JP4139021B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトナー補給制御手段を有する複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、一般的に、感光体からなる像担持体上に静電潜像を形成し、この像担持体上の潜像に現像装置から2成分系現像剤を供給して潜像を顕像化し、その顕像(トナー像)を紙などに転写している。ここに、現像装置は、現像バイアス電源から現像バイアスが印加され、トナー補給部からトナーが補給される。また、Tセンサと呼ばれる透磁率センサは現像装置内に設けられて現像装置内の2成分系現像剤のトナー濃度を検知し、その検知結果を基準値と比較してその比較結果によりトナー補給部から現像装置へのトナー補給を制御している。
【0003】
通常、2成分系現像剤のトナー濃度は画像(顕像)の濃度に影響するため、2成分系現像剤のトナー濃度を一定に保つことが望ましい。また、画像濃度は現像剤の経時における物性変化、温湿度等の環境条件や現像条件等に大きく左右される。
【0004】
そこで、通常、予め定められた、感光体の表面電位と現像バイアス電位との差である現像ポテンシャルによって感光体上に基準画像を形成し、この基準画像の画像濃度をPセンサと呼ばれる反射型フォトセンサにより検知し、その検知結果に基づいて上記トナー補給の制御レベル(上記基準値)を補正することで、目標とするTセンサの出力値としてトナー濃度を決定して安定した画像を得ている。すなわち、図4に示すようにPセンサの制御点を現像ポテンシャル400Vのときの出力値の比Vsp/Vsg(Vsp:基準画像に対するPセンサの出力値、Vsg:感光体上の非画像部に対するPセンサの出力値)が0.1となる点とすると、現像剤が劣化していなくてその帯電能力があるときには現像ポテンシャル−ID(画像濃度)特性が図4に示す現像ポテンシャル−ID特性曲線Aのようになり、目標とする画像濃度が得られる。
【0005】
しかし、現像剤が経時により劣化してその帯電能力が低下してくると、現像ポテンシャル−ID特性が図4に示す現像ポテンシャル−ID特性曲線Bのようになり、目標とする画像濃度が得られなくなる。
そこで、Tセンサの出力値に閾値を設けてその出力値を制御することによりトナー濃度を所定のトナー濃度TC以下にならないように制御する方法があり、この方法は例えば次のように行われている。
【0006】
各画像形成動作時にTセンサによって現像装置内の2成分系現像剤のトナー濃度を検出し、その出力値VTと制御基準値VTrefとの比較結果に応じてトナー補給量を制御する。そして、所定回数の画像形成時毎に、感光体上に基準画像を形成し、その画像濃度をPセンサで検知し、その出力値に基づいて制御基準値VTrefの補正量ΔVTを算出する。
【0007】
この補正量ΔVTと基準画像形成時におけるTセンサの出力値VTとにより、VTref=VTref+ΔVTのように制御目標値VTrefを決定し、この制御目標値が閾値より小さい場合にはその制御目標値を制御基準値として設定する。また、制御目標値が閾値よりも大きい場合には閾値を制御基準値に設定して次の基準画像形成時までのトナー補給制御に用いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記方法においても、図5に示すように画像形成装置が長い間使用されずに高温高湿の環境下に夏季休暇等で放置されると、放置前と放置後では図5より作像動作開始時においてはトナー濃度がTセンサの出力値で約0.8V高く検知されてしまい、その検知値をTセンサの出力値として使用すると、図6よりトナー濃度が約1.5wt%低いと判断してしまう。画像形成装置の放置によってTセンサの出力値VTが高くなる原因としては、現像剤の嵩密度が変化することが判明している。
【0009】
上記Tセンサの出力値変動分はPセンサの出力値で補正するには大きすぎて補正が困難である。仮に、初期的にTセンサの出力値変動分をPセンサの出力値で補正できても、図5より現像装置内の現像剤を撹拌する時間が5分くらいになるとTセンサの出力値VTが正常値に戻るので、その後は逆にトナー補給が行われずに画像濃度の低下が生じる。
【0010】
請求項1に係る発明は、、環境条件及び経時変動で現像剤の特性が大きく変化したことにより生ずるトナー濃度の変動を防止することができ、トナー濃度の安定化、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項2に係る発明は、、環境条件及び経時変動で現像剤の特性が大きく変化したことにより生ずるトナー濃度の変動を防止することができ、トナー濃度の安定化、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、安定したトナー濃度制御を行うことができ、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項4に係る発明は、安定したトナー濃度制御を行うことができ、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
請求項5に係る発明は、現像剤の初期的な特性の変動の影響を少なくすることができてトナー濃度の上昇の防止を図ることができ、地肌汚れ等の異常画像の解消を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項6に係る発明は、現像剤の初期的な特性の変動の影響を少なくすることができてトナー濃度の上昇の防止を図ることができ、地肌汚れ等の異常画像の解消を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項7に係る発明は、より安定したトナー濃度制御を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、像担持体上に形成した潜像2成分系現像剤を利用して顕像化する現像装置と、この現像装置の現像部へトナーを補給するトナー補給手段と、前記現像装置内の2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、このトナー濃度検知手段の出力値とトナー濃度制御基準値とを比較し、その比較結果に基づいて前記トナー補給手段を制御するトナー補給制御手段と、前記像担持体上に形成した画像濃度検出用の基準画像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、この画像濃度検出手段の出力値に基づいて前記トナー濃度制御基準値を補正する基準値補正手段とを備えた画像形成装置において、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差と、前記画像濃度検出手段の出力値に基づいて、前記現像装置内の現像剤を撹拌するか否かを決定する現像剤攪拌制御手段を具備し、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差が、前記現像剤のトナー濃度が低いことを示し、且つ、前記画像濃度検出手段の出力値が、前記画像濃度検出用の基準画像の画像濃度が高いことを示した場合には、前記現像装置内の現像剤を攪拌し、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差が、前記現像剤のトナー濃度が低いことを示し、且つ、前記画像濃度検出手段の出力値が、前記画像濃度検出用の基準画像の画像濃度が高いことを示した場合以外には、前記現像装置内の現像剤を攪拌しないものである。
【0014】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段は、現像剤を攪拌すると決定する場合に、更に現像剤の攪拌時間を決定するものである。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記基準値補正手段は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差と、前記画像濃度検出手段の出力値に基づいて、前記トナー濃度制御基準値の補正の有無を決定するものである。
【0016】
請求項4に係る発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記基準値補正手段は、前記現像剤攪拌制御手段により決定された現像剤の攪拌時間に基づいて、前記トナー濃度制御基準値の補正量を決定するものである。
【0017】
請求項5に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差に閾値を設け、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差が該閾値以下の場合であって、且つ、前記画像濃度検出手段の出力値が所定値以下の場合に、現像剤を攪拌すると決定するものである。
【0018】
請求項6に係る発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差に基づいて、現像剤の攪拌時間を決定するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態を示す。この実施形態は電子写真方式の画像形成装置の一実施形態であり、感光体からなる像担持体、例えばドラム状の感光体1は、回転駆動部により図示矢印方向へ回転駆動されて帯電器2により一様に帯電された後に図示しない露光装置から露光光3が照射されて画像が書き込まれることにより静電潜像が形成される。この感光体1上の静電潜像は現像装置4によりトナーとキャリアを含む2成分系現像剤で現像されてトナー像(顕像)となる。
【0021】
一方、転写紙、OHPシートなどの転写材が給紙装置から搬送装置5を介して給送され、この転写材は転写分離装置6の転写手段により感光体1上のトナー像が転写された後に転写分離装置6の分離手段により感光体1から分離される。その後、転写材は図示しない定着装置によりトナー像が定着されて外部へ排出される。また、感光体1はトナー像転写後にクリーニング装置7により残留トナーが除去される。
【0022】
上述のような作像動作(画像形成動作)は、操作表示部からの作像動作開始指示により操作表示部による設定枚数分だけ連続的に繰り返して行われる。また、設定枚数分の作像動作が開始される場合には感光体1上に基準画像が形成される。すなわち、感光体1は、帯電器2により一様に帯電された後に不動作状態(もしくは一定光量の出力光照射状態)の露光装置を通過し、現像装置4の現像バイアス電位が制御部による現像バイアス電源の制御で所定の電位に切り換えられることにより感光体1の表面電位と現像装置4の現像バイアス電位との差である現像ポテンシャルが所定の現像ポテンシャルに切り換えられて該所定の現像ポテンシャルの部分が現像装置4で現像されて基準画像となる。
【0023】
感光体1上に基準画像が形成される時には転写分離装置6が動作せず、感光体1上の基準画像のトナー像の画像濃度(トナー付着量)が画像濃度検出手段としてのPセンサと呼ばれる反射型フォトセンサ8により検知された後に感光体1上の基準画像のトナー像がクリーニング装置7により除去される。
【0024】
現像装置4は、現像剤担持体としての現像ローラ9、撹拌手段としての撹拌ローラ10、11を有する現像部と、トナー容器12及びトナー補給ローラ13を有するトナー補給部からなるトナー補給手段を備え、現像ローラ9及び撹拌ローラ10、11が同一の現像部駆動部により回転駆動される。現像装置4の現像部は内部にトナーとキャリアを含む2成分系現像剤が収容されている。この2成分系現像剤は、現像ローラ9及び撹拌ローラ10、11の回転により現像部内を循環し、撹拌ローラ10、11により撹拌される。
【0025】
現像ローラ9は撹拌ローラ10、11により撹拌された現像剤を磁気的に吸引して担持して回転に伴って搬送し、感光体1上の静電潜像は現像ローラ9上の現像剤によりトナーが供給されて顕像化される。トナー補給ローラ13はトナー補給クラッチのオンで駆動源により回転駆動されてトナー容器12内のトナーを現像部の2成分系現像剤に補給する。トナー濃度検知手段としてのTセンサと呼ばれる透磁率センサ14は現像装置4内に設けられて現像装置4内の2成分系現像剤のトナー濃度を検知する。
【0026】
現像装置4とPセンサ8との間にはトナー補給ローラ制御手段15及び基準値補正手段16が設けられており、このトナー補給ローラ制御手段15及び基準値補正手段16にはTセンサ14とPセンサ8が接続される。現像ローラ9及び撹拌ローラ10、11を回転させる現像部駆動部は、図示しない制御部により現像装置4の現像動作時に動作するように制御される。トナー補給ローラ制御手段15及び基準値補正手段16は、マイクロコンピュータなどにより構成され、トナー濃度制御装置を形成する。
【0027】
図2及び図3は本実施形態のトナー濃度制御フローを示す。まず、ステップS1で本実施形態のメインスイッチがオンされると、ステップS2で上述のように感光体1上に基準画像が形成された後に上述のように設定枚数分の作像動作が開始され、ステップS3、S4でPセンサ8が感光体1上の基準画像の画像濃度を検知して検知信号Vspを出力するとともに、感光体1上の地肌部(非画像部)の濃度を検知して検知信号Vsgを出力し、Tセンサ14が現像装置4内の2成分系現像剤のトナー濃度を検知して検知信号VTを出力する。そして、トナー補給ローラ制御手段15及び基準値補正手段16はPセンサ8からの検知信号Vsp、Vsg及びTセンサ14からの検知信号VTを取り込む。
【0028】
次いで、ステップS5で基準値補正手段16は、Tセンサ14からの検知信号VTと予め定められたTセンサ14の基準値(トナー濃度制御の基準値)VTrefとの差を求め、この差を所定の閾値αと比較してその差が所定の閾値α以下であるか否かを判断する。基準値補正手段16は、VTとVTrefとの差がα以下であれば、ステップS6でPセンサ8からの作像動作開始時(設定枚数分の作像動作の開始時)の検知信号Vsp、Vsgの比Vsp/Vsgが所定値以下であるか否かを判断する。
【0029】
基準値補正手段16は、Vsp/Vsgが所定値以下の場合には、ステップS7で予め記憶している図7に示す補正テーブル1に基づいて撹拌モードを決定して撹拌モードに入り、予め記憶している図8に示す補正テーブル2に基づいて予め設定された作像動作時におけるVTrefとTセンサ14からの検知信号VTとの差に応じて撹拌時間を決定し、この攪拌時間に応じてVTrefの補正量ΔVTを決定する。
【0030】
次いで、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS8で基準値補正手段16の決定した撹拌時間を記憶し、上述のように設定枚数分の作像動作が開始される(コピースタートとなる)。次いで、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS9でその記憶した撹拌時間に応じたVTref補正量ΔVTを記憶する。次に、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS10でその記憶したVTref補正量ΔVTによりVTrefを補正して新しいトナー濃度制御の目標値(基準値)VTrefを決定する。
【0031】
次に、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS11で新しいVTrefとTセンサ14からの検知信号VTとを比較してその差(VTref−VT)により
t=f(VTref−VT)
なる関数でトナー補給時間(t秒)を算出する。
【0032】
次に、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS12でトナー補給クラッチをt秒オンさせてトナー補給ローラ13を回転させることによりトナー容器12から現像部へトナーを補給させるとともに、上記現像部駆動部を作動させて現像ローラ9及び撹拌ローラ10、11を回転させる。このため、2成分系現像剤は撹拌ローラ10、11により撹拌され、撹拌モードが行われる。
【0033】
次に、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS13で上記決定した撹拌時間から現像剤の撹拌を行った時間を減算して残りの撹拌時間を求め、ステップS14でジョブが終了した(残りの撹拌時間が0となって現像剤の撹拌が終了した)か否かを判断してジョブが終了するまではステップS14からステップ9に戻ってステップ9乃至ステップS14を繰り返して行う。この場合、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS9で図8に示す補正テーブルに基づいて減算後の撹拌時間(上記決定した撹拌時間から現像剤の撹拌を行った時間を減算した残りの撹拌時間)に応じてVTref補正量ΔVTを求めて記憶し、ステップS9で図8に示す補正テーブル2に基づいてその記憶した撹拌時間に応じたVTref補正量ΔVTを記憶する。
【0034】
トナー補給ローラ制御手段15は、ジョブが終了した(残りの撹拌時間が0となって現像剤の撹拌が終了した)場合には図8に示す補正テーブル2に基づいてVTref補正量ΔVTを0とし、トナー補給クラッチをオフさせて撹拌モードを解除する。
【0035】
一方、基準値補正手段16は、ステップS5でVTとVTrefとの差が所定値以下でなければ、又はステップS6でVsp/Vsgが所定値以下でなければ、ステップS15で図7に示す補正テーブルに基づいてVTとVTrefとの差及びVsp/Vsgに応じて、VTrefの補正量ΔVT(VTrefシフト量)を決定する。
【0036】
次に、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS16でそのVTref補正量ΔVTによりVTrefを補正して(VTref+ΔVTとして)新しいトナー濃度制御の目標値(基準値)を決定し、上述のように設定枚数分の作像動作が開始される(コピースタートとなる)。次に、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS17で新しいVTrefとTセンサ14からの検知信号VTとを比較してその差(VTref−VT)により
t=f(VTref−VT)
なる関数でトナー補給時間(t秒)を決定する。
【0037】
次に、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS18でトナー補給クラッチをt秒オンさせてトナー補給ローラ13を回転させることによりトナー容器12から現像部へトナーを補給させる。次に、トナー補給ローラ制御手段15は、ステップS19でジョブが終了した(残りのトナー補給時間が無くなってトナー補給が終了した)か否かを判断し、ジョブが終了しなければステップS17に戻ってステップS17、S18でトナー補給を継続させる。トナー補給ローラ制御手段15は、ジョブが終了した(残りのトナー補給時間が無くなってトナー補給が終了した)場合にはトナー補給クラッチをオフさせてトナー補給動作を終了させる。
尚、図6は本実施形態における現像装置4内の2成分系現像剤とTセンサ14の出力値VTとの関係を示す。
【0038】
本実施形態は、ステップ5にて、VTref−VTが閾値α値以下であるか(図7の例では−0.3以下であるか)、即ちトナー濃度が低いか否か、ステップ6にて、Vsp/Vsgが所定値以下であるか(図7の例では0.10であるか)、即ち画像濃度が高いか否か、を判断し、トナー濃度が低く(図7の例では−0.3以下)、且つ、画像濃度が高い(図7の例では0.10以下)の場合にのみ、図7に斜線で示したように、現像剤の攪拌を行うものである。また、本実施形態は、画像濃度が高く、VTrefとVTの差が大きい場合は、長期間放置された可能性が高いため、その大きさに応じて、攪拌時間を変更するものであり、また、その場合は、トナー補給を行わないようにΔVTを変更するものである。
本実施形態では、初期現像剤のトナー濃度を4.0wt%、基準値VTref
を2.5に設定している。トナー補給制御は上述のように図7及び図8に示す補
正テーブルに従って行う。例えば、Tセンサ14の出力値VT=2.7Vの時、
感光体1上の基準画像、非画像部に対するPセンサ8の出力値Vsp、Vsgの
比Vsp/Vsgが0.17であると、図7に示す補正テーブル1からVTre
fの補正量ΔVT=−0.1となり、次のTセンサ14の基準値はVTref=
2.5−0.1=2.4Vとなり、次のPセンサ8による濃度検知時まで、トナ
ー補給時間t=f(VTref−Vt)secの間トナー補給が行われる。
【0039】
同様に、Tセンサ14の出力値VT=3.1Vの時、感光体1上の基準画像、非画像部に対するPセンサ8の出力値Vsp、Vsgの比Vsp/Vsgが0.07であると、撹拌モードに入り、図8に示す補正テーブル2に基づいて400secの撹拌時間が記憶され、図8に示す補正テーブル2に基づいてVTrefの補正量ΔVT=0.4となって次のTセンサ14の基準値はVTref=2.5+0.4=2.9Vとなる。
【0040】
そして、作像動作が進行して残りの撹拌時間が150secとなった場合は、図8に示す補正テーブル2からVTrefの補正量ΔVT=0.2となり、次のTセンサ14の基準値はVTref=2.5+0.2=2.7Vとなり、トナー補給時間t=f(VTref−Vt)secの間トナー補給が行われる。なお、本実施形態においては、Tセンサ14によるトナー濃度の検知はトナー補給ローラ制御手段15により転写紙1枚の作像ごとに行っているが、Pセンサ8による基準画像の画像濃度検知は転写分離装置6の転写手段に転写ローラを採用していて該転写ローラを感光体1と常接させているため、電源オン時にも行っている。
【0041】
この実施形態は、請求項1に係る発明の一実施形態であり、像担持体としての感光体1上に形成した潜像に2成分系現像剤を供給して該潜像を顕像化する現像装置4と、この現像装置4の現像部へトナーを補給するトナー補給ローラ13からなるトナー補給手段と、前記現像装置4内の2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段としてのTセンサ14と、このトナー濃度検知手段14の出力値とトナー濃度制御基準値とを比較し、その比較結果に基づいて前記トナー補給手段13を制御するトナー補給制御手段としてのトナー補給ローラ制御手段15と、前記像担持体1上に形成した画像濃度検出用の基準画像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段としてのPセンサ8と、この画像濃度検出手段8の出力値に基づいて前記トナー濃度制御基準値を補正する基準値補正手段16とを備えた画像形成装置において、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段14の出力値との差と、前記画像濃度検出手段8の出力値に基づいて、前記現像装置4内の現像剤を撹拌するか否かを決定する現像剤攪拌制御手段としてのトナー補給ローラ制御手段15を具備し、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差が、トナー濃度が高いことを示しており、且つ、前記画像濃度検出手段の出力値が、画像濃度が高いことを示している場合には、前記現像装置内の現像剤を攪拌し、それ以外の場合には、前記現像装置内の現像剤を攪拌しないので、環境条件及び経時変動で現像剤の特性が大きく変化したことにより生ずるトナー濃度の変動を防止することができ、トナー濃度の安定化、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
【0042】
また、この実施形態は、請求項2に係る発明の一実施形態であり、請求項1記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段15は、現像剤を攪拌すると決定する場合に、更に現像剤の攪拌時間を決定するので、環境条件及び経時変動で現像剤の特性が大きく変化したことにより生ずるトナー濃度の変動を防止することができ、トナー濃度の安定化、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
【0043】
また、この実施形態は、請求項3に係る発明の一実施形態であり、請求項1記載の画像形成装置において、前記基準値補正手段16は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段14の出力値との差と、前記画像濃度検出手段8の出力値に基づいて、前記トナー濃度制御基準値の補正の有無を決定するので、安定したトナー濃度制御を行うことができ、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
【0044】
また、この実施形態は、請求項4に係る発明の一実施形態であり、請求項2記載の画像形成装置において、前記基準値補正手段16は、前記現像剤攪拌制御手段15により決定された現像剤の攪拌時間に基づいて、前記トナー濃度制御基準値の補正量を決定するので、安定したトナー濃度制御を行うことができ、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
【0045】
また、この実施形態は、請求項1記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段15は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段14の出力値との差が、現像剤のトナー濃度が低いことを示し、且つ、前記画像濃度検出手段8の出力値が、画像濃度検出用の基準画像の画像濃度が高いことを示した場合に、現像剤を攪拌すると決定するので、現像剤の初期的な特性の変動の影響を少なくすることができてトナー濃度の上昇の防止を図ることができ、地肌汚れ等の異常画像の解消を図ることができる。
【0046】
また、この実施形態は、請求項に係る発明の一実施形態であり、請求項1記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段15は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段14の出力値との差に閾値を設け、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段14の出力値との差が該閾値以下の場合であって、且つ、前記画像濃度検出手段8の出力値が所定値以下の場合に、現像剤を攪拌すると決定するので、現像剤の初期的な特性の変動の影響を少なくすることができてトナー濃度の上昇の防止を図ることができ、地肌汚れ等の異常画像の解消を図ることができる。
【0047】
また、この実施形態は、請求項に係る発明の一実施形態であり、請求項2記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段15は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段14の出力値との差に基づいて、現像剤の攪拌場間を決定するので、より安定したトナー濃度制御を行うことができる。
【0048】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば上記実施形態以外の複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に同様に適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明によれば、環境条件及び経時変動で現像剤の特性が大きく変化したことにより生ずるトナー濃度の変動を防止することができ、トナー濃度の安定化、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、環境条件及び経時変動で現像剤の特性が大きく変化したことにより生ずるトナー濃度の変動を防止することができ、トナー濃度の安定化、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
【0050】
請求項3に係る発明によれば、安定したトナー濃度制御を行うことができ、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
請求項4に係る発明によれば、安定したトナー濃度制御を行うことができ、地肌汚れの解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
【0051】
請求項5に係る発明によれば、現像剤の初期的な特性の変動の影響を少なくすることができてトナー濃度の上昇の防止を図ることができ、地肌汚れ等の異常画像の解消を図ることができる。
請求項に係る発明によれば、より安定したトナー濃度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図である。
【図2】同実施形態のトナー濃度制御フローの一部を示すフローチャートである。
【図3】同実施形態のトナー濃度制御フローの他の一部を示すフローチャートである。
【図4】同実施形態及び従来の画像形成装置を説明するための特性図である。
【図5】従来の画像形成装置のコピー枚数とTセンサ出力との関係を示す特性図である。
【図6】トナー濃度とTセンサ出力との関係を示す特性図である。
【図7】上記実施形態で用いた補正テーブルを示す図である。
【図8】上記実施形態で用いた他の補正テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 感光体
4 現像装置
8 Pセンサ
12 トナー容器
13 トナー補給ローラ
14 Tセンサ
15 トナー補給ローラ制御手段
16 基準値補正手段。

Claims (6)

  1. 像担持体上に形成した潜像2成分系現像剤を利用して顕像化する現像装置と、
    この現像装置の現像部へトナーを補給するトナー補給手段と、
    前記現像装置内の2成分系現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、
    このトナー濃度検知手段の出力値とトナー濃度制御基準値とを比較し、その比較結果に基づいて前記トナー補給手段を制御するトナー補給制御手段と、
    前記像担持体上に形成した画像濃度検出用の基準画像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、
    この画像濃度検出手段の出力値に基づいて前記トナー濃度制御基準値を補正する基準値補正手段とを備えた画像形成装置において、
    前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差と、前記画像濃度検出手段の出力値に基づいて、前記現像装置内の現像剤を撹拌するか否かを決定する現像剤攪拌制御手段を具備し、
    前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差が、前記現像剤のトナー濃度が低いことを示し、且つ、前記画像濃度検出手段の出力値が、前記画像濃度検出用の基準画像の画像濃度が高いことを示した場合には、前記現像装置内の現像剤を攪拌し、
    前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差が、前記現像剤のトナー濃度が低いことを示し、且つ、前記画像濃度検出手段の出力値が、前記画像濃度検出用の基準画像の画像濃度が高いことを示した場合以外には、前記現像装置内の現像剤を攪拌しないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段は、現像剤を攪拌すると決定する場合に、更に現像剤の攪拌時間を決定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、前記基準値補正手段は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差と、前記画像濃度検出手段の出力値に基づいて、前記トナー濃度制御基準値の補正の有無を決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2記載の画像形成装置において、前記基準値補正手段は、前記現像剤攪拌制御手段により決定された現像剤の攪拌時間に基づいて、前記トナー濃度制御基準値の補正量を決定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差に閾値を設け、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差が該閾値以下の場合であって、且つ、前記画像濃度検出手段の出力値が所定値以下の場合に、現像剤を攪拌すると決定することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2記載の画像形成装置において、前記現像剤攪拌制御手段は、前記トナー濃度制御基準値と前記トナー濃度検知手段の出力値との差に基づいて、現像剤の攪拌時間を決定することを特徴とする画像形成装置。
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