JP2005315943A - 画像形成装置 - Google Patents

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秀典 竹中
Koji Murase
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Abstract

【課題】 構造が簡単で装置全体を小型にすることができるとともに、供給ローラの端部に液体現像剤の過供給層が生じるのを防止することができて、静電潜像を安定して可視画像化することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 液体現像剤35を用いて静電潜像を可視化する画像形成装置において、液体現像剤貯留容器36内の下部にギヤポンプ39を配設する。ギヤポンプ39のケーシング71の上面には噴出溝74を形成する。噴出溝74の上方には、塗布ローラ38をその軸線が噴出溝74の延長方向と平行に延びるように配設する。液体現像剤貯留容器36内の下部に貯留された液体現像剤35を、ギヤポンプ39の噴出溝74から上方に向かって噴出させて塗布ローラ38の外周面に供給する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、複写機、ファクシミリ装置あるいはプリンタ等に採用される湿式の画像形成装置に関するものである。
一般に、この種の画像形成装置においては、感光体ドラムの表面に対して画像情報に応じた光が照射されることにより静電潜像が形成され、この静電潜像に対してトナー及びキャリア液からなる液体現像剤が現像ローラにて付着されることにより、感光体ドラム上にトナー像が形成されるようになっている。また、液体現像剤貯溜容器内に貯溜された液体現像剤は、その液体現像剤中に一部が浸かる状態に配置された汲み上げローラ等を含む複数の供給ローラを介して、前記現像ローラの外周面に塗布されるようになっている。
ところで、このような構成の画像形成装置においては、液体現像剤貯溜容器内の液体現像剤供給が供給ローラを介して現像ローラ上に供給される際に、供給ローラの両端部に液体現像剤の過供給層が生じて、その過供給層の液体現像剤が、つまり過剰な量の液体現像剤が現像ローラ上に供給され、感光体ドラム上の画像形成部での静電潜像の可視画像化に悪影響を及ぼすおそれがあった。このような不具合に対処するため、例えば特許文献1に開示されるような構成の画像形勢装置も従来から提案されている。
すなわち、この従来装置においては、現像ローラと接触する供給ローラの両端に液体現像剤の非塗布領域が設けられ、その供給ローラの非塗布領域を含む全体の長さが現像ローラの両端間の長さよりも長くなるように設定されている。また、供給ローラの中央における塗布領域の長さが現像ローラの両端間の長さよりも短くなるように設定されている。
また、このように供給ローラの長さを大きく設定することなく、供給ローラの端部に液体現像剤の過供給層を除去するための除去部材を対向配置した構成も従来から提案されている。
特開2000−235306号公報
ところが、前記特許文献1の従来構成では、供給ローラの両端に非塗布領域が確保されているため、供給ローラの長さが必要以上に長くなって、装置全体が大型になるという問題があった。
また、過供給層の除去部材を設けた従来構成では、その除去部材を設けたために、構造が複雑になるとともに、装置ケース内に除去部材を設置するためのスペースを確保する必要があって、やはり装置全体が大型になるという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、構造が簡単で装置全体を小型にすることができるとともに、供給ローラの端部に液体現像剤の過供給層が生じるのを防止することができて、静電潜像を安定して可視画像化することができる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、液体現像剤を用いて静電潜像を可視化するようにした画像形成装置において、装置ケースの下部に、その下部に貯留された液体現像剤を上方へ向かって噴出させて、画像形成部に対して供給するようにした供給手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記供給手段がギヤポンプよりなり、その上部に液体現像剤を噴出させるための噴出溝を設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記噴出溝の上方に、その噴出溝の延びる方向と平行な軸線を有する供給ローラを設け、噴出溝から噴出された液体現像剤が供給ローラの外周面に到達するようにしたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記噴出溝の両端が、供給ローラの両端よりも内方に位置することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の発明において、前記噴出溝の両端の外側において、ギヤポンプと供給ローラとの間には受け皿を設け、その受け皿の外端が供給ローラの端部よりも内方に位置していることを特徴とするものである。
請求項1〜請求項3に記載の発明によれば、供給ローラの長さを必要以上に大きく設定したり、供給ローラの両端に発生する液体現像剤の過供給層を除去するための除去部材を設けたりする必要がなく、構造を簡略化することができるとともに、装置全体を小型にすることができる。また、供給ローラが液体現像剤中に浸されていないため、その供給ローラの端部に液体現像剤の過供給層が生じるのを防止することができて、静電潜像を安定して可視画像化することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ギヤポンプの噴出溝から供給ローラの外周面に液体現像剤が噴出供給される際に、その液体現像剤が供給ローラの端部に到達するのを抑制することができて、供給ローラの端部に過供給層が生じるおそれを一層確実に防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、受け皿によりギヤポンプの噴出溝から供給ローラの外周面への液体現像剤の供給時間をより長く保つことができて、供給ローラ上に液体現像剤を安定して供給することができる。
(第1実施形態)
以下、この発明を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に湿式画像形成装置という)に具体化した一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、湿式画像形成装置は、給紙機構11、垂直搬送路12、レジストローラ対13、ベルト搬送機構14、第1の画像形成機構15、第2の画像形成機構16、第3の画像形成機構17、第4の画像形成機構18、二次転写機構19、定着機構20、排出搬送路21、排出トレイ22、及び中間転写クリーニングユニット23等から構成されている。給紙機構11は、給紙カセット11aとピックアップローラ11bとを備え、給紙カセット11a内の用紙Pをピックアップローラ11bにて垂直搬送路12へ搬送する。垂直搬送路12は、給紙機構11から搬送される用紙Pをレジストローラ対13を介して二次転写機構19に搬送する。
前記ベルト搬送機構14は、駆動ローラ14aと、従動ローラ14bと、それらのローラ14a,14b間に掛け渡された無端状の中間転写ベルト14cとから構成されている。中間転写ベルト14cは、テンションローラ14dにて適度なテンション状態に保たれている。そして、駆動ローラ14aが図示しない駆動モータにて回転されることにより、中間転写ベルト14cが後述する各画像形成機構15〜18の感光体ドラム25の周速度と同等の周速度で、図1の矢印方向へ駆動されるようになっている。
前記第1〜第4の画像形成機構15〜18は、図1において左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用として配列され、ほぼ同一構成のユニットからなっている。ここでは、説明の便宜上、第1の画像形成機構15を画像形成に関する代表して、その構成を詳細に説明する。なお、他の画像形成機構16〜18において、第1の画像形成機構15の構成と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、第1の画像形成機構15は、像担持体としての感光体ドラム25、主帯電装置26、LPH(LED PRINT HEAD)27、現像手段を構成する現像器としての液体現像装置28、一次転写機構29、クリーニング機構30、及び除電ランプ31から構成されている。これらの部分25〜31は、1つのユニットを構成するように合成樹脂製の筐体に組み付けられ、湿式画像形成装置の図示しない本体フレームに取り付けられている。
前記感光体ドラム25はアモルファス・シリコンドラムからなり、現像位置での暗電位がおよそ300Vとなるように、主帯電装置26により帯電されている。そして、この帯電した感光体ドラム25の表面にLPH27から画像情報に応じた光が照射されることにより、感光体ドラム25の表面に静電潜像が形成される。
前記液体現像装置28は、トナーとキャリア液からなる液体現像剤を所定の濃度になるように撹拌・混合して用い、この液体現像剤を現像ローラにて感光体ドラム25上の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより、感光体ドラム25にトナー像を形成(顕像)する。このために、感光体ドラム25の暗電位が300V、現像バイアスが200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。すなわち、暗電位が画像白部に相当するとともに、露光後電位が画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位となっている。
そして、前記のように感光体ドラム25上で静電潜像から現像(顕像)されたトナー像は、一次転写機構29とのニップによって、ベルト搬送機構14の中間転写ベルト14cに転写される。この一次転写機構29は転写ローラからなり、感光体ドラム25の表面電位と逆極性の電圧が、−200〜−1300Vの範囲内の所定の設定値にて印加されるようになっている。なお、この画像形成する場合の電位は、感光体ドラム25の特性、液体現像剤の性能、及び環境等に応じて、最適な値となるように設定される。
一方、前記感光体ドラム25上で転写されることなく残った転写残液体現像剤は、次のプロセスのクリーニング機構30において、後述するクリーニングブレード47により掻き落とされる。また、感光体ドラム25は表面の残留電位を下げて均一にするように、除電ランプ31により除電されて、次の一連の画像形成工程に備えられる。そして、この湿式画像形成装置においては、前述した第1の画像形成機構15と同様の方法にて、第2〜第4の画像形成機構16〜18でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像が感光体ドラム25上に現像され、中間転写ベルト14c上に位置ずれなく順次繰り返して転写されることにより、フルカラーの画像形成が行われる。
図1に示すように、前記二次転写機構19は、この実施形態では二次転写ローラから構成され、垂直搬送路12上の二次転写位置に配置されている。この二次転写位置とは、二次転写機構19がベルト搬送機構14の駆動ローラ14aと対向して、中間転写ベルト14cに圧接する位置を指す。二次転写機構19には二次転写バイアスが印加されており、この二次転写機構19によって、垂直搬送路12及びレジストローラ対13を介して搬送されてきた用紙Pに対して、中間転写ベルト14cからフルカラー画像が二次転写される。
そして、フルカラー画像の二次転写後の用紙Pは、中間転写ベルト14cから分離されて、定着機構20に搬送される。定着機構20は、第1定着ローラ20a及び第2定着ローラ20bを備えている。各定着ローラ20a,20bには、定着に必要な所定の温度に加熱するための図示しない定着ヒータが内蔵されている。これにより、用紙Pが両定着ローラ20a,20b間で圧接されながら通過する際に、フルカラー画像の定着処理が行われる。その後、用紙Pは定着機構20から排出搬送路21を介して、排出トレイ22に排出される。
図1に示すように、前記中間転写クリーニングユニット23は、クリーニングケース23a内に中間転写クリーニングローラ23b、中間転写クリーニングブレード23c、及び搬送スクリュー23dを収容して構成されている。中間転写クリーニングローラ23bは、ベルト搬送機構14の中間転写ベルト14cに対して圧接され、図示しない駆動モータにより中間転写ベルト14cの回転方向と対向位置において同方向に回転される。中間転写クリーニングブレード23cは、中間転写ベルト14cの移動方向において中間転写クリーニングローラ23bよりも下流側の位置で、中間転写ベルト14cに対してカウンタ当接され、中間転写ベルト14c上から液状の転写残液体現像剤を掻き取り除去する。搬送スクリュー23dは、クリーニングケース23a内の下部において、中間転写クリーニングブレード23cで掻き取られた転写残液体現像剤を回収する。
次に、図2を参照して、前記第1の画像形成機構15における液体現像装置28の具体的構成について説明する。
この実施形態の液体現像装置28は、液体現像剤35を収容する装置ケースとしての液体現像剤貯留容器36を備えている。液体現像剤貯留容器36の内部には、液体現像剤担持体としての現像ローラ37、供給ローラとしての塗布ローラ38、供給手段としてのギヤポンプ39、ドクタブレード40、及び現像クリーニングブレード41が設けられている。現像ローラ37、塗布ローラ38、及びギヤポンプ39は、図示しない駆動モータにより、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して回転駆動される。
前記液体現像剤35は、シリコンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液中に、トナーが高濃度で分散するように調整されている。ギヤポンプ39は、その一部が液体現像剤35中に浸かった状態で液体現像剤貯留容器36の内部に配設され、液体現像剤35を上方に向かって噴出して塗布ローラ38上に供給する。
そして、塗布ローラ38は、液体現像剤35を現像ローラ37上に塗布することにより、現像ローラ37上に液体現像剤35の薄層を形成する。感光体ドラム25上の画像形成部としての現像領域においては、この液体現像剤35によって潜像が現像される。また、現像後に現像ローラ37上に残留した液体現像剤35は、現像クリーニングブレード41により現像ローラ37上から除去されて、液体現像剤貯留容器36内に戻される。
図2に示すように、前記クリーニング機構30は、回収された転写残液体現像剤(液状の転写残液体現像剤)を収容するクリーニングケース45を備えている。クリーニングケース45の内部には、クリーニングローラ46、クリーニングブレード47及び搬送スクリュー48が設けられている。クリーニングローラ46は、感光体ドラム25に対し圧接されていて、図示しない駆動モータにより接触部において感光体ドラム25と同方向に回転駆動されている。クリーニングブレード47は、クリーニングローラ46よりも下方において、感光体ドラム25に対しカウンタ当接することにより、感光体ドラム25上の転写残液体現像剤を回収除去し、感光体ドラム25を次の画像形成工程に備えさせる。搬送スクリュー48はクリーニングケース45内の下部において、クリーニングブレード47で掻き取られた転写残液体現像剤を回収する。
次に、図3を参照して、前記湿式画像形成装置における液体現像剤供給経路、キャリア液供給経路及び転写残液体現像剤の還流経路及び液体現像剤廃棄経路を説明する。
ここで、液体現像剤供給経路及びキャリア液供給経路は、第1〜第4の画像形成機構15〜18の液体現像装置28に補給用の液体現像剤及びキャリア液を供給するためのものである。また、転写残液体現像剤の還流経路は、各クリーニング機構30が回収した転写残液体現像剤を液体現像装置28に戻すためのものである。さらに、液体現像剤廃棄経路は、中間転写クリーニングユニット23の転写残液体現像剤を回収して廃棄するものである。
前記ベルト搬送機構14の上方には、第1〜第4の貯留タンク51,52,53,54が配置されている。第1〜第4の貯留タンク51〜54は、図1及び図3において左側から、ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー用となっている。各貯留タンク51〜54には、液体現像剤35よりも濃縮された補充用の液体現像剤がそれそれ貯留されている。
前記第1の貯留タンク51の液体現像剤供給経路は、第1の貯留タンク51と液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36との間に接続されたチューブ等からなる管路55と、その管路55に設けられた電磁開閉弁56とから構成されている。そして、液体現像剤貯留容器36内のトナー濃度が低下したときに、電磁開閉弁56が開弁制御されて、第1の貯留タンク51から液体現像剤貯留容器36に、補充用の液体現像剤が自重落下により供給される。なお、この液体現像剤の供給をポンプにより行うようにしてもよい。
前記第1の貯留タンク51に隣接してベルト搬送機構14の上方に位置するように、湿式画像形成装置の図示しない本体フレームには、キャリア液タンク57が着脱自在に取り付けられている。第1の貯留タンク51に対応するキャリア液供給経路は、キャリア液タンク57に連結された本管58と、その本管58から分岐されて液体現像剤貯留容器36に連結された分岐管59と、分岐管59に設けられた電磁開閉弁60とから構成されている。そして、液体現像剤貯留容器36内の液体現像剤35が不足したときに、電磁開閉弁60が開弁制御されて、キャリア液タンク57から液体現像剤貯留容器36に、キャリア液が自重落下により供給される。なお、このキャリア液の供給をポンプにより行うようにしてもよい。
この実施形態では、前記第1の貯留タンク51、管路55及び電磁開閉弁56等により補充用の液体現像剤補給手段が構成されている。また、キャリア液タンク57、本管58、分岐管59及び電磁開閉弁60等によりキャリア液補給手段が構成されている。
なお、第2〜第4の貯留タンク52〜54の液体現像剤供給経路、及びそれらに対応するキャリア液供給経路は、第1の貯留タンク51の液体現像剤供給経路及びキャリア液供給経路と同様に構成されているため、同一の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、前記各クリーニング機構30のクリーニングケース45と、各液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36との間には、還流経路としての還流管路61が接続されている。そして、クリーニング機構30の搬送スクリュー48の駆動により、回収された転写残液体現像剤が、還流管路61を介して液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36に還流される。
前記中間転写クリーニングユニット23のクリーニングケース23aには、液体現像剤廃棄経路としての廃液管路62を介して、廃液タンク63が接続されている。そして、中間転写クリーニングユニット23の搬送スクリュー23dにて回収された転写残液体現像剤が、廃液管路62を介して廃液タンク63内に廃棄処理される。
前記各還流管路61の途中には廃棄管路64がそれぞれ分岐接続され、各クリーニング機構30によって回収された転写残液体現像剤を、廃液タンク63に導くようになっている。還流管路61と廃棄管路64の分岐部には、切り換え手段を構成する電磁切換弁65が配設され、回収された転写残液体現像剤を液体現像装置28または廃液タンク63に切り換えて供給するようにしている。
図1〜図3に示すように、前記液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36には液体現像剤35のキャリア液中に含まれるトナーの濃度を検出するためのトナー濃度検出手段としてのトナー濃度センサ66が配設されている。また、前記液体現像剤貯留容器36には液体現像剤35の液位(液面の高さ)を検出するための液位検出手段としての液位センサ67が配設されている。
次に、この発明の特徴的構成である液体現像装置28のギヤポンプ39の具体的構成を図4及び図5に基づいて説明する。
このギヤポンプ39はケーシング71を備え、このケーシング71が上部を残して液体現像剤貯留容器36内の液体現像剤35中に浸かった状態に配置されている。ケーシング71内には、一対のギヤ状をなす回転体72が互いに噛合した状態で、前記現像ローラ37及び塗布ローラ38の軸線と平行な軸線の周りに回転可能に支持されている。この回転体72は、図示しない駆動モータにより回転される。なお、この回転体72は、断面インボリュート曲線をなす複数のインペラを有し、それらが噛合して回転することによりポンプ作用を実行する。
前記ケーシング71の下面には、同ケーシング71の内部に液体現像剤35を取り込むための吸入溝73が両回転体72間の下方において回転体72の軸線と平行に延びるように形成されている。ケーシング71の上面には、上方に液体現像剤35を噴出するための噴出溝74が両回転体72間の上方においてその軸線と平行に延びるように形成されている。そして、回転体72の回転により、液体現像剤貯留容器36内の液体現像剤35が吸入溝73からケーシング71内に取り込まれた後、噴出溝74から上方に噴出されて、その上方に平行に配置された塗布ローラ38の外周面に供給されるようになっている。なお、液体現像剤35は適度の粘性を有するため、噴出溝74からの噴出において上方に盛り上がって、塗布ローラ38の外周面に付着される。
また、この実施形態においては、図5に示すように、前記ケーシング71上の噴出溝74の長手方向の開口幅をL1、塗布ローラ38の両端間の長さをL2、現像ローラ37の両端間の長さをL3としたとき、それらの長さがL1<L2<L3となるように設定されている。従って、噴出溝74の長手方向の両端が、塗布ローラ38の両端よりも内側に位置するように配置されている。
次に、前記のように構成されたギヤポンプ39を含む液体現像装置28の作用を説明する。
さて、図示しない駆動モータにより、ギヤポンプ39の回転体72が回転されると、液体現像剤貯留容器36内の液体現像剤35が噴出溝74から上方に盛り上がり噴出されて、塗布ローラ38の外周面に供給される。この場合、塗布ローラ38が液体現像剤35に直接浸かった構成や、液体現像剤35に浸かった状態にある汲み上げローラとの接触により、塗布ローラ38上に液体現像剤35が供給されるような構成でないため、塗布ローラ38の両端部に液体現像剤35の過供給層が生じるおそれはない。また、噴出溝74の長手方向の両端が、塗布ローラ38の両端よりも内側に位置するように構成されているため、噴出溝74から噴出される液体現像剤35が塗布ローラ38の両端部に到達することもない。このため、感光体ドラム25上の画像形成部において、静電潜像を安定して可視画像化することができる。
さらに、塗布ローラ38の両端部に液体現像剤35の過供給層が生じるおそれがないため、塗布ローラ38の長さL2を現像ローラ37の長さL3よりも必要以上に大きく設定したり、塗布ローラ38の両端に発生する液体現像剤35の過供給層を除去するための除去部材を設けたりする必要がない。従って、液体現像装置28の構造を簡略化することができるとともに、装置全体を小型にすることができる。さらに、ギヤポンプ39により液体現像剤35を上方へ噴出供給できるため、液体現像剤35の液位を低くすることができる。このため、液体現像剤35の漏れのおそれを少なくできるとともに、液体現像剤貯留容器36として容積の小さなものを使用でき、全体の小型化に寄与できる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心にして説明する。
さて、この第2実施形態のギヤポンプ39においては、図6及び図7に示すように、前記ケーシング71の上面と塗布ローラ38との間に受け皿75が配設されている。この受け皿75の中央部にはケーシング71上の噴出溝74に対応する長溝状の噴出口76が形成され、受け皿75上の実質的な受け面が噴出溝74の両端の外側(塗布ローラ38の軸方向における外側)に位置するようになっている。そして、回転体72の回転に伴い、液体現像剤35が噴出溝74及び噴出口76を介して上方に噴射されて、塗布ローラ38の外周に供給される。このとき、液体現像剤35が受け皿75上の受け面に沿って、噴出溝74及び噴出口76の長手方向の両端から外側に導かれて、塗布ローラ38のより広い範囲に対して液体現像剤35を供給できるとともに、液体現像剤35の供給時間がより長く保たれるようになっている。
また、この実施形態においては、図7に示すように、噴出溝74及び噴出口76の長手方向の開口幅をL1、塗布ローラ38の両端間の長さをL2、現像ローラ37の両端間の長さをL3、受け皿75の長手方向の両端間の長さをL4としたとき、それらの長さがL1<L4<L3<L2となるように設定されている。そして、受け皿75の長手方向の両端が、塗布ローラ38の両端よりも内側に位置するように対向配置されている。
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。また、この実施形態では、受け皿75が設けられているため、噴出溝74及び噴出口76から塗布ローラ38への液体現像剤35の供給時間をより長く保つことができて、塗布ローラ38上に液体現像剤35を安定して供給することができる。さらに、この実施形態では、受け皿75が設けられているため、塗布ローラ38の広い範囲に対して液体現像剤35を供給できる。このため、ギヤポンプ39として幅の狭い小型のものを採用でき、全体の小型化に寄与できる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心にして説明する。
さて、この第3実施形態のギヤポンプ39においては、図8に示すように、前記第2実施形態と同様で、ケーシング71の上面と塗布ローラ38との間に受け皿75が配設されている。また、受け皿75の長手方向の両端部には、規制片77が塗布ローラ38側に向かって突設されている。そして、噴出溝74及び噴出口76から上方に噴出された液体現像剤35が受け皿75上の受け面に沿って、噴出溝74及び噴出口76の長手方向の両端から外側に導かれるとき、これらの規制片77により、液体現像剤35の外側への移動が受け皿75の両端位置にて規制されるようになっている。
従って、この第3実施形態においても、前記第1及び第2実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。また、この実施形態では、受け皿75の両端部に規制片77が設けられているため、液体現像剤35が受け皿75上の所定範囲を越えて外側に導かれるのを抑制することができる。よって、塗布ローラ38の両端部に液体現像剤35の過供給層が生じるおそれを確実に防止することができる。
この発明を具体化した一実施形態の湿式画像形成装置の概略構成図。 図1の湿式画像形成装置における第1の画像形成機構の概略正面図。 同じく湿式画像形成装置の液体現像剤供給経路、液体現像剤廃棄経路及びキャリア液供給経路等を示すブロック回路図。 液体現像装置の具体的構成の第1実施形態を示す断面図。 図4の5−5線における断面図。 液体現像装置の具体的構成の第2実施形態を示す断面図。 図6の7−7線における断面図。 液体現像装置の具体的構成の第3実施形態を示す断面図。
符号の説明
15〜18…画像形成機構、25…感光体ドラム、28…現像手段としての液体現像装置、35…液体現像剤、36…装置ケースとしての液体現像剤貯留容器、37…現像ローラ、38…供給ローラとしての塗布ローラ、39…供給手段を構成するギヤポンプ、71…ケーシング、72…回転体、74…噴出溝、75…受け皿、77…規制片。

Claims (5)

  1. 液体現像剤を用いて静電潜像を可視化するようにした画像形成装置において、装置ケースの下部に、その下部に貯留された液体現像剤を上方へ向かって噴出させて、画像形成部に対して供給するようにした供給手段を設けた画像形成装置。
  2. 前記供給手段がギヤポンプよりなり、その上部に液体現像剤を噴出させるための噴出溝を設けた請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記噴出溝の上方に、その噴出溝の延びる方向と平行な軸線を有する供給ローラを設け、噴出溝から噴出された液体現像剤が供給ローラの外周面に到達するようにした請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記噴出溝の両端が、供給ローラの両端よりも内方に位置する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記噴出溝の両端の外側において、ギヤポンプと供給ローラとの間には受け皿を設け、その受け皿の外端が供給ローラの端部よりも内方に位置している請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
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JP2009139882A (ja) * 2007-12-11 2009-06-25 Seiko Epson Corp 現像装置及び画像形成装置

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