JPH10328503A - 循環脱泡装置 - Google Patents
循環脱泡装置Info
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- JPH10328503A JPH10328503A JP14197697A JP14197697A JPH10328503A JP H10328503 A JPH10328503 A JP H10328503A JP 14197697 A JP14197697 A JP 14197697A JP 14197697 A JP14197697 A JP 14197697A JP H10328503 A JPH10328503 A JP H10328503A
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- film forming
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- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
ち込まず、塗布作業効率の高い循環脱泡装置の提供にあ
る。 【解決手段】塗液中に含まれる微少な気泡を除くため
の、一定幅をもち、その両端に液垂れ防止ガイドを具備
した薄膜形成脱泡板50を内部に有する脱泡タンク2で
あって、該薄膜形成脱泡板50が傾斜角度θをもって傾
斜し、且つ前記薄膜形成脱泡板50が、脱泡タンクの内
壁2aに沿って螺旋状に配置されてなるもしくは脱泡タ
ンクの内壁の一面と対抗する面に違い棚構造に複数個配
置されてなる循環脱泡装置としたものである。また、薄
膜形成脱泡板50に循環塗液Bを供給する上部供給部4
0がスリット状である循環脱泡装置としたものである。
Description
泡を除去する脱泡装置に関するものであり、さらに詳し
くは、脱泡効率の優れた循環脱泡装置に関する。
には、遠心分離方式や静置方式が知られ、一般的に使用
されている。しかしながら、これらの方式は、塗布工程
とはオフラインとなっていて、作業効率に問題があっ
た。一方、インラインとして塗液の循環系にフィルター
を配置して気泡をトラップする方式も知られているが、
塗布作業中に気泡がフィルターに詰まり、塗液の循環を
妨げるという問題があった。
ライン中に塗布液を加熱し、塗液粘度を低下させ、その
後気泡ヲトラップなどにより脱泡する方法が提案されて
いる。しかしながら、その分離脱泡させる方法では、循
環系において熱による酸化等で塗液に化学的、物理的変
化が生じ、特に、2液硬化タイプの塗液では、ポットラ
イフが短くなるという問題があった。
泡する方式が提案されているが、この循環系内において
溶剤が揮発し、塗液の固形分比率等に変化をもたらすと
いう問題があった。また、静置方式で脱泡した塗液を循
環系に接続する方式では、脱泡された塗液を循環系に投
入する際に気泡が巻き込まれ、脱泡効果が少ないという
問題があった。
ング技術の進歩と機能性コーティング物の多様化に伴
い、少量の塗液で、高精度の塗膜形成の要求があり、塗
膜面への微少な気泡の持ち込みでも大きな問題となって
いる。
る従来技術の問題点を解決するものであり、その課題と
するところは、塗膜面へ微少な気泡をも持ち込まず、塗
布作業効率の高い循環脱泡装置の提供にある。
を達成するために、まず請求項1の発明では、塗液中に
含まれる微少な気泡を除くための、一定幅をもち、その
両端に液垂れ防止ガイドを具備した薄膜形成脱泡板を内
部に有する脱泡タンクであって、該薄膜形成脱泡板が傾
斜してなることを特徴とする循環脱泡装置としたもので
ある。
脱泡板が、前記脱泡タンクの内壁に沿って螺旋状に配置
されてなることを特徴とする循環脱泡装置としたもので
ある。
脱泡板が、前記脱泡タンクの内壁の一面と対抗する面に
違い棚構造に複数個配置されてなることを特徴とする循
環脱泡装置としたものである。
脱泡板に循環塗液を供給する上部供給口がスリット状で
あることを特徴とする循環脱泡装置としたものである。
に固定された前記薄膜形成脱泡板が、前記脱泡タンクよ
り取り外し可能であることを特徴とする循環脱泡装置と
したものである。
より詳細に説明する。本発明の循環脱泡装置は、図1に
示すように、塗工装置(4)による塗布等でできた塗液
パン(4a)中の気泡の含んだ塗液(B)が、上部注入
口(20)から脱泡タンク(2)に送られ、ここで脱泡
された塗液(A)がポンプ(5)を介して塗液供給口
(30)より再度塗工装置(4)の塗液パン(4a)に
供給される塗液循環脱泡装置(1)において、まず、請
求項1の発明では、図2に示すように、塗液中に含まれ
る微少な気泡を除くための、一定幅(W)をもち、その
両端に液垂れ防止ガイド(52)を持った薄膜形成脱泡
板(50)を内部に有する脱泡タンク(2)であって、
該薄膜形成脱泡板(50)が、傾斜角度(θ)をもって
傾斜してなることを特徴とする循環脱泡装置としたもの
である。
4に示すように、前記薄膜形成脱泡板(50)が、前記
脱泡タンク(2)の内壁(2a)に沿って螺旋状に配置
されてなることを特徴とする循環脱泡装置(1)とした
ものである。
6に示すように、前記薄膜形成脱泡板(50)が、前記
脱泡タンク(2)の内壁(2a)の一面と対抗する面に
違い棚構造に複数個配置されてなることを特徴とする循
環脱泡装置(1)としたものである。
うに、前記薄膜形成脱泡板(50)に循環塗液(図1に
示す気泡の含んだ塗液(B)に相当する)を供給する上
部供給口(40)がスリット状であることを特徴とする
循環脱泡装置(1)としたものである。
4、5および6に示すように、複数個の支柱(54)に
固定された前記薄膜形成脱泡板(50)が、前記脱泡タ
ンク(2)より取り外し可能であることを特徴とする循
環脱泡装置(1)としたものである。
螺旋状に配置された薄膜形成脱泡板(50)を使用した
循環脱泡装置(1)について説明する。まず、塗工工程
から送られる気泡の含んだ塗液(B)が、上部注入口
(20)より塗液供給部(40)へ送られ、薄膜形成脱
泡板(50)に供給される。この傾斜面で螺旋状に配置
された薄膜形成脱泡板(50)の上を気泡の含んだ塗液
(B)が、数mm以下の薄膜を形成して流れ落ち、この
流れ落ちる間に脱泡され、脱泡タンク(2)の下部の液
溜部(26)に脱泡された塗液(A)として蓄積される
ものである。このように、流れ落ちる時間即ち薄膜形成
脱泡板(50)の長さが長いほど脱泡効率が良いことに
なる。
かった気泡(6)は塗液(8)が液溜部(60)に流
れ、吸収される際に上部に取り残されるため、液溜部
(60)内に入り込まず、例え気泡(6)が入り込んで
も塗工工程に循環供給する塗液供給部(図3に示す塗液
供給部(30))が液溜部(60)の最下部にあるた
め、この塗液供給部(30)から距離のある液溜部(6
0)上部に気泡(6)が浮上し、脱泡された塗液(A)
として塗液供給部(30)から塗工工程へ供給できるも
のである。
(50)の両端に液垂れガード(52)を設けることに
よって、塗液(8)が直接液溜部(図3に示す(6
0))へ落下することを防止し、液溜部(60)への気
泡(6)の入り込みを防止するものである。
脱泡タンク(2)の壁(2a)に沿って傾斜した螺旋形
状に配置することによって、限られた容積の脱泡タンク
(2)内で、気泡の含んだ塗液(B)の流れ落ちる距離
を長くとれるので、脱泡効率の良い循環脱泡装置(1)
を提供できるものである。
(50)が、脱泡タンク(2)の壁(2a)の一面と対
抗する面に傾斜した違い棚構造に複数個配置することに
よって、上記と同様に、限られた容積の脱泡タンク
(2)内で、気泡の含んだ塗液(B)の流れ落ちる距離
を長くとれるので、脱泡効率の良い循環脱泡装置(1)
を提供できるものである。
液を供給する上部塗液供給部(40)がスリット状であ
ることによって、上部注入口(20)のパイプまたは脱
泡タンク(2)側面の円形状の孔より供給される場合と
異なり、気泡の含んだ塗液(B)の供給直後に薄膜形成
脱泡板(50)上で薄膜化されやすいので、脱泡も速く
容易に進行するものである。
に、複数個の支柱(52)に固定された薄膜形成脱泡板
(50)が、脱泡タンク(2)より取り外し可能とする
ことによって、塗液の変更時や塗工作業終了時におい
て、洗浄作業をし易いようにしたものである。
易が異なるため、薄膜形成脱泡板(50)の傾斜角度
(θ)を変えて薄膜形成脱泡板(50)上に滞留する時
間を調整することによって塗液の粘度等特性変化に対応
することが可能であるが、傾斜角度(θ)を変えた複数
の螺旋状薄膜形成脱泡板もしくは違い棚構造の薄膜形成
脱泡板(50)のセットを準備しておき、その交換によ
って塗液の粘度等特性変化に容易に対応できるものであ
る。
示す如き効果がある。即ち、塗液中に含まれる微少な気
泡を除くための、両端に液垂れ防止ガイドを具備した薄
膜形成脱泡板を内部に有する脱泡タンクであって、その
薄膜形成脱泡板が傾斜し、かつ脱泡タンクの内壁に沿っ
て螺旋状に配置されてなるので、薄膜形成脱泡板の上を
気泡の含んだ塗液が、薄膜を形成して流れ落ちる間に脱
泡され、限られた容積の脱泡タンク内で、気泡の含んだ
塗液の流れ落ちる距離を長くとれるため、脱泡効率の良
い循環脱泡装置を提供できる。
壁の一面と対抗する面に傾斜した違い棚構造に複数個配
置することによって、上記と同様に、限られた容積の脱
泡タンク内で、気泡の含んだ塗液の流れ落ちる距離を長
くとれるので、脱泡効率の良い循環脱泡装置を提供でき
る。
給する上部供給部がスリット状であるので、気泡の含ん
だ塗液の供給直後に薄膜形成脱泡板上で薄膜化され易
く、脱泡も速く容易に可能となる効果がある。
膜形成脱泡板が、脱泡タンクより取り外し可能とするこ
とによって、塗液の変更時や塗工作業終了時において、
洗浄作業をし易すくし、薄膜形成脱泡板の傾斜角度を変
えた複数の交換によって塗液の粘度等特性変化に容易に
対応できるものである。
の概念図である。
斜視図である。
面図である。
面図である。
の正面図である。
の上面図である。
上面図である。
の脱泡状態の模式図である。
Claims (5)
- 【請求項1】塗液中に含まれる微少な気泡を除くため
の、一定幅をもち、両端に液垂れ防止ガイドを具備した
薄膜形成脱泡板を内部に有する脱泡タンクであって、該
薄膜形成脱泡板が傾斜してなることを特徴とする循環脱
泡装置。 - 【請求項2】前記薄膜形成脱泡板が、前記脱泡タンクの
内壁に沿って螺旋状に配置されてなることを特徴とする
請求項1記載の循環脱泡装置。 - 【請求項3】前記薄膜形成脱泡板が、前記脱泡タンクの
内壁の一面と対抗する面に違い棚構造に複数個配置され
てなることを特徴とする請求項1記載の循環脱泡装置。 - 【請求項4】前記薄膜形成脱泡板に循環塗液を供給する
上部供給部がスリット状であることを特徴とする請求項
1、2または3記載の循環脱泡装置。 - 【請求項5】複数個の支柱に固定された前記薄膜形成脱
泡板が、前記脱泡タンク内部より取り外し可能であるこ
とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の循環脱
泡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14197697A JPH10328503A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 循環脱泡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14197697A JPH10328503A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 循環脱泡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10328503A true JPH10328503A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15304509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14197697A Pending JPH10328503A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 循環脱泡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10328503A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007323969A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 燃料電池発電装置 |
CN109821277A (zh) * | 2019-04-08 | 2019-05-31 | 贵州电网有限责任公司 | 一种油液除气装置及方法 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14197697A patent/JPH10328503A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007323969A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 燃料電池発電装置 |
CN109821277A (zh) * | 2019-04-08 | 2019-05-31 | 贵州电网有限责任公司 | 一种油液除气装置及方法 |
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Effective date: 20040318 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050621 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050830 |