JP5285968B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、特に、液体現像剤を用いる湿式の画像形成装置に関する。
従来、この種の湿式の画像形成装置としては、絶縁性液体(以下、「キャリア液」という。)中にトナーを分散させた液体現像剤で潜像担持体上の潜像を現像し、現像により形成されたトナー像を中間転写体上に一次転写し、その後転写材に二次転写して最終画像を得るものが知られている。このような湿式の画像形成装置において、像の乱れの無い良好な二次転写を行うために、二次転写前に中間転写ベルトから余剰のキャリア液を除去する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−296918号公報
特許文献1に記載の画像形成装置では、キャリア液を二次転写前の中間転写体から除去することによって良好な二次転写を行うことができるものの、特許文献1には潜像担持体から中間転写体にキャリア液が移動することで、潜像担持体の表面に一次転写後に残留したトナーを潜像担持体から除去する際に発生する不具合に関する対策に関しては何も記載が無い。また、キャリア液が中間転写体に付着することによって一次転写時に発生する不具合の対策に関しても記載されていない。
本発明の課題は、二次転写を良好に行うとともに、さらに一次転写を良好に行いや潜像担持体から一次転写残トナーを良好除去することが可能な画像形成装置を提供することにある。
第1発明に係わる画像形成装置は、帯電された静電潜像担持体表面に画像データに応じた露光を露光部が行うことで形成された静電潜像を液体現像剤担持体が担持する液体現像剤を用いてトナー像とし、トナー像を静電潜像担持体から中間転写体に一次転写し、中間転写体から記録媒体に二次転写する画像形成装置であって、静電潜像担持体と中間転写体の接触位置から見て中間転写体の移動方向下流において中間転写体と接触し、かつ第二回転部材と接触する第一回転部材と、第一回転部材と接触し、かつ静電潜像担持体と接触する第二回転部材と、を備え、第一回転部材は、第一回転部材と中間転写体の接触位置で第一回転部材と中間転写体は同方向に移動し、第二回転部材と静電潜像担持体の接触位置で第二回転部材と静電潜像担持体が同方向に移動するものである。
この画像形成装置では、静電潜像担持体と中間転写体の接触位置から見て中間転写体の移動方向下流において中間転写体と接触し、かつ静電潜像担持体と接触するクリーニング回転部材を有する。これによって、中間転写体からキャリア液を除去することで、その下流側の一次転写または二次転写を良好に行えると共に、中間転写体から除去したキャリア液を潜像担持体にクリーニング助剤として付与することで、一次転写後に静電潜像担持体から残留トナーを良好に除去することが可能となる。
第2発明に係る画像形成装置は、第1発明の画像形成装置であって、第一回転部材には液体現像剤を構成するトナーの帯電極性と同極性の第一電圧が印加されている。
この画像形成装置では、第一回転部材には液体現像剤を構成するトナーの帯電極性と同極性の第一電圧ことで、クリーニング回転部材に中間転写体に担持されたトナー像が付着することが良好に防止することができる。
第3発明に係る画像形成装置は、第2発明の画像形成装置であって、第一電圧は少なくとも露光部が露光した静電潜像担持体の明部の電位より絶対値が大きい。
この画像形成装置では、一次転写後に静電潜像担持体に残留したトナーがクリーニング回転体に移動することを良好に防止することができる。
第4発明に係る画像形成装置は、第1発明から第3発明のいずれかの画像形成装置であって、中間転写体を間に挟んで第一回転部材と対向する対向部材をさらに有する。
この画像形成装置では、中間転写体に対してクリーニング回転部材を安定して当接することができる。
本発明では、一次転写及びニ次転写が良好に行えると共に、静電潜像担持体の一次転写残トナーのクリーニングを良好に行うことができる。
以下、図面に基づいて、本発明の画像形成装置の実施の一形態について説明する。なお、説明の便宜上、図面では部材の位置及び大きさ等は適宜強調して描かれている。また、以下の実施形態は、本発明の画像形成装置の一例として、プリンタを挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の画像形成装置は、コピー機、ファクシミリ機としての機能を有する所謂複合機(MFP、Multi Function Peripheral)やコピー機能のみを備えたものでもよい。以下に説明するこれらの部材の具体的な構
成や、その他の部材等については、適宜変更可能である。
1. 構成
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置としてのカラープリンタ1を図1に示す。このカラープリンタ1は、画像形成部2と、用紙収納部3と、二次転写部4と、定着部5と、用紙搬送部6と、排出部7と、を備えている。画像形成部2は、画像データに基づいてトナー画像を形成するタンデム式のものである。用紙収納部3は、記録媒体の一例である用紙を収容する。二次転写部4は、画像形成部2で形成されたトナー画像を用紙上に転写する。定着部5は、用紙に転写されたトナー像を用紙に定着させる。用紙搬送部6は、用紙収納部3から排出部7まで用紙を搬送する。排出部7は、定着の完了した用紙を排紙する。
画像形成部2は、中間転写体の一例である中間転写ベルト21と、クリーニング部22と、複数の画像形成ユニットFB、FY、FC、FMとを備える。
中間転写ベルト21は、導電性を有し、無端状、すなわちループ状の部材である。中間転写ベルト21は、図1、図2において矢印で示すように、時計回りに循環駆動される。中間転写ベルト21は、このカラープリンタ1において使用可能な最も大きな用紙の幅より幅広である。ここで、「幅」とは、用紙搬送方向に垂直な方向の長さをいう。また、以下、中間転写ベルト21の外側を向く面を表面と称し、他方の面を裏面と称する。なお、中間転写ベルト21は、駆動ローラ41と従動ローラ23とテンションローラ24に張架されている。図示しない駆動モータの駆動によって駆動ローラ41が回動すると、中間転写ベルト21が駆動される。また、中間転写ベルト21が駆動されると、従動ローラ23、テンションローラ24が、中間転写ベルト21に対して従動回転する。なお、テンションローラ24は中間転写ベルト21が弛まないように適切な張力を中間転写ベルト21に付与する部材である。
クリーニング部22は、中間転写ベルト21のクリーニングを行う。クリーニング部22は、クリーニングローラ22aとクリーニングブレード22bとを有する。
画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、中間転写ベルト21の近傍に4つ並べて中間転写ベルト21のクリーニング部22と二次転写部4との間に配置される。画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色にそれぞれ対応している。なお、各画像形成ユニットFB、FY、FC、FMの配置の順番はこの限りではないが、各色の混色による完成画像への影響を配慮すると、この配置が好ましい。
また、各画像形成ユニットFB、FY、FC、FMに対応して、それぞれ液体現像剤循環装置LB、LY、LC、LM、トナータンクTB、TY、TC、TM、及び、メインキャリアタンクMTが設けられており、各色の液体現像剤の供給、並びに回収が行われるようになっている。これらの構成の詳細に関する説明は省略する。
図2に示すように、画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、静電潜像担持体としての感光体ドラム10と、帯電装置11と、露光部としての露光装置12と、現像装置14と、一次転写ローラ20と、クリーニング装置26と、除電装置13と、クリーニング回転部材としてのキャリア液除去ローラ30とを備える。
感光体ドラム10は、円柱状の部材であって、その表面に帯電(本実施形態ではプラス極性に帯電)したトナーによって形成されたトナー像を担持可能である。感光体ドラム10は、図2において破線矢印で示すように、反時計回りに回転可能な部材である。
帯電装置11は、感光体ドラム10の表面を所定の極性・電位に一様に帯電させることができる装置である。
露光装置12は、LED等の光源を有し、外部の機器から入力される画像データに応じて、一様に帯電した感光体ドラム10の表面に光を照射する。これにより、露光部分、つまり光が照射された部分の電荷が除去されて、感光体ドラム10の表面には、静電潜像が形成される。
現像装置14は、トナー及びキャリア液を含む液体現像剤を、感光体ドラム10表面の静電潜像に対向するように保持することで、静電潜像にトナーを付着させる。これにより、静電潜像はトナー像として現像される。
現像装置14は、現像容器140、液体現像剤担持体としての現像ローラ141、供給ローラ142、支持ローラ143、供給ローラブレード144、現像クリーニングブレード145、現像剤回収装置146及び現像ローラ帯電器147を含む。
現像容器140は、トナーとキャリア液からなる液体現像剤の供給を受ける容器である。この液体現像剤は、キャリア液に対するトナーの比率の調整が予め行われた状態で、液体現像剤循環装置に流路83に接続された供給ノズル278から現像容器140内へ供給される。なお、液体現像剤は、支持ローラ143のうち供給ローラ142と支持ローラ143とのニップ部から見て支持ローラ143の回転方向上流側近傍の部分に向けて供給される。供給された液体現像剤の余剰分は支持ローラ143の下方へ落下し、現像容器140の底部において一時貯留される。貯留された液体現像剤は、流路82を通して液体現像剤循環装置によって回収される。
支持ローラ143は現像容器140の略中央に配置され、下方から供給ローラ142に当接して供給ローラ142との間でニップ部を形成する。供給ローラ142は、支持ローラ143の斜め上に配置されており、供給ノズル278から離れる方向に支持ローラ143の直上からずれて配置されている。供給ローラ142の表面には、液体現像剤を保持するための溝が設けられている。図2において破線矢印で示すように、支持ローラ143は反時計方向に、供給ローラ142は時計方向に回転する。
供給ノズル278から供給される液体現像剤は、前記ニップ部の両ローラ142,143の回転方向上流側で一時的に滞留される。そして、両ローラ142、143の回転に伴って、供給ローラ142の溝に保持された状態で上方へ運ばれる。供給ローラブレード144は、供給ローラ142の表面に圧接され、供給ローラ142に保持される液体現像剤の量が所定量になるように液体現像剤の量を規制する。供給ローラブレード144により掻き落とされた余剰の液体現像剤は、現像容器140の底部において一時貯留される。貯留された液体現像剤は、流路82を通して液体現像剤循環装置によって回収される。
現像ローラ141は、現像容器140の上部に設けられた開口部に、供給ローラ142と接するように配置されている。現像ローラ141は供給ローラ142と同方向に回転される。すなわち、現像ローラ141と供給ローラ142とが当接するニップ部では、現像ローラ141の表面は、供給ローラ142の表面と逆方向に移動する。これにより、現像ローラ141の表面に、供給ローラ142の表面に保持された液体現像剤が受け渡される。ここで、供給ローラ142の液体現像剤の層厚が所定値に規制されているので、現像ローラ141の表面に形成される液体現像剤層の層厚も所定値に保たれる。
現像ローラ帯電器147は、トナーの帯電極性と同極性の電界を与えることで、現像ローラ141に担持された液体現像剤層中のトナーを現像ローラ141の表面側に移動させる。これにより、現像効率を向上させる。現像ローラ帯電器147は、現像ローラ141と、供給ローラ142との接触部から見て現像ローラ141の回転方向下流側であって、現像ローラ141と感光体ドラム10との接触部から見て現像ローラ141の回転方向上流側において、現像ローラ141の表面に対向するように設けられている。
現像ローラ141は感光体ドラム10と接しており、感光体ドラム10の表面の静電潜像の電位と現像ローラ141に印加される現像バイアスとの電位差によって、トナーが、感光体ドラム10表面の静電潜像の内、露光装置12からの画像データに応じた光の照射によって電荷が除去された部分に付着する。これにより、画像データに応じたトナー像が感光体ドラム10表面に形成される。
現像クリーニングブレード145は、現像ローラ141と感光体ドラム10との接触部から見て現像ローラ141の回転方向下流側であって、現像ローラ141と供給ローラ142との接触部から見て現像ローラ141の回転方向上流側において、現像ローラ141の表面に接触するように配置されている。現像クリーニングブレード145は、感光体ドラム10への現像動作を終えた現像ローラ141の表面の液体現像剤を除去する。
現像剤回収装置146は、現像クリーニングブレード145で除去された液体現像剤を回収して、液体現像剤循環装置の流路81へ該液体現像剤を送り出す。液体現像剤は現像クリーニングブレード145の表面に沿って流下するが、液体現像剤の粘度が高いことから、現像剤回収装置146には液体現像剤の送り出しを補助する送り出しローラ148が備えられている。なお、現像クリーニングブレード145を流下した液体現像剤は送りスクリュー149によって図2の紙面に垂直な方向に送られた後、液体現像剤循環装置の流路81へ送り出される。
一次転写ローラ20は、中間転写ベルト21の裏面に接して、感光体ドラム10と対向して配置されている。一次転写ローラ20には、一次転写を行う際には図示しない電源からトナー像中のトナーとは逆極性(本実施形態ではマイナス)の電圧を印加されるようになっている。つまり、一次転写ローラ20は、中間転写ベルト21と接触している位置で、中間転写ベルト21にトナーと逆極性の電圧を印加する。中間転写ベルト21は導電性を有するので、この印加電圧によって、中間転写ベルト21の表面側に感光体ドラム10に担持されたトナーが引き付けられることで感光体ドラム10に形成されたトナー像は中間転写ベルト21表面に一次転写される。
クリーニング装置26は、中間転写ベルト21に転写されずに残留した液体現像剤を感光体ドラム10から除去するための装置であって、クリーニングブレード262と、搬送スクリュー261とを備えている。
クリーニングブレード262は、感光体ドラム10の表面に残留した液体現像剤を掻き取るための部材であって、感光体ドラム10の回転軸方向に延びる板状の部材である。クリーニングブレード262は、その端部が感光体ドラム10の表面に摺接しており、感光体ドラム10の回転に伴って感光体ドラム10上に残留した液体現像剤を掻き取る。
搬送スクリュー261は、クリーニング装置26内に配置されている。搬送スクリュー261は、クリーニングブレード262によって掻き取られ、クリーニング装置26内に収納された液体現像剤をクリーニング装置26の外部に搬送する。また、搬送スクリュー261は、後述のキャリア液除去ローラ30によって中間転写ベルト21から除去されてクリーニング装置26内に収納されたキャリア液も第1回収容器279に搬送する。
除電装置13は、除電用の光源を有し、感光体ドラム10の表面を光源からの光によって除電する。除電装置13は、次の画像形成に備えて、クリーニングブレード262によって感光体ドラム10の表面から液体現像剤が除去された後に除電を行う。
クリーニング回転部材であるキャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10の回転軸と平行な回転軸を中心として回転可能な略円柱状の部材である。キャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10と逆方向に回転する。キャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10と中間転写ベルト21とが接触する位置よりも二次転写部4が配置されている側に、中間転写ベルト21と感光体ドラム10の両方に接触するように配置さている。キャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10と逆方向に回転する。つまり、キャリア液除去ローラ30と感光体ドラム10の接触位置ではキャリア液除去ローラ30と感光体ドラム10は同じ方向に移動し、また、キャリア液除去ローラ30と中間転写ベルト21の接触位置ではキャリア液除去ローラ30と中間転写ベルト21は逆方向に移動する。ここで、キャリア液除去ローラ30は中間転写ベルト21の表面からキャリア液を除去し、除去したキャリア液を感光体ドラム10に付与するための部材である。感光体ドラム10にキャリア液を付与した後にキャリア液除去ローラ30表面に残留したキャリア液などはキャリア液除去ローラ30のクリーニングブレード32によって除去されクリーニング装置26内に収納される。なお、キャリア液除去ローラ30は中間転写ベルト21と従動回転させるか(中間転写ベルト21と等速で移動)、または中間転写ベルト21の移動速度より速い速度で駆動回転させてもよい。
ここで、キャリア液除去ローラ30を安定して中間転写ベルト21に当接させるために、中間転写ベルト21を間に挟むように。中間転写ベルト21の裏面に接してキャリア液除去ローラ30と対向する位置に対向部材としての対向ローラ31が設けられている。ここで、中間転写ベルト21に一次されたトナー像がキャリア液除去ローラ30に付着しないように、対向ローラ31は接地され、キャリア液除去ローラ30には図示しない電源からトナーが中間転写ベルト21からキャリア液除去ローラ30に移動しないような電界を生じる電圧が印加されている。例えば+300Vが印加されている。この電圧は感光体ドラム10から中間転写ベルト21に一次転写されずに残留したトナーがキャリア液除去ローラ30に移動しないように、少なくとも感光体ドラム10の露光後電位(明部電位)より高いことが必要である。トナーが本実施例と逆極性の負帯電の場合は、明部電位はマイナスであるため、キャリア液除去ローラ30に印加する電圧は明部電位より低い電圧であることが必要である。つまり、キャリア液除去ローラ30に印加する電圧は明部電位より絶対値が大きな電圧である必要があると言う事ができる。
図1に示す用紙収納部3は、トナー像を定着させる用紙を収納する部分であって、カラープリンタ1の下部に配置されている。また、用紙収納部3は、用紙を収納している給紙カセット31と給紙ローラ32と用紙分離ローラ対33とを有している。
二次転写部4は、中間転写ベルト21上に形成されたトナー像を用紙に転写する部分である。二次転写部4は、上述した一次転写ローラ20と共に、トナー像を用紙に転写する転写装置を構成している。二次転写部4は、中間転写ベルト21を駆動する駆動ローラ41と、二次転写ローラ42とを有している。二次転写ローラ42は、中間転写ベルト21を間に挟んで駆動ローラ41に向けて押圧されている。
定着部5は、用紙にトナー像を定着させる部分であって、二次転写部4の上側に配置されている。また、定着部5は、加熱ローラ51と、加圧ローラ52とを有している。加圧ローラ52は、加熱ローラ51に対向して配置されており、加熱ローラ51を押圧する。
用紙搬送部6は、複数の搬送ローラ対74とレジストローラ対75を備え、用紙収納部3から二次転写部4、定着部5、及び、排出部7に用紙を搬送する。なお、図1において一対の搬送ローラ対74のみが図示されているが、他の搬送ローラ対は、図1における紙面に垂直な方向に並んで配置されており、記載を省略している。
排出部7は、二次転写部4でトナー像が転写され定着部5で定着された用紙が排出される部分であって、複数の排出ローラ対71とカラープリンタ1の上面に設けられた排出トレイ72を有している。なお、図1においては一対の排出ローラ対71のみが図示されているが、他の排出ローラ対は、図1における紙面に垂直な方向に並んで配置されており、記載を省略している。
2.動作
先ず、図1および図2に基づいて、カラープリンタ1の画像形成動作を説明する。カラープリンタ1に接続されたパーソナルコンピュータ(図略)からの画像形成指示を受けたカラープリンタ1は、作成指示を受けた画像データに対応した各色のトナー像を画像形成ユニットFB、FY、FC、FMを用いて形成する。具体的には、帯電装置11によって一様な電位に帯電された感光体ドラム10上に、露光装置12によって画像データに基づいた光照射が行われて静電潜像が形成され、この静電潜像に現像装置14からトナーが供給される。このようにして画像形成ユニットFB、FY、FC、FMで形成されたトナー像は中間転写ベルト21に一次転写されて、中間転写ベルト21上で重ね合わされてカラートナー像となる。
このカラートナー像の形成と同期して、用紙収納部3の給紙カセット31に収容されている用紙が給紙ローラ32によって給紙カセット31から取り出されて、分離ローラ対33によって一枚ずつ用紙搬送部6に送出される。用紙搬送部6の搬送ローラ対74によって用紙はレジストローラ対75まで送られる。レジストローラ対75によって用紙の搬送姿勢が補正されて一旦用紙は停止させられる。そして、中間転写ベルト21への一次転写とタイミングを合わせて用紙はレジストローラ対75から二次転写部4に送り込まれ、二次転写部4で中間転写ベルト21上のカラートナー像が用紙に二次転写される。カラートナー像が転写された用紙は定着部5に送られて熱と圧力の作用でカラートナー像は用紙に定着される。
カラートナー像が定着された用紙はさらに排出部7に送られ、排出ローラ対71よってカラープリンタ1の外部に設けられた排出トレイ72に排紙される。
二次転写後に、中間転写ベルト21に残留した残留液体現像剤は、中間転写ベルト21のクリーニング部22のクリーニングローラ22aとクリーニングブレード22bによって除去される。
3. 特徴
キャリア液は無極性の液体であるため電界の作用によってその挙動を制御することができない。そのためキャリア液は現像装置14の現像ローラ141と感光体ドラム10の接触位置において現像ローラ141から感光体ドラム10へ、接触することによって現像ローラ141に担持されているキャリア液の約半分が移動する。次に感光体ドラム10と中間転写ベルト21の接触位置においても感光体ドラム10に担持されているキャリア液の約半分が中間転写ベルト21に付着することによって移動する。
ここで、二次転写後の感光体ドラム10の表面にはキャリア液が二次転写前より少ない。二次転写後に感光体ドラム10表面に残留したトナーはその粒径が約1μmと乾式で用いられているトナー(約7μm)よりかなり小さいため、乾式トナーと比較して感光体ドラム10表面に強く付着している。そのためクリーニング装置26のクリーニングブレード262によって感光体ドラム10の表面に転写後に残留した転写残トナーを充分に除去することができず、感光体ドラム10表面に転写残トナーが残留した状態で次の画像形成が行われてしまうために形成画像に不具合が生じてしまうことがある。さらには、感光体ドラム10表面に転写残トナーが蓄積し、感光体ドラム10表面に膜状のトナー層が形成されてしまうので帯電不良等が生じて形成画像に不具合が生じてしまうことがある。このようになると感光体ドラム10を交換する必要が生じる場合がある。
また、感光体ドラム10と中間転写ベルト21の接触位置でキャリア液が中間転写ベルト21に移動すると、中間転写ベルト21表面にキャリア液が存在することによって下流側の画像形成ユニットにおける一次転写や、中間転写ベルト21の移動方向最下流側の画像形成ユニットFBでは二次転写部における二次転写の効率が中間転写ベルト21表面にキャリア液が存在することによって低下または乱れが生じ、転写後の画像がぼやけたりする不具合が発生することがある。
ここで、キャリア液除去ローラ30は上記の不具合を同時に解消するために、感光体ドラム10と中間転写ベルト21の接触位置から見て中間転写ベルト21の移動方向下流側の位置で中間転写ベルト21に接触し、さらに感光体ドラム10と中間転写ベルト21の接触位置から見て感光体ドラム10の回転方向下流側の位置で感光体ドラム10の接触するように配置されている。つまり、感光体ドラム10と中間転写ベルト21の接触位置の下流側で中間転写ベルト21からキャリア液を除去することによって、感光体ドラム10が属する画像形成ユニットの下流側の一次転写や中間転写ベルト21の移動方向最下流側の画像形成ユニットFBでは二次転写部における二次転写における上述の不具合を回避することができる。さらには、キャリア液除去ローラ30が中間転写体21から除去したキャリア液を感光体ドラム10にクリーニング助剤として付与することによって上述の感光体ドラム10表面に一次転写後に残留したトナーのクリーニングに関する不具合を解消することができる。
5.他の実施形態
(a)図3に示すようにクリーニング回転部材として2個の副回転部材としての中間転写ベルト21と接触する第一キャリア液除去ローラ30aと感光体ドラム10と接触する第二キャリア液除去ローラ30bとして設けても良い。なお、第一キャリア液除去ローラ30aと第二キャリア液除去ローラ30bは互いに接触している。ここで、第一キャリア液除去ローラ30aと中間転写ベルト21の接触位置で第一キャリア液除去ローラ30aと中間転写ベルト21は同方向に移動するように、第一キャリア液除去ローラ30aは図3において反時計方向に回転し、第ニキャリア液除去ローラ30bと感光体ドラム10の接触位置で第ニキャリア液除去ローラ30bと感光体ドラム10が同方向に移動するように、第ニキャリア液除去ローラ30bは時計方向に移動する。このようにすることで、中間転写ベルト21とキャリア液除去ローラが接触することによって中間転写ベルト21に発生する負荷を軽減することができる。
カラープリンタの全体概略図。 画像形成部の一つを拡大して示す断面図。 他の実施形態を示す画像形成部の一つを拡大して示す断面図。
1 カラープリンタ(画像形成装置)
2 画像形成部
4、 ニ次転写部
10 感光体ドラム(静電潜像担持体)
14 現像装置
20 一次転写ローラ
21 中間転写ベルト(中間転写体)
30 キャリア液除去ローラ(クリーニング回転部材)
31 対向ローラ(対向部材)
141 現像ローラ(液体現像剤担持体)

Claims (4)

  1. 帯電された静電潜像担持体表面に画像データに応じた露光を露光部が行うことで形成された静電潜像を液体現像剤担持体が担持する液体現像剤を用いてトナー像とし、前記トナー像を前記静電潜像担持体から中間転写体に一次転写し、前記中間転写体から記録媒体に二次転写する画像形成装置であって、
    前記静電潜像担持体と前記中間転写体の接触位置から見て前記中間転写体の移動方向下流において前記中間転写体と接触し、かつ第二回転部材と接触する第一回転部材と、
    前記第一回転部材と接触し、かつ前記静電潜像担持体と接触する前記第二回転部材と、を備え、
    前記第一回転部材は、前記第一回転部材と前記中間転写体の接触位置で前記第一回転部材と前記中間転写体は同方向に移動し、
    前記第二回転部材と前記静電潜像担持体の接触位置で前記第回転部材と前記静電潜像担持体が同方向に移動することを特徴とする前記画像形成装置。
  2. 前記第一回転部材には液体現像剤を構成するトナーの帯電極性と同極性の第一電圧が印加されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一電圧は少なくとも前記露光部が露光した前記静電潜像担持体の明部の電位より絶対値が大きいことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写体を間に挟んで前記第一回転部材と対向する対向部材をさらに有することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
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