JP2020136509A - フィルタウェッティング方法及び処理液供給装置 - Google Patents

フィルタウェッティング方法及び処理液供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルタウェッティングの際に、処理液に溶存していた気泡がフィルタ内で発泡するのを防ぐ。【解決手段】フィルタは、被処理体に処理液を吐出する処理液吐出部に処理液を供給する処理液供給装置に設けられ、処理液供給装置は、処理液を一時的に貯留する一時貯留部と、フィルタにより異物が除去された処理液を処理液吐出部に送出するポンプと、を有し、一時貯留部は、処理液を貯留する貯留室と貯留室の外側に設けられた作動流体室とが可撓性部材により隔てられ、作動流体室内の圧力変化によって貯留室内の圧力が調整されることにより、貯留室に前記処理液を補充し、または、貯留室から処理液を圧送し、ウェッティング方法は、一時貯留部とフィルタとの間の管路を閉鎖した状態で、一時貯留部の貯留室内を負圧とし当該貯留室内の処理液を脱気する脱気工程と、脱気された処理液である脱気液をフィルタに通液する通液工程と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、フィルタウェッティング方法及び処理液供給装置に関する。
特許文献1には、新規なフィルタ部を取り付けたときに、レジスト液を通液して、フィルタ部内の気体を除去すること(フィルタウェッティング)が開示されている。特許文献1のフィルタウェッティング方法は、フィルタ部内にレジスト液を導入してフィルタ内の濾過部材をレジストに浸漬する浸漬処理と、フィルタ部内を負圧雰囲気として脱気する脱気処理等からなる。
特開2014−78562号公報
本開示にかかる技術は、フィルタウェッティングの際に、処理液に溶存していた気泡がフィルタ内で発泡するのを防ぐ。
本開示の一態様は、フィルタのウェッティング方法であって、前記フィルタは、処理液中の異物を除去するものであり、被処理体に処理液を吐出する処理液吐出部に処理液を供給する処理液供給装置に設けられ、前記処理液供給装置は、処理液を一時的に貯留する一時貯留部と、前記フィルタにより異物が除去された処理液を前記処理液吐出部に送出するポンプと、を有し、前記一時貯留部は、処理液を貯留する貯留室と前記貯留室の外側に設けられた作動流体室とが可撓性部材により隔てられ、前記作動流体室内の圧力変化によって前記貯留室内の圧力が調整されることにより、当該貯留室に前記処理液を補充し、または、当該貯留室から処理液を圧送し、当該ウェッティング方法は、前記一時貯留部と前記フィルタとの間の管路を閉鎖した状態で、前記一時貯留部の前記貯留室内を負圧とし当該貯留室内の処理液を脱気する脱気工程と、脱気された処理液である脱気液を前記フィルタに通液する通液工程と、を有する。
本開示によれば、フィルタウェッティングの際に、処理液に溶存していた気泡がフィルタ内で発泡するのを防ぐことができる。
第1の実施形態にかかる処理液供給装置としてのレジスト液供給装置の構成の概略を示す説明図である。 バッファタンクを説明する模式外観図である。 バッファタンクの構造の説明図である。 フィルタの構成の概略を示す縦断面図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、ポンプ内からの排出工程を実施した状態の説明図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、バッファタンクへの補充工程を実施した状態の説明図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、バッファタンク内のレジスト液の脱気工程を実施した状態の説明図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、バッファタンク内の事前加圧工程を実施した状態の説明図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、バッファタンク内の泡抜き工程を実施した状態の説明図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、バッファタンクからの圧送工程を実施した状態の説明図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、フィルタからの排出工程を実施した状態の説明図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、バッファタンクからの圧送工程の他の例を実施した状態の説明図である。 レジスト液供給装置の構成の概略を説明するための配管系統を示し、フィルタの一次側流路内の減圧工程を実施した状態の説明図である。 第2の実施形態にかかる処理液供給装置としてのレジスト液供給装置の構成の概略を示す説明図である。
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では、被処理体基板としての半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)上に所定のレジストパターンを形成するために一連の処理が行われる。上記一連の処理には、レジスト液を塗布してレジスト膜を形成する塗布処理、レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理、露光されたレジスト膜に現像液を塗布して現像する現像処理等が含まれる。
上述の塗布処理に際しレジスト液や現像液等の処理液を塗布ノズルに供給する装置には、処理液中の微細な異物(パーティクル)を除去するためにフィルタが設けられている。
ところで、近年、微細化が進み、パーティクルだけでなく、微細な気泡が処理液中に含まれないことが求められている。そのため、前述のフィルタウェッティングが行われている。
特許文献1のフィルタウェッティング方法は、前述のように、フィルタ部内にレジスト液を導入してフィルタ内の濾過部材をレジストに浸漬する浸漬処理と、フィルタ部内を負圧雰囲気として脱気する脱気処理等からなる。この方法では、浸漬処理の際に上記濾過部材のレジストに浸されない部分に残留した気泡を、脱気処理等で除去する。しかし、脱気処理でフィルタ部内を負圧雰囲気とする際にレジスト液に溶存していた気体が発泡してしまうことがある。
微細なパターン用のフィルタでは、当該フィルタ内に気泡が生じた場合、その除去に時間や大量の処理液を要する。したがって、フィルタウェッティングに要する処理液及び時間の削減のためには、フィルタ内に極力気泡を生じさせないことが肝要である。
そこで、本開示にかかる技術は、フィルタウェッティングの際に、処理液に溶存していた気泡がフィルタ内で発泡するのを防ぐ。
以下、本実施形態にかかるフィルタウェッティング方法及び処理液供給装置を、図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる処理液供給装置としてのレジスト液供給装置1の構成の概略を示す説明図である。図2は、一時貯留部としてのバッファタンクを説明する模式外観図である。図3は、バッファタンクの構造の説明図であり、図3(A)は外観図、図3(B)は後述の筐体のみを断面で示した断面図、図3(C)はA−A断面図である。図4は、フィルタの構成の概略を示す縦断面図である。
図1のレジスト液供給装置1は、処理液吐出部としての塗布ノズル2に対しレジスト液を供給するものであり、処理液供給源としてのレジスト液供給源11と、バッファタンク12と、有する。
レジスト液供給源11は、その内部にレジスト液を貯留するものであり、取り替え可能である。レジスト液供給源11の上部には、バッファタンク12へレジスト液を移送する供給管51が設けられている。供給管51には供給弁13が設けられている。
また、供給管51における供給弁13の下流側には、バッファタンク12内を加圧し該バッファタンク12内のレジスト液の排出等を行うための加圧源14に接続する給気管52が設けられている。給気管52には、切替弁15が設けられている。
バッファタンク12は、取り替え可能なレジスト液供給源11から移送されたレジスト液を一時的に貯留するものであり、貯留している処理液を圧送する圧送機能を有している。このバッファタンク12は、例えばチューブフラムポンプから構成され、図2に示すように、可撓性を有する筒状の可撓性部材であるチューブフラム12aと、チューブフラム12aを収容する、容積が一定な筐体12bとを有する。
バッファタンク12では、チューブフラム12aの内部の空間が、レジスト液を貯留する容積化変な貯留室R1とされ、また、筐体12b内におけるチューブフラム12aの外側の空間が、作動流体が流入する作動流体室R2とされている。作動流体室R2内の圧力を調整することにより、レジスト液供給源11から貯留室R1にレジスト液を移送したり、貯留室R1からレジスト液を所望の液圧で圧送したりすることができる。
また、チューブフラム12aの上端には、図3に示すように、供給管51及び後述のドレイン管53が接続される上側ポート12cが設けられ、下端には、後述の接続管57が接続される下側ポート12dが設けられている。また、筐体12bの上部には、後述の給排気管54が接続される接続ポート12eが設けられている。
なお、チューブフラム12aと筐体12bは例えばフッ素樹脂により形成される。フッ素樹脂を用いることにより、透明であるため内部のレジスト液の状態を光電センサ等により検知することができ、また、チューブフラム12aと筐体12bとを互いに溶接して筐体12b内を密封し作動流体室R2を形成することができる。
図1の説明に戻る。
バッファタンク12の上部には、当該タンク12内のレジスト液を排出する際に用いられるドレイン管53が設けられ、該ドレイン管53には排出弁16が設けられている。
さらに、バッファタンク12には、チューブフラム12aを変形させるための電空レギュレータ17が給排気管54を介して接続されている。電空レギュレータ17には、加圧源18に接続する給気管55が接続され、減圧源19に接続する排気管56が接続されている。加圧源18による圧力と減圧源19による圧力を調整することにより、チューブフラム12aを変形させることができる。給排気管54には、管路内の圧力(気圧)すなわち貯留室R1及び作動流体室R2内の圧力を測定する圧力センサ20が設けられている。
また、バッファタンク12の下部には、塗布ノズル2と接続される接続管57が設けられている。
接続管57におけるバッファタンク12と塗布ノズル2との間には、レジスト液中のパーティクルを除去するフィルタ21が設けられている。
フィルタ21は、図4に示すように、有底で上部が開口した略円筒形状の筐体21aと、筐体21a内に設けられ、異物や気泡を濾過、捕捉するフィルタエレメント21bと、を有する。フィルタエレメント21bは、不織布よりなる膜部材を折り曲げて構成される。また、フィルタ21は、フィルタエレメント21bを収容するフィルタ収容部材21cと、フィルタ収容部材21cを保持する保持部材21dと、を有する。
筐体21aの上部には、例えばポンプ28から供給されるレジスト液を筐体21aの内部に導入する導入口21eと、フィルタエレメント21bにより濾過されたレジスト液を筐体330の外部に導出する導出口21fと、が形成されている。また、筐体21aの上部には、筐体21a内で発生した気泡等を排出するための排出口21gが形成されている。
フィルタエレメント21bは、略円筒形状を有しており、例えばナイロンやポリエチレンなどにより構成されている。フィルタ収容部材21cは、フィルタエレメント21bの内側面及び外面を覆うように構成されている。フィルタ収容部材21cにおけるフィルタエレメント21bの内側面と外側面に対応する箇所には、複数の貫通孔21hが形成されている。
保持部材21dは、フィルタ収容部材21cを保持した状態において、フィルタ収容部材21cの貫通孔21hの少なくとも一部が閉塞されないように構成されている。また、保持部材21dは、フィルタエレメント21bが筐体21aと概ね同軸となる位置に配置されている。
また、保持部材21dの外面やフィルタ収容部材21cと筐体21aとの間には、所定の隙間が形成されており、導入口21eから導入されたレジスト液を流通させる流通路21iとして機能する。
導入口21e及び導出口21fには図1の接続管57が接続されており、導入口21eから導入され、フィルタエレメント21bを通過したレジスト液は、導出口21fから導出される。
図1の説明に戻る。
フィルタ21には、当該フィルタ内21で発生した気泡を排出するためのドレイン管58が設けられている。ドレイン管58は、フィルタ21の排出口21g(図4参照)に接続されており、排出弁22が設けられている。
さらに、接続管57におけるバッファタンク12とフィルタ21との間には、上流側から順に、供給弁23、切替弁24が設けられている。また、接続管57におけるフィルタ21と塗布ノズル2との間には、上流側から順に、圧力センサ25、液体流量計26、供給制御弁27が設けられている。
さらにまた、接続管57には、フィルタ21をバイパスするような形態で接続管59が設けられている。接続管59は、具体的には、その一端が、接続管57における供給弁23と切替弁24との間に部分に接続され、他端が、接続管57におけるフィルタ21と圧力センサ25の間の部分に接続されている。
接続管59には、レジスト液を塗布ノズル2に送出するポンプ28が設けられている。
ポンプ28は、バッファタンク12と同様、例えばチューブフラムポンプであり、レジスト液を貯留する不図示の貯留室を有する。ただし、ポンプ28の貯留室の容積は、バッファタンク12のものに比べて、例えば、1/30〜1/10である。ポンプ28は、当該ポンプ28からのレジスト液の吐出量の制御等を行うための電空レギュレータ29が給排気管60を介して接続されている。電空レギュレータ29には、加圧源30に接続する給気管61が接続され、減圧源31に接続する排気管62が接続されている。なお、ポンプ28と電空レギュレータ29との間に設けられた給排気管60には気体流量計32が設けられている。
また、接続管59における、ポンプ28より圧力センサ25側の部分には、切替弁33が設けられており、また、同接続管59における、ポンプ28より供給弁23側の部分には、切替弁34が設けられている。
また、レジスト液供給装置1は、制御部100を備える。レジスト液供給装置1に設けられた各弁には、制御部100により制御可能な電磁弁や空気作動弁が用いられ、各弁と上記制御部100は電気的に接続されている。また、制御部100は、圧力センサ20や圧力センサ25、電空レギュレータ27、29等と電気的に接続されている。この構成により、レジスト液供給装置1における一連の処理は制御部100の制御の下、自動で行うことが可能となっている。
なお、制御部100は、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータにより構成され、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、制御部100における各種処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、当該記憶媒体から制御部100にインストールされたものであってもよい。プラグラムの一部または全ては専用ハードウェア(回路基板)で実現してもよい。
次に、図5〜図11に基づいて、レジスト液供給装置1におけるフィルタウェッティング処理を含む処理の一例について説明する。なお、本例のフィルタウェッティング処理は、フィルタ21を交換するときのものであり、フィルタウェッティング処理開始時にポンプ28内に不要なレジスト液が残留しているものとする。
(ステップS1:ポンプ28内からの排出)
まず、古いフィルタ21を取外し、新規なフィルタ21、すなわち、フィルタエレメント21bがレジスト液に浸されておらず乾燥した状態のフィルタ21を、接続管57の所定位置に取り付ける。その後、図5に示すように、接続管57に介設された供給弁23を閉状態に維持したまま、接続管59に介設された切替弁34及び接続管57に介設された切替弁24、供給制御弁27を開状態とする。それと共に、電空レギュレータ29及び加圧源30により、ポンプ28の貯留室(図示せず)内を加圧し、塗布ノズル2からレジスト液を吐出する。これにより、少なくとも、ポンプ28の貯留室内からレジスト液を排出する。
本例では、ポンプ28の貯留室内からのレジスト液の排出を、塗布ノズル2を介して行っているが、フィルタ21に接続されているドレイン管58を介して行ってもよい。
なお、図5及び以降の図においては、開状態の弁を白塗りで、閉状態の弁を黒塗りで、レジスト液等の流体が流通している管を太線で示すことで、その他の弁の開閉状態については説明を省略する。
(ステップS2:バッファタンク12への補充)
ポンプ28内からのレジスト液の排出後もしくは排出前、または該排出と並行して、バッファタンク12へのレジスト液の補充が行われる。なお、この補充処理は、既にバッファタンク12内のレジスト液の量が所定量以上であれば省略してもよい。また、この補充処理は、バッファタンク12の貯留室R1内のレジスト液量が所定の閾値以下になる毎に行ってもよい。
補充処理では、例えば、図6に示すように、供給管51に介設された供給弁13を開状態とすると共に、不図示の加圧源によりレジスト液供給源11内を加圧する。これによりレジスト液供給源11からバッファタンク12の貯留室R1内にレジスト液を供給する。
(ステップS3:バッファタンク12内のレジスト液の脱気)
バッファタンク12の貯留室R1内のレジスト液が所定量以上になると、図7に示すように、供給弁13を閉状態とする。そして、バッファタンク12とフィルタ21との間の管路及びバッファタンク12とポンプ28との間の管路を閉鎖した状態のまま、バッファタンク12の貯留室R1内を減圧し負圧とする。具体的には、接続管57に介設された供給弁23を閉状態としたまま、電空レギュレータ17及び減圧源19によりバッファタンク12の貯留室R1内を減圧し、−22kPa〜−80kPaの負圧雰囲気とする。これにより、バッファタンク12の貯留室R1に貯留されているレジスト液に溶存している気体を発泡させること、すなわち、上記レジスト液を脱気させることができる。
この脱気工程では、例えば、貯留室R1内は、目標圧力(例えば−55kPa)に達してから所定時間以上(例えば10秒)、当該目標圧力で維持される。これにより、貯留室R1に貯留されているレジスト液内の気体を、より確実に発泡させることができる。
また、脱気工程の際、バッファタンク12の貯留室R1へのレジスト液の補充及び当該貯留室R1からの処理液の圧送は停止された状態で行われる。これにより、貯留室R1内のレジスト液に溶存されている気体を、より確実に発泡させることができる。
(ステップS4:バッファタンク12内の事前加圧)
脱気工程後、後述のバッファタンク12内の泡抜き前に、泡抜き時にバッファタンク12内へ大気ガス等が逆流しないよう、バッファタンク12内を予め加圧し、正圧とする。具体的には、図8に示すように、レジスト液供給装置1内の弁の状態は脱気工程時から変更せずに、電空レギュレータ17及び加圧源18によりバッファタンク12の貯留室R1内を加圧し、例えば20kPaの正圧雰囲気とする。
この事前加圧工程では、例えば、貯留室R1内は、目標圧力(例えば20kPa)に達してから所定時間以上(例えば5秒)、当該目標圧力で維持される。
(ステップS5:バッファタンク12内の泡抜き)
次いで、バッファタンク12内の泡抜き、すなわち、脱気工程でバッファタンク12内に泡として生じた気体の排出が行われる。具体的には、図9に示すように、加圧源18によるバッファタンク12の貯留室R1内の加圧を維持したまま、ドレイン管53に介設された排出弁16を開状態とする。これにより、バッファタンク12内の気体がドレイン管53を介して排出される。
なお、上述の事前加圧工程及びバッファタンク12内の泡抜き工程における、貯留室R1内の目標圧力の絶対値は、脱気工程における貯留室R1内の目標圧力の絶対値以下とされる。これにより、脱気工程においてレジスト液内で泡となった気体が、事前加圧工程等で再びレジスト液に溶解するのを防ぐことができる。
(ステップS6:フィルタ21への通液)
(ステップS6−1:バッファタンク12からの圧送)
泡抜き工程後、図10に示すように、排出弁16を閉状態とすると共に、接続管57に介設された供給弁23及び切替弁24を開状態とする。そして、電空レギュレータ17及び加圧源18によりバッファタンク12の貯留室R1内を加圧する。これにより、バッファタンク12内の、脱気されたレジスト液(以下、脱気液という。)を、当該バッファタンク12からの圧送により、フィルタ21へ通液する。具体的には、フィルタ21の一次側から二次側へ通液する。脱気液は、通常のレジスト液に比べて、気体が溶解しやすいため、脱気液を通液することにより、フィルタ21から気泡を短時間で除去することができる。
また、本例では、供給弁23及び切替弁24の他に、接続管59に介設された切替弁33も開状態とされており、フィルタ21を通過した脱気液は、ポンプ28へ貯留される。
なお、この圧送工程では、ポンプ28の貯留室内の圧力は、バッファタンク12の貯留室R1内の圧力より低い正圧とされる。
この圧送工程では、バッファタンク12の貯留室R1内の圧力は、圧力センサ25での測定結果が負圧とならないよう制御される。言い換えると、この圧送工程では、フィルタ21が設けられた管路は正圧に維持される。したがって、当該圧送工程において、脱気液に溶解した気泡がフィルタ内で発泡するのを防ぐことができる。
また、この圧送工程では、フィルタ21の一次側の圧力と二次側の圧力との差(フィルタ内差圧)が、所定範囲内に収まるように、バッファタンク12の貯留室R1内の圧力が調整される。このことによる作用を説明すると、ポンプ28内からのレジスト液の排出やフィルタ21の交換により、ポンプ28とフィルタ21及びそれらを接続する配管の一部には、大部分をガスが占めるガス領域ができる。そして、当該圧送工程の初めにはこのガス領域内のガスを押し出しながら脱気液が流れることになる。このときにフィルタ内差圧が過剰な場合、この押し出しにより排出されるため脱気液へ溶解させる必要がない、ガス領域内のガスが脱気液へ溶解し、当該脱気液への泡の溶解性の低下を招いてしまう。このような脱気液の気泡除去効果の無駄な低下を避けるために、上述のように、当該圧送工程でのフィルタ内差圧が、所定範囲内に収まるように、バッファタンク12の貯留室R1内の圧力が調整される。
(ステップS6−2:フィルタ21からの排出)
バッファタンク12からの圧送工程後、図11に示すように、供給弁23及び切替弁33を閉状態とすると共に、接続管59に介設された切替弁34及びフィルタ21のドレイン管58に介設された排出弁22を開状態とする。そして、電空レギュレータ29及び加圧源30によりポンプ28の貯留室内を加圧する。これにより、前述の圧送工程でフィルタ21内に生じた気体や、当該圧送工程に用いられた脱気液を、ポンプ28から圧送された脱気液によって、ドレイン管58を介して排出することができる。
なお、この排出工程では、ポンプ28の貯留室内の圧力が、圧力センサ25での測定結果に比べて高くなるように制御される。これにより、当該ポンプ28への逆流を防ぐことができる。
ステップS6−1の圧送工程及びステップS−2の排出工程は、例えば、圧送工程での通液時間(排出工程に要する時間を除く)が所定時間以上になるまで行われ、これら工程は必要に応じて交互に繰り返し行われる。
(ステップS7:ポンプ28への補充)
フィルタ21からの気泡の除去が終了すると、バッファタンク12からポンプ28へ脱気液を補充する。なお、この補充の際のレジスト液供給装置1の状態は、図10を用いて説明したバッファタンク12からの圧送工程と同様であるため図示等は省略する。
(ステップS8:ノズルライン充填)
次いで、ポンプ28の貯留室内の脱気液を送出して、フィルタ21を介して塗布ノズル2へ供給し当該塗布ノズル2から吐出させて、接続管57におけるフィルタ21から塗布ノズル2までの部分を脱気液で満たす。その結果、接続管57におけるフィルタ21から塗布ノズル2までの部分に残っていた微小な気泡を脱気液に溶解させることができる。なお、このノズルライン充填の際のレジスト液供給装置1の状態は、図5を用いて説明したポンプ28内からの排出工程と同様であるため図示等は省略する。
(ステップS9:吐出)
上述のステップS1〜S8の工程が終了し、フィルタウェッティング処理が完了すると、塗布ノズル2からウェハへの吐出が可能な状態、すなわち通常のプロセス処理が可能な状態となる。
このように通常のプロセス処理が可能な状態となると、レジスト液供給装置1は、所定のタイミングで、図5と同様な状態とされる。これにより、ポンプ28内の脱気液の一部(例えばポンプ28の貯留室の最大容積の1/5)が、フィルタ21及び塗布ノズル2を介してウェハに吐出される。
なお、本例では、上述のようにポンプ28内の脱気液をフィルタ21を介して吐出させている。しかし、ポンプ28に脱気液を補充する際に、当該脱気液はフィルタ21を通過している。したがって、この吐出工程では、ポンプ28内の脱気液をフィルタ21を介さずに吐出するようにしてもよい。
上述のように、本実施形態にかかるフィルタウェッティング処理は、バッファタンク12とフィルタ21との間の流路を閉鎖した状態で、バッファタンク12の貯留室R1内を負圧とし当該貯留室R1内のレジスト液を脱気する。その後、脱気したレジスト液をフィルタ21に通液している。したがって、フィルタウェッティングの際に、フィルタ内が負圧雰囲気にならないため、レジスト液に溶存していた気泡がフィルタ21内で発泡するのを防ぐことができる。その結果、フィルタウェッティングに要する処理液及び時間を削減することができる。
また、本実施形態では、レジスト液の脱気は、バッファタンク12とポンプ28との間の管路を閉鎖した状態で行われる。したがって、脱気の際に、レジスト液に溶存していた気体をより多く発泡させることができ、レジスト液の脱気が不十分になることがない。
さらに、本実施形態では、脱気液をフィルタ21に通液するためにバッファタンク12から圧送する際、フィルタ21が設けられた管路は正圧に維持されている。フィルタ21が負圧雰囲気になることがない。したがって、通液の際に、フィルタ21内において、レジスト液(脱気液)に溶存していた気体が発泡することがない。
なお、以上の例では、通常のプロセス処理の際、脱気液を吐出しているが、脱気されていないレジスト液を吐出するようにしてもよい。ただし、通常のプロセス処理にも脱気液を用いることで、泡起因の欠陥をより低減させることができる。
また、以上の例では、ステップS8のノズルライン充填工程前に、ステップS7のポンプ28への補充工程を行っていた。しかし、ステップS6−2のフィルタ21からの排出工程でポンプ28から全ての脱気液を排出させず、当該ポンプ28内に所定量以上の脱気液が残っている場合は、ポンプ28への補充工程を省略してもよい。ただし、ステップS6−1でフィルタ21を通過しポンプ28に貯留された脱気液には、フィルタ内の気体が溶存しているため、ステップS6−2のフィルタ21からの排出工程でポンプ28から全ての脱気液を排出させることが好ましい。
以上の例では、ポンプ28からの不要なレジスト液の排出後且つバッファタンク12からの脱気液の圧送を行う前に、新規なフィルタ21を取り付け、その後、フィルタ21に脱気液を通液していた。しかし、以下のようにしてもよい。すなわち、まず、ポンプ28からの不要なレジスト液の排出後、フィルタ21の取付位置にダミーフィルタを取り付ける。次いで、脱気液がダミーフィルタを通過するようにしてバッファタンク12に当該脱気液を一旦補充する。続いて、レジスト液供給装置1の状態を図5と同様とし、ポンプ28内の脱気液をダミーフィルタ及び塗布ノズル2を介して排出する。これにより、新規なフィルタ21に脱気液を通液する際に、当該フィルタ21に至る管路が脱気液で満たされる。そして、新規なフィルタを取り付けて、その後、フィルタ21に脱気液を通液する。この方法では、新規なフィルタ21に脱気液を通液する際に、当該フィルタ21に至る管路が脱気液で満たされているため、当該管路に存在する他の溶液によって脱気液が薄められることがない。したがって、通液される脱気液へ、フィルタ21内の気体を効率よく溶解させることができる。
以上の例では、ステップS5のバッファタンク12内の泡抜き工程後に、ステップS6−1におけるバッファタンク12からの圧送により、フィルタ21の一次側から二次側へ通液していたが、上記泡抜き工程後のフィルタ21への通液方法は、これに限られない。例えば、上記泡抜き工程後に、図12に示すように、切替弁24を閉状態としたまま、供給弁23、排出弁22、及びポンプ28の両側にある切替弁33、34を開状態とする。そして、電空レギュレータ17及び加圧源18によりバッファタンク12の貯留室R1内を加圧する。これにより、バッファタンク12内の脱気液が、圧送され、接続管59とポンプ28を通過してフィルタ21内を当該フィルタ21の二次側から一次側に向けて通過して、フィルタ21の一次側に連通するドレイン管58より排出される。この方法では、フィルタ21を通過した脱気液がポンプ28やバッファタンク12といった液が滞留しやすい部分に入らないため、フィルタ21内に付着している異物を、レジスト液供給装置1内に残るリスクを低減させながら排出できる。特にフィルタ21が、内部の異物を捕集する部分に形成された微小流路の断面積が一次側から二次側に向けて小さくなるようなフィルタの場合は、断面積が小さい流路側から脱気液が圧送されるので、当該流路での目詰まりが起こりにくく異物を効果的に排出できる。
さらには、一度フィルタ21へ通液した後、以下のように、フィルタの一次側に接続された管路がポンプ28にのみ開放された状態でフィルタ21の一次側流路内を減圧する工程を行ってもよい。すなわち、図13に示すように、切替弁24及び切替弁34を開状態にすると共に、排出弁22、供給弁23、供給制御弁27及び切替弁33を閉状態にして、電空レギュレータ29及び減圧源31によりポンプ28の貯留室内を減圧することで、フィルタ21の一次側流路内を減圧する工程を行ってもよい。これにより、フィルタ21内の一次側の圧力が二次側の圧力に対して相対的に低くなるため、フィルタ21のフィルタエレメント21bの微小流路に存在する異物を、脱気液の排出を伴わずに、当該微小流路から離し、比較的広い一次側の流路空間内に引き込むことができるので、異物が動きやすい状態になる。
また、上述の減圧工程を行う場合、ポンプ28の貯留室内を減圧する前に、電空レギュレータ29及び加圧源30によって当該貯留室内を一度加圧し収縮させてドレイン管58からフィルタ21内の液を一部排出してもよい。これにより、減圧による当該貯留室の膨張可能範囲が広くなり充分な減圧が行われるとともに、管路内に存在する異物を排出し、その後の減圧処理においてポンプ28に異物を侵入させるリスクを低減できる。
なお、これらの減圧及び減圧前の加圧はポンプ28ではなく、管路があまり長くなく充分な減圧が可能な場合や前述の様な異物侵入のリスクが低い場合は、バッファタンク12で行われてもよい。
上述のように減圧によりフィルタ21内の異物を一次側の流路に引き込む場合は、上記の減圧処理に次いで、バッファタンク12またはポンプ28からの脱気液の圧送によってドレイン管58からの排出を行うことで、その異物を容易に排出できる。
また、以上の例では、ステップS6−1のバッファタンク12からの圧送の際にフィルタ21へ通液されポンプ28に貯留された脱気液が、続くステップS6−2においてドレイン管から排出されていた。これに代えて、上記ポンプ28に貯留された脱気液を、フィルタ21の二次側(図4の導出口21f)から一次側(図4の導入口21e)を通して、バッファタンク12に戻すようにしてもよい。この場合、脱気液の移送はポンプ28からの圧送により行う。これにより、移送の際に、フィルタ21内が負圧雰囲気となり当該フィルタ21内で脱気液に溶解していた気体が発泡するのを防ぐことができる。
なお、以上の例では、ポンプ28において脱気を行っていないが、ポンプ28で脱気可能な場合は、ポンプ28で脱気を行ってもよい。例えば、ステップS6−1のバッファタンク12からの圧送によりポンプ28に脱気液が貯留されたのち、ポンプ28の両側にある切替弁33、34を閉じ、ポンプ28に接続された管路を閉鎖する。そして、ポンプ28内を負圧になるよう動作させて気泡を発生させてから、ポンプ28からフィルタ21の一次側に繋がる流路を介してフィルタ21のドレイン管から上記気泡を排出することで脱気を行う。脱気液によるフィルタ21内の気体の除去能力(以下、「脱気度」という。)がステップS6−1の圧送工程での上記気体の溶解により低下するため、上述のようなポンプ28での脱気を行うことで、脱気液の脱気度を回復させることができる。そして、気体除去能力が回復した脱気液を再度フィルタ21に通液すると良い。この際、フィルタ21の二次側から一次側を通すように、フィルタ21に通液させてもよい。
また、以上の例では、ステップS6−1のバッファタンク12からの圧送工程において、フィルタ21を通過した脱気液が塗布ノズル2から吐出されずにポンプ28へ貯留されている。その理由は、例えば、バッファタンク12からの圧送で塗布ノズル2から脱気液を吐出させるのは圧損が大きいため困難であること等である。また、フィルタウェッティングの際、塗布ノズル2と一体化された他の塗布ノズルから通常のプロセス処理用の吐出が行われている場合があることも理由として挙げられる。なお、ステップS6−1のバッファタンク12からの圧送工程において、フィルタ21を通過した脱気液をそのまま塗布ノズル2から排出してもよい。
(第2の実施形態)
図14は、第2の実施形態にかかる処理液供給装置としてのレジスト液供給装置1の構成の概略を示す説明図である。本実施形態では、加圧源18の給気管55に分岐管70が接続されている。また、接続管57における供給弁23と切替弁24との間の部分であって接続管59の接続部分より下流側の位置に三方弁40が介設されている。そして、分岐管70が三方弁40に接続され、加圧源18からの気体を、接続管57を介してフィルタ21に供給可能となっている。
そして、本実施形態にかかるフィルタウェッティング方法では、脱気液をフィルタ21に通液する前に加圧源18からの気体(例えば窒素ガス)をフィルタ21に供給する。この気体の供給(通気)は、フィルタ21の出口側の流路が開放された状態で行われる。具体的には、ドレイン管58に介設された排出弁22が開かれた状態で気体の供給が行われた後、接続管57に介設された供給制御弁27が開かれた状態で気体の筐体が行われる。なお、排出弁22と供給制御弁27を開く順序は上述の例と反対であってもよい。
前述のように、フィルタ21のフィルタエレメント21bは不織布よりなる膜部材を折り曲げて構成される。このフィルタ21に対し所定圧以上で気体を供給すると、高流速の気体が、フィルタエレメント21bの上記膜部材同士の間の隙間を通る。これにより上記隙間に存在していたパーティクルがフィルタ21から飛ばされる。そして、フィルタ21の出口側の流路が開放されているため、パーティクルはレジスト液供給装置1外に排出される。そのため、フィルタ内のパーティクル除去を含めたフィルタウェッティングに要するレジスト液の量及び時間を、削減することができる。
本発明者らは、ポアサイズが異なるフィルタ21それぞれに対し、窒素を事前に通気する場合としない場合とで通液を行い、通液後に確認されるパーティクル量と、通液した溶剤の量との相関を評価した。その結果、事前に通気することによりフィルタ21の立ち上がりが速くなることが確認された。例えば、通液後に確認されるパーティクル量が同じレベルへ到達までに、通気する場合としない場合とでは、500mL以上の差が見られた。なお、フィルタ21の立ち上がりとは、フィルタ21を通液された溶剤に含まれるパーティクル量が所定値以下になることをいう。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、以上では、処理液としてレジスト液を例に説明していたが、例えば、SOG(Spin On Glass)の塗布液を供給するようにしてもよい。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)フィルタのウェッティング方法であって、
前記フィルタは、処理液中の異物を除去するものであり、被処理体に処理液を吐出する処理液吐出部に処理液を供給する処理液供給装置に設けられ、
前記処理液供給装置は、処理液を一時的に貯留する一時貯留部と、前記フィルタにより異物が除去された処理液を前記処理液吐出部に送出するポンプと、を有し、
前記一時貯留部は、処理液を貯留する貯留室と前記貯留室の外側に設けられた作動流体室とが可撓性部材により隔てられ、前記作動流体室内の圧力変化によって前記貯留室内の圧力が調整されることにより、当該貯留室に前記処理液を補充し、または、当該貯留室から処理液を圧送し、
当該ウェッティング方法は、
前記一時貯留部と前記フィルタとの間の管路を閉鎖した状態で、前記一時貯留部の前記貯留室内を負圧とし当該貯留室内の処理液を脱気する脱気工程と、
脱気された処理液である脱気液を前記フィルタに通液する通液工程と、を有する、フィルタのウェッティング方法。
前記(1)では、一時貯留部とフィルタとの間の流路を閉鎖した状態で、一次貯留部の貯留室内のレジスト液を脱気し、その後、脱気したレジスト液をフィルタに通液している。したがって、フィルタウェッティングの際に、フィルタ内が負圧雰囲気にならないため、レジスト液に溶存していた気泡がフィルタ内で発泡するのを防ぐことができる。その結果、フィルタウェッティングに要する処理液及び時間を削減することができる。
(2)前記脱気工程は、前記一時貯留部と前記ポンプとの間の管路を閉鎖した状態で行われる、前記(1)に記載のフィルタのウェッティング方法。
前記(2)によれば、処理液の脱気が不十分になるのを防ぐことができる。
(3)前記脱気工程は、前記貯留室への処理液の補充及び前記貯留室からの処理液の圧送が停止された状態で行われる、前記(1)または(2)に記載のフィルタのウェッティング方法。
前記(3)によれば、一時貯留部の貯留室内の処理液に溶存されている気体を、より確実に発泡させることができる。
(4)前記脱気工程は、前記作動流体室内を、所定の圧力で所定時間以上維持する、前記(1)〜(3)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
(5)前記脱気工程と前記通液工程との間に、
前記一時貯留部の前記貯留室内を負圧から正圧とし、前記脱気工程で生じた当該貯留室内の気体を排出する工程を有する、前記(1)〜(4)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
(6)前記通液工程は、前記一時貯留部からの圧送により、前記脱気液を、前記フィルタを通過させると共に、通過後の前記脱気液を前記ポンプに貯留させる、前記(1)〜(5)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
(7)前記通液工程は、前記ポンプに貯留された前記脱気液を前記フィルタのドレイン管から排出する工程を有する、前記(6)に記載のフィルタのウェッティング方法。
(8)前記一時貯留部からの圧送時において、当該一時貯留部の前記作動流体室の圧力は、前記フィルタの一次側と二次側の圧力差が所定範囲内に収まるように調整される、前記(6)または(7)に記載のフィルタのウェッティング方法。
(9)前記通液工程は、前記一時貯留部からの圧送により、前記脱気液を、前記フィルタを二次側から一次側の向きに通過させると共に、通過後の前記脱気液を前記ポンプに送らず排出する、前記(1)〜(5)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
(10)前記一時貯留部からの圧送は、前記フィルタが設けられた管路を正圧に維持した状態で行われる、前記(6)〜(9)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
前記(10)によれば、一時貯留部からの圧送の際に、当該脱気液に溶解した気泡がフィルタ内で発泡するのを防ぐことができる。
(11)前記脱気液が前記ポンプに貯留された状態にて、前記ポンプに接続された管路を閉鎖して前記ポンプに貯留された前記脱気液を脱気する工程を有する、前記(1)〜(10)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
前記(11)によれば、ポンプでの脱気で、当該ポンプに貯留された脱気液の脱気度を回復させることができる。例えば、この脱気度が回復した脱気液をフィルタの通液に繰り返し用いることで、フィルタウェッティングに要する処理液の量を削減することができる。
(12)前記通液工程後、前記フィルタから前記処理液吐出部までの間を前記脱気液で満たす工程を有する、前記(1)〜(11)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
(13)前記通液工程は、前記フィルタに前記脱気液を通過させた後に、前記フィルタの一次側に接続された管路が前記ポンプ又は前記一時貯留部のみに開放された状態で、前記フィルタの一次側に接続された管路に開放された前記ポンプまたは前記一時貯留部の内部を減圧する減圧工程を有する、前記(1)〜(12)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
(14)前記通液工程前に、前記フィルタの出口側の流路が開放された状態で、前記フィルタに通気する工程を有する、前記(1)〜(13)のいずれか1に記載のフィルタのウェッティング方法。
前記(14)によれば、フィルタ内のパーティクル除去を含めたフィルタウェッティングに要する処理液の量及び時間を、削減することができる。
(15)処理液を供給する処理液供給装置であって、
当該処理液供給装置は、被処理体に処理液を吐出する処理液吐出部に処理液を供給するものであり、
処理液を貯留する処理液供給源からの処理液を一時的に貯留する一時貯留部と、
前記一時貯留部からの処理液の異物を除去するフィルタと、
前記フィルタにより異物が除去された処理液を、被処理体に処理液を吐出する処理液吐出部に送出するポンプと、を有し、
前記一時貯留部は、処理液を貯留する貯留室と前記貯留室の外側に設けられた作動流体室とが可撓性部材により隔てられ、前記作動流体室内の圧力変化によって前記貯留室内の圧力が調整されることにより、当該貯留室に前記処理液を補充し、または、当該貯留室から処理液を圧送し、
前記一時貯留部は、
当該一時貯留部と前記フィルタとの間の管路が閉鎖された状態で、前記貯留室内が負圧とされ、当該貯留室内の処理液が脱気され、
脱気された処理液である脱気液を前記フィルタに圧送する、処理液供給装置。
(16)前記一時貯留部は、前記一時貯留部と前記ポンプとの間の管路を閉鎖した状態で、前記貯留室内が負圧とされ、当該貯留室内の処理液が脱気される、前記(15)に記載の処理液供給装置。
(17)前記一時貯留部は、前記貯留室への処理液の補充及び前記貯留室からの処理液の圧送が停止された状態で、当該貯留室内が負圧とされ、当該貯留室内の処理液が脱気される、前記(15)または(16)に記載の処理液供給装置。
(18)前記一時貯留部は、前記作動流体室内が、所定の圧力で所定時間以上維持されて、前記貯留室内の処理液が脱気される、前記(15)〜(17)のいずれか1に記載の処理液供給装置。
(19)前記一時貯留部は、前記脱気液を前記フィルタに送出する前に、前記貯留室内が負圧から正圧とされ、前記処理液を脱気する際に生じた気体が排出される、前記(15)〜(18)のいずれか1に記載の処理液供給装置。
1 レジスト液供給装置
2 塗布ノズル
11 レジスト液供給源
12 バッファタンク
12a チューブフラム
21 フィルタ
28 ポンプ
R1 貯留室
R2 作動流体室

Claims (19)

  1. フィルタのウェッティング方法であって、
    前記フィルタは、処理液中の異物を除去するものであり、被処理体に処理液を吐出する処理液吐出部に処理液を供給する処理液供給装置に設けられ、
    前記処理液供給装置は、処理液を一時的に貯留する一時貯留部と、前記フィルタにより異物が除去された処理液を前記処理液吐出部に送出するポンプと、を有し、
    前記一時貯留部は、処理液を貯留する貯留室と前記貯留室の外側に設けられた作動流体室とが可撓性部材により隔てられ、前記作動流体室内の圧力変化によって前記貯留室内の圧力が調整されることにより、当該貯留室に前記処理液を補充し、または、当該貯留室から処理液を圧送し、
    当該ウェッティング方法は、
    前記一時貯留部と前記フィルタとの間の管路を閉鎖した状態で、前記一時貯留部の前記貯留室内を負圧とし当該貯留室内の処理液を脱気する脱気工程と、
    脱気された処理液である脱気液を前記フィルタに通液する通液工程と、を有する、フィルタのウェッティング方法。
  2. 前記脱気工程は、前記一時貯留部と前記ポンプとの間の管路を閉鎖した状態で行われる、請求項1に記載のフィルタのウェッティング方法。
  3. 前記脱気工程は、前記貯留室への処理液の補充及び前記貯留室からの処理液の圧送が停止された状態で行われる、請求項1または2に記載のフィルタのウェッティング方法。
  4. 前記脱気工程は、前記作動流体室内を、所定の圧力で所定時間以上維持する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  5. 前記脱気工程と前記通液工程との間に、
    前記一時貯留部の前記貯留室内を負圧から正圧とし、前記脱気工程で生じた当該貯留室内の気体を排出する工程を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  6. 前記通液工程は、前記一時貯留部からの圧送により、前記脱気液を、前記フィルタを通過させると共に、通過後の前記脱気液を前記ポンプに貯留させる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  7. 前記通液工程は、前記ポンプに貯留された前記脱気液を前記フィルタのドレイン管から排出する工程を有する、請求項6に記載のフィルタのウェッティング方法。
  8. 前記一時貯留部からの圧送時において、当該一時貯留部の前記作動流体室の圧力は、前記フィルタの一次側と二次側の圧力差が所定範囲内に収まるように調整される、請求項6または7に記載のフィルタのウェッティング方法。
  9. 前記通液工程は、前記一時貯留部からの圧送により、前記脱気液を、前記フィルタを二次側から一次側の向きに通過させると共に、通過後の前記脱気液を前記ポンプに送らず排出する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  10. 前記一時貯留部からの圧送は、前記フィルタが設けられた管路を正圧に維持した状態で行われる、請求項6〜9のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  11. 前記脱気液が前記ポンプに貯留された状態にて、前記ポンプに接続された管路を閉鎖して前記ポンプに貯留された前記脱気液を脱気する工程を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  12. 前記通液工程後、前記フィルタから前記処理液吐出部までの間を前記脱気液で満たす工程を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  13. 前記通液工程は、前記フィルタに前記脱気液を通過させた後に、前記フィルタの一次側に接続された管路が前記ポンプ又は前記一時貯留部のみに開放された状態で、前記フィルタの一次側に接続された管路に開放された前記ポンプまたは前記一時貯留部の内部を減圧する減圧工程を有する、請求項1〜12のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  14. 前記通液工程前に、前記フィルタの出口側の流路が開放された状態で、前記フィルタに通気する工程を有する、請求項1〜13のいずれか1項に記載のフィルタのウェッティング方法。
  15. 処理液を供給する処理液供給装置であって、
    当該処理液供給装置は、被処理体に処理液を吐出する処理液吐出部に処理液を供給するものであり、
    処理液を貯留する処理液供給源からの処理液を一時的に貯留する一時貯留部と、
    前記一時貯留部からの処理液の異物を除去するフィルタと、
    前記フィルタにより異物が除去された処理液を、被処理体に処理液を吐出する処理液吐出部に送出するポンプと、を有し、
    前記一時貯留部は、処理液を貯留する貯留室と前記貯留室の外側に設けられた作動流体室とが可撓性部材により隔てられ、前記作動流体室内の圧力変化によって前記貯留室内の圧力が調整されることにより、当該貯留室に前記処理液を補充し、または、当該貯留室から処理液を圧送し、
    前記一時貯留部は、
    当該一時貯留部と前記フィルタとの間の管路が閉鎖された状態で、前記貯留室内が負圧とされ、当該貯留室内の処理液が脱気され、
    脱気された処理液である脱気液を前記フィルタに圧送する、処理液供給装置。
  16. 前記一時貯留部は、前記一時貯留部と前記ポンプとの間の管路を閉鎖した状態で、前記貯留室内が負圧とされ、当該貯留室内の処理液が脱気される、請求項15に記載の処理液供給装置。
  17. 前記一時貯留部は、前記貯留室への処理液の補充及び前記貯留室からの処理液の圧送が停止された状態で、当該貯留室内が負圧とされ、当該貯留室内の処理液が脱気される、請求項15または16に記載の処理液供給装置。
  18. 前記一時貯留部は、前記作動流体室内が、所定の圧力で所定時間以上維持されて、前記貯留室内の処理液が脱気される、請求項15〜17のいずれか1項に記載の処理液供給装置。
  19. 前記一時貯留部は、前記脱気液を前記フィルタに送出する前に、前記貯留室内が負圧から正圧とされ、前記処理液を脱気する際に生じた気体が排出される、請求項15〜18のいずれか1項に記載の処理液供給装置。
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