JP2784222B2 - 感光体ドラムの製造方法 - Google Patents

感光体ドラムの製造方法

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浩史 東
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば電子写真複写機等の画像形成装置に
使用される感光体ドラムを製造する方法に関し、さらに
詳述すれば、アルミニウム素管等のドラムの外周面に浸
漬法により感光性物質を塗布する感光体ドラムの製造方
法に関する。
(従来の技術) 例えば、電子写真複写機等の画像形成装置に用いられ
る感光体ドラムは、アルミニウム素管等の導電性のドラ
ムの外周面に、THF(テトラヒドロフラン)等の有機溶
剤に含有された感光性物質を塗布することにより製造さ
れる。このような感光体ドラムでは、感光性物質を均一
に塗布することが重要である。ドラム外周面に感光性物
質を塗布する感光体ドラムの製造方法としては、感光性
物質の塗布液中にドラムを鉛直状に浸漬し、該ドラムを
塗布液に対して相対的に軸心方向に退出させて、ドラム
外周面に塗布液を塗布する、いわゆる浸漬法が一般的で
ある。
このような浸漬法では、ドラムが上端部の2〜3mm程
度を残して略全体が浸漬された状態になると、通常、60
秒程度の所定時間にわたって、ドラムを塗布液内に浸漬
させた状態とし、その後に、ドラムが塗布液から退出さ
れて、該ドラム外周面に塗布液が塗布される。ドラムを
塗布液内に浸漬させた状態にすると、ドラム外周面に付
着する不純物等が、THF等の溶剤に溶解され、製造され
る感光体ドラムの外観性が向上するとともに、塗工ムラ
が防止されて、製造された感光体ドラムを使用して形成
される画像に、ピンホール、黒すじ等の発生が抑制され
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このように、塗布液内にてドラムを所
定時間にわたって浸漬した状態にすると、塗布液面が空
気に触れることにより乾燥が促進されるために、製造さ
れる感光体ドラムの塗布領域上端部において3mm程度の
帯状の塗工ムラが生じるという問題がある。このような
帯状の塗工ムラの発生は、製造される感光体ドラムの外
観性を損なうとともに、画像形成領域として使用できな
いため、感光体ドラムを短くする場合にも、この塗工ム
ラ部分を考慮する必要があり、感光体ドラムを短くする
際の障害となっている。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その
目的は、ドラム外周面の端部に塗工ムラが生じることな
く、しかも、塗工前のドラム外周面に付着する不純物を
確実に除去し得る感光体ドラムの製造方法を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の感光体ドラムの製造方法は、感光性物質を含
有する塗布液内にドラムを略全体にわたって浸漬した後
に、該ドラムを塗布液から退出させて該ドラム外周面に
塗布液を塗布することにより、画像形成装置に使用され
る感光体ドラムを製造する方法であって、鉛直状のドラ
ムにおける上端部を除く領域を塗布液内に一定の速度で
浸漬する工程と、ドラムの上端部を、順次速度が低下す
るように塗布液内に浸漬させる工程と、塗布液内にドラ
ムの略全体が浸漬された状態で、ドラムが直ちに塗布液
から退出されるように、ドラムと塗布液との相対移動を
所定の短時間だけ停止させる工程と、を包含してなり、
そのことにより上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明の感光体ドラムの製造方法は、例えば、アルミ
ニウム素管でなるドラムを、感光性物質を含有する塗布
液内に浸漬して、該塗布液から鉛直状に退出させるもの
である。
第1図は、本発明の感光体ドラムの製造方法の実施に
使用されるドラム塗布装置のブロック図である。アルミ
ニウム素管でなるドラム10は、円筒状のタンク21内に収
容された塗布液内に浸漬されて、該ドラム外周面に塗布
液が塗布される。ドラム10は、図示しない適当なチャッ
キング装置により鉛直状に保持されており、該チャッキ
ング装置に対してタンク21が昇降することにより、該チ
ャッキング装置に保持されたドラム10が、タンク21の塗
布液内に浸漬および退出される。
タンク21の下端部の側面には、塗布液の供給管22が配
設されており、該供給管22から供給される塗布液がタン
ク21内を上方に通流される。
該タンク21は、正逆回転可能なモーター31に連結され
ており、該モーター31の正逆回転により、タンク21が昇
降される。モーター31には、パルス発振器32が取り付け
られており、該パルス発振器32により、モーター31の回
転数が検出される。該パルス発振器32の出力は、昇降速
度変換器33に入力されており、該昇降速度変換器33は、
モーター31の回転数に基づいて、タンク21の昇降速度を
演算する。該昇降速度変換器33の出力は、入力装置34に
て予め設定されているタンク21の昇降速度と比較され
て、その差に相当する信号が、速度制御回路35に与えら
れている。そして、該速度制御回路35は、その信号に基
づき、モーター31の回転数を制御する。その結果、タン
ク21は、入力装置34にて設定された速度状態になるよう
に、制御される。
入力装置34には、ドラム10がタンク21の塗布液内に浸
漬されるように、タンク21が上昇される時点からの経過
時間に対する塗布液とドラムとの相対速度が、パターン
化されて入力されている。
タンク21の昇降速度は、該タンク21を昇降させるモー
ター31に取り付けられたパルス発振器32の検出結果に基
づいて、昇降速度変換器33にて検出されており、該昇降
速度変換器33の出力が、常時、入力装置34にて設定され
た昇降速度と比較されている。そして、タンク21が、上
昇開始時間からの経過時間に応じて、入力装置34にて設
定された昇降速度に昇降されるように、モーター31が、
常時、速度制御回路35により制御される。
このような構成のドラム塗布装置の動作は次の通りで
ある。ドラム10は、所定のチャッキング装置により略鉛
直状に保持されて、タンク21上に位置されている。この
ような状態で、モーター31が正転駆動されて、タンク21
は、一定の速度で、鉛直状のドラム10における上端部を
除く所定領域が塗布液内に浸漬される所定位置まで上昇
される。このタンク21の上昇速度は、従来のタンク上昇
速度よりも遅くなっている。そして、ドラム10が、軸心
方向に20〜30mm程度の長さの上端部を残して塗布液内に
浸漬された所定時間が経過すると、タンク21の上昇速度
が順次低下される。そして、ドラム10の上端部が、順
次、速度が低下されつつ、塗布液内へ浸漬され、ドラム
10の最上端部における1〜2mm程度軸心方向長さの部分
以外の略全体が、塗布液内に浸漬される。このような状
態になると、供給管22から塗布液をタンク21内に供給し
て、塗布液をタンク21からオーバーフローさせた状態
で、タンク21は、直ちに下降されるように、1秒程度の
短時間だけ停止され、その後にタンク21は、所定の速度
パターンで下降される。これにより、該タンク21内の塗
布液からドラム10が順次退出される。
タンク21の塗布液内にドラム10が浸漬された状態で
は、タンク21内に供給される塗布液は、該ドラム10の外
周面に沿って、下方から上方へ通流し、タンク21上面か
らオーバーフローされる。
ドラム10は、上端部を除く領域が、従来の浸漬速度よ
りも遅い速度で塗布液内へ浸漬されているために、この
領域は、塗布液内にて十分に浸漬された状態になり、該
塗布液内のTHF等の溶剤によりドラム10外周面は確実に
洗浄され、ドラム10外周面に付着する不純物が確実に除
去される。しかも、ドラム10の上端部では、塗布液内へ
の浸漬速度が順次低下しているために、ドラム10の略全
体が浸漬された状態でのタンク21の昇降停止時間が1秒
程度の短時間であっても、該ドラム10の上端部が塗布液
内に浸漬される時間は、塗布液内のTHF等による洗浄効
果が発揮されるのに十分であり、該ドラム10上端部に付
着する不純物も確実に除去される。そして、ドラム10の
略全体が塗布液に浸漬された状態は、非常に短時間であ
るために、ドラム10の上端部に帯状の塗工ムラの発生が
確実に防止される。
入力装置34には、下降開始時からの経過時間毎のタン
ク21下降速度が、パターン化されて予め設定されてお
り、ドラム10が所定の長さだけ塗布液から退出される都
度、タンク21の下降速度が順次低下される。
このように、ドラム10が略全体にわたって塗布液内に
浸漬された状態で、かつ、ドラム10外周面に沿って塗布
液が下方から上方へ通流させてタンク21上面からオーバ
ーフローさせた状態で、タンク21は、予め設定された下
降速度パターンにより下降され、ドラム10は、塗布液か
ら、所定の退出速度パターンで退出される。ドラムの塗
布液からの退出速度は、予め設定されたタンク下降速度
パターンにより、順次、円滑に変更されるため、ドラム
10外周面には、退出速度が変化する際に塗布液の塗膜に
段差が生じるおそれがなく、しかも、ドラム10外周面に
塗布された塗膜の厚さが上下方向に不均一になるおそれ
もない。
(発明の効果) 本発明の感光体ドラムの製造方法は、このように、ド
ラムを塗布液内に浸漬する際に、ドラムの上端部を除く
領域が塗布液にて十分に洗浄されるように比較的遅い速
度で浸漬され、また、ドラムの上端部を塗布液内に浸漬
する際に、その浸漬速度を順次低下させてドラムの略全
体を塗布液に浸漬した後に、ドラムを直ちに塗布液から
退出させているために、ドラムの端部に帯状の塗工ムラ
が生じるおそれがない。従って、製造される感光体ドラ
ムは、外観性に優れており、また、塗布前のドラムに付
着する不純物が確実に除去されるために、画像形成時に
ピンホール、黒すじ等が発生するおそれもない。さらに
は、塗布液が塗布されたドラムの全領域を画像形成領域
として使用できるため、感光体ドラム長の短縮化に有利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施状態の一例を示すドラム塗布
装置のブロック図である。 10……ドラム、21……タンク、31……モーター。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光性物質を含有する塗布液内にドラムを
    略全体にわたって浸漬した後に、該ドラムを塗布液から
    退出させて該ドラム外周面に塗布液を塗布することによ
    り、画像形成装置に使用される感光体ドラムを製造する
    方法であって、 鉛直状のドラムにおける上端部を除く領域を塗布液内に
    一定の速度で浸漬する工程と、 ドラムの上端部を、順次速度が低下するように塗布液内
    に浸漬させる工程と、 塗布液内にドラムの略全体が浸漬された状態で、ドラム
    が直ちに塗布液から退出されるように、ドラムと塗布液
    との相対移動を所定の短時間だけ停止させる工程と、 を包含する感光体ドラムの製造方法。
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