JP2009288755A - 現像装置、該現像装置を備えた画像形成装置、及び、現像剤収容容器の傾き検出方法 - Google Patents

現像装置、該現像装置を備えた画像形成装置、及び、現像剤収容容器の傾き検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤収容容器の傾きを検出して、現像剤の偏りをなくし、適切な画像濃度を得る。
【解決手段】トナーとキャリアを含む現像剤が収容され、静電潜像を現像してトナー像が形成される像担持体14を備えた現像剤収容容器11と、現像剤収容容器11に現像剤を補給する現像剤補給手段20と、現像剤収容容器11から現像剤を排出すると共に、排出した現像剤を回収容器25に回収する現像剤回収手段25と、現像剤収容容器11の水平面に対する傾き量を検出する傾き量検出手段26と、傾き量検出手段26で検出された傾き量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発する警告手段40と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像装置、該現像装置を備えた、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ、あるいは、これらの複合機等の画像形成装置、及び、現像剤収容容器の傾き検出方法に関するものである。
従来、画像形成装置として、現像剤収容容器に現像剤を補給及び排出する、いわゆるトリクル方式のものが公知である。この画像形成装置では、排出した劣化現像剤を回収容器内に収容し、その劣化現像剤が所定量となれば、現像器本体の動作を停止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−119531号公報
前記従来の画像形成装置では、水平な状態で設置されることが前提で設計されており、初期設置時に調整されている。ところが、実際には、設置後に場所を移され、その後傾いた状態のまま使用されることがある。この場合、現像剤収容容器も傾いて、収容された現像剤に偏りが発生し、その偏りに応じた画像濃度しか得られないという問題がある。
そこで、本発明は、現像剤収容容器の傾きを検出して、現像剤の偏りをなくし、適切な画像濃度を得ることのできる現像装置、該現像装置を備えた画像形成装置、及び、現像剤収容容器の傾き検出方法を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
現像装置を、
トナーとキャリアを含む現像剤が収容され、像担持体にトナーを供給する現像ローラを備えた現像剤収容容器と、
前記現像剤収容容器に現像剤を補給する現像剤補給手段と、
前記現像剤収容容器から現像剤を排出すると共に、排出した現像剤を回収容器に回収する現像剤回収手段と、を備えた現像装置であって、
前記現像剤収容容器の水平面に対する傾き量を検出する傾き量検出手段と、
前記傾き量検出手段で検出された傾き量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発する警告手段と、をさらに備えた構成としたものである。
この構成により、現像剤収容容器の傾きを検出して、画像濃度に影響が出そうであれば、警告することができるので、ユーザは安心して使用することができる。
前記傾き量検出手段は、
前記現像剤収容容器から排出される現像剤の排出量を検出する排出量検出手段と、
前記排出量検出手段で検出される現像剤の排出量の変化に基づいて、現像剤収容容器の水平面に対する傾き量を推測する傾き量推測手段と、を備えるのが好ましい。
この構成により、既存の設備を利用して現像剤収容容器の傾きを検出することができるので、安価であり、既に販売されている機器にも柔軟に採用することが可能である。
前記傾き量検出手段は、
現像剤収容容器が水平状態に位置する際に於ける単位時間当たりの現像剤の排出量である基準排出量を記憶する記憶手段と、
前記排出量検出手段で検出される単位時間当たりの現像剤の排出量である検出排出量と、前記記憶手段に記憶した基準排出量との差分に基づいて、前記現像剤収容容器の傾き量を推測するように構成すればよい。
前記現像剤収容容器は、長手方向のいずれか一方の端部に現像剤が排出される排出部を形成され、複数個が短手方向に所定間隔で並設され、少なくともいずれか1つの現像剤収容容器に形成される排出部は、他のものとは反対側の端部に形成されるのが好ましい。
この構成により、現像剤収容容器が長手方向のいずれに傾いたとしても検出することが可能となる。
前記傾き量検出手段は、
前記像担持体上に、第1テストパターンを形成する第1テストパターン形成手段と、
前記像担持体上に、前記第1テストパターンに対して主走査方向にずれた位置に第2テストパターンを形成する第2テストパターン形成手段と、
前記第1テストパターンの濃度を検出する第1テストパターン検出手段と、
前記第2テストパターンの濃度を検出する第2テストパターン検出手段と、を備え、
前記警告手段は、前記各テストパターン検出手段によって検出された結果の差分が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発するのが好ましい。
この構成により、現像剤収容容器の傾き以外の要因で画像濃度にムラが発生している場合であっても適切に検出することが可能となる。
前記傾き量検出手段は、さらに、前記現像剤収容容器から排出される現像剤の排出量を検出する排出量検出手段を備え、
前記警告手段は、前記各テストパターン検出手段によって検出された結果の差分が、予め設定した閾値を超え、さらに、排出量検出手段で検出される現像剤の排出量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発するように構成すればよい。
さらに、前記回収容器が交換されたか否かを検出する回収容器検出手段を備え、
前記傾き量検出手段は、回収容器検出手段により回収容器の交換が検出されることにより傾き量を検出するのが好ましい。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、画像形成装置を、前記いずれかの現像装置を備えた構成としたものである。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、
トナーとキャリアを含む現像剤が収容され、静電潜像を現像してトナー像が形成される像担持体を備えた現像剤収容容器の傾き検出方法であって、
前記現像剤収容容器から排出される現像剤の排出量を検出する排出量検出工程と、
前記第排出量検出工程で検出される現像剤の排出量の変化に基づいて、現像剤収容容器の水平面に対する傾き量を検出する傾き量検出工程と、
前記傾き量検出工程で検出した傾き量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発する警告工程と、を含むようにしたものである。
前記傾き量検出工程は、前記排出量検出工程で検出される単位時間当たりの現像剤の排出量である検出排出量と、現像剤収容容器が水平状態に位置する際に於ける単位時間当たりの現像剤の排出量である基準排出量との差分に基づいて、前記現像剤収容容器の傾き量を推測するのが好ましい。
前記傾き量検出工程は、
前記像担持体上に、第1テストパターンを形成し、前記第1テストパターンに対して主走査方向にずれた位置に第2テストパターンを形成するテストパターン形成工程と、
前記第1及び第2テストパターンの濃度を検出するテストパターン検出工程と、を含み、
前記警告工程は、前記テストパターン検出工程で検出された結果の差分が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発するのが好ましい。
前記警告工程の前に実行される、前記現像剤収容容器から排出される現像剤の排出量を検出する排出量検出工程を、さらに含み、
前記警告工程は、前記テストパターン検出工程で検出された結果の差分が、予め設定した閾値を超え、さらに、排出量検出工程で検出される現像剤の排出量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発するのが好ましい。
さらに、前記現像剤収容容器から排出された現像剤を回収する回収容器が交換されたか否かを検出する回収容器検出工程を含み、
前記傾き量検出工程は、前記回収容器検出工程で回収容器の交換が検出されることにより傾き量を検出するのが好ましい。
本発明によれば、現像剤収容容器の傾きを検出するようにしたので、水平に設置されない場合には、画像濃度にムラが発生する前に、未然に警告することができる。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「一端」、「他端」等を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、2成分現像剤を用いた電子写真方式のうち、特に、トナーのみではなく現像剤を補給するようにした、いわゆるトリクル方式の画像形成装置を示す。この画像形成装置は、大略、画像形成ユニット1、転写ユニット2、露光ユニット3、給紙ユニット4、クリーニングユニット5、制御ユニット6(図5参照)、等を備える。
画像形成ユニット1は、図2に示すように、感光体ドラム7の周囲に、帯電装置8、現像装置9、クリーニング装置10、等を備える。また、画像形成ユニット1は、図1に示すように、転写ユニット2の中間転写ベルト32に沿って4箇所に配置され、それぞれ左側よりイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の画像形成を行なうことにより、中間転写ベルト32の表面にカラー画像を形成する。
帯電装置8は、感光体ドラム7の表面に所定の表面電位を形成する。この表面電位は、露光ユニット3によって露光されることにより静電潜像となる。
現像装置9は、図2及び図3に示すように、現像剤収容容器11内に、攪拌スクリュー12、供給スクリュー13、及び、現像ローラ14をそれぞれ収容したものである。
現像剤収容容器11は、図3に示すように、一端側から他端側へと延びる長尺な略箱形状で、内部は仕切壁15によって長手方向に沿って第1収容部16と第2収容部17とに2分割されている。但し、第1収容部16と第2収容部17の両端側は連通部18a、18bによってそれぞれ連通され、収容された現像剤は攪拌されながら循環移動するようになっている。
第1収容部16の一端側には現像剤補給口19が形成され、対応する補給容器20から現像剤が補給される。補給容器20は、前記現像剤補給口19への接続部27に、補給モータ(図示せず)の駆動により回転し、現像剤を第1収容部16へと補給するためのディスペンスロール(図示せず)が設けられている。
一方、第1収容部16の他端側には現像剤排出部21が形成され、適宜、現像剤を排出することにより劣化したキャリアが長期間に亘って現像剤収容容器11内に残留しないようにしている。現像剤排出部21では、第1収容部16の他端面から突出する筒状の排出室22内に、攪拌スクリュー12と同軸で、攪拌スクリュー12とは逆巻きの螺旋状に形成された排出制限羽根22aが配設されている。排出室22の先端側の外面には現像剤排出口23が形成されている。この現像剤排出口23は、排出室22の外面にスライド可能に装着された筒状のシャッター24によって開閉可能となっている。また、排出室22の先端部分は、回収容器25に装着され、この装着時にシャッター24が移動して現像剤排出口23が開放されるようになっている。
なお、現像剤には、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤が使用されている。但し、現像剤にはさらに外添剤等を含めるようにしても構わない。また、初期状態で、現像剤収容容器11に収容される現像剤は、トナー濃度が約7%となるようにキャリア等との混合比率が決められている。また、補給容器20に収容する現像剤では、画像形成処理でトナーのみが消費されるため、トナー濃度が高めの約80%となるようにキャリア等との混合比率が決められている。
回収容器25は、略箱形状で、下端部が下方に向かうに従って対向する2つの面が徐々に接近し、内部断面積が徐々に小さくなるように形成されている。回収容器25の下端部には、回収された現像剤の容量を検出するための現像剤量検出センサ26が取り付けられている。すなわち、現像剤量検出センサ26は、断面積が徐々に小さくなる領域に設けられているので、現像剤収容容器11から排出される現像剤の量の僅かな変化であっても検出可能となっている。なお、現像剤量検出センサ26には、透磁率センサが使用されているが、現像剤の液面を検出する光学式のセンサや、フロート式のセンサ等を使用することもできる。
回収容器25の上部側面には、前記排出室22の先端部分が接続される接続部27が形成されている。接続部27は、回収容器25の外面に貫通孔25aを形成し、この貫通孔25aを矩形平板状の弾性シート28で覆ったものである。弾性シート28の中央部には十字にスリット28aが形成され、このスリット28aを介して排出室22の先端部分が挿入され、貫通孔25aに貫通される。接続状態では、排出室22の先端部分のみが回収容器25内に突出し、シャッター24の鍔部24aは回収容器25の外面に当接するので、現像剤排出口23は強制的に開放されることになる。
攪拌スクリュー12は、回転軸12aの周囲に螺旋状の羽根12bを備えた構成で、第1収容部16に配置されている。攪拌スクリュー12は、回転駆動することにより、一端側(連通部18a側)から他端側(連通部18b側)へと現像剤を搬送しながら撹拌する。
供給スクリュー13は、前記攪拌スクリュー12と同様に、回転軸13aの周囲に螺旋状の羽根13bを備えた構成で、第2収容部17に配置されている。供給スクリュー13は、回転駆動することにより、現像剤を連通部18b側から連通部18a側へと移送すると共に、現像ローラ14へと供給する。
現像ローラ14は、図2に示すように、円筒状のスリーブ29内に複数の永久磁石30を収容したものである(ここでは、5つの永久磁石S2,N2,S1,N1,S3を、この順で時計回り方向に配置している。)。スリーブ29は、図示しないスリーブ駆動手段によって周方向に正逆回転するように構成されている。
クリーニング装置10は、図1に示すように、感光体ドラム7の表面への転写後、この表面に残留するトナーをクリーニングする。
転写ユニット2は、一対の支持ローラ31に中間転写ベルト32を架け渡し、図示しない駆動手段により支持ローラ31を駆動させ、中間転写ベルト32を矢印方向に循環移動させるようにしたもので、1次転写部33、及び、2次転写部34を備える。
露光ユニット3は、前記感光体ドラム7に対してレーザ光を照射し、図示しないスキャナで読み取った画像データに対応する静電潜像を形成する。
給紙ユニット4は、カセット35に収容した記録媒体36を、順次、搬送ローラ37を介して2次転写部34へと搬送する。2次転写部34に搬送された記録媒体36には、トナー像が転写され、定着ユニット38で転写させたトナー像が定着された後、排出トレイ39へと搬出される。
クリーニングユニット5は、中間転写ベルト32に接離可能で、接近することにより中間転写ベルト32に残留するトナーを回収することができるようになっている。
制御ユニット6は、図6に示すように、従来同様に画像形成処理等を行うほか、回収容器25に設けた現像剤量検出センサ26からの検出信号に基づいて、予め記憶手段6aに記憶させたデータを参照して、後述するようにして現像剤収容容器11の傾き検出処理を行い、警告手段40により警告を行う。
次に、前記構成からなる画像形成装置の動作について説明する。ここでは、従来公知の画像形成処理等については説明を省略し、現像剤収容容器11の傾き検出処理について、図7のフローチャートに従って説明する。
まず、現像装置9が新品か否かを判断する(ステップS1)。現像装置9が新品か否かは、画像形成処理等を全く実施していないか否か等によって判断する。また、回収容器25が新品(空)か否かを判断する(ステップS2)。回収容器25が空か否かは、現像剤量検出センサ26での検出信号に基づいて行う。少なくともいずれか一方が新品でなければ、従来同様、画像安定化制御処理を実行し(ステップS3)、画像形成処置を実行する(ステップS4)。
いずれも新品であれば、初期動作で、現像剤量検出センサ26によって検出される現像剤量が予め設定した閾値を超えているか否かを判断する(ステップS5)。すなわち、現像剤収容容器11には、初期状態で、予め決められた量の現像剤が収容されている。そして、現像剤収容容器11が水平となるように設置されていれば、初期動作で、攪拌スクリュー12が回転しても、この回転軸と同軸で設けた排出制限羽根も同期して回転するので、現像剤には排出方向とは逆方向の圧力が作用し、回収容器25に排出される現像剤の量は殆どゼロ、あるいは、排出されたとしても微量である。また、現像剤収容容器11が、その現像剤排出部側が低くなるように傾くと、図8に示すように、その傾斜角度が大きくなるに従って、排出制限羽根22aによる阻止圧を超え、徐々に回収容器25に排出される現像剤の量が線形に増大する。そして、傾斜角度がある角度以上となると、供給スクリュー13によって現像ローラ14に供給可能な現像剤の量が、軸方向で許容範囲を超える。すなわち、現像ローラ14の軸方向で、供給されるトナー量に偏りが発生し、感光体ドラム7に濃度ムラが発生してしまう。この濃度ムラは、例えば、印刷した記録媒体36の状態から判断することができる。そこで、発生する濃度ムラが許容範囲内となるように、現像剤収容容器11の傾き、すなわち検出される現像剤の量の限界値(閾値)を決定している。
検出される現像剤量が閾値を超えていなければ、現像剤収容容器11から回収容器25に排出された現像剤量が許容範囲内、すなわち現像剤収容容器11が水平であるか、あるいは、傾いていても、許容できる範囲であると判断する。この場合、前記同様、画像安定化制御処理(ステップS3)及び画像形成処理(ステップS4)を実行する。
一方、検出される現像剤量が閾値を超えていれば、そのまま画像形成処理を実行すると濃度ムラが発生することが予測されるので、ユーザに音声や画面表示等によって警告を発する(ステップS6)。そして、現像剤収容容器11の傾きが調整されるまで、画像形成処理を中止する。現像剤収容容器11の傾きが調整され、画面に表示させたオペレーションパネル等で所定の入力が行われれば(ステップS7)、前記同様、画像安定化制御処理(ステップS3)及び画像形成処理(ステップS4)を実行する。
このように、前記画像形成装置では、現像剤収容容器11の傾きを、初期動作で回収容器25に回収される現像剤の量により判断するようにしたので、特別なセンサ等を必要とすることなく、既存の設備で対応することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
図9では、現像剤排出口23の位置(回収容器25の取付位置)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各画像形成ユニット1の現像剤収容容器11で設ける位置が相違している。
すなわち、イエロー(Y)、シアン(C)では、回収容器25は画像形成装置の正面側に配置され、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)では、回収容器25は画像形成装置の背面側に配置されている。これにより、画像形成装置が、現像剤収容容器11の一端側又は他端側のいずれの方向に向かって低くなるように傾いて設置されたとしても、確実に検出することが可能となる。この場合、現像剤収容容器11のうち、いずれか1つで、他のものとは反対側に回収容器25を設けるようにしてもよい。また、現像剤量検出センサ26は、4つ全ての回収容器25に設ける必要もなく、2つあるいは3つに設け、少なくとも1つで、他のものとは反対側に配置した回収容器25に設けるようにしてもよい。
図10では、中間転写ベルト32上の幅方向に所定間隔でテストパターン32a、32bをそれぞれ形成し、これらテストパターン32a、32bを濃度検出センサ41a、41bによってそれぞれ検出することにより、画像形成装置すなわち現像剤収容容器11が傾いて設置されているか否かを検出するようにしている。なお、テストパターンは、予め設定した画像データに基づいて、感光体ドラム7上に静電潜像を形成し、現像装置9によりトナーを供給することにより、中間転写ベルト32に形成する。
現像剤収容容器11が傾いて設置されているか否かの判断は、図11に示すフローチャートに従って、次のようにして行う。
すなわち、まず、前記実施形態と同様にして、現像装置9が新品か否かを判断し(ステップS11)、回収容器25が新品(空)か否かを判断する(ステップS12)。そして、少なくともいずれか一方が新品でなければ、画像安定化制御処理を実行し(ステップS13)、画像形成処置を実行する(ステップS14)。
いずれも新品であれば、中間転写ベルト32の幅方向2箇所にテストパターンをそれぞれ形成する(ステップS15)。そして、濃度検出センサにより、中間転写ベルト32に形成されたテストパターンに照射し、その反射率に基づいて濃度を検出する(ステップS16)。続いて、検出された各テストパターンの濃度の差を演算し(ステップS17)、その差が予め設定した閾値を超えるか否かを判断する(ステップS18)。閾値は、検出される濃度差がこの値を超えると、濃度ムラが大きくて、記録媒体36の画質が悪いと判断される値とする。
濃度差が閾値以下である場合、現像剤収容容器11の傾きが許容範囲内であると判断し、前記同様、画像安定化制御処理を実行し(ステップS13)、画像形成処置を実行する(ステップS14)。
一方、濃度差が閾値を超えている場合、前記同様、そのまま画像形成処理を実行すると濃度ムラが発生することが予測されるので、ユーザに音声や画面表示等によって警告を発する(ステップS19)。そして、現像剤収容容器11の傾きが調整されるまで、画像形成処理を中止する。現像剤収容容器11の傾きが調整され、画面に表示させたオペレーションパネル等で所定の入力が行われれば(ステップS20)、前記同様、画像安定化制御処理(ステップS13)及び画像形成処理(ステップS14)を実行する。
前記ステップS18に加えて、さらに、前記実施形態と同様に、回収容器25に現像剤量検出センサ26を設け、この現像剤量検出センサ26で検出される現像剤量が基準値を超えているか否かを判断するようにしてもよい。つまり、現像剤の回収量をも加味することにより、現像剤収容容器11が傾いている以外の要因(例えば、感光体ドラム7と現像ローラ14との間の隙間が軸方向でばらついている等)によってテストパターンでの検出濃度差に違いが生じたのか否かを区別することが可能となる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 図1の現像装置を示す概略図である。 図2の現像剤収容容器の概略平面断面図である。 図2の現像剤収容容器の一部及び回収容器を示す正面断面図である。 図4の回収容器を示す斜視図である。 本実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。 本実施形態に係る傾き検出処理を示すフローチャートである。 現像剤収容容器の傾き量と、回収容器に回収される現像剤量との関係を示すグラフである。 他の実施形態に係る現像剤収容容器を示す概略平面図である。 他の実施形態に係る現像剤収容容器の傾きを検出するための構成を示す概略説明図である。 図10での傾き検出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…画像形成ユニット
2…転写ユニット
3…露光ユニット
4…給紙ユニット
5…クリーニングユニット
6…制御ユニット
6a…記憶手段
7…感光体ドラム
8…帯電装置
9…現像装置
10…クリーニング装置
11…現像剤収容容器
12…攪拌スクリュー
13…供給スクリュー
14…現像ローラ
15…仕切壁
16…第1収容部
17…第2収容部
18a、18b…連通部
19…現像剤補給口
20…補給容器
21…現像剤排出部
22…排出室
23…現像剤排出口
24…シャッター
25…回収容器
26…現像剤量検出センサ
27…接続部
28…弾性シート
29…スリーブ
30…永久磁石
31…支持ローラ
32…中間転写ベルト
32a、32b…テストパターン
33…1次転写部
34…2次転写部
35…カセット
36…記録媒体
37…搬送ローラ
38…定着ユニット
39…排出トレイ
40…警告手段
41a、41b…濃度検出センサ

Claims (13)

  1. トナーとキャリアを含む現像剤が収容され、像担持体にトナーを供給する現像ローラを備えた現像剤収容容器と、
    前記現像剤収容容器に現像剤を補給する現像剤補給手段と、
    前記現像剤収容容器から現像剤を排出すると共に、排出した現像剤を回収容器に回収する現像剤回収手段と、を備えた現像装置であって、
    前記現像剤収容容器の水平面に対する傾き量を検出する傾き量検出手段と、
    前記傾き量検出手段で検出された傾き量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発する警告手段と、をさらに備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記傾き量検出手段は、
    前記現像剤収容容器から排出される現像剤の排出量を検出する排出量検出手段と、
    前記排出量検出手段で検出される現像剤の排出量の変化に基づいて、現像剤収容容器の水平面に対する傾き量を推測する傾き量推測手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記傾き量検出手段は、
    現像剤収容容器が水平状態に位置する際に於ける単位時間当たりの現像剤の排出量である基準排出量を記憶する記憶手段と、
    前記排出量検出手段で検出される単位時間当たりの現像剤の排出量である検出排出量と、前記記憶手段に記憶した基準排出量との差分に基づいて、前記現像剤収容容器の傾き量を推測することを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤収容容器は、長手方向のいずれか一方の端部に現像剤が排出される排出部を形成され、複数個が短手方向に所定間隔で並設され、少なくともいずれか1つの現像剤収容容器に形成される排出部は、他のものとは反対側の端部に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記傾き量検出手段は、
    前記像担持体上に、第1テストパターンを形成する第1テストパターン形成手段と、
    前記像担持体上に、前記第1テストパターンに対して主走査方向にずれた位置に第2テストパターンを形成する第2テストパターン形成手段と、
    前記第1テストパターンの濃度を検出する第1テストパターン検出手段と、
    前記第2テストパターンの濃度を検出する第2テストパターン検出手段と、を備え、
    前記警告手段は、前記各テストパターン検出手段によって検出された結果の差分が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  6. 前記傾き量検出手段は、さらに、前記現像剤収容容器から排出される現像剤の排出量を検出する排出量検出手段を備え、
    前記警告手段は、前記各テストパターン検出手段によって検出された結果の差分が、予め設定した閾値を超え、さらに、排出量検出手段で検出される現像剤の排出量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発することを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. さらに、前記回収容器が交換されたか否かを検出する回収容器検出手段を備え、
    前記傾き量検出手段は、回収容器検出手段により回収容器の交換が検出されることにより傾き量を検出することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記請求項1から7のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. トナーとキャリアを含む現像剤が収容され、静電潜像を現像してトナー像が形成される像担持体を備えた現像剤収容容器の傾き検出方法であって、
    前記現像剤収容容器から排出される現像剤の排出量を検出する排出量検出工程と、
    前記第排出量検出工程で検出される現像剤の排出量の変化に基づいて、現像剤収容容器の水平面に対する傾き量を検出する傾き量検出工程と、
    前記傾き量検出工程で検出した傾き量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発する警告工程と、を含むことを特徴とする現像剤収容容器の傾き検出方法。
  10. 前記傾き量検出工程は、前記排出量検出工程で検出される単位時間当たりの現像剤の排出量である検出排出量と、現像剤収容容器が水平状態に位置する際に於ける単位時間当たりの現像剤の排出量である基準排出量との差分に基づいて、前記現像剤収容容器の傾き量を推測することを特徴とする請求項9に記載の現像剤収容容器の傾き検出方法。
  11. 前記傾き量検出工程は、
    前記像担持体上に、第1テストパターンを形成し、前記第1テストパターンに対して主走査方向にずれた位置に第2テストパターンを形成するテストパターン形成工程と、
    前記第1及び第2テストパターンの濃度を検出するテストパターン検出工程と、を含み、
    前記警告工程は、前記テストパターン検出工程で検出された結果の差分が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発することを特徴とする請求項9に記載の現像剤収容容器の傾き検出方法。
  12. 前記警告工程の前に実行される、前記現像剤収容容器から排出される現像剤の排出量を検出する排出量検出工程を、さらに含み、
    前記警告工程は、前記テストパターン検出工程で検出された結果の差分が、予め設定した閾値を超え、さらに、排出量検出工程で検出される現像剤の排出量が、予め設定した閾値を超えることにより警告を発することを特徴とする請求項11に記載の現像剤収容容器の傾き検出方法。
  13. さらに、前記現像剤収容容器から排出された現像剤を回収する回収容器が交換されたか否かを検出する回収容器検出工程を含み、
    前記傾き量検出工程は、前記回収容器検出工程で回収容器の交換が検出されることにより傾き量を検出することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の現像剤収容容器の傾き検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012027102A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Brother Ind Ltd 画像形成装置
CN117191130A (zh) * 2023-09-27 2023-12-08 深圳市英博伟业科技有限公司 一种多场景在线温湿度监控方法和系统

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