JP2001013795A - 湿式画像形成装置 - Google Patents

湿式画像形成装置

Info

Publication number
JP2001013795A
JP2001013795A JP11184753A JP18475399A JP2001013795A JP 2001013795 A JP2001013795 A JP 2001013795A JP 11184753 A JP11184753 A JP 11184753A JP 18475399 A JP18475399 A JP 18475399A JP 2001013795 A JP2001013795 A JP 2001013795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
concentration
liquid
developing
carrier liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11184753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3971867B2 (ja
Inventor
Tsutomu Sasaki
努 佐々木
Tsuneo Kurotori
恒夫 黒鳥
Masahiko Itaya
正彦 板谷
Kozo Sudo
浩三 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP18475399A priority Critical patent/JP3971867B2/ja
Publication of JP2001013795A publication Critical patent/JP2001013795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3971867B2 publication Critical patent/JP3971867B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 資源の有効利用を図るとともに、現像液濃度
の調整を行うことができる湿式画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】中間転写体及び潜像担持体上に少量残存す
る未転写液体現像剤を回収し、トナー固形分を除去し、
キャリア液8aを分離抽出する。現像ユニット3を構成
する各現像装置に配設されている現像液調整部16中の
現像液8の濃度が濃くなったときにこのキャリア液8a
を補給して濃度調整を行う。逆に、現像液8の濃度が薄
くなったときには、紙間を広げる制御を行い、現像液8
中のキャリア液8aの比率を下げて濃度調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の湿式画像形成装置に係り、詳しく
は、液体中にトナーを分散させた現像液を用いて潜像担
持体上の潜像を現像し、該現像により顕像化された画像
を直接あるいは中間転写体を介して記録媒体に転写し、
該潜像担持体あるいは該中間転写体上の転写残の残留液
を回収しクリーニングする湿式画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の湿式画像形成装置において
は、潜像担持体上もしくは中間転写体上に少量残存する
未転写現像液を、クリーニング手段により掻き取るよう
になっている。そして、この様にして掻き取られた未転
写現像液は再利用されず破棄される場合があった。特
に、フルカラーの湿式画像形成装置ではカラートナーが
混色されているために再利用が困難なこともあり、破棄
されることが多かった。従って、資源の有効活用をはか
ることができないおそれがあった。
【0003】また、湿式画像形成装置においては、現像
液の濃度が画像形成に及ぼす影響が大きい。特に、高濃
度の現像液を用いて、画像面積率が、例えば約30%以
下の画像を現像する場合には、潜像担持体上の非画像部
に現像液中のキャリア液成分が付着して消費され、トナ
ー成分よりもキャリア液成分の消費の方が多くなる。従
って、画像形成を行うにつれて現像液の濃度が濃くなる
ことがあった。よって、現像液が所定の濃度を越えた場
合には、新たなキャリア液を補給して濃度調整を行わな
ければならない。逆に、画像面積率が、例えば約30%
超の画像を多く現像すると現像液の濃度が薄くなる。よ
って、現像液が所定の濃度よりも薄くなった場合には、
新たなトナー成分を補給して濃度調整を行わなければな
らない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の背景に
鑑みなされたものであり、その目的とするところは、資
源の有効利用を図るとともに、現像液濃度の調整を行う
ことができる湿式画像形成装置を提供することである。
【0005】なお、本出願人は、特願平11−4278
8号で湿式画像形成装置を提案した。これによれば、ク
リーニング手段から除去回収した現像液からキャリア液
成分を分離抽出し、該キャリア液成分を再利用すること
ができる。しかし、現像液の濃度調整については言及し
ていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、液体中にトナーを分散させた現
像液を用いて潜像担持体上の潜像を現像し、該現像によ
り顕像化された画像を直接あるいは中間転写体を介して
記録媒体に転写し、該潜像担持体あるいは該中間転写体
上の転写残の残留液を回収しクリーニングする湿式画像
形成装置において、上記クリーニングを行うクリーニン
グ手段で除去回収した残留液から液体成分を分離抽出す
る分離抽出手段を有し、該分離抽出手段によって抽出し
た液体成分を、上記現像手段における現像液に添加する
ことにより、該現像液の濃度を調整することを特徴とす
るものである。
【0007】この湿式画像形成装置では、画像形成にお
いて上記記録媒体に転写されずに上記潜像担持体上もし
くは中間転写体上に残留した残留液を上記クリーニング
手段によって回収し、該回収された残留液を上記分離抽
出手段に送る。該分離抽出手段では該残留液から液体成
分を分離抽出する。そして、該分離抽出手段で抽出され
た液体成分を、現像手段に添加することによって、該現
像液の濃度を調整する。これにより、残留液中の液体成
分を廃棄することなく再利用することが可能となる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の湿式画像形
成装置において、上記現像手段は、上記現像液の濃度を
検出するための濃度検出手段を備え、該濃度検出手段の
検出結果に基づいて、該現像液に添加する上記液体成分
の量を制御する制御手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0009】この湿式画像形成装置では、上記制御手段
が、上記現像手段に設けられた濃度検出手段の検出結果
に基づいて、上記液体成分を添加する制御を行う。例え
ば、現像手段において、現像液濃度が所定の濃度よりも
濃いという検出結果の場合に、上記液体成分を添加して
該現像液濃度を所定の濃度になるように調整する。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の湿式画像形
成装置において、上記濃度検出手段の検出結果に基づい
て、上記記録媒体に転写する間隔を制御する制御手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0011】この湿式画像形成装置では、上記制御手段
が上記濃度検出手段からの検出結果に基づいて、上記記
録媒体に転写する間隔を制御する。例えば、上記現像液
濃度が所定の濃度よりも薄いという検出結果の場合に、
該間隔を広げる制御を行うことで、該間隔においては現
像動作を行わず、該現像液の液体成分のみを上記潜像担
持体上に塗布する。これにより、該現像液中の液体成分
の比率を低下させ、該現像液濃度を所定の濃度になるよ
うに調整する。
【0012】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明をプ
リンタに適用した一実施形態について説明する。まず、
本実施形態に係るプリンタの概略について説明する。図
1は、本実施形態に係るプリンタの要部概略構成図であ
る。潜像担持体としての感光体ドラム1の回りに、帯電
ローラ2、現像ユニット3、中間転写体4、感光体ドラ
ムクリーニングユニット5等が配設されている。また、
上記中間転写体4に対向し、最終転写材としての図示し
ない転写紙に現像像を転写するための転写手段として転
写ローラ6、及び、中間転写体クリーニングユニット7
も配設されている。さらに、感光体ドラムクリーニング
ユニット5及び中間転写体クリーニングユニット7で回
収された現像液8からキャリア液成分8aを分離抽出す
るためのキャリア液分離ユニット9が設けられている。
【0013】現像ユニット3は平行に移動可能な図示し
ない可動台に設置されており、該可動台には、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーの各現像部が配設
されている。また、各現像部にキャリア液8aを補給す
るためのキャリア液タンク10が配設されている。これ
らの各現像部の構造は同一なので、黒トナーの現像部3
Bについて説明する。
【0014】黒トナーの現像部3Bには、感光体ドラム
1と対向して感光体ドラム1上の潜像を現像して顕像化
するための現像スリーブ11Bが設けられている。そし
て、該現像スリーブ11Bに現像液8を塗布するための
塗布ローラ12Bが、該塗布ローラ12Bの下部が現像
液8に浸漬するように現像液貯蔵槽13Bに配設されて
いる。該現像液貯蔵槽13Bには塗布ローラ12B表面
の現像液量を規制するためのドクタブレード14Bが配
設されている。また、現像に使用されなかった現像液8
を現像スリーブ11B表面から掻き取るためのクリーニ
ングブレード15Bが現像スリーブ11B表面に当接す
るように配設されている。該クリーニングブレード15
Bで掻き取られた現像液8は、下方に設けられた現像液
調整部16Bに回収される。該現像液調整部16Bに
は、後述する現像液濃度センサと液量センサとが設けら
れている。これらのセンサの検出信号に基づいて、キャ
リア液タンク10からキャリア液8aが、キャリア液供
給ポンプ19の圧力によってキャリア液供給電磁弁17
Bを介して現像液調整部16Bに補給される。現像液調
整部16Bには、図示しない攪拌手段が設けられてお
り、補給されたキャリア液8aと現像液8とを攪拌して
濃度を一定に保つことができるようになっている。な
お、現像液貯蔵槽13Bには、現像液調整部16Bか
ら、適量の現像液8がギヤポンプ18Bによって供給さ
れるようになっている。
【0015】図2は、キャリア液分離ユニット9の一例
の概略構成図である。該キャリア液分離ユニット9は、
各クリーニングユニットから送られてくる各色トナーが
混色している回収現像液8からキャリア液8aとトナー
固形分8bとを分離して、キャリア液8aを分離抽出す
る装置である。該キャリア液分離ユニット9は、キャリ
ア液分離部20、現像液回収タンク21およびキャリア
液回収タンク22とから主に構成されている。このキャ
リア液分離部20は、上記回収現像液8の拡散を抑制す
る液拡散抑制部材としての連泡発泡体23と、該連泡発
泡体23を通過中の回収現像液8に電界を作用させるた
めに互いに異なる電位が印加される一対の平面電極24
a、24bとを有している。回収された現像液8を供給
ポンプ25の圧力によって、現像液回収タンク21か
ら、一対の平面電極24a、24b間に配設された上記
連泡発泡体23中を通過させる。これにより、例えば正
極性に帯電したトナー固形分8bのみを、連泡発泡体2
3のマイナス電圧が印加された平面電極24a側に電着
保持し、キャリア液成分8aのみをキャリア液回収タン
ク22に分離抽出することができる。
【0016】上述したように分離抽出されたキャリア液
8aは、搬送ポンプ26により、図1に示すキャリア液
タンク10に送られて貯蔵され、メインコントローラ4
0(図4参照)からの制御信号に基づいて各現像部に補
給され、現像液8の濃度調整に再利用される。
【0017】次に、上記構成のプリンタで、画像を形成
する動作について説明する。図1に示すように、感光体
ドラム1は、図示しないモータ等の駆動手段によってプ
リント時には一定速度で矢印D方向に回転駆動される。
そして帯電ローラ2により暗中にて一様に帯電された後
に、図示しない光書込ユニットにより、画像情報に基づ
いて書込光LBが照射結像されて静電潜像が感光体ドラ
ム1上に形成される。この画像情報は所望のフルカラー
画像をイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に
分解した単色の画像情報である。そして、上記静電潜像
は、図示しない可動台上に設置された現像ユニット3が
平行に移動し、所望色の現像部が感光体ドラム1に当接
することによって、各々所定のイエロー、マゼンタ、シ
アン、及び黒トナーで現像され、感光体ドラム1上に各
色画像が形成される。
【0018】感光体ドラム1上に形成された各色画像
は、感光体ドラム1と等速駆動されている中間転写体4
上に、イエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の単色毎、
順次重ねて転写される。中間転写体4上に重ね合わされ
たイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、図示
しない給紙カセットから転写部に搬送された図示しない
転写紙に、転写ローラ6により一括転写される。そし
て、転写終了後、この図示しない転写紙は図示しない定
着ユニットにより定着され、図示しない排紙トレイに排
紙される。なお、中間転写体4上に転写されなかった感
光体ドラム1上に残留した現像液8は、感光体ドラムク
リーニングユニット5により感光体ドラム1から除去さ
れる。また、中間転写体4上に残留した現像液8は、中
間転写体クリーニングユニット7により除去される。そ
の後、感光体ドラム1の表面は図示しない除電ランプに
より残留電位が除去されて次のプリントに備えられる。
【0019】上述したように、感光体ドラム1及び中間
転写体4上に少量残留した未転写の現像液8が、それぞ
れ感光体ドラムクリーニングユニット5及び中間転写体
クリーニングユニット6により掻き取られ、キャリア液
分離ユニット9に送られる。なお、本実施形態において
は、現像液8として、絶縁性のキャリア液中にトナーを
分散した100〜10000mPa・sの高粘度の現像
液を用いた。よって、上述したように、画像面積率が、
例えば30%以下の画像形成を行うにしたがって、現像
部の現像液濃度は濃くなることになる。
【0020】次に、本実施形態の特徴部について説明す
る。図3は黒色現像部3Bにおける現像液調整部16B
の現像液8の濃度と液量とを検出するための検出センサ
の一例の説明図である。これらの各検出センサは現像液
調整部16Bもしくは現像液貯留部13Bの少なくとも
一方に配設されていればよい。本実施形態では現像液調
整部16Bに配設した例について説明する。なお、上記
検出センサは、イエロー、マゼンタ、シアンの各現像部
にも配設されているものとする。
【0021】現像液8の濃度検出用センサとしては、例
えば、それぞれテフロン(登録商標)ケースに内蔵され
た発光部30tと受光部30rとからなる光透過型セン
サ30Bを用いることができる。これらの発光部30t
と受光部30rとを現像液8に浸漬するように現像液調
整部16Bに内設し、発光部30tから発せられた光を
受光部30rで受光して、受光光量によって現像液8の
濃度を検出する。現像液8の濃度が濃いときは光の透過
光量が少なくなるので、受光光量も少なくなる。逆に濃
度が薄いときは透過光量が大きくなるので、受光光量も
大きくなる。そして、発光部30tから出射された光を
受光部30rが受光すると、受光部30rは受光光量に
比例したアナログ信号を出力し、このアナログ信号を濃
度検出センサコントローラ31BでA/D変換する。こ
のA/D変換された変換値を濃度検出センサコントロー
ラ31B内の図示しないメモリに記憶された数値と比較
して、例えば現像液濃度が濃いときには濃信号K、標準
のときには標準信号N、薄いときには薄信号Uの3段階
の信号をメインコントローラ40に送信する。
【0022】また、現像液8の液量検出用センサとして
は、例えば、静電容量型近接スイッチを用いることがで
きる。本実施形態では、現像液調整部16Bに配設され
たパイプ32Bに、上限検出用静電容量型近接スイッチ
33Bと下限検出用静電容量型近接スイッチ34Bとを
配設する構成とした。上限検出用静電容量型近接スイッ
チ33Bは、液面が上限以上となっている時に液量検出
センサコントローラ35Bから上限検出信号Hを出力す
る。また、下限検出用静電容量型近接スイッチ34B
は、液面が下限以上となっている時に液量検出センサコ
ントローラ35Bから下限検出信号Lを出力するように
なっている。
【0023】図4は、本プリンタの電気的な接続をメイ
ンコントローラ40を中心として示すブロック図であ
る。メインコントローラ40は、マイクロコンピュータ
を中心とした論理回路として構成され、詳しくは、予め
設定された制御プログラムにしたがって所定の演算等を
実行するCPU41と、CPU41で各種演算処理を実
行するのに必要な制御プログラムや制御データが予め格
納されたROM42と、同じくCPU41で各種演算処
理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書き
されるRAM43と、現像液の濃度検出センサコントロ
ーラ31B等からの信号を処理する入力処理回路44
と、キャリア液供給ポンプ19やキャリア液供給電磁弁
17B等へ駆動信号を出力する出力処理回路45とを備
える。
【0024】次に、現像液8の濃度制御について説明す
る。各色現像部の制御は同一なので、黒トナーの現像部
3Bについて説明する。図5は、制御のフローチャート
の一例である。プリンタの操作電源ON若しくは現像動
作開始と同時に濃度制御が開始する。まず、メインコン
トローラ40が、現像部3Bの現像液調整部16B内の
現像液8の濃度が濃いか否かを判断する(ステップ
1)。具体的には、濃度検出センサコントローラ31B
から濃信号Kが出力されている場合を濃度が濃いと判断
する。ここで、現像液8の濃度が濃いと判断された場合
には、キャリア液8aを補給して濃度を薄める制御を行
うべくステップ2に進む。
【0025】そして、現像液8の液量が上限を越えてい
ないか否かを判断する(ステップ2)。液量が上限を越
えていないことは、液量センサコントローラ35Bから
上限検出信号Hが出力されていないことで判断する。液
量が上限を越えていないと判断した場合には、キャリア
液供給ポンプ19とキャリア液供給電磁弁17Bとを作
動させて現像液8の濃度を低くするようにキャリア液8
aを補給する(ステップ3)。なお、ステップ2におい
て、現像液8の液量が上限を越えている(上限検出信号
Hが出力されている)場合には、キャリア液8aを補給
すると現像液調整部16Bがオーバーフローしてしまう
ので、アラームを出力してユーザーに警告を発する(ス
テップ4)。このアラームはユーザがリセットするまで
警告を発し続ける(ステップ5)。
【0026】キャリア液8aを所定容量補給(ステップ
3)したら、濃度が標準値か否かを濃度検出センサコン
トローラ31Bの標準信号Nにより判断する(ステップ
6)。濃度が標準値となっていない場合には、再び現像
液8の液量が上限値を越えていないかどうかを判断し
(ステップ2)、引き続きキャリア液8aの補給を行う
(ステップ3)。しかし、標準値となっている場合に
は、キャリア液8aの補給は行わず、制御停止かどうか
を判断(ステップ7)し、制御停止でなければ、再びス
テップ1に戻る。制御停止であれば、制御を停止する。
【0027】上記ステップ1において、現像液8の濃度
が濃くないと判断された場合には、濃度が薄いか否かを
判断する(ステップ8)。ここで、濃度が薄いと判断さ
れた場合には、紙間を広げる制御を行う(ステップ
9)。紙間を広げる制御とは、本実施形態においては、
中間転写体4から図示しない転写紙に画像を転写してか
ら次の転写紙に画像を転写するまでの時間の間隔を広げ
る制御のことである。紙間では画像形成を行わないので
キャリア液8aのみが感光体ドラム1に塗布され、現像
液8中のキャリア液8aの比率が下がる。これにより、
現像液8の濃度を濃くすることができる。紙間を広げる
制御(ステップ9)を行った後に、現像液8の濃度が標
準となっているかどうかを判断する(ステップ10)。
濃度が標準となっていない場合には、再び紙間を広げる
制御を行う(ステップ9)。濃度が標準となっている場
合には、制御停止かどうかを判断(ステップ7)し、制
御停止でなければ、再びステップ1に戻る。制御停止で
あれば、制御を停止する。
【0028】上記ステップ8において、現像液8の濃度
が低くないと判断された場合は、濃度が標準であるとい
うことである。従って、制御停止かどうかを判断(ステ
ップ7)し、制御停止でなければ、再びステップ1に戻
る。制御停止であれば、制御を停止する。
【0029】上記構成を有するプリンタで実際に通紙
し、繰り返しプリントを行った。その結果、画像は良好
で、品質もよく、濃度むらや地汚れ等の不具合は発生し
なかった。なお、現像により消費されるトナー8bおよ
びキャリア液8aの量は、単位面積当たりの感光体ドラ
ム1上の静電潜像の面積(詳細にはトナーが付着した顕
像の面積)によって異なるが、現像液8として望ましい
トナー8bとキャリア液8aとの比率については、常に
キャリア液8aが不足の状態であった。そのため、キャ
リア液8aを補給することによって現像液8を所定の濃
度に保つことができた。本実施形態においては、現像に
使用される現像液8の濃度調整は、各クリーニングユニ
ットで回収された現像液8から分離抽出されたキャリア
液8aを補給するだけで、簡単に行うことができた。
【0030】なお、本実施形態では中間転写体を用いた
フルカラープリンタで説明しているが、これに限定され
るものではなく、記録媒体に直接転写するフルカラー湿
式画像形成装置あるいはモノクロ湿式画像形成装置でも
適用できる。
【0031】また、本実施形態においては、キャリア液
タンク10は、平行移動可能な図示しない可動台の上に
配設されている。しかし、キャリア液タンク10から各
現像部の現像液調整部に延びているキャリア液導入パイ
プ36が伸縮可能で、該可動台の移動に対応可能である
なら、キャリア液タンク10は、該可動台の上に配設さ
れていなくてもよい。
【0032】さらに、本実施形態においては、現像液の
濃度検出用センサとして現像液調整部に光透過型センサ
を配設した構成について説明したが、潜像担持体上に形
成された標準画像を光反射型センサで検出するものであ
ってもよい。
【0033】〔実施形態2〕上記実施形態1において
は、現像ユニットを平行移動可能な可動台に設置した構
成について説明したが、現像ユニットを潜像担持体の回
りに配設して可動台を用いない構成とすることもでき
る。図6は、本実施形態に係るプリンタの要部概略構成
図である。
【0034】本実施形態に係るプリンタにおいては、潜
像担持体としての感光体ドラム50の回りにイエロー現
像部51Y、マゼンタ現像部51M、シアン現像部51
C、黒現像部51Bが配設されている。これらの各現像
部は図示しないソレノイド等の駆動手段によって、図6
中の矢印で示すように感光体ドラム50に対して接離可
能に構成されている。そして、感光体ドラム50上に形
成された静電潜像に応じて所定の現像部が感光体ドラム
50に当接するように制御され、現像動作がなされる。
また、感光体ドラムクリーニングユニット52と中間転
写体53の中間転写体クリーニングユニット54から回
収した現像液55からキャリア液55aを分離抽出すべ
く、キャリア液分離ユニット56が設けられている。そ
して、キャリア液分離ユニット56で分離抽出されたキ
ャリア液55aはキャリア液タンク57で貯蔵される。
【0035】各現像部には図示しない現像液濃度検出セ
ンサ及び液量検出センサが設けられている。これらの検
出センサからの検出結果に基づいて、キャリア液供給ポ
ンプ58と各現像部に配設したキャリア液供給電磁弁5
9を作動させて、キャリア液タンク56からキャリア液
55aを各現像部に補給する。これにより、各現像部の
現像液55を所定の濃度に保つことができる。現像液5
5の濃度制御については、上記実施形態1と同様なので
説明は省略する。なお、キャリア液分離ユニット56、
キャリア液タンク57、キャリア液供給ポンプ58、キ
ャリア供給電磁弁59はプリンタ本体に固定されている
が、各キャリア供給電磁弁59と各現像部51とはフレ
キシブルな配管60で接続されているので、各現像部が
現像動作のために感光体ドラム50に対して接離動作を
行っても、支障はないようになっている。
【0036】上記構成を有するプリンタで実際に通紙
し、繰り返しプリントを行った。その結果画像は良好
で、品質もよく、濃度むらや地汚れ等の不具合は発生し
なかった。また、現像に使用される現像液55の濃度調
整は、各クリーニングユニットで回収された現像液55
から分離抽出されたキャリア液55aを補給するだけ
で、簡単に行うことができた。
【0037】なお、本実施形態では各現像部と各キャリ
ア供給電磁弁との間にフレキシブルな配管を配設した例
について説明したが、各キャリア供給電磁弁とキャリア
液供給ポンプとの間に配設する構成としてもよい。各キ
ャリア供給電磁弁が各現像部に近接して配設されてい
て、感光体ドラムに対して一体となって接離動作を行う
場合には、この構成が望ましい。
【0038】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、上記分
離抽出手段によって、上記記録媒体に転写されなかった
残留液から液体成分を分離抽出する。そして、該液体成
分を上記現像手段に添加する。これにより、資源の有効
利用を図るとともに、該現像手段の現像液濃度を調整す
ることが可能になるという優れた効果がある。
【0039】特に、請求項2の発明によれば、上記制御
手段が上記濃度検出手段の検出結果に基づいて、上記液
体成分を添加するので、より正確な現像液の濃度調整が
可能になるという優れた効果がある。
【0040】特に、請求項3の発明によれば、上記制御
手段が上記濃度検出手段からの検出結果に基づいて、上
記記録媒体に転写する間隔を制御することで、上記現像
液中の液体成分の消費を制御して濃度調整を行うことが
可能になるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの要部の説明図。
【図2】実施形態に係るキャリア液分離ユニットの概略
構成を示す説明図。
【図3】実施形態に係る現像液濃度検出センサ及び液量
センサの説明図。
【図4】実施形態に係るプリンタの電気的な接続を制御
装置を中心として示すブロック図。
【図5】実施形態に係る濃度制御のフローチャート。
【図6】他の実施形態に係るプリンタの要部の説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電ローラ 3 現像ユニット 3Y、M、C、B 現像部 4 中間転写体 5 感光体ドラムクリーニングユニット 7 中間転写ベルトクリーニングユニット 8 現像液 8a キャリア液 8b トナー 9 キャリア液分離ユニット 10 キャリア液タンク 11Y、M、C、B 現像スリーブ 12Y、M、C、B 塗布ローラ 13Y、M、C、B 現像液貯蔵部 16Y、M、C、B 現像液調整部 17Y、M、C、B キャリア液供給電磁弁 19 キャリア液供給ポンプ 30Y、M、C、B 濃度検出用センサ 31Y、M、C、B 濃度検出センサコントローラ 33Y、M、C、B 上限検出用静電容量型近接スイ
ッチ 34Y、M、C、B 下限検出用静電容量型近接スイ
ッチ 35Y、M、C、B 液量検出センサコントローラ 40 メインコントローラ 51Y、M、C、B 現像部 55 現像液 55a キャリア液 56 キャリア液分離ユニット 57 キャリア液タンク 58 キャリア液供給ポンプ 59Y、M、C、B キャリア液供給用電磁弁 60Y、M、C、B フレキシブルな配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 334 (72)発明者 板谷 正彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 須藤 浩三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA38 DD03 DD07 DE02 DE04 DE07 EC06 ED08 ED16 EE06 EF01 ZA07 2H032 AA15 BA04 BA08 BA23 BA30 CA04 2H034 AA06 DA01 EA01 EA03 2H074 AA03 BB02 BB32 BB50 BB54 BB72 CC03 CC04 CC12 CC13 CC24 CC46 CC62 CC64 EE07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体中にトナーを分散させた現像液を用い
    て潜像担持体上の潜像を現像し、該現像により顕像化さ
    れた画像を直接あるいは中間転写体を介して記録媒体に
    転写し、該潜像担持体あるいは該中間転写体上の転写残
    の残留液を回収しクリーニングする湿式画像形成装置に
    おいて、上記クリーニングを行うクリーニング手段で除
    去回収した残留液から液体成分を分離抽出する分離抽出
    手段を有し、該分離抽出手段によって抽出した液体成分
    を、上記現像手段における現像液に添加することによ
    り、該現像液の濃度を調整することを特徴とする湿式画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の湿式画像形成装置において、上
    記現像手段は、上記現像液の濃度を検出するための濃度
    検出手段を備え、該濃度検出手段の検出結果に基づい
    て、該現像液に添加する上記液体成分の量を制御する制
    御手段を設けたことを特徴とする湿式画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の湿式画像形成装置において、上
    記濃度検出手段の検出結果に基づいて、上記記録媒体に
    転写する間隔を制御する制御手段を設けたことを特徴と
    する湿式画像形成装置。
JP18475399A 1999-06-30 1999-06-30 湿式画像形成装置 Expired - Fee Related JP3971867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18475399A JP3971867B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 湿式画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18475399A JP3971867B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 湿式画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001013795A true JP2001013795A (ja) 2001-01-19
JP3971867B2 JP3971867B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=16158752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18475399A Expired - Fee Related JP3971867B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 湿式画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3971867B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243129A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2006251669A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171436A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171345A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171435A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171344A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171437A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2008268917A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Kyocera Mita Corp 液体現像剤循環装置および画像形成装置
JP2012203134A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置、及び画像形成装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243129A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2006251669A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171345A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171344A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171436A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171435A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2007171437A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2008268917A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Kyocera Mita Corp 液体現像剤循環装置および画像形成装置
JP2012203134A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置、及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3971867B2 (ja) 2007-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4659485B2 (ja) 液体画像形成装置のクリーニング装置
JP3971867B2 (ja) 湿式画像形成装置
JP2004279474A (ja) 画像形成装置
EP1793286A1 (en) Image forming method and image forming apparatus with a cleaning blade
JP2006215403A (ja) 画像形成装置
JP2003316162A (ja) トナーリサイクル装置
JP5495714B2 (ja) 抽出装置及びこれが適用された画像形成装置
JP2004118099A (ja) 液体現像装置、その方法および画像形成装置
JP4411943B2 (ja) 画像形成装置
JP4470439B2 (ja) 画像形成装置
JP2004117687A (ja) トナー調整装置およびこれを備えた印刷機
JP4568100B2 (ja) 液体現像装置
JP4168651B2 (ja) 画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム
JP4349051B2 (ja) 画像形成装置
JP4385727B2 (ja) 画像形成装置および方法
JP4403762B2 (ja) 画像形成装置
JP3692243B2 (ja) 湿式画像形成装置
JP2008262235A (ja) 液体現像装置
JP2006189639A (ja) 画像形成装置
JP2007114382A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4168723B2 (ja) 画像形成装置および方法
JPH0690587B2 (ja) 湿式複写機のクリ−ニング装置
JP4207525B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2005242218A (ja) 湿式画像形成装置
JP2001051511A (ja) 液体現像器及び記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees