JP2005315948A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単であるとともに、静電潜像を可視化するための液体現像剤の濃度を容易かつ正確に検出することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 静電潜像を可視化するための液体現像剤を貯留する液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36内に、間隔を拡縮可能な細隙79を設ける。その細隙79を挟んで、トナー濃度センサの投光素子80と受光素子81とを対向配置する。細隙79を狭くした状態で、液体現像剤中を通って投光素子80から受光素子81に達する透過光に基づいて、液体現像剤の濃度を検出する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、複写機、ファクシミリ装置あるいはプリンタ等に採用される湿式の画像形成装置に関する。
一般に、この種の画像形成装置においては、感光体ドラムの表面に対して画像情報に応じた光が照射されることにより静電潜像が形成され、この静電潜像に対してトナー及びキャリア液からなる液体現像剤が現像ローラにて付着されることにより、感光体ドラム上にトナー像が形成されるようになっている。また、液体現像剤貯溜容器内に貯溜された液体現像剤は、撹拌スクリューにより撹拌・混合され、供給ローラ及び塗布ローラによって、前記現像ローラの外周面に塗布されるようになっている。
さらに、前記のような感光体ドラムに対する液体現像剤の塗布作業によって、液体現像剤貯溜容器内に貯溜された液体現像剤が所定量以下になった場合、液体現像剤補給装置により貯留タンクから液体現像剤貯溜容器に液体現像剤が補給されるようになっている。それとともに、キャリア液補給装置によってキャリア液タンクから液体現像剤貯溜容器にキャリア液が補給されるようになっている。
ところで、このような構成の画像形成装置においては、液体現像剤貯留容器内の液体現像剤のトナー濃度を検出し、その検出結果に応じて液体現像剤貯溜容器内に液体現像剤及びキャリア液を補給して、そのトナー濃度を所定値となるように維持する必要がある。そのために、光センサを含む濃度検出装置を設けて、液体現像剤中を通る透過光を検出する方法が従来から採用されている。
この種の濃度検出装置としては、例えば特許文献1に開示されるような構成が知られている。この従来構成においては、偏心円盤部と、その偏心円盤部の両側に接合配置され、偏心円盤部よりも大きな径を有する同径の一対の両側円盤部とにより、液担持ローラが形成されている。そして、この液担持ローラの偏心円盤部と両側円盤部との間に形成される円周方向の凹部に液体現像剤を充填した状態で、光センサにより液体現像剤中を通る透過光を検出するようになっている。
特開2000−249653号公報
ところが、この従来構成の濃度検出装置においては、光センサの検出能に限界があるため、液担持ローラの凹部を細隙状に形成して、その凹部内に相当薄い液体現像剤の薄層が形成されるようにしないと、透過光によるトナー濃度の検出が困難になる。そして、細隙状の凹部の形成により液体現像剤の薄層形成が可能になったとしても、その細隙状の凹部内に液体現像剤が滞留してトナー分が分離したり、検出面に液体現像剤が付着したり、あるいは、細隙内に気泡が滞留したりして、濃度検出を正確に行うことができないという問題もあった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、静電潜像を可視化するための液体現像剤の濃度を容易かつ正確に検出することができる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、液体現像剤を用いて静電潜像を可視化するようにした画像形成装置において、前記液体現像剤の貯留部内に間隔を拡縮可能な細隙を設け、その細隙に対向して液体現像剤の濃度検出手段を配置し、前記細隙を狭くした状態で前記濃度検出手段により液体現像剤の濃度を検出できるようにしたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記濃度検出手段は、液体現像剤中を通る透過光を検出するものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記濃度検出手段は、前記細隙を挟んで対向配置された投光素子と、受光素子とよりなることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記濃度検出手段は、前記細隙を挟んで対向配置された投受光素子と、光反射体とよりなることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記細隙は対向する一対の壁面間に形成され、駆動手段により往復移動される移動体が少なくとも一方の壁面を形成することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記移動体を装置ケースの内面に対して接近離間可能に配置し、その移動体及び装置ケースのうちの少なくとも一方の対向面に凹部を設け、移動体を装置ケースの内面に接触したときに、前記凹部によって前記細隙が形成されることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、トナー濃度を検出するための細隙の間隔が拡大及び縮小可能になっているので、細隙の部分に液体現像剤が出入りする。このため、細隙の部分に液体現像剤が滞留したり、検出面に分離したトナーが付着したりするおそれを防止することができる。また、液体現像剤の濃度検出時には、細隙を狭くすることにより、その細隙内に液体現像剤の薄層を形成することができる。よって、液体現像剤の濃度を容易かつ正確に検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、液体現像剤中を通る透過光に基づいて、液体現像剤の濃度を正確に検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、投光素子から液体現像剤中を通って受光素子に到達する透過光に基づいて、液体現像剤の濃度を正確に検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、投受光素子から液体現像剤中及び光反射体を介して投受光素子に到達する透過光に基づいて、液体現像剤の濃度を正確に検出することができる。
請求項5に記載の発明によれば、移動体を移動させることにより、細隙の間隔を容易に拡大及び縮小させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、構造が簡単であるとともに、装置ケース内に間隔の拡縮可能な細隙を容易に形成することができる。
(第1実施形態)
以下、この発明を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に湿式画像形成装置という)に具体化した一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、湿式画像形成装置は、給紙機構11、垂直搬送路12、レジストローラ対13、ベルト搬送機構14、第1の画像形成機構15、第2の画像形成機構16、第3の画像形成機構17、第4の画像形成機構18、二次転写機構19、定着機構20、排出搬送路21、排出トレイ22、及び中間転写クリーニングユニット23等から構成されている。給紙機構11は、給紙カセット11aとピックアップローラ11bとを備え、給紙カセット11a内の用紙Pをピックアップローラ11bにて垂直搬送路12へ搬送する。垂直搬送路12は、給紙機構11から搬送される用紙Pをレジストローラ対13を介して二次転写機構19に搬送する。
前記ベルト搬送機構14は、駆動ローラ14aと、従動ローラ14bと、それらのローラ14a,14b間に掛け渡された無端状の中間転写ベルト14cとから構成されている。中間転写ベルト14cは、テンションローラ14dにて適度なテンション状態に保たれている。そして、駆動ローラ14aが図示しない駆動モータにて回転されることにより、中間転写ベルト14cが後述する各画像形成機構15〜18の感光体ドラム25の周速度と同等の周速度で、図1の矢印方向へ駆動されるようになっている。
前記第1〜第4の画像形成機構15〜18は、図1において左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用として配列され、ほぼ同一構成のユニットからなっている。ここでは、説明の便宜上、第1の画像形成機構15を画像形成に関する代表して、その構成を詳細に説明する。なお、他の画像形成機構16〜18において、第1の画像形成機構15の構成と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、第1の画像形成機構15は、像担持体としての感光体ドラム25、主帯電装置26、LPH(LED PRINT HEAD)27、現像手段を構成する現像器としての液体現像装置28、一次転写機構29、クリーニング機構30、及び除電ランプ31から構成されている。これらの部分25〜31は、1つのユニットを構成するように合成樹脂製の筐体に組み付けられ、湿式画像形成装置の図示しない本体フレームに取り付けられている。
前記感光体ドラム25はアモルファス・シリコンドラムからなり、現像位置での暗電位がおよそ300Vとなるように、主帯電装置26により帯電されている。そして、この帯電した感光体ドラム25の表面にLPH27から画像情報に応じた光が照射されることにより、感光体ドラム25の表面に静電潜像が形成される。
前記液体現像装置28は、トナーとキャリア液からなる液体現像剤を所定の濃度になるように撹拌・混合して用い、この液体現像剤を現像ローラにて感光体ドラム25上の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより、感光体ドラム25にトナー像を形成(顕像)する。このために、感光体ドラム25の暗電位が300V、現像バイアスが200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。すなわち、暗電位が画像白部に相当するとともに、露光後電位が画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位となっている。
そして、前記のように感光体ドラム25上で静電潜像から現像(顕像)されたトナー像は、一次転写機構29とのニップによって、ベルト搬送機構14の中間転写ベルト14cに転写される。この一次転写機構29は転写ローラからなり、感光体ドラム25の表面電位と逆極性の電圧が、−200〜−1300Vの範囲内の所定の設定値にて印加されるようになっている。なお、この画像形成する場合の電位は、感光体ドラム25の特性、液体現像剤の性能、及び環境等に応じて、最適な値となるように設定される。
一方、前記感光体ドラム25上で転写されることなく残った転写残液体現像剤は、次のプロセスのクリーニング機構30において、後述するクリーニングブレード47により掻き落とされる。また、感光体ドラム25は表面の残留電位を下げて均一にするように、除電ランプ31により除電されて、次の一連の画像形成工程に備えられる。そして、この湿式画像形成装置においては、前述した第1の画像形成機構15と同様の方法にて、第2〜第4の画像形成機構16〜18でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像が感光体ドラム25上に現像され、中間転写ベルト14c上に位置ずれなく順次繰り返して転写されることにより、フルカラーの画像形成が行われる。
図1に示すように、前記二次転写機構19は、この実施形態では二次転写ローラから構成され、垂直搬送路12上の二次転写位置に配置されている。この二次転写位置とは、二次転写機構19がベルト搬送機構14の駆動ローラ14aと対向して、中間転写ベルト14cに圧接する位置を指す。二次転写機構19には二次転写バイアスが印加されており、この二次転写機構19によって、垂直搬送路12及びレジストローラ対13を介して搬送されてきた用紙Pに対して、中間転写ベルト14cからフルカラー画像が二次転写される。
そして、フルカラー画像の二次転写後の用紙Pは、中間転写ベルト14cから分離されて、定着機構20に搬送される。定着機構20は、第1定着ローラ20a及び第2定着ローラ20bを備えている。各定着ローラ20a,20bには、定着に必要な所定の温度に加熱するための図示しない定着ヒータが内蔵されている。これにより、用紙Pが両定着ローラ20a,20b間で圧接されながら通過する際に、フルカラー画像の定着処理が行われる。その後、用紙Pは定着機構20から排出搬送路21を介して、排出トレイ22に排出される。
図1に示すように、前記中間転写クリーニングユニット23は、クリーニングケース23a内に中間転写クリーニングローラ23b、中間転写クリーニングブレード23c、及び搬送スクリュー23dを収容して構成されている。中間転写クリーニングローラ23bは、ベルト搬送機構14の中間転写ベルト14cに対して圧接され、図示しない駆動モータにより中間転写ベルト14cの回転方向と同方向に回転される。中間転写クリーニングブレード23cは、中間転写ベルト14cの移動方向において中間転写クリーニングローラ23bよりも下流側の位置で、中間転写ベルト14cに対してカウンタ当接され、中間転写ベルト14c上から液状の転写残液体現像剤を掻き取り除去する。搬送スクリュー23dは、クリーニングケース23a内の下部において、中間転写クリーニングブレード23cで掻き取られた転写残液体現像剤を回収する。
次に、図2を参照して、前記第1の画像形成機構15における液体現像装置28の具体的構成について説明する。
この実施形態の液体現像装置28は、液体現像剤35を収容する液体現像剤貯留容器36を備えている。液体現像剤貯留容器36の内部には、液体現像剤担持体としての現像ローラ37、塗布ローラ38、汲み上げローラ39、ドクタブレード40、現像クリーニングブレード41、及び撹拌部材としての一対の撹拌スクリュー42,43が設けられている。現像ローラ37、塗布ローラ38、汲み上げローラ39、及び両撹拌スクリュー42,43は、図示しない駆動モータにより、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して回転駆動される。
前記液体現像剤35は、シリコンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液中に、トナーが高濃度で分散するように調整されている。撹拌スクリュー42,43は、液体現像剤貯留容器36内において液体現像剤35を循環・撹拌する。汲み上げローラ39は、その一部が液体現像剤35中に浸かった状態で、塗布ローラ38と接触回転され、液体現像剤35を汲み上げて塗布ローラ38に塗布する。
そして、塗布ローラ38は、液体現像剤35を現像ローラ37上に塗布することにより、現像ローラ37上に液体現像剤35の薄層を形成する。感光体ドラム25上の現像領域においては、この液体現像剤35によって潜像が現像される。また、現像後に現像ローラ37上に残留した液体現像剤35は、現像クリーニングブレード41により現像ローラ37上から除去されて、液体現像剤貯留容器36内に戻される。
図2に示すように、前記クリーニング機構30は、回収された転写残液体現像剤(液状の転写残液体現像剤)を収容するクリーニングケース45を備えている。クリーニングケース45の内部には、クリーニングローラ46、クリーニングブレード47及び搬送スクリュー48が設けられている。クリーニングローラ46は、感光体ドラム25に対し圧接されていて、図示しない駆動モータにより接触部において感光体ドラム25と同方向に回転駆動されている。クリーニングブレード47は、クリーニングローラ46よりも下方において、感光体ドラム25に対しカウンタ当接することにより、感光体ドラム25上の転写残液体現像剤を回収除去し、感光体ドラム25を次の画像形成工程に備えさせる。搬送スクリュー48はクリーニングケース45内の下部において、クリーニングブレード47で掻き取られた転写残液体現像剤を回収する。
次に、図3を参照して、前記湿式画像形成装置における液体現像剤供給経路、キャリア液供給経路及び転写残液体現像剤の還流経路及び液体現像剤廃棄経路を説明する。
ここで、液体現像剤供給経路及びキャリア液供給経路は、第1〜第4の画像形成機構15〜18の液体現像装置28に補給用の液体現像剤及びキャリア液を供給するためのものである。また、転写残液体現像剤の還流経路は、各クリーニング機構30が回収した転写残液体現像剤を液体現像装置28に戻すためのものである。さらに、液体現像剤廃棄経路は、中間転写クリーニングユニット23の転写残液体現像剤を回収して廃棄するものである。
前記ベルト搬送機構14の上方には、第1〜第4の貯留タンク51,52,53,54が配置されている。第1〜第4の貯留タンク51〜54は、図1及び図3において左側から、ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー用となっている。各貯留タンク51〜54には、液体現像剤35よりも濃縮された補充用の液体現像剤がそれそれ貯留されている。
前記第1の貯留タンク51の液体現像剤供給経路は、第1の貯留タンク51と液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36との間に接続されたチューブ等からなる管路55と、その管路55に設けられた電磁開閉弁56とから構成されている。そして、液体現像剤貯留容器36内のトナー濃度が低下したときに、電磁開閉弁56が開弁制御されて、第1の貯留タンク51から液体現像剤貯留容器36に、補充用の液体現像剤が自重落下により供給する。なお、この液体現像剤の供給をポンプにより行うようにしてもよい。
前記第1の貯留タンク51に隣接してベルト搬送機構14の上方に位置するように、湿式画像形成装置の図示しない本体フレームには、キャリア液タンク57が着脱自在に取り付けられている。第1の貯留タンク51に対応するキャリア液供給経路は、キャリア液タンク57に連結された本管58と、その本管58から分岐されて液体現像剤貯留容器36に連結された分岐管59と、分岐管59に設けられた電磁開閉弁60とから構成されている。そして、液体現像剤貯留容器36内の液体現像剤35が不足したときに、電磁開閉弁60が開弁制御されて、キャリア液タンク57から液体現像剤貯留容器36に、キャリア液を自重落下により供給する。なお、このキャリア液の供給をポンプにより行うようにしてもよい。
この実施形態では、前記第1の貯留タンク51、管路55及び電磁開閉弁56等により補充用の液体現像剤補給手段が構成されている。また、キャリア液タンク57、本管58、分岐管59及び電磁開閉弁60等によりキャリア液補給手段が構成されている。
なお、第2〜第4の貯留タンク52〜54の液体現像剤供給経路、及びそれらに対応するキャリア液供給経路は、第1の貯留タンク51の液体現像剤供給経路及びキャリア液供給経路と同様に構成されているため、同一の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、前記各クリーニング機構30のクリーニングケース45と、各液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36との間には、還流経路としての還流管路61が接続されている。そして、クリーニング機構30の搬送スクリュー48の駆動により、回収された転写残液体現像剤が、還流管路61を介して液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36に還流される。
前記中間転写クリーニングユニット23のクリーニングケース23aには、液体現像剤廃棄経路としての廃液管路62を介して、廃液タンク63が接続されている。そして、中間転写クリーニングユニット23の搬送スクリュー23dにて回収された転写残液体現像剤が、廃液管路62を介して廃液タンク63内に廃棄処理される。
前記各還流管路61の途中には廃棄管路64がそれぞれ分岐接続され、各クリーニング機構30によって回収された転写残液体現像剤を、廃液タンク63に導くようになっている。還流管路61と廃棄管路64の分岐部には、切り換え手段を構成する電磁切換弁65が配設され、回収された転写残液体現像剤を液体現像装置28または廃液タンク63に切り換えて供給するようにしている。
図1〜図3に示すように、前記液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36には液体現像剤35のキャリア液中に含まれるトナーの濃度を検出するためのトナー濃度検出手段としてのトナー濃度センサ66が配設されている。また、前記液体現像剤貯留容器36には液体現像剤35の液位(液面の高さ)を検出するための液位検出手段としての液位センサ67が配設されている。
次に、この発明の特徴的構成である前記トナー濃度センサ66の具体的構成を図4〜図6に基づいて説明する。
前記液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36は液体現像剤の貯留部及び装置ケースを構成し、その一端部の内部にはほぼ箱型の移動体71がレール72に沿って、液体現像剤貯留容器36の内面に対して接近離間する方向へ移動可能に配設されている。移動体71と対応するように、液体現像剤貯留容器36上には偏心カム73が配設され、駆動モータ74により回転されるようになっている。移動体71と液体現像剤貯留容器36との間にはバネ75が張設され、このバネ75の付勢力により、移動体71の一部が偏心カム73の外周面に接合保持されている。そして、偏心カム73及び駆動モータ74により駆動手段が構成され、駆動モータ74にて偏心カム73が回転されることにより、移動体71が液体現像剤貯留容器36の内面に対して接近または離間されるようになっている。
前記移動体71と対向するように、液体現像剤貯留容器36の内面(対向面)には凹部76が形成されるとともに、壁面の一部には光の透過可能な透光部材77が嵌着されている。凹部76と対応するように、移動体71の壁面にも光の透過可能な透光部材78が嵌着されている。そして、図5及び図6に示すように、移動体71が液体現像剤貯留容器36の内面に対して接近または離間移動されるとき、凹部76が、液体現像剤貯留容器36の内面と移動体71との間に、間隔を拡大縮小可能な細隙79が形成されるようになっている。すなわち、移動体71が液体現像剤貯留容器36の内面に接した場合には、凹部76によって狭い細隙79が形成されるとともに、移動体71が液体現像剤貯留容器36の内面から離間した場合には、凹部76によって広くなった細隙79の一部が形成される。
前記透光部材77に対応して、液体現像剤貯留容器36の外面には投光素子80が配設されている。また、透光部材78に対応して、移動体71内には受光素子81が配設されている。そして、図6に示すように、移動体71の移動により細隙79の間隔が狭められた状態で、投光素子80から光が照射されることにより、細隙79内に封入された液体現像剤35を通して受光素子81に到達する透過光に基づいて、トナー濃度が検出されるようになっている。
次に、前記のような構成のトナー濃度センサ66の作用を説明する。
さて、この液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36においては、通常時には図5に示すように、移動体71が液体現像剤貯留容器36の内面から離間した位置に配置され、細隙79の間隔が拡大されて液体現像剤貯留容器36の内部に開放された状態にある。この状態で、撹拌スクリュー42,43の回転により、液体現像剤貯留容器36内の液体現像剤35が常に撹拌されるため、細隙79の部分の液体現像剤35が入れ替わるように出入りして、滞留したり、検出面に分離トナーが付着したりするおそれはない。
そして、トナー濃度の検出時には、図6に示すように、駆動モータ74にて偏心カム73が回転されることにより、移動体71が液体現像剤貯留容器36の内面に接近した位置に移動され、細隙79の間隔が狭められて液体現像剤貯留容器36の内部と隔離される。これにより、細隙79内に液体現像剤35が封入されて、液体現像剤35のサンプリング薄層が形成される。この状態で、投光素子80から光が照射され、細隙79内の液体現像剤35の薄層を通して受光素子81に到達する透過光により、トナー濃度が検出される。
このように、トナー濃度を検出するための細隙79が拡大及び縮小されるようになっているため、細隙79が狭くなった状態で、液体現像剤35の濃度を正確に検出することができる。また、移動体71が移動することにより、トナー濃度を検出するための細隙79を通るように液体現像剤35の流れが形成されて、その細隙79内の液体現像剤35が入れ替わる。このため、細隙79内に液体現像剤35が滞留したり、検出面に分離トナーが付着したりするおそれがないため、検出面をクリーニングするためのクリーニング機構を設けることなく、正確かつ安定したトナー濃度検出機能を維持できる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心にして説明する。
さて、この第2実施形態においては、図7に示すように、透光部材78に対応して移動体71内に投受光素子82が配設されている。また、この投受光素子82と対応するように、液体現像剤貯留容器36の内面の凹部76には光反射体83が配設されている。そして、移動体71の移動により細隙79の間隔が狭められた状態で、投受光素子82から光が照射されることにより、細隙79内の液体現像剤35の薄層を通すとともに、光反射体83で反射して投受光素子82に到達する透過光に基づいて、トナー濃度が検出されるようになっている。
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、液体現像剤35の濃度を正確に検出することができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1及び第2実施形態において、凹部76を移動体71の壁面側に形成すること。
・ 前記第1実施形態において、投光素子80を移動体71内に配設し、受光素子81を液体現像剤貯留容器36の外面に配設すること。
・ 前記第2実施形態において、投受光素子82を液体現像剤貯留容器36の外面に配設し、光反射体83を移動体71の壁面側に配設する形成すること。
この発明を具体化した一実施形態の湿式画像形成装置の概略構成図。 図1の湿式画像形成装置における第1の画像形成機構の概略正面図。 同じく湿式画像形成装置の液体現像剤供給経路、液体現像剤廃棄経路及びキャリア液供給経路等を示すブロック回路図。 液体現像装置の濃度検出構造の第1実施形態を示す要部斜視図。 図4の濃度検出構造の非検出状態における要部断面図。 同濃度検出構造の検出状態における要部断面図。 液体現像装置の濃度検出構造の第2実施形態を示す要部断面図。
符号の説明
15〜18…画像形成機構、28…現像手段としての液体現像装置、35…液体現像剤、36…液体現像剤の貯留部及び装置ケースとしての液体現像剤貯留容器、66…濃度検出手段としてのトナー濃度センサ、71…移動体、73…駆動手段を構成する偏心カム、74…駆動手段を構成する駆動モータ、76…凹部、79…細隙、80…投光素子、81…受光素子、82…投受光素子、83…光反射体。

Claims (6)

  1. 液体現像剤を用いて静電潜像を可視化するようにした画像形成装置において、前記液体現像剤の貯留部内に間隔を拡縮可能な細隙を設け、その細隙に対向して液体現像剤の濃度検出手段を配置し、前記細隙を狭くした状態で前記濃度検出手段により液体現像剤の濃度を検出できるようにした画像形成装置。
  2. 前記濃度検出手段は、液体現像剤中を通る透過光を検出するものである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度検出手段は、前記細隙を挟んで対向配置された投光素子と、受光素子とよりなる請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度検出手段は、前記細隙を挟んで対向配置された投受光素子と、光反射体とよりなる請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記細隙は対向する一対の壁面間に形成され、駆動手段により往復移動される移動体が少なくとも一方の壁面を形成する請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記移動体を装置ケースの内面に対して接近離間可能に配置し、その移動体及び装置ケースのうちの少なくとも一方の対向面に凹部を設け、移動体を装置ケースの内面に接触したときに、前記凹部によって前記細隙が形成される請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項に記載の画像形成装置。
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