JP4991488B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、特に液体現像剤を用いて現像を行う画像形成装置に関する。
液体現像剤を用いて現像を行う電子写真方式の画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラムに液体現像剤を供給するための現像ローラとを備えている。この画像形成装置では、感光体ドラムに対し液体現像剤が安定した量で供給されることで、画質が一定に保たれる。
従来、上記のような画像形成装置として、例えば特許文献1に挙げられるように、現像装置内の液体現像剤の液量を適量に保つために、液面検知センサによって液体現像剤の液面を検知するものが知られている。この液面検知センサは、フロートスイッチからなり、フロートの上下動の幅に応じて液量が検知される。しかしながら、このようなフロートスイッチは、高粘度もしくは比重の小さい液体現像剤に対しては、感度良く検知することができない。
特許文献2には、上記のような液面検知センサを用いずに、感光体ドラムに安定して液体現像剤を供給する方法として、液体現像剤が貯留される現像剤タンクから感光体ドラムと現像ローラとの間に現像剤を供給し、感光体ドラムと現像ローラとの間を通過した余剰の現像剤を現像剤タンクに回収し、再利用することが記載されている。しかしながら、この方法では、感光体ドラムと現像ローラとの間を通過した現像剤は、現像剤濃度が変化しているため、現像剤タンクに戻すことは望ましくはない。
特許文献3には、アニロックスローラにより現像ローラに現像剤を供給する方法が記載されている。ここでは液体現像剤は現像剤タンクから一旦別の貯留部に供給されると共に、アニロックスローラはこの貯留部に貯留された現像剤に一部が浸った状態で配置されており、現像ローラ上に均一な薄層が形成されるようになっている。しかしながら、この方法では、アニロックスローラは、常時液体現像剤に浸っているため、現像剤が過剰に付着し、付着した現像剤が下流側の現像ローラに過供給されるおそれがある。
また、特許文献4には、現像ローラに均一な現像液を印刷幅全面にわたって塗布できるようにする湿式電子写真装置として、液体現像液の圧力を検出する圧力センサを設け、該圧力が一定値に達したことを検出して、液体現像液の過供給を防止することが記載されている。しかしながら、液体現像剤の圧力を検出し、制御することは大変複雑で困難である。
特開昭59−126570号公報 特開2001−92258号公報 特開2004−12710号公報 特開2000−250318号公報
一方、従来の汲み上げローラと供給ローラを用いた画像形成装置においては、図7(a)に示すように、汲み上げローラ40cの両端面側に液体現像剤56が付着しやすくなる。この問題に対して、本発明者らは、付着した余剰な液体現像剤56を汲み上げローラ40cの端面側で吸引装置により吸引させることを考えた。
しかしながら、径の大きなローラでは、吸引面積を増やさないと下流側の供給ローラ40bの両端部に過供給され(図7(b))、結果として現像ローラに現像剤が過供給されてしまうといった問題がある。また、非常に高粘度で降伏値の高いトナーの場合、流動性が少ないために吸引口付近しか吸引できない場合がある。
本発明の課題は、液体現像剤を用いて現像を行う画像形成装置において、現像ローラに対する液体現像剤の過供給を抑制し、画質のムラを抑えることができる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の画像形成装置は、以下の構成を有する。
(1)静電潜像担持体と、該静電潜像担持体に液体現像剤を供給する現像剤担持体と、該現像剤担持体に前記液体現像剤を搬送する現像剤搬送手段とを備え、前記液体現像剤を用いて前記静電潜像担持体上の潜像を現像する画像形成装置であって、前記現像剤搬送手段は少なくとも2個以上の互いに対向するローラからなり、前記ローラのニップ領域近傍で画像形成領域幅の外側に少なくとも2個の吸引手段を備え、該吸引手段を用いて余剰な前記液体現像剤を吸引することを特徴とする画像形成装置。
)前記ローラの端面を弾性部材で圧接し、前記液体現像剤が前記ローラ端面に進入するのを防いだことを特徴とする(1)記載の画像形成装置。
)前記液体現像剤を前記ローラのニップ領域近傍に供給する供給手段を備えたことを特徴とする(1)または(2)のいずれかに記載の画像形成装置。
)前記液体現像剤の、前記ローラによる汲み上げ能力を流量A、供給手段からの供給能力を流量B、前記ニップ通過能力を流量C、および少なくとも2個の前記吸引手段による総吸引能力をそれらの合計流量Dで表したとき、各流量A,B,C,Dが下記式(1)を満たすことを特徴とする請求項(3)に記載の画像形成装置。
Figure 0004991488
)前記液体現像剤の搬送の停止は、前記液体現像剤の供給停止、前記ローラの駆動停止、そして吸引停止、の順で制御されることを特徴とする()に記載の画像形成装置。
本発明によれば、液体現像剤を用いて現像を行う画像形成装置において、上流側のローラと下流側のローラのニップ領域近傍に少なくとも2個以上の吸引手段を配置し、余剰な液体現像剤を吸引するので、下流側のローラに対する過供給を防止することができる。その結果、現像ローラに対する液体現像剤の過供給を抑制し、画質のムラを抑えることができる。
以下に、本発明にかかる画像形成装置について詳細に説明をする。
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置の要部構成を示す概略縦断面図である。画像形成装置1は、画像データに基づいてトナー画像を形成するタンデム式の画像形成部50、用紙を収容する用紙収容部22、画像形成部50で形成されたトナー画像を用紙に転写する二次転写部23、転写されたトナー画像を用紙上に定着させる一対のローラ51,52からなる定着部24、定着の完了した用紙を排紙する排紙装置25、および排紙された用紙を受ける排紙トレイ27等をケーシング2に備えている。画像形成装置1は、さらに用紙収容部22から排紙装置25まで用紙を搬送する用紙搬送部26等を備えている。
画像形成部50は、中間転写ベルト29、該中間転写ベルト29のクリーニング部28、並びに、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの各色にそれぞれ対応した画像形成ユニット21Y、21M、21C、および21B、および前記中間転写ベルト29を介して各画像形成ユニットに対向配置された一次転写ロール20を備えている。中間転写ベルト29は、導電性を有する無端状のベルト状部材であり、図1において時計回りに循環駆動される。循環駆動において外側を向く面を以下で、表面と称し、他方の面を裏面と称することがある。
画像形成ユニット21Y、21M、21C、および21Bは、中間転写ベルト29に沿って中間転写ベルト29の移動方向において、中間転写ベルト29のクリーニング部28より下流かつ二次転写部23の上流側に、この順で配置される。なお、各画像形成ユニット21Y、21M、21C、および21Bの配置の順番はこの限りでないが、各色の混色による完成画像への影響を配慮すると、この配置が望ましい。また、二次転写部23は、中間転写ベルト29を張設したローラ211とこれに対向配置された二次転写ローラ41とから構成される。
画像形成ユニット21Y、21M、21C、および21Bは、ほぼ同等の構成を有している。例として、画像形成ユニット21Yの概略構成を示す断面図を図2に示す。
画像形成ユニット21Yは、感光体ドラム10、帯電器11、LED露光装置12、イエロー用の現像装置40Y、一次転写ローラ20、感光体ドラム11のクリーニングブレード31a、除電装置13、キャリア除去ローラ30を備えている。なお、他の画像形成ユニット21M、21C、および21Bはそれぞれの色に対応した現像装置を備えている。また、画像形成ユニットのうち、中間転写ユニット29の移動方向の最下流側に位置する画像形成ユニット21Bには、その下流に画像形成ユニットが位置しないためキャリア除去ローラ30が設けられていないが、その他の構成は同一である。
感光体ドラム10は、中間転写ベルト29の移動方向に垂直かつ中間転写ベルト29の面方向に平行な回転軸を中心に回転可能に配置される略円筒状の部材であり、図2においては反時計回りに回転可能である。感光体ドラム10は、その表面に帯電したトナー、すなわち荷電トナーを含むトナー像を担持することができる。
クリーニングブレード31a、除電装置13、帯電器11、露光装置12、イエロー用の現像装置40Yは、感光体ドラム10の周りに、上記した感光体ドラム10の回転方向に沿って感光体ドラム10と一次転写ローラ20が接する一次転写位置からみてこの順に配置される。
帯電器11は、感光体ドラム10表面を一様に帯電させることができる。LED露光装置12は、LED光源を有し、図示しない外部装置からの画像情報に応じて、帯電した感光体ドラム10表面を画像情報に応じた光で照射し、感光体ドラム10表面に静電潜像を形成する。
イエロー用の現像装置40Yは、イエローのトナーおよび絶縁性液体であるキャリアを含む液体現像剤(以下、単に現像剤ともいう)を前記静電潜像に対向するように保持することで、静電潜像にトナーを付与し、静電潜像をトナー像として現像することができる。このトナー像は一次転写ローラ20によって中間転写ベルト29に一次転写される。一次転写ローラ20の詳細については後述する。
クリーニングブレード31aは、感光体ドラム10に接するように配置されたブレード状の部材である。クリーニングブレード31aは一次転写後、感光体ドラム10の表面に残留した現像剤を除去する。
除電装置13は光源を備え、クリーニングブレード31aによる残留現像剤除去後、感光体ドラム10の表面を光源からの光によって除電し、次の画像形成に備える。
一次転写ローラ20は、中間転写ベルト29の裏面に接して配置される。一次転写ローラ20には、図示しない電源からトナー像中のトナーの帯電極性とは逆極性の電圧を印加されるようになっている。中間転写ベルト29は導電性を有するので、この印加電圧によって、中間転写ベルト29の表面側およびその周辺にトナーが引き付けられる。
一次転写時には、トナーと共にキャリアも感光体ドラム10から中間転写ベルト29へと少量転移することがある。このキャリアの転移は、下流側の画像形成部における一次転写を妨げて画像のぼけおよびにじみ等の画像の不具合を引き起こす場合がある。キャリア除去ローラ30を設けることによって、このような画像の不具合を防ぐことができる。
本実施形態では、キャリア除去ローラ30は、前記クリーニングブレード31aと共に、クリーニングユニット31に組み込まれている。クリーニングユニット31は、画像形成ユニット21Y内に設けられており、クリーニングブレード31aおよびキャリア除去ローラ30の他に、キャリア除去ローラ30の表面に接することでキャリア除去ローラ30表面に付着したキャリア液を除去するキャリア除去ブレード31bと、キャリア除去ローラ31aから除去されたキャリア、および感光体ドラム10表面からクリーニングブレード31aによって除去された現像剤(トナーおよびキャリアを含む)とを、クリーニングユニット31の外部に搬送する搬送部材31cを備えている。画像形成ユニット21Yは、さらに搬送部材31cによって搬送されたキャリアおよびトナーを再利用するため、キャリアとトナーとを分離する分離部等を備えてもよい。
パーソナルコンピュータ等の外部装置からの画像形成指示を受けた画像形成装置1は、作成指示を受けた画像情報に対応した各色のトナー像を画像形成ユニット21Y、21M、21C、および21Bを用いて形成する。各画像形成ユニットで形成された画像は中間転写ベルト29に転写されて、中間転写ベルト29上で重ね合わされてカラートナー像となる。
このカラートナー像の形成と同期して用紙収容部22に収容されている用紙が図示しない給紙装置で用紙収容部22から一枚ずつ取り出されて、用紙搬送部26上を搬送される。そして、用紙は中間転写ベルト29への一次転写とタイミングを合わせて二次転写部23に送り込まれ、二次転写部23で中間転写ベルト29上のカラートナー像が用紙に二次転写される。カラートナー像が転写された用紙はさらに定着部24に搬送されて熱と圧力によりカラートナー像が用紙に定着される。さらに用紙は排紙装置25によって画像形成装置1の外周に設けられた排紙トレイ27に排紙される。二次転写後、中間転写ベルト29に残留したトナーは、中間転写ベルト29のクリーニング部28によって中間転写ベルト29から除去される。
(現像装置)
図2は、イエローの画像形成ユニット21Yにおける現像装置40Yを示している。以下、この現像装置40Yを代表させて、現像装置の構成を説明する。他の画像形成ユニット21M、21C、および21Bにおける現像装置も現像装置40Yと同様に構成される。
現像装置40Yは、現像容器9、現像ローラ91、供給ローラ92、93、現像クリーニングブレード961、並びに供給ローラドクターブレード921を備えている。また、現像容器9には、現像剤を供給ローラ93上に供給する現像剤供給ノズル94が付設されている。
現像ローラ91、供給ローラ92は、図2に矢印で示すように、対向するローラ同士がそれぞれ接触位置において反対方向に回転し、供給ローラ92,93はそれぞれ接触位置において同方向に回転している。これにより、現像剤供給ノズル94から現像剤が最下段の供給ローラ93上に供給されると、現像剤を供給ローラ93から供給ローラ92および現像ローラ91へと送るように構成されている。
すなわち、供給ローラ93の表面に供給された現像剤は、供給ローラ93と接する供給ローラ92の表面に搬送される。供給ローラ92の表面には、現像剤の層厚を規制する供給ローラドクターブレード921が設けられている。このドクターブレード921は、供給ローラ92表面の現像剤層厚を所定量になるように規制する。供給ローラ92と接するように現像ローラ91が配置され、その表面に供給ローラ92から現像剤が付与される。供給ローラ92の表面では現像剤の層厚が所定値に規制されているので、現像ローラ91の表面に形成される現像剤の層厚も所定値に保たれる。この現像ローラ91は感光体ドラム10と接し、感光体ドラム10の表面の静電潜像の電位と現像ローラ91に印加される現像バイアスの電位差によって外部装置から形成指示された画像に応じてトナー像が感光体ドラムの10表面に形成される。
供給ローラ92、93から落ちた余剰の現像剤は現像容器9の底部に溜り、該底部に設けた第1排出管98を経て排出される。また、現像されずに現像ローラ91の表面に残った現像剤は、現像クリーニングブレード961によって除去され、第2排出管99より排出される。なお、図2において、97は現像ローラ91の表面に担持された現像剤層中にランダムに分散されたトナーを現像剤層内の現像ローラ側に押しやることで現像効率を向上させるために設けられた現像帯電装置である。本実施例ではコロトロン帯電装置が用いられている。
図3は現像剤の供給および排出を行う現像剤循環機構8を示している。同図に示すように、現像剤貯留タンク87からポンプP7にて供給ノズル94へと現像剤を給送している。現像容器9の底部に溜った余剰の現像剤は、第1排出管98を経て回収タンク83へ送られる。現像ローラ91表面から現像クリーニングブレード961によって除去された余剰の現像剤もポンプP1にて第2排出管99を経て回収タンク83へ送られる。回収タンク83内の現像剤はさらにポンプP2にて攪拌タンク84へ送られる。
攪拌タンク84は攪拌装置を備え、タンク85からポンプP8にて送られた現像装置9で用いる現像剤よりトナー濃度が高い高濃度現像剤(現像装置9で用いる現像剤のトナー濃度は25%、タンク85の高濃度現像剤のトナー濃度は30%に設定される)または、タンク86からポンプP3にて送られたキャリア液を、上記回収タンク83から送られた回収現像剤と攪拌混合する。そして、攪拌後の現像剤をポンプP6にて現像剤貯留タンク87に送るようにしている。また、攪拌タンク84には、トナー濃度検出装置841を備えた循環路840が付設され、ポンプP4にて攪拌タンク84内の現像剤を循環させている。
上記トナー濃度検出装置841は制御部100と接続され、攪拌タンク84内の現像剤のトナー濃度の調整を行っている。つまり、攪拌タンク84内に規定量の回収現像剤を回収タンク83から送り、その回収現像剤中のトナー濃度をトナー濃度検出装置841で測定する。トナー濃度が規定値より低ければタンク85から現像装置9で用いる現像剤よりトナー濃度が高い高濃度現像剤(例えば現像装置9で用いる現像剤のトナー濃度は25重量%、タンク85の高濃度現像剤のトナー濃度は30重量%に設定される)を必要量だけポンプP8にて攪拌タンク84に送り、規定時間攪拌する。トナー濃度が規定値より高ければタンク86からキャリア液を必要量だけポンプP3にて攪拌タンク84に送り、規定時間攪拌する。そして攪拌後トナー濃度検出装置841でトナー濃度を確認後、ポンプP6にて攪拌タンク84内の濃度調整された現像剤は現像剤貯留タンク87に送るようにしている。
一方、感光体ドラム10の表面からクリーニングブレード31aによって除去された現像剤は回収タンク81からポンプP9にてキャリア液を現像剤から分離抽出するための分離抽出装置40に送られる。分離抽出装置40にて分離抽出されたキャリア液はポンプP10にてタンク86に送られる。
画像形成ユニット21Yには、図4および図5に示すように、現像剤供給ノズル94と共に、現像剤吸引ノズル53(吸引手段)をさらに備えている。図4は供給ローラ93付近の一部破断平面図を示し、図5は供給ローラ92、93付近の側面を示している。
現像剤供給ノズル94は、ローラ92,93のニップ領域近傍101の両端部にそれぞれ設けられている。吸引ノズル53は後端に図示しないパイプが接続され、ポンプで吸引した液状現像剤を回収タンク83(図3を参照)に給送するように構成されている。
各吸引ノズル53の先端は、ローラ92,93のニップ領域近傍101(以下、単にニップ部101ということがある)の高さの位置で、かつローラ93の両端部近傍で画像形成領域幅の外側に配置されている。このように各吸引ノズル53の先端を配置することで、ローラ93の両端部に過剰に付着した液体現像剤を吸引除去することができる。
ここで、前記液体現像剤の、前記ローラ92,93による搬送(汲み上げ)能力を流量A、供給ノズル94からの供給能力を流量B、前記ニップ通過能力を流量C、および各吸引ノズル53,53による総吸引能力をそれらの合計流量Dで表したとき、各流量A,B,C,Dは下記式(1)の関係を満たすように構成するのが好ましい。
Figure 0004991488
上記式(1)の関係を満たすことにより、ローラ93の軸方向に広がった現像剤がローラ93の端部に到達する前に確実に流量Dで回収することができる。これにより、高粘度な現像剤であっても回収しやすくなる。また、ローラ径に依存しない安定した吸引性能が得られる。また、ローラ93上部のニップ入口で現像剤の液溜りを形成し、現像剤切れを防止するうえで、B>Cであるのが好ましい。
さらに、A>Bとすることにより、ローラ93上部には最低限の現像剤しか溜めないようにすることができるので、現像剤の安定性を保つのに有効である。
また、図5に示すように、供給ノズル94の先端口を、各吸引ノズル53の吸引口と同じくニップ部付近にすることで、ローラ93上部での現像剤の溜り量を実際上0にすることも可能になる。この場合、液体現像剤の搬送停止を、供給ノズル94からの現像剤の供給停止、ローラ92,93の駆動停止、そして各吸引ノズル53による吸引停止、の順で行うことにより、より確実になる。
容器9とローラ92,93の端面、特にニップ部付近のローラ92,93の両端面との間には弾性シール材55(弾性部材)が充填され、ローラ92,93の端面に圧接している。これにより吸引しきれずにローラ93の端面まで広がった現像剤は、弾性シール55によってローラ92,93端面に進入するのが防止されるので、ローラ端面に液体現像剤が溜まるのを確実に防止することができる。
前記弾性シール55としては、液体現像剤を吸収せず且つ弾性を有するものであれば、特に限定されないが、例えばクロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、ポリウレタン、シリコーンゴムなどが挙げられる。
このように構成されることにより、ローラ92,93の両端部に対する現像剤の付着が抑制され、その結果、下流側の供給ローラ40b、現像ローラ40aに現像剤が過供給されるが防止され、現像ローラ40a表面の現像剤の層厚を一定に保ち、一定の画質を保つことができる。
次に、本発明の他の実施形態を図6に示す。この実施形態は、図2に示した前述の現像装置1に代えて、汲み上げ式の現像装置109を用いたものである。その他は前述の実施形態と同じであるので、同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
この実施形態に係る現像装置109は、現像容器194内に現像ローラ91、供給ローラ192、汲み上げローラ193がこの順に接するようにして配設されている。各ローラ91、192、193は互いに逆方向に回転するように構成される(回転方向を矢印で示す)。そして容器194の底部近傍の壁面にはトナー濃度測定装置198および液面監視センサ199が設けられている。
現像容器194は現像剤を貯留するものである(貯留現像剤を符号Lで表示している)。トナー濃度測定装置198によって測定された現像容器194内のトナー濃度が規定値より低い場合は、現像容器194内に貯留された現像剤よりもトナー濃度が高い高濃度液体現像剤を供給するための供給ノズル201から必要量の高濃度液体現像剤が現像容器40に供給される。一方、トナー濃度測定装置198によって測定されたトナー濃度が規定値より高い場合は、キャリア液を供給する供給ノズル202から必要量のキャリア液が現像容器194に供給される。
供給ローラ192および汲み上げローラ193は本発明の現像剤搬送手段を構成する。現像容器194の底部には、貯留した現像剤を攪拌するための攪拌スパイラル196,197が設置される。
さらに、供給ローラ192には供給ローラドクターブレード195が、現像ローラ91には現像クリーニングブレード961がそれぞれ圧接して余剰の現像剤を除去している。
このように構成された現像装置109では、汲み上げローラ193は、その下半分近くが現像容器40内の貯留現像剤に浸漬されており、その状態で回転し現像剤を汲み上げる。汲み上げられた現像剤は供給ローラ192を経て現像ローラ91に送られ、一部が現像に供される。残った余剰の現像剤は、ドクターブレード195およびクリーニングブレード961によって除去され、現像容器194内を落下する。
現像容器194に配置された液面監視センサ199は、現像容器194内の現像剤の液面が所定値かどうかを検出する。現像剤の液面が所定値より低いことが検出された場合には、ノズル201から高濃度現像剤が、ノズル202からキャリア液がそれぞれ規定の割合で容器40内に所定の液面まで供給される。
この実施形態においても、供給ローラ192と汲み上げローラ193とのニップ領域近傍で且つローラ192、193における画像形成領域幅の外側に、前述の実施形態における吸引ノズル53と同様な吸引ノズル200が前述の実施形態と同様にして配置される。また、現像容器40と前記両ローラ192、193との間には、前記実施形態における弾性シール55と同様な弾性シールを充填するのが望ましい。
このようにして汲み上げローラ193の両端部に対する現像剤の付着が抑制されることで、下流側の供給ローラ192、現像ローラ91に現像剤が過供給されるが防止され、現像ローラ91表面の現像剤の層厚を一定に保ち、一定の画質を保つことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、吸引ノズル53はロールの両端に1個ずつ設けたが、両端に2個ずつまたはそれ以上の吸引ノズルを設けてもよいことは勿論である。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略説明図である。 図1に示す画像形成ユニット21Yの概要を示す説明図である。 図2に示す画像形成ユニット21Yにおける液体現像剤の循環処理機構を示す説明図である。 図2における供給ローラ93付近を示す一部破断平面図である。 図2における供給ローラ92、93付近を示す概略側面図である。 本発明の他の実施形態にかかる画像形成装置における画像形成ユニットの概要を示す説明図である。 (a)は従来の画像形成装置において、汲み上げローラの両端部に現像剤が付着した状態を、(b)は(a)の現像剤が供給ローラの両端部に過供給された状態をそれぞれ示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 感光体ドラム(静電潜像担持体)
11 帯電装置
12 露光装置
13 除電装置
20 一次転写ローラ
21Y イエローの色に対応した画像形成ユニット
29 一次転写ベルト
53 吸引ノズル
91 現像ローラ
92 供給ローラ
93 供給ローラ
94 現像剤供給ノズル

Claims (5)

  1. 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体に液体現像剤を供給する現像剤担持体と、該現像剤担持体に前記液体現像剤を搬送する現像剤搬送手段とを備え、前記液体現像剤を用いて前記静電潜像担持体上の潜像を現像する画像形成装置であって、
    前記現像剤搬送手段は少なくとも2個以上の互いに対向するローラからなり、該ローラのニップ領域近傍で画像形成領域幅の外側に少なくとも2個の吸引手段を備え、該吸引手段を用いて余剰な前記液体現像剤を吸引することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ローラの端面を弾性部材で圧接し、前記液体現像剤が前記ローラ端面に進入するのを防いだことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記液体現像剤を前記ローラのニップ領域近傍に供給する供給手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記液体現像剤の、前記ローラによる搬送能力を流量A、供給手段からの供給能力を流量B、前記ニップ通過能力を流量C、および少なくとも2個の前記吸引手段による総吸引能力をそれらの合計流量Dで表したとき、各流量A,B,C,Dが下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
    Figure 0004991488
  5. 前記液体現像剤の搬送の停止は、前記液体現像剤の供給停止、前記ローラの駆動停止、そして吸引停止、の順で制御されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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