JP2749893B2 - ドラム塗布方法 - Google Patents

ドラム塗布方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば電子写真複写機に使用される感光体
ドラムを製造する際に実施され、アルミニウム素管等の
ドラムの外周面に感光性物質を塗布するドラム塗布方法
に関する。
(従来の技術) 例えば、電子写真複写機に用いられる感光体ドラム
は、アルミニウム素管等のように、導電性のドラムの外
周面に感光性物質を塗布して形成される。このような感
光体ドラムでは、感光性物質を均一に塗布することが重
要である。ドラム外周面に感光性物質を塗布する感光体
ドラムの製造方法としては、感光性物質の塗布液中にド
ラムを浸漬し、該ドラムを塗布液に対して相対的に軸心
方向に退出させて、ドラム外周面に塗布液を塗布する、
いわゆる浸漬法が一般的である。
このような浸漬法では、ドラムは塗布液から鉛直状に
なって退出するため、塗布液からのドラムの退出速度が
一定であれば、ドラム外周面の上部に塗布された塗布液
は、該ドラムが塗布液から退出する間に自重により液垂
れして、形成される塗布液の塗膜の膜厚がドラム上部が
薄く下部が厚くなるという問題がある。
このような問題を解決するために、塗布液に浸漬され
たドラムの塗布液からの退出速度を、最初は比較的速く
し、その後、塗布液からのドラム退出速度を遅くする方
法が採用されている。従来の方法では、塗布液に浸漬さ
れたドラムを、所定の速度で、退出させ、ドラムが塗布
液から所定の長さだけ退出されて塗布液に対してドラム
が所定位置になった時点で、塗布液からのドラムの退出
を一旦停止し、次いで、塗布液からのドラム退出速度
を、その直前の退出速度よりも若干遅くして、塗布液か
らドラムを、所定の長さだけ退出させる。以下、同様に
して、順次、ドラムを塗布液から退出させている。
このように、塗布液から所定の長さだけドラムが退出
される毎に、塗布液からのドラム退出速度を段階的に遅
くして、順次、ドラムを塗布液から退出させると、ドラ
ム外周面には、塗布液の塗膜が、上下方向に略均一な厚
さとなるように塗布される。
(発明が解決しようとする課題) ドラムと塗布液の相対移動は、通常、ドラムを所定位
置にて鉛直状に保持した状態で、塗布液が収容されたタ
ンクを昇降させることにより実施されている。この場合
には、ドラムを塗布液から退出させるべくタンクを下降
させて、ドラムが完全に塗布液から退出して、外周面に
塗布液が塗布された状態になった後に、所定時間にわた
ってタンクを下降させ、次の塗布作業に備えて、タンク
は、所定の位置にて待機状態とされる。そして、次に外
周面に塗布液を塗布すべきドラムが所定位置にて鉛直状
に保持されると、塗布液が収容されたタンクは、所定位
置での待機状態から、所定時間にわたって上昇され、ド
ラムは所定の位置まで塗布液内に浸漬される。
このように、ドラムが塗布液から退出された後に、タ
ンクが所定時間にわたって下降されて、所定の待機位置
とされる場合には、タンクを下降させる駆動装置の応答
速度が高速でなければ、タンクが所定の待機位置からず
れるおそれがあり、また、タンクの駆動装置の応答速度
がきわめて高速であっても、タンクの停止位置が所定の
待機位置から若干ずれることは避けられない。そして、
タンクの下降を時間により制御する場合には、一旦、タ
ンクの待機位置が、予め設定された位置からずれると、
タンクの動作を繰り返す度に、そのずれが蓄積され、タ
ンクは待機位置から大きくずれる。その結果、ドラムを
塗布液内に浸漬するべくタンクを上昇させた場合に、ド
ラムを鉛直状に保持するチャッキング装置が塗布液内に
浸漬するような事態が生じるおそれがある。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その
目的は、ドラムを塗布液に浸漬させて該ドラム外周面に
塗布液を塗布する動作を繰り返しても、常に、ドラムと
塗布液とが所望の位置関係にすることができ、ドラム外
周面に均一な厚さに塗布液の塗膜を確実に形成できるド
ラム塗布方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明のドラムの塗布方法は、タンク内に収容された
塗布液内にドラムを鉛直状に浸漬し、該タンクを下降さ
せて該ドラムを塗布液から退出させることにより、該ド
ラム外周面に塗布液を塗布するドラム塗布方法であっ
て、塗布液に浸漬された該ドラムに対するタンクの下降
速度を、その下降開始時間からの時間の経過に基づい
て、制御する工程と、該ドラムが塗布液から退出された
後に、該タンクの下降を、該タンクが所定位置になった
ことを検出する手段が動作した時点で停止させる工程
と、を包含してなり、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明のドラム塗布方法は、例えば、外周面に感光層
が形成された電子写真用の感光体ドラムを製造する際に
実施される。感光体ドラムは、アルミニウム素管でなる
ドラムを、感光性物質を含有する塗布液内に浸漬して、
該塗布液から退出させることにより、該ドラム外周面に
感光層が形成されて製造される。
第1図は、本発明のドラム塗布方法の実施に使用され
るドラム塗布装置のブロック図である。アルミニウム素
管でなるドラム10は、円筒状のタンク21内に収容された
塗布液内に浸漬される。ドラム10は、図示しない適当な
チャッキング装置により鉛直状に保持されており、該チ
ャッキング装置に対してタンク21が昇降することにより
該チャッキング装置に保持されたドラム10が、タンク21
の塗布液内に進入および退出される。
タンク21の下端部の側面には、塗布液の供給管22が配
設されており、該供給管22から供給される塗布液がタン
ク21内を上方に通流される。
該タンク21は、正逆回転可能なモーター31に連結され
ており、該モーター31の正逆回転により、タンク21が昇
降される。
該タンク21の昇降域には、該タンク21が所定の待機位
置にまで下降したことを検出するリミットスイッチ41が
配設されている。該リミットスイッチ41は、タンク21の
外面に取り付けられた作動杆42により動作される。該リ
ミットスイッチ41の出力は、モーター31に与えられてお
り、該リミットスイッチ41の出力によりモーター31が停
止される。
タンク21を昇降させるモーター31には、パルス発振器
32が取り付けられており、該パルス発振器32により、モ
ーター31の回転数が検出される。該パルス発振器32の出
力は、昇降速度変換器33に入力されており、該昇降速度
変換器33は、モーター31の回転数に基づいて、タンク21
の昇降速度を演算する。該昇降速度変換器33の出力は、
入力装置34にて予め設定されているタンク21の昇降速度
と比較されて、その差に相当する信号が、速度制御回路
35に与えられている。そして、該速度制御回路35は、そ
の信号に基づき、モーター31の回転数を制御する。その
結果、タンク21は、入力装置34にて設定された速度状態
になるように、制御される。
入力装置34には、ドラムが塗布液内に浸漬された状態
において、モーター31が駆動されることによりタンク21
が下降されてドラムが塗布液から退出を開始する時点か
ら、経過時間に対する塗布液からのドラム退出速度の変
化が、パターン化されて入力されている。
このような構成のドラム塗布装置の動作を、第2図の
フローチャートにより説明する。ドラム10は、所定のチ
ャッキング装置により略鉛直状に保持されて、タンク21
上に位置されている。また、タンク21は、作動杆42がリ
ミットスイッチ41を動作させた所定の待機位置に下降さ
れている。このとき、タンク21が所定の待機状態ではな
く、リミットスイッチ41がオフした状態()であれ
ば、モーター31が逆転駆動されて(′)、タンク21が
下降される。そして、リミットスイッチ41がオンする
と、タンク21が所定の待機位置になる。
このような状態で、塗工開始指令が発せられると
()、モーター31が正転駆動されて()、タンク21
が上昇される。タンク21の上昇にともない、該タンク21
内の塗布液内に、略鉛直状に保持されたドラム10が浸漬
される。そして、所定時間T1にわたってモーター31が正
転され()、該ドラム10の略全体が塗布液内に浸漬さ
れた所定の状態になると、モーター31の駆動が停止され
()、タンク21の昇降が停止される。
このような状態で、所定の時間T2が経過すると
()、供給管22から塗布液をタンク21内に供給して、
塗布液をタンク21からオーバーフローさせた状態で、ド
ラム10がタンク21内の塗布液から退出するように、モー
ター31が逆転されて()、タンク21が下降される。こ
のとき、タンク21内に供給される塗布液は、該塗布液内
に浸漬されたドラム10の外周面に沿って、下方から上方
へ通流し、タンク21上面からオーバーフローされる。
入力装置34には、下降開始時からのタンク21下降速度
が予め設定されている。このタンク21の下降速度は、例
えば、344mmの長さのドラムでは、第3図に示すよう
に、タンク開始当初は、3.65mm/秒とされて、下降開始
から3秒が経過するまでの間に、3.65mm/秒から3.60mm/
秒の下降速度にまで低下され、さらに3秒(下降開始か
ら6秒)が経過するまでの間に、3.60mm/秒から3.45mm/
秒にまで低下される。その後、3秒(下降開始から9
秒)が経過する間に、3.45mm/秒から3.40mm/秒にまで下
降速度が低下され、さらに、16秒(下降開始から25秒)
経過するまでの間に、3.40mm/秒から3.15mm/秒にまで下
降速度が低下される。そして、その後、ドラム10が完全
に塗布液から退出されるまでの170秒(下降開始から195
秒)が経過するまでの間に、3.15mm/秒から3.05mm/秒ま
で下降速度が低下される。
タンク21の下降速度は、該タンク21を下降させるモー
ター31に取り付けられたパルス発振器32の検出結果に基
づいて、昇降速度変換器33にて検出されており、該昇降
速度変換器33の出力が、常時入力装置34にて設定された
下降速度と比較されている。そして、タンク21が、入力
装置34に設定された下降速度にて下降されるように、モ
ーター31が、常時、速度制御回路35により制御される。
このように、ドラム10外周面に沿って塗布液が下方か
ら上方へ通流されて、タンク21上面からオーバーフロー
させた状態で、タンク21は、予め設定された下降速度パ
ターンにより下降され、ドラム10は、塗布液から、所定
の退出速度パターンで退出される。これにより、ドラム
10外周面には、退出速度変化時に段差が生じるおそれが
なく、しかも、ドラム10外周面に塗布された塗膜の厚さ
が上下方向に不均一になるおそれもない。
このようにして、所定時間T3にわたって、タンク21が
下降されると()、モーター31の駆動が一旦停止され
る()。そして、所定時間T4が経過した後に()、
モーター31が再度逆転駆動されて()、タンク21が下
降される。モーター31は、リミットスイッチ41がオンす
るまで逆転駆動され、リミットスイッチ41がオンするま
で逆転駆動され、リミットスイッチ41がオンすると
()、モーター31の駆動が停止される()。これに
より、タンク21は、所定の待機位置にて停止される。こ
れにより、タンク21は、待機状態になり、塗工開始指令
が発せられるまで、待機する。そして、塗工開始指令が
発せられると、上記動作と同様の動作が繰り返されて、
ドラム10外周面に塗布液が塗布される。
(発明の効果) 本発明のドラム塗布方法は、このように、ドラムが塗
布液から退出した後に、タンクが所定の待機位置になっ
たことを検出する手段が動作するまで、該タンクを下降
させるようになっているため、1回のドラム塗布工程が
終了するたびに、タンクが所定の待機位置とされる。従
って、ドラム塗布工程を繰り返しても、常に、タンクは
所定の位置から上昇を開始するため、タンク内の塗布液
へドラムを所定の位置まで確実に浸漬させることがで
き、しかも、塗布液からのドラム退出速度の制御を、正
確かつ確実に行うことができ、ドラム外周面に形成され
る塗布液の塗膜の厚さを均一にし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に使用されるドラム塗布装置
の一例を示すブロック図、第2図はその装置の動作説明
のためのフローチャート、第3図はタンク下降速度パタ
ーンの一例を示すグラフである。 10…ドラム、21…タンク、31…モーター、41…リミット
スイッチ、42…作動杆。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/05 102 B05D 1/18 B05C 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク内に収容された塗布液内にドラムを
    鉛直状に浸漬し、該タンクを下降させて該ドラムを塗布
    液から退出させることにより、該ドラム外周面に塗布液
    を塗布するドラム塗布方法であって、 塗布液に浸漬された該ドラムに対するタンクの下降速度
    を、その下降開始時間からの時間の経過に基づいて、制
    御する工程と、 該ドラムが塗布液から退出された後に、該タンクの下降
    を、該タンクが所定位置になったことを検出する手段が
    動作した時点で停止させる工程と、 を包含するドラム塗布方法。
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