JP2007322529A - 液体現像剤の液位制御装置および画像形成装置 - Google Patents

液体現像剤の液位制御装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】容器に貯留された液体現像剤の量を正しく測定することのできる液体現像剤の液位制御装置を提供すること。
【解決手段】液体現像剤の液位制御装置3は、液体現像剤を溜めるリザーブ容器9と、液体現像剤を供給するモータポンプM1およびモータドライバD1と、液体現像剤を取り出すモータポンプM2およびモータドライバD2と、液体現像剤の液面Sを上方から臨む液面検出センサ21と、液面検出センサ21の測定距離hが所定の距離h0となるように、モータポンプM1,M2を作動させる制御部22とを備えている。液面検出センサ21は、投光素子21aおよび受光素子21bを含み、投光素子21aから光を照射し、液面Sで反射された光を受光素子21bで検出して、液面検出センサ21から液面Sまでの距離hを測定する。所定の液位H0を検出したとき、液面検出センサ21の出力が最大となる。
【選択図】図3

Description

この発明は、液体現像剤の液位制御装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
たとえば、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置には、液体現像剤を用いる湿式現像装置を備えたものがある。この種の画像形成装置では、感光体ドラム上に形成された静電潜像が液体現像剤に含まれるトナーによって現像される。
液体現像剤は、トナー粒子がキャリア液に分散された流体で、粘性を有しており、画像形成装置の現像装置に備わる複数の貯留容器(たとえば、攪拌槽、リザーブ容器、回収容器)を循環している。これら容器において、貯留されている液体現像剤の液量を測定するために、当該液体の液面の位置(液位)を検出する必要がある。
液位を検出する装置としては、インクタンク内のインク残量を検出するインクジェット記録装置や、液位を検出する液面検出装置が提案されている(たとえば、特許文献1,2および3参照)。
特開2001−26121号公報 特開2001−317984号公報 特開平11−316149号公報
ところで、湿式の現像装置に用いられる液体現像剤は、前述の通り粘性が高い。このため、液体現像剤の循環路上の各所に設けられている貯留容器(具体的には、リザーブ容器や回収容器)等において、一定量ずつ液体現像剤が、供給されたり取り出されたりするときに、液面にうねりを生じてしまう。
このため、液位を測定しようとしても、上記従来技術の液位検出装置では、正しく検出することができないという課題があった。
この発明は、このような背景のもとになされたもので、容器に貯留された液体現像剤の量をより正しく測定することのできる液体現像剤の液位制御装置を提供することを目的とする。
この発明は、また、液体現像剤の液位制御装置が湿式現像装置に組み込まれている画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、液体現像剤を溜めるための容器と、前記容器内へ液体現像剤を供給するための給液手段と、前記容器内の液体現像剤を取り出すための排液手段と、前記容器に溜められる液体現像剤の液面を上方から臨むように設けられた液面検出センサであって、投光素子および受光素子を含んでいて、投光素子から光を照射し、その光が液面で反射された反射光を受光素子で検出して、当該センサから液面までの距離を測定するための液面検出センサと、前記液面検出センサの測定距離が所定の距離となるように、前記給液手段および前記排液手段の動作を制御する貯留制御手段とを含むことを特徴とする液体現像剤の液位制御装置である。
この構成によれば、液面検出センサは、容器に溜められる液体現像剤の液面を上方から検出し、液面が所定高さに達したとき、液面と当該センサとの距離が所定の距離となることから、容器に所定量の液体現像剤が溜まったことを正しく検出できる。
給液手段は、容器内に液体現像剤を供給することで、容器に溜められる液体現像剤の液面を上昇させる。一方、排液手段は、容器内の液体現像剤を取り出すことで、容器に溜められる液体現像剤の液面を下降させる。その際、液面が所定の高さに達し、液面検出センサとの距離が所定の距離になると、投光素子の照射角度および受光素子の受光角度と液面における光の入反射角度とが整合し、受光素子の受光量が最大になり、いわゆる反射のための焦点が合う。
よって、液面検出センサの出力が最大のときに所定の液位に達するように液面検出センサを配置し、液面検出センサの出力が最大となるように、給液手段と排液手段とを用いて容器内の液体現像剤の液面を昇降させることで、容器内に一定量の液体現像剤を溜めることができる。
また、請求項2記載の発明は、前記液面検出センサの位置を液面に対して上下方向に変化させるための昇降装置をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の液体現像剤の液位制御装置である。
この構成によれば、昇降装置により液面検出センサの位置を液面に対して上下方向に変化させることに応じて、液面検出センサにより検出される液位を変更することができ、結果として、容器内に貯留される液量を容易に変更することができる。
また、貯留量を検出する必要のないときは、液面検出センサを上方へ退避させておけば、液面検出センサに液体現像剤が誤って付着して汚れたりするのを防止できる。
請求項3記載の発明は、前記給液手段の供給口は、前記容器の側壁の底面近傍に連通しており、かつ、前記排液手段の取り出し口は、前記容器の側壁の底面近傍に連通していて、液体現像剤の供給および取り出し時に、前記容器に溜まった液体現像剤の液面にうねりが生じないように、前記容器内には、少なくとも前記供給口および前記取り出し口の上方に位置し、略水平方向に広がる液体現像剤の流れ調整用の仕切り板が設けられていることを特徴とする、請求項1または2記載の液体現像剤の液位制御装置である。
液体現像剤は粘度が高いから、供給口から供給されるとき、供給口を中心に溜まっていき、供給口付近の液面を盛り上げる。また、取り出し口から取り出すときには、取り出し口近傍の液が外部へ引っ張られ、取り出し口付近の液面をくぼませる。これにより、供給中や取り出し中には、溜まった液体現像剤の液面はうねりが生じる。この構成によれば、容器内には、仕切り板が供給口および取り出し口の上方に配置されているので、液面に生じるうねりをなくすることができる。
また、請求項4記載の発明は、前記仕切り板は、前記容器内で水平方向に広がっており、前記容器内を下室および上室に仕切っていて、前記下室での液体現像剤の極部的な増減変化が上室において均等に広がるようにするために、平面視において、少なくとも前記容器内の中央部を中心に前記下室および前記上室をつなぐ複数の通過孔を備えていることを特徴とする、請求項3記載の液体現像剤の液位制御装置である。
この構成によれば、液体現像剤の供給および取り出し時の下室での液体現像剤の極部的な増減変化が複数の通過孔に分散して上室に伝わるので、上室における液体現像剤の増減変化が均等に広がるようにすることができる。これら複数の通過孔は、仕切り板において、容器内の中央部を中心に設けられている。すなわち、仕切り板において、容器内の外周部には、この通過孔が設けられていない。このため、容器内の外周部の液面において、液体現像剤の極部的な増減変化で生じるうねりをなくすることができる。
むろん、複数の通過孔は下室と上室とをつないでいるので、供給口から液体現像剤が供給されたときには、液面が上昇するのを妨げることがなく、また、取り出し口から液体現像剤が取り出されたときには、液面が下降するのを妨げることがない。
また、請求項5記載の発明は、前記液体現像剤は、その粘度が10〜1000mPa・sであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液体現像剤の液位制御装置である。この範囲の値の粘度を有する液体現像剤を用いても、容器内の液面にうねりが発生しないので、液面検出センサによる液面の検出を良好に行うことができる。
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の液体現像剤の液位制御装置が、液体現像剤を用いて静電潜像を可視化するための湿式現像装置に組み込まれていることを特徴とする画像形成装置である。
この構成によれば、容器内の液体現像剤の液位をより正確に測定することで、容器に貯留された液体現像剤の量を制御することができるので、トナー濃度を制御することができ、結果として、良好な画像形成ができる画像形成装置を実現できる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる液体現像剤の液位制御装置を備えた画像形成装置の要部の概略構成を図解的に示す縦断面図である。
図1を参照して、画像形成装置1は、カラー印刷を行う、たとえば、プリンタ,複写機やファクシミリなどの装置であり、シアントナー用,マゼンタトナー用およびイエロートナー用の湿式の現像装置2を有している。各現像装置2には、リザーブ容器9が含まれており、リザーブ容器9に液位制御装置3が備えられている。以下の説明では、シアントナー用の現像装置2を例にとって説明する。
画像形成装置1は、現像装置2と、円筒上の感光体ドラム30と、帯電器31と、露光器32と、無端状の中間転写ベルト33と、クリーニング装置34と、除電器35とを備えている。これら帯電器31、露光器32、現像装置2、中間転写ベルト33、クリーニング装置34および除電器35は、感光体ドラム30の回転方向Rに沿って順に配置されている。
感光体ドラム30は、回転方向Rに沿って回転しながら、帯電器31により帯電され、露光器32により作成する画像に対応して露光され、現像装置2により液体現像剤が供給されて、感光体ドラム30の表面上にトナー画像が形成される。このトナー画像は、中間転写ベルト33に転写され、図示しない用紙に転写される。トナー画像が転写された用紙は、図示しない定着装置により加熱および加圧され、トナー画像が用紙上に定着される。
一方、感光体ドラム30は、クリーニング装置34により残留する液体トナーが除去され、除電器35により除電される。
湿式の現像装置2は、液体現像剤を貯留する現像槽10と、汲み取りローラ11と、塗布ローラ12と、現像ローラ13とを備えている。
汲み取りローラ11の一部は、現像槽10内に貯留されている液体現像剤に浸されている。現像槽10内に貯留されている液体現像剤は、汲み取りローラ11および塗布ローラ12の回転によって汲み取られ、現像ローラ13上に塗布される。塗布された液体現像剤は、現像ローラ13から感光体ドラム30に与えられる。
現像ローラ13には、除去部材16が設けられている。この除去部材16は、感光体ドラム30に与えられた後に現像ローラ13の表面に残留する液体現像剤を除去する。除去部材16によって掻き取られた液体現像剤(回収現像剤)は、回収容器17に貯留される。
回収容器17は、搬送経路44を介して攪拌槽6に接続されている。搬送経路44にはモータポンプM3が介装されており、このモータポンプM3が作動すると、回収現像剤が、回収容器17から攪拌槽6へ搬送される。
攪拌槽6には、搬送経路41を介してトナータンク4が接続されている。このトナータンク4には、高濃度のトナー液が貯留されている。搬送経路41にはモータポンプM4が介装されており、このモータポンプM4が作動すると、トナー液がトナータンク4から攪拌槽6へ搬送される。
攪拌槽6には、また、搬送経路42を介してキャリアタンク5が接続されている。キャリアタンク5には、キャリア液が貯留されている。搬送経路42にはモータポンプM5が介装されており、このモータポンプM5が作動すると、キャリア液がキャリアタンク5から攪拌槽6へ搬送される。
攪拌槽6は、液体現像剤を現像に適した濃度に調整するための槽である。この調整のために、攪拌槽6には、攪拌羽根7とトナー濃度センサ8とが設置されている。攪拌槽6に搬送されたトナー液、キャリア液および回収現像剤は、攪拌羽根7により攪拌され、トナー濃度センサ8によりトナー濃度の測定が行われる。そして、濃度が所定の濃度になるように、トナー液の供給量またはキャリア液の供給量が制御される。
攪拌槽6には、搬送経路43aを介して接続されたリザーブ容器9が設けられている。このリザーブ容器9には、搬送経路43bを介して現像槽10が接続されている。搬送経路43aにはモータポンプM1が介装されており、このモータポンプM1が作動すると、液体現像剤が攪拌槽6からリザーブ容器9へ搬送される。一方、搬送経路43bにはモータポンプM2が介装されており、このモータポンプM2が作動すると、液体現像剤がリザーブ容器9から現像槽10へ搬送される。
リザーブ容器9は、現像槽10の液体現像剤が減少したとき、一定量ずつ間欠的に現像槽10へ液体現像剤を補給するためのものである。このため、リザーブ容器9に、液体現像剤を一定量正確に溜める必要があり、リザーブ容器9に貯留される液体現像剤量を制御するため、液位制御装置3が設けられている。
図2は、リザーブ容器9に溜められる液体現像剤の量を、リザーブ容器9の側壁に対向した位置に配置された液面検出センサ121により検出しようとしたときの概略図であり、(a)は、モータポンプM1が作動して液体現像剤が供給されるときの図であり、(b)は、モータポンプM2が作動して液体現像剤が取り出されるときの図である。
図2(a)を参照して、リザーブ容器9に液体現像剤を供給するとき、給液用のモータポンプM1を作動させることにより、リザーブ容器9の供給口18から液体現像剤が供給される。このとき、液体現像剤は粘度が高いため、供給された液は極部的に増加し、供給口18の上方の液面Sが盛り上がる。また、図2(b)に示されるように、盛り上がったときに液体現像剤がリザーブ容器9の内壁面に付着(Aで示す)してしまう。さらに、排液用のモータポンプM2により液体現像剤の取り出しが行われる場合も、液面に極部的にくぼみが生じる。このような状況であるから、液面検出センサ121をリザーブ容器9の側方に設けた構成では、リザーブ容器9内の液位を正確に検出することができない。
そこで、この発明の一実施形態では、図3の構成を採用し、リザーブ容器9の液位を正しく検出する。すなわち、図3は、この発明の一実施形態にかかる液位制御装置3を説明するための概略図である。
図3を参照して、リザーブ容器9には、リザーブ容器9に溜められる液体現像剤の液位Hを検出するため、リザーブ容器9に溜められる液体現像剤の液面Sを上方から臨むように、液面検出センサ21が設けられている。液面検出センサ21は、投光素子21aおよび受光素子21bを含んでいる。
液面検出センサ21は、具体的には、リザーブ容器9内に一定量の液体現像剤が溜められたときの液体現像剤の液面Sの高さH0に、液面Sと液面検出センサ21との所定の距離h0を加えた高さ(H0+h0)の位置に配置されている。この液面Sと液面検出センサ21との所定の距離h0とは、投光素子21aの照射角度および受光素子21bの受光角度と液面Sにおける光の入反射角度とが整合し、受光素子21bの受光量が最大になり、いわゆる反射のための焦点が合う距離hのことである。
液位制御装置3は、上記の液面検出センサ21に加え、リザーブ容器9内へ液体現像剤を供給するための給液手段としてのモータポンプM1およびモータドライバD1と、リザーブ容器9内の液体現像剤を取り出すための排液手段としてのモータポンプM2およびモータドライバD2と、リザーブ容器9内の液体現像剤の量を制御する貯留制御手段としての制御部22と、液面検出センサ21の位置を液面Sに対して上下方向に変化させるための昇降装置25と、この昇降装置25を制御するためのモータドライバD3とを備えている。
リザーブ容器9には、モータポンプM1につながる供給口18が、リザーブ容器9の側壁9aの底面9b近傍に連通しており、かつ、モータポンプM2につながる取り出し口19は、リザーブ容器9の側壁9aの底面9b近傍に連通している。
次に、図3を参照して、リザーブ容器9の液体現像剤が現像槽10に供給された後の空のリザーブ容器9に液体現像剤が供給されて所定量が溜められる過程を説明する。
まず、制御部22は、モータポンプM1を作動させてリザーブ容器9内への液体現像剤の供給を開始する。液体現像剤が供給されることによる液面Sの上昇に応じて、液面Sと液面検出センサ21との距離hは短くなり、液面検出センサ21から出力される電圧値が上昇する。
液面Sと液面検出センサ21との距離hの変化と、液面検出センサ21の出力電圧[V]との関係を図4に示す。
図4において、リザーブ容器9内への液体現像剤の供給が開始され、距離hが14mmから除々に短くなっていく(つまり、液面Sが高くなっていく)と、液面検出センサ21の出力電圧は除々に増加していく(図4の下部の(1)で示す範囲参照)。そして、距離hが5mmになった時を最大にして、距離hがさらに短くなると、出力電圧は減少に転じる(図4の下部の(2)で示す範囲参照)。そこで、制御部22では、液面検出センサ21の出力電圧の変化を検出しつつ、出力電圧が増加から減少になった時に、モータポンプM1を停止する。この時点で、リザーブ容器9には、所定量より少し多めに液体現像剤が溜まっている。そこで、モータポンプM2を作動させて、多めに溜まった液体現像剤を排出する。その際、液面検出センサ21の出力電圧を参照しつつ、出力電圧が最大になったときにモータポンプM2を停止させる(図4の下部の(3)で示す範囲参照)。
以上のようにして、液面検出センサ21の出力を参照して、モータポンプM1およびM2が作動されることによって、リザーブ容器9に一定量の液体現像剤を溜めることができる。
なお、図4の(3)で示す範囲の制御中は、リザーブ容器9内の液体現像剤が排出されるから、その液体現像剤は、現像槽10へ供給されることになる。しかし、上記(3)の制御中に排出される液体現像剤の量はわずかであり、現像槽10にわずかの液体現像剤が追加されても、画像形成に対する悪影響などは生じない。
また、変形例として、上記図4の(3)で示す範囲の制御中、リザーブ容器9の取り出し側の流路を弁等で切り換えて、取り出される液体現像剤が攪拌槽6に戻されるような構成とすることも可能である。あるいは、リザーブ容器9に入れ過ぎた分の液体現像剤を、供給側のモータポンプM1を逆転させることにより、攪拌槽6に戻すように制御してもよい。
図4のグラフでは、液面検出センサ21への入力電圧が2.5Vの場合(図4における■で示す特性)と、5.0Vの場合(図4における◆で示す特性)を示した。これは、液面検出センサ21への入力電圧を適切な値にしなければ、出力電圧特性にピークが生じないことを検証したものである。図4の例では、入力電圧が2.5Vのときは、出力電圧特性にピークが表れるが、入力電圧が5.0Vでは、電圧が高すぎ、距離hが6mm以下では、出力電圧特性は飽和してピークが表れない。
図3を参照して、液面検出センサ21には、液面検出センサ21の位置を液面Sに対して上下方向に変化させるための昇降装置25が設けられている。昇降装置25は、液面検出センサ21により検出される液位H0を変更することができるので、リザーブ容器9内に貯留される量を容易に調整することができる。
また、貯留量を検出する必要のないとき、昇降装置25は、液面検出センサ21を上方へ退避させておくことで、液面検出センサ21に液体現像剤が誤って付着して汚れたりするのを防止できる。
図5は、リザーブ容器9に設けられている仕切り板20を説明するための平面図である。
図3および図5を参照して、リザーブ容器9には、液体現像剤の供給および取り出し時に、リザーブ容器9に溜まった液体現像剤の液面Sにうねりが生じないように、リザーブ容器9内には、少なくとも供給口18および取り出し口19の上方に位置し、略水平方向に広がる液体現像剤の流れ調整用の仕切り板20が設けられている。この仕切り板20は、リザーブ容器9内で水平方向に広がっており、リザーブ容器9内を下室9dおよび上室9eに仕切っていて、下室9dでの液体現像剤の極部的な増減変化が上室9eにおいて均等に広がるようにするために、平面視において、少なくともリザーブ容器9内の中央部9cを中心に下室9dおよび上室9eをつなぐ複数の通過孔24を備えている。
容器9内に溜まった液体現像剤は粘度が高く、そのため、液体現像剤の供給および取り出し時に、供給口18および取り出し口19近傍における液体現像剤量の極部的な増減変化により、供給口18および取り出し口19の上方の液面にうねりが生じるおそれがある。上述の仕切り板20は、供給口18および取り出し口19の上方に配置されているので、供給口18および取り出し口19の上方の液面に生じるうねりをなくすることができる。
また、仕切り板20は、液体現像剤の供給および取り出し時の下室9dでの液体現像剤の極部的な増減変化が複数の通過孔24に分散して上室9eに伝える。これにより、上室9eにおける液体現像剤の増減変化が均等に広がるようにすることができる。これら複数の通過孔24は、仕切り板20における容器9内の中央部9cを中心に設けられている。すなわち、仕切り板20における容器9内の外周部20aには、この通過孔24が設けられていない。このため、容器内の外周部の液面において、液体現像剤の極部的な増減変化で生じるうねりをなくすることができる。
むろん、複数の通過孔24は、下室9dと上室9eとをつないでいるので、供給口18から液体現像剤が供給されたときには、液面Sが上昇するのを妨げることがなく、また、取り出し口19から液体現像剤が取り出されたときには、液面Sが下降するのを妨げることがない。
以上のように、液面検出センサ21は、容器9に溜められる液体現像剤の液面Sを上方から検出して、当該センサ21からの出力電圧のピークを検出することで、当該容器9に貯留された液体現像剤の量を正しく測定することができる。
また、粘度が10〜1000mPa・sの範囲の値を有するような液体現像剤を用いても、容器内の液面Sにうねりが発生しないので、液面検出センサ21による液面Sの検出を良好に行うことができる。
以上で、この発明の実施の形態を説明したが、この発明の実施は、前記の形態に限定されるものではない。たとえば、回収容器17、現像槽10などの容器に液位制御装置3を設けることもできる。
回収容器17に液位制御装置3を設けた場合、回収現像剤が所定量に達するまで、回収容器17に回収現像剤を貯留することができる。当該容器17に貯留された所定量の回収現像剤とこれに対応する量のキャリア液とを攪拌槽6で攪拌することにより、液体現像剤のトナー濃度を所定の値に容易に近づけることができる。
また、現像槽10に液位制御装置3を設けた場合、現像槽10に貯留される液体現像剤の量を制御することができる。現像装置2では、現像槽10に貯留される液体現像剤の量が現像装置の使用とともに減少する。液面検出センサ21は、随時、当該容器10内の液体現像剤の液位Hを正確に測定できる。これにより、制御部22は、当該容器10内の液体現像剤の液位Hの低下が測定された場合、攪拌槽6から当該容器10内に液体現像剤を補給するよう制御することができる。このとき、液位制御装置3は当該容器10内に所定量の液体現像剤を貯留するよう制御できるので、現像装置2は、リザーブ容器9を省いた構成にすることができる。
したがって、これら容器において貯留された液体現像剤の液位Hを正確に測定することで、当該容器に貯留された液体現像剤の量を制御することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態にかかる液体現像剤の液位制御装置を備えた画像形成装置の要部の概略構成を図解的に示す縦断面図である。 リザーブ容器に溜められる液体現像剤の量を、リザーブ容器の側壁に対向した位置に配置された液面検出センサにより検出しようとしたときの概略図であり、(a)は、モータポンプが作動して液体現像剤が供給されるときの図であり、(b)は、モータポンプが作動して液体現像剤が取り出されるときの図である。 この発明の一実施形態にかかる液位制御装置を説明するための概略図である。 液面検出センサにおける入力電圧を5.0Vおよび2.5Vとしたときの、液面検出センサと液面との距離および出力電圧の関係を示す線図である。 リザーブ容器に設けられている仕切り板を説明するための平面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 湿式現像装置
3 液位制御装置
9 バッファ容器(容器)
9a 側壁
9b 底面
9c 中央部
9d 下室
9e 上室
10 現像槽(容器)
17 回収容器(容器)
18 供給口
19 取り出し口
20 仕切り板
20a 外周部
21 液面検出センサ
21a 投光素子
21b 受光素子
22 制御部(貯留制御手段)
24 通過孔
25 昇降装置
3 モータドライバ(昇降装置)
1 モータポンプ(給液手段)
1 モータドライバ(給液手段)
2 モータポンプ(排液手段)
2 モータドライバ(排液手段)
S 液面
H 液位
h 測定距離
0 所定の距離

Claims (6)

  1. 液体現像剤を溜めるための容器と、
    前記容器内へ液体現像剤を供給するための給液手段と、
    前記容器内の液体現像剤を取り出すための排液手段と、
    前記容器に溜められる液体現像剤の液面を上方から臨むように設けられた液面検出センサであって、投光素子および受光素子を含んでいて、投光素子から光を照射し、その光が液面で反射された反射光を受光素子で検出して、当該センサから液面までの距離を測定するための液面検出センサと、
    前記液面検出センサの測定距離が所定の距離となるように、前記給液手段および前記排液手段の動作を制御する貯留制御手段と、
    を含むことを特徴とする液体現像剤の液位制御装置。
  2. 前記液面検出センサの位置を液面に対して上下方向に変化させるための昇降装置をさらに有することを特徴とする、請求項1記載の液体現像剤の液位制御装置。
  3. 前記給液手段の供給口は、前記容器の側壁の底面近傍に連通しており、かつ、前記排液手段の取り出し口は、前記容器の側壁の底面近傍に連通していて、
    液体現像剤の供給および取り出し時に、前記容器に溜まった液体現像剤の液面にうねりが生じないように、前記容器内には、少なくとも前記供給口および前記取り出し口の上方に位置し、略水平方向に広がる液体現像剤の流れ調整用の仕切り板が設けられていることを特徴とする、請求項1または2記載の液体現像剤の液位制御装置。
  4. 前記仕切り板は、前記容器内で水平方向に広がっており、前記容器内を下室および上室に仕切っていて、
    前記下室での液体現像剤の極部的な増減変化が上室において均等に広がるようにするために、平面視において、少なくとも前記容器内の中央部を中心に前記下室および前記上室をつなぐ複数の通過孔を備えていることを特徴とする、請求項3記載の液体現像剤の液位制御装置。
  5. 前記液体現像剤は、その粘度が10〜1000mPa・sであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の液体現像剤の液位制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の液体現像剤の液位制御装置が、液体現像剤を用いて静電潜像を可視化するための湿式現像装置に組み込まれていることを特徴とする画像形成装置。
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