JP4659485B2 - 液体画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等に採用される液体画像形成装置のクリーニング装置に関する。
従来の一般的な液体画像形成装置では、像担持体(例えば、感光体ドラム)などの像担持体上に形成された静電潜像を、絶縁キャリア液中にトナーを分散した液体現像剤により、現像するようにしている。前記像担持体は、現像ローラ等の液体現像剤担持体から液体現像剤が供給されるようにされており、供給された液体現像剤により、像担持体上の静電潜像が現像される。又、像担持体上の現像されて可視化されたトナー像(該トナー像は、トナーと絶縁キャリア液を含んでいる)は、中間転写ベルト等の中間転写体に転写像として一次転写され、さらに、該中間転写体から、記録用紙等の記録媒体に二次転写される。
ところで、従来から、前記液体画像形成装置では前記像担持体や、前記中間転写体、或いは、前記液体現像剤担持体上の未使用の液体現像剤を回収するために、像担持体や、前記中間転写体、或いは現像ローラの表面に対してクリーニングブレードをカウンタ当接して、前記液体現像剤を掻き取るようにしている。
このように、クリーニングブレードで像担持体や液体現像剤担持体の表面にある未使用の液体現像剤を掻き取る方法は、一般的に行われている。
前記像担持体、前記中間転写体や液体現像剤担持体のクリーニング手段をクリーニングブレード単体で構成したとき、クリーニングブレードと像担持体、中間転写体や液体現像剤担持体の間で発生するスティックスリップは、非常に大きな振幅を持つ振動となる。この振動は、ジッタ画像、クリーニング不良、像担持体、中間転写体や液体現像剤担持体の表面にトナーが固着するフィルミング等の不具合発生の原因となっている。
特に、像担持体、中間転写体や液体現像剤担持体が、弾性体である場合、若しくは、それらの表面μが高い場合、上記現象の発生が顕著である。液体画像形成装置においては、前記像担持体等は、転写性能効率の向上のために弾性材料を使用することが多いため、クリーニング装置の設計が非常に重要となっている。
又、近年は液体現像剤の絶縁キャリア液は不揮発性のものが用いられていることから、現像で使用された絶縁キャリア液を回収してリサイクルするための装置が不可欠である。この場合、回収した液体現像剤を、トナー成分と絶縁キャリア液に分離する装置(分離装置)が必要となっている(特許文献1参照)。
特許文献1では、感光体や、該感光体上の現像されたトナー画像を転写してさらに記録媒体へ転写する中間転写ベルトに対して、それぞれクリーニングブレード単体をカウンタ当接することにより、残留液体現像剤を感光体や、中間転写ベルトから除去し、除去した残留液体現像剤を分離装置に集めるようにしている。そして、該分離装置において、電着手段や、フィルタを使用して、残留液体現像剤をトナー成分と絶縁キャリア液を分離するようにしている。
特開2000−214687号公報
ところが、特許文献1では、クリーニングブレード単体で、感光体や、中間転写ベルトに当接しているため、クリーニングブレードと、感光体や、中間転写ベルトの間でスティックスリップが生じ、ジッタ画像、クリーニング不良、フィルミング等の不具合が発生する虞がある。
又、特許文献1では、クリーニングブレードによって、回収した液体現像剤を分離装置に一旦集めて、分離装置内に設けた電着手段や、フィルタを使用して残留液体現像剤をトナー成分と絶縁キャリア液を分離するようにしている。この構成によれば、液体現像剤を除去するクリーニングプレードと、分離装置が別々に設けられていることから、分離装置を収納するスペースが別途必要とされるため、液体画像形成装置が大型化する問題がある。
本発明の目的は、クリーニングブレードのクリーニング対象物への圧接力や、圧接角度を低減することができ、この結果、クリーニングブレードのスティックスリップを低減でき、ジッタ画像や、クリーニング不良、フィルミングのない鮮明な画像を得ることができる液体画像形成装置のクリーニング装置を提供することにある。
又、本発明の他の目的は、クリーニング装置内において、トナー成分と絶縁キャリア液を分離することができ、その結果、分離装置を別途用意する必要がなく、液体画像形成装置全体を小型化できる液体画像形成装置のクリーニング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、静電潜像を担持する像担持体に対して液体現像剤を供給する液体現像剤担持体と、前記液体現像剤担持体の表面に当接するローラ状のクリーニング部材と、前記クリーニング部材の下流側に設けられ前記液体現像剤担持体の表面に当接する第1クリーニングブレードを備え、トナー成分とキャリア成分を含む液体現像剤を前記液体現像剤担持体の表面から除去する液体画像形成装置のクリーニング装置において、前記クリーニング部材に対してバイアス印加するバイアス印加手段を備え、前記バイアス印加手段は、前記トナー成分を電界の作用で吸着するように、前記液体現像剤担持体に印加されている現像バイアスよりも低電位のバイアスを前記クリーニング部材に印加し、前記バイアス印加されたクリーニング部材にて、前記液体現像剤担持体の表面の液体現像剤から前記トナー成分を分離除去し、前記第1クリーニングブレードにて、前記クリーニング部材の下流側の前記液体現像剤担持体の表面のキャリア成分を除去すること、前記クリーニング部材表面に当接し、該クリーニング部材が吸着した前記トナー成分を回収する第2クリーニングブレードと、前記第2クリーニングブレードにより回収した前記トナー成分を、トナー廃棄手段へ搬送するトナー搬送手段とを備えることを要旨とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第2クリーニングブレードにより回収した前記トナー成分を前記トナー搬送手段に誘導するガイド壁をさらに備え、前記トナー搬送手段は、前記ガイド壁により誘導された前記トナー成分を、トナー廃棄手段へ搬送することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記第1クリーニングブレードにより回収したキャリア成分を、リサイクルするリサイクル手段に搬送するキャリア搬送手段を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記液体現像剤担持体の表面は弾性層を有し、前記クリーニング部材を金属ローラで形成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、バイアスが印加されたローラ状のクリーニング部材により、液体現像剤担持体の表面の液体現像剤からトナー成分を電界の作用で吸着することにより、分離除去できるため、第1クリーニングブレードの液体現像剤担持体への圧接力や、圧接角度を低減することができる。この結果、第1クリーニングブレードのスティックスリップを低減でき、ジッタ画像や、クリーニング不良、フィルミングのない鮮明な画像を得ることができる。又、請求項1の発明によれば、クリーニング装置内において、トナー成分とキャリア成分を分離することができるため、分離装置を別途用意する必要がなく、該分離装置の収納スペースも必要でないため、液体画像形成装置全体を小型化できる。さらに、クリーニング部材が吸着したトナー成分を第2クリーニングブレードにて回収し、トナー搬送手段が前記トナー成分をトナー廃棄手段に搬送できるため、トナー成分を容易に液体現像剤担持体の表面の液体現像剤から分離して廃棄することができる。
請求項3の発明によれば、第1クリーニングブレードにより回収したキャリア成分を、キャリア搬送手段によりリサイクル手段へ搬送することができるため、分離したキャリア成分を容易に再使用することができる。
請求項4の発明によれば、表面に弾性層を有する液体現像剤担持体に対して、金属ローラからなるクリーニング部材を当接しても、前記弾性層にてクリーニング部材を受圧できるため、液体現像剤担持体の表面が傷つくことがない。
(第1実施形態)
以下、本発明を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に液体画像形成装置という)に設けられたクリーニング装置に具体化した第1実施形態を図面を参照して説明する。なお、この液体画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等に採用可能である。
図3に示すように、液体画像形成装置は、給紙手段1、垂直搬送路2、レジストローラ対3、ベルト搬送手段4、第1の画像形成手段5、第2の画像形成手段6、第3の画像形成手段7、第4の画像形成手段8、2次転写手段9、定着手段10、排出搬送路11、排出トレイ14等から構成されている。給紙手段1は、給紙カセット1aと、ピックアップローラ1bとを備え、給紙カセット1a内の紙Pをピックアップローラ1bにて、垂直搬送路2へ搬送する。垂直搬送路2は、搬送されてきた紙Pをレジストローラ対3を介して2次転写手段9へ搬送する。紙Pは、記録媒体に相当する。
ベルト搬送手段4は、駆動ローラ41と、従動ローラ42と、この2つのローラに亘って掛け渡された無端状の中間転写ベルト43とからなる。中間転写ベルト43は、テンションローラ44にて適度なテンションを保っている。そして、この状態で、駆動ローラ41は図示しない駆動モータからその駆動力を伝達され、各画像形成手段における像担持体としての感光体ドラム51の外周速度とベルト搬送手段4の中間転写ベルト43の外周速度が等速になるように駆動されるようになっている。中間転写ベルト43は、中間転写体に相当する。
図3に示す第1〜第4の画像形成手段5〜8は、図中左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用のものであり、全てほぼ同じ構成のユニットである。ここでは、説明の便宜上、画像形成に関して代表して図中左の第1の画像形成手段5の構成を、図1、図3を参照して説明する。又、図5を参照して後述する制御装置109に接続されるセンサ等の周辺機器や装置についても、第1の画像形成手段5に関係するものとして、代表して図示して説明するが、制御装置109には他の画像形成手段に関しての周辺機器についても同様に接続され、同様の構成を備えていると理解されたい。なお、他の画像形成手段においては、第1の画像形成手段5の構成と同一構成については同一符号を付す。
第1の画像形成手段5は、感光体ドラム51、主帯電装置52、LPH(LED PRINT HEAD)53、液体現像装置54、1次転写手段55、クリーニング手段56、除電ランプ57から構成され、樹脂でできた筐体に組み付けることにより1つのユニットとなり、図示しない装置本体に取り付けられている。
感光体ドラム51はアモルファス・シリコンドラムを用いており、現像位置での暗電位はおよそ300Vになるよう前記主帯電装置52により帯電される。この帯電した感光体ドラム51の表面にLPH53が画像情報に応じた光を照射することにより感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。
液体現像装置54は、トナー70tと絶縁キャリア液(以下、単にキャリア液70cという)からなる液体現像剤を所定の濃度になるように撹拌・混合して用い、現像ローラ72でこの液体現像剤を感光体ドラム51の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより感光体ドラム51にトナー像を形成(顕像)するものである。感光体ドラム51の暗電位が300Vで、現像バイアスは200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。即ち、暗電位は画像白部に相当し、露光後電位は画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位である。上記のように形成された静電潜像が現像(顕像)されたトナー像は、前記1次転写手段55とのニップにおいて、前記ベルト搬送手段4の中間転写ベルト43に転写される。前記1次転写手段55は本実施形態では転写ローラを用いており、前記感光体ドラム51の表面電位とは逆極性の電圧が−200〜−1300Vの範囲に設定され、印加されるようになっている。
感光体ドラム51上の転写されなかった転写残液体現像剤は、次のプロセスのクリーニング手段56のクリーニングブレード60により掻き落とされる。感光体ドラム51は表面の残留電位を下げて均一にすべく除電ランプ57により除電されて、その後は次の一連のプロセスに備える。このように画像形成する場合の電位設定は、感光体ドラム51の特性、トナー70tの性能、環境に応じて最適な値は変わるものである。液体画像形成装置は、上記第1の画像形成手段5と同様の方法で、第2〜第4の画像形成手段6〜8でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像を感光体ドラム上に現像し、中間転写ベルト43上に順次繰り返し、ずれなく転写することでフルカラー画像の形成を行う。
ここで、クリーニング手段について説明する。クリーニング手段56は、回収された転写残液体現像剤を収容するクリーニングケース61を備えている。クリーニングケース61の内部には、クリーニングローラ62、クリーニングブレード60及び搬送スクリュー63等が設けられている。クリーニングローラ62は、感光体ドラム51に対し圧接されていて、図示しない駆動モータにより、接点部において感光体ドラム51と同方向に回転駆動されている。クリーニングブレード60は、該クリーニングローラ62よりも下方において、感光体ドラム51に対しカウンタ当接することにより、感光体ドラム51上の転写残液体現像剤を回収除去し、感光体ドラム51を次の画像形成工程に備えさせる。搬送スクリュー63はクリーニングケース61の下部においてクリーニングブレード60で掻き取られた転写残液体現像剤を、廃液タンク101(図3及び図4参照)に搬送する。
次に、転写後の画像形成を図3を参照して説明する。
2次転写手段9は、本実施形態では、2次転写ローラからなる。2次転写手段9は、垂直搬送路2上の2次転写位置に配置されている。2次転写位置は2次転写手段9が駆動ローラ41と対向するとともに、中間転写ベルト43に対して圧接する位置である。この2次転写手段9には、2次転写バイアスが印加されており、2次転写手段9により、中間転写ベルト43から、垂直搬送路2及びレジストローラ対3を介して搬送されてきた紙Pにフルカラー画像が2次転写される。この後、フルカラー画像が2次転写された紙Pは、中間転写ベルト43から分離され、定着手段10に搬送される。定着手段10は、第1定着ローラ10a、第2定着ローラ10bを備えている。各定着ローラには、図示しない定着ヒータが内蔵され、同定着ヒータは定着に必要な所定の温度に制御されている。この温度により、両ローラにて圧接されて通過する紙P上にフルカラー画像の定着処理がされる。そして、紙Pは、定着手段10で定着処理がなされた後に排出搬送路11を介して排出トレイ14に排出される。
中間転写クリーニングユニット12は、クリーニングケース12c内に中間転写クリーニングローラ12a、中間転写クリーニングブレード12b、及び搬送スクリュー12dとを備えている。中間転写クリーニングローラ12aは、中間転写ベルト43に対して圧接されていて、図示しない駆動モータにより中間転写ベルト43の回転方向と接点部において同方向に回転されている。中間転写クリーニングブレード12bは、中間転写ベルト43の移動方向における中間転写クリーニングローラ12aの位置から下流側にて、中間転写ベルト43に対しカウンタ当接することにより、中間転写ベルト43上の転写残液体現像剤を回収除去する。搬送スクリュー12dはクリーニングケース12cの下部において中間転写クリーニングブレード12bで掻き取られた転写残液体現像剤を回収する。
次に、図1を参照して、液体現像装置54の具体的構成について説明する。
本実施形態に係る液体現像装置54は、液体現像剤70等を収容する貯溜容器71を備えている。液体現像剤貯溜容器71は、液体現像剤を貯溜する貯溜室71A、回収したキャリア液を貯溜する回収キャリア液貯溜室71B、回収したトナーを貯溜する回収トナー貯溜室71Cを備えている。貯溜室71A及び回収キャリア液貯溜室71Bは、外殻壁92aと隔壁92bにて囲まれた空間で形成されており、両者は、隔壁92bを介して、図1に示すように、区分されている。
貯溜室71Aには、液体現像剤担持体としての現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74、ドクタブレード75、及び現像クリーニングブレード76が設けられている。
本実施形態では、現像ローラ72の表面には、低硬度の弾性層を有している。現像ローラ72の弾性層の表面硬度としては、例えばJIS−A硬度で30度以下が好ましい。弾性層は、例えば、シリコンゴム等により形成することができる。現像ローラ72が低硬度の弾性層を有すると、所定幅のニップ部を形成するため、現像ローラ72の表面に対するクリーニングローラ86の線荷重を小さくすることができる。従って、該ニップ部に働く摩擦力を小さくできるため、後述するクリーニングローラ86を駆動するトルクを小さくできる。
現像ローラ72、塗布ローラ73、及び汲み上げローラ74は、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して駆動モータ(ともに図示しない)により回転駆動される。
液体現像剤70は、シリコンオイル等の非極性、すなわち、電気的に中性の溶媒であるキャリア液70c中にトナー70tが高濃度で分散するように調整されている。前記トナー70tは、着色剤、樹脂(バインダー)や必要に応じて帯電制御剤を含んでいる。前記樹脂(バインダー)は、前記着色剤に吸着し、キャリア液70cによく分散して、吸着された着色剤に正又は負の電荷を付与する。本実施形態では、トナー70tは、前記樹脂(バインダー)によりプラス電位(正)に荷電されている。なお、前記キャリア液70cとしては、イソパラフィン系溶剤(例えば、アイソパーG(エクソン社製))、高級脂肪酸エステル、シリコンオイル等がある。汲み上げローラ74は液体現像剤70にその一部が浸かっており、塗布ローラ73に対して接触回転することにより、汲み上げた液体現像剤70を塗布する。
そして、塗布ローラ73は、液体現像剤70を現像ローラ72上に塗布することにより、現像ローラ72上に液体現像剤70の薄層を形成する。感光体ドラム51上の現像領域においては、この液体現像剤70によって静電潜像が現像される。又、現像後、現像ローラ72上に残留した液体現像剤70は,後述するクリーニング装置85によって現像ローラ72上から除去される。
又、図4に示すように、前記貯溜容器71には液体現像剤70のキャリア液70c中に含まれるトナー70tの濃度を検出するためのトナー濃度検出手段としてのトナー濃度センサ107が配設されている。又、前記貯溜容器71には液体現像剤70の液位(液面の高さ)を検出するための液位検出手段としての液位センサ108が配設されている。
(クリーニング装置85)
次に、クリーニング装置85について説明する。
クリーニング装置85は、クリーニングローラ86、現像クリーニングブレード76、トナー搬送スクリュー87、キャリア搬送スクリュー88、ローラクリーニングブレード89を備えている。ここで、現像クリーニングブレード76は、第1クリーニングブレードに相当し、ローラクリーニングブレード89は、第2クリーニングブレードに相当する。又、現像ローラ72は、クリーニング対象物に相当する。
クリーニングローラ86は、図1に示すように貯溜容器71の上部空間において、現像ローラ72の軸心方向と平行となるように配置されている。クリーニングローラ86は、現像ローラ72に対して当接され、現像ローラ72の回転に対して追従するトレイル方向で、図示しないモータ等の駆動源の駆動により回転する。なお、クリーニングローラ86の外周速度は、現像ローラ72の外周速度よりも大きい方が、クリーニングローラ86表面の液体現像剤のトナー70tを掻き取るのに好ましい。又、クリーニングローラ86の回転方向は、トレイル方向に限定するものではなく、カウンタ方向であってもよい。
本実施形態では、クリーニングローラ86は、ステンレス等の金属ローラ、すなわち、導電性のローラからなる。なお、クリーニングローラ86は、全体が金属ローラに限定するものではなく、内部は金属ローラにて形成し、その表面には導電性の弾性層を有するようにしてもよい。クリーニングローラ86は、クリーニング部材に相当する。
ローラクリーニングブレード89は、平板状をなし、クリーニングローラ86に対して、平行に配置されており、クリーニングローラ86の回転方向とはカウンタ方向となるように当接されている。ローラクリーニングブレード89のクリーニングローラ86に対して当接するエッジ(以下、当接エッジという)は、クリーニングローラ86の軸心O1を通る仮想水平面Aよりも、下方に位置するように配置されている。
このようにローラクリーニングブレード89をカウンタ方向に当接させることにより、トレイル方向から当接する場合に比して、ローラクリーニングブレード89とクリーニングローラ86の表面との密着度が高くなり、良好なクリーニング性能が得られる。そして、ローラクリーニングブレード89で掻き落とされたトナー70tは重力によって落下する。なお、ローラクリーニングブレード89のクリーニングローラ86に対する当接位置は、クリーニングローラ86表面の鉛直方向下側に近接するほど好ましい。又、ローラクリーニングブレード89の表面には、撥油剤、例えば、フッ素系撥油剤をコーティングするのが好ましい。撥油剤をコーティングすることにより、キャリア液70cを含むトナー70tは、ローラクリーニングブレード89の表面に付着しにくくなり、下方へ早期に流れ落とすことができる。なお、ローラクリーニングブレード89の厚みは、クリーニングローラ86への巻き込み防止及び好適なクリーニング圧を得るため、2〜3mm程度の厚さが好ましい。
前記ローラクリーニングブレード89の材質は、例えば、薄い金属薄板の先端部に薄いゴム板を接着したり、全体を金属板で形成してもよい。薄い金属薄板の先端部に薄いゴム板(本実施形態では、シリコーンゴム等の合成ゴムを採用)を接着した場合、十分な剛性を得ることができるため、ローラクリーニングブレード89に当接するゴム板の当接エッジにより、液体現像剤の滞留を減少させることが可能である。さらに、薄いゴム板にてクリーニングローラ86に接触することから、クリーニングローラ86に損傷を与えることがなく、安定したクリーニング性能を維持できる。
又、ローラクリーニングブレード89は、全体をゴム弾性体により構成してもよく、この場合は、例えばウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム等の材質で構成すると好ましい。
又、クリーニングローラ86の表面粗さは、本実施形態では、Ry1.6〜3.2(JIS B 0601(1994))の範囲が好ましい。この数値は、クリーニングローラ86の材質や、或いは、前記ローラクリーニングブレード89の材質にもよるが、本実施形態では、クリーニングローラ86として金属ローラを使用し、ローラクリーニングブレード89の材質(本実施形態では、シリコーンゴム等の合成ゴム)を限定した場合、上記値の範囲が好ましい。本実施形態の場合、表面粗さが、Ry1.6未満であると、ローラクリーニングブレード89との摩擦力が大きくなって、びびり振動が大きくなり、最悪の場合、ローラクリーニングブレード89の巻上がりが発生する虞があり好ましくない。又、表面粗さが、Ry3.2を越えると、クリーニングローラ86表面のクリーニング不良の発生や、ローラクリーニングブレード89の当接エッジの摩耗を促進するため好ましくない。
前記クリーニングローラ86はバイアス印加回路90により、バイアスが印加されるようにされている。バイアス印加回路90は、バイアス印加手段に相当する。
バイアス印加回路90は、例えば定電流電源や、定電圧電源よりなる。バイアス印加回路90は、制御装置109により制御されて、クリーニングローラ86に対して現像ローラ72に印加されている現像バイアスよりも、低電位のバイアスを印加するようにされている。本実施形態では、現像バイアスは200Vとされているため、バイアス印加回路90によりクリーニングローラ86に印加される電位は、200Vよりも低い電位である。バイアス印加回路90が定電流電源にした場合には、現像ローラ72の表面電位に対する電位差が常に一定となる状態に制御されるので、定電圧電源を用いた場合と比較して、現像ローラ72の電位レベルや極性によるムラやクリーニング不良の発生が確実に防止できる効果がある。なお、バイアス印加回路90は、トナー70tとは逆極性のバイアス、例えばトナー70tが正に帯電されている場合には、クリーニングローラ86には負のバイアス電圧が印加されるようにしてもよい。
上記のように、クリーニングローラ86に対して現像ローラ72に印加されている現像バイアスよりも、低電位のバイアスを印加するようにされていることにより、トナー70tが電界の作用により、クリーニングローラ86に吸着されて現像ローラ72上から除去される(図2参照)。
又、ガイド壁91は、貯溜容器71の上部側壁内側面から延出されており、その先端は、図2に示すようにクリーニングローラ86の軸心O1の鉛直下方近傍まで延びている。ガイド壁91の上面は、先端から基端側に順に並ぶように受け面91a,ガイド面91b,底面91cを備えている。ガイド壁91と、貯溜容器71の上部側壁内側面にて囲まれる空間により、回収トナー貯溜室71Cが形成されている。
受け面91aは、ローラクリーニングブレード89の当接エッジの下方に位置するとともに、ガイド壁91の先端エッジを通過する仮想水平面Bよりも底面91c側に向かう斜面とされている。受け面91aは、ローラクリーニングブレード89から落下した液体現像剤のトナー70tを受け取り、その斜面により、ガイド面91bへ誘導する。ガイド面91bは、受け面91aの仮想水平面Bに対する角度よりも大きな角度をなす斜面となっており、受け面91aからの液体現像剤のトナー70tを底面91c側へ誘導する。
トナー搬送スクリュー87は、回収トナー貯溜室71C内において、クリーニングローラ86と平行に配置されている。トナー搬送スクリュー87は、モータ等の駆動源M1(図5参照)により駆動されて、回収トナー貯溜室71Cに貯溜されたトナー70tを廃棄管110を介して、廃液タンク101に搬送可能である。ここで、廃液タンク101は、トナー廃棄手段に相当する。又、トナー搬送スクリュー87は、トナー搬送手段に相当する。
現像クリーニングブレード76は、隔壁92bの上端部に対して、ブラケット76aを介して取付固定されている。現像クリーニングブレード76は、現像ローラ72の回転方向において、クリーニングローラ86よりも下流側に配置されている。現像クリーニングブレード76は、平板状をなし、現像ローラ72に対して、平行に配置されており、現像ローラ72の回転方向とはカウンタ方向となるように当接されている。現像クリーニングブレード76の現像ローラ72に対して当接するエッジ(以下、当接エッジという)は、現像ローラ72の軸心O2を通る仮想水平面Cよりも、上方に位置するように配置されている。
このように現像クリーニングブレード76をカウンタ方向に当接させることにより、トレイル方向から当接する場合に比して、現像クリーニングブレード76と現像ローラ72の表面との密着度が高くなり、良好なクリーニング性能が得られる。
現像クリーニングブレード76の材質は、例えば、薄い金属薄板の先端部に薄いゴム板を接着したり、全体を金属板で形成してもよい。薄い金属薄板の先端部に薄いゴム板(本実施形態では、シリコーンゴム等の合成ゴムを採用)を接着した場合、十分な剛性を得ることができるため、現像クリーニングブレード76に当接するゴム板の当接エッジにより、液体現像剤の滞留を減少させることが可能である。さらに、薄いゴム板にて現像ローラ72に接触することから、現像ローラ72に損傷を与えることがなく、安定したクリーニング性能を維持できる。
そして、現像クリーニングブレード76で掻き落とされた液体現像剤のキャリア成分であるキャリア液70cは、現像クリーニングブレード76の上面に乗り移り、ブラケット76aを介して回収キャリア液貯溜室71Bに貯溜される。
キャリア搬送スクリュー88は、回収キャリア液貯溜室71Bの底部付近において、クリーニングローラ86と平行に配置されている。キャリア搬送スクリュー88は、モータ等の駆動源M2(図5参照)により駆動されて、回収キャリア液貯溜室71Bに貯溜されたキャリア液70cを還流管路69を介して、貯溜室71A又は廃液タンク101に移送可能である。
次に、図4を参照してトナー液供給経路、キャリア液供給経路及び回収したキャリア液70cの還流経路、第1トナー廃棄経路,及び第2トナー廃棄経路を説明する。
トナー液供給経路及びキャリア液供給経路は第1〜第4の画像形成手段5〜8の液体現像装置54に補給用のトナー液及びキャリア液を供給するためのものである。又、キャリア液70cの還流経路は、回収キャリア液貯溜室71Bに貯溜したキャリア液70cを
貯溜室71Aに戻すためのものである。
第1トナー廃棄経路は、クリーニング手段56が回収した転写残液体現像剤を廃棄するためのものであり、クリーニングケース61と廃液タンク101間に接続された廃棄管111にて構成されている。そして、搬送スクリュー63は、クリーニングケース61内において、図示しないモータ等の駆動源により、転写残液体現像剤を廃棄管111を介して、廃液タンク101に搬送可能である。
第2トナー廃棄経路は、中間転写クリーニングユニット12の転写残液体現像剤を回収して廃棄するためのものである。第2トナー廃棄経路は、クリーニングケース12cと廃液タンク101間を連結した管路99にて構成されている。中間転写クリーニングユニット12は、廃液タンク101よりも上方に配置されており、搬送スクリュー12dにて回収された転写残液体現像剤は管路99を介して、自重落下により、廃液タンク101に廃棄される。
ベルト搬送手段4の上方には、第1〜第4の収容容器81〜84が配置されている。第1〜第4の収容容器81〜84は、図4中、左側からブラック、マゼンタ、シアン、イエロー用のものである。第1の収容容器81には、液体現像剤70よりも濃縮された補充用の液体現像剤が貯溜されている。なお、説明の便宜上、濃縮された液体現像剤は、濃度調整された液体現像剤70と区別するために、以後、トナー液という。
第1の収容容器81のトナー液供給経路は、第1の収容容器81と貯溜容器71の貯溜室71Aに連通接続された管路94と、管路94に設けられたトナーポンプ95とから構成されている。そして、貯溜容器71内のトナー濃度が低下したときに、トナーポンプ95が駆動制御されて、第1の収容容器81から、貯溜容器71に補充用のトナー液が供給される。
又、回収キャリア液貯溜室71Bと、液体現像装置54の貯溜容器71の貯溜室71A間には、還流経路としての還流管路69が接続されている。キャリア搬送スクリュー88の駆動により、回収されたキャリア液70cは、還流管路69を介して液体現像装置54の貯溜室71Aに還流される。ここで、還流管路69は、リサイクル手段に相当し、キャリア搬送スクリュー88は、キャリア搬送手段に相当する。
前記還流管路69の途中には廃棄管路106が分岐接続され、回収されたキャリア液70cを、前記廃液タンク101に導くようになっている。前記還流管路69と廃棄管路106の分岐部には、電磁切換弁105が配設され、回収されたキャリア液70cを液体現像装置54の貯溜室71A又は廃液タンク101に切り換えて供給するようにしている。
キャリア液タンク100は、第1の収容容器81と隣接して、ベルト搬送手段4の上方に位置するように液体画像形成装置の本体フレーム(図示略)に対して着脱自在に取り付けられている。第1の収容容器81対応するキャリア液供給経路は、キャリア液タンク100に連結された本管96と、同本管96から分岐されるとともに貯溜容器71の貯溜室71Aに連通接続された分岐管97と、分岐管97に設けられたキャリアポンプ98とから構成されている。
貯溜室71Aの液体現像剤70が不足したときに、キャリアポンプ98が駆動制御されて、キャリア液タンク100から、貯溜容器71にキャリア液が供給される。
第2〜第4の収容容器82〜84は、第1の収容容器81の構成と同じである。又、第2〜第4の収容容器82〜84のトナー液供給経路と、キャリア液供給経路、還流経路及び第1トナー廃棄経路は、第1の収容容器81のトナー液供給経路、キャリア液供給経路、還流経路及び第1トナー廃棄経路と同様の構成である。このため、同一の構成については同一符号を付して説明を省略する。
次に、前記貯溜容器71内の液体現像剤70のトナー濃度を制御したり、各種ポンプの駆動制御や、電磁切換弁105を切換制御する機能を備えた制御手段としての制御装置109について説明する。
コンピュータを備えた制御装置109には、前記トナー濃度センサ107による液体現像剤70のトナー濃度の検出値が入力されるようになっている。又、前記制御装置109には液位センサ108による液体現像剤70の液位の検出値が入力されるようになっている。前記制御装置109には図示しない駆動回路を介して前記トナーポンプ95、キャリアポンプ98、電磁切換弁105、駆動源M1及び駆動源M2等が接続されており、駆動制御可能である。
次に、本実施形態の液体画像形成装置の作用について説明する。
液体画像形成装置では、図示しない入力手段から印字信号が入力されると、給紙手段1、垂直搬送路2、レジストローラ対3、ベルト搬送手段4、第1〜第4の画像形成手段5〜8、2次転写手段9、定着手段10等が作動されて、紙Pに対して印字が行われる。
この紙Pに対する印字動作の中で、液体現像装置54を用いて、感光体ドラム51の表面に液体現像剤70を転写する作業中は、液体現像剤70のトナー濃度がトナー濃度センサ107によって検出され、その検出値が制御装置109に入力される。このトナー濃度検出値の変動によって、制御装置109の制御により、トナーポンプ95又はキャリアポンプ98は適宜駆動されて、補給用のトナー液(濃縮された液体現像剤)とキャリア液が適宜補給される。又、制御装置109の制御により、電磁切換弁105が切換制御されるとともに、駆動源M2が制御されてキャリア搬送スクリュー88が駆動されることにより、回収キャリア液貯溜室71Bのキャリア液70cが、リサイクルされる。すなわち、キャリア搬送スクリュー88の駆動により、還流管路69を介して、回収キャリア液貯溜室71Bから、貯溜室71Aにキャリア液70cが還流される。
還流されたこのキャリア液70cや、キャリア液タンク100から補給されたキャリア液やトナー液(濃縮された液体現像剤)により、貯溜室71Aの液体現像剤70のトナー濃度が適正濃度に調整される。
なお、トナー濃度センサ107の検出値に基づいて、制御装置109は、液体現像剤70が適正濃度に調整されたことを判定したときは、トナーポンプ95や、キャリアポンプ98の駆動を停止制御するとともに、電磁切換弁105を切換制御して、キャリア液70cの還流を停止する。
又、液位センサ108による液体現像剤70の液位検出値が制御装置109に入力されて、液位が不足していると制御装置109が判定すると、この液位検出値に基づいて制御装置109の制御によりトナーポンプ95、キャリアポンプ98が駆動されて、又は、電磁切換弁105が切換制御され。この結果、補給用のトナー液とキャリア液や、還流のためのキャリア液70cが適宜補給され、液体現像剤70の液位が適正液位に調整される。そして、液位センサ108による液体現像剤70の液位検出値が設定値を超えると、制御装置109は、トナーポンプ95や、キャリアポンプ98の駆動を停止制御するとともに、電磁切換弁105を切換制御して、キャリア液70cの還流を停止する。この結果、液体現像剤70の貯溜容器71内でのオーバーフローを防止することができる。
本実施形態のクリーニング装置85は、クリーニングローラ86に対して現像ローラ72に印加されている現像バイアスよりも、低電位のバイアスを印加するようにされていることにより、トナー70tが電界の作用により、クリーニングローラ86に吸着されて現像ローラ72上から除去できる(図2参照)。
この結果、現像クリーニングブレード76の現像ローラ72に対する圧接力や、圧接角度を低減できる。そして、現像クリーニングブレード76のスティックスリップを低減できるため、ジッタ画像や、クリーニング不良、フィルミングのない鮮明な画像を得ることができる。又、本実施形態では、クリーニング装置85内において、トナー70t(トナー成分)とキャリア液70c(キャリア成分)を分離することができるため、分離装置を別途用意する必要がなく、該分離装置の収納スペースも必要でないため、液体画像形成装置全体を小型化できる効果がある。
本実施形態では、クリーニングローラ86が吸着したトナー70tをローラクリーニングブレード89により回収し、トナー搬送スクリュー87がトナー70tを廃液タンク101に搬送できるため、トナー70tを容易に現像ローラ72表面の液体現像剤70から分離して廃棄することができる。
さらに、本実施形態では、現像クリーニングブレード76により回収したキャリア液70cを、キャリア搬送スクリュー88により還流管路69へ搬送することができるため、分離したキャリア液70cを容易に再使用することができる。
又、本実施形態では、表面に弾性層を有する現像ローラ72に対して、金属ローラからなるクリーニングローラ86を当接しても、弾性層にてクリーニングローラ86を受けることができるため、現像ローラ72が傷つくことがない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図6を参照して説明する。
なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略し、異なるところを中心にして説明する。
第2実施形態の液体画像形成装置のクリーニング装置は、第1実施形態の構成において、中間転写クリーニングユニット12の構成を変更して構成したものであり、他の構成は、同一である。すなわち、第2実施形態では、中間転写クリーニングユニット12は、クリーニング装置に相当し、クリーニング対象物は、中間転写ベルト43に相当する。
中間転写クリーニングローラ12aは、その表面には導電性を有するとともに低硬度の弾性層120を有する金属ローラにて構成されている。弾性層の表面硬度としては、例えばJIS−A硬度で30度以下が好ましい。低硬度の弾性層を有すると、所定幅のニップ部を形成するため、従動ローラ42と協働して挟み付ける中間転写ベルト43に対する中間転写クリーニングローラ12aの線荷重を小さくすることができる。従って、該ニップ部に働く摩擦力を小さくでき、中間転写クリーニングローラ12aを駆動するためのトルクを小さくできる。中間転写クリーニングローラ12aは、クリーニング部材に相当する。又、従動ローラ42は、第1実施形態では説明をしなかったが金属ローラにて形成されている。
前記中間転写クリーニングローラ12a、及び従動ローラ42には、それぞれバイアス印加回路121,122により、バイアスが印加されるようにされている。バイアス印加回路121は、バイアス印加手段に相当する。
バイアス印加回路121,122は、例えば定電流電源や、定電圧電源よりなる。バイアス印加回路121は、制御装置109により制御されて、中間転写クリーニングローラ12aに対し、従動ローラ42にバイアス印加回路122により印加されているバイアスよりも、低電位のバイアスを印加するようにされている。バイアス印加回路122により、従動ローラ42に印加されているバイアスは200Vとしており、バイアス印加回路121により中間転写クリーニングローラ12aに印加される電位は、200Vよりも低い電位(例えば、100V)である。
上記のように、中間転写クリーニングローラ12aに対して従動ローラ42に印加されているバイアスよりも、低電位のバイアスを印加するようにされていることにより、中間転写ベルト43上のトナー70tが電界の作用により、中間転写クリーニングローラ12aに吸着されて中間転写ベルト43上から除去される。
なお、上記の構成に代えて、バイアス印加回路122を省略し、バイアス印加回路121にて、トナー70tとは逆極性のバイアス、例えばトナー70tが正に帯電されている場合には、中間転写クリーニングローラ12aには負のバイアス電圧が印加されるようにしてもよい。この場合にも、トナー70tは、電界の作用により中間転写クリーニングローラ12a表面に吸着され、ローラクリーニングブレード124により、回収される。
第2クリーニングブレードとしてのローラクリーニングブレード124は、平板状をなし、中間転写クリーニングローラ12aに対して、平行となるように、クリーニングケース12cに取付け配置されており、中間転写クリーニングローラ12aの回転方向とはカウンタ方向となるように当接されている。
中間転写クリーニングローラ12aに対して当接するローラクリーニングブレード124の当接エッジは、中間転写クリーニングローラ12aの軸心O3を通る仮想水平面よりも、下方に位置するように配置されている。このようにローラクリーニングブレード124をカウンタ方向に当接させることにより、トレイル方向から当接する場合に比して、ローラクリーニングブレード124と中間転写クリーニングローラ12aの表面との密着度が高くなり、良好なクリーニング性能が得られる。
そして、ローラクリーニングブレード124で掻き落とされたトナー70tは重力によって,ローラクリーニングブレード124の下方に設けられた回収トナー貯溜室130Bに落下する。又、ローラクリーニングブレード124の表面には、撥油剤、例えば、フッ素系撥油剤をコーティングするのが好ましい。撥油剤をコーティングすることにより、キャリア液70cを含むトナー70tは、ローラクリーニングブレード124の表面に付着しにくくなり、下方へ早期に流れ落とすことができる。なお、ローラクリーニングブレード124の厚みは、中間転写クリーニングローラ12aへの巻き込み防止及び好適なクリーニング圧を得るため、2〜3mm程度の厚さが好ましい。
前記ローラクリーニングブレード124の材質は、ローラクリーニングブレード89と同様である。
トナー搬送スクリュー125は、回収トナー貯溜室130B内において、中間転写クリーニングローラ12aと平行に配置されている。トナー搬送スクリュー125は、図示しないモータ等の駆動源により駆動されて、回収トナー貯溜室130Bに貯溜されたトナー70tを管路99を介して、廃液タンク101に搬送可能である。
第2実施形態では、廃液タンク101は、トナー廃棄手段に相当し、トナー搬送スクリュー125は、トナー搬送手段に相当する。
又、中間転写クリーニングブレード12bは、クリーニングケース12cに対して、ブラケット12eを介して取付固定されている。中間転写クリーニングブレード12bは、従動ローラ42(すなわち、中間転写ベルト43)の回転方向において、中間転写クリーニングローラ12aよりも下流側に配置されている。
中間転写クリーニングブレード12bは、平板状をなし、従動ローラ42に対して、平行に配置されており、従動ローラ42の回転方向とはカウンタ方向となるように中間転写ベルト43に当接されている。中間転写クリーニングブレード12bの中間転写ベルト43に対して当接する当接エッジは、従動ローラ42の軸心O4を通る仮想水平面よりも、下方に位置するように配置されている。
このように中間転写クリーニングブレード12bをカウンタ方向に当接させることにより、トレイル方向から当接する場合に比して、中間転写クリーニングブレード12bと中間転写ベルト43の表面との密着度が高くなり、良好なクリーニング性能が得られる。
中間転写クリーニングブレード12bの材質は、現像クリーニングブレード76と同様である。中間転写クリーニングブレード12bは、第1クリーニングブレードに相当する。
そして、中間転写クリーニングブレード12bで掻き落とされた液体現像剤のキャリア成分であるキャリア液70cは、中間転写クリーニングブレード12bの上面に乗り移り、ブラケット12eを介してクリーニングケース12cの下部に設けられた回収キャリア液貯溜室130Aに貯溜される。
搬送スクリュー12dは、回収キャリア液貯溜室130Aの底部付近において、中間転写クリーニングローラ12aと平行に配置されている。
搬送スクリュー12dは、図示しないモータ等の駆動源により駆動されて、回収キャリア液貯溜室130Aに貯溜されたキャリア液70cを連結管123を介して還流管路69に連結され、還流管路69を介して、貯溜室71A又は電磁切換弁105,廃棄管路106を介して廃液タンク101に移送可能である。すなわち、キャリア液70cはリサイクルが可能である。搬送スクリュー12dはキャリア搬送手段に相当する。
このように、第2実施形態では、中間転写体である中間転写ベルト43のクリーニング装置において、中間転写クリーニングブレード12bの中間転写ベルト43に対する圧接力や、圧接角度を低減できる。そして、中間転写クリーニングブレード12bのスティックスリップを低減できるため、ジッタ画像や、クリーニング不良、フィルミングのない鮮明な画像を得ることができる。又、第2実施形態では、中間転写クリーニングユニット12内において、トナー70t(トナー成分)とキャリア液70c(キャリア成分)を分離することができるため、分離装置を別途用意する必要がなく、該分離装置の収納スペースも必要でないため、液体画像形成装置全体を小型化できる効果がある。
第2実施形態では、中間転写クリーニングローラ12aが吸着したトナー70tをローラクリーニングブレード124により回収し、トナー搬送スクリュー125がトナー70tを廃液タンク101に搬送できるため、トナー70tを容易に中間転写ベルト43表面の液体現像剤70から分離して廃棄することができる。
さらに、本実施形態では、中間転写クリーニングブレード12bにより回収したキャリア液70cを、搬送スクリュー12dにより還流管路69へ搬送することができるため、分離したキャリア液70cを容易に再使用することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図7を参照して説明する。
なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略し、異なるところを中心にして説明する。又、図7は、図3に示している感光体ドラム51を見た方向とは180°反対方向から見たクリーニング装置の概略図である。
第3実施形態の液体画像形成装置のクリーニング装置は、第1実施形態の構成において、クリーニング手段56の構成を変更して構成したものであり、他の構成は、同一である。すなわち、第3実施形態では、クリーニング手段56は、クリーニング装置に相当し、クリーニング対象物は、感光体ドラム51に相当する。
クリーニングローラ62は、その表面には導電性を有するとともに低硬度の弾性層140を有する金属ローラにて構成されている。弾性層の表面硬度としては、例えばJIS−A硬度で30度以下が好ましい。低硬度の弾性層を有すると、所定幅のニップ部を形成するため、感光体ドラム51に対するクリーニングローラ62の線荷重を小さくすることができる。従って、該ニップ部に働く摩擦力を小さくでき、クリーニングローラ62を駆動するためのトルクを小さくできる。クリーニングローラ62は、クリーニング部材に相当する。
前記クリーニングローラ62には、バイアス印加回路141により、バイアスが印加されるようにされている。バイアス印加回路141は、バイアス印加手段に相当する。
バイアス印加回路141は、例えば定電流電源や、定電圧電源よりなる。バイアス印加回路141は、制御装置109により制御されて、クリーニングローラ62に対し、感光体ドラム51に印加されている暗電位よりも低電位のバイアスを印加するようにされている。
上記のように、クリーニングローラ62に対して感光体ドラム51に印加されているバイアスよりも、低電位のバイアスを印加するようにされていることにより、感光体ドラム51の残留液体現像剤のトナー70tが電界の作用により、クリーニングローラ62に吸着されて、感光体ドラム51上から除去される。
なお、上記の構成に代えて、バイアス印加回路141にて、トナー70tとは逆極性のバイアス、例えばトナー70tが正に帯電されている場合には、クリーニングローラ62には負のバイアス電圧が印加されるようにしてもよい。この場合にも、トナー70tは、電界の作用によりクリーニングローラ62表面に吸着され、ローラクリーニングブレード124により、回収される。
第2クリーニングブレードとしてのローラクリーニングブレード144は、平板状をなし、クリーニングローラ62に対して、平行となるように、クリーニングケース61に取付け配置されており、クリーニングローラ62の回転方向とはカウンタ方向となるように当接されている。
クリーニングローラ62に対して当接するローラクリーニングブレード144の当接エッジは、クリーニングローラ62の軸心O5を通る仮想水平面よりも、下方に位置するように配置されている。このようにローラクリーニングブレード144をカウンタ方向に当接させることにより、トレイル方向から当接する場合に比して、ローラクリーニングブレード144とクリーニングローラ62の表面との密着度が高くなり、良好なクリーニング性能が得られる。
そして、ローラクリーニングブレード144で掻き落とされたトナー70tは重力によって,ローラクリーニングブレード144の下方に設けられた回収トナー貯溜室150Bに落下する。又、ローラクリーニングブレード144の表面には、撥油剤、例えば、フッ素系撥油剤をコーティングするのが好ましい。撥油剤をコーティングすることにより、キャリア液70cを含むトナー70tは、ローラクリーニングブレード144の表面に付着しにくくなり、下方へ早期に流れ落とすことができる。なお、ローラクリーニングブレード144の厚みは、クリーニングローラ62への巻き込み防止及び好適なクリーニング圧を得るため、2〜3mm程度の厚さが好ましい。
前記ローラクリーニングブレード144の材質は、ローラクリーニングブレード89と同様である。
トナー搬送スクリュー145は、回収トナー貯溜室150B内において、クリーニングローラ62と平行に配置されている。トナー搬送スクリュー145は、図示しないモータ等の駆動源により駆動されて、回収トナー貯溜室150Bに貯溜されたトナー70tを廃棄管111を介して、廃液タンク101に搬送可能である。
第3実施形態では、廃液タンク101は、トナー廃棄手段に相当し、トナー搬送スクリュー145は、トナー搬送手段に相当する。
又、クリーニングブレード60は、クリーニングケース61に対して、ブラケット146を介して取付固定されている。クリーニングブレード60は、感光体ドラム51の回転方向において、クリーニングローラ62よりも下流側に配置されている。
クリーニングブレード60は、平板状をなし、感光体ドラム51に対して、平行に配置されており、感光体ドラム51の回転方向とはカウンタ方向となるように感光体ドラム51に当接されている。クリーニングブレード60の感光体ドラム51に対して当接する当接エッジは、感光体ドラム51の軸心O6を通る仮想水平面よりも、下方に位置するように配置されている。クリーニングブレード60は、第1クリーニングブレードに相当する。
このようにクリーニングブレード60をカウンタ方向に当接させることにより、トレイル方向から当接する場合に比して、クリーニングブレード60と感光体ドラム51の表面との密着度が高くなり、良好なクリーニング性能が得られる。
クリーニングブレード60の材質は、現像クリーニングブレード76と同様である。
そして、クリーニングブレード60で掻き落とされた液体現像剤のキャリア成分であるキャリア液70cは、クリーニングブレード60の上面に乗り移り、ブラケット146を介してクリーニングケース61の下部に設けられた回収キャリア液貯溜室150Aに貯溜される。
搬送スクリュー63は、回収キャリア液貯溜室150Aの底部付近において、クリーニングローラ62と平行に配置されている。
搬送スクリュー63は、図示しないモータ等の駆動源により駆動されて、回収キャリア液貯溜室150Aに貯溜されたキャリア液70cを連結管147を介して還流管路69に連結され、還流管路69を介して、貯溜室71Aに、又は電磁切換弁105,廃棄管路106を介して廃液タンク101に移送可能である。すなわち、キャリア液70cはリサイクルが可能である。搬送スクリュー63はキャリア搬送手段に相当する。
このように、第3実施形態では、感光体ドラム51のクリーニング装置において、クリーニングブレード60の感光体ドラム51に対する圧接力や、圧接角度を低減できる。そして、クリーニングブレード60のスティックスリップを低減できるため、ジッタ画像や、クリーニング不良、フィルミングのない鮮明な画像を得ることができる。
又、第3実施形態では、クリーニングケース61内において、トナー70t(トナー成分)とキャリア液70c(キャリア成分)を分離することができるため、分離装置を別途用意する必要がなく、該分離装置の収納スペースも必要でないため、液体画像形成装置全体を小型化できる効果がある。
第3実施形態では、クリーニングローラ62が吸着したトナー70tをローラクリーニングブレード144により回収し、トナー搬送スクリュー145がトナー70tを廃液タンク101に搬送できるため、トナー70tを容易に感光体ドラム51表面の液体現像剤70から分離して廃棄することができる。
さらに、第3実施形態では、クリーニングブレード60により回収したキャリア液70cを、搬送スクリュー63により還流管路69へ搬送することができるため、分離したキャリア液70cを容易に再使用することができる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記の構成に変更してもよい。
○ 前記実施形態では、汲み上げローラ74を設けたが、汲み上げローラ74の代わりに、汲み上げポンプとしてもよい。
○ 第2実施形態では、中間転写体として、中間転写ベルト43で構成したが、中間転写ドラムに変更してもよい。
第1実施形態の液体画像形成装置における液体現像装置の概略図。 同じく要部を拡大した液体現像装置のクリーニング装置の概略図。 同じく液体画像形成装置を具体化した第1実施形態の概略図。 同じく液体画像形成装置のトナー液供給経路、キャリア液供給経路、還流経路及び第1、第2トナー廃棄経路を示す説明図。 同じく液体画像形成装置の電気的構成を示す電気ブロック図。 第2実施形態における中間転写ベルトのクリーニング装置の概略図。 第3実施形態における感光体ドラムのクリーニング装置の概略図。
符号の説明
12a…中間転写クリーニングローラ(クリーニング部材)
12b…中間転写クリーニングブレード(第1クリーニングブレード)
12d…搬送スクリュー(キャリア搬送手段)
43…中間転写ベルト(中間転写体,クリーニング対象物)
51…感光体ドラム(像担持体、クリーニング対象物)
60…クリーニングブレード(第1クリーニングブレード)
62…クリーニングローラ(クリーニング部材)
63…搬送スクリュー(キャリア搬送手段)
69…還流管路( リサイクル手段)
72…現像ローラ(液体現像剤担持体、クリーニング対象物)
76…現像クリーニングブレード(第1クリーニングブレード)
86…クリーニングローラ(クリーニング部材)
88…キャリア搬送スクリュー(キャリア搬送手段)
89…ローラクリーニングブレード(第2クリーニングブレード)
90,121,141…バイアス印加回路(バイアス印加手段)
101…廃液タンク(トナー廃棄手段)
124…ローラクリーニングブレード(第2クリーニングブレード)
125…トナー搬送スクリュー(トナー搬送手段)
144…ローラクリーニングブレード(第2クリーニングブレード)
145…トナー搬送スクリュー(トナー搬送手段)

Claims (4)

  1. 静電潜像を担持する像担持体に対して液体現像剤を供給する液体現像剤担持体と、前記液体現像剤担持体の表面に当接するローラ状のクリーニング部材と、前記クリーニング部材の下流側に設けられ前記液体現像剤担持体の表面に当接する第1クリーニングブレードを備え、トナー成分とキャリア成分を含む液体現像剤を前記液体現像剤担持体の表面から除去する液体画像形成装置のクリーニング装置において、
    前記クリーニング部材に対してバイアス印加するバイアス印加手段を備え、
    前記バイアス印加手段は、前記トナー成分を電界の作用で吸着するように、前記液体現像剤担持体に印加されている現像バイアスよりも低電位のバイアスを前記クリーニング部材に印加し、
    前記バイアス印加されたクリーニング部材にて、前記液体現像剤担持体の表面の液体現像剤から前記トナー成分を分離除去し、前記第1クリーニングブレードにて、前記クリーニング部材の下流側の前記液体現像剤担持体の表面のキャリア成分を除去すること
    前記クリーニング部材表面に当接し、該クリーニング部材が吸着した前記トナー成分を回収する第2クリーニングブレードと、前記第2クリーニングブレードにより回収した前記トナー成分を、トナー廃棄手段へ搬送するトナー搬送手段とを備えること
    を特徴とする液体画像形成装置のクリーニング装置。
  2. 前記第2クリーニングブレードにより回収した前記トナー成分を前記トナー搬送手段に誘導するガイド壁をさらに備え、前記トナー搬送手段は、前記ガイド壁により誘導された前記トナー成分を、トナー廃棄手段へ搬送することを特徴とする請求項1に記載の液体画像形成装置のクリーニング装置。
  3. 前記第1クリーニングブレードにより回収したキャリア成分を、リサイクルするリサイクル手段に搬送するキャリア搬送手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の液体画像形成装置のクリーニング装置。
  4. 前記液体現像剤担持体の表面は弾性層を有し、
    前記クリーニング部材を金属ローラで形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体画像形成装置のクリーニング装置。
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