JP2004022998A - 蓋開閉装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】セットサイズやデザイン等に影響を与えることなく、更なる小型化及び低コスト化を図る。
【解決手段】蓋体27を回動部材26と一体に開口部21を閉塞する方向に回動させた後、蓋体27を回動部材26の回動中心側に向かってスライドさせると、操作部材33のガイド突部40がガイド孔39の傾斜面部39aと摺接しながら、操作部材33が引張りコイルバネ34の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドする。そして、ガイド突部40のガイド孔39と摺接される面が傾斜面部39bから水平面部39aに切り換わることによって、ガイド突部40がガイド孔39の水平面部39aと摺接しながら、操作部材33が引張りコイルバネ34に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドする。これにより、蓋体27が開口部21を閉塞した状態となる。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部を開閉する蓋開閉装置、並びにそのような蓋開閉装置により開閉される筐体の開口部を通して、例えば二次電池等の被収納物が収納される電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の携帯可能な電子機器では、電源として二次電池が用いられている。このため、電子機器は、筐体の内部に電池を収納するための電池収納装置を備えている。電池収納装置は、筐体に形成された開口部を通して電池が収納される電池収納部と、この電池収納部の開口部を開閉する電池蓋とを有している。また、電池収納装置には、比較的重量が大きくなる二次電池を電池収納部に確実に保持するため、電池収納部に収納された二次電池を直接係止する電池ロック機構が設けられている。
【0003】
また、電子機器は、電池蓋を開閉する蓋開閉装置を備えており、この蓋開閉装置は、電池ロック機構による二次電池の係止状態が仮に解除された場合でも、二次電池が筐体の開口部から安易に飛び出したり、落下することがないように、電池蓋の誤った開放動作を防止する蓋ロック機構を備えたものが現在主流となっている。
【0004】
このような蓋ロック機構を備える蓋開閉装置について説明する。
【0005】
例えば図12に示す蓋開閉装置100は、二次電池101が収納される電池収納部102に臨む筐体103の開口部103aを開閉するものであり、この筐体103の開口部103aを通して電池収納部102に二次電池101が収納される。
【0006】
この蓋開閉装置100は、筐体103の開口部103aを開閉する位置に回動可能に取り付けられた回動部材104と、この回動部材104にスライド可能に取り付けられ、回動部材104と一体に回動されて筐体103の開口部103aを開閉する蓋体105とを備えており、図13に示すように、蓋体105を回動部材104と一体に筐体103の開口部103aを閉塞する方向に回動させた後に、図14に示すように、蓋体105を回動部材104の回動中心側に向かってスライドさせることによって、蓋体105が筐体103の開口部103aを閉塞する。
【0007】
そして、この蓋開閉装置100は、蓋体105が筐体103の開口部103aを閉塞した状態において、蓋体105を筐体103に係止する蓋ロック機構106を備えている。
【0008】
この蓋ロック機構106は、図14及び図15に示すように、蓋体105のスライド方向と直交する方向にスライド操作される操作部材107と、この操作部材107と蓋体105との間に張架された引張りコイルバネ108とを有し、この引張りコイルバネ108によって操作部材107がスライド方向の一方側へと付勢されている。
【0009】
操作部材107には、蓋体105に形成された長孔105aから外部に臨む操作突部107aと、蓋体103の開口部103aと対向する主面側に取り付けられたカバー部材109との間から外部に臨むロック爪107bと、回動部材104に形成されたガイド孔104aと摺接されるガイド突部107cとが設けられている。
【0010】
このうち、操作突部107aは、引張りコイルバネ108の付勢に抗して操作部材107をスライド方向の他方側へとスライド操作するためのものであり、操作部材107の蓋体105と対向する主面から長孔105aに向かって突出形成されている。
【0011】
ロック爪107bは、蓋体105が筐体103の開口部103aを閉塞した状態において、蓋体105が回動部材104の回動中心とは反対側に向かってスライドすることを係止するためのものであり、蓋体105とカバー部材109との間から外部に臨む操作部材107のスライド方向の一方側に突出形成されている。一方、筐体103には、ロック爪107bと摺接されることによって、操作部材107を引張りコイルバネ108の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドさせると共に、蓋体105が筐体103の開口部103aを閉塞した状態において、ロック爪107bと係合されることによって、蓋体105が回動部材104の回動中心とは反対側に向かってスライドすることを係止するロック部110が設けられている。
【0012】
また、蓋体105及び筐体103には、係合部105b及び被係合部103bが設けられており、蓋体105が筐体103の開口部103aを閉塞した状態において、蓋体105の係合部105bが筐体103の被係合部103bと係合されることによって、蓋体105が回動部材104と一体に筐体103の開口部103aを開放する方向に回動することを係止する。
【0013】
ガイド突部107cは、回動部材104のガイド孔104aと摺接することによって、蓋体105を筐体103に係止するロック位置と、蓋体105の筐体103に対する係止状態を解除するアンロック位置との間で移動操作されるものであり、操作部材107の回動部材104と対向する主面からガイド孔104aに向かって突出形成されている。一方、ガイド孔104aには、このガイド突部107cをロック位置とアンロック位置との間で切り換える切換突部111が設けられている。
【0014】
以上のように構成される蓋ロック機構106を備える蓋開閉装置100では、図15に示す蓋体105が筐体103の開口部103aを閉塞した状態から、操作突部107aを長孔105aに沿ってスライド操作することによって、図16に示すように、操作部材107を引張りコイルバネ108の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドさせる。すると、ロック爪107bとロック部110との係合状態が解除されると共に、ロック位置に位置するガイド突部107cがガイド孔104aの切換突部111と摺接しながら、この切換突部111の頂上部へと相対移動する。そして、この状態から、図17に示すように、蓋体105を回動部材104の回動中心とは反対側に向かってスライドさせると、ガイド突部107cが切換突部111の頂上部と摺接しながら、ロック位置側からアンロック位置側へと相対移動する。このとき、ロック爪107bは、スライド方向の他方側に位置したまま、ロック部110と干渉することなく、蓋体105と一体に回動部材104の回動中心とは反対側に向かって移動する。そして、この状態から、図18に示すように、更に蓋体105を回動部材104の回動中心とは反対側に向かってスライドさせることによって、ガイド突部107cが切換突部111を通過し、アンロック位置へと相対移動する。このとき、図19に示すように、操作部材107が引張りコイルバネ108に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドされる。この時点において、ロック爪107bは、ロック部110を通過しており、また、蓋体105の係合部105bと筐体103の被係合部103bとは、互いの係合状態が解除されている。したがって、この状態から、蓋体105を回動部材104と一体に筐体103の開口部103aを開放する方向に回動することによって、蓋体105が筐体103の開口部103aを開放した状態とすることができる。
【0015】
一方、蓋体105が筐体103の開口部103aを開放した状態から、図19に示すように、蓋体105を回動部材104と一体に筐体103の開口部103aを閉塞する方向に回動させた後、蓋体105を回動部材104の回動中心に向かってスライドさせると、図18に示すように、ロック爪107bがロック部110と摺接されながら、操作部材107が引張りコイルバネ108の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる。このとき、アンロック位置に位置するガイド突部107cがガイド孔104aの切換突部111と摺接しながら、この切換突部111の頂上部へと相対移動する。そして、この状態から、図17に示すように、更に蓋体105を回動部材104の回動中心に向かってスライドさせることによって、ガイド突部107cが切換突部111の頂上部と摺接しながら、アンロック位置側からロック位置側へと相対移動する。
【0016】
そして、この状態から、図16に示すように、更に蓋体105を回動部材104の回動中心側に向かってスライドさせることによって、ガイド突部107cが切換突部111を通過し、ロック位置へと相対移動する。このとき、図15に示すように、操作部材107が引張りコイルバネ108に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドされることによって、ロック爪107bとロック部110とが互いに係合された状態となる。また、蓋体105が筐体103の開口部103aを閉塞した状態において、蓋体105の係合部105bと筐体103の被係合部103bとが互いに係合された状態となる。これにより、蓋体105が回動部材104と一体に筐体103の開口部103aを開放する方向に回動することが係止されると共に、蓋体105が回動部材104の回動中心とは反対側に向かってスライドすることが係止されることから、蓋体105の誤った開放動作を防止することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の蓋開閉装置100では、図15に示すように、蓋体105を筐体103に係止するために、操作部材107に設けられたロック爪107bを筐体103に設けられたロック部110に係止する構造となっている。このため、筐体103には、ロック部110を配置するスペースSが必要となる。
【0018】
しかしながら、このようなスペースSを筐体103側に設けた場合には、電子機器のセットサイズやデザインに直接影響を与えることになり、また、電子機器の更なる小型化や低コスト化の要求に応えることが困難となるといった問題があった。
【0019】
そこで、本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、電子機器のセットサイズやデザイン等に影響を与えることなく、開口部を適切に開閉操作することを可能とした蓋開閉装置を提供することを目的とする。
【0020】
また、本発明は、そのような蓋開閉装置を備えることによって、セットサイズやデザイン等に影響を与えることなく、更なる小型化及び低コスト化を可能とした電子機器を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る蓋開閉装置は、開口部を開閉する位置に回動可能に設けられた回動部材と、回動部材にスライド可能に設けられ、回動部材と一体に回動されて開口部を開閉する蓋体と、蓋体が回動部材の回動中心側に向かってスライドし、開口部を閉塞した状態において、蓋体が回動部材と共に開口部を開放する方向に回動することを係止する回動係止手段と、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に向かってスライドし、回動係止手段による係止状態が解除されることを防止する蓋ロック機構とを備える。蓋ロック機構は、蓋体にスライド可能に設けられ、回動部材側に突出するガイド突部を蓋体のスライド方向と略直交する方向に移動操作する操作部材と、操作部材をスライド方向の一方側へと付勢する付勢手段と、回動部材に設けられ、蓋体の回動部材に対するスライドが係止されるロック位置と蓋体の回動部材に対する係止状態が解除されるアンロック位置との間で、ガイド突部を案内するガイド部とを有する。そして、ガイド部は、ガイド突部と摺接される面のうち、操作部材のスライド方向と平行に形成され、ガイド突部をロック位置に位置させる水平面部と、水平面部の操作部材が付勢手段の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる側の端部からアンロック位置に向かって操作部材のスライド方向の一方側へと斜めに形成され、ガイド突部をロック位置とアンロック位置との間で移動させる傾斜面部とを有することを特徴としている。
【0022】
以上のように、本発明に係る蓋開閉装置では、蓋体が開口部を開放した状態から、蓋体を回動部材と一体に開口部を閉塞する方向に回動させた後、蓋体を回動部材の回動中心側に向かってスライドさせることによって、蓋体が開口部を閉塞した状態となる。このとき、蓋ロック機構では、操作部材のガイド突部がガイド部の傾斜面部と摺接しながら、アンロック位置側からロック位置側へと相対移動することによって、操作部材が付勢手段の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる。そして、蓋体が開口部を閉塞したとき、ガイド突部のガイド部と摺接される面が傾斜面部から水平面部に切り換わることによって、このガイド突部が水平面部と摺接しながら、操作部材が付勢手段に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドする。これにより、蓋体が開口部を閉塞した状態において、ガイド突部がロック位置に保持され、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に向かってスライドすることが係止されると共に、回動係止手段によって蓋体が回動部材と共に開口部を開放する方向に回動することが係止される。
【0023】
一方、蓋体が開口部を閉塞した状態から、操作部材を付勢手段の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドさせると、操作部材のガイド突部がガイド部の水平面部と摺接しながら、ロック位置側からアンロック位置側へと相対移動する。そして、この状態から蓋体を回動部材の回動中心とは反対側に向かって僅かにスライドさせると、ガイド突部のガイド部と摺接される面が水平面部から傾斜面部に切り換わることによって、蓋体の回動部材に対する係止状態が解除される。すると、操作部材が付勢手段に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドされると共に、ガイド突部が傾斜面部と摺接しながらロック位置側からアンロック位置側へと相対移動する。これに伴って、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に向かってスライドし、回動係止手段による係止状態が解除される。そして、この状態から蓋体を回動部材と一体に筐体の開口部を開放する方向に回動することによって、蓋体が開口部を開放した状態となる。
【0024】
また、本発明に係る電子機器は、被収納物が挿脱される開口部が形成された筐体と、筐体の開口部を通して被収納物が収納される収納部と、筐体の開口部を開閉する位置に回動可能に設けられた回動部材と、回動部材にスライド可能に設けられ、回動部材と一体に回動されて筐体の開口部を開閉する蓋体と、蓋体が回動部材の回動中心側に向かってスライドし、蓋体が筐体の開口部を閉塞した状態において、蓋体が回動部材と共に筐体の開口部を開放する方向に回動することを係止する回動係止手段と、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に向かってスライドし、回動係止手段による係止状態が解除されることを防止する蓋ロック機構とを備える。蓋ロック機構は、蓋体にスライド可能に設けられ、回動部材側に突出するガイド突部を蓋体のスライド方向と略直交する方向に移動操作する操作部材と、操作部材をスライド方向の一方側へと付勢する付勢手段と、回動部材に設けられ、蓋体の回動部材に対するスライドが係止されるロック位置と蓋体の回動部材に対する係止状態が解除されるアンロック位置との間で、ガイド突部を案内するガイド部とを有する。そして、ガイド部は、ガイド突部と摺接される面のうち、操作部材のスライド方向と平行に形成され、ガイド突部をロック位置に位置させる水平面部と、水平面部の操作部材が付勢手段の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる側の端部からアンロック位置に向かって操作部材のスライド方向の一方側へと斜めに形成され、ガイド突部をロック位置とアンロック位置との間で移動させる傾斜面部とを有することを特徴としている。
【0025】
以上のように、本発明に係る電子機器では、蓋体が筐体の開口部を開放した状態から、蓋体を回動部材と共に筐体の開口部を閉塞する方向に回動させた後、蓋体を回動部材の回動中心側に向かってスライドさせることによって、蓋体が筐体の開口部を閉塞した状態となる。このとき、蓋ロック機構では、操作部材のガイド突部がガイド部の傾斜面部と摺接しながら、アンロック位置側からロック位置側へと相対移動することによって、操作部材が付勢手段の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる。そして、蓋体が筐体の開口部を閉塞したとき、ガイド突部のガイド部と摺接される面が傾斜面部から水平面部に切り換わることによって、このガイド突部が水平面部と摺接しながら、操作部材が付勢手段に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドする。これにより、蓋体が筐体の開口部を閉塞した状態において、ガイド突部がロック位置に保持され、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に向かってスライドすることが係止されると共に、回動係止手段によって蓋体が回動部材と共に開口部を開放する方向に回動することが係止される。
【0026】
一方、蓋体が筐体の開口部を閉塞した状態から、操作部材を付勢手段の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドさせると、操作部材のガイド突部がガイド部の水平面部と摺接しながら、ロック位置側からアンロック位置側へと相対移動する。そして、この状態から蓋体を回動部材の回動中心とは反対側に向かって僅かにスライドさせると、ガイド突部のガイド部と摺接される面が水平面部から傾斜面部に切り換わることによって、蓋体の回動部材に対する係止状態が解除される。すると、操作部材が付勢手段に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドされると共に、ガイド突部が傾斜面部と摺接しながらロック位置側からアンロック位置側へと相対移動する。これに伴って、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に向かってスライドし、回動係止手段による係止状態が解除される。そして、この状態から蓋体を回動部材と一体に筐体の開口部を開放する方向に回動することによって、蓋体が筐体の開口部を開放した状態となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した蓋開閉装置及び電子機器について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0028】
本発明を適用した蓋開閉装置を備える電子機器として、例えば図1及び図2に示すデジタルスチルカメラ1は、筐体2の内部に本体部を備えており、この本体部は、図示を省略するが、被写体の像を結像するレンズ部と、このレンズ部により結像された被写体の像を撮像し電気信号に変換する光電変換部と、この光電変換部により変換された電気信号をデジタル画像データとして処理する信号処理部等を備えている。
【0029】
また、筐体2は、互いに付き合わされて本体部が収納される空間を構成する一組の正面側ハーフ2a及び背面側ハーフ2bからなっており、正面側ハーフ2aには、対物レンズ3やストロボ4、マイクロフォン5、シャッタボタン6等が配置されている。一方、背面側ハーフ2bには、液晶ディスプレイ7や電源スイッチ8、ズームレバー9、スピーカ10等が配置されている。また、背面側ハーフ2bには、液晶ディスプレイ7の切り換えや明るさを調節するためのバックライトボタン11及びブライトボタン12、スピーカ10の音量を調節するためのボリュームボタン13、プレイ(再生)とスチル(静止画)とムービー(動画)とのうち何れかを選択する切換スイッチ14、その他の機能を選択するコントロールボタン15等が配置されている。
【0030】
また、本体部には、撮像された画像データを外部記録媒体であるディスクカートリッジ16に記録するための画像記録部が設けられており、筐体2の一側面には、ディスクカートリッジ16が挿脱されるカートリッジ挿脱口17が設けられている。そして、このカートリッジ挿脱口17から筐体2内に装填されたディスクカートリッジ16は、背面側ハーフ2bに配置されたイジェクトレバー18を操作することによって、カートリッジ挿脱口17から筐体2の外部へと排出可能となっている。
【0031】
また、本体部には、図3に示すように、筐体2の内部に電源となる二次電池19を収納するための電池収納装置20が設けられている。
【0032】
この電池収納装置20は、正面側ハーフ2aの下部コーナー部に形成された開口部21を通して二次電池19が収納される電池収納部22を有し、正面側ハーフ2aの一側部は、この電池収納部22に収納される二次電池19に合わせて略蒲鉾状に膨出された形状を有している。また、電池収納部22の底部には、図示を省略するが、収納された二次電池19の電極端子と電気的に接続される本体部側の接続端子と、二次電池19の挿脱方向に弾性変位可能なコイルバネとが設けられている。
【0033】
また、電池収納装置20は、図4に示すように、比較的重量が大きくなる二次電池19を電池収納部22に確実に保持するため、電池収納部22に収納された二次電池19を直接係止する電池ロック機構23を有している。この電池ロック機構23は、電池収納部22に収納された二次電池19の筐体2の開口部21から臨む一面を係止するロック部材24を有し、このロック部材24は、先端部24aが二次電池の筐体の開口部から臨む一面に沿って折り曲げられた形状を有し、この先端部24aが二次電池19を係止するロック位置と、この先端部24aと二次電池19との係止状態を解除するアンロック位置との間で、基端部側が回動可能に支持されている。また、このロック部材24は、図示しないバネ部材によってロック位置側へと付勢されている。
【0034】
したがって、この電池ロック機構23では、図3に示すように、二次電池19が筐体2の開口部21から電池収納部22に挿入されると、二次電池19と当接されたロック部材24の先端部24aがバネ部材の付勢に抗してアンロック位置側へと回動される。そして、この状態から、更に二次電池19が電池収納部22へと挿入されることによって、コイルバネが圧縮されながら二次電池19が電池収納部22に収納される。このとき、図4に示すように、ロック部材24の先端部24aがバネ部材に付勢されてロック位置側へと回動される。そして、ロック部材24の先端部24aが電池収納部22に収納された二次電池19の筐体2の開口部21から臨む一面を係止する。これにより、電池収納部22に収納された二次電池19が筐体2の開口部21から排出される方向に移動するのを係止することができる。一方、この状態から、指等を用いてロック部材24をバネ部材の付勢に抗して強制的にアンロック位置側へと回動させると、ロック部材24との係止状態が解除された二次電池19がコイルバネに付勢されて電池収納部22から排出方向へと押し出される。これにより、二次電池19を筐体2の開口部21を通して電池収納部22から排出することができる。
【0035】
また、筐体2の開口部21は、図2,図3及び図4に示すように、本発明を適用した蓋開閉装置25によって開閉可能となっている。
【0036】
この蓋開閉装置25は、筐体2の開口部21を開閉する位置に回動可能に取り付けられた回動部材26と、この回動部材26にスライド可能に取り付けられ、回動部材26と一体に回動されて筐体2の開口部21を開閉する蓋体27とを備えている。
【0037】
回動部材26は、図4に示すように、略矩形平板状に形成された板金からなり、その一側縁部と電池収納部22を構成する板金との間がヒンジ機構28によって回動可能に支持されている。また、この回動部材26は、ヒンジ機構28に設けられた捻りコイルバネ29によって筐体2の開口部21を開放する方向に付勢されている。
【0038】
蓋体27は、筐体2と同じ材質のものからなり、筐体2の開口部21を閉塞した状態において筐体2の一部を構成する。また、蓋体27は、筐体2の開口部21と対向する主面に一対のビス30によって取り付けられたカバー部材31との間で回動部材を挟み込んだ状態で回動部材26の回動中心側又はその回動中心とは反対側に向かってスライド可能に取り付けられている。また、蓋体27は、筐体2の開口部21を開放した状態において、筐体2と当接されることによって、回動部材26の回動中心側に向かってスライドすることが係止される。
【0039】
この蓋開閉装置25では、図5に示すように、蓋体27を回動部材26と一体に筐体2の開口部21を閉塞する方向に回動させた後に、図6に示すように、蓋体27を回動部材26の回動中心側に向かってスライドさせることによって、蓋体27が筐体2の開口部21を閉塞する。
【0040】
そして、この蓋開閉装置25は、図6及び図7に示すように、蓋体27の誤った開放動作を防止するために、蓋体27が筐体2の開口部21を閉塞した状態において、蓋体27を筐体2に係止する蓋ロック機構32を備えている。
【0041】
この蓋ロック機構32は、蓋体27のスライド方向と直交する方向にスライド操作される操作部材33と、この操作部材33と蓋体27との間に張架された引張りコイルバネ34とを有し、この引張りコイルバネ34は、一端が蓋体27に設けられた掛止部35に掛止され、他端が操作部材33に設けられた掛止部36に掛止されることによって、操作部材33をスライド方向の一方側へと付勢している。
【0042】
操作部材33には、蓋体27に形成された長孔37から外部に臨む操作突部38と、回動部材26に形成されたガイド孔39と摺接されるガイド突部40とが設けられている。操作突部38は、引張りコイルバネ34の付勢に抗して操作部材33をスライド方向の他方側へとスライド操作するためのものであり、操作部材33の蓋体27と対向する主面から長孔37に向かって突出形成されている。ガイド突部40は、回動部材26のガイド孔39と摺接することによって、蓋体27を筐体2に係止するロック位置と、蓋体27の筐体2に対する係止状態を解除するアンロック位置との間で移動操作されるものであり、操作部材33の回動部材と対向する主面からガイド孔39に向かって突出形成されている。
【0043】
一方、ガイド孔39は、ガイド突部40と摺接される面のうち、操作部材33のスライド方向と平行に形成され、ガイド突部40をロック位置に位置させる水平面部39aと、水平面部39aの操作部材33が引張りコイルバネ34の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる側の端部からアンロック位置に向かって操作部材33のスライド方向の一方側へと斜めに形成され、ガイド突部40をロック位置とアンロック位置との間で移動させる傾斜面部39bとを有している。なお、ガイド孔39の水平面部39aと傾斜面部39bとの間には、操作部材33のスライド方向と直交して形成された垂直面部が設けられており、この垂直面部をガイド突部40が摺接することによって、ガイド突部40のガイド孔39と摺接される面を水平面部39aと傾斜面部39bとの間で適切に切り換わるようにしている。
【0044】
ところで、蓋体27のカバー部材31が取り付けられる主面には、上述した一対のビス30が螺合されるビス孔41が形成された一対のスライド突部42が突出形成されている。一方、回動部材26には、これら一対のスライド突部42が係合される一対の長孔43a及び切欠部43bが蓋体27のスライド方向に沿って形成されている。したがって、蓋体27は、一対のスライド突部42が一対の長孔43a及び切欠部43b内を相対移動することによって、回動部材26に対してスライド可能となっている。
【0045】
また、蓋体27には、図3及び図4に示すように、操作部材33のスライド方向の両側に位置して、一対の係合片44a,44bが設けられている。一方、筐体2には、これら一対の係合片44a,44bが係合される被係合凹部45a,45bが設けられている。したがって、蓋体27は、回動部材26の回動中心側に向かってスライドし、筐体2の開口部21を閉塞した状態において、一対の係合片44a,44bが筐体2の一対の被係凹部45a,45bと係合されることによって、回動部材26と一体に筐体2の開口部21を開放する方向に回動することが係止される。
【0046】
以上のように構成される蓋ロック機構32を備える蓋開閉装置25では、図7に示す蓋体27が筐体2の開口部21を閉塞した状態から、操作突部38を長孔37に沿ってスライド操作することによって、図8に示すように、操作部材33を引張りコイルバネ34の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドさせる。すると、操作部材33のガイド突部40がガイド孔39の水平面部39aと摺接しながら、ロック位置側からアンロック位置側へと相対移動する。そして、この状態から、図9に示すように、蓋体27を回動部材26の回動中心とは反対側に向かって僅かにスライドさせると、図10に示すように、ガイド突部40のガイド孔39と摺接される面が水平面部39aから傾斜面部39bに切り換わることによって、蓋体27の回動部材26に対する係止状態が解除される。すると、図11に示すように、操作部材33が引張りコイルバネ34に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドされると共に、ガイド突部40が傾斜面部39bと摺接しながらロック位置側からアンロック位置側へと相対移動する。これに伴って、蓋体27が回動部材26の回動中心とは反対側に向かってスライドし、蓋体27の一対の係合片44a,44bと筐体2の一対の被係合凹部45a,45bとの係合状態が解除される。そして、この状態から、蓋体27が回動部材26と一体に捻りコイルバネ29に付勢されて筐体2の開口部21を開放する方向に回動することによって、蓋体27が筐体2の開口部21を開放した状態とすることができる。
【0047】
一方、蓋体27が筐体2の開口部21を開放した状態から、図11に示すように、蓋体27を回動部材26と一体に捻りコイルバネ29の付勢に抗して筐体2の開口部21を閉塞する方向に回動させた後、蓋体27を回動部材26の回動中心に向かってスライドさせることによって、蓋体27が筐体2の開口部21を閉塞した状態となる。このとき、蓋ロック機構32では、図10及び図9に示すように、操作部材33のガイド突部40がガイド孔39の傾斜面部39bと摺接しながら、アンロック位置側からロック位置側へと相対移動することによって、操作部材33が引張りコイルバネ34の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる。そして、図8に示すように、蓋体27が筐体2の開口部21を閉塞したとき、ガイド突部40のガイド孔39と摺接される面が傾斜面部39bから水平面部39aに切り換わることによって、図7に示すように、このガイド突部40が水平面部39aと摺接しながら、操作部材33が引張りコイルバネ34に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドする。これにより、蓋体27が筐体2の開口部21を閉塞した状態において、ガイド突部40がロック位置に保持され、蓋体27が回動部材26の回動中心とは反対側に向かってスライドすることが係止される。また、蓋体27の一対の係合片44a,44aと筐体2の一対の被係合凹部45a,45bとが互いに係合されることによって、蓋体27が回動部材26と共に筐体2の開口部21を開放する方向に回動することが係止される。したがって、蓋体27の誤った開放動作を防止することができる。
【0048】
以上のように、本発明を適用した蓋開閉装置25では、ガイド突部40がガイド孔39の傾斜面部39bと摺接しながらロック位置とアンロック位置との間で相対移動することから、上述した図15に示す従来の蓋開閉装置100のように、操作部材107側にロック爪107bや筐体103側にロック部110を設ける必要がなく、これらを配置するためのスペースSが不要となる。したがって、この蓋開閉装置25では、デジタルスチルカメラ1のセットサイズやデザイン等に影響を与えることなく、筐体2の開口部21を適切に開閉操作することが可能であり、蓋ロック機構32によって誤った開放動作を防止することが可能である。
【0049】
また、この蓋開閉装置25では、操作部材33が引張りコイルバネ34に付勢されてスライド方向の一方側へとスライドされると、ガイド突部40がガイド孔39の傾斜面部39bと摺接しながらロック位置側からアンロック位置側へと相対移動することによって、蓋体27が回動部材26の回動中心とは反対側に向かって自動的にスライドすることになる。そして、蓋体27の一対の係合片44a,44bと筐体2の一対の被係合凹部45a,45bとの係合状態が解除されると、蓋体27が回動部材26と一体に捻りコイルバネ29に付勢されて筐体2の開口部21を開放する方向に回動することになる。したがって、この蓋開閉装置25では、筐体2の開口部21を開放する際の操作性を大幅に向上させることが可能である。
【0050】
さらに、この蓋開閉装置では、蓋体27が筐体2の開口部21を開放した状態において、蓋体27が筐体2と当接されることによって、蓋体27が回動部材26の回動中心側に向かってスライドすることが係止されることから、蓋体27が筐体2の開口部21を開放した状態において、蓋体27が誤って回動部材26の回動中心側に向かってスライドし、回動部材26に対して係止状態となることを防止することが可能である。
【0051】
したがって、上述したデジタルスチルカメラ1では、このような蓋開閉装置25を備えることによって、上述した電池収納部22を筐体2内のコーナー部に配置した場合でも、セットサイズやデザイン等に影響を与えることなく、自由な設計が可能となり、更なる小型化及び低コスト化が可能となる。
【0052】
なお、本発明は、上述したデジタルスチルカメラ1に適用したものに限定されず、筐体の開口部を開閉する蓋開閉装置を備える電子機器に広く適用可能であり、筐体の開口部を通して収納部に収納される被収納物としては、上述した二次電池の他にも、一次電池や、ディスクカートリッジ、カセットテープ等の外部記録媒体を挙げることができる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、電子機器のセットサイズやデザイン等に影響を与えることなく、蓋開閉装置によって開口部を適切に開閉操作することが可能であり、このような蓋開閉装置を備えることによって電子機器の更なる小型化及び低コスト化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルスチルカメラを正面側から見た斜視図である。
【図2】上記デジタルスチルカメラを背面側から見た斜視図である。
【図3】上記デジタルスチルカメラが備える電池収納装置において、筐体の開口部を通して電池収納部に二次電池が挿脱される状態を示す斜視図である。
【図4】上記デジタルスチルカメラが備える電池収納装置において、電池収納部に収納された二次電池が電池ロック機構により係止された状態を示す斜視図である。
【図5】上記デジタルスチルカメラが備える蓋開閉装置において、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に位置する状態を示す斜視図である。
【図6】上記デジタルスチルカメラが備える蓋開閉装置において、蓋体が筐体の開口部を閉塞した状態を示す斜視図である。
【図7】上記デジタルスチルカメラが備える蓋開閉装置において、蓋体が筐体の開口部を閉塞した状態を示す透視平面図である。
【図8】上記デジタルスチルカメラが備える蓋開閉装置において、ガイド突部がロック位置に位置して操作部材が引張りコイルバネの付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされた状態を示す透視平面図である。
【図9】上記デジタルスチルカメラが備える蓋開閉装置において、ガイド突部がガイド孔と摺接しながらロック位置とアンロック位置との間で移動される状態を示す透視平面図である。
【図10】上記デジタルスチルカメラが備える蓋開閉装置において、ガイド突部がアンロック位置に位置して操作部材が引張りコイルバネの付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされた状態を示す透視平面図である。
【図11】上記デジタルスチルカメラが備える蓋開閉装置において、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に位置する状態を示す透視平面図である。
【図12】従来の蓋開閉装置において、蓋体が筐体の開口部を開放した状態を示す斜視図である。
【図13】上記従来の蓋開閉装置において、蓋体が回動部材と一体に回動される状態を示す斜視図である。
【図14】上記従来の蓋開閉装置において、蓋体が筐体の開口部を閉塞した状態を示す斜視図である。
【図15】上記従来の蓋開閉装置において、蓋体が筐体の開口部を閉塞した状態を示す透視平面図である。
【図16】上記従来の蓋開閉装置において、ガイド突部がロック位置に位置して操作部材が引張りコイルバネの付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされた状態を示す透視平面図である。
【図17】上記従来の蓋開閉装置において、ガイド突部が切換突部の頂上部と摺接しながらロック位置とアンロック位置との間で移動される状態を示す透視平面図である。
【図18】上記従来の蓋開閉装置において、ガイド突部がアンロック位置に位置して操作部材が引張りコイルバネの付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされた状態を示す透視平面図である。
【図19】上記従来の蓋開閉装置において、蓋体が回動部材の回動中心とは反対側に位置する状態を示す透視平面図である。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ、2 筐体、19 二次電池、20 電池収納装置、21 開口部、22 電池収納部、23 電池ロック機構、25 蓋開閉装置、26 回動部材、27 蓋体、28 ヒンジ機構、29 捻りコイルバネ、31 カバー部材、32 蓋ロック機構、33 操作部材、34 引張りコイルバネ、37 長孔、38 操作突部、39 ガイド孔、39a 水平面部、39b傾斜面部、40 ガイド突部、44a,44b 係合片、45a,45b 被係合凹部、

Claims (9)

  1. 開口部を開閉する位置に回動可能に設けられた回動部材と、
    上記回動部材にスライド可能に設けられ、上記回動部材と一体に回動されて上記開口部を開閉する蓋体と、
    上記蓋体が上記回動部材の回動中心側に向かってスライドし、上記開口部を閉塞した状態において、上記蓋体が上記回動部材と一体に上記開口部を開放する方向に回動することを係止する回動係止手段と、
    上記蓋体が上記回動部材の回動中心とは反対側に向かってスライドし、上記回動係止手段による係止状態が解除されることを防止する蓋ロック機構とを備え、上記蓋ロック機構は、上記蓋体にスライド可能に設けられ、上記回動部材側に突出するガイド突部を上記蓋体のスライド方向と略直交する方向に移動操作する操作部材と、上記操作部材をスライド方向の一方側へと付勢する付勢手段と、上記回動部材に設けられ、上記蓋体の上記回動部材に対するスライドが係止されるロック位置と上記蓋体の上記回動部材に対する係止状態が解除されるアンロック位置との間で、上記ガイド突部を案内するガイド部とを有し、
    上記ガイド部は、上記ガイド突部と摺接される面のうち、上記操作部材のスライド方向と平行に形成され、上記ガイド突部を上記ロック位置に位置させる水平面部と、上記水平面部の上記操作部材が上記付勢手段の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる側の端部から上記アンロック位置に向かって上記操作部材のスライド方向の一方側へと斜めに形成され、上記ガイド突部を上記ロック位置と上記アンロック位置との間で移動させる傾斜面部とを有することを特徴とする蓋開閉装置。
  2. 上記回動部材を上記開口部が開放される方向に付勢する他の付勢手段を備えることを特徴とする請求項1記載の蓋開閉装置。
  3. 上記回動係止手段は、上記蓋体に設けられた係合部と、上記係合部と係合される被係合部とを有し、上記蓋体が上記開口部を閉塞した状態において、上記係合部と上記被係合部とが互いに係合されることによって、上記蓋体が上記回動部材と一体に上記開口部を開放する方向に回動することを係止することを特徴とする請求項1記載の蓋開閉装置。
  4. 被収納物が挿脱される開口部が形成された筐体と、
    上記筐体の開口部を通して上記被収納物が収納される収納部と、
    上記筐体の開口部を開閉する位置に回動可能に設けられた回動部材と、
    上記回動部材にスライド可能に設けられ、上記回動部材と一体に回動されて上記筐体の開口部を開閉する蓋体と、
    上記蓋体が上記回動部材の回動中心側に向かってスライドし、上記蓋体が上記筐体の開口部を閉塞した状態において、上記蓋体が上記回動部材と一体に上記筐体の開口部を開放する方向に回動することを係止する回動係止手段と、
    上記蓋体が上記回動部材の回動中心とは反対側に向かってスライドし、上記回動係止手段による係止状態が解除されることを防止する蓋ロック機構とを備え
    上記蓋ロック機構は、上記蓋体にスライド可能に設けられ、上記回動部材側に突出するガイド突部を上記蓋体のスライド方向と略直交する方向に移動操作する操作部材と、上記操作部材をスライド方向の一方側へと付勢する付勢手段と、上記回動部材に設けられ、上記蓋体の上記回動部材に対するスライドが係止されるロック位置と上記蓋体の上記回動部材に対する係止状態が解除されるアンロック位置との間で、上記ガイド突部を案内するガイド部とを有し、
    上記ガイド部は、上記ガイド突部と摺接される面のうち、上記操作部材のスライド方向と平行に形成され、上記ガイド突部を上記ロック位置に位置させる水平面部と、上記水平面部の上記操作部材が上記付勢手段の付勢に抗してスライド方向の他方側へとスライドされる側の端部から上記アンロック位置に向かって上記操作部材のスライド方向の一方側へと斜めに形成され、上記ガイド突部を上記ロック位置と上記アンロック位置との間で移動させる傾斜面部とを有することを特徴とする電子機器。
  5. 上記回動部材を上記筐体の開口部が開放される方向へと付勢する他の付勢手段を備えることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 上記回動係止手段は、上記蓋体に設けられた係合部と、上記筐体又は上記収納部に設けられた被係合部とを有し、上記蓋体が上記筐体の開口部を閉塞した状態において、上記係合部と上記被係合部とが互いに係合されることによって、上記蓋体が上記回動部材と一体に上記筐体の開口部を開放する方向に回動することを係止することを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  7. 上記蓋体は、上記筐体の開口部を開放した状態において、上記筐体と当接されることによって、上記回動部材の回動中心側に向かってスライドすることが係止されることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  8. 上記蓋体は、上記筐体の開口部を閉塞した状態において上記筐体の一部を構成することを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  9. 上記収納部は、上記筐体内のコーナー部に設けられていることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
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