JP2008268917A - 液体現像剤循環装置および画像形成装置 - Google Patents

液体現像剤循環装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像装置に供給する現像剤の濃度の調整を行いやすくする。
【解決手段】液体現像剤循環装置27は、回収機構29と、濃度調整機構36と、現像剤供給機構37とを備えている。回収機構29は、液体現像剤を回収する機構である。濃度調整機構36は、回収機構29によって回収した液体現像剤を所定の濃度に調整する機構である。現像剤供給装置37は、濃度調整機構36によって濃度調整された液体現像剤を現像装置14に供給する機構である。濃度調整機構36は、回収機構29によって回収された液体現像剤を貯留可能な第2回収容器271と、第2回収容器271に接続され、第2回収容器271から液体現像剤が供給される調整容器272とを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体現像剤循環装置、特に、現像装置から液体現像剤担持体に液体現像剤が供給されることで液体現像剤担持体に画像を形成可能な画像形成装置の液体現像剤循環装置および、画像形成装置に関する。
液体現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置は、液体現像剤を用いて用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙を収納する用紙収納部と、画像形成部に用紙を搬送する用紙搬送部と、画像が形成された用紙を排出可能な用紙排出部とを備えている。この画像形成装置では、用紙収納部に収納されている用紙が用紙搬送部によって画像形成部に搬送され、画像形成部で用紙に画像が形成された後に用紙排出部から用紙が外部に排出される。
このような画像形成装置には、画像形成に用いられない液体現像剤を回収し、再び利用する液体現像剤循環装置をさらに備えたものが存在する。この液体現像剤循環装置は、液体現像剤を担持可能な液体現像剤担持体及び現像装置から液体現像剤を回収する液体現像剤の回収機構と、回収した液体現像剤を貯留容器に貯留し、高濃度現像剤及びキャリア液によって貯留容器内の現像剤の濃度を調整する液体現像剤調整機構と、液体現像剤調整機構によって濃度が調整された液体現像剤を現像装置に供給する供給機構とを備えている(特許文献1参照)。
この液体現像剤循環装置では、液体現像剤の回収機構によって液体現像剤担持体及び現像装置の画像形成に用いられない液体現像剤を回収する。そして、液体現像剤調整機構によって回収した液体現像剤の濃度を調整し、供給機構によって現像装置に液体現像剤を供給する。
特開2003−167442号公報
特許文献1に記載の液体現像剤循環装置では、現像装置の現像剤及び液体現像剤担持体の液体現像剤が貯留容器に貯留される。このために、現像剤担持体及び現像装置から現像剤が供給される毎に貯留容器内の液体現像剤の量が変動し、貯留装置内の現像剤の濃度を調整するのが難しい。
本発明の課題は、現像装置に供給する現像剤の濃度の調整を行いやすくすることにある。
請求項1に係る液体現像剤循環装置は、現像装置から液体現像剤担持体に液体現像剤が供給されることで液体現像剤担持体に画像を形成可能な画像形成装置の液体現像剤循環装置であって、回収機構と、濃度調整機構と、現像剤供給機構とを備えている。回収機構は、液体現像剤を回収する機構である。濃度調整機構は、回収機構によって回収した液体現像剤を所定の濃度に調整する機構である。現像剤供給機構は、濃度調整機構によって濃度調整された液体現像剤を現像装置に供給する機構である。また、濃度調整機構は、回収機構によって回収した液体現像剤を貯留可能な貯留容器と、貯留容器に接続され、貯留容器から液体現像剤が供給される濃度調整容器とを有している。
この液体現像剤循環装置では、回収機構によって液体現像剤が回収される。回収された液体現像剤は、貯留容器に貯留され、貯留容器から濃度調整容器に液体現像剤が供給される。そして、濃度調整容器内で液体現像剤の濃度が調整され、濃度が調整された液体現像剤が現像装置に供給される。
ここでは、貯留容器に一旦、液体現像剤が貯留され、その後に濃度調整容器に液体現像剤に供給される。これにより、濃度調整容器での液体現像剤の濃度調整が、回収機構による液体現像剤の回収の影響を受けないようにすることができる。
請求項2に係る液体現像剤循環装置は、請求項1に記載の液体現像剤循環装置であって、回収機構は、現像装置から液体現像剤を回収可能な第1回収機構を有している。
ここでは、第1回収機構によって現像装置から液体現像剤を回収することができる。
請求項3に係る液体現像剤循環装置は、請求項2に記載の液体現像剤循環装置であって、回収機構は、液体現像剤担持体から液体現像剤を回収可能な第2回収機構を有する。
ここでは、第2回収機構によって液体現像剤担持体から液体現像剤を回収することができる。
請求項4に係る液体現像剤循環装置は、請求項3に記載の液体現像剤循環装置であって、濃度調整機構は、濃度調整容器に接続され、液体現像剤担持体に供給される液体現像剤よりも高濃度の液体現像剤を濃度調整容器に供給可能な高濃度現像剤供給装置と、濃度調整容器に接続され、濃度調整容器にキャリア液を供給可能なキャリア液供給装置とをさらに有している。
ここでは、高濃度現像剤とキャリア液とによって濃度調整容器内の液体現像剤の濃度を調整することができる。また、貯留容器に現像剤が十分に貯留されていない場合であっても濃度調整容器内で濃度が調整された液体現像剤を供給可能になる。
請求項5に係る液体現像剤循環装置は、請求項4に記載の液体現像剤循環装置であって、濃度調整機構は、濃度調整容器内の液体現像剤の固形分濃度を検出する濃度検出装置と、貯留容器の液体現像剤の量を検出可能な液量検出装置と、をさらに有している。
ここでは、濃度検出装置によって濃度調整容器内の現像剤の固形分濃度を検出できるために、濃度調整容器内の液体現像剤の濃度を精度良く調整できる。また、液量検出装置によって、貯留容器内の液体現像剤の量を検出することができる。
請求項6に係る液体現像剤循環装置は、請求項4に記載の液体現像剤循環装置であって、第2回収機構によって回収した液体現像剤からキャリア液を抽出するキャリア液抽出機構をさらに備える。
ここでは、キャリア液を抽出することができる。
請求項7に係る液体現像剤循環装置は、請求項6に記載の液体現像剤循環装置であって、キャリア液抽出機構によって抽出したキャリア液は、キャリア液供給装置に供給される。
ここでは、キャリア液を有効に再利用することができる。
請求項8に係る液体現像剤循環装置は、請求項4から7のいずれかに記載の液体現像剤循環装置であって、濃度調整機構は、回収機構によって回収された液体現像剤が所定量貯留されるまでは、高濃度現像剤供給装置からの液体現像剤とキャリア液供給装置からのキャリア液のみを用いて液体現像剤の濃度調整を行う。
ここでは、貯留容器に液体現像剤が貯留するまでに用いる濃度調整された液体現像剤を収容するための容器を別途、設けるスペースや接続配管が不要になり、装置全体がコンパクトになる。
請求項9に係る画像形成装置は、画像形成部と、回収機構と、濃度調整機構と、現像剤供給機構とを備えている。画像形成部は、現像装置と液体現像剤担持体とを有し、現像装置から液体現像剤担持体に液体現像剤が供給されることで液体現像剤担持体に画像を形成可能である。回収機構は、液体現像剤を回収する機構である。濃度調整機構は、回収機構によって回収した液体現像剤を所定の濃度に調整する機構である。液体現像剤供給機構は、濃度調整機構によって濃度調整された液体現像剤を現像装置に供給する機構である。濃度調整機構は、回収機構によって回収した液体現像剤を貯留可能な貯留容器と、貯留容器に接続され、貯留容器から液体現像剤が供給される濃度調整容器とを有している。
この画像形成装置では、回収機構によって液体現像剤が回収される。回収された液体現像剤は、貯留容器に貯留され、貯留容器から濃度調整容器に液体現像剤が供給される。そして、濃度調整容器内で液体現像剤の濃度が調整され、濃度が調整された液体現像剤が現像装置に供給される。
ここでは、貯留容器に一旦、液体現像剤が貯留され、その後に濃度調整容器に液体現像剤に供給される。これにより、濃度調整容器での液体現像剤の濃度調整が、回収機構による液体現像剤の回収の影響を受けないようにすることができる。 請求項10に係る画像形成装置は、請求項9に記載の画像形成装置であって、回収機構は、現像装置から液体現像剤を回収可能な第1回収機構を有している。
ここでは、第1回収機構によって現像装置から液体現像剤を回収することができる。
請求項11に係る画像形成装置は、請求項10に記載の画像形成装置であって、回収機構は、液体現像剤担持体から液体現像剤を回収可能な第2回収機構を有する。
ここでは、第2回収機構によって液体現像剤担持体から液体現像剤を回収することができる。
本発明では、回収された液体現像剤の濃度の調整を行いやすくすることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の画像処理装置の実施の一形態について説明する。なお、説明の便宜上、図面では部材の位置及び大きさ等は適宜強調して描かれている。また、以下の実施形態は、本発明の画像処理装置の一例として、プリンタを挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の画像処理装置は画像形成部を備えていればよく、コピー機、ファクシミリ機としての機能を有する所謂複合機(MFP、Multi Function Peripheral)やコピー機能のみを備えたものでもよい。以下に説明
するこれらの部材の具体的な構成や、その他の部材等については、適宜変更可能である。
1. 構成
1.1 全体構成
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置としてのカラープリンタ1を図1に示す。このカラープリンタ1は、画像形成部2と、用紙収納部3と、二次転写部4と、定着部5と、用紙搬送部6と、排出部7と、を備えている。画像形成部2は、画像データに基づいてトナー画像を形成するタンデム式のものである。用紙収納部3は、記録媒体の一例である用紙を収容する。二次転写部4は、画像形成部2で形成されたトナー画像を用紙上に転写する。定着部5は、用紙に転写されたトナー像を用紙に定着させる。用紙搬送部6は、用紙収納部3から排出部7まで用紙を搬送する。排出部7は、定着の完了した用紙を排紙する。
画像形成部2は、中間転写ベルト21と、クリーニング部22と、複数の画像形成ユニットFB、FY、FC、FMとを備える。
中間転写ベルト21は、導電性を有し、無端状、すなわちループ状の部材である。中間転写ベルト21は、図1、図2において矢印で示すように、時計回りに循環駆動される。中間転写ベルト21は、このカラープリンタ1において使用可能な最も大きな用紙の幅より幅広である。ここで、「幅」とは、用紙搬送方向に垂直な方向の長さをいう。また、以下、中間転写ベルト21の外側を向く面を表面と称し、他方の面を裏面と称する。なお、中間転写ベルト21は、駆動ローラ41と従動ローラ23とテンションローラ24に張架されている。図示しない駆動モータの駆動によって駆動ローラ41が回動すると、中間転写ベルト21が駆動される。また、中間転写ベルト21が駆動されると、従動ローラ23、テンションローラ24が、中間転写ベルト21に対して従動回転する。なお、テンションローラ24は中間転写ベルト21が弛まないように適切な張力を中間転写ベルト21に付与する部材である。
クリーニング部22は、中間転写ベルト21のクリーニングを行う。クリーニング部22は、クリーニングローラ22aとクリーニングブレード22bを有する。
画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、中間転写ベルト21の近傍に4つ並べて中間転写ベルト21のクリーニング部22と二次転写部4との間に配置される。画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色にそれぞれ対応している。なお、各画像形成ユニットFB、FY、FC、FMの配置の順番はこの限りではないが、各色の混色による完成画像への影響を配慮すると、この配置が好ましい。
また、各画像形成ユニットFB、FY、FC、FMに対応して、それぞれ液体現像剤循環装置LB、LY、LC、LM、トナータンクTB、TY、TC、TM、及び、メインキャリアタンクMTが設けられており、各色の液体現像剤の供給、並びに回収が行われるようになっている。液体現像剤循環装置LB、LY、LC、LMについては後に詳述する。
図2に示すように、画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、感光体ドラム10と、帯電装置11と、露光装置12と、現像装置14と、一次転写ローラ20と、クリーニング装置26と、除電装置13と、キャリア液除去ローラ30とを備える。また、画像形成ユニットのうち、最も二次転写部4に近い画像形成ユニットFBには、キャリア液除去ローラ30が設けられていないが、その他の構成は他の画像形成ユニットと同一である。
感光体ドラム10は、円柱状の部材であって、その表面に帯電(本実施形態ではプラス極性に帯電)したトナー像を担持可能である。なお、本実施形態では、プラス極性に帯電するトナーを用いている。感光体ドラム10は、図2において破線矢印で示すように、反時計回りに回転可能な部材である。
帯電装置11は、感光体ドラム10の表面を所定の極性・電位に一様に帯電させることができる装置である。
露光装置12は、LED等の光源を有し、外部の機器から入力される画像データに応じて、一様に帯電した感光体ドラム10の表面に光を照射する。これにより、露光部分の電荷が除去されて、感光体ドラム10の表面には、静電潜像が形成される。
現像装置14は、トナー及びキャリア液を含む液体現像剤を、感光体ドラム10表面の静電潜像に対向するように保持することで、静電潜像にトナーを付着させる。これにより、静電潜像はトナー像として現像される。
現像装置14は、現像容器140、現像ローラ141、供給ローラ142、支持ローラ143、供給ローラブレード144、現像クリーニングブレード145、現像剤回収装置146及び現像ローラ帯電器147を含む。
現像容器140は、トナーとキャリア液からなる液体現像剤の供給を受ける容器である。後述するが、この液体現像剤は、キャリア液に対するトナーの比率の調整が予め行われた状態で、供給ノズル278から現像容器140内へ供給される。なお、液体現像剤は、支持ローラ143のうち供給ローラ142と支持ローラ143とのニップ部近傍の部分に向けて供給される。供給された液体現像剤の余剰分は支持ローラ143の下方へ落下し、現像容器140の底部において貯留される。貯留された液体現像剤は、流路R2を通して液体現像剤循環装置によって回収される。
支持ローラ143は現像容器140の略中央に配置され、下方から支える態様で供給ローラ142に当接してニップ部を形成する。供給ローラ142は、支持ローラ143の斜め上に配置されており、供給ノズル278から離れる方向に支持ローラ143の直上からずれて配置されている。供給ローラ142の表面には、液体現像剤を保持するための溝が設けられている。図2において破線矢印で示すように、支持ローラ143は反時計方向に、供給ローラ142は時計方向に回転する。
供給ノズル278から供給される液体現像剤は、前記ニップ部の両ローラ142,143の回転方向上流側で一時的に滞留される。そして、両ローラ142、143の回転に伴って、供給ローラ142の溝に保持された状態で上方へ運ばれる。供給ローラブレード144は、供給ローラ142の表面に圧接され、供給ローラ142に保持される液体現像剤の量が所定量になるように液体現像剤の量を規制する。供給ローラブレード144により掻き落とされた余剰の液体現像剤は、現像容器140の底部において貯留される。貯留された液体現像剤は、流路R2を通して液体現像剤循環装置によって回収される。
現像ローラ141は、現像容器140の上部に設けられた開口部に、供給ローラ142と接するように配置されている。現像ローラ141は供給ローラ142と同方向に回転される。すなわち、現像ローラ141と供給ローラ142とが当接するニップ部では、現像ローラ141の表面は、供給ローラ142の表面と逆方向に移動する。これにより、現像ローラ141の表面に、供給ローラ142の表面に保持された液体現像剤が受け渡される。ここで、供給ローラ142の液体現像剤の層厚が所定値に規制されているので、現像ローラ141の表面に形成される液体現像剤層の層厚も所定値に保たれる。
現像ローラ帯電器147は、トナーの帯電極性と同極性の電界を与えることで、現像ローラ141に担持された液体現像剤層中のトナーを現像ローラ141の表面側に移動させる。これにより、現像効率を向上させる。現像ローラ帯電器147は、現像ローラ141と、供給ローラ142との接触部の回転方向下流側であって、現像ローラ141と感光体ドラム10との接触部の上流側において、現像ローラ141の表面に対向するように設けられている。
現像ローラ141は感光体ドラム10と接しており、感光体ドラム10の表面の静電潜像の電位と現像ローラ141に印加される現像バイアスとの電位差によって、トナーが、感光体ドラム10表面の静電潜像の内、露光装置12によって電荷が除去された部分に付着する。これにより、画像データに応じたトナー像が感光体ドラム10表面に形成される。
現像クリーニングブレード145は、現像ローラ141と感光体ドラム10との接触部の回転方向下流側であって、現像ローラ141と供給ローラ142との接触部の上流側において、現像ローラ141の表面に接触するように配置されている。現像クリーニングブレード145は、感光体ドラム10への現像動作を終えた現像ローラ141の表面の液体現像剤を除去する。
現像剤回収装置146は、現像クリーニングブレード145で除去された液体現像剤を回収して、液体現像剤循環装置の流路R1へ該液体現像剤を送り出す。液体現像剤は現像クリーニングブレード145の表面に沿って流下するが、液体現像剤の粘度が高いことから、現像剤回収装置146には液体現像剤の送り出しを補助する送り出しローラ34,35が備えられている。
一次転写ローラ20は、中間転写ベルト21の裏面に、感光体ドラム10と対向して配置されている。一次転写ローラ20には、図示しない電源からトナー像中のトナーとは逆極性(本実施形態ではマイナス)の電圧を印加されるようになっている。つまり、一次転写ローラ20は、中間転写ベルト21と接触している位置で、中間転写ベルト21にトナーと逆極性の電圧を印加する。中間転写ベルト21は導電性を有するので、この印加電圧によって、中間転写ベルト21の表面側及びその周辺にトナーが引き付けられる。
クリーニング装置26は、中間転写ベルト21に転写されずに感光体ドラム10に残留した液体現像剤を感光体ドラム10から除去するための装置であって、クリーニングブレード262と、搬送スクリュー261とを備えている。
クリーニングブレード262は、感光体ドラム10の表面に残留した液体現像剤を掻き取るための部材であって、感光体ドラム10の回転軸方向に延びる板状の部材である。クリーニングブレード262は、その端部が感光体ドラム10の表面に摺接しており、感光体ドラム10の回転に伴って感光体ドラム10上に残留した液体現像剤を掻き取る。
搬送スクリュー261は、クリーニング装置26内に配置されている。搬送スクリュー261は、クリーニングブレード262によって掻き取られ、クリーニング装置26内に収納された液体現像剤を第1回収容器279(図3参照)に搬送する。また、搬送スクリュー261は、後述のキャリア液除去ローラ30によって中間転写ベルト21から除去されてクリーニング装置26内に収納されたキャリア液も第1回収容器279(図3参照)に搬送する。
除電装置13は、除電用の光源を有し、感光体ドラム10の表面を光源からの光によって除電する。除電装置13は、次の画像形成に備えて、クリーニングブレード262によって感光体ドラム10の表面から液体現像剤が除去された後に除電を行う。
キャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10の回転軸と平行な回転軸を中心として回転可能な略円柱状の部材である。キャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10と同方向に回転する。キャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10と中間転写ベルト21とが接触する位置よりも二次転写部4が配置されている側に配置されており、中間転写ベルト21の表面からキャリア液を除去する部材である。キャリア液除去ローラ30によって除去されたキャリア液はクリーニング装置26内に収納される。
図1に戻って、用紙収納部3は、トナー像を定着させる用紙を収納する部分であって、カラープリンタ1の下部に配置されている。また、用紙収納部3は、用紙を収納している給紙カセット31と給紙ローラ32と分離ローラ対33とを有している。
二次転写部4は、中間転写ベルト21上に形成されたトナー像を用紙に転写する部分である。二次転写部4は、上述した一次転写ローラ20と共に、トナー像を用紙に転写する転写装置を構成している。二次転写部4は、中間転写ベルト21を駆動する駆動ローラ41と、二次転写ローラ42とを有している。二次転写ローラ42は、中間転写ベルト21を間に挟んで駆動ローラ41に向けて押圧されている。
定着部5は、用紙にトナー像を定着させる部分であって、二次転写部4の上側に配置されている。また、定着部5は、加熱ローラ51と、加圧ローラ52とを有している。加圧ローラ52は、加熱ローラ51に対向して配置されており、加熱ローラ51を押圧する。
用紙搬送部6は、複数の搬送ローラ対74とレジストローラ対75を備え、用紙収納部3から二次転写部4、定着部5、及び、排出部7に用紙を搬送する。なお、図1において一対の搬送ローラ対74のみが図示されているが、他の搬送ローラ対は、図1における紙面に垂直な方向に並んで配置されており、記載を省略している。
排出部7は、二次転写部4でトナー像が転写され定着部5で定着された用紙が排出される部分であって、複数の排出ローラ対71とカラープリンタ1の上面に設けられた排出トレイ72を有している。なお、図1においては一対の排出ローラ対71のみが図示されているが、他の排出ローラ対は、図1における紙面に垂直な方向に並んで配置されており、記載を省略している。
1.2 液体現像剤循環装置の構成
図3に液体現像剤循環装置LYの全体の概略を示す。液体現像剤循環装置LYは、液体現像剤を循環させ再利用するための装置である。ここでは、液体現像剤循環装置LYの構造について説明するが、他の液体現像剤循環装置LB、LM、LCも同様の構成である。液体現像剤循環装置LYによって循環される液体現像剤としては、現像クリーニングブレード145によって現像ローラ141の表面から掻き取られた現像剤(トナーとキャリア液との混合物)や、供給ローラ142から現像ローラ141に供給されなかった現像剤や、供給ノズル278から支持ローラ143に供給されたが余剰となった現像剤や、感光体ドラム10からクリーニング装置26によって掻き取られた現像剤がある。
液体現像剤循環装置LYは、第2回収容器271と、調整容器272と、固形分濃度検出装置273と、キャリアタンクCYと、トナータンクTYと、リザーブタンク277と、供給ノズル278と、第1回収容器279と、分離抽出装置82と、液面検知装置276と、複数のポンプP1〜P10と、液量検出センサ91〜95と、を備えている。
なお、ここでポンプP5と、第2回収容器271とによって第1回収機構291が構成されており、クリーニングブレード262と、第1回収容器279とによって第2現像剤回収機構292が構成されている。そして、この第1回収機構291と第2回収機構292とによって回収機構29が構成されている。また、貯留容器である第2回収容器271と、液量検出装置である液量検出センサ93と、濃度調整容器である調整容器272と、固形分濃度検出装置273と、トナータンクTYと、キャリアタンクCYと、液面検知装置276とによって濃度調整機構36が構成されている。リザーブタンク277と、ポンプ7と、供給ノズル278とによって現像剤供給機構37が構成されている。また、トナータンクTYとポンプP8の取り付けられた流路R6によって高濃度現像剤供給装置38が構成されている。
第2回収容器271は、現像装置14に流路R1によって接続されている。第2回収容器271は、現像装置14によって使用されず余剰となった現像剤を収納可能なタンクである。また、流路R1の途中にはポンプP1が取り付けられている。ポンプP1は、現像ローラ141の表面から掻き取られた液体現像剤を第2回収容器271に移動させる。また、第2回収容器271は、現像装置14の底部に流路R2によって接続されており、この流路R2にはポンプP5が取り付けられている。ポンプP5は、現像容器140から第2回収容器271へ液体現像剤を送る。
調整容器272は、第2回収容器271に接続されており、現像装置14に補給する現像剤を調合(トナー濃度調整)する部分である。調整容器272は第2回収容器271に流路R3によって接続されており、この流路R3にはポンプP2が取り付けられている。ポンプP2は、第2回収容器271から調整容器272に液体現像剤を送る。
固形分濃度検出装置273は、調整容器272内の液体現像剤のトナーの濃度を検出するための装置であって、調整容器272に接続されている環状の流路R4に接続されている。この環状の流路R4の固形分濃度検出装置273の上流側にはポンプP4が取り付けられている。ポンプP4は、流路R4に液体現像剤を循環させる。
キャリアタンクCYは、キャリア液を収納している。このキャリア液は、調整容器272内のトナー濃度を下げるために用いられる。また、キャリアタンクCYは調整容器272とポンプP3が取り付けられた流路R5によって接続されている。ポンプP3は、キャリアタンクCYから調整容器272へキャリア液を送る。なお、キャリアタンクCYと同様のキャリアタンクが他の液体現像剤循環装置LM、LC、LBにも、それぞれ設けられている。これらのキャリアタンクは、各色共通のメインキャリアタンクMT(図1参照)からキャリア液の供給を受ける。これらのキャリアタンクとメインキャリアタンクMTとは、図示しない各色用の分岐配管によって、それぞれ接続されている。また、各分岐配管には図示しないポンプが取り付けられている。そして、各キャリアタンクのキャリア液が所定量より低下すると、メインキャリアタンクMTから所定量のキャリア液が各キャリアタンクに送られるように構成されている。なお、キャリアタンクCYとポンプP3と流路R5とによって、調整容器272にキャリア液を供給可能なキャリア液供給装置を構成している。
トナータンクTYは、現像装置14で用いられる液体現像剤よりトナー濃度が高い高濃度の液体現像剤を収納している。この液体現像剤は調整容器272内のトナー濃度を上げるために用いられる。トナータンクTYは、調整容器272とポンプP8が取り付けられた流路R6によって接続されている。ポンプP8は、トナータンクTYから調整容器272へ上述した高濃度の液体現像剤を送る。
リザーブタンク277は、現像装置14に補給する液体現像剤が収納されるようになっている。リザーブタンク277は、調整容器272とポンプP6の取り付けられた流路R7によって接続されている。ポンプP6は、調整容器272からリザーブタンク277へ液体現像剤を送る。また、リザーブタンク277は、供給ノズル278にポンプP7の取り付けられた流路R8によって接続されている。ポンプP7は、リザーブタンク277から供給ノズル278に液体現像剤を送る。
供給ノズル278は、現像装置14に液体現像剤を供給するための装置である。
第1回収容器279は、クリーニング装置26によって感光体ドラム10から除去された液体現像剤を一時的に貯留するための容器である。
分離抽出装置82は、液体現像剤をトナーとキャリア液とに分離し、キャリア液とトナーとを別々に抽出するための装置である。分離抽出装置82は、流路R9によって第1回収容器279と接続されている。流路R9にはポンプP9が取り付けられており、第1回収容器279に貯留された液体現像剤を分離抽出装置82に送る。分離抽出装置82は、第1回収容器279から搬送される液体現像剤をトナーとキャリア液とに分離してキャリア液とトナーとを抽出する。また、分離抽出装置82は、流路R10によってキャリアタンクCYと接続されている。流路R10にはポンプP10が取り付けられている。ポンプP10は、分離抽出装置82において分離されたキャリア液をキャリアタンクCYに送る。
また、分離抽出装置82では、分離抽出されたキャリア液に混入しているトナーの濃度が所定値以下になったことが図示しない現像剤濃度検知装置によって検知されると、抽出されたキャリア液はポンプP10によってキャリアタンクCYに送られる。分離抽出されたキャリア液に混入しているトナーの濃度が所定時間の抽出を行っても所定値以下にならない場合は、キャリア液は図示しない配管を経由して図示しない廃液容器に送られる。
ここで、分離抽出装置82は主に、電極ローラ82a、堰止ローラ82b、液体収容容器82c、クリーニングブレード82dを有する。電極ローラ82aは、図3において反時計回りに回転する。また、電極ローラ82aは、電圧印加装置69に接続されている。堰止ローラ82bは、液体現像剤のキャリア液を堰き止めるための部材であって、電極ローラ82aに当接している。堰止ローラ82bは、電圧印加装置69に接続されており、図3における時計回りに回転する。液体収容容器82cは、液体現像剤を収容可能な容器であって、電極ローラ82aの外周面を覆う凹部が形成されている。液体収容容器82cと電極ローラ82aとの間には、微小な間隔が設けられている。また、液体収容容器82cは、電圧印加装置69に接続されている。クリーニングブレード82dは、電極ローラ82aの表面に付着したトナーを掻き取るための部材であって、電極ローラ82aに当接している。クリーニングブレード82dは、電極ローラ82aと堰止ローラ82bとが接触している部分を通過したトナーを掻き取るように配置されている。電圧印加装置69は、電極ローラ82a、堰止ローラ82b及び液体収容容器82cに電圧を印加するための装置である。
上記の電極ローラ82a、堰止ローラ82b、液体収容容器82cの少なくとも表面は電圧印加が可能な部材(例えば金属や導電性を付与された樹脂)で構成されている。電極ローラ82aと堰止ローラ82bの間にはトナーが堰止ローラ82bから電極ローラ82aへ移動するような電界が生じるように、電圧が印加されている。例えば、電極ローラ82aはマイナス500V、堰止ローラ82bにはプラス500Vが印加される。同様に、電極ローラ82aと液体収容容器82cの間にはトナーが液体収容容器82cから電極ローラ82aへ移動するような電界が生じるように電圧が印加されており、例えば、プラス500Vが液体収容容器82cに印加されている。
液面検知装置276は、調整容器272内の液量を検出するための装置であって、調整容器272の内部に配置されている。また、液面検知装置276は、回転軸と、回転軸に取り付けられた環状部と、回転軸の先端に取り付けられた羽根状部とを有しており、環状部に作用する液体現像剤からの抵抗力によって液面を検知する装置である。そして、回転軸の回転に伴って羽根状部が回動し、調整容器272に収納される液体現像剤の撹拌を行っている。
液量検出センサ91〜95は、光学系のセンサであって、第2回収容器271、トナータンクTY、キャリアタンクCY及びリザーブタンク277の側部に配置されており、それぞれの内部に収納されている液体量を検出する。すなわち、液量検出センサ91は、キャリアタンクCY内のキャリア液の量を検出する。液量検出センサ92は、トナータンクTY内の高濃度の液体現像剤の量を検出する。液量検出センサ93は、第2回収容器271内の液体現像剤の量を検出する。液量検出センサ94,95は、リザーブタンク277内の液体現像剤の量を検出する。
2.動作
2.1 画像形成動作
図1および図2に基づいて、カラープリンタ1の画像形成動作を説明する。カラープリンタ1に接続されたパーソナルコンピュータ(図略)からの画像形成指示を受けたカラープリンタ1は、作成指示を受けた画像データに対応した各色のトナー像を画像形成ユニットFB、FY、FC、FMを用いて形成する。具体的には、感光体ドラム10上に画像データに基づいた静電潜像が形成され、この静電潜像に現像装置14からトナーが供給される。このようにして画像形成ユニットFB、FY、FC、FMで形成されたトナー像は中間転写ベルト21に転写されて、中間転写ベルト21上で重ね合わされてカラートナー像となる。
このカラートナー像の形成と同期して、用紙収納部3の給紙カセット31に収容されている用紙が給紙ローラ32によって給紙カセット31から取り出されて、分離ローラ対33によって一枚ずつ用紙搬送部6に送出される。用紙搬送部6の搬送ローラ対74によって用紙はレジストローラ対75まで送られる。レジストローラ対75によって用紙の搬送姿勢が補正されて一旦用紙は停止させられる。そして、中間転写ベルト21への一次転写とタイミングを合わせて用紙はレジストローラ対75から二次転写部4に送り込まれ、二次転写部4で中間転写ベルト21上のカラートナー像が用紙に二次転写される。カラートナー像が転写された用紙は定着部5に送られて熱と圧力の作用でカラートナー像は用紙に定着される。
カラートナー像が定着された用紙はさらに排出部7に送られ、排出ローラ対71よってカラープリンタ1の外部に設けられた排出トレイ72に排紙される。
二次転写後に、中間転写ベルト21に残留した残留液体現像剤は、中間転写ベルト21のクリーニング部22のクリーニングローラ22aとクリーニングブレード22bによって除去される。
2.2 液体現像剤の循環動作
まず、図4に示すタイミングチャートに基づいて液体現像剤循環装置LYの初期動作、すなわちカラープリンタ1を起動させた状態からリザーブタンク277に所定量の現像剤が貯留されるまでの動作について説明する。
カラープリンタ1が始めて起動させられる場合、つまり、リザーブタンク277に現像剤が全く貯留されていない状態の時に、カラープリンタ1が起動させられると、ポンプP8が作動(P8がON)しトナータンクTYから調整容器272にトナー濃度が高い液体現像剤が供給される。ポンプP8の駆動と同時に液面検知装置276の回転軸を低速回転させてその先端に取り付けられた羽根部材を低速回転させ調整容器272に供給された現像液を攪拌する。ポンプP8を所定時間作動させた後(所定量のトナー濃度が高い液体現像剤を調整容器272に供給した後)、ポンプP8をOFFの状態にするとともにポンプP3を作動(ポンプP3がON)させ、キャリアタンク274から調整容器272にキャリア液を供給させる。なお、ポンプP4は、カラープリンタ1の起動時から作動させられており、固形分濃度検出装置273を通して調整容器272内の液体現像剤を循環させている。そして、ポンプP3を所定時間作動させた後(所定量のキャリア液を調整容器272に供給した後)ポンプP3をOFFの状態にするとともに固形分濃度検出装置273と、液面検知装置276とを作動させ、調整容器272内の現像剤の濃度と液面とを検出する。ここでは、調整容器272内の液体現像剤の濃度と液面位置が規定値かどうかを検出する。調整容器272内の液体現像剤濃度が所定の濃度であり現像剤の液面が所定値であることが確認されると、ポンプP6を作動させ、調整容器272内の液体現像剤をリザーブタンク277に搬送させる。このような動作を繰り返し、リザーブタンク277に現像剤が貯留する。上記のような動作を数回(本実施形態では2回)繰り返す間に、第2回収容器271に現像装置14から回収された液体現像剤が所定量貯留されるので、その後は現像装置14から回収された液体現像剤の濃度調整を行うことになる。つまり、第2回収容器271に回収された液体現像剤の量が所定量に達したことが液量検出センサ93で検出されると、ポンプP2が動作して第2回収容器271から液体現像剤が調整容器272に搬送されて濃度調整された液体現像剤の調整に用いられるという動作が繰り返される。このように、画像形成動作が行われるまでの間は、現像装置14から回収される液体現像剤の量と同じ量の液体現像剤が現像装置14に供給される。
次に、図3に基づいて、現像装置14に液体現像剤を供給する動作、すなわち液体現像剤の循環動作について説明する。
リザーブタンク277の液体現像剤が現像装置14に供給され、現像装置14に液体現像剤が供給されると、現像装置14内の液体現像剤を用いて画像形成動作が行われる。このとき、感光体ドラム10に供給されずに現像ローラ141上に残留した液体現像剤は現像クリーニングブレード145によって掻き取られ、ポンプP1の作用によって流路R1を経由して第2回収容器271に回収される。また、現像容器140に受けられた液体現像剤も、ポンプP5の作用によって流路R2を経由して第2回収容器271に送られる。そして、調整容器272内の液体現像剤が無くなると、ポンプP2の作用によって第2回収容器271から調整容器272に流路R3を経由して液体現像剤が供給される。また、中間転写ベルト21に転写されずに感光体ドラム10上に残留した液体現像剤は、クリーニングブレード262によって掻き取られ、第1回収容器279に収容される。
第1回収容器279に回収された液体現像剤は、ポンプP9の作用によって流路R9を経由して分離抽出装置82に搬送される。そして、分離抽出装置82において、トナーとキャリア液との分離抽出処理が行われる。分離抽出装置82において抽出されたキャリア液は、ポンプP10の作用によってキャリアタンクCYへ流路R10を経由して送られる。トナーは廃棄されるが再利用されてもよい。
一方、調整容器272では、現像剤濃度と液体現像剤の量とが検出されており、調整容器272内の液体現像剤の濃度調整が行われる。ここでは、トナー濃度が高い場合には、キャリアタンクCYからキャリア液がポンプP3の作用によって流路R5を経由して調整容器272に供給される。また、トナー濃度が低い場合には、トナータンクTYから現像装置14で用いられる液体現像剤よりもトナー濃度が高い液体現像剤が、ポンプP8の作用によって流路R6を経由して調整容器272に供給される。
そして、必要に応じて調整容器272からリザーブタンク277に濃度調整がなされた液体現像剤が、ポンプP6の作用によって流路R7を経由して供給される。そして、リザーブタンク277に収納された液体現像剤が、ポンプP7の作用によって流路R8を経由して供給ノズル278に送られ、供給ノズル278から現像装置14に供給される。
ここでは、第2回収容器271などによって調整容器272に搬送される液体現像剤を調整できるために調整容器272内の液体現像剤の濃度を調整しやすくなる。また、リザーブタンク277に現像剤が全く貯留されていない状態の時に、調整容器272内で濃度が調整された液体現像剤をリザーブタンク277に供給できる。
4.他の実施形態
(a)上記実施形態では、感光体ドラム10上に転写されずに残留した液体現像剤が分離抽出装置82に搬送されるが、本発明はこれに限られずに、図5に示すように感光体ドラム10上に残留した現像剤を第2回収容器271に搬送するようにしても良い。また。図6に示すように、調整容器272に搬送するようにしても良い。
(b)感光体ドラム10に転写されずに残留した液体現像剤が劣化していて再度画像形成に用いるのには不適当な場合、残留した液体現像剤に含まれるキャリア液の量が少なく、第2回収機構を装備するコストメリットが無い場合は、第1回収機構のみを設けるようにしても良い。
カラープリンタの全体概略図。 画像形成ユニットの拡大図。 液体現像剤循環装置の全体概略図。 液体現像剤循環装置の初期動作時のタイミングチャート。 他の実施形態に係る液体現像剤循環装置を示す全体概略図。 他の実施形態に係る液体現像剤循環装置を示す全体概略図。
符号の説明
1 カラープリンタ(画像形成装置)
10 感光体ドラム(液体現像剤担持体)
14 現像装置
LY 液体現像剤循環装置
82 分離抽出装置(キャリア液抽出装置)
29 回収機構
36 濃度調整機構
37 現像剤供給機構
271 第2回収容器(貯留容器)
272 調整容器(濃度調整容器)
273 固形分濃度検出装置(濃度検出装置)
276 液面検知装置(現像剤量検出装置)
277 現像剤リザーブタンク
93 液量検出センサ(液量検出装置)
291 第1回収機構
292 第2回収機構

Claims (11)

  1. 現像装置から液体現像剤担持体に液体現像剤が供給されることで前記液体現像剤担持体に画像を形成可能な画像形成装置の液体現像剤循環装置であって、
    液体現像剤を回収可能な回収機構と、
    前記回収機構によって回収した液体現像剤を所定の濃度に調整する濃度調整機構と、
    前記濃度調整機構によって濃度調整された液体現像剤を前記現像装置に供給する現像剤供給機構と、を備え、
    前記濃度調整機構は、
    前記回収機構によって回収した液体現像剤を貯留可能な貯留容器と、
    前記貯留容器に接続され、前記貯留容器から液体現像剤が供給される濃度調整容器と、を有している、
    液体現像剤循環装置。
  2. 前記回収機構は、前記現像装置から液体現像剤を回収可能な第1回収機構を有する、
    請求項1に記載の液体現像剤循環装置。
  3. 前記回収機構は、前記液体現像剤担持体から液体現像剤を回収可能な第2回収機構を有する、
    請求項2に記載の液体現像剤循環装置。
  4. 前記濃度調整機構は、
    前記濃度調整容器に接続され、前記液体現像剤担持体に供給される液体現像剤よりも高濃度の液体現像剤を前記濃度調整容器に供給可能な高濃度現像剤供給装置と、
    前記濃度調整容器に接続され、前記濃度調整容器にキャリア液を供給可能なキャリア液供給装置と、
    をさらに有している、
    請求項3に記載の液体現像剤循環装置。
  5. 前記濃度調整機構は、
    前記濃度調整容器内の液体現像剤の固形分濃度を検出する濃度検出装置と、
    前記貯留容器の液体現像剤の量を検出可能な液量検出装置と、
    をさらに有している、
    請求項4に記載の液体現像剤循環装置。
  6. 前記第2回収機構によって回収した液体現像剤からキャリア液を抽出するキャリア液抽出機構をさらに備える、
    請求項4に記載の液体現像剤循環装置。
  7. 前記キャリア液抽出機構によって抽出したキャリア液は、前記キャリア液供給装置に供給される、
    請求項6に記載の液体現像剤循環装置。
  8. 前記濃度調整機構は、前記回収機構によって回収された液体現像剤が所定量貯留されるまでは、前記高濃度現像剤供給装置からの液体現像剤と前記キャリア液供給装置からのキャリア液のみを用いて液体現像剤の濃度調整を行う、
    請求項4から7のいずれかに記載の液体現像剤循環装置。
  9. 現像装置と液体現像剤担持体とを有し、前記現像装置から前記液体現像剤担持体に液体現像剤が供給されることで前記液体現像剤担持体に画像を形成可能な画像形成部と、
    液体現像剤を回収可能な回収機構と、
    前記回収機構によって回収した液体現像剤を所定の濃度に調整する濃度調整機構と、
    前記濃度調整機構によって濃度調整された液体現像剤を前記現像装置に供給する現像剤供給機構と、
    を備え、
    前記濃度調整機構は、
    前記回収機構によって回収した液体現像剤を貯留可能な貯留容器と、
    前記貯留容器に接続され、前記貯留容器から液体現像剤が供給される濃度調整容器と、を有している、
    画像形成装置。
  10. 前記回収機構は、前記現像装置から液体現像剤を回収可能な第1回収機構を有する、
    請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記回収機構は、前記液体現像剤担持体から液体現像剤を回収可能な第2回収機構を有する、
    請求項10に記載の画像形成装置。
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