漬塗布装置においては、塗布液循環手
段に連通して回収室と同じ高さの位置に塗布液供給装置
を設けるのが好ましい。
作用 本発明の浸漬塗布槽においては、塗布槽の底部から塗
布液が供給される。被塗布物支持手段によって支持され
た被塗布物を、塗布槽内の塗布液に浸漬し、引き上げる
ことによって塗布が行われる。その際、塗布液は、塗布
槽上端から溢流し、塗布槽上部の外周に設けられた回収
室に流れ落ちる。すなわち、塗布液は、上端周縁全域か
ら溢流し、塗布槽の外壁に沿って流れ落ちる。その際、
回収室の底面は、塗布槽の底面よりも上方に位置するか
ら、溢流して落流する塗布液の落差が小さく、泡の発生
を起こすことが少なくなる。
またその際、塗布液循環手段に連通して回収室と同じ
高さの位置に塗布液供給装置を設けている場合には、塗
布液供給装置に塗料を供給することによって回収室内の
塗布液の液面を調節することが可能になり、したがっ
て、塗布槽上端と回収室内の塗布液の液面をほぼ同じレ
ベルにすることが可能になる。
回収室に流れ落ちた塗布液は、例えばポンプ等の流体
移送装置と循環のための配管よりなる塗布液循環手段に
よって塗布槽の底部に仮送される。
実施例 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は、本発明の浸漬塗布装置の概略の構成を示す
図であり、第2図は、被塗布物が塗布液中に浸漬された
状態を示す図である。
図中、1は円筒状の塗布槽であって、内部に塗布液3
が満たされている。塗布槽の上部の外側には、円筒状に
回収室2が設けられている。この回収室は、塗布槽の底
面積の2倍以上の底面積を有し、かつ回収室の底面が塗
布槽上端から塗布槽の高さのほぼ1/2の位置になるよう
に配設されている。塗布槽及び回収室の上には、中央に
円形の開口を有する蓋4がかぶせられている。回収室2
の底部には、回収された塗布液を循環させるための配管
5が取り付けられ、一方、塗布槽1の底部には、循環す
る塗布液を塗布槽に導入するための配管6が取り付けら
れ、それら配管はポンプ7によって連結されて、塗布液
循環手段を構成している。なお、8は配管6に設けられ
たフィルターである。このフィルターは、必に応じて設
けられる。
一方、被塗布物支持手段は、支持具10、支持アーム11
及びボールねじ9より構成され、円筒状の被塗布物13
を、上下方向に移動して塗布槽内の塗布液中に浸漬可能
に支持している。なお、12はボールねじを回転するため
のモーターである。
上記浸漬塗布装置において、モーター12を駆動してボ
ールねじ9を回転させることにより、支持具10に支持さ
れている被塗布物13が、塗布槽上方から下降し、第2図
に示されるように、塗布槽1内の塗布液3中に浸漬され
る。次いで、被塗布物を所定の速度で引き上げることに
より塗布が行われる。一方、塗布液3は、ポンプ7によ
って塗布槽底部に供給され、上端周縁全域から溢流し、
外周に沿って回収室2内に流れ落ちる。回収室2に回収
された塗布液は、配管5から排出され、ポンプ7を駆動
させることによって、配管6を経て塗布槽底部に還流さ
れる。
本発明において、回収室は、上記の構成を有するか
ら、塗布槽上端から溢流して落流して回収室内に回収さ
れる塗布液の液面と、塗布槽上端との間にあまり落差が
生じなくなる。本発明装置を使用する場合、この落差は
4cm以内に保持することが好ましく、落差が少なくなれ
ばなるほど泡の発生が少なくなるので好ましい。
また、回収室の液面は、被塗布物の出し入れにしたが
って上下し、それに伴って回収室の側壁に塗膜が形成さ
れる場合が生じる。本発明においては、回収室の底面積
が塗布槽の底面積の2倍以上になるように回収室を設け
ることによって、液面の変動を少なくし、側壁に付着す
る塗膜の量を低減することができる。
第3図は、本発明の他の実施例の破断断面図である。
この実施例においては、配管5の途中に塗布液供給装置
19が設けられており、バルブ20を開閉することによって
塗布液供給装置内の塗布液3を供給することができる。
この塗布液供給装置は、回収室内の塗布液の液面を調節
する為の機能も果たす。すなわち、塗布液供給装置は回
収室と同じ高さの位置に設けられているので、バルブ20
を開いた状態では、塗布液供給装置内の塗布液と、回収
室内の塗布液とはほぼ同じ液面レベルになるので、回収
室内の塗布液の液面が低下した場合には、塗布液供給装
置内に塗布液を供給して、塗布液供給装置内の塗布液の
液面を所定の液面レベルになるように調節し、それによ
って回収室内の塗布液の液面を所定の液面レベルに調節
することができる。
第4図は、本発明の浸漬塗布装置の更に他の実施例で
あって、この実施例においては、塗布槽外周に障壁14が
2つ設けられている。この場合、塗布槽上端から溢流し
て流下する塗布液は、障壁に遮られて、流下する速度が
弱められるので、粘度が低く、泡が発生しやすいような
塗布液を使用する場合に好適である。なお図においては
障壁は2つ設けてあるが、その数は任意に設定すること
が可能である。
発明の効果 本発明の浸漬塗布装置は、上記のように、塗布槽上部
の外周に、所定のサイズの回収室が設けられており、そ
して塗布液循環手段によって、塗布液が回収室から塗布
槽に循環するように構成されているから、浸漬塗布装置
自体が非常に単純な構造になり、また、塗布液上端と回
収室の塗布液の液面との落差が小さいので、従来の浸漬
塗布装置におけるような気泡の発生を防止するための泡
取り機構を設けることなく、気泡の発生を防止すること
が可能になる。また、塗布液回収タンクを別に設けるこ
とがないので、配管も単純化されたものとなるという利
点もある。したがって、本発明の浸漬塗布装置は、特
に、電子写真感光体の形成に使用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の浸漬塗布装置の概略の構成を説明する
構成図、第2図は被塗布物が浸漬された状態を説明する
ための説明図、第3図は本発明の浸漬塗布装置の他の実
施例の構成図、第4図は本発明の浸漬塗布装置の他の実
施例における塗布槽の断面図、第5図は従来の浸漬塗布
装置の概略の構成を示す構成図を示す。 1……塗布槽、2……回収室、3……塗布液、4……
蓋、5、6……配管、7……ポンプ、8……フィルタ
ー、9……ボールねじ、10……支持具、11……支持アー
ム、12……モーター、13……被塗布物、14……障壁、15
……樋、16……案内管、17……塗布液回収タンク、18…
…気泡、19……塗布液供給装置、20……バルブ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗布物を上下方向に移動して塗布槽内に
    挿入可能に支持する被塗布物支持手段、塗布槽、該塗布
    槽上部の外周に設けられた塗布液を回収するための回収
    室、及び該回収室に回収された塗布液を塗布槽底部に循
    環させる為の塗布液循環手段よりなり、該回収室は、塗
    布槽の底面積の2倍以上の底面積を有することを特徴と
    する浸漬塗布装置。
  2. 【請求項2】塗布液供給装置を、塗布液循環手段に連通
    して、回収室内の塗布液の液面を調整可能に設けたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の浸漬塗布装
    置。
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