JP4196372B2 - 粘性流体の気泡除去装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レジスト液塗布装置における循環式レジスト液供給機構等において使用される粘性流体の気泡除去装置に関し、気泡を確実かつ効率よく除去することができる粘性流体の気泡除去装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の粘性流体の気泡除去装置の一例として、プリント基板などのレジスト液塗布装置における循環式レジスト液供給機構に用いられる粘性流体の気泡除去装置を挙げることができる。
【0003】
すなわち、プリント基板製造工程のうちのレジスト液塗布工程では、プリント基板にレジスト液を均一に塗布する必要があり、このため例えばロールコーティングやカーテンコーティングが行われている。そして、このレジスト液塗布の際には、レジスト液のプリント基板上への供給、使用済みレジスト液の回収および再利用という循環式レジスト液供給機構がレジスト液塗布工程のライン中に組み込まれている。この理由は、レジストは非常に高価な材料であり、消費量を少なくすることが望まれるからである。
【0004】
従来の循環式レジスト液供給機構においては、複数の仕切りを備えたレジスト液貯留槽内にレジスト液を滞留させ、それぞれの仕切りからレジスト液をオーバーフローまたは仕切り下部より流すことにより、気泡を除去する粘性流体の気泡除去装置が付設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような単なるオーバーフローおよび下部流水方式の粘性流体の気泡除去装置においては、レジスト液の粘性のために気泡を除去する効果が低く、塗布したプリント基板の表面にレジスト液層にピンホール等の不良が発生するおそれがあった。
【0006】
そこで出願人は先に、レジスト液貯留槽と、レジスト液貯留槽の側壁上部に形成された回収レジスト液の供給口、およびホッパの供給ノズルからそれぞれ吐出されるレジスト液を滞留させ、その後オーバーフローさせる隔室と、レジスト液貯留槽を複数のスペースに仕切り、かつレジスト液を通過させる無数の気孔を備えた仕切りを有するレジスト液の気泡除去装置を提案した(特開2002−55460参照)。
【0007】
ところが、上述のようにレジスト液を通過させる無数の気孔を備えた仕切りを有するレジスト液の気泡除去装置においても、仕切りの気孔部分から気泡が液面上に迅速に上がってこないという問題があり、このようなタイプのレジスト液の気泡除去装置においては、気泡を除去する速度を向上させることが難しいという欠点があった。
【0008】
この発明の目的とするところは、上述した従来の問題点を解決し、レジスト液の気泡の除去を確実に行うことができ、かつ迅速な気泡除去作業を実行することができる粘性流体の気泡除去装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この発明に係る粘性流体の気泡除去装置は、レジスト液塗布装置における循環式レジスト液供給機構等において使用される粘性流体の気泡除去装置であって、粘性流体貯留槽と、粘性流体貯留槽の上部に形成された粘性流体の供給口と、粘性流体貯留槽内に取り付けた天板部を有する筒状体とを有し、上記筒状体を下方に向かってその径を拡大するテーパ状に形成した上、上記供給口から粘性流体を放出して、粘性流体が筒状体の外壁を流下する間に、粘性流体に含まれる気泡を除去するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
この発明に係る粘性流体の気泡除去装置は、上記筒状体が、その天板部に粘性流体を貯留しつつ筒状体の外壁側に向かって越流させる凹部を設けたことをも特徴とするものである。
【0011】
この発明の粘性流体の気泡除去装置によれば、レジスト液をテーパ状に径を拡大するようにした筒状体表面を膜状に流下させるようにしたので、薄い膜厚と表面張力とが相まってレジスト液中の気泡の除去を効率よく行うことができ、またレジスト液中の気泡を確実に除去することができるので、より経済的な粘性流体の気泡除去装置を提供できるようになった。
【0012】
さらに、この発明の粘性流体の気泡除去装置によれば、構造が簡単なために粘性流体貯留槽をコンパクトにすることが可能であり、なおかつ粘性流体貯留槽の分解や洗浄が簡単に行なえるようになった。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をプリント基板に対するレジスト液塗布装置に使用される循環式レジスト液供給機構に付設した粘性流体の気泡除去装置に適用した実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0014】
図1はこの発明の粘性流体の気泡除去装置の1実施例を示す概略断面図、図2は粘性流体が筒状体の外壁を流下する間に気泡が除去される状態を示す説明図である。
【0015】
この発明の粘性流体の気泡除去装置はレジスト液塗布装置における循環式レジスト液供給機構(図示せず)において使用されるものであり、循環式レジスト液供給機構に付設した皿状容器からなるレジスト液貯留槽11を備えている。このレジスト液貯留槽11は、その上部に回収レジスト液(粘性流体)12の供給口13を形成されており、プリント基板上へレジスト液12を供給し、そして使用済みレジスト液12を回収して供給口13からレジスト液貯留槽11へ投入して再利用される。
【0016】
上記供給口13には、レジスト液12の稀釈液の供給管14が付設され、またその近傍には新鮮なレジスト液の供給ノズル15が取り付けられている。新しいレジスト液は、レジスト液貯留槽11内のレジスト液12の液面が所定の高さになった時点で自動的に補充されるように、供給ノズル15の開閉弁等を制御することが望ましい。
【0017】
このようにして、レジスト液貯留槽11内には供給口13から回収して再利用されるレジスト液12と、必要に応じて補充されるレジスト液12とが適宜貯留される。
【0018】
また、ハウジング16内に配置した皿状容器からなる上記レジスト液貯留槽11上には、天板部18を有する筒状体17が搭載されている。この筒状体17は、外壁を下方に向かってその径を拡大するようテーパ状に形成してある。またその天板部18には、レジスト液12を貯留しつつ筒状体17の外壁側に向かって越流させる凹部19が設けてある。図において22はレジスト液貯留槽11の底部に設けた排出口、23は排出ポンプである。
【0019】
気泡を除去する作用を図2に基いて説明すると、レジスト液12は先ず天板部18の凹部19から筒状体17の外壁に向かって越流する際に内部に含まれる気泡21をレジスト液12の表面に移動させて取り除くことができる。その後レジスト液12は、末広がりとなるようにテーパ状とした筒状体17の外壁を流下するのであるが、その際レジスト液12は膜状で斜めに流下するので、レジスト液12中の気泡21は速やかにレジスト膜表面に移動する。また、レジスト液貯留槽11に向かって流下するレジスト液12は、筒状体17の外壁に沿って移動する間に表面張力によって膜厚をより薄くして、レジスト液12中から気泡21をレジスト膜表面に浮かび上がらせるよう作用しており、その作用によっても気泡21をより迅速にレジスト膜表面に浮かび上がらせることができる。そのような、気泡21を除去する作用を生み出す流下速度は、レジスト液12の粘度、筒状体17の径や高さ、あるいはその他の条件を勘案して適宜決定することができる。
【0020】
上記レジスト液貯留槽11は、筒状体17の外壁を流下するレジスト液12を受け止める際、レジスト液12は末広がりとなるようにテーパ状とした筒状体17の外壁を流下してきているので、気泡21を巻き込んでしまうおそれはない。
【0021】
以上の構成からなる粘性流体の気泡除去装置においては、レジスト液12は筒状体17の天板部18から筒状体17の壁面を流下し、レジスト液貯留槽11に貯留される。その後、レジスト液貯留槽11の底部に設けた排出口22から循環式レジスト液供給機構の配管系へ給送され、レジスト液塗布工程に供給される。得たレジスト液塗布層は、塗布膜中に気泡によるピンホール等の発生もなく、非常に高品質のプリント基板を得ることができるようになった。
【0022】
【発明の効果】
この発明の粘性流体の気泡除去装置によれば、レジスト液を筒状体表面を膜状に流下させるようにしたので、薄い膜厚と表面張力とが相まってレジスト液中の気泡の除去を効率よく行うことができ、またレジスト液中の気泡を確実に除去することができるので、より経済的な粘性流体の気泡除去装置を提供できるようになった。
【0023】
さらに、この発明の粘性流体の気泡除去装置によれば、構造が簡単なために粘性流体貯留槽をコンパクトにすることが可能であり、なおかつ粘性流体貯留槽の分解や洗浄が簡単に行なえるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の粘性流体の気泡除去装置の1実施例を示す概略断面図である。
【図2】粘性流体が筒状体の外壁を流下する間に気泡が除去される状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11 レジスト液貯留槽
12 レジスト液
13 供給口
14 稀釈液の供給管
15 レジスト液の供給ノズル
16 テーブル
17 筒状体
18 天板部
19 凹部
21 気泡
22 排出口
23 排出ポンプ

Claims (2)

  1. レジスト液塗布装置における循環式レジスト液供給機構において使用される粘性流体の気泡除去装置であって、粘性流体貯留槽と、粘性流体貯留槽の上部に形成された粘性流体の供給口と、粘性流体貯留槽内に取り付けた天板部を有する筒状体とを有し、上記筒状体を下方に向かってその径を拡大するテーパ状に形成した上、上記供給口から粘性流体を放出して、粘性流体が筒状体の外壁を流下する間に、粘性流体に含まれる気泡を除去するようにしたことを特徴とする粘性流体の気泡除去装置。
  2. 筒状体が、その天板部に粘性流体を貯留しつつ筒状体の外壁側に向かって越流させる凹部を設けてなる請求項1に記載の粘性流体の気泡除去装置。
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