JPH11258897A - 電子写真式画像形成装置 - Google Patents

電子写真式画像形成装置

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JPH11258897A
JPH11258897A JP10073568A JP7356898A JPH11258897A JP H11258897 A JPH11258897 A JP H11258897A JP 10073568 A JP10073568 A JP 10073568A JP 7356898 A JP7356898 A JP 7356898A JP H11258897 A JPH11258897 A JP H11258897A
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JP
Japan
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toner
image
fluidity
developing device
developer
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JP10073568A
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English (en)
Inventor
Toshiji Hachisuga
利治 蜂須賀
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写後に像担持体上に残った残留トナーを回
収して現像装置内に戻す電子写真式画像形成装置におい
て、現像装置内の現像剤の流動性が悪化して画質の低下
を招くことを防止する。 【解決手段】 現像装置12内で第1撹拌部材24の撹
拌軸44に、そのトルクを検知するトルクセンサ45を
設け、トルクセンサをCPU40と接続する一方、CP
Uに駆動モータ47を接続し、その駆動モータの駆動力
をそれぞれクラッチを介して新規トナーの補給ローラ2
9と回収トナーの補給ローラ30に伝達可能とする。そ
して、画像形成装置本体の駆動時、トルクセンサ45で
検知した撹拌軸44のトルクから現像剤の流動度を検知
し、その検知結果に基づいて、CPU40により補給ロ
ーラ29・30を回転する時間の比率を調節して現像タ
ンク20内に供給する新規トナーと回収トナーの割合を
調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばレーザ
を用いた複写機・プリンタ・ファクシミリやそれらの複
合機など、電子写真方式を用いて像担持体上に形成した
画像を転写して用紙等の記録媒体に記録を行う画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置の中に、た
とえば現像装置内に収納する二成分現像剤(トナーとキ
ャリアを混合したもの)を用いて像担持体上に形成した
潜像を可視像化し、その可視像を転写して用紙に画像を
形成する一方、転写後に像担持体上に残った残留トナー
をクリーニング装置で回収し、その回収した残留トナー
をトナー回収装置で再び現像装置内へ戻してリサイクル
使用できるようにしたものがある。
【0003】しかし、転写後の残留トナーは、一般に、
転写時に受けるストレスが原因で、表面のシリカ等の添
加剤がトナー中に埋没したり、粒径が小さくなり過ぎた
りして流動性が悪くなっている。したがって、現像装置
内で未使用の新規トナーに対する回収トナーの割合が多
いと、たとえば図8に新規トナーに対する回収トナーの
割合と現像剤の流動度との関係を示すように、回収トナ
ーの割合に応じて現像剤の流動性が悪化する。
【0004】そのように現像剤の流動性が悪くなると、
現像装置内での現像剤の撹拌にもムラを生じ、その結
果、画像に濃度ムラを発生し、現像剤の流動性が悪くな
るに従って、たとえば図9に現像剤の流動度と画質(ラ
イン濃度)との関係を示すように、画像の横ラインがか
すれるなど、画像品質が低下していた。
【0005】そのため、従来では、通常、現像装置内に
戻す回収トナーの割合を、画像が悪化しない程度の一定
の比率に規制している。
【0006】ところが、現像剤は、たとえば温度と湿度
によっても流動性が変化する傾向にあり、高温で多湿の
ときほど流動性が悪化する。そのため、高温・多湿時
は、回収トナーの割合を下げる必要がある。
【0007】そこで、従来の画像形成装置の中に、温度
および湿度を測定し、その測定結果に基づいて回収トナ
ーの割合を調整するものがある。
【0008】また、現像剤は、現像装置内でのトナーの
消費の度合いが遅いと、トナーの入替えが進まないた
め、現像装置内で撹拌し過ぎとなり、却って流動性が悪
化する。そのため、トナーの消費の度合いが遅いとき
は、回収トナーの割合を下げる必要がある。
【0009】そこで、従来、他の画像形成装置の中に、
単位時間当りのトナー消費量を検知し、その検知結果に
基づいて回収トナーの割合を調整するものもあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、上述
した前者の画像形成装置では、温度および湿度以外の条
件に起因して現像剤の流動性が経時変化した場合に、対
応することができない。一方、後者のものは、現像装置
内でのトナーの消費の度合い以外の条件に起因して現像
剤の流動性が経時変化した場合に、対応することができ
ない。その結果、結局、現像装置内での現像剤の流動性
の悪化を十分に防止することができず、それが原因で画
像品質が低下するという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、たとえば以下の図面を用いて説明する実施の
形態のとおり、現像装置12内に収納する二成分現像剤
を用いて感光体10のような像担持体上に形成した潜像
を可視像化し、その可視像を転写して記録媒体に画像を
形成する電子写真式画像形成装置において、前記現像装
置12に新規トナーを補給する、トナー補給装置21の
ようなトナー補給手段と、転写後に前記像担持体上に残
った残留トナーを回収するクリーニング装置15と、そ
のクリーニング装置15で回収した残留トナーを前記現
像装置12に戻す、トナー回収装置35のようなトナー
回収手段と、前記現像装置12内の現像剤の流動度を検
知する流動度検知手段50と、その流動度検知手段50
の検知結果に基づき前記トナー補給手段により補給する
新規トナーと前記トナー回収手段により戻す回収トナー
との割合を調整するトナー割合調整手段51とを備えて
なる、ことを特徴とする。
【0012】そして、画像形成装置本体の駆動時、トナ
ーを補給するときは、流動度検知手段50の検知結果に
基づき、トナー補給手段により補給する新規トナーとト
ナー回収手段により戻す回収トナーとの割合をトナー割
合調整手段51で調整する。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電子写真式画像形成装置において、たとえば以下の図
面を用いて説明する実施の形態のとおり、前記現像装置
内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知セン
サ55のようなトナー濃度検知手段と、そのトナー濃度
検知手段の検知結果も加味して前記流動度検知手段50
の検知結果に基づき前記トナー割合調整手段51を駆動
するCPU40のような制御手段とを備えてなる、こと
を特徴とする。
【0014】そして、その調整を行うとき、流動度検知
手段50の検知結果とともに、トナー濃度検知手段の検
知結果も加味する。
【0015】請求項3に記載の発明は、たとえば以下の
図5〜図7を用いて説明する実施の形態のとおり、現像
装置12内に収納する二成分現像剤を用いて感光体10
のような像担持体上に形成した潜像を可視像化し、その
可視像を転写して記録媒体に画像を形成する電子写真式
画像形成装置において、転写後に前記像担持体上に残っ
た残留トナーを回収するクリーニング装置15と、その
クリーニング装置15で回収した残留トナーを前記現像
装置12に戻すトナー回収装置35のようなトナー回収
手段と、前記現像装置12内の現像剤の流動度を検知す
る流動度検知手段50と、その流動度検知手段50の検
知結果に基づきトナーパターン画像を前記像担持体上に
形成してそのトナーパターン画像を記録媒体に未転写の
まま前記クリーニング装置15で回収するCPU65の
ような制御手段とを備えてなる、ことを特徴とする。
【0016】そして、画像形成装置本体の駆動時、トナ
ーを供給するときは、流動度検知手段50の検知結果に
基づきトナーパターン画像を像担持体上に形成し、その
トナーパターン画像を記録媒体に転写することなく、そ
のままクリーニング装置15で回収する。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の電子写真式画像形成装置において、たとえば以下の図
面を用いて説明する実施の形態のとおり、前記現像装置
12内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知
センサ55のようなトナー濃度検知手段を備え、前記制
御手段でそのトナー濃度検知手段の検知結果も加味して
前記流動度検知手段50の検知結果に基づきトナーパタ
ーン画像を前記像担持体上に形成してなる、ことを特徴
とする。
【0018】そして、そのトナーパターン画像を前記像
担持体上に形成するとき、流動度検知手段50の検知結
果とともに、トナー濃度検知手段の検知結果も加味す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図1は、この発明に
よるレーザ複写機における要部の概略構成を示す。
【0020】図中符号10は、像担持体であるドラム状
の感光体である。感光体10の周りには、その上側に設
ける帯電装置11から感光体10の矢印aで示す回転方
向に順に、現像装置12、転写装置13、用紙分離装置
14、クリーニング装置15を備える。また、感光体1
0の上方には、図示省略した光書込み装置を備える。
【0021】さて、コピーを取るときは、図示省略した
が、圧板を開けてコンタクトガラス上に原稿をセット
し、圧板を閉じて原稿を押えてから、コピースイッチを
押す。そして、不図示の光学読取装置で原稿の画像を読
み取ると同時に、感光体10の下方に矢印bで示すよう
に用紙を搬送する。
【0022】感光体10は、その回転にともない帯電装
置11で表面を一様に帯電し、その表面に光書込み装置
からレーザ光Lを照射して感光体10上に静電潜像を形
成し、続いて、現像装置12位置を通るときトナーを付
着して静電潜像を逐次可視像化する。そして、この可視
像を、感光体10の下方に搬送した用紙上に転写装置1
3で転写する。
【0023】転写後、用紙は、用紙分離装置14で感光
体10から分離して不図示の定着装置へ搬送し、そこで
画像を定着して不図示の排紙部へと排出する。
【0024】他方、画像転写後の感光体10は、表面に
残った回収トナーを、クリーニング装置15に備えるブ
レード16で掻き落としてケース17内の底に回収す
る。
【0025】ところで、上述した現像装置12には、二
成分現像剤を収納した現像タンク20を備え、その現像
タンク20の図1中右上側に、新規トナーのトナー補給
装置21と回収トナー補給装置22を、各々のケースの
先細な補給口部21a・22aを下向きにして取り付け
てなる。現像タンク20は、感光体10との対面側に現
像窓23を設ける。そして、内部に、トナーボトル20
・21側から現像窓23側へ順に、第1撹拌部材24と
第2撹拌部材25と現像ロ−ラ26・26を備え、それ
ぞれ矢示方向に回転自在に設ける。
【0026】トナー補給装置21・22は、それぞれ補
給口部21a・22aを現像タンク20内に入り込ませ
て第1撹拌部材24に向け設けてなる。補給口部21a
・22aには、それぞれ補給ローラ29・30を回転自
在に設ける。
【0027】一方、回収トナー補給装置22には、その
ケースの感光体10側にトナー回収口33をあけ、その
トナー回収口33に、図1中符号35で示すトナー回収
装置の搬送パイプ36の一端を入れて接続してなる。ト
ナー回収装置35は、搬送パイプ36の他端を、クリー
ニング装置15のケース17の排出口に接続し、ケース
17内の底に搬送スクリュー37を、搬送パイプ36内
に搬送スクリュー38をそれぞれ回動自在に設ける。
【0028】そして、現像装置12では、コピー時、不
図示の現像駆動モータを駆動し、その駆動をそれぞれ伝
達して現像ローラ26・26を回転するとともに、撹拌
部材24・25を回転して現像剤を撹拌し、トナーとキ
ャリアを摩擦帯電しながら現像ローラ26・26へ搬送
する。一方、それら現像ローラに所定バイアスを印加し
て現像剤からトナーを感光体10の表面に静電的に付着
し、その表面上の潜像を可視像化する。
【0029】一方、クリーニング装置15で感光体10
から回収したトナーは、搬送スクリュー37でケース1
7内の手前に搬送し、さらに搬送スクリュー38で搬送
パイプ36を通して搬送して回収トナー補給装置22内
に投入する。
【0030】そして、図示複写機では、このコピー時、
後述するトナー付着量検知センサで感光体10上のトナ
ーの付着量を検知し、その付着量が一定量以下になった
ことを検知したとき、その検知結果に基づき補給ローラ
29・30をそれぞれ所定時間回転し、新規トナーと回
収トナーを、それぞれ補給口部21a・22aから現像
タンク20内に補給する。
【0031】トナー付着量検知センサは、図1中符号3
9で示すように、感光体10の軸方向中央に向けて配置
する、たとえば光反射型のフォトセンサで、ADコンバ
ータ41を介してCPU40に接続する。そして、コピ
ー動作と次のコピー動作の間に、CPU40でトナー付
着量検知モードに設定し、感光体10上に濃度パターン
画像の潜像を形成し、その潜像を現像装置12でトナー
を付着して可視像化する。しかる後、トナー付着量検知
センサ39の発光部から光を濃度パターン画像に照射
し、受光部に入るその反射光の強さに応じて電圧を出力
する。そして、その出力電圧が基準電圧と比較して高い
とき、補給ローラ29・30を回転してこの電圧差に対
応した量の新規トナーと回収トナーを補給し、現像タン
ク20内で現像剤を一定量に保つようにする。
【0032】ところで、上述した図示複写機では、この
トナー補給時に、新規トナー補給装置21と回収トナー
補給装置22から、それぞれ供給する新規トナーと回収
トナーの割合を、現像タンク20内の現像剤の流動度に
基づいて調整する。
【0033】そのため、現像装置12には、第1撹拌部
材24の回転中心の撹拌軸44に、トルクセンサ45を
取り付けて構成する「流動度検知手段」50を備える。
トルクセンサ45は、ADコンバータ43を介してCP
U40と接続する。そして、CPU40をモータドライ
バ46を介して駆動モータ47に接続して「トナー割合
調整手段」51を構成する。駆動モータ47の駆動力
は、それぞれクラッチを介して補給ローラ29・30に
伝達できるようにする。しかして、トナー補給時に、ト
ルクセンサ45で検知した撹拌軸44のトルクに応じ
て、CPU40により補給ローラ29・30をそれぞれ
回転する時間の比率を調節する。
【0034】そうして、図示複写機では、トナー補給
時、図2に示すように、CPU40により補給ローラ2
9・30が回転する時間の比率を調節することにより、
現像タンク20内へ供給する新規トナーと回収トナーの
割合を調整する。
【0035】まず、先のコピー動作後、次のコピー動作
を行う前に、ステップS1にて、前回行った撹拌軸44
のトルク検知からコピー枚数が500枚を超えたか否か
を判断し、500枚に達していないときは、トルク検知
を行わず、そのまま次のコピー動作に入る。500枚を
超えているとき、ステップS2に進み、トルクセンサ4
5により撹拌軸44のトルクを検知する。トルク検知
は、10msec間隔で100回行い、その平均値をトルク
Tとする。
【0036】次に、ステップS3にて、検知したトルク
Tが4.4kg重・cm より大きいか否かチェックし、大き
いときは、現像剤の流動性が悪化していると判断し、ス
テップS4に進み、補給ローラ29・30の回転時間の
比率を、初期設定時の8:2から9:1に変更する。そ
して、回収トナー補給装置22から補給する回収トナー
の割合を少し制限する。
【0037】トルクTが4.4kg重・cm より小さいとき
は、ステップS5に進み、今度は、トルクTが3.6kg
重・cm より小さいか否かチェックし、小さいときは、現
像剤の流動性は良好と判断し、ステップS6に進み、補
給ローラ29・30の回転時間の比率を、7:3に変更
し、回収トナー補給装置22から補給する回収トナーの
割合を多くする。
【0038】トルクTが3.6kg重・cm より大きいとき
は、ステップS7に進み、補給ローラ29・30の回転
時間の比率を初期設定時の8:2に戻す。そのようにし
て現像タンク20内での新規トナーと回収トナーの割合
を、8:2の比率に近づけて現像剤の流動性を適度に保
つように調整する。
【0039】ところで、現像剤の流動度は、一般に、ト
ナー濃度が高いと悪化する。そのため、上述した実施例
では、トナー濃度が高いことが原因で、流動度検知手段
50で流動性が悪いと判断されると、現像タンク20内
での回収トナーの割合が極めて少ないときでも、現像タ
ンク20内への回収トナーの投入か制限されることにな
る。これでは、回収トナーの有効利用が妨げられるおそ
れがある。一方、トナー濃度が低いことが原因で、流動
性が良好と判断されると、すでに現像タンク20内で回
収トナーの割合がかなり多いときでも、さらに回収トナ
ーが加えられてその割合が増えるため、それだけ回収ト
ナーが画質に悪影響を及ぼすおそれが高くなる。
【0040】そこで、この発明では、現像タンク20内
のトナー濃度を検知し、現像タンク20内に戻す回収ト
ナーの割合を調整するときに、流動度検出手段50によ
る流動度の検知結果に、現像タンク20内でのトナー濃
度の検知結果も加味するようにするとよい。
【0041】そのため、たとえば上述した実施例では、
加えて、図1に示すように現像タンク20の底壁に、検
知面を内部に臨ませてトナー濃度検知センサ55を設け
る。トナー濃度検知センサ55は、ADコンバータ56
を介してCPU40に接続し、たとえば現像剤の重さか
ら、キャリアに対するトナーの割合(%)を導いてトナ
ー濃度を検知する。
【0042】また、CPU40にはROM60を接続
し、そのROM60に、図3に示すように、新規トナー
と回収トナーの比率が8:2の場合における各トナー濃
度範囲と、そのトナー濃度別の撹拌軸44の基準トルク
のテーブルを記憶させてなる。
【0043】そして、この例では、トナー補給時、図4
に示すように、CPU40により補給ローラ29・30
が回転する時間の比率を調節することにより、現像タン
ク20内へ供給する新規トナーと回収トナーの割合を調
整する。
【0044】まず、ステップS1aにて、上述のように
コピー枚数が前回から500枚を超えているとき、ステ
ップS2aに進み、トナー濃度検知センサ45で現像タ
ンク20内のトナー濃度TC1を検知する。そして、ス
テップS3aにて、いま検知したトナー濃度TC1の基
準トルクTref1を、ROM60に記憶した上記テーブ
ルから決定する。
【0045】一方、次のステップS4aにて、トルクセ
ンサ45で撹拌軸44のトルクTを検知する。
【0046】それから、ステップS5aに進み、検知し
たトルクTが基準トルクTref1より0.4kg重・cm 大き
いか否かチェックし、大きいときは、現像剤の流動性が
悪化していると判断してステップS6aに進み、小さい
ときは、流動性が良好と判断してステップS7aに進
む。そして、ステップS6aでは、補給ローラ29・3
0の回転時間の割合を、初期設定時の8:2から9:1
の比率に変更し、回収トナー補給装置22から補給する
回収トナーの割合を少し制限する。
【0047】ステップS7aでは、トルクTが基準トル
クTref1よりどれだけ小さいかチェックし、0.4kg重
・cm 以上小さいときは、ステップS8aに進んで補給ロ
ーラ29・30の回転時間の割合を、7:3に変更し、
回収トナー補給装置22から補給する回収トナーの割合
を多くする。
【0048】トルクTが0.4kg重・cm 以上小さくない
ときは、ステップS9aに進み、補給ローラ29・30
の回転時間の割合を、初期設定時の8:2の比率に戻
し、現像剤の流動性を適度に保つように調整する。
【0049】さて、回収トナーは、一般に、転写時に受
けるストレスが原因で、前述したように流動性が悪くな
るが、トナーを感光体10上に付着させた後に転写工程
を経ることなく回収した場合には、その未転写トナーの
流動性は、あまり悪化していない。
【0050】そこで、この発明は、転写工程を経た回収
トナーに、このような未転写トナーを混入して現像装置
内へ戻すように構成する一方、転写済み回収トナーに混
入する未転写トナーの割合を、現像装置内の現像剤の流
動度に基づいて調整して現像剤の流動性を適度に保つよ
うに調節することもできる。
【0051】その場合は、たとえば図5に示すように、
図1の実施例の場合と同様に、撹拌軸44のトルクから
流動度を検知する流動度検知手段50を設ける一方、ト
ルクセンサ45をADコンバータ43を介してCPU6
5と接続する。
【0052】しかして、CPU65は、トルクセンサ4
5による撹拌軸44のトルクの検知結果に応じて、先の
コピー動作と次のコピー動作の間に、パターン画像形成
モードに設定し、感光体10上にパターン画像の潜像を
形成し、その潜像に現像装置12でトナーを付着してト
ナーパターン画像を形成する。そして、トナーパターン
画像を用紙に未転写のまま、クリーニング装置15で回
収して回収トナーに混入する。
【0053】なお、トナー回収装置35には、搬送パイ
プ36の新規トナーボトル21側の一端に下向きに伸び
るパイプ部35aを設け、そのパイプ部35aの下端を
現像タンク20内に入り込ませ、トナーを直接現像タン
ク20内に補給できるようにする。
【0054】しかして、この他例では、画像記録時、図
6に示すように、CPU65により上記トナーパターン
画像の形成頻度をコントロールすることにより、回収ト
ナーに混入する未転写トナーの割合を調整する。なお、
CPU65では、感光体10の表面に、たとえば図7に
示すような画像面積率10%の黒ベタのトナーパターン
画像を、10枚コピー後に1回の頻度で形成するように
初期設定している。
【0055】まず、ステップS1bにて、上述のように
コピー枚数が前回のトルク検知から500枚を超えてい
るとき、ステップS2bに進み、トルクセンサ45によ
り撹拌軸44のトルクTを検知する。次いで、ステップ
S3bにて、撹拌軸44のトルクTが4.4kg重・cm よ
り大きいか否かチェックし、大きいときは、現像剤の流
動性が悪化していると判断し、ステップS4bに進み、
トナーパターン画像の形成頻度を、初期設定時の10枚
に1回を5枚に1回に変更する。そして、回収トナーに
混入する未転写トナーの割合を多くして流動性を高め
る。
【0056】トルクTが4.4kg重・cm より小さいとき
は、ステップS5bに進み、今度は、トルクTが3.6k
g重・cm より小さいか否かチェックし、小さいときは、
現像剤の流動性は良好と判断し、ステップS6bに進
み、トナーパターン画像の形成頻度を、20枚に1回に
変更し、回収トナーに混入する未転写トナーの割合を少
なくする。
【0057】トルクTが3.6kg重・cm より大きいは、
ステップS7bに進み、トナーパターン画像の形成頻度
を、初期設定時の10枚に1回に戻す。このようにし
て、現像タンク20内での現像剤の流動度に応じて、回
収トナーに混入する未転写トナーの割合を増減して流動
性を調節してから、現像タンク20内に送り込み、その
中で現像剤の流動性を適度に保つように調整する。
【0058】ところで、この他例では、上述した図1の
実施例の場合と異なり、図5に示すように回収トナー補
給装置22を必要としないために、それだけ現像装置1
2を小型にすることができる。
【0059】また、この他例では、現像装置12内の現
像剤のトナー濃度を検知する、上述したと同様なトナー
濃度検知センサ55を備え、上記CPU65でトナー濃
度検知センサ55の検知結果も加味して流動度検知手段
50の検知結果に基づきトナーパターン画像を感光体1
0上に形成する頻度を調節するように構成することもで
きる。
【0060】そして、トナーパターン画像を感光体10
上に形成するとき、流動度検知手段50の検知結果とと
もに、トナー濃度検知センサ55の検知結果も加味して
回収トナーに混入する未転写トナーの割合を増減して流
動性を調整するとよい。
【0061】なお、上述した図示複写機では、トルクセ
ンサ45を用いて現像剤の流動度を検知したが、たとえ
ば圧力センサを用い、その圧力センサを現像タンク内の
一定高さ位置に設置して現像剤のしまり具合、つまり嵩
密度を感知して現像剤の流動度を検出することもでき
る。
【0062】
【発明の効果】したがって、請求項1および2に記載の
発明によれば、流動度検知手段で現像装置内の現像剤の
流動度を検知し、その検知結果に基づいてトナー割合調
整手段で現像装置内に戻す回収トナーの割合を調整する
構成とするから、温度や湿度の環境変動などが起因して
現像剤の流動性が経時変化したとしても、その変化に対
応して現像装置内の現像剤の流動性を常に適度に保つこ
とができ、これにより、従来のごとく現像剤の流動性の
悪化が原因で画像品質が低下することを十分に防止する
ことができる。また、回収トナーを、現像剤の流動性を
悪化させることなく、より有効にリサイクルトナーとし
て利用することもできる。
【0063】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
現像剤の流動度の検知結果に基づき現像装置内に戻す回
収トナーの割合を調整するとき、現像装置内でのトナー
濃度の検知結果も加味して修正する構成にするため、現
像装置内で回収トナーの割合が極めて少ないときに、ト
ナー濃度が高いことが原因で流動性が悪いと判断され、
現像装置内へ戻す回収トナーの量が必要以上に制限され
ることを防止することができ、その分回収トナーを有効
に利用することができる。一方、現像装置内で既に回収
トナーの割合がかなり多いときでも、トナー濃度が低い
ことが原因で流動性が悪いと判断され、さらに回収トナ
ーが現像装置内に加えられてその割合が増大し、そのた
めに画質に悪影響が及ぶことを防止することもできる。
【0064】請求項3に記載の発明によれば、転写済み
回収トナーに、上述のように転写工程を経ない未転写ト
ナーを混入して現像装置内へ戻し、その未転写トナーを
混入する割合を、現像装置内の現像剤の流動度に基づい
て調整する構成とするから、温度や湿度の環境変動など
が起因して現像剤の流動性が経時変化したとしても、そ
の変化に対応して現像装置内の現像剤の流動性を常に適
度に保つことができ、これにより、現像剤の流動性の悪
化が原因で画像品質が低下することを十分に防止するこ
とができる。また、回収トナーを、現像剤の流動性を悪
化させることなく、より有効にリサイクルトナーとして
利用することもできる。
【0065】請求項4に記載の発明によれば、加えて、
現像剤の流動度の検知結果に基づきトナーパターン画像
を像担持体上に形成して回収トナーに混入する未転写ト
ナーの割合を調整するとき、現像装置内でのトナー濃度
の検知結果も加味して修正するため、現像装置内で回収
トナーの割合が極めて少ないときに、トナー濃度が高い
ことが原因で流動性が悪いと判断され、現像装置内へ戻
す回収トナーの量が必要以上に制限されることを防止す
ることができ、その分回収トナーを有効に利用すること
ができる。一方、現像装置内で既に回収トナーの割合が
かなり多いときでも、トナー濃度が低いことが原因で流
動性が悪いと判断され、さらに回収トナーが現像装置内
に加えられてその割合が増大し、そのために画質に悪影
響が及ぶことを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるレーザ複写機の要部の概略構成
図である。
【図2】その複写機の現像装置内へ補給する新規トナー
と回収トナーの割合を調整する方法を示すフローチャー
トである。
【図3】この発明の他例で、そのレーザ複写機の備える
ROMに記憶した新規トナーと回収トナーの比率が8:
2の場合における各トナー濃度と、そのトナー濃度別の
撹拌軸44の基準トルクを示す表である。
【図4】その他例において、現像装置内へ補給する新規
トナーと回収トナーの割合を調整する方法を示すフロー
チャートである。
【図5】この発明のさらに別の例で、そのレーザ複写機
の要部の概略構成図である。
【図6】その複写機の現像装置内へ戻す回収トナーと未
転写トナーの割合を調整する方法を示すフローチャート
である。
【図7】その未転写トナーからなるトナーパターン画像
を示す概略図である。
【図8】従来における新規トナーに対する回収トナーの
割合と、現像剤の流動度との関係を示すグラフである。
【図9】従来における現像剤の流動度と、画質(ライン
濃度)との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 感光体(像担持体) 12 現像装置 15 クリーニング装置 35 トナー回収装置(トナー回収手段) 50 流動度検知手段 51 トナー割合調整手段 55 トナー濃度検知センサ 40・65 CPU(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置内に収納する二成分現像剤を用
    いて像担持体上に形成した潜像を可視像化し、その可視
    像を転写して記録媒体に画像を形成する電子写真式画像
    形成装置において、 前記現像装置に新規トナーを補給するトナー補給手段
    と、 転写後に前記像担持体上に残った残留トナーを回収する
    クリーニング装置と、 そのクリーニング装置で回収した残留トナーを前記現像
    装置に戻すトナー回収手段と、 前記現像装置内の現像剤の流動度を検知する流動度検知
    手段と、 その流動度検知手段の検知結果に基づき前記トナー補給
    手段により補給する新規トナーと前記トナー回収手段に
    より戻す回収トナーとの割合を調整するトナー割合調整
    手段と、 を備えてなる、電子写真式画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を
    検知するトナー濃度検知手段と、 そのトナー濃度検知手段の検知結果も加味して前記流動
    度検知手段の検知結果に基づき前記トナー割合調整手段
    を駆動する制御手段と、 を備えてなる、請求項1に記載の電子写真式画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 現像装置内に収納する二成分現像剤を用
    いて像担持体上に形成した潜像を可視像化し、その可視
    像を転写して記録媒体に画像を形成する電子写真式画像
    形成装置において、 転写後に前記像担持体上に残った残留トナーを回収する
    クリーニング装置と、 そのクリーニング装置で回収した残留トナーを前記現像
    装置に戻すトナー回収手段と、 前記現像装置内の現像剤の流動度を検知する流動度検知
    手段と、 その流動度検知手段の検知結果に基づきトナーパターン
    画像を前記像担持体上に形成してそのトナーパターン画
    像を記録媒体に未転写のまま前記クリーニング装置で回
    収する制御手段と、 を備えてなる、電子写真式画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を
    検知するトナー濃度検知手段を備え、 前記制御手段でそのトナー濃度検知手段の検知結果も加
    味して前記流動度検知手段の検知結果に基づきトナーパ
    ターン画像を前記像担持体上に形成してなる、 請求項3に記載の電子写真式画像形成装置。
JP10073568A 1998-03-06 1998-03-06 電子写真式画像形成装置 Pending JPH11258897A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024822A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Toshiba Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP2006106559A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
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