JP3799602B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、カメラ本体部に対して開閉または回転自在に取り付けられたグリップ部を有するデジタルカメラまたはビデオ一体型カメラ等の磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の開閉または回転自在なグリップ部を有するビデオ一体型カメラとしては、例えば、特開平6−133197号公報に開示された構成のものが公知になっている。この公知のビデオ一体型カメラにおける発明は、一般的なカメラがその本体部を片手でホールディングするようにしていることで、本来の構成部品の実装スペース以外に、ホールディングのための人の手のサイズに依存したスペースが幅方向に必要であるために薄型化ができないこと、および、片手でカメラをホールディングしていることによりカメラ操作時に振れが生じやすいこと、の課題を解決しようとするものである。
【0003】
そのための具体的構成として、カメラ部、デッキ部が含まれた本体筐体の前部に、独立したグリップ部を水平方向に回転可能に装着した構成を有するものであり、そのグリップ部は、前部と側面部のそれぞれの位置で固定できるようにしたものであって、このようなグリップ部を設けたことにより、人の手のサイズに依存したホールディングのための横方向のスペースが不要になり、本体筐体を薄型化できるというものである。
【0004】
また、この回転可能なグリップ部においては、グリップ部に電源用バッテリーを装着すること、グリップ部の回転に連動して電源を入/切させること、グリップ部にレンズカバーの機能をもたせたこと、グリップ部にマイクを内蔵すると共に、グリップ部にスタートスイッチとズームスイッチとを設けた構成にしたものである。
【0005】
そして、実際の使用においては、本体筐体からグリップ部を横に開いて固定することによってレンズ部を露出させると共に、駆動用の電源がオンになり、グリップ部に設けたスタートスイッチおよびズームスイッチを操作するというものであり、グリップ部が横方向に開いた状態で突出して固定され、そのグリップ部を一方の手で横方向から摘むように握り、他方の手を本体筐体に添えてズームスイッチを操作できるので、手振れが生じないというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例のビデオ一体型カメラにおいては、人の手のサイズに依存したホールディングのための横方向のスペースなくして、単に本体筐体を薄型化できるというだけのものであって、前面側に開閉できるように設けたグリップ部を開いた状態に固定しても、手の平で指が一回りするようにグリップ部を握ることができず、一方の側から指先に力を入れて摘むようにして保持しなければならないのであり、このように指先に力を入れて摘むように保持することは、それ程長時間でなくても疲労度が激しいものであって、必然的に両手を添えないと安定した保持はできないのである。要するに、片手での持ち難さという点では却って一般的ビデオ一体型カメラに比べて劣るのである。
【0007】
また、グリップ部を安定して握るためとスタートスイッチおよびズームスイッチを設けるためには、ある程度の長さと厚みとが必要になるのであり、却ってその分だけ上下方向の高さと前後方向の長さとが必要になるのであり、薄型化ができても実質的な小型化は図られていないのである。
【0008】
そして、前面側にグリップ部を設けてレンズカバー機能と開閉による回転に連動して電源を入/切する機能とをもたせた構成は、本体筐体からグリップ部を完全に開いた状態にしないと使用できないのであり、使用態様が一つのパターンに限定されてしまうという不都合もある。
【0009】
また、開閉可能なグリップ部を有さないで、一般的にカメラ本体部の右側を手の平で覆うように保持するビデオ一体型カメラにおいて、全体を小型化することは容易であるが、小型化することによって、カメラ本体部を保持する手の指がカメラ本体部の左側まで届いてしまい、本来カメラ本体部の右側に設けてある操作スイッチまたはボタン群を通り越してしまう状態になり、却って操作し難い構成になってしまうという問題点を有する。
【0010】
更に、カメラ本体部を小型化することによって、バッテリー、液晶パネル、カセット挿着部、操作スイッチ群等の各デバイス類を配設する表面積が減ってくることになり、その限られた表面積の中で、各デバイス類を効率よく配置しようとすると、全体として同じようなデザインにならざるを得ないのである。
【0011】
従って、従来例のビデオ一体型カメラにおいては、カメラ本体部を小型化すること、小型化して表面積が少なくなっても、各デバイス類を効率よく配設して操作性を良くすること、使用態様がワンパターンにならないようにすることに解決課題を有する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本発明は、少なくとも、レンズと、ビューファインダーと、操作ボタン群を備えたカメラ本体部と、該カメラ本体部に対して開閉または回転自在に設けられバッテリー収納部を兼ねたグリップ部とを備え、前記バッテリー収納部は、カメラ本体部に対して一つの側面に回転軸を介して垂直方向に回転自在に設けられ、且つ設定された位置でロック状態に維持されるロック機構を備えた磁気記録再生装置であって、前記カメラ本体部におけるカセットテープのセット機構部は、前記グリップ部を納めた時に隠される位置に設けてあることを特徴とする磁気記録再生装置を提供するものである。
【0013】
本発明においては、前記グリップ部に対してバッテリーを外付け状態で取り付けること;設定された位置は、グリップ部の収納位置と、使用位置と、カセットテープの出し入れ位置であること;ロック機構は、少なくとも、ロック爪部材を備えた摺動リングと、該ロック爪部材が係合する切り欠き部を複数個備えたロックディスクとからなること;およびロック状態を解除できるロック操作ボタンを設けたこと;を付加的な要件として含むものである。
【0014】
本発明に係る磁気記録再生装置は、カメラ本体部とグリップ部を兼ねたバッテリー収納部とを別体に形成し、該バッテリー収納部は、カメラ本体部に対して一つの側面に回転軸を介して垂直方向に回転自在に設けられ、且つ設定された位置でロック状態に維持されるロック機構を備えた構成にしたことによって、カメラ本体部をより一層小型化でき、しかも、バッテリー収納部をグリップ部として使用できるので、カメラ本体部を小型化してもデザイン上の制約を崩さないで、各デバイス類を効率よく配設して操作性を良くすることができると共に、カメラ本体部を小型化しても、グリップ部を使用時の位置にセットすることで、取り扱いが容易になるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図示の具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。
まず、図1〜3に示した実施の形態に係る磁気記録再生装置1は、いわゆるビデオ一体型カメラであって、カメラ本体部2の前面側にレンズ部3と、前面側上縁部にマイクロホン4が取り付けられると共に、前面寄りの上面部にストロボ5が出没(起伏)可能に取り付けられており、背面側にはビューファインダー6が上下方向に所定の角度範囲をもって回転できるように取り付けられている。
【0016】
このカメラ本体部2の一方の側面(右側面)に、バッテリー(電源電池)収納部を兼ねたグリップ部7が回転可能に設けられ、他方の側面(左側面)には液晶パネルからなる表示部8が開閉および回転自在に設けられている。
【0017】
グリップ部7は、そのケース部分9がカメラ本体部2の前面寄りの側面で且つ下部寄りに軸部10を介して回転できるように取り付けられ、その回転は垂直方向に、例えば、側面から見て図1に示した収納状態における略水平位置から、図2に示した使用状態の位置、更に、図3に示した磁気テープカセットの出し入れの際に位置させる前方側の略水平位置までの約180度の角度範囲で回転できるように取り付けられている。
【0018】
このグリップ部7は、バッテリー11の収納(取り付け)を兼ねるものであって、ケース部分9に対してバッテリー11を一部嵌め込み式で外付け状態に取り付けられるものである。この場合に、ケース部分9に設けた保持手段12によって、嵌め込まれたバッテリー11の一部を押さえ込むことにより安定した保持または固定が可能になるのである。従って、保持手段12を開閉操作することにより、ケース部分9にバッテリー11を簡単にセットまたは離脱させることができる構成になっている。
【0019】
また、バッテリー11が外付け状態で取り付けられることにより、容量の異なるバッテリーを自由に取り替えて使用することができるのである。即ち、同形状でバッテリーの容量を大きくする場合には、必然的に厚みを増すことになるが、その厚みが増したバッテリーでも、グリップ部7のケース部分9側において何ら制約されることなく、取り付けることができるのである。
【0020】
要するに、グリップ部7には、バッテリーの厚みが厚くても薄くても同じようにセットすることができるのであり、バッテリーの厚みが厚くなればその厚くなった分だけ外部に突出するだけのことであり、また、バッテリーの厚みが増した分グリップ部7の厚みが増して握りの実感がやや太く感ずるだけで、その操作には全く支障をきたさないばかりでなく、グリップ部7の収納時においては、重いバッテリー11が重心からずれない略中央部側面に位置しているので全体のバランスが良く、また、使用時においては、重いバッテリー11を手の中に置くことにより操作上のバランスも良くなるのである。
【0021】
グリップ部7が取り付けられた側面のカメラ本体部2には、軸部10に近接した位置に操作用のスイッチ群が設けられている。このスイッチ群は、例えば、スタート/ストップスイッチ13、ズームスイッチ14、静止画の取り込み用シャッター15、スーパーナイトショット用のオン・オフスイッチ16およびナイトショットボタン(スイッチ)17等であって、これらスイッチ群は、使用者がグリップ部7を右手で握った状態で、例えば、人差し指によって簡単に操作できる位置に設けられている。
【0022】
更に、グリップ部7が取り付けられた側面のカメラ本体部2には、図2および図3に示したように、カセットテープを出し入れするセット機構部18が設けられ、該セット機構部18はグリップ部7を納めた時(図1の状態)に隠される位置に設けられている。
【0023】
そして、カセットテープのセット機構部18は、グリップ部7を充分に開いた状態の時、即ち、図3に示した位置まで回転させた時に開閉できるようにしたものであり、図2に示した使用時の位置においては、開閉できないように構成してある。
【0024】
その開閉できないようにした構成の一例は、グリップ部7におけるケース部分9の軸部10に近い位置に張り出し部9aを形成したものであって、該張り出し部9aが使用時の位置(図2)においては、まだカセットテープのセット機構部18に重なった状態になるようにしていることから、カセットテープのセット機構部18の開閉を阻止しているのであり、この位置から更にグリップ部7を開く方向に回転させ、図3に示した位置に来たときに、張り出し部9aの重なりがカセットテープのセット機構部18から外れるようにし、その外れた位置においてカセットテープのセット機構部18の開閉が可能になるのである。
【0025】
このように構成することにより、カセットテープのセット機構部18に対するカセットテープの出し入れ作業において、安全性が著しく高まるのである。例えば、グリップ部7が途中まで開いた状態の時でもカセットテープのセット機構部18が開閉できると、その途中まで開いた状態でカセットテープの出し入れをしようとして、セット機構部18を開いた時に、セット機構部18の角がグリップ部7にぶつかったり、或いはグリップ部7との間で指を挟んだりすることがあって、思わぬ怪我をしたりしてトラブルの原因になることを防止するためである。従って、グリップ部7が完全に開いた状態になったときにのみ、カセットテープ収納部18を開閉できるようにしたので、種々のトラブル発生を未然に防ぐことができる構成にしたのである。
【0026】
また、グリップ部7の回転動作について、特に、図1に示した収納(不使用)位置に回転させて納める際に、カセットテープのセット機構部18はカメラ本体部2の表面から僅かに内側に凹んだ状態にあって、グリップ部7と擦れることはないが、カメラ本体部2の背面寄りの端部2aは、安定した収納状態を維持するために、グリップ部7と接触するように形成されている。この端部2aの接触部分には、擦れても傷が付かないように、比較的硬質で滑り易い樹脂で形成した保護部材19が上下方向に配設固定されている。
【0027】
そして、グリップ部7の収納動作において、グリップ部7を強く回転させても設定した回転角度範囲を越えないように、つまり、図1に示した収納(不使用)位置をオーバーして回転しないように、カメラ本体部2側に横長のストッパー用凸部20を形成してある。
【0028】
更に、グリップ部7においては、ケース部分9の上下端縁にゴム等の柔軟性を有する細長の保護部材21、22が取り付けられており、該保護部材21、22の存在によって、グリップ部7を握った時に滑り止めになると共に、例えば、グリップ部7を図1のように収納した状態で、カメラ本体部2を例えば机上等に置いたときに、下部の保護部材22がいわゆる脚部となって、グリップ部7が直接机上に接しないようになり、机上を傷つけないし同時に載置した部所が少し傾斜していても滑り止めの役目を果たすのである。
【0029】
次に、図4に基づきカメラ本体部2に対するグリップ部7の取り付け構造、特にロック機構とグリップ部7の更なる具体的な構成について説明する。
【0030】
まず、カメラ本体部2を構成する半体部、即ち、キャビネット半体2bの前面寄りの側面下部側のコーナー部には、グリップ部7を取り付けるための取付用孔31が形成されている。グリップ部7は、金属製のケース部分9と、樹脂製のバッテリー収納部分32とから構成されており、これらを合体させた状態でグリップ部7が構成され、バッテリー収納部分32には収納部33が形成されている。そして、ケース部分9には取付基部33が設けられ、該取付基部には取り付けのための孔部34が形成されている。
【0031】
カメラ本体部2とグリップ部7との取り付け構造を構成する部材としては、概ね台形上のグリップベース40と、リング状を呈し全体として歪みをもってバネ機能を発揮するフリクションバネ41と、ワッシャー42と、摺動リング43と、ロックディスク44と、ハーネス保護部材45と、ロックバネ46と、ロック爪部材47と、ロック操作ボタン48とから構成されている。
【0032】
前記摺動リング43は、比較的滑りやすい硬質樹脂で形成され、ある程度の高さがあって全体としては筒状を呈し、その上縁部寄りに横方向に張り出して設けられた収納部43aが形成されており、該収納部に前記ロックバネ46とロック爪部材47とが飛び出し方向に付勢されて収納される構成になっている。
【0033】
そこで、台形上のグリップベース40は、取付用孔31に対してキャビネット半体2bの内側に配設され、フリクションバネ41とワッシャー42とがキャビネット半体2bの外側に配設され、該ワッシャー42に当接させてケース部分9の取付基部33を位置させ、該取付基部33の取付孔34内に摺動リング43を嵌め込み、該摺動リング43の収納部43aには、ロックバネ46とロック爪部材47とを収納した後に、ロックディスク44を載置し、ビス等の適宜の固定部材49により、前記グリップベース40に固定させる。
【0034】
そして、樹脂で形成したハーネス保護部材45をロックディスク44に装着させると共に、ロック操作ボタン48をロック爪部材47に被せるようにして取り付け、バッテリー収納部分32をケース部分9に合体させて取り付けて固定することにより、摺動リング43と、ロックディスク44と、ハーネス保護部材45と、ロックバネ46と、ロック爪部材47と、ロック操作ボタン48とがグリップ部7側におけるケース部分9の取付基部33内に収まるのである。
【0035】
このように取り付けることにより、カメラ本体部2に対してグリップ部7がフリクションバネ41の反発力による一定の摩擦力をもって回転できるようになるのである。この場合に、ケース部分9における取付基部33の取付孔34に嵌め込んだ摺動リング43は、滑動しない状態で取り付けられてケース部分9と一緒に回転し、グリップベース40に固定されたロックディスク44と摺動リング43との間で滑動回転するのであり、且つその回転は、一定の角度範囲において、クリック感をもって位置決めされロックされるものである。
【0036】
そのロック機構については、図5〜7を用いて説明する。ロックディスク44は、全体として円形状を呈し、その中央部にワイヤーハーネスを挿通するための略四角形状を呈する挿通孔44aが形成されると共に、固定部材49で固定するためのネジ孔44b、44cが設けられている。そして、周縁部には、三個所の位置決め、即ちロック用の切り欠き部50、51、52が設けられている。
【0037】
これら切り欠き部50、51、52は、略コ字状を呈するものであり180度の回転角度範囲において、グリップ部7の収納位置に対応させて切り欠き部50が設けられ、使用位置に対応させて切り欠き部51が設けられ、更に、磁気テープカセットの出し入れ位置に対応させて切り欠き部52が設けられている。この場合に、切り欠き部50と切り欠き部52は、ロックディスク44の中心を通る線上に対向させて形成し、切り欠き部51は、収納位置の切り欠き部50の位置から約100〜120度の角度範囲位置に形成してある。
【0038】
そして、各切り欠き部50、51、52は、前記ロック爪部材47が係合または嵌まり込む大きさであって、摺動リング43と接触する側の端縁部をそれぞれ外側に開くテーパー面50a、51a、52aに形成してある。また、これら切り欠き部に嵌まるロック爪部材47は、その係合または嵌まり込む位置に前記テーパー面50a、51a、52aと略対応するテーパー状の係合部47aが形成されている。
【0039】
このようにバネ付勢されたロック爪部材47の係合部47aが各切り欠き部50、51、52と係合または嵌合した位置においてロックされるものであり、グリップ部7の収納位置、使用位置および磁気テープカセットの出し入れ位置がロックされて位置決めされるのであり、それらの各位置からグリップ部7を回転させると摺動リング43が一緒に回転し、固定されている側のロックディスク44のテーパー面50a、51a、52aによって係合部47aが押し下げられて回転できるようになるのであり、次の切り欠き部に係合部が係合または嵌合したときに、カチャッと嵌まってクリック感が生じ一応のロックがなされるのである。
【0040】
また、グリップ部7の取付基部33側にはロック操作ボタン48が露出した状態で設けられているので、そのロック操作ボタン48を軽く押圧することで、ロック爪部材47がロックバネ46に抗して押し下げられ、係合部47aが各切り欠き部から離脱してロック状態が解放され、フリクションバネ41の反発力による回転抵抗のみとなるので、グリップ部7の回転操作が比較的容易に行えるのである。
【0041】
なお、ハーネス保護部材45は、グリップ部7に取り付けたバッテリー11からカメラ本体部2に給電するための配線を保護するためのものであり、好ましくは軟質の樹脂材で形成され、配線がロックディスク44、取付孔34、および取付用孔31のエッジ部に接触しないように配設されるものである。
【0042】
いずれにしても、本発明に係るビデオ一体型カメラの磁気記録再生装置1は、グリップ部7がバッテリー11の収納部を兼ねているので、カメラ本体部2を小型化することができ、しかも、カメラ本体部2が小型化されても、グリップ部7の存在により持ち難さが解消されるばかりでなく、各部の構成部材、即ち、デバイスの配置の自由度も損なわないし、バッテリー11の挿着をグリップ部7にしたことにより、放熱面積の確保も充分に行えるのである。
【0043】
更に、カメラ本体部2に対してグリップ部7を180度の回転角度範囲で回転でき、設定した位置決め位置においてロックが可能であり、収納時および使用時等においてそのロック状態が維持されているので、携帯時または使用時において安心できると共に、使用時において、バッテリー11を手で握ることにより暖められるので使用寿命が延びるという有利さがある。
【0044】
また、例えば、使用時において、レンズ部をやや上向きにした斜め方向にカメラをセットしたい場合には、その角度に合わせてグリップ部7を開けば、ロック機構が作用しなくてもその開いた角度をフリクションバネ41の反発力による摩擦力で維持でき、しかも、重いバッテリー11を取り付けたグリップ部7が一応の支持台として機能するので、カメラ本体2が転倒することなく任意の角度にセットできるのである。
【0045】
更にまた、使用時において、グリップ部7をカメラ本体部2に収納した状態において、カメラ本体部2を上方から掴むようにして持ち、表示部8を開いてやや上向きにし、その表示部8を見ながらカメラ本体部2を低い位置に構え、人差し指を用いてスタート/ストップスイッチ13およびズームスイッチ14等を操作して撮影することができるのである。従って、グリップ部7を持ってカメラ本体部2を上方に構えて使用する場合と、カメラ本体部2を片手で握って低い位置に構えて使用する場合とが可能になるのである。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る磁気記録再生装置は、少なくとも、レンズと、ビューファインダーと、操作ボタン群を備えたカメラ本体部と、該カメラ本体部に対して開閉または回転自在に設けられバッテリー収納部を兼ねたグリップ部とを備え、前記バッテリー収納部は、カメラ本体部に対して一つの側面に回転軸を介して垂直方向に回転自在に設けられ、且つ設定された位置でロック状態に維持されるロック機構を備えた磁気記録再生装置であって、前記カメラ本体部におけるカセットテープのセット機構部は、前記グリップ部を納めた時に隠される位置に設けたことにより、カメラ本体部をより一層小型化できて携帯に便利とし、しかも、バッテリー収納部をグリップ部として使用できるので、カメラ本体部を小型化してもデザイン上の制約を崩さないで、各デバイス類を効率よく配設して操作性を良くすることができると共に、カメラ本体部を小型化しても、グリップ部を使用時の位置にセットしロックすることで、取り扱いが著しく容易になるという優れた効果を奏する。
【0047】
また、バッテリー収納部をグリップ部とし、外付け状態でバッテリーを取り付けることができるので、バッテリーの容量の異なるものでも容易に付け替えることができ、しかも、バッテリーを手で握って使用する状態になるので、バッテリーが暖められて使用寿命が延びるという優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るビデオ一体型カメラの磁気記録再生装置において、グリップ部を納めた状態を示す斜視図である。
【図2】同磁気記録再生装置において、グリップ部を開いた使用状態を示す斜視図である。
【図3】同磁気記録再生装置において、グリップ部を更に開いてカセットテープの出し入れ位置の状態を示す斜視図である。
【図4】同同磁気記録再生装置において、グリップ部の取付機構を分解して示した要部の斜視図である。
【図5】同取付機構におけるロック機構のロックディスクを拡大して示した要部の斜視図である。
【図6】同ロック機構におけるロックディスクとロック爪部材との係合状態を説明するための要部の斜視図である。
【図7】同ロック機構におけるロックディスクとロック爪部材との離脱状態を説明するための要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 ビデオ一体型カメラの磁気記録再生装置、 2 カメラ本体部、
2a 背面側の端部、 2b キャビネット半体、 3 レンズ部、
4 マイクロホン、 5 ストロボ、
6 ビューファインダー、7 グリップ部、 8 表示部、 9 ケース部分、
9a 張り出し部、 10 軸部、 11 バッテリー、 12 保持手段、
13 スタート/ストップスイッチ、 14 ズームスイッチ、
15 静止画の取り込み用シャッター、
16 スーパーナイトショット用のオン・オフスイッチ、
17 ナイトショットボタン、 18 カセットテープのセット機構部、
19 保護部材、 20 ストッパー用凸部、 21、22 保護部材、
31 取付用孔、 32 バッテリー収納部分、 33 取付基部、
34 取付孔、 40 グリップベース、 41 フリクションバネ、
42 ワッシャー、 43 摺動リング、 43a 収納部、
44 ロックディスク、 44a 挿通孔、 44b、44c ネジ孔、
45 ハーネス保護部材、 46 ロックバネ、
47 ロック爪部材、 47a 係合部、 48 ロック操作ボタン、
49 ビス等の固定部材、 50、51、52 切り欠き部、
50a、51a、52a テーパー面。
Claims (5)
- 少なくとも、レンズと、ビューファインダーと、操作ボタン群を備えたカメラ本体部と、該カメラ本体部に対して開閉または回転自在に設けられバッテリー収納部を兼ねたグリップ部とを備え、
前記バッテリー収納部は、カメラ本体部に対して一つの側面に回転軸を介して垂直方向に回転自在に設けられ、
且つ設定された位置でロック状態に維持されるロック機構を備えた磁気記録再生装置であって、
前記カメラ本体部におけるカセットテープのセット機構部は、前記グリップ部を納めた時に隠される位置に設けてあること
を特徴とする磁気記録再生装置。 - 前記グリップ部に対して
バッテリーを外付け状態で取り付けること
を特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。 - 設定された位置は、
グリップ部の収納位置と、使用位置と、カセットテープの出し入れ位置であること
を特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。 - ロック機構は、
少なくとも、ロック爪部材を備えた摺動リングと、該ロック爪部材が係合する切り欠き部を複数個備えたロックディスクとからなること
を特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。 - ロック状態を解除できるロック操作ボタンを設けたこと
を特徴とする請求項1または4に記載の磁気記録再生装置。
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