JPH08334969A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08334969A
JPH08334969A JP7143387A JP14338795A JPH08334969A JP H08334969 A JPH08334969 A JP H08334969A JP 7143387 A JP7143387 A JP 7143387A JP 14338795 A JP14338795 A JP 14338795A JP H08334969 A JPH08334969 A JP H08334969A
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JP
Japan
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toner
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replenishing
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JP7143387A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yoshiki
吉木  茂
Kouji Takanuma
孝二 高沼
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トナー補給装置のトナー残量に対する補給量の
変化を直接的に補正し、常に安定したトナー濃度制御を
可能とする画像形成装置を提供する。 【構成】像担持体1上に形成された潜像を現像する現像
装置4Aと、該現像装置4Aへトナーを補給するトナー
補給装置4Bと、現像された画像のトナー濃度を検知す
る手段5と、この濃度検知手段5の画像濃度情報に基づ
きトナー補給装置4Bから現像装置4Aへのトナー補給
を制御する制御手段80とを具備した画像形成装置にお
いて、制御手段80は、トナー補給装置4B内のトナー
残量検出手段(残量=補給装置のトナー容量−1回の補
給量×総補給回数)と、このトナー残量検出手段により
検出したトナー残量に基づいたトナー補給装置の補給量
補正手段(トナー残量に応じて補給装置の駆動手段4-1
0 の駆動時間及び/又は駆動速度を補正する)を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2成分現像剤を用いる
現像装置を備えた複写機、プリンタ等の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】感光体等の像担持体上に形成された潜像
をトナーとキャリアからなる2成分現像剤のトナーで現
像する現像装置と、この現像装置へトナーを補給するト
ナー補給装置と、現像された画像のトナー濃度を検知す
る手段と、この濃度検知手段の画像濃度情報に基づきト
ナー補給装置から現像装置へのトナー補給を制御する制
御手段とを具備した複写機、プリンタ等の画像形成装置
が知られている。
【0003】このような画像形成装置では、現像装置内
にはトナーとキャリアからなる2成分現像剤が収納され
ており、現像によりトナーが消費されると、現像装置内
でのトナー濃度が低下するので、トナー濃度を一定に保
つために、トナー補給装置からトナーが補給される。こ
のため、トナー補給装置内のトナーは最初は満たされて
いるが、次第に減少していき、遂には空になる。
【0004】ここで、現像装置とトナー補給装置とが一
体となったカートリッジタイプの現像装置では、トナー
補給装置内のトナーが空となった時点で現像装置を新し
いものと交換することになる。また、トナー補給装置に
トナーカートリッジが着脱自在に設けられているタイプ
の現像装置では、このトナーカートリッジのみを交換す
ることで新しいトナーの補給がなされるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、低価格の複
写機等では、低コスト化のため2成分現像装置のトナー
補給装置の構成が簡易であり、トナー補給装置からのト
ナー補給量は、トナー補給装置内のトナー残量によって
変化し、そのため、トナー補給後のトナー濃度にばらつ
きがあった。また、高速複写機に用いられるトナー補給
装置では、トナーホッパ内にアジテータを設け、トナー
ホッパから現像装置へのトナー補給部に補給ローラを設
けており、補給ローラが常にアジテータからトナーを供
給されている状態になるため、トナー補給量の調整を補
給ローラで行うことができ、比較的安定した補給量が得
られる。しかし、このようなトナー残量に影響されにく
いトナー補給装置は構成が複雑となり、コストが高くな
ってしまっていた。
【0006】前述したように、低価格の複写機では構成
の簡単なトナー補給装置を用いるが、その構成上トナー
残量によって補給量が変化してしまう。一般にトナー残
量が少なくなると補給量は少なくなり、補給動作後もト
ナー濃度が低くなってしまうため補給動作が繰り返さ
れ、場合によってはトナー残量が多いままトナーエンド
となってしまうこともあった。
【0007】また、温湿度、感光体上トナー付着量等を
検知して補給量を変化させ、トナー濃度を安定させるこ
とは従来技術でも行われているが、温湿度センサ等の専
用センサが必要でありコスト高となるため、比較的高価
な複写機等に使用されており、低コストの複写機に使用
することは難しい。また、トナー補給装置のトナー残量
によって補給量が変化する補給特性を直接補正する機能
を持たないため、トナー濃度制御のばらつきの要因とな
っていた。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、従来の不具合を解消し、簡単な構成のトナー補給
装置でも常に安定したトナー濃度制御が可能な画像形成
装置を提供することを目的とす。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、像担持体上に形成された潜像
を現像する現像装置と、該現像装置へトナーを補給する
トナー補給装置と、現像された画像のトナー濃度を検知
する手段と、この濃度検知手段の画像濃度情報に基づき
前記トナー補給装置から前記現像装置へのトナー補給を
制御する制御手段とを具備した画像形成装置において、
前記制御手段は、前記トナー補給装置内のトナー残量を
検出する手段と、このトナー残量検出手段により検出し
たトナー残量に基づいたトナー補給装置の補給量補正手
段を有することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の画像形成
装置において、トナー補給装置の補給量補正手段とし
て、検出されたトナー残量に対応してトナー補給装置か
らのトナー補給時間を設定する。
【0011】請求項3の発明では、請求項1の画像形成
装置において、トナー補給装置の補給量補正手段とし
て、検出されたトナー残量に対応してトナー補給装置の
補給部材の動作速度を設定する。
【0012】請求項4の発明では、請求項1の画像形成
装置において、トナー補給装置の補給量補正手段とし
て、検出されたトナー残量に対応してトナー補給装置の
補給部材の動作速度及び動作時間を設定する。
【0013】
【作用】本発明によれば、制御手段のトナー残量検出手
段によりトナー補給装置内のトナー残量を検出し、補給
量補正手段により、トナー残量に基づいてトナー補給装
置の補給量を補正する(すなわち、トナー残量に対応し
てトナー補給装置からのトナー補給時間を設定する、あ
るいは、トナー残量に対応してトナー補給装置の補給部
材の動作速度を設定する、あるいは、トナー残量に対応
してトナー補給装置の補給部材の動作速度及び動作時間
を設定する)ため、トナー補給装置のトナー残量に対す
る補給量の変化を直接的に補正することができ、常に安
定した補給量を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明が適用される画像形成装置の
一例を示す電子写真複写機の概略構成図である。図1に
おいて、符号1は像担持体である感光体ドラム(OPC
ドラム等)、2は帯電チャージャ、3はイレーサ、4は
現像装置部4Aとトナー補給装置であるトナーホッパ4
Bとからなる2成分現像ユニット、5はトナー濃度検知
用のPセンサ、6は転写前除電ランプ(PTL)、7は
転写チャージャ、8は分離チャージャ、9はクリーニン
グブラシ9aやクリーニングブレード9b等を有するク
リーニングユニット、10は除電ランプ、11は定着ロ
ーラ11aや加圧ローラ11b等からなる定着装置、1
2は分離爪、13は排紙ローラ、14は排紙トレイ、1
5は給紙ユニット、16は転写紙、17は給紙コロ、1
8は搬送コロ、19は手差しテーブル、20はレジスト
ローラ、21は圧板、22はコンタクトガラス、23L
は露光光源としてのハロゲンランプ、23Mは光源と共
に移動されるミラー、24,25,27,28,29は
ミラー、26はスルーレンズ、30は防塵ガラス、31
はPセンサパターン、32は光学冷却ファン、33は排
風ファンを示している。
【0015】図2は上記複写機の操作パネル表示部の一
例を示す図であり、この操作パネル表示部40には、ス
タート・キー41、クリア/ストップ・キー42、置数
確認/エンタ・キー43、テン・キー44、自動濃度表
示45、自動濃度設定・キー46、手動濃度変更・キー
47、コピー濃度表示48、カラー表示49、用紙選択
・キー50、等倍,拡大,縮小の各設定キー51,5
2,53、倍率や寸法の表示部54、ズーム変倍設定・
キー55、寸法変倍用入力・キー56、見開き原稿/両
面原稿の設定・キー57、ソート/スタック・キー5
8、用紙サイズ方向確認表示59、用紙確認表示60、
選択した給紙ユニットや用紙のサイズや方向の表示部6
1、手差し表示62、用紙補給表示63、トナー補給表
示64、ミスフィード表示65、ミスフィードした位置
の表示66、機械の状態の表示67、コピー枚数の表示
部68、プログラム・キー69、モードクリア・キー7
0、割込・キー71等、各種キーや各種表示部が設けら
れている。尚、本発明に特に関わるのは符号64で示す
トナー補給表示である。
【0016】さて、図1に示す構成の複写機において
は、コンタクトガラス22上に原稿を載置し、図2に示
した操作パネル表示部40で用紙サイズやコピー枚数、
コピー濃度、変倍率等を設定後、スタート・キー41が
押されると、光源23Lが点灯し、光源23Lが原稿面
に沿って移動する。原稿からの反射光はミラー23M,
24,25,27,28,29及びスルーレンズ26を
介して感光体ドラム1に結像される。感光体ドラム1は
原稿像の露光前に帯電チャージャ2により一様に帯電さ
れており、上記原稿像の露光により静電潜像が形成さ
れ、この静電潜像は2成分現像ユニット4のトナーによ
り顕像化される。そして、感光体1上のトナー像は、給
紙ユニット15からレジストローラ20を介して給紙さ
れてきた転写紙16に転写チャージャ7により転写され
る。トナー像転写後の転写紙は分離チャージャ8により
除電され、分離爪12により感光体1から分離され定着
装置11に搬送され、定着装置11の定着ローラ11a
及び加圧ローラ11bにより加熱加圧され、トナー像が
転写紙に定着される。そして、定着後の転写紙は排紙ロ
ーラ13により排紙トレイ14上に排出される。一方、
転写後の感光体1は、クリーニングユニット9のクリー
ニングブラシ9aやクリーニングブレード9bにより残
留トナーや紙粉等を除去された後、除電ランプ10によ
り除電される。
【0017】以上、本発明が適用される画像形成装置の
一例について簡単に説明したが、次に現像ユニット4及
びその制御系についてより詳しく説明する。本発明が適
用される現像ユニット4は、図3,4に示すように現像
部4Aとトナー補給装置であるホッパ部4Bが一体とな
ったカートリッジタイプの消耗品となっている。尚、現
像部4Aには、現像ローラ4-1、撹拌ローラ4-2、撹拌
パドル4-3、撹拌スクリュウ4-7、ドクタブレード4-
8、撹拌セパレータ4-9等が配設されており、ホッパ部
4B内には、アジテータ4-4が配設され、該アジテータ
4-4の先端部にはアジテータマイラ4-5が装着されてい
る。また、現像部4Aとッホッパ部4Bの境界部に設け
られたトナー補給口には0.7mmの穴のあいた補給マ
イラ4-6が貼り付けてあり、トナーはこの穴よりアジテ
ータマイラ4-5により押し出され、現像部4Aへと補給
される。
【0018】制御装置80は複写機全体を制御するもの
であって、公知のマイクロコンピュータ(CPU)やメ
モリ、入出力装置、各種制御回路、カウンタ等から構成
されており、操作パネル表示部40からの入力情報や複
写機各部に配設された各種センサ81からの検知情報に
基づいて複写機各部の駆動手段82を制御し、前述の画
像形成動作を制御するものである。従って上記現像ユニ
ット4の現像動作の制御やトナー補給装置4Bの駆動手
段(トナー補給ソレノイドまたはトナー補給モータ)4
-10 の制御もこの制御装置によって行われる。
【0019】トナー濃度検知は、感光体1上に形成され
たトナー像の濃度をPセンサ5で検知することにより行
われており、Pセンサ5の検知信号は制御装置80に入
力され、制御装置80によりトナー濃度制御(トナー補
給装置の補給動作の制御)が行われる。Pセンサ5は発
光ダイオードとフォトトランジスタからなる反射型の光
学的検知センサであり、Pセンサ方式のトナー濃度検知
は、感光体1上に現像されたPセンサパターン像の濃度
変化を、現像剤のトナー濃度変化として捕えて、トナー
濃度を制御する方式である。
【0020】トナー濃度の検知時期は、例えば、メイン
スイッチのON時とその後のコピー10枚毎に行い、ト
ナー濃度が薄いと検知した場合は、次のトナー濃度検知
時期までの10枚目までは1枚毎にトナー補給ソレノイ
ドまたはトナー補給モータ等の駆動手段4-10 がON−
OFFしてトナーを補給し続ける。トナー濃度検知時
は、原稿像の露光前に、図1のコンタクトガラスの手前
に設けられたPセンサパターン像31を露光し、イレー
スランプ3による先端イレースタイミングを全面ON→
Pイレース(パターン像)→全面ONにして感光体ドラ
ム1上の原稿像より手前にPセンサパターン像を作る。
感光体ドラム1が回転してPセンサパターン像がPセン
サ5の位置に来ると、発光ダイオードがONしてPセン
サパターン像に光を照射し、反射光をフォトトランジス
タで受光し、Pセンサパターン像の濃度を検知してい
る。
【0021】上記のようにPセンサパターン像の前後を
イレースし、そのドラム表面を見て得たPセンサ出力を
SGという。VSGはほぼ一定であり、初期設定時に検知
され、制御装置80のメモリに記憶される。また、Pセ
ンサパターン像を見て得たPセンサ出力をVspという。
このVspは感光体ドラム上にトナー像として形成された
パターン像の出力のため、これを現像ユニット内のトナ
ー濃度と見ることにする。従って、制御装置80は、V
SGとVspの比較によりトナー濃度を検知しトナー補給を
制御する。これは、Pセンサの汚れによるトナー濃度変
化をできるだけ少なくするためである。
【0022】次に、Pセンサ出力とトナー補給動作につ
いて述べる。図6にPセンサ出力の一例を示す。トナー
濃度が適正の時(例えばVSGは4Vに設定)は、Vspは
約0.3〜0.4Vとなる。ここで、図6(a)のよう
に、適正時のVspの基準値を0.5Vとすると、Vspが
これ以下の時はトナー補給は行われない。現像剤中のト
ナー濃度が低くなると、感光体ドラム上に現像されるP
センサパターン像も薄くなるため、図6(b)のように
Vspは基準値より高くなり(Vsp>0.5V)、トナー
を次のPセンサチェック時(例えば、11枚→20枚)
まで補給する。すなわち、Vsp>VSG/8(=0.5
V)のとき制御装置80はトナー補給信号を発生する。
トナーを補給すると、現像剤中のトナー濃度が高くな
り、図6(c)のようにPセンサパターン濃度が高くな
る。従って、Vspが基準より低くなり(Vsp<0.5
V)、トナーは補給されない。
【0023】さて、以上説明したように、トナー濃度が
低下してPセンサ出力Vspが基準値以上になると制御装
置80からトナー補給装置の駆動手段4-10 にトナー補
給信号が送られ、トナー補給ソレノイドまたはトナー補
給モータ等の駆動手段4-10によってホッパ部4Bに設
けられたアジテータ4-4が回転する。そして、ホッパ部
4Bのトナーはトナー補給口に設置された補給マイラ4
-6の穴(約0.7mm)からアジテータマイラ5により
押し出されて現像部4Aへと補給される。
【0024】次に、トナー残量は新品の現像ユニット4
のホッパ部4Bに充填されている所定のトナー量(既定
値としてメモリに記憶されている)と現像ユニット交換
時からの総補給量との差として求められる。1回当たり
の補給量は本発明の補給量補正手段(後述する)によっ
て一定となるため、トナー残量は制御装置のマイクロコ
ンピュータにより次式に基づいて計算され、その都度メ
モリに記憶される。尚、総トナー補給回数はトナー補給
ソレノイドまたはトナー補給モータ等の駆動手段4-10
がONされる毎に制御装置80のカウンタでカウントさ
れている。 残量=ホッパ部のトナー容量(既定値)−1回当たりの
補給量×総補給回数
【0025】トナーエンドの状態となってトナー濃度が
低下し、Pセンサ出力Vspが予め設定されているトナー
エンド基準値(例えば0.75V)以上となった時は、
制御装置80は図2に示した走査パネル表示部40のト
ナー補給表示64を点滅し、コピー動作を不可とする。
この場合、ユーザーが新品の現像ユニットと交換する
と、新品セット検知手段によってトナーエンド状態が解
除されて総補給回数がリセットされ、次のトナー補給か
ら再び総補給回数のカウントを行う。
【0026】尚、新品セット検知手段としては、例え
ば、図5に示すように、機械本体側に透過型の光学的セ
ンサからなるセット検知4-11 を設置しておき、現像ユ
ニット4側に検知レバー4-12 を設けておき、現像ユニ
ット4をセットすると新品時は検知レバー4-12 がユニ
ットのギヤ部より飛びだしているため、セット検知4-1
1 の光路がレバー4-12 により遮蔽され、その信号が制
御装置80に送られ、新品の現像ユニットと認識する。
そして、新品の現像ユニットセット時は、トナー温度の
安定、トナー補給時の基準値を設定するため、制御装置
80により初期設定動作の制御が行われ、機械が自動的
にインチングを行い、初期設定する。検知レバー4-12
は、撹拌パドル4-3のギヤネジ部にセットされており、
インチングが始まりギヤ部が回転すると奥側に移動する
ようになっている。そのため、セット検知4-11 は遮蔽
無しとなり、その後、現像ユニットの脱着を行っても、
初期設定は行わなくなる。従って、新品の現像ユニット
に交換時のみ確実に初期設定が行われる。
【0027】さて、上述した本発明の実施例の電子写真
複写機のトナー補給装置は図7に示す補給特性があり、
ホッパ内のトナー残量が多いと単位時間当たりの補給量
も多く、トナー残量が減っていくと補給量も少なくな
る。そこで次に、本発明の画像形成装置におけるトナー
補給装置の補給量補正手段の実施例について説明する。
【0028】(実施例1)本発明の実施例1として、電
子写真複写機にはトナー補給装置のアジテータ4-4駆動
手段4-10 としてトナー補給ソレノイドが設けられてい
る。トナー濃度が低下してPセンサ出力Vspが基準値以
上になると、制御装置80の制御によりトナー補給ソレ
ノイドが補給量補正された時間だけONされてトナー補
給される。ここでトナー補給ソレノイドがONされる時
間は、前記の方法によって検知されたトナー残量と予め
設定されている図7の補給特性から1回当たりの補給量
が一定となるように設定されており、そのトナー残量に
対する補給時間の関係は図9のようになる。すなわち、
図9に示すトナー残量に対する補給時間の関係が補給量
補正データとして制御装置80のメモリに予め記憶され
ており、このデータテーブルを参照して補給量補正を行
うことにより、トナー残量に影響されない常に安定した
トナー濃度制御が可能となっている。
【0029】(実施例2)次に、本発明の実施例2とし
て、電子写真複写機にはトナー補給装置のアジテータ4
-4駆動手段4-10としてトナー補給モータが設けられて
いる。本実施例の電子写真複写機のトナー補給装置は図
7,8に示す補給特性があり、ホッパ内のトナー残量が
多いと単位時間当たりの補給量も多く、トナー残量が減
っていくと、補給量も少なくなる。またトナー補給装置
のアジテータ4-4の駆動速度を変化させることにより、
図8に示すように駆動速度に比例したトナー補給量が得
られる。
【0030】トナー濃度が低下してPセンサ出力Vspが
基準値以上になると、トナー補給モータが一定時間ON
されてトナー補給されるが、トナー補給モータの駆動速
度が一定のままでは、トナー残量の変化により補給量が
変化してしまう。そこで、補給量補正手段として、トナ
ー残量に対応したトナー補給モータの駆動速度の算出方
法について説明する。まず、前記の方法により検出され
たトナー残量と図7の関係から現像ユニット交換直後の
補給量に対する現在の補給量の割合が算出される。この
割合の逆数を現像ユニット交換直後のトナー補給モータ
の速度にかけることにより現在設定すべき駆動速度が算
出される(図10)。すなわち、次式の演算により得ら
れたトナー残量と補給モータ速度の関係を制御装置80
のメモリにデータとして予め記憶しておき、制御装置8
0のマイクロコンピュータで現在のトナー残量に対応し
た駆動速度を算出し、トナー補給モータを制御する。 駆動速度=新品時の速度×(ホッパのトナー容量÷現在
のトナー残量) これにより、トナー残量に影響されずに常に一定時間の
補給により一定量の補給を行うことができ、安定したト
ナー濃度制御が可能となる。
【0031】(実施例3)ところで、上記の実施例2の
構成にした場合に、補給部材(アジテータマイラ等)の
耐久性(摩耗や加熱による変形等)やモータの仕様など
の要因によりトナー補給モータの速度の上限が設定され
る可能性がある。そこで本実施例は、上記で説明してき
た実施例1と実施例2を組み合わせて使用する補給量補
正手段を提供するものである。すなわち、1つの方法と
しては、図11に示すように、まず検出されたトナー残
量によりトナー補給時間を変える制御を行い、トナー補
給時間を最大にしても十分なトナー補給量が得られない
時に駆動速度を変化させる。こうすることにより、トナ
ーエンド間際まで安定した補給量の補正が可能となる。
また、別の方法としては、図12に示すように、トナー
補給の駆動速度をまず変化させ、上限まで駆動速度を上
げてから補給時間を伸ばしていく方法があり、この方法
でも同様の効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、制御手段の補給量補正手段により、トナー補給
装置のトナー残量に対する補給量の変化を直接的に補正
し、常に安定した補給量を得ることができる。
【0033】請求項2の発明によれば、補給量補正手段
として、駆動時間を変化させるだけの単純な制御により
特別な部材を追加することなく低コストでトナー残量に
対する補給量を補正することができる。
【0034】請求項3の発明によれば、補給量補正手段
として、補給動作の速度を変えることにより1回当たり
の補給量を一定にして常に安定したトナー濃度制御を行
うことができる。
【0035】請求項4の発明によれば、残量が少なくな
り駆動時間の変化だけでは十分なトナー補給量が得られ
ないような場合でも、補給量補正手段として、駆動時間
を変化させる制御と補給動作の速度を変える制御とを組
み合わせることにより補給量の補正が可能となり、常に
安定したトナー濃度制御を行うことができる。
【0036】従って、請求項1〜4の発明によれば、簡
単な構成のトナー補給装置でも常に安定したトナー濃度
制御が可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例を示す
電子写真複写機の概略構成図である。
【図2】図1に示す電子写真複写機の操作パネル表示部
の一例を示す平面図である。
【図3】図1に示す電子写真複写機の現像ユニット及び
制御系の概略構成を示す図である。
【図4】図3に示す現像ユニットのアジテータ及びその
駆動手段の説明図である。
【図5】図3に示す現像ユニットの交換時の新品セット
検知手段の説明図である。
【図6】トナー濃度検知手段であるPセンサ出力の説明
図である。
【図7】図3に示す現像ユニットのトナー補給装置の補
給特性の一例を示す図であって、ホッパ内トナー残量と
補給量との関係を示す図である。
【図8】図3に示す現像ユニットのトナー補給装置の補
給特性の一例を示す図であって、トナー補給モータの回
転数と、基準回転数での補給量に対する補給量の比との
関係を示す図である。
【図9】図3に示す現像ユニットのトナー補給装置の補
給特性の一例を示す図であって、1回当たりの補給量が
一定量となるように設定された、トナー残量とトナー補
給ソレノイドによる補給時間との関係を示す図である。
【図10】図3に示す現像ユニットのトナー補給装置の
補給特性の一例を示す図であって、1回当たりの補給量
及び補給時間が一定となるように設定された、トナー残
量とトナー補給モータの駆動速度との関係を示す図であ
る。
【図11】図3に示す現像ユニットのトナー補給装置の
制御動作の一例を示す図であって、トナー補給時間を変
える制御と駆動速度を変化させる制御の動作タイミング
を示す図である。
【図12】図3に示す現像ユニットのトナー補給装置の
制御動作の別の例を示す図であって、駆動速度を変化さ
せる制御とトナー補給時間を変える制御の動作タイミン
グを示す図である。
【符号の説明】
1 :感光体ドラム(像担持体) 4 :2成分現像ユニット 4A :現像部(現像装置) 4B :ホッパ部(トナー補給装置) 4-1 :現像ローラ 4-2 :撹拌ローラ 4-3 :撹拌パドル 4-4 :アジテータ 4-5 :アジテータマイラ 4-6 :補給マイラ 4-7 :搬送スクリュウ 4-8 :ドクタブレード 4-9 :撹拌セパレータ 4-10:駆動手段(トナー補給ソレノイド又はトナー補
給モータ) 4-11:セット検知 4-12:検知レバー 5 :Pセンサ(トナー濃度検知手段) 40 :操作パネル表示部 64 :トナー補給表示 80 :制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成された潜像を現像する現
    像装置と、該現像装置へトナーを補給するトナー補給装
    置と、現像された画像のトナー濃度を検知する手段と、
    この濃度検知手段の画像濃度情報に基づき前記トナー補
    給装置から前記現像装置へのトナー補給を制御する制御
    手段とを具備した画像形成装置において、 前記制御手段は、前記トナー補給装置内のトナー残量を
    検出する手段と、このトナー残量検出手段により検出し
    たトナー残量に基づいたトナー補給装置の補給量補正手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、ト
    ナー補給装置の補給量補正手段として、検出されたトナ
    ー残量に対応してトナー補給装置からのトナー補給時間
    を設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、ト
    ナー補給装置の補給量補正手段として、検出されたトナ
    ー残量に対応してトナー補給装置の補給部材の動作速度
    を設定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、ト
    ナー補給装置の補給量補正手段として、検出されたトナ
    ー残量に対応してトナー補給装置の補給部材の動作速度
    及び動作時間を設定することを特徴とする画像形成装
    置。
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