JP5289358B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置及び、現像装置を備える画像形成装置に関する。
従来、コピー機やプリンタ等の画像形成装置として、トナー画像を担持可能な像担持体と、像担持体に液体現像剤を供給可能な現像装置とを備える画像形成装置が存在する。
この画像形成装置を構成する現像装置として、例えば、像担持体に液体現像剤を供給するための現像ローラと、現像ローラに液体現像剤を供給する現像剤供給ローラと、現像剤供給ローラに当接するように配置される現像剤支持部材と、現像剤供給ローラと現像剤支持部材との当接部分に液体現像剤を供給可能な現像剤供給部材と、現像剤供給部材により現像装置内に供給された液体現像剤を再利用する液体現像剤循環装置と、を備える現像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−268912号公報
しかし、特許文献1に開示された現像装置において、現像ローラに形成される液体現像剤の膜厚を所定厚さにするため、現像剤供給部材は、所定厚さの膜厚を形成するのに必要な量よりも多くの液体現像剤を供給している。つまり、特許文献1に開示された現像装置において、現像ローラに形成される液体現像剤の膜厚を測定することができないため、現像剤供給部材は、所定厚さの膜厚を形成するのに必要な量よりも多くの液体現像剤を供給している。
このため、液体現像剤循環装置は、必要最低限の量よりも多くの液体現像剤を循環させる必要があった。この場合、液体現像剤循環装置において、現像装置から回収した液体現像剤を溜める調整槽等の容量が大きくなるという問題があった。
本発明は、現像ローラに形成される液体現像剤により構成される現像剤膜の膜厚を測定することが可能な現像装置を提供することを一の目的とする。
また、本発明は、現像ローラに形成される液体現像剤により構成される現像剤膜の膜厚を測定することで、液体現像剤を過剰に供給することが抑制された現像装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、上記現像装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、像担持体に液体現像剤を供給する現像装置であって、前記像担持体に対向して配置される現像ローラと、前記現像ローラに当接して対向配置され、液体現像剤を前記現像ローラに供給する現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラに当接して対向配置される支持ローラと、前記支持ローラに液体現像剤を供給可能な現像剤供給部と、前記現像ローラに対向して配置され、前記現像ローラの表面に形成される現像剤膜を構成する液体現像剤に電荷を付与する電荷付与部と、前記現像剤膜における所定領域であって前記電荷付与部により電荷が付与された液体現像剤により構成される所定領域の表面電位値を測定する表面電位測定部と、を備える現像装置に関する。
また、現像装置は、前記表面電位測定部により測定された表面電位値に基づいて、前記支持ローラに供給する液体現像剤の供給量を調整するよう前記現像剤供給部を制御する供給制御部と、を備えることが好ましい。
また、現像装置において、前記電荷付与部は、前記現像剤膜の表面に電荷を一定的に連続して放出し、前記現像剤供給部が液体現像剤の供給量を増加させている状態において、前記供給制御部は、前記表面電位測定部により測定された前記表面電位値が増加している間は、前記供給量を増加させるよう前記現像剤供給部に対して指示し、前記表面電位値が一定になった場合には、前記供給量を一定量にするよう前記現像剤供給部に対して指示することが好ましい。
また、現像装置において、前記供給制御部は、前記表面電位値が一定になった場合には、前記表面電位値が一定になった時点における供給量を維持するよう前記現像剤供給部に対して指示することが好ましい。
また、現像装置において、前記電荷付与部は、前記現像剤膜の表面に電荷を一定的に連続して放出し、前記現像剤供給部が液体現像剤の供給量を減少させている状態において、前記供給制御部は、前記表面電位測定部により測定された前記表面電位値が一定の間は、前記供給量を減少させるよう前記現像剤供給部に対して指示し、前記表面電位値が減少した場合には、前記供給量を一定量であって前記減少が始まる前の供給量にするよう前記現像剤供給部に対して指示することが好ましい。
また、現像装置において、前記供給制御部は、前記表面電位値が減少した場合には、前記供給量を増加させるよう前記現像剤供給部に対して指示し、前記現像剤供給部が該供給制御部からの指示に基づいて液体現像剤の供給量を増加させている状態において、前記表面電位値が一定になった場合には、前記表面電位値が一定になった時点における供給量を維持するよう前記現像剤供給部に対して指示することが好ましい。
また、本発明は、上記いずれかに記載の現像装置と、表面にトナー画像を担持可能な像担持体とを有する画像形成部と、前記像担持体にトナー画像を形成させるよう前記画像形成部を制御する画像形成制御部と、を備える画像形成装置に関する。
また、画像形成装置は、前記画像形成部に対し前記像担持体に所定のトナー画像を形成させる指示である画像形成指示の入力を受け付ける入力受付部と、前記入力受付部により前記画像形成指示が受け付けられた場合、前記電荷付与部に対して電荷付与処理を開始するよう指示すると共に、前記表面電位測定部に対して前記表面電位値の測定を開始するよう指示する帯電制御部と、を備えることが好ましい。
また、画像形成装置において、前記帯電制御部は、一定的に連続して前記現像剤膜の表面に電荷を放出するよう前記電荷付与部を制御し、前記画像形成制御部は、前記表面電位測定部により測定された前記表面電位値が一定になった場合、前記画像形成指示に基づいて前記像担持体に前記所定のトナー画像を形成するよう画像形成部を制御することが好ましい。
本発明によれば、現像ローラに形成される液体現像剤により構成される現像剤膜の膜厚を測定することが可能な現像装置を提供することができる。
また、本発明によれば、現像ローラに形成される液体現像剤により構成される現像剤膜の膜厚を測定することで、液体現像剤を過剰に供給することが抑制された現像装置を提供することができる。
また、本発明によれば、上記現像装置を備える画像形成装置を提供することができる。
カラープリンタの各構成要素を説明するための全体図である。 液体現像剤循環装置の構成を説明する模式図である。 現像装置の構成を説明する断面図である。 現像装置の動作を説明するフロー図である。 液体現像剤の送液量(g/min)―表面電位値(V)の関係を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
まず、図1により、画像形成装置としてのカラープリンタ1の全体構成について説明する。図1は、カラープリンタ1の各構成要素を説明するための全体図である。
図1に示すように、カラープリンタ1は、画像形成部2と、用紙収納部3と、二次転写部4と、定着部5と、用紙搬送部6と、排紙部7と、を備える。
画像形成部2は、画像データに基づいてトナー画像を形成するタンデム式のものである。用紙収納部3は、被転写材の一例である用紙Tを収容する。二次転写部4は、画像形成部2で形成されたトナー画像を用紙T上(表面)に転写する。定着部5は、用紙Tに転写されたトナー画像を用紙T上(表面)に定着させる。用紙搬送部6は、用紙Tを用紙収納部3から排紙部7まで搬送する。排紙部7は、用紙搬送部6により搬送された用紙Tを排紙(排出)する。
画像形成部2は、中間転写ベルト21と、クリーニング部22と、複数の画像形成ユニットFB、FY、FC、FMとを備える。画像形成部2は、入力受付部400(図3参照)を介して外部機器(例えば、PC(Personal computer)等)から入力された画像データ(画像形成指示、画像情報及び枚数情報等)に基づいて、トナー画像を形成する。画像形成部2は、画像形成制御部410(図3参照)により制御される。画像形成制御部410は、後述する像担持体としての感光体ドラムにトナー画像を形成させるよう画像形成部2を制御する。
中間転写ベルト21は、導電性を有する無端状のベルト部材である。
中間転写ベルト21は、カラープリンタ1において使用可能な最も大きな用紙の幅より幅広である。ここで、「幅」とは、用紙搬送方向に垂直な方向の長さをいう。
中間転写ベルト21は、それぞれ所定位置に配置される駆動ローラ41と従動ローラ23とテンションローラ24とに張架されて配置される(架けわたされて配置される)。
中間転写ベルト21は、矢印で示すように、時計回り(図1において)に循環駆動される。具体的には、中間転写ベルト21は、駆動モータ(不図示)から伝達された回転駆動力により回転された駆動ローラ41により、矢印方向(環方向)に回転駆動される。また、回転駆動された中間転写ベルト21により、従動ローラ23及びテンションローラ24それぞれは、従動回転される。なお、中間転写ベルト21は、テンションローラ24により弛まないように適切な張力を付与された状態で回転駆動される。
以下、中間転写ベルト21の外側を向く面を表面とし、他方の面を裏面とする。
クリーニング部22は、クリーニングローラ22aと、クリーニングブレード22bとを有する。クリーニング部22は、中間転写ベルト21のクリーニングを行う。
画像形成ユニットFB、FY、FC、FMそれぞれは、中間転写ベルト21の近傍に配置される。画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、水平方向に並んで配置される。画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、水平方向においてクリーニング部22と二次転写部4との間に並んで配置される。画像形成ユニットFB、FY、FC、FMは、図1において左からFB、FY、FC、FMの順序で並んで配置される。
画像形成ユニットFB、FY、FM、FCそれぞれは、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色に対応したユニットである。
なお、画像形成ユニットFB、FY、FC、FMの配置順序は、上述の限りではないが、各色の混色による画像(用紙T上に転写された画像)への影響を配慮すると、上述の配置順序が好ましい。
また、画像形成ユニットFB、FY、FC、FMそれぞれに対応して、後述する液体現像剤循環装置LB、LY、LC、LMを構成するトナータンクTB、TY、TC、TMや、メインキャリアタンクMTが設けられる。これらは、各色の液体現像剤における供給及び回収に利用されるタンクである。
液体現像剤循環装置LB、LY、LC、LMについては後に説明する。
画像形成ユニットFB、FY、FC、FMそれぞれは、感光体ドラム10a、10b、10c、10dと、帯電装置11a、11b、11c、11dと、露光装置12a、12b、12c、12dと、現像装置9a、9b、9c、9dと、一次転写ローラ20a、20b、20c、20dと、クリーニング装置26a、26b、26c、26dと、除電装置13a、13b、13c、13dと、キャリア液除去ローラ30b、30c、30dとを備える。ここで、画像形成ユニットのうち、最も二次転写部4に近い画像形成ユニットFBは、キャリア液除去ローラを有しないが、その他の構成は他の画像形成ユニットFY、FC、FMと同一である。
感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれは、円柱状の部材であって、その表面に帯電(本実施形態ではプラス極性に帯電)したトナー画像を担持可能な部材である。感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれは、図1において反時計回りに回転可能に配置される。
帯電装置11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面を所定の極性及び電位に一様に帯電させる装置である。
露光装置12a、12b、12c、12dそれぞれは、図示しない光源部(例えば、LED(Light―Emitting Diode)等)を有する。露光装置12a、12b、12c、12dそれぞれは、外部機器(例えば、PC等)から入力受付部(図3参照)を介して入力される画像データに基づいて、所定の極性及び電位に一様に帯電された感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面に光を照射する。これにより、露光部分の電荷が除去されて、感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面には、静電潜像が形成される。
現像装置9a、9b、9c、9dそれぞれは、感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面に形成された静電潜像に対向するようにトナー及びキャリア液を含む液体現像剤GB、GY、GC、GMを保持する。これにより、現像装置9a、9b、9c、9dそれぞれは、静電潜像に各色のトナーを付着させ、静電潜像をトナー画像として現像させる。
現像装置については後に詳細に説明する。
一次転写ローラ20a、20b、20c、20dそれぞれは、中間転写ベルト21の裏面に感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれに対応して配置される。一次転写ローラ20a、20b、20c、20dそれぞれは、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれと対向して配置される。
一次転写ローラ20a、20b、20c、20dそれぞれには、図示しない電源によりトナー画像を構成するトナーとは逆極性(本実施形態ではマイナス)の電圧が印加される。つまり、一次転写ローラ20a、20b、20c、20dそれぞれは、中間転写ベルト21と接触している位置において中間転写ベルト21に対してトナーと逆極性の電圧を印加する。中間転写ベルト21は導電性を有するため、この印加電圧によって、中間転写ベルト21の表面側及びその周辺にトナーが引きつけられる。
クリーニング装置26a、26b、26c、26dそれぞれは、クリーニングブレード27a、27b、27c、27dと、搬送スクリュー28a、28b、28c、28dとを備える。クリーニング装置26a、26b、26c、26dそれぞれは、中間転写ベルト21に転写されずに感光体ドラム10a、10b、10c、10dに残留した液体現像剤を除去するための装置である。
クリーニングブレード27a、27b、27c、27dそれぞれは、感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの回転軸方向に延びる板状の部材である。クリーニングブレード27a、27b、27c、27dそれぞれは、感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面に残留した液体現像剤を掻き取るための部材である。クリーニングブレード27a、27b、27c、27dそれぞれは、先端が感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面に当接(摺接)して配置される。クリーニングブレード27a、27b、27c、27dそれぞれは、感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの回転に伴って感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面に残留した液体現像剤を掻き取る。
搬送スクリュー28a、28b、28c、28dそれぞれは、クリーニング装置26a、26b、26c、26dそれぞれの内部に配置される。搬送スクリュー28a、28b、28c、28dそれぞれは、クリーニングブレード27a、27b、27c、27dそれぞれによって掻き取られ、クリーニング装置26a、26b、26c、26dそれぞれの内部に収容された液体現像剤を第1回収容器81a、81b(図2参照)、81c、81dそれぞれに搬送する。また、搬送スクリュー28a、28b、28c、28dそれぞれは、後述するキャリア液除去ローラ30b、30c、30dそれぞれによって中間転写ベルト21から除去されてクリーニング装置26a、26b、26c、26dそれぞれの内部に収容されたキャリア液も第1回収容器81a、81b(図2参照)、81c、81dそれぞれに搬送する。
除電装置13a、13b、13c、13dそれぞれは、除電用の光源(不図示)を有する。除電装置13a、13b、13c、13dそれぞれは、光源からの光によって感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面を除電処理する。除電装置13a、13b、13c、13dそれぞれは、クリーニングブレード27a、27b、27c、27dそれぞれによって感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面から液体現像剤が除去された部分に対して除電処理をする。
キャリア液除去ローラ30b、30c、30dそれぞれは、感光体ドラム10b、10c、10dそれぞれの回転軸と平行な回転軸それぞれを中心として回転可能に配置される略円柱状の部材である。キャリア液除去ローラ30b、30c、30dは、中間転写ベルト21の表面からキャリア液を除去する部材である。
キャリア液除去ローラ30b、30c、30dそれぞれは、感光体ドラム10b、10c、10dそれぞれにおける表面に対向して配置される。キャリア液除去ローラ30b、30c、30dそれぞれは、感光体ドラム10b、10c、10dそれぞれと中間転写ベルト21とが接触する位置よりも、感光体ドラム10b、10c、10dそれぞれの回転方向下流側において感光体ドラム10b、10c、10dそれぞれに対向して配置される。
キャリア液除去ローラ30b、30c、30dそれぞれは、所定方向からみて感光体ドラム10b、10c、10dそれぞれと同方向に回転する。キャリア液除去ローラ30b、30c、30dそれぞれによって除去されたキャリア液は、クリーニング装置26b、26c、26dの内部に収容される。
用紙収納部3は、カラープリンタ1における垂直方向下部に配置される。用紙収納部3は、用紙Tを収納する給紙カセット31と、用紙Tを後述する用紙搬送部6に供給する給紙ローラ32と、複数の用紙Tが重なった状態で用紙搬送部6に供給されることを抑制する分離ローラ対33とを有する。
二次転写部4は、中間転写ベルト21を駆動する駆動ローラ41と、二次転写ローラ42とを有する。二次転写ローラ42は、中間転写ベルト21を間に挟んで駆動ローラ41に向けて押圧されて配置される。二次転写部4は、中間転写ベルト21上(表面)に形成されたトナー画像を用紙Tに転写する。二次転写部4は、上述した一次転写ローラ20a、20b、20c、20dと共に、トナー画像を用紙Tに転写する転写装置を構成する。
定着部5は、加熱ローラ51と、加圧ローラ52とを有する。加圧ローラ52は、加熱ローラ51に対向すると共に、加熱ローラ51を押圧するように配置される。定着部5は、二次転写部4により転写されたトナー画像を用紙Tに定着させる部分(装置)である。定着部5は、二次転写部4よりも用紙Tの搬送方向において下流側に配置される。
用紙搬送部6は、(複数の)搬送ローラ対74と、レジストローラ対75とを備える。用紙搬送部6は、用紙収納部3から供給された用紙Tを二次転写部4及び定着部5を介して排紙部7に搬送する部分である。なお、図1においては、一対の搬送ローラ対74のみが図示され、他の搬送ローラ対は表示が省略されている。
排紙部7は、(複数の)排出ローラ対71と、カラープリンタ1における上面に設けられた排出トレイ72とを有する。排紙部7は、二次転写部4によりトナー画像が転写され、定着部5によりトナー画像が一方又は両方の面に定着された用紙Tが排出される部分である。なお、図1においては、一対の排出ローラ対71のみが図示され、他の排出ローラ対は表示が省略されている。
次いで、図2及び図3により、現像装置及び液体現像剤循環装置について説明する。
図2は、液体現像剤循環装置LYの構成を説明する模式図である。図3は、現像装置9bの構成を説明する断面図である。
まず、現像装置9a、9b、9c、9dについて説明する。ここで、現像装置9bについて詳細に説明し、同様の構成である他の現像装置9a、9c、9dについては説明を省略する。
図2及び図3に示すように、現像装置9bは、現像ローラ91bと、現像剤供給ローラとしての供給ローラ92bと、支持ローラ93bと、現像剤供給部としての現像剤供給装置94bと、現像容器95bと、現像ローラクリーニング装置96bと、電荷付与部としての帯電装置97bと、表面電位測定部としてのセンサ98bとを備える。また、現像装置9bは、カラープリンタ(画像形成装置)1が備えるCPU500及びメモリ600に制御信号やデータを送受可能に接続される。
なお、本発明における現像装置は、CPU500と、メモリ600とを含むものであり、CPU500やメモリ600と接続されていればよく、本実施形態のように、CPU500及びメモリ600が物理的に現像装置9bの外部に配置されている形態も含むものである。
現像装置9bは、感光体ドラム10bに液体現像剤を供給するための装置である。
現像ローラ91bは、感光体ドラム10bに対向して配置される円筒状の部材である。現像ローラ91bは、外面側に配置され表面を構成する弾性部を有する。現像ローラ91bは、図3において、矢印方向(時計回り)に回転される。
現像ローラ91bは、感光体ドラム10bに対して所定の圧力で当接するよう配置される。これにより、感光体ドラム10bと現像ローラ91bとの当接部分には、当接部分NCが形成される。
供給ローラ92bは、現像ローラ91bに当接して対向配置される。
供給ローラ92bは、現像ローラ91bにおける垂直方向下側に配置される。また、供給ローラ92bは、回転軸が現像ローラ91bの回転軸に対して水平方向にずれるように配置される。また、供給ローラ92bは、現像ローラ91bと、支持ローラ93bとの間に配置される。
供給ローラ92bは、液体現像剤を現像ローラ91bに供給するローラ部材である。
供給ローラ92bは、いわゆるアニロックスローラと呼ばれる部材としての役割を有しており、表面に螺旋溝が形成されている。螺旋溝には液体現像剤が流れ込み、供給ローラ92bは、表面に液体現像剤を保持可能に構成される。ここで、供給ローラ92b上(表面)に保持された液体現像剤は、供給ローラ92bの回転に伴って軸方向における一端側(図3において紙面手前側)から他端側(図3において紙面奥側)に搬送される。
供給ローラ92bの近傍には、先端が供給ローラ92bの表面に当接するように供給ローラブレード部材921bが配置される。供給ローラブレード部材921bは、供給ローラ92b上の液体現像剤における層の厚さを規制する。
供給ローラ92bは、図3において矢印方向(時計回り)に回転される。つまり、現像ローラ91bと供給ローラ92bとが当接するニップ部NAでは、現像ローラ91bの表面は、供給ローラ92bの表面と逆方向に移動する。これにより、供給ローラ92bの表面に保持された液体現像剤が現像ローラ91bの表面に受け渡される。ここで、供給ローラブレード部材921bにより供給ローラ92bの液体現像剤における層厚が所定値に規制されるので、現像ローラ91bの表面に形成される液体現像剤層の層厚も所定範囲の厚さに保たれる。
支持ローラ93bは、供給ローラ92bに当接して対向配置される。支持ローラ93bは、軸方向において、供給ローラ92bよりも短い部材である。支持ローラ93bは、軸方向における一端側(図3において手前側)に配置される。支持ローラ93bは、供給ローラ92bにおける垂直方向下側に配置される。また、支持ローラ93bは、回転軸が供給ローラ92bの回転軸に対して水平方向にずれるように配置される。
支持ローラ93bは、供給ローラ92bと当接するニップ部NBの近傍で液体現像剤を支持可能である。支持ローラ93bは、回転軸が供給ローラ92bの回転軸に対して水平方向にずれるように配置されることで、ニップ部NB近傍に液体現像剤が貯留しやすくさせる。
支持ローラ93bは、図3において矢印方向(反時計回り)に回転される。つまり、供給ローラ92bと支持ローラ93bとが当接するニップ部NBでは、供給ローラ92bの表面は、支持ローラ93bの表面と同方向に移動する。これにより、ニップ部NBに貯留された液体現像剤は、供給ローラ92bに供給されやすくなる。
現像剤供給装置94bは、濃度調整された液体現像剤を供給ローラ92bと支持ローラ93bとのニップ部NBの近傍に供給するための装置である。
現像剤供給装置94bは、供給ローラ92bの軸方向に等間隔に配置された複数の現像剤供給ノズル941bと、後述するポンプP4bとを有する。
現像剤供給ノズル941bは、液体現像剤循環装置LYのリザーブタンク87bに流路R7bを介して接続され、リザーブタンク87bから液体現像剤の供給を受ける(図2参照)。現像剤供給ノズル941bは、支持ローラ93bのうち供給ローラ92bと支持ローラ93bとのニップ部NB近傍の部分に向けて液体現像剤を供給する。現像剤供給ノズル941bにより供給される液体現像剤の量は、ポンプP4bにより調整される。ポンプP4bは、後述する供給制御部530により制御される。
現像容器95bは、支持ローラ93bと、供給ローラ92bと、現像剤供給装置94bと、現像ローラ91bと、現像ローラクリーニング装置96bと、帯電装置97bと、供給ローラブレード部材921bとを支持しており、内部に液体現像剤を収容可能な容器である。また、現像容器95bの底面には、支持ローラ93bの外周面に沿うように窪んだ凹部951bが形成される。現像容器95bの底部のうち軸方向下流側の端部には、液体現像剤を排出可能な排出部952b(図2参照)が形成される。排出部952bは、後述する流路R2bによって液体現像剤循環装置LYの第2回収容器83bに接続される。
供給ローラ92bと支持ローラ93bとのニップ部NB近傍に供給された液体現像剤の余剰分は、支持ローラ93bから垂直方向における下方へ落下し、現像容器95bの底部において貯留される。貯留された液体現像剤は、流路R2bを通して液体現像剤循環装置LYの第2回収容器83bに回収される。
現像ローラクリーニング装置96bは、現像剤回収ローラ963bと、回収ローラ掻き取りブレード964bと、掻き取りブレード961bと、現像剤回収部962bと、排出部材965bとを備える。現像ローラクリーニング装置96bは、現像容器95bに支持されて配置される。現像ローラクリーニング装置96bは、感光体ドラム10bに供給されずに現像ローラ91bの表面に残留した液体現像剤をクリーニングする装置である。
現像剤回収ローラ963bは、現像ローラ91bに当接して対向配置される。現像剤回収ローラ963bは、現像ローラ91bに残存した液体現像剤を回収する部材である。
回収ローラ掻き取りブレード964bは、現像剤回収ローラ963bに付着した液体現像剤を掻き取る部材であって、先端が現像剤回収ローラ963bに接触して配置される。
掻き取りブレード961bは、現像剤回収ローラ963bに対して現像ローラ91bにおける回転方向下流側の所定位置に対向配置される板状の部材である。掻き取りブレード961bは、先端が現像ローラ91bに接触するように配置される。掻き取りブレード961bは、現像ローラ91b上(表面)の液体現像剤を掻き取るための部材である。掻き取りブレード961bは、現像剤回収ローラ963bで回収されなかった液体現像剤を掻き取るための部材である。
現像剤回収部962bは、掻き取りブレード961bにより掻き取られた液体現像剤を回収する内部空間を有する。現像剤回収部962bにおける内部空間は、流路R1b(図2参照)により第2回収容器83bと接続される。
排出部材965bは、現像剤回収部962bに回収された液体現像剤を第2回収容器83bに接続された流路R1b側に搬送するスクリュー状の部材である(図2参照)。
帯電装置97bは、現像ローラ91bの近傍に配置される。帯電装置97bは、現像ローラ91bに対向して配置される。帯電装置97bは、現像ローラ91bの回転方向において、現像ローラ91bと感光体ドラム10bとの当接部分NCよりも上流側であって、現像ローラ91bと供給ローラ9b2とのニップ部NA分より下流側の部分に対向して配置される。帯電装置97bは、現像ローラ91bの回転方向において、ニップ部NAと当接部分NCとの間に現像ローラ91bと対向して配置される。
帯電装置97bは、現像ローラ91b上(表面)に形成された現像剤膜を構成する液体現像剤に電荷を付与(電圧を印可)する。帯電装置97bは、例えば、コロナ放電により、現像剤膜を構成する液体現像剤に電荷を付与する。本実施形態において、帯電装置97bは、現像剤膜の表面に電荷を一定的に連続して放出する。また、帯電装置97bは、後述する帯電制御部510に制御される。
帯電装置97bは、現像装置9bにおける現像効率を向上させることが可能である。
センサ98bは、現像ローラ91bの近傍に配置される。センサ98bは、現像ローラ91bに対向して配置される。センサ98bは、現像ローラ91bの回転方向において、現像ローラ91bと感光体ドラム10bとの当接部分NCよりも上流側であって、帯電装置97bが対向する位置より下流側の現像ローラ91bの部分に対向して配置される。センサ98bは、現像ローラ91bの回転方向において、帯電装置97bが対向する位置と当接部分NCとの間に現像ローラ91bと対向して配置される。
センサ98bは、現像剤膜の表面電位値を測定する。センサ98bは、現像剤膜における所定領域ARの表面電位値を測定する。具体的には、センサ98bは、帯電装置97bにより電荷が付与された液体現像剤により構成される所定領域ARの表面電位値を測定する。センサ98bは、測定した表面電位値に関する情報を後述する表面電位算出部520に出力する。
CPU500は、帯電制御部510と、表面電位算出部520と、供給制御部530と、画像形成許可部540とを含む。
帯電制御部510は、帯電装置97bを制御する。帯電制御部510は、帯電装置97bにおけるコロナ放電量等を制御する。本実施形態において、帯電制御部510は、コロナ放電量が一定になるよう帯電装置97bを制御する。
また、帯電制御部510は、入力受付部400により画像形成部2に対し感光体ドラム10bに所定のトナー画像を形成させる指示である画像データ(画像形成指示を含む)が受け付けられた場合、帯電装置97bに対して電荷付与を開始するよう指示する。
ここで、帯電制御部510は、例えば、帯電装置97bに対して、電荷付与処理を開始することを指示する。
表面電位算出部520は、センサ98bからの出力情報に基づいて、所定領域ARにおける表面電位値を算出する。表面電位算出部520により算出された表面電位値に関する情報は、供給制御部530に出力される。
表面電位算出部520は、入力受付部400により画像形成部2に対し感光体ドラム10bに所定のトナー画像を形成させる指示である画像データ(画像形成指示を含む)が受け付けられた場合、センサ98bに対して表面電位値に関する情報を出力することを指示すると共に、出力された出力情報に基づいて表面電位値の算出を開始する。
供給制御部530は、表面電位算出部520により出力された表面電位値に関する情報に基づいて、ポンプP4bを制御する。供給制御部530は、上記表面電位値に関する情報に基づいて、ニップ部NBに供給する液体現像剤の供給量を調整するようポンプP4bを制御する。供給制御部530は、後述する表面電位値−供給量テーブル610を参照しながら、ポンプP4bにより供給される液体現像剤の供給量を調整する。
また、供給制御部530は、不図示の表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルを参照しながら、ポンプ4bにより供給される液体現像剤の供給量を調整してもよい。
例えば、供給制御部530は、ポンプP4bが液体現像剤の供給を開始し、液体現像剤の供給量を増加させている状態において、センサ98bにより測定され表面電位算出部520により算出された表面電位値が増加している間は、表面電位値−供給量テーブル610や不図示の表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルを参照して、供給量を増加させるようポンプP4bに対して指示する。
そして、供給制御部530は、ポンプP4bが液体現像剤の供給量を増加させている状態において、上記表面電位値が一定になった場合には、表面電位値−供給量テーブル610や不図示の表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルを参照して、供給量を所定量(一定量)にするようポンプP4bに対して指示する。
ここで、所定量は、表面電位値が一定(飽和)になった時点における供給量を参考に設定される。所定量として、例えば、表面電位値が一定(飽和)になった時点における供給量だけでなく、該供給量を中心に所定範囲内の供給量が任意に設定されてもよい。
また、例えば、供給制御部530は、ポンプP4bが現像剤膜を形成するのに必要な所定量以上の液体現像剤の供給を行った後、液体現像剤の供給量を減少させている状態において、センサ98bにより測定され表面電位算出部520により算出された表面電位値が一定の間は、表面電位値−供給量テーブル610や不図示の表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルを参照して、供給量を減少させるようポンプP4bに対して指示する。
そして、供給制御部530は、ポンプP4bが液体現像剤の供給量を減少させている状態において、上記表面電位値が減少した場合には、表面電位値−供給量テーブル610や不図示の表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルを参照して、前記供給量を一定量であって前記減少が始まる前の供給量にするようポンプP4bに対して指示する。
また、供給制御部530は、ポンプP4bが液体現像剤の供給量を減少させている状態において、表面電位値が減少した場合には、供給量を増加させるようポンプP4bに対して指示してもよい。そして、供給制御部530は、ポンプP4bが供給制御部530からの指示に基づいて液体現像剤の供給量を増加させている状態において、表面電位値が一定になった場合には、表面電位値が一定になった時点における供給量を維持するようポンプP4bに対して指示してもよい。
ここで、供給制御部530は、例えば、入力受付部400が画像データを受け付けたことに応じて、ポンプP4bに対して、液体現像剤の供給を開始することを指示する。
画像形成許可部540は、センサ98bにより測定され表面電位算出部520により算出された表面電位値が一定となった場合や表面電位値が所定値になった場合、画像形成制御部410に対して、画像データ(画像形成指示を含む)に基づいて感光体ドラム10bに所定のトナー画像を形成するよう画像形成部2を制御することを許可する。
メモリ600は、表面電位値−供給量テーブル610を含む。
表面電位値−供給量テーブル610は、表面電位値に対応する供給量が規定されたテーブルである。表面電位値−供給量テーブル610は、例えば、供給量に対応する表面電位値の変化を測定した結果に基づいて設定される。
また、メモリ600は、表面電位値−供給量テーブル610に代えて、表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルを含んでもよい。
表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルは、表面電位値に対応する供給量を供給するために必要なポンプ駆動電力値等が規定されたテーブルである。
具体的には、表面電位値−供給量テーブル610において、供給量は、表面電位値が一定になる値である所定値になるまで(増加している間)は、増加するように設定され、表面電位値が一定になる値である所定値になった場合、所定量(一定量、増加しない)に設定される。ここで、所定量とは、例えば、供給量を増やし続けた状態において表面電位値が所定値(一定となる表面電位値)になった時点の供給量である。
また、表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルにおいて、ポンプ駆動電流値は、表面電位値が一定になる値である所定値になるまで(増加している間)は、増加するように設定され、表面電位値が一定になる値である所定値になった場合、所定のポンプ駆動電力値(一定値、増加しない)に設定される。ここで、所定のポンプ駆動電力値とは、例えば、供給量を増やし続けた状態において表面電位値が所定値(一定となる表面電位値)になった時点のポンプ駆動電流値である。
続けて、液体現像剤循環装置LYについて説明する。ここで、液体現像剤循環装置LYについて詳細に説明し、同様の構成である他の液体現像剤循環装置LB、LM、LCについては説明を省略する。
図2に示すように、液体現像剤循環装置LYは、第1回収容器81bと、分離抽出装置82と、第2回収容器83bと、調整容器84bと、トナータンクTYと、キャリアタンクCYと、リザーブタンク87bとを備える。液体現像剤循環装置LYは、画像形成に使用されなかった液体現像剤を再び利用するための装置である。
第1回収容器81bは、感光体ドラム10b上(表面)に残留した液体現像剤を回収するための容器である。
分離抽出装置82は、第1回収容器81bの液体現像剤をトナーとキャリア液とに分離するための装置である。分離抽出装置82は、流路R8bを介して第1回収容器81bと接続される。流路R8bには、ポンプP6bが設けられる。第1回収容器81b内の液体現像剤は、流路R8bにより分離抽出装置82に送られる。
また、分離抽出装置82は、流路R9bを介してキャリアタンクCYと接続される。流路R9bには、ポンプP7bが設けられる。分離抽出装置82において分離・抽出されたキャリア液は、流路R9bによりキャリアタンクCYに送られる。
第2回収容器83bは、現像装置9bにおいて画像形成に使用されずに残留した液体現像剤を回収する容器である。第2回収容器83bは、流路R1b及び流路R2bを介して、現像装置9bの現像ローラクリーニング装置96b及び現像容器95bの排出部952bと接続される。
流路R1bは、現像ローラクリーニング装置96bと流路R2bとをつなぐように形成される。流路R1bは、流路R2bと合流する。流路R1bは、現像ローラクリーニング装置96bで回収された液体現像剤を流路R2bとの合流部に向けて送る。
流路R2bは、現像容器95bの排出部952bと第2回収容器83bとをつなぐように形成される。流路R2bには、流路R1bが合流する。流路R2bは、現像容器95bの底部に貯留された液体現像剤を第2回収容器83bに送ると共に、現像ローラクリーニング装置96bにより回収された液体現像剤であって合流部を介して流路R2bに送られた液体現像剤を第2回収容器83bに送る。
調整容器84bは、液体現像剤のトナー濃度を所定値に調整するための容器である。調整容器84bは、流路R3bを介して第2回収容器83bと接続される。流路R3bには、ポンプP1bが設けられる。第2回収容器83b内の液体現像剤は、流路R3bにより調整容器84bに送られる。
トナータンクTYは、現像装置9bで用いられる液体現像剤よりトナー濃度が高い液体現像剤を収容する。このトナー濃度の高い液体現像剤は、調整容器84b内のトナー濃度を上げるために用いられる。トナータンクTYは、流路R5bを介して調整容器84bと接続される。流路R5bには、ポンプP5bが設けられる。トナータンクTYに収容されるトナー濃度が高い液体現像剤は、流路R5bにより調整容器84bへ送られる。
キャリアタンクCYは、キャリア液を収容する。キャリア液は、調整容器84b内のトナー濃度を下げるために用いられる。また、キャリアタンクCYは、流路R4bを介して調整容器84bと接続される。流路R4bには、ポンプP2bが設けられる。キャリア液は、流路R4bにより調整容器84bへ送られる。なお、キャリアタンクCYと同様のキャリアタンクが他の液体現像剤循環装置LM、LC、LB(図1参照)にも、それぞれ設けられている。これらのキャリアタンクは、各色共通のメインキャリアタンクMT(図1参照)からキャリア液の供給を受ける。
リザーブタンク87bは、現像装置9bに補給される液体現像剤を収容する。
リザーブタンク87bは、流路R6bを介して調整容器84bと接続される。流路R6bには、ポンプP3bが設けられる。調整容器84bに収容される液体現像剤は、流路R6bによりリザーブタンク87bへ送られる。
また、リザーブタンク87bは、流路R10bを介してトナータンクTYと接続される。流路R10bには、ポンプP8bが設けられる。トナータンクTYに収容されるトナー濃度が高い液体現像剤は、流路R10bによりリザーブタンク87bへ送られる。流路R10bからトナー濃度が高い液体現像剤が供給されることで、リザーブタンク87bに収容される液体現像剤のトナー濃度を短時間で高くすることができる。
また、リザーブタンク87bは、流路R11bを介してキャリアタンクCYと接続される。流路R11bには、ポンプP9bが設けられる。キャリアタンクCYに収容されるキャリア液は、流路R11bによりリザーブタンク87bへ送られる。流路R11bからキャリア液が供給されることで、リザーブタンク87bに収容される液体現像剤のトナー濃度を短時間で低くすることができる。
また、リザーブタンク87bは、流路R7bを介して現像剤供給ノズル941bと接続される。流路R7bには、ポンプP4bが設けられる。リザーブタンク87bに収容された液体現像剤は、流路R7bにより現像剤供給ノズル941bに送られる。そして、現像剤供給ノズル941bに送られた液体現像剤は、ニップ部NBに向けて供給される。
続けて、カラープリンタ1の動作について説明する。
まず、図1を参照しながら、カラープリンタ1の画像形成動作について説明する。
カラープリンタ1は、該カラープリンタ1に接続されたPC(不図示)から入力受付部400(図3参照)を介して画像形成指示を含む画像データを受け付ける。
カラープリンタ1は、画像形成許可部540(図3参照)から画像形成開始の許可を受け、画像形成部2に画像形成を開始させる。カラープリンタ1は、画像データに含まれる画像情報に基づいて画像形成ユニットFY、FM、FC、FBを用いて各色のトナー画像を形成する。
具体的には、カラープリンタ1において、画像形成許可部540から画像形成開始の許可を受けた画像形成制御部410(図3参照)は、画像データに含まれる画像情報に基づいて、各種動作部を制御して、感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面に静電潜像を形成させる。そして、カラープリンタ1は、現像装置9a、9b、9c、9dそれぞれを各静電潜像に各種トナーを供給するよう動作させ、感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面に各色トナー画像を形成させる。
カラープリンタ1は、画像形成ユニットFY,FM、FC、FBで形成された各色トナー画像(感光体ドラム10a、10b、10c、10dそれぞれの表面に形成された各色トナー画像)を、中間転写ベルト21に互いに重ね合わせながら転写させる。これにより、中間転写ベルト21上には、カラートナー画像が形成される。
カラープリンタ1は、カラートナー画像の形成と同期して、用紙収納部3の給紙カセット31に収容されている用紙Tを給紙ローラ32によって給紙カセット31から取り出すと共に、分離ローラ対33によって一枚ずつ用紙搬送部6に送出させる。
用紙搬送部6の搬送ローラ対74は、用紙Tをレジストローラ対75まで送る。
レジストローラ対75は、用紙Tの搬送姿勢を補正すると共に、用紙Tの搬送を一旦停止させる。
そして、レジストローラ対75は、中間転写ベルト21への一次転写とタイミングを合わせて用紙Tを二次転写部4へ送る。
二次転写部4は、中間転写ベルト21上のカラートナー画像を用紙Tに二次転写する。カラートナー画像が二次転写された用紙Tは、用紙搬送部6により定着部5に搬送される。
定着部5は、カラートナー画像が転写された用紙Tを加圧状態で加熱することで、カラートナー画像を用紙Tに定着させる。
用紙搬送部6は、カラートナー画像が定着された用紙Tを排紙部7に搬送する。そして、排紙部7は、排出ローラ対71によってカラープリンタ1の上面部に形成された排出トレイ72にカラートナー画像が形成(定着)された用紙Tを排紙する。
次いで、図3から図5を参照しながら、現像装置9bの動作を説明する。
図4は、現像装置9bの動作を説明するフロー図である。図5は、液体現像剤の送液量(g/min)―表面電位値(V)の関係を示すグラフである。
まず、ST101において、入力受付部400は、外部機器から画像データの入力を受け付ける。
次いで、ステップST102において、供給制御部530は、入力受付部400が画像データを受け付けたことに応じて、ポンプP4bに対して、液体現像剤の送液(供給)を開始することを指示する。供給開始指示を受けたポンプP4bは、液体現像剤の送液(供給)を開始する。これにより、現像剤供給装置94bは、支持ローラ93bにおける供給ローラ92bとのニップ部NB近傍に液体現像剤を供給することを開始する。供給される液体現像剤は、液体現像剤循環装置LYの調整容器84bによってトナー濃度が所定値に調整された液体現像剤である。
ここで、ポンプP4bは、現像ローラ91b、供給ローラ92bや支持ローラ93bが回転駆動する前に、液体現像剤の送液(供給)を開始する。この場合において、ポンプP4bは、下記所定量(例えば、トナー量で10g/min)よりも少ない量(例えば、トナー量で3g/min)を供給する。これにより、現像装置9bは、潤滑性のない状態で、現像ローラ91b、供給ローラ92bや支持ローラ93bが回転駆動されることにより生じる不具合の発生を抑制できる。
ニップ部NB近傍に供給された液体現像剤は、支持ローラ93bと供給ローラ92bとによって一時的に貯留される。一時的に貯留された液体現像剤の一部は、供給ローラ92bの回転に伴って現像ローラ91bに供給される。
ここで、現像ローラ91bに供給された液体現像剤により構成される現像剤膜は、ブレード部材921によって一定の膜厚に規制される。詳細には、現像剤供給装置94bからの供給量が少ない状態(所定量未満の状態)では、現像剤膜は、ブレード部材921により規制されず、供給量の増加に伴って膜厚が厚くなる。そして、現像剤供給装置94bからの供給量が多い状態(所定量以上の状態)では、現像剤膜は、ブレード部材921により規制され、膜厚が一定(例えば、5μm)となる。この場合において、現像剤供給装置94bは、ブレード部材921により掻き落とされた液体現像剤の分だけ過剰に液体現像剤を供給している。
続けて、ステップST103において、帯電制御部510は、帯電装置97bに対して、電荷付与処理(例えば、コロナ放電、帯電電圧:5KV)を開始することを指示する。帯電制御部510は、帯電装置97bに対して、現像剤膜の表面に連続的に電荷を一定的付与するよう指示する。帯電装置97bによる電荷付与処理によって、現像剤膜を構成する液体現像剤中のトナーは、現像剤膜の表面側に移動される。これにより、現像装置9bは、感光体ドラム10bに形成された静電潜像にトナーを供給する。感光体ドラム10bに供給されずに現像ローラ91b上に残留した液体現像剤は、上述の掻き取りブレード961bによって掻き取られ、現像ローラクリーニング装置96bの現像剤回収部962bに回収される。現像剤回収部962bに収納された液体現像剤は、流路R1b(図2参照)を通って第2回収容器83bに回収される。
続けて、ステップST104において、表面電位算出部520は、センサ98bに対して表面電位に関する情報の出力を開始(測定開始)させる指示をすると共に、出力された表面電位に関する情報に基づいて表面電位値の算出を開始する。
ここで、液体現像剤により構成される現像剤膜の膜厚が厚くなるほど、表面電位算出部520により算出される表面電位値は高くなる。つまり、ブレード部材921により現像剤膜が規制されない(現像剤供給装置94bからの供給量が少ない(所定量未満))状態においては、表面電位値は所定値未満となり、ブレード部材921により現像剤膜が規制される(現像剤供給装置94bからの供給量が所定量以上)状態においては、表面電位値は所定値(ほぼ所定値で一定(飽和する)、上限値)となる。
図5により、液体現像剤の送液量(g/min)と表面電位値(V)との関係における具体例を示す。本具体例は、初期送液量(供給量)を3g/minとして、徐々に送液量(供給量)を増やしていった場合の例である。
まず、送液量(供給量)が初期状態である3g/minにおいて、表面電位値は、10Vである。
次いで、送液量(供給量)を徐々に増加させた状態(ブレード部材921により現像剤膜が規制されない状態)において、表面電位値は、徐々に上昇する。
続けて、送液量(供給量)が10g/minになった時点で、表面電位値は、80Vとなる。
そして、更に送液量(供給量)を増加させた状態(ブレード部材921により現像剤膜が規制される状態)において、表面電位値は、上昇せずに80Vである。
本具体例において、上記所定量は10g/minであり、上記所定値は80Vである。
続けて、ステップST105において、供給制御部530は、算出された表面電位値に基づいてポンプP4bにおける送液(供給量)を制御する。
具体的には、供給制御部530は、メモリ600に格納された表面電位値―供給量テーブル610や表面電位値−ポンプ駆動電流値(又は、パルス値や出力値等)テーブルを参照して、算出された表面電位値に対応した供給量を現像装置9bに送液できるようポンプP4b(現像剤供給装置94b)を制御する。
ステップST106において、供給制御部530は、表面電位値が所定値未満の場合(ST106、No)、ステップST107に進み、送液(供給量)を増加させるようポンプP4b(現像剤供給装置94b)を制御する。
そして、供給制御部530は、表面電位値が所定値以上の場合(ST106、Yes)、ステップST108に進み、送液(供給量)を所定量(一定量)で維持するようポンプP4b(現像剤供給装置94b)を制御する。つまり、供給制御部530は、液体現像剤の供給量を必要十分な量(所定量)で維持するようポンプP4b(現像剤供給装置94b)制御する。
例えば、上述した具体例においては、供給制御部530は、表面電位値が80Vになった場合、以降は送液量(供給量)を増加させずに、送液量を表面電位値が80Vになった時点での送液量(10g/min)で維持するようポンプP4b(現像剤供給装置94b)を制御する。
これにより、現像装置9bは、現像剤供給装置94bが過剰に液体現像剤を供給することを抑制できる。
ここで、画像形成許可部540は、表面電位値が所定値になり、現像剤供給装置94bから供給される液体現像剤の供給量が所定量で維持された状態になった場合、画像形成制御部410に対して、画像形成部2において感光体ドラム10bの表面にトナー画像が形成されることを許可する。
なお、現像ローラ91bに供給されなかった液体現像剤は、支持ローラ93bから下方へ落下し、現像容器95bの底部に貯留される。現像容器95bの底部に貯留された液体現像剤は、流路R2b(図2参照)を通って第2回収容器83bに回収される。また、感光体ドラム10bの表面に残留した液体現像剤は、現像ローラクリーニング装置96bによって第1回収容器81bに回収される。
第1回収容器81b及び第2回収容器83bに回収された液体現像剤は、液体現像剤循環装置LYによって循環されトナー濃度が所濃度になるよう調整される。そして、トナー濃度が所定濃度調整された液体現像剤は、再び現像剤供給装置94bによって現像装置9bに供給される。
続けて、図2を参照しながら、液体現像剤の循環について液体現像剤循環装置LYの動作を中心に説明する。
まず、現像剤供給装置94bから供給された液体現像剤は、供給ローラ92bを介して現像ローラ91bに供給される。現像ローラ91bに供給された液体現像剤の一部(トナーの一部)は、感光体ドラム10bに供給される。感光体ドラム10bに供給されずに現像ローラ91b上に残留した液体現像剤は、掻き取りブレード961bにより掻き取られる。掻き取られた液体現像剤は、流路R1b及び流路R2bを通って第2回収容器83bに送られる。
現像剤供給装置94bから供給された液体現像剤であって、供給ローラ92bに供給さなかった液体現像剤及び、供給ローラ92bに供給されたが供給ローラブレード部材921bにより掻き落とされた液体現像剤は、現像容器95bに一時的に貯留される。
現像容器95bに一時的に貯留された液体現像剤は、流路R2bを通って第2回収容器83bに送られる。
第2回収容器83bに貯留された液体現像剤は、所定のタイミングで流路R3bを通って調整容器84bに供給される。
また、中間転写ベルト21に転写されずに感光体ドラム10b上に残留した液体現像剤は、クリーニングブレード27bによって掻き取られる。掻き取られた液体現像剤は、第1回収容器81bに収容される。
第1回収容器81bに回収された液体現像剤は、流路R8bを通って分離抽出装置82に送られる。
分離抽出装置82に送られた液体現像剤は、トナーとキャリア液とに分離される分離抽出処理される。分離抽出装置82において抽出されたキャリア液は、流路R9bを通ってキャリアタンクCYへ送られる。
調整容器84bにおいて、固形分濃度検出部(不図示)によって検出された液体現像剤のトナー濃度に基づいて、液体現像剤のトナー濃度調整が行われる。具体的には、トナー濃度が高い場合には、キャリアタンクCYからキャリア液が流路R4bを通って調整容器84bに供給される。また、トナー濃度が低い場合には、トナータンクTYからトナー濃度が高い液体現像剤が流路R5bを通って調整容器84bに供給される。
調整容器84bにおいてトナー濃度調整がされた液体現像剤は、必要に応じて流路R6bを通ってリザーブタンク87bに送られる。
リザーブタンク87bに貯留された液体現像剤は、ポンプP4bの作用によって流路R7bを通って現像剤供給ノズル941bに送られる。
そして、液体現像剤は、現像剤供給ノズル941bから現像装置9bに供給される。
本実施形態によれば、現像装置は、現像ローラに形成される現像剤膜における表面電位を測定することで、現像剤膜における膜厚の変化を検知可能である。また、現像装置は、現像ローラに形成される現像剤膜における膜厚の変化に基づいて、該現像装置に対する液体現像剤の供給量を調整することができる。
これにより、現像装置は、画像形成時におけるポンプP4b(現像剤供給装置94b)の送液量(供給量)を、液体現像剤の膜厚が所定厚さになった時点の送液量(供給量)とすることができる。
また、本実施形態によれば、現像装置は、過剰な液体現像剤が供給されることを抑制可能である。
また、本実施形態によれば、現像装置は、液体現像剤循環装置に戻される液体現像剤の量を低減可能である。
また、本実施形態によれば、現像装置は、液体現像剤を再調整(循環)させるための時間が過剰に長くなることを抑制可能である。
また、本実施形態によれば、現像装置は、液体現像剤循環装置を構成する各種容器(例えば、調整容器84b等)の大型化を抑制可能である。
また、本実施形態によれば、上述の作用効果を奏する現像装置を備える画像形成装置が提供される。
本実施形態において、画像形成装置としてカラープリンタ1を例に挙げて説明をしているが、これ限定されず、画像形成装置は、例えば、カラーコピー機、モノクロコピー機、モノクロプリンタ、ファクシミリ、又はこれらの複合機等であってもよい。
また、シート状の被転写材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
また、CPU500は、表面電位算出部520により算出された表面電位値が増加しているか、又は表面電位値が一定になっているかを判定する判定部を含んでもよい。この場合、供給制御部530は、判定部より表面電位値が一定になった旨を知らせる情報を受けることで、送液量(供給量)を所定量にするか、又は表面電位値が一定になったと判定された時点での供給量を維持するようポンプP4bを制御する。また、この場合、現像装置は、表面電位値―供給量テーブルがなくても上述した実施形態における動作等が可能である。
また、本実施形態において、現像装置は、入力受付部400が画像データの入力を受け付けた際(画像形成部における画像形成動作前)に上述した動作を開始するよう設定されるが、これに限定されず、例えば、画像形成動作中や画像形成動作後に行ってもよい。この場合、現像装置は、現像剤膜の異常(好適に膜が形成されていない)や、現像剤膜を構成する現像剤の濃度異常や、現像剤きれを検知することが可能である。
また、本実施形態において、表面電位値における所定値を表面電位値の上昇がとまり一定になった上限値としているが、これに限定されず、例えば、所定値は、上限値を中心に所定範囲内の表面電圧値であってもよい。
1……カラープリンタ(画像形成装置)、9a、9b、9c、9d……現像装置、10a、10b、10c、10d……感光体ドラム(像担持体)、91a、91b、91c、91d……現像ローラ、92a、92b、92c、92d……供給ローラ(現像剤供給ローラ)、93a、93b、93c、93d……支持ローラ、94a、94b、94c、94d……現像剤供給装置(現像剤供給部)、97a、97b、97c、97d……帯電装置、98a、98b、98c、98d……センサ、400……入力受付部、500……CPU、510……帯電制御部、520……表面電位算出部、530……供給制御部、540……画像形成許可部、600……メモリ、610……表面電位値−供給量テーブル、941a、941b、941c、941d……現像剤供給ノズル、P4a、P4b、P4c、P4d……ポンプ、LB、LY、LM、LC……液体現像剤循環装置

Claims (7)

  1. 像担持体に液体現像剤を供給する現像装置であって、
    前記像担持体に対向して配置される現像ローラと、
    前記現像ローラに当接して対向配置され、液体現像剤を前記現像ローラに供給する現像剤供給ローラと、
    前記現像剤供給ローラに当接して対向配置される支持ローラと、
    前記支持ローラに液体現像剤を供給可能な現像剤供給部と、
    前記現像ローラに対向して配置され、前記現像ローラの表面に形成される現像剤膜を構成する液体現像剤に電荷を付与する電荷付与部と、
    前記現像剤膜における所定領域であって前記電荷付与部により電荷が付与された液体現像剤により構成される所定領域の表面電位値を測定する表面電位測定部と、
    前記表面電位測定部により測定された表面電位値に基づいて、前記支持ローラに供給する液体現像剤の供給量を調整するよう前記現像剤供給部を制御する供給制御部と、を備え
    前記電荷付与部は、前記現像剤膜の表面に電荷を一定的に連続して放出し、
    前記現像剤供給部が液体現像剤の供給量を増加させている状態において、前記供給制御部は、前記表面電位測定部により測定された前記表面電位値が増加している間には、前記供給量を増加させるよう前記現像剤供給部に対して指示し、前記表面電位値が一定になった場合には、前記供給量を一定量にするよう前記現像剤供給部に対して指示す
    現像装置。
  2. 前記供給制御部は、
    前記表面電位値が一定になった場合には、前記表面電位値が一定になった時点における供給量を維持するよう前記現像剤供給部に対して指示する
    請求項に記載の現像装置。
  3. 前記電荷付与部は、前記現像剤膜の表面に電荷を一定的に連続して放出し、
    前記現像剤供給部が液体現像剤の供給量を減少させている状態において、
    前記供給制御部は、
    前記表面電位測定部により測定された前記表面電位値が一定の間は、前記供給量を減少させるよう前記現像剤供給部に対して指示し、
    前記表面電位値が減少した場合には、前記供給量を一定量であって前記減少が始まる前の供給量にするよう前記現像剤供給部に対して指示する
    請求項に記載の現像装置。
  4. 前記供給制御部は、
    前記表面電位値が減少した場合には、前記供給量を増加させるよう前記現像剤供給部に対して指示し、
    前記現像剤供給部が該供給制御部からの指示に基づいて液体現像剤の供給量を増加させている状態において、前記表面電位値が一定になった場合には、前記表面電位値が一定になった時点における供給量を維持するよう前記現像剤供給部に対して指示する
    請求項に記載の現像装置。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の現像装置と、表面にトナー画像を担持可能な像担持体とを有する画像形成部と、
    前記像担持体にトナー画像を形成させるよう前記画像形成部を制御する画像形成制御部と、を備える
    画像形成装置。
  6. 前記画像形成部に対し前記像担持体に所定のトナー画像を形成させる指示である画像形成指示の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部により前記画像形成指示が受け付けられた場合、前記電荷付与部に対して電荷付与処理を開始するよう指示すると共に、前記表面電位測定部に対して前記表面電位値の測定を開始するよう指示する帯電制御部と、を備える
    請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電制御部は、
    一定的に連続して前記現像剤膜の表面に電荷を放出するよう前記電荷付与部を制御し、
    前記画像形成制御部は、
    前記表面電位測定部により測定された前記表面電位値が一定になった場合、前記画像形成指示に基づいて前記像担持体に前記所定のトナー画像を形成するよう画像形成部を制御する
    請求項に記載の画像形成装置。
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