JP3192463B2 - 補水機能付現像処理装置 - Google Patents

補水機能付現像処理装置

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JP3192463B2
JP3192463B2 JP05393492A JP5393492A JP3192463B2 JP 3192463 B2 JP3192463 B2 JP 3192463B2 JP 05393492 A JP05393492 A JP 05393492A JP 5393492 A JP5393492 A JP 5393492A JP 3192463 B2 JP3192463 B2 JP 3192463B2
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弘泰 永井
民生 石井
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コダック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム又は印画紙の
現像処理を行う現像処理装置に関し、特に、処理液へ水
補充を行う手段に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、撮像後のカラーフィルム
は、フィルム現像処理装置にて複数の処理工程が実行さ
れて、現像がなされる。具体的には、発色現像工程、漂
白工程、定着工程、及び安定化工程、等の一連の工程が
実行される。なお、印画紙の現像では漂白及び定着工程
が同じ処理槽で行われる場合もある。
【0003】これらの各工程で使用される各処理液は、
その濃度が適正でなければならず、の濃度が適正値を外
れると、現像が極めて不良になる。つまり、蒸発により
処理液の濃度が高まると、現像不良が生じる。
【0004】そこで、従来の現像処理装置においては、
定期的に各処理液の比重を人為的に測定し、その比重値
が所定の範囲を下回った場合には、人為的に水を補充し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人為的
な濃度管理は極めて煩雑であり、またコストがかさむと
共に、正確な水補充は専門家でないと難しい場合があ
る。
【0006】従って、自動的に水補充を行ない、処理液
の濃度管理を自動化したいとの第1の要望がある。
【0007】一方、各処理槽の上方には、現像対象物で
あるフィルムの移動をガイドするガイドローラが設けら
れているが、このガイドローラには、フィルム面からの
処理液が付着し、さらに乾燥により結晶化するという問
題がある。すなわち、この処理液の結晶がガイドローラ
に付着していると、フィルムなどを傷付けてしまう恐れ
がある。
【0008】従って、ガイドローラに生じる結晶を定期
的に洗浄したいとの第2の要望がある。
【0009】本発明は、上記第1及び第2の要望に鑑み
なされたものであり、水補充を自動的に行うと同時に、
その補充用の水を利用してガイドローラを洗浄できる補
水機能付現像処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、現像対象物が入れ出しされる槽であって、
所定の処理液が入れられた処理槽と、前記処理液の上方
に設けられ、前記現像対象物の移動をガイドするガイド
ローラと、前記現像対象物を屈曲させ移動させるために
前記ガイドローラ上方に配置された前記処理槽側から見
て凹面形状のターンガイドと、を含む現像処理装置であ
て、補充水を入れるための水タンクと、前記現像処理
槽に設けられた比重計と、前記比重計が示す比重に基づ
き、前記処理槽への補充水の補充制御を行う水補充制御
部と、前記ガイドローラ及びターンガイドの上方に設け
られ、前記水タンクから前記処理液へ補充される補充水
を流す補充水ノズルと、前記補充水ノズルからの補充水
が前記ガイドローラに滴下可能なように前記ターンガイ
ドに設けられた開口と、を含み、前記補充水が前記ガイ
ドローラを洗浄しつつ前記処理槽内に補充されることを
特徴とする。更に、前記補充水ノズルは、前記処理槽の
上方に設けられた開閉自在なカバーの内側に配置されて
いることを特徴とする。 また、前記補充水ノズルは、更
に前記現像対象物が処理される少なくとも一方の処理槽
の直上に配置されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、蒸発により処理液の濃度が
高まった場合には、比重計が示す比重に基づき水補充制
御部が水タンクからの補充水を処理槽へ供給する。
【0012】この場合に、ガイドローラの上方には補充
水ノズルが設けられ、その補充水ノズルから流出された
補充水がガイドローラを洗浄しつつ処理槽内に供給され
ることになる。従って、補充水の補充と同時にガイドロ
ーラの洗浄が行え、上述した処理液の結晶などを除去す
ることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0014】図1には、本発明に係る補水機能付現像処
理装置の好適な実施例が示されており、図1はその概略
的な外観図である。
【0015】本実施例の現像処理装置10は、カラーフ
ィルムまたはカラーペーパーの現像を行うものであり、
以下の説明においてはカラーフィルムの現像を行うもの
として説明を進める。
【0016】図1において、装置10はフィルムに対し
て各種の処理を行う複数の処理槽を含むものであり、各
処理槽に対応して複数のノズル12が設けられている。
このノズル12は、装置10に設けられた水タンク14
から供給される補充水を流出するものであり、図1に示
されるように開閉自在なカバー16の内側に固定配置さ
れている。
【0017】図2には、図1に示す装置10の部分的拡
大図が示されており、ノズル12は、カバー16が閉め
られた状態では、後述するラック18の上方に位置す
る。
【0018】このノズル12は、本実施例においてそれ
ぞれ2つの流出口12a,12bを有しており、それら
の流出口12a,12bからの補充水は、ラック18の
上面に形成された2つの開口18a,18bを通って下
方に流出する。
【0019】図2において、ノズル12の基端に設けら
れた電磁バルブ20は、補充水の流出をオン/オフコン
トロールするものであり、後述する水補充制御部により
制御されるものである。
【0020】図3には、装置10の部分断面図が示され
ている。図において22は複数の処理槽のうちの1つの
処理槽を示し、24は、その処理槽22に隣接する処理
槽を示している。以下、22を一方の処理槽、24を他
方の処理槽と称する。
【0021】一方の処理槽22と他方の処理槽24との
間には、仕切26が設けられ、2つの処理槽に入れられ
ている処理液は完全に分離されている。
【0022】仕切26の上方には図2に示したラック1
8が固定されており、そのラックの下部にはラック18
の下面側から見て凹面形状を有するターンガイド25A
が形成されている。このターンガイド25は、従来の装
置においても設けられているものであって、一方の処理
槽22から上方に搬送されたフィルム100の進行方向
を他方の処理槽24に導く機能を有する。すなわち、フ
ィルム100は、図示されていないフィルムリーダーに
よって一定速度で搬送される。
【0023】このフィルム100の搬送においては、複
数のガイドローラ2,28,30,32などによって
ガイドされており、図示されるように、フィルム100
はガイドローラ27及び28の間を通って上方に引き上
げられた後、ターンガイド25に沿って屈曲された後、
ガイドローラ30及びガイドローラ32に巻回されて他
方の処理槽24へ導かれる。なお、ガイドローラ30及
びガイドローラ32は、ローラ駆動機構によって一定の
回転速度で駆動されている。なお、図には4つのガイド
ローラを示し、他のガイドローラについては図示省略さ
れている。
【0024】図3に示されるように、ラック18の上方
には、ノズル12が配置され、そのノズル12から補充
水102が下方に向けて流出されている。図示されるよ
うに、ターンガイド25には、補充水102が滴下され
る位置に開口25aが形成されており、補充水102は
その開口25aを通ってガイドローラ30やガイドロー
ラ2,28に注がれることになる。そして、最終的に
補充水102は一方の処理槽22に供給される。
【0025】なお、本実施例の装置10による補充水の
補充は、フィルム100がガイドローラ2〜32に接
触していない状態(非処理状態)で行われる。
【0026】図4には、ラック18の側方から見た断面
が示されている。
【0027】本実施例においては、同時に2つのフィル
ムに対して現像処理が行えるように構成されており、こ
のため、ラック18も2つに区分されそれぞれターンガ
イド25などが設けられている。そして、これに対応し
てノズル12には2つの流出口12a,12bが設けら
れている。
【0028】本実施例においては、ターンガイド25に
3つの開口25aが形成され、ノズル12から流出され
た補充水102は、いずれかの開口25aを通ってガイ
ドローラ30に達することになる。なお、図において3
4はガイドローラ30を回転駆動するための機構であ
る。
【0029】図5には、本実施例の装置10に設けられ
た水補充システムの概略的な構成が示されている。
【0030】図5において、各処理槽36(例えば処理
槽22または処理槽24)にはそれぞれ比重計38が配
置されており、その比重計の信号104は、水補充制御
部40に出力されている。この水補充制御部40は、比
重計38からの信号104が示す比重値に基づき、処理
槽36内の処理液の濃度を演算し、その濃度が所定値を
上回った場合には、補充指令信号106を出力する。こ
の信号106は電磁バルブ20に出力されており、信号
106に従って電磁バルブ20が開放し、この結果水タ
ンク14からの補充水が処理槽36に向けて注がれるこ
とになる。この場合、水補充制御部40は、演算した濃
度値に基づいて適正な水の補充量を求めており、必要量
だけの補充水が処理槽36に供給されることになる。
【0031】ここで、上述したように、補充水の補充に
当って、その補充水が各ガイドローラ(例えば30)に
注がれ、ガイドローラが洗浄されることになる。
【0032】従って、処理液の乾燥による結晶がガイド
ローラに付着していても補充水によってそのような結晶
を洗浄除去することが可能となる。これによって例えば
フィルム100の搬送を円滑に行えると共に、フィルム
100を傷付けたりすることが防止される。
【0033】図6には、1つのラック18に対して複数
の(例えば2つのノズル12を設けた変形例が示されて
いる。このように複数のノズルを設けることによって、
全てのガイドローラの洗浄を円滑に行うことができる。
【0034】なお、本実施例のようなノズルの配置は、
必ずしも全ての処理槽に対して行う必要はなく、発色現
像液などの結晶が生じ易い処理液が付着する箇所に配置
すれば十分である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水補充制御部によって自動的に補充水の補充が行えると
共に、その補充水を利用してガイドローラの洗浄を行
い、結晶の洗浄除去などが行える。
【0036】従って、常に処理液の濃度を一定に保って
現像の不良を回避できると共に、現像対象物であるフィ
ルムや印画紙などの装置内における円滑な搬送を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像処理装置の概略的な外観を示
す斜視図である。
【図2】図1に示す現像処理装置10の要部構成を示す
部分拡大図である。
【図3】ラック18の正面から見た断面図である。
【図4】ラック18を側面から見た断面図である。
【図5】水補充システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】ノズル12の配置に係る変形例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 現像処理装置 12 ノズル 25 ターンガイド 26,28,30,32 ガイドローラ 100 フィルム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像対象物が入れ出しされる槽であっ
    て、所定の処理液が入れられた処理槽と、 前記処理液の上方に設けられ、前記現像対象物の移動を
    ガイドするガイドローラと、前記現像対象物を屈曲させ移動させるために前記ガイド
    ローラ上方に配置された前記処理槽側から見て凹面形状
    のターンガイドと、 を含む現像処理装置であって、 補充水を入れるための水タンクと、 前記現像処理槽に設けられた比重計と、 前記比重計が示す比重に基づき、前記処理槽への補充水
    の補充制御を行う水補充制御部と、 前記ガイドローラ及びターンガイドの上方に設けられ、
    前記水タンクから前記処理液へ補充される補充水を流す
    補充水ノズルと、前記補充水ノズルからの補充水が前記ガイドローラに滴
    下可能なように前記ターンガイドに設けられた開口と、 を含み、 前記補充水が前記ガイドローラを洗浄しつつ前記処理槽
    内に補充されることを特徴とする補水機能付現像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の補水機能付現像処理装
    置において、 前記補充水ノズルは、更に前記処理槽の上方に設けられ
    た開閉自在なカバーの内側に配置されていることを特徴
    とする補水機能付現像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の補水機
    能付現像処理装置において、 前記補充水ノズルは、更に前記現像対象物が処理される
    少なくとも一方の処理槽の直上に配置されていることを
    特徴とする補水機能付現像処理装置。
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