JPH04114760A - 浸漬塗布方法および装置 - Google Patents

浸漬塗布方法および装置

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JPH04114760A
JPH04114760A JP23077590A JP23077590A JPH04114760A JP H04114760 A JPH04114760 A JP H04114760A JP 23077590 A JP23077590 A JP 23077590A JP 23077590 A JP23077590 A JP 23077590A JP H04114760 A JPH04114760 A JP H04114760A
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JP
Japan
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coated
coating
liquid
level
bottom plate
Prior art date
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Application number
JP23077590A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Origasa
折笠 仁
Noboru Kosho
古庄 昇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04114760A publication Critical patent/JPH04114760A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばドラム状の被塗布物の外周表面に均一
な塗布膜を形成させる浸漬塗布方法、およびその塗布方
法を実施する浸漬塗布装置に関する。
〔従来の技術〕
被塗布物の外表面に塗布膜を形成させる塗布方法として
従来より浸漬塗布方法(デイツプ法)が周知であり、ま
たこの浸漬塗布方法を実施する浸漬塗布装置が例えば特
開昭60−110734号公報などに開示されている。
ここで、浸漬塗布装置は、塗布液を満たした浸漬槽と、
被塗布物を吊り下げ支持して前記浸漬槽の上方より挿入
、引き上げ操作するハンドリング手段とを備えたもので
あり、被塗布物を浸漬槽内の塗布液中に浸漬した後、槽
外に引き上げて乾燥させることにより被塗布物の外表面
に塗布膜が形成される。
〔発明が解決しようとする!IIり ところで、前記した従来装置を用いた浸漬塗布方式では
次記に述べるような塗布欠陥が生じ易い。
すなわち、一定の内容積をもった浸漬槽に塗布液を満た
し、上方かち槽内に挿入した被塗布物を塗布液中に浸漬
させると、被塗布物により排斥された液量に見合う分だ
け槽内における塗布液の液面レベルが上昇し、被塗布物
を引き上げると再び塗布液の液面レベルが下降する。こ
の液面レベルの上下変動により、浸漬槽の内周壁面上5
特に塗布液の液面上に露呈した液面レベルの変動岨域に
は塗布液が付着残留し、さらに時間の経過とともに壁面
上に残る塗布液の溶剤が蒸発して固形状の残渣が付着残
留するようになる。
しかも、前記のような塗布液の付着、蒸発、および固形
残渣が生じると次記のような弊害を招く。
(]〕浸漬槽の内壁面上に堆積した残渣が壁面より剥離
、脱落して塗布液中に混在するようになると、次の被塗
布物の塗布工程で残渣が被塗布物の表面に付着して塗布
欠陥を生じる。
(2)また、塗布液の表面から蒸発した溶剤成分は浸漬
槽内に溶剤蒸気層を形成するが、特に前記のように液面
上の露呈壁面に塗布液が付着するとこの部分で蒸発が促
進される。このために、被塗布物の挿入、引き上げ操作
により浸漬槽内に液面変動が生じ、かつこの液面変動が
繰り返し行われると槽内における溶剤蒸気層の雰囲気が
不均一となり、この結果として被塗布物が浸漬槽へ挿入
、引き上げ操作される過程で溶剤蒸気層の影響を強く受
け、被塗布物の表面に形成された被膜の厚さが不均一と
なって梨地状を呈するなどの外観上の欠陥を生じる。
なお、上記のような問題の対策とし、浸漬槽に塗布液を
オーバーフローさせながら塗布作業を進める方式が一部
で試みられているが、このオーバーフロ一方式は塗布液
の循環系が必要であって装置全体の構成が複雑となる他
、塗布液を浸漬槽との間で循環させるために多量の塗布
液を用意する必要があるなど、設備費、ランニングコス
トが嵩む。
本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、従来
方式の問題点を解消して被塗布物に均一で外観の優れた
塗布膜を形成できるようにした浸漬塗布方法、およびそ
の塗布方法を実施するための浸漬塗布装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明によれば、浸漬塗布
方法として、被塗布物の挿入、引き上げ工程を含めて浸
漬槽内における塗布液の液面レベルを常に一定に保ちな
がら浸漬塗布を行うものとする。
また、前記の浸漬塗布方法を実施する浸漬塗布装置とし
て、浸漬槽内の底部に配したピストン式の可動底板と、
該可動底板を昇降操作する駆動手段とを備えて構成する
ものとする。
ここで、前記構成の浸漬塗布装置における駆動手段は、
被塗布物を塗布液中に浸漬する挿入工程で可動底板を下
降操作し、被塗布物の引き上げ工程で可動底板を上昇操
作するものである。
〔作用〕
上記のように浸漬槽内に満たした塗布液の液面レベルを
、被塗布物の挿入、引き上げ工程を含めて常に一定レベ
ルに保つことにより、液面の変動したがって浸漬槽の内
壁面上に塗布液の残渣生成がなく、また塗布液の液面レ
ベルの変動がないので塗布液の蒸発による槽内での溶媒
蒸気雰囲気が均一となり、これにより塗布欠陥を良好に
回避して均一な塗布膜を形成できる。
また、浸漬槽内の底部に配した可動底板を被塗布物の浸
漬、引き上げ工程に対応して下降、上昇操作することに
より、槽内に満たした塗布液の液面レベルを常に一定レ
ベルに保つことが可能である。なお、この場合の可動底
板の昇降駆動手段として例えば油圧シリンダを用い、液
面センサの検知信号を基に油圧シリンダを制御して可動
底板を昇降操作するか、あるいは被塗布物の断面積、浸
漬槽内への挿入、引き上げ速度、および浸漬槽の断面積
を基に求めた適正移動速度で油圧シリンダを制御して可
動底板を昇降操作することにより、浸漬槽内の液面レベ
ルを常に一定に保つことができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図は本発明の浸漬塗布方法を実施する浸2I
塗布装置の構成図であり、図において、■は上下面を開
放した円筒形の浸漬槽、2は浸漬槽lの底部に配したピ
ストン式の可動底板、3は可動底板2の周面に装着した
O IJソングどの液シール材、4は可動底板2に連結
して昇降操作する油圧シリンダであり、浸漬槽lの槽内
にはあらかじめ所定の液面レベルHを設定して塗布液5
が収容されている。なお、6は油圧シリンダ4の制御部
、7は塗布液5の液面レベルを検出する液面センサであ
る。また、塗布作業の待機状態では可動底板2をレベル
L1の位置に停止して塗布液5の液面レベルをHに設定
している。
次に、ドラム状基体を被塗布物として、前記構成の浸漬
塗布装置により被塗布物の外表面に塗布膜を形成させる
浸漬塗布方法を第2図、第3図により説明する。なお、
図中の符号8は被塗布物、9は被塗布物8を吊り下げた
図示されてないハンドリング装置の支持ロッドである。
すなわち、被塗布物8の外表面に塗布膜を形成するには
、まず被塗布物8を支持ロッド9に保持し、第2図で示
すように上方より浸漬槽1の槽内に挿入して塗布液5の
液中に浸漬させる。この浸漬過程では、被塗布物8の液
中浸漬に伴う塗布液の排斥液量を吸収して槽内の液面レ
ベルをあらかじめ設定した所定の液面レベルHに保つよ
うに、油圧シリンダ4を操作し、可動底板2を第1図の
待機状態時のレベルLlから第2図のレベルL2 (被
塗布物が完全に塗布液中に浸漬した状1りに下げる。そ
のために、第1図に示した液面センサ7で塗布液5の液
面レベルを監視し、その検出信号を基に油圧シリンダ4
を制御して可動底板2を下鋒操作する。
続いて被塗布物8を支持したハンドリング装置を反転振
作し、第3図のように被塗布物8を浸漬槽lから上方に
引き上げる。この引き上げ過程では、前記の浸漬過程と
は逆に可動底板2を上昇操作し、被塗布物8が完全に液
面上に引き上げられるまでの移動過程で塗布液5の液面
レベルを所定レベルHに保持するように油圧シリンダ4
を制御する。
なお、液面レベルを一定レベルに保つ制御方式として、
前記した液面センサを用いる代わりに、被塗布物8の断
面積、挿入、引き上げ速度、および浸漬槽1の断面積を
基に、可動底板2の適切な昇降移動速度を求めて油圧シ
リンダ4を制御する方法で実施することもできる。
〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明によれば次記の効果を奏する
請求項1においては、被塗布物の挿入、引き上げ工程を
含めて浸漬槽内における塗布液の液面レベルを常に一定
に保ちながら浸漬塗布を行うようにしたので、浸漬槽内
で被塗布物の挿入、引き上げに伴う塗布液の液面変動の
発生がなく、これにより槽内の露呈壁面に付着残留する
塗布液の固形残渣の生成、および露呈壁面から塗布液の
蒸発を抑えて被塗布物の外表面に欠陥のない均一な塗布
膜を形成することができる。
また、請求項2の構成においては、浸漬槽内の底部にピ
ストン式の可動底板を装備し、かつ該可動底板を請求項
3のように、昇降駆動手段により被塗布物を塗布液中に
浸漬する挿入工程で可動底板を下降振作し、被塗布物の
引き上げ工程で可動底板を上昇操作することにより、浸
漬槽内に満たした塗布液の液面レベルを常に一定レベル
に保ちつつ塗布作業を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示すものであり
、第1図は浸漬塗布装置の構成断面図、第2図、第3図
はそれぞれ被塗布物の槽内への挿入、引き上げ工程を表
した第1図の浸漬塗布装置の動作説明図である0図にお
いて、 l:浸漬槽、2:可動底板、4:油圧シリンダ(昇降駆
動手段)、5711!布液、8:被塗布物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)塗布液を満たした浸漬槽に対し、該浸漬槽の上方よ
    り塗布液中に被塗布物を挿入、引き上げ操作してその表
    面に塗布膜を形成させる浸漬塗布方法において、被塗布
    物の挿入、引き上げ工程を含めて浸漬槽内における塗布
    液の液面レベルを常に一定に保ちながら浸漬塗布を行う
    ことを特徴とする浸漬塗布方法。 2)浸漬槽内に満たした塗布液の液面レベルを常に一定
    に保ちつつ、浸漬槽の上方より塗布液中に被塗布物を挿
    入、引き上げ操作してその表面に塗布膜を形成させる浸
    漬塗布装置であって、浸漬槽の槽内底部に配したピスト
    ン式の可動底板と、該可動底板を昇降操作する駆動手段
    とを備えたことを特徴とする浸漬塗布装置。 3)請求項2に記載の浸漬塗布装置において、駆動手段
    は、被塗布物を塗布液中に浸漬する挿入工程で可動底板
    を下降操作し、被塗布物の引き上げ工程で可動底板を上
    昇操作するものであることを特徴とする浸漬塗布装置。
JP23077590A 1990-09-01 1990-09-01 浸漬塗布方法および装置 Pending JPH04114760A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102950079A (zh) * 2011-08-23 2013-03-06 昆山溢阳潮热处理有限公司 用于控制浸料高度的装置
JP2014076410A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Asahi Kasei Corp 塗工装置および塗工方法
CN114345626A (zh) * 2021-12-30 2022-04-15 迅展机械(无锡)有限公司 一种浸蜡装置

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