JP2005189557A - 湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 補充トナー液貯溜容器の内部の補充トナー液の貯溜量を精度よく検出することができる湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置を提供する。
【解決手段】 本体フレーム110に装着された貯溜容器111の内部に回転軸112及び攪拌羽根113を収容する。本体フレーム110に取り付けられたモータ114の回転軸115によって、前記回転軸112及び攪拌羽根113を回転する。貯溜容器111内に貯溜された補充トナー液の貯溜量の減少によって攪拌羽根113の回転時の駆動トルクが減少する。前記モータ114に供給される電流値は、前記駆動トルクに比例するので、電流計123によって検出された電流値の高低によって、貯溜容器111の内部の補充トナー液の貯溜量が精度よく検出される。
【選択図】 図4
【解決手段】 本体フレーム110に装着された貯溜容器111の内部に回転軸112及び攪拌羽根113を収容する。本体フレーム110に取り付けられたモータ114の回転軸115によって、前記回転軸112及び攪拌羽根113を回転する。貯溜容器111内に貯溜された補充トナー液の貯溜量の減少によって攪拌羽根113の回転時の駆動トルクが減少する。前記モータ114に供給される電流値は、前記駆動トルクに比例するので、電流計123によって検出された電流値の高低によって、貯溜容器111の内部の補充トナー液の貯溜量が精度よく検出される。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等に採用される湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置に関する。
一般に、湿式画像形成装置は、感光体ドラムの表面に対して画像情報に応じた光を照射することにより静電潜像を形成し、この静電潜像に対してトナーとキャリアからなる液体現像剤を現像ローラによって付着することにより、感光体ドラムにトナー像を形成するようになっている。前記現像ローラの外周面には現像剤貯溜容器内に貯溜された液体現像剤が供給ローラ及び塗布ローラによって、均一に塗布されるようになっている。
上記の感光体ドラムに対する液体現像剤の塗布作業によって、前記現像剤貯溜容器内に貯溜された液体現像剤が無くなった場合には、補充トナー液補給装置によって前記現像剤貯溜容器に補充トナー液が補給されるようになっている。又、キャリア補給装置によってキャリアが前記現像剤貯溜容器内に補給され、補充トナー液とキャリアが攪拌混合され、液体現像剤が形成されるようになっている。
前記補充トナー液補給装置は、補充トナー液を貯溜するための補充トナー液貯溜容器から補充トナー液を開閉弁を備えた配管を通して前記現像剤貯溜容器内に補給するようになっている。
前記補充トナー液貯溜容器の内部の補充トナー液が無くなると、それを検出して報知する必要があるので、従来、補充トナー液貯溜容器の内部には、フロートセンサ或いは光センサを収容して、補充トナー液の貯溜量を検出し、その有無を判断するようになっている。
補充トナー液補給装置ではないが、液体現像装置の現像剤貯溜容器(タンク)に収容された液体現像剤の液位検知装置として、特許文献1又は特許文献2には、現像剤貯溜容器内にフロート式液位センサを収容したものが開示されている。
特開2002−14541
特開2002−23501
ところが、前述した従来の補充トナー液貯溜容器の内部の補充トナー液の有無の検出装置は、補充トナー液として、例えば、現像に使用するトナー液よりも濃度が高いものが使用されており、この濃度の高い、さらには粘性の高い補充トナー液の貯溜状態をセンサによって直接検出するようになっていたので、検出精度が低いという問題があった。即ち、濃度の高い補充トナー液は粘性があり、容器の内壁に粘性によって液体トナーが付着して残留していると、容器内壁に付着する補充トナー液の影響を受けて、実質的に補充トナー液が無くなっているにもかかわらず、補充トナー液が存在すると誤って判断されるという問題があった。
又、補充トナー液貯溜容器の内部にセンサーや配線を収容しなければならないので、部品点数が多くなるとともに、製造及び組み付け作業が面倒でコストを低減することができないという問題もあった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、補充トナー液貯溜容器の内部の補充トナー液の貯溜量を精度よく検出することができるとともに、部品点数を低減してコストを低減することができる湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、液体現像装置の現像剤貯溜容器に補充トナー液を補給するための補充トナー液貯溜容器と、上記補充トナー液貯溜容器の内部に収容され、かつ補充トナー液を攪拌するための攪拌手段と、上記攪拌手段を駆動するための駆動手段と、前記攪拌手段の作動時に前記駆動手段に作用する負荷抵抗を検出するための負荷抵抗検出手段と、上記負荷抵抗検出手段によって検出された負荷抵抗の変動に基づいて補充トナー液貯溜容器内の補充トナー液の貯溜量を報知する報知手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記攪拌手段は、補充トナー液貯溜容器に回転可能に支持された回転軸と、この回転軸に取り付けられた攪拌羽根とによって構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記駆動手段は、前記攪拌手段を作動するためのモータであることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記負荷抵抗検出手段は、前記駆動手段に供給される補充トナー液攪拌時の電流値又は電圧値を負荷抵抗として検出する電流計又は電圧計であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記負荷抵抗検出手段は、前記駆動手段に供給される補充トナー液攪拌時の電流値又は電圧値を負荷抵抗として検出する電流計又は電圧計であることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記報知手段は、補充トナー液の貯溜量が所定量以下になった場合に補充トナー液が無い状態を報知するものであることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項において、前記攪拌手段と、駆動手段は継手を介して分離可能に連結されるものであることを要旨とする。
本発明によれば、負荷抵抗検出手段によって攪拌手段の作動時に駆動手段に作用する負荷抵抗が検出され、この検出された負荷抵抗の変動に基づいて補充トナー液貯溜容器内の補充トナー液の貯溜量を検出するようにした。このため、補充トナー液貯溜容器の内部の補充トナー液の貯溜量を精度よく検出することができる。又、負荷抵抗検出手段が補充トナー液貯溜容器の外部に配設されているので、部品点数を低減して組み付けを容易に行い、コストを低減することができる。
以下、本発明を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に湿式画像形成装置という)に具体化した一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は湿式画像形成装置の概略構成図である。図2は同じく第1の画像形成手段の概略図、図3はトナー供給経路、トナー廃棄経路及びキャリア液供給経路を示す説明図である。
図1は湿式画像形成装置の概略構成図である。図2は同じく第1の画像形成手段の概略図、図3はトナー供給経路、トナー廃棄経路及びキャリア液供給経路を示す説明図である。
湿式画像形成装置は、給紙手段1、垂直搬送路2、レジストローラ対3、ベルト搬送手段4、第1の画像形成手段5、第2の画像形成手段6、第3の画像形成手段7、第4の画像形成手段8、2次転写手段9、定着手段10、排出搬送路11、排出トレイ14等から構成されている。給紙手段1は、給紙カセット1aと、ピックアップローラ1bとを備え、給紙カセット1a内の紙Pをピックアップローラ1bにて、垂直搬送路2へ搬送する。垂直搬送路2は、搬送されてきた紙Pをレジストローラ対3を介して2次転写手段9へ搬送する。
ベルト搬送手段4は、駆動ローラ41と、従動ローラ42と、この2つのローラに亘って掛け渡された無端状の中間転写ベルト43とからなる。中間転写ベルト43は、テンションローラ44にて適度なテンションを保っている。そして、この状態で、駆動ローラ41は図示しない駆動モータからその駆動力を伝達され、各画像形成手段における感光体ドラム51の外周速度とベルト搬送手段4の中間転写ベルト43の外周速度が等速になるように駆動されるようになっている。
図1に示す第1〜第4の画像形成手段5〜8は、図中左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用のものであり、全てほぼ同じ構成のユニットである。ここでは、説明の便宜上、画像形成に関して代表して第1の画像形成手段5の構成を、図2を参照して説明する。なお、他の画像形成手段において、第1の画像形成手段5の構成と同一構成については同一符号を付す。第1の画像形成手段5は、感光体ドラム51、主帯電装置52、LPH(LED PRINT HEAD)53、液体現像装置54、1次転写手段55、クリーニング装置56、除電ランプ57から構成され、樹脂でできた筐体に組み付けることにより1つのユニットとなり、図示しない装置本体に取り付けられている。
感光体ドラム51はアモルファス・シリコンドラムを用いており、現像位置での暗電位はおよそ300Vになるよう前記主帯電装置52により帯電される。この帯電した感光体ドラム51の表面にLPH53が画像情報に応じた光を照射することにより感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。なお、LPH53はユニットの小型化のために採用しているがLSU(レーザスキャニングユニット)を用いても良い。
液体現像装置54は、トナーとキャリア液からなる液体現像剤を所定の濃度になるように撹拌混合して用い、現像ローラでこの液体現像剤を感光体ドラム51の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより感光体ドラム51にトナー像を形成(顕像)するものである。感光体ドラム51の暗電位が300Vで、現像バイアスは200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。即ち、暗電位は画像白部に相当し、露光後電位は画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位である。上記のように形成された静電潜像が現像(顕像)されたトナー像は、前記1次転写手段55とのニップにおいて、前記ベルト搬送手段4の中間転写ベルト43に転写される。前記1次転写手段55は本実施形態では転写ローラを用いており、前記感光体ドラム51の表面電位とは逆極性の電圧が−200〜−600V又は−1000〜−1300Vの範囲に設定され、印加されるようになっている。
感光体ドラム51上の転写されなかったトナーは次のプロセスのクリーニング装置56のクリーニングブレード60により掻き落とされる。又、感光体ドラム51は表面の残留電位を下げて均一にすべく除電ランプ57により除電されてその後は次の一連のプロセスに備える。このように画像形成する場合の電位設定は、感光体ドラム51の特性、トナーの性能、環境に応じて最適な値は変わるものである。湿式画像形成装置は、上記第1の画像形成手段5と同様の方法で、第2〜第4の画像形成手段6〜8でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像を感光体ドラム上に現像し、中間転写ベルト43上に順次繰り返し、ずれなく転写することでフルカラー画像の形成を行う。
再び図1に戻り転写後の画像形成について説明する。2次転写手段9は、本実施形態では、2次転写ローラからなる。2次転写手段9は、垂直搬送路2上の2次転写位置に配置されている。2次転写位置は2次転写手段9が駆動ローラ41と対向するとともに、中間転写ベルト43に対して圧接する位置である。この2次転写手段9には、2次転写バイアスが印加されており、2次転写手段9により、中間転写ベルト43から、垂直搬送路2及びレジストローラ対3を介して搬送されてきた紙Pにフルカラー画像が2次転写される。この後、フルカラー画像が2次転写された紙Pは、中間転写ベルト43から分離され、定着手段10に搬送される。定着手段10は、第1定着ローラ10a、第2定着ローラ10bを備えている。各定着ローラには、図示しない定着ヒータが内蔵され、同定着ヒータは定着に必要な所定の温度に制御されている。この温度により、両ローラにて圧接されて通過する紙P上にフルカラー画像の定着処理がされる。そして、紙Pは、定着手段10で定着処理がなされた後に排出搬送路11を介して排出トレイ14に排出される。
中間転写クリーニングユニット12は、クリーニングケース12c内に中間転写クリーニングローラ12a、中間転写クリーニングブレード12b、及び搬送スクリュー12dとを備えている。中間転写クリーニングローラ12aは、中間転写ベルト43に対して圧接されていて、図示しない駆動モータにより中間転写ベルト43の回転方向と同方向に回転されている。中間転写クリーニングブレード12bは、中間転写ベルト43の移動方向における中間転写クリーニングローラ12aの位置から下流側にて、中間転写ベルト43に対しカウンタ当接することにより、中間転写ベルト43上の未転写トナーを回収除去する。搬送スクリュー12dはクリーニングケース12cの下部において中間転写クリーニングブレード12bで掻き取られた液状の未転写トナーを回収する。
次に、図2を参照して、液体現像装置54の具体的構成について説明する。
本実施形態に係る液体現像装置54は、液体現像剤70を収容する現像剤貯溜容器71を備えている。現像剤貯溜容器71の内部には、現像剤担持体としての現像ローラ72と、塗布ローラ73と、汲み上げローラ74と、ドクタブレード75と、現像クリーニングブレード76と、一対の撹拌スクリュー77a、77bとが設けられている。現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74、及び撹拌スクリュー77a、77bは、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して駆動モータ(ともに図示しない)により回転駆動される。
本実施形態に係る液体現像装置54は、液体現像剤70を収容する現像剤貯溜容器71を備えている。現像剤貯溜容器71の内部には、現像剤担持体としての現像ローラ72と、塗布ローラ73と、汲み上げローラ74と、ドクタブレード75と、現像クリーニングブレード76と、一対の撹拌スクリュー77a、77bとが設けられている。現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74、及び撹拌スクリュー77a、77bは、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して駆動モータ(ともに図示しない)により回転駆動される。
液体現像剤70は、シリコンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液中にトナーが高濃度で分散するように調整されている。撹拌スクリュー77a,77bは、前記液体現像剤70を循環・攪拌する。汲み上げローラ74は液体現像剤70にその一部が浸かっており、汲み上げた液体現像剤70を塗布ローラ73に接触回転して塗布ローラ73に液体現像剤70を塗布する。
そして、塗布ローラ73は、液体現像剤70を現像ローラ72上に塗布することにより、現像ローラ72上に液体現像剤70の薄層を形成する。感光体ドラム51上の現像領域においては、この液体現像剤70によって潜像が現像される。又、現像後、現像ローラ72上に残留した液体現像剤70は現像クリーニングブレード76によって現像ローラ72上から除去される。
前記クリーニング装置56について説明する。図2に示すようにクリーニング装置56は、液状の未転写トナーを収容するクリーニングケース61を備えている。クリーニングケース61の内部には、クリーニングローラ62と、クリーニングブレード60と、搬送スクリュー64とが設けられている。クリーニングローラ62は、感光体ドラム51に対し圧接されていて、図示しない駆動モータにより感光体ドラム51と同方向に回転駆動されている。クリーニングブレード60は、クリーニングローラ62よりも下方において、感光体ドラム51に対しカウンタ当接することにより、感光体ドラム51の未転写トナーを回収除去し、感光体ドラム51を次の画像形成工程に備えさせる。搬送スクリュー64はクリーニングケース61の下部においてクリーニングブレード60で掻き取られた液状の未転写トナーを回収する。
次に、トナー供給経路、トナー廃棄経路及びキャリア液供給経路を図3を参照して説明する。トナー供給経路は第1〜第4の画像形成手段5〜8の液体現像装置54にキャリア液及び補充トナー液を供給するとともに、各クリーニング装置56が回収した未転写トナーを液体現像装置54に返すためのものである。又、トナー廃棄経路は、中間転写クリーニングユニット12の未転写トナーを回収して廃棄するものである。
ベルト搬送手段4の上方には、第1〜第4の収容容器81〜84が配置されている。第1〜第4の収容容器81〜84は、図3中、左側からブラック、マゼンタ、シアン、イエロー用のものである。第1の収容容器81には、液体現像剤70よりも濃縮された補充トナー液が貯溜されている。
第1の収容容器81のトナー供給経路は、第1の収容容器81と現像剤貯溜容器71間に接続されたチューブ等からなる管路94と、管路94に設けられた電磁開閉弁95とから構成されている。そして、現像剤貯溜容器71内の液体現像剤70が不足したときに、電磁開閉弁95が開弁制御されて、第1の収容容器81から、現像剤貯溜容器71に補充トナー液を自重落下により供給する。なお、電磁開閉弁95を駆動ポンプに代え、同駆動ポンプにて、第1の収容容器81から現像剤貯溜容器71に補充トナー液を供給するようにしてもよい。管路94と、第1の収容容器81とは、第1の収容容器81が新しい第1の収容容器81と交換可能に、着脱自在に連結されている。この着脱自在の構成は、例えば、第1の収容容器81に該容器内部と連通する連結管を突設し、同連結管に対して、弾性チューブで形成した管路94を嵌脱自在に設ける等の構成がある。
又、クリーニング装置56のクリーニングケース61と、液体現像装置54の現像剤貯溜容器71間には、管路69が連結されている。クリーニング装置56の搬送スクリュー64の駆動により、回収された液状の未転写トナーは管路69を介して液体現像装置54の現像剤貯溜容器71に搬送される。
キャリア液タンク100は、第1の収容容器81と隣接して、ベルト搬送手段4の上方に位置するように湿式画像形成装置の本体フレーム(図示略)に対して着脱自在に取り付けられている。第1の収容容器81のキャリア液供給経路は、キャリア液タンク100に連結された本管96と、同本管96から分岐されるとともに現像剤貯溜容器71に連結された分岐管97と、分岐管97に設けられた電磁開閉弁98とから構成されている。現像剤貯溜容器71内の液体現像剤70が不足したときに、電磁開閉弁98は開弁制御されて、キャリア液タンク100から、現像剤貯溜容器71にキャリア液を自重落下により供給する。このキャリア液の供給をポンプにより行うようにしてもよい。本管96と、キャリア液タンク100とは、キャリア液タンク100が新しいキャリア液タンク100と交換可能に、着脱自在に連結されている。この着脱自在の構成は、例えば、キャリア液タンク100に該タンク内部と連通する連結管を突設し、同連結管に対して、弾性チューブで形成した本管96を嵌脱自在に設ける等の構成がある。
第2〜第4の収容容器82〜84は、第1の収容容器81の構成と同じである。又、第2〜第4の収容容器82〜84のトナー供給経路とキャリア液供給経路は、第1の収容容器81のトナー供給経路とキャリア液供給経路と同様の構成であるため、同一の構成については同一符号を付して説明を省略する。
中間転写クリーニングユニット12のトナー廃棄経路は、クリーニングケース12cと廃液タンク101間を連結した管路99にて構成されている。トナー廃棄経路は、搬送スクリュー12dにて駆動された未転写トナーを廃液タンク101に廃棄する。
次に、この発明の特徴的構成を図4〜図6に基づいて説明する。
図4は前記第1の収容容器81を拡大して示す縦断面図、図5は第1の収容容器81の横断面図である。この第1の収容容器81を構成する補給用トナーの貯溜容器111は、本体フレーム110に対し図示しないブラケットによって所定位置に取り外し可能に装着されるようになっている。この貯溜容器111は例えばステンレススチール等によって、横長四角箱状に形成され、その上部には補充トナー液を取り入れる開口(図示略)が形成され、底部には前記管路94が接続されている。
図4は前記第1の収容容器81を拡大して示す縦断面図、図5は第1の収容容器81の横断面図である。この第1の収容容器81を構成する補給用トナーの貯溜容器111は、本体フレーム110に対し図示しないブラケットによって所定位置に取り外し可能に装着されるようになっている。この貯溜容器111は例えばステンレススチール等によって、横長四角箱状に形成され、その上部には補充トナー液を取り入れる開口(図示略)が形成され、底部には前記管路94が接続されている。
前記貯溜容器111の中心部には回転軸112が所定位置において回転可能に支持されている。この回転軸112の入力側の端部は、貯溜容器111の左端板の中心部に形成された支持孔111aに図示しないシール機構を介して支持され、内端部は貯溜容器111の右端板の中心部に形成された係合凹部111bに嵌入されている。前記回転軸112の外周面には攪拌羽根113が取り付けられている。この攪拌羽根113は回転軸112の外周面に3カ所に片持ち支持されたアーム部113aと、各アーム部113aの先端部間に架橋された羽根部113bとによって構成されている。この実施形態では、前記回転軸112と、攪拌羽根113によって補充トナー液の攪拌手段が構成されている。
前記本体フレーム110には前記貯溜容器111に設けた回転軸112を回転させるための減速機構付きのモータ114が所定位置に取付固定されている。このモータ114の回転軸115には継手116が回転可能に連結されている。継手116の中心部に形成された係合穴116aに前記回転軸115の先端部を嵌入し、連結ピン117を継手116と回転軸115に貫通して両者を連結している。前記回転軸115に形成された連結ピン117の挿通孔は軸線方向に延びる長孔115aとなっていて、回転軸115に沿って継手116が軸方向に往復動可能に連結されている。そして、前記本体フレーム110と前記継手116の端面との間に介在された付勢手段としてのコイルバネ118によって継手116が常には回転軸115から離隔する方向に付勢されている。
前記継手116には前記回転軸112の角柱状部112aを嵌入するための角筒状の係合穴116bが形成されている。従って、前記貯溜容器111を本体フレーム110の所定位置に装着するには、前記継手116の係合穴116bに角柱状部112aを挿入した状態で、コイルバネ118の付勢力に抗して貯溜容器111を図4の左方向に移動する。貯溜容器111が所定位置に移動されたら本体フレーム110に貯溜容器111を固定する。
前記モータ114には、電源121から直流又は交流の駆動電流が供給されるようになっている。そして、導線122の途中にはモータ114に作用する負荷を検出するための負荷抵抗検出手段としての電流計123が接続され、モータ114に供給される電流値を検出するようになっている。
従って、図4において前記電源121からモータ114に電流が供給されると、前記回転軸115が回転され、継手116を介して回転軸112及び攪拌羽根113が回転され、貯溜容器111内の補充トナー液が攪拌混合される。
前記攪拌羽根113の羽根部113bは、図5に示すように補充トナー液の貯溜量が多い場合に負荷が過大とならないようにアーム部113aの先端部のみに形成されている。この羽根部113bの幅寸法tは、例えば10〜40mmに設定される。
次に、図6に基づいて前記第1の収容容器81内の補充トナー液の貯溜量を検出して報知するための制御回路の構成について説明する。
コンピュータを備えた制御装置124には、前記電流計123によって検出された電流値が入力されるようになっている。前記制御装置124には報知手段としてのディスプレー125が接続されている。そして、前記貯溜容器111内の補充トナー液の無い状態が検出された時に、その報知信号がディスプレー125に出力されるようになっている。このため、オペレーターはディスプレー125によって、貯溜容器111内の補充トナー液が無い状態を知ることができるので、前記本体フレーム110から貯溜容器111を取り外して別の貯溜容器111と交換することができる。なお、貯溜容器111を交換しないで、その開口(図示略)から補充トナー液を貯溜容器111内に供給するようにしてもよい。
コンピュータを備えた制御装置124には、前記電流計123によって検出された電流値が入力されるようになっている。前記制御装置124には報知手段としてのディスプレー125が接続されている。そして、前記貯溜容器111内の補充トナー液の無い状態が検出された時に、その報知信号がディスプレー125に出力されるようになっている。このため、オペレーターはディスプレー125によって、貯溜容器111内の補充トナー液が無い状態を知ることができるので、前記本体フレーム110から貯溜容器111を取り外して別の貯溜容器111と交換することができる。なお、貯溜容器111を交換しないで、その開口(図示略)から補充トナー液を貯溜容器111内に供給するようにしてもよい。
この発明の実施形態においては、貯溜容器111内の回転軸112及び攪拌羽根113を回転するためのモータ114に供給される電流値を電流計123によって検出し、この電流値を貯溜容器111内の補充トナー液の実際の貯溜量に比例する測定貯溜量として検出するようにした。このため、粘性の高い補充トナー液の貯溜量を直接検出する装置と比較して、貯溜量の検出精度を向上することができる。即ち、貯溜容器111内に貯溜された補充トナー液の貯溜量の減少によって攪拌羽根113の回転時の駆動トルクが減少する。前記モータ114に供給される電流値は、前記駆動トルクに比例するので、電流計123によって検出された電流値の高低によって、貯溜容器111の内部の補充トナー液の貯溜量が精度よく検出される。
前記攪拌羽根113の羽根部113bが補充トナー液に浸漬される時間の間隔は、補充トナー液の貯溜量の減少にともなって短くなる。このため、負荷抵抗の変動に基づいて変動する電流値の周期時間が短くなるので、この電流値の変動の周期時間の変化によって、補充トナー液の貯溜量を検出するようにしてもよい。このように負荷抵抗を電流値の変化の他に時間で検出してもよい。
又、上記実施形態においては、前記モータ114に供給される電流を検出するための電流計123を貯溜容器111の外部に設ける構成のため、貯溜容器111の内部に補充トナー液の貯溜量を検出するためのセンサや配線等の専用の部材を設ける必要がない。このため、部品点数を少なくして製造及び組み付け作業を容易に行いコストを低減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図5に示す貯溜容器111の底部を半横円筒状に形成してもよい。
○ 負荷抵抗検出手段としての電流計に代えて、電圧計を用いたり、回転軸115に作用するトルクを検出するトルク検出器を用いたりしてもよい。
○ 図5に示す貯溜容器111の底部を半横円筒状に形成してもよい。
○ 負荷抵抗検出手段としての電流計に代えて、電圧計を用いたり、回転軸115に作用するトルクを検出するトルク検出器を用いたりしてもよい。
○ 回転軸112及び攪拌羽根113の駆動手段として前記モータ114に代えて、例えば電磁ソレノイド等のアクチュエータを用いてもよい。
○ 攪拌手段として、回転軸112及び攪拌羽根113に代えて、例えば往復ロッドと、このロッドによって直線往復動される攪拌板等を用いてもよい。
○ 攪拌手段として、回転軸112及び攪拌羽根113に代えて、例えば往復ロッドと、このロッドによって直線往復動される攪拌板等を用いてもよい。
54…液体現像装置、112…回転軸、113…攪拌手段を構成する攪拌羽根、114…駆動手段としてのモータ、71…現像剤貯溜容器、116…継手、123…負荷抵抗検出手段としての電流計。
Claims (6)
- 液体現像装置の現像剤貯溜容器に補充トナー液を補給するための補充トナー液貯溜容器と、
上記補充トナー液貯溜容器の内部に収容され、かつ補充トナー液を攪拌するための攪拌手段と、
上記攪拌手段を駆動するための駆動手段と、
前記攪拌手段の作動時に前記駆動手段に作用する負荷抵抗を検出するための負荷抵抗検出手段と、
上記負荷抵抗検出手段によって検出された負荷抵抗の変動に基づいて補充トナー液貯溜容器内の補充トナー液の貯溜量を報知する報知手段と
を備えたことを特徴とする湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置。 - 請求項1において、前記攪拌手段は、補充トナー液貯溜容器に回転可能に支持された回転軸と、この回転軸に取り付けられた攪拌羽根とによって構成されていることを特徴とする湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置。
- 請求項1又は2において、前記駆動手段は、前記攪拌手段を作動するためのモータであることを特徴とする湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、前記負荷抵抗検出手段は、前記駆動手段に供給される補充トナー液攪拌時の電流値又は電圧値を負荷抵抗として検出する電流計又は電圧計であることを特徴とする湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、前記報知手段は、補充トナー液の貯溜量が所定量以下になった場合に補充トナー液が無い状態を報知するものであることを特徴とする湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、前記攪拌手段と、駆動手段は継手を介して分離可能に連結されるものであることを特徴とする湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置。
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JP2003431654A JP2005189557A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 湿式画像形成装置における補充トナー液補給装置 |
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-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003431654A patent/JP2005189557A/ja active Pending
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