JP3951991B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
本発明は、全体として直方体形をなすように形成された電池を装脱するための開口部が設けられた電池収納部を有する電池収納装置を備えた電子機器に関する。
近年、例えば携帯型のテーププレーヤ、携帯型のディスクプレーヤ又は携帯型のビデオカメラ装置等の電子機器においては、機器の筐体内にポケット状の電池収納部を構成し、この電池収納部に装填される電池を電源としている。この電池収納部は、通常、電池を電池収納部へ装填する際の開口部である電池収納開口部が電池蓋によって閉蓋された状態にある。この電池蓋は、電池の交換等に際して回転操作されて、電池収納開口部を開放するように構成されている。
この点、電池蓋の開閉装置は、一般に、電池蓋が電池収納開口部を開放した際に、筐体から取り外される構造が採用されており、電池交換時に電池蓋を落として、破損したり、紛失するといった問題点が生じていた。そこで、電池蓋の開閉装置は、このような問題点を解決するため、開放時においても、筐体から蓋体が離脱しないように構成したものが提案されている。
すなわち、上記電池蓋の開閉装置は、電池蓋が電池収納開口部の開口寸法と略等しい形状を有しており、電池蓋の一側部に支点軸が一体に形成されている。そして、電池蓋は、この支点軸が筐体側に形成された凹部に嵌合されることにより、回転自在に支持され、開閉自在とされる。
また、電池蓋には、弾性変位する係止片が形成されており、この係止片は、筐体側の凹部と係止するように構成されている。この係止片は、電池蓋が閉蓋された状態においては、上記凹部と係合された状態にある。そして、係止片は、電池蓋が開蓋される際には、押圧されることにより弾性変位し、係止状態が解除され、電池蓋の回転動作を可能とする。
このように構成された電池蓋の開閉装置は、電池が挿入される際には、電池蓋が支点軸を支点として開蓋され、所定の大きさをした電池が電池収納開口部より電池収納部内に装填される。そして、電池蓋は、電池収納開口部を閉蓋する。一方、電池蓋は、電池が取り出される際には、支点軸を支点として開蓋されて、電池が電池収納部内から電池収納開口部を経て取り出される。
このように構成される電池蓋の開閉装置は、筐体の外部に電池蓋を回転自在に支持する支点軸等のヒンジ機構が外部に露出しており、筐体全体の外観を損なってしまう。
また、電池蓋の開閉装置は、電池蓋の支点軸を筐体側の凹部に取り付ける際には、電池蓋の回転動作の際に、筐体に接触して電池蓋の回転動作の障害とならないようにする必要がある。そのため、筐体には、電池蓋の支点軸が取り付けられる部位に切り欠き部を設ける必要がある。そのため、電池蓋の開閉装置全体の小型化を図ることができなかった。
さらには、電池蓋の開閉装置は、電池蓋が閉蓋状態において、上述の通り弾性変位する係止片のみによって筐体にロックされていることから、操作時等に誤って係止片に接触してしまった場合等には、係止片の係止状態が解除され、開蓋してしまい電池収納部に装填されている電池が飛び出してしまう等の問題点が生じていた。また、このような場合には、開蓋した電池蓋が手等に接触して、電池蓋を破損させるといった問題点が生じていた。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点を解消し、電池の交換時に誤って電池収納部から電池が飛び出してしまうような問題点を解消できる電子機器をを提供することを目的に提案されたものである。
上述ような技術課題を解決するため、本発明は、全体として直方体形をなすように形成された電池を装脱するための開口部を有する電池収納部を有する電池収納装置を備えた電子機器において、開口部の開口端側には、開口部の中心方向に向かって突出するように付勢され、電池を電池収納部に収納する際には開口部から退出するようにスライド可能に取り付けられた電池係止片が設けられ、電池収納部内の底面側には、電池収納部に収納された電池を開口部から突出する方向に付勢するバネ部材が設けられ、電池収納装置には、開口部と電池係止片とを覆う電池蓋が電子機器の筐体の一部に開蓋される方向に付勢する第1の弾性体を有するヒンジ機構により回転するように開閉自在に取り付けられ、電池蓋は、ヒンジ機構に対しスライドするとともに開口部を閉蓋した状態において開蓋方向にスライドさせたときに回転方向のロック状態を解除するようにした係合部を有し、電池蓋が、ヒンジ機構に対しスライドされ係合部の係合が解除されて回転方向のロック状態が解除されヒンジ機構により回転自在な状態となり開蓋される方向に付勢する第1の弾性体により開蓋方向に回転動作されて開口部が開放された状態において、電池係止片をスライドさせ電池の係止状態を解除させることにより電池をバネ部材により電池収納部から押し出されるように構成されている。
本発明において、電池蓋にはヒンジ機構に対しスライドする方向と直交する方向にスライドし第2の弾性体により一方に付勢された操作部を有し、操作部は閉蓋状態で電池蓋のヒンジ機構に対するスライドがされないよう電池蓋を係止するロックレバーに取り付けられ、操作部を第2の弾性体の付勢力に抗してスライド操作してロックレバーを移動して電池蓋の係止を解除することにより、電池蓋のヒンジ機構に対するスライドを可能とするよう構成されている。
本発明に係る電子機器は、電池蓋が、ヒンジ機構に対しスライドされ係合部の係合が解除されて回転方向のロック状態が解除されヒンジ機構により回転自在な状態となり開蓋される方向に第1の弾性体によ付勢されて開蓋方向に回転動作されて開口部が開放された状態となったとき、電池係止片をスライドさせ電池の係止状態を解除させない限り、電池収納部に収納された電池の電池収納部から突出が防止でき、電池交換時に不用意に電池を落下させてしまうような事故を確実に防止できる。
いか、本発明に係る電子機器を図面を参照して説明する。本発明に係る電子機器は、全体として直方体形をなすように形成された電池を装脱するための開口部が設けられた電池収納部を有する電池収納装置を備えたものであって、例えば、電池で駆動される携帯型のテーププレーヤ、携帯型のディスクプレーヤ又は携帯型のビデオカメラ装置等である。
以下においては、本発明を携帯型のビデオカメラ装置に適用した例を挙げて説明する。本発明が適用されたビデオカメラ装置1は、例えば図1乃至図3に示すように、主に撮影レンズを有する撮像部2と、内部に8ミリ幅の磁気テープが収納されたテープカセットを収納するカセットホルダと、記録及び/又は再生された映像を表示する表示装置13とを有する。このビデオカメラ装置1は、上記撮像部2により撮像されている映像を記録し、又は磁気テープに記録された映像を再生する。
表示装置13は、撮像部2より撮像されている映像を表示し、又は再生された映像を表示するものである。したがって、表示装置13は、ビデオカメラ装置1による撮影を行う場合のファインダとして使用されると共に、再生される映像の観賞用のモニタとして使用される。
具体的には、ビデオカメラ装置1は、例えば図1に示すように、筐体3と、筐体3の内部に磁気テープ等が収納されるカセットホルダを有する記録及び/又は再生装置と、被写体を撮像する撮像部2と、記録及び/又は再生された映像を表示する表示装置13とを有して構成されている。
筐体3には、前面の上側コーナ部の一方に撮像レンズ及び撮像手段となる撮像素子を有して構成された撮像部2が配設されている。具体的には、この撮像部2は、CCDを用いて撮像する。
また、筐体3には、前面の上側の略中央領域にマイク部4が配設されている。このマイク部4は、音声の集音を行う。
筐体3には、マイク部4と撮像部2の近傍に識別標識部5が配設されている。この識別標識部5は、撮像部2で撮像されている映像を録画する場合に点灯する。したがって、この識別標識部5は、ビデオカメラ装置1が録画しているか否かの識別を容易とさせる。
筐体3には、その前面側であると共に、上記撮像部2と反対の方向に、すなわち図1で示す左方向に、半円弧状に膨らみを呈したグリップ部6が形成されている。また、筐体3には、グリップ部6の近傍の側面にグリップ部ベルト7が配設されている。このグリップ部ベルト7は、筐体3の側面の上側と下側に掛け止められている。したがって、ビデオカメラ装置1は、筐体3の背面側から掌を筐体3のグリップ部6の形成された側面とグリップ部ベルト7との間に形成された空間部8に通し、ユーザに支持される。したがって、ビデオカメラ装置1は、グリップ部6が膨らみを呈して形成されていることから、掌で握り易くなり、また、筐体3の側面部とグリップ部ベルト7により構成される空間部8に掌を通すだけで支持されることから持ち運びが容易とされる。
また、グリップ部6には、その上側にズーム操作部9が配設されている。このズーム操作部9は、グリップ部6の円弧面に沿って移動されることにより、撮像部2をズーム制御する。このように、ズーム操作部9は、グリップ部6の上側に配設されていることから、ビデオカメラ装置1を掌で支持している際に、人差し指等で容易に操作することができる。
筐体3には、その上面であってグリップ部6の上方に、全体として円形に形成されたダイヤル操作部10が回転自在に取り付けられている。このダイヤル操作部10は、上記グリップ部6の上方の近傍に取り付けられていることから、ビデオカメラ装置1を使用している際に、容易に操作することができる。
筐体3には、その上面の略中央領域に表示部11が形成されている。この表示部11の近傍には、第1の操作ボタン12が複数配設されている。この第1の操作ボタン12は、例えば筐体3内に収納されている記録及び/又は再生装置を起動するための再生、録画等ボタン等の役割を有する。したがって、例えば第1の操作ボタン12の一つである録画ボタンを押圧して操作した場合には、上記筐体3内の記録及び/又は再生装置が起動して、上記撮像部2により被写体が撮像され、上記表示装置13に撮像されている映像が映し出される。
表示部11には、それぞれの第1の操作ボタン12の機能が、第1の操作ボタン12に対応して表示されている。したがって、ビデオカメラ装置1は、いかなる機能を用いて操作されているか否かの識別が容易とされる。
また、筐体3には、その背面に、例えば図2に示すように、表示装置13が配設されている。この表示装置13は、例えばLCD(液晶表示板)或いはCRT(陰極線管)等を用いて、映像を映し出す。すなわち、この表示装置13には、上記撮像部2で撮像されている映像が映し出され、また再生された映像が映し出される。また、表示装置13には、その近傍に上記表示装置13を操作する表示装置操作ボタン14が複数配設されている。この表示装置操作ボタン14は、上述した第1の操作ボタン12とは異なる部位であって表示装置13の近傍に配設されていることから、表示装置13の操作の際には、誤って上記第1の操作ボタン12を操作してしまうこともない。
このように構成される表示装置13は、ヒンジ部15により筐体3に取り付けられている。表示装置13は、ヒンジ部15を介して、筐体3の上下方向に回転自在に移動される。したがって、ビデオカメラ装置1は、例えばローアングルで撮影する場合には、表示装置13を上方向に約45度程度回転させることにより、容易に撮影を行わせる。
筐体3には、表示装置13の上方であって、筐体3の一方のコーナ部に切換ダイヤル16が配設されている。この切換ダイヤル16は、ビデオカメラ装置1を用いて録画を行う場合と、再生を行う場合との切り換えを行う。
筐体3には、その背面の下側の一方のコーナ部に第2の操作ボタン17が複数配設されている。第2の操作ボタン17は、例えば上記表示装置13に日付或いは月日を表示するための操作を行う。この第2の操作ボタン17は、グリップ部6が設けられた方向とは反対の方向に配設されていることから、ビデオカメラ装置1の使用時に、このビデオカメラ装置1を支持している掌とは反対の掌で操作することができ、ビデオカメラ装置1の操作を容易とする。
また、筐体3には、第2の操作ボタン17の近傍であって、隣り合う側面に外部端子18が設けられている。
また、外部端子18が設けられた同一の筐体3の側面には、スピーカ19が配設されている。
また、筐体3には、図3に示すように、その底面部の略中央部にカセットホルダ開放操作部20が配設されている。このカセットホルダ開放操作部20は、スライド動作するように設けられている。そして、カセットホルダ開放操作部20は、スライド動作されると、内部のロック手段が解除され、底面部の略中央が開放され、筐体3の内部に配設されているカセットホルダが露出する。そして、カセットホルダが露呈した状態において、8ミリ幅を有する磁気テープが巻回されたテープカセットがカセットホルダ内に装填される。
筐体3には、底面の外周部に取付部21が形成されている。すなわち、この取付部21は、ねじ穴22と、このねじ穴22の近傍に設けられた凹部23とにより構成されている。この取付部21には、例えば三脚等が取り付けられる。
筐体3には、その底面部にグリップ部6の内部に形成された電池収納部32に設けられた電池を装脱するための開口部33を開閉する蓋体である電池蓋30の開閉装置31が取り付けられている。
この電池蓋30の開閉装置31は、図4乃至図12に示すように、電池34を装脱するための開口部である電池収納開口部33を有する電池収納部32が設けられた筐体3を備える。この電池収納部32の電池収納開口部33の開口端側には相対向して一対の係合凸部38が設けられている。また、電池収納開口部33を開閉する電池蓋30は、内側に相対向して一対の位置決め壁47が立設され、外側の相対向する側面に係合凸部38と係合する案内溝42が設けられることにより、電池収納開口部33の開口面と平行な第1の方向にスライド可能とされる外蓋41と、外蓋41と一体となって固定される内蓋50と、位置決め壁47に嵌合された状態で外蓋41と内蓋50とにより狭持され、筐体3の一部にヒンジ機構により電池収納開口部33を開閉する方向に回転するように支持される基板55と、一方の端部が電池収納開口部33近傍の筐体3の掛止部に掛け止められ、他方の端部が基板55の掛止部に掛け止められる基板55を開蓋される方向に付勢する第1の弾性体56とを有して構成されている。
また、外蓋41の内方には、図4に示すように、筐体3側に設けられた凸部に係止される一方の端部に係止部74が設けられるとともに、外蓋41に開口された操作開口部77Bに臨まされる操作部77Aが設けられたロックレバー73と、このロックレバー73を上記凸部方向に付勢する第2の弾性体81とが配設されている。
さらには、ロックレバー73には、係止部74が形成されない他方の端部に位置決めをする位置決め凸部75が設けられ、基板55には、位置決め凸部75が係止された状態で、外蓋41及び内蓋50のスライド動作と連動してロックレバー73がスライド動作する相互に連接して深さ寸法が異なる凹凸が形成された窓部59が開口されている。
電池収納部32は、図11及び図12に示すように、上述の通り筐体3のグリップ部6に対応する部位の内部に形成されている。この電池収納部32は、収納される電池34とほぼ同じくする寸法を有している。ここに収納される電池34は、全体として直方体形を呈して形成されており、長手方向の一方の側面に電極が形成されている。したがって、電池収納部32の底面には、電池34の電極と接する導電性を有する金属材料により形成される拡張バネが取り付けられている。この拡張バネは、電池34がこの電池収納部32に収納されると、電池34の接点と拡張バネとが接触し導通する。
そのため、電池収納開口部33の開口端側の側壁には、電池係止片36が取り付けられている。この電池係止片36は、筐体3側に配設されている付勢機構により電池収納開口部33の中心方向に付勢され、電池収納開口部33に突出した状態で、スライド自在に取り付けられている。したがって、電池34は、電池収納部32に収納される際には、電池係止片36を筐体3方向に弾性力に抗してスライドさせることにより、電池収納開口部33内への突出が無くなり、挿入が可能な状態とされる。そして、電池34は、電池収納部32内に収納されると、拡張バネに上方向に付勢された状態であって、電池係止片36に係止された状態となる。この際、電池34は、拡張バネに付勢されていることから確実に導通される。
電池収納部32内の相対向する側壁には、図11に示すように、電池収納開口部33の開口端側に位置して一対の係合凸部38が形成されている。これら係合凸部38は、筐体3の底面に平行に立設されている。この係合凸部38は、外蓋41側に設けられた案内溝42と係合される。そして、一方の側壁には、係合凸部38に直交するように立設された係止突起部39が設けられている。
また、筐体3には、電池収納開口部33の側縁に沿って、図4に示すように、回転軸40が図示しない支持部材によって取り付けられている。回転軸40には、後述する基板55が回転自在に取り付けられている。
また、外蓋41の外側は、全体として筐体3の外部形状の一部として形成されている。したがって、外蓋41が閉蓋された状態においては、筐体3の外観を損なうことがなにように形成されている。この外蓋41には、図7に示すように、ロックレバー73をスライド操作するための操作部77Aを外方に臨まさせるための操作開口部77Bが開設されている。一方、外蓋41の外側の両側面には、案内溝42が形成されている。この案内溝42は、上述した係合凸部38と係合される。そして、外蓋41は、案内溝42に係合凸部38が係合されることにより、第1の動作であるスライド動作がされる。
外蓋41の内側は、図4に示すように、ロックレバー73を支持し、移動方向を規制するための一対のロックレバー規制壁44が互いに平行に立設され、外蓋41の外周を形成する立上がり壁である外周壁43に連接されている。この外周壁43には、ロックレバー規制壁44と連接する部位に切欠き部45が切り欠き形成されている。また、外蓋41の内側には、中央領域に外蓋41と内蓋50を固定するためのねじ穴46が形成されている。そして、このねじ穴46には、後述する係止部材67が配設される。また、外蓋41の内側には、上記ロックレバー規制壁44と直交して、筐体3に回転自在に支持する基板55が配置される位置決め壁47が立設されている。
内蓋50は、図4に示すように、上記外蓋41の内側に配置固定される。したがって、内蓋50には、外蓋41のねじ穴46と対応する部位にねじ止め穴51が穿設されている。この内蓋50は、基板55を上記位置決め壁47に配置し、狭持した状態で外蓋41の内側を閉蓋し、止めねじ52で固定される。
基板55は、全体として矩形形状を呈して形成され、第1の弾性体56が配置される凹部57と、ロックレバー73が係止されるとともに、止めねじ52が挿通される窓部59と、止めねじ52が挿通される長穴66とが形成されている。
凹部57には、連続して両端に凸部58が形成されている。この凸部58は、回転軸40に沿って巻き付けられ、基板55を回転自在に筐体3に取り付ける。この凹部57には、第1の弾性体56が配設される。
第1の弾性体56は、コイルスプリングによって構成されており、一方の端部が筐体3側に掛け止められ、他方の端部が基板55の窓部59に掛け止められる。したがって、コイルスプリングは、基板55を開蓋方向に付勢する。
窓部59には、第1の係合凹部60と、この第1の係合凹部60と連続して係合凸部61と、この係合凸部61と連続して第2の係合凹部63とが切り欠き形成されている。第1の係合凹部60及び第2の係合凹部63は、第1の係合凹部60の方が第2の係合凹部63より深く切り欠かれている。また、係合凸部61は、第1の係合凹部60の側から第2の係合凹部63へと下るように切り欠き形成されている。これら第1の係合凹部60、第2の係合凹部63及び係合凸部61は、後述するロックレバー73が係止される。
また、窓部59には、第1の係合凹部60、第2の係合凹部63及び係合凸部62が形成された切り欠き面と相対向する面に凹部64が形成される。この凹部64には、後述する係止部材67の突部70が係止される。
さらに、基板55には、丸穴65が穿設されている。この丸穴65は、係止部材67の突部70とほぼ同じ大きさの穴径を有している。
係止部材67は、例えば図5に示すように、全体としてL字状を呈して弾性変位する金属材料で形成され、主面68の一方の端部にねじ止め穴69が穿設されて、他方の端部に突部70が突出して形成されている。この係止部材67は、ねじ止め穴69が外蓋41の内側に形成されたねじ穴51の上に配置される。また、主面68は、外蓋41の内側に形成された基板55の位置決めを行う位置決め壁47に沿って配置される。このように構成された係止部材67は、図4に示すように、突部70が基板55の凹部64に係合された状態で、止めねじ52が内蓋50のねじ止め穴51及び係止部材67のねじ止め穴69を挿通して、外蓋41のねじ穴46に螺合され固定される。この係止部材67の主面68は、段部を形成している。
また、ロックレバー73は、例えば図6に示すように、一方の端部に電池収納開口部33の開口端側に設けられた係止突起部39が係止される係止部74と、他方の端部に基板55の窓部59に形成された第1の係合凹部60に係合される位置決め凸部75とを有する主部76と、この主部76に取り付けられる操作部77Aとを有して構成されている。そして、操作部77Aには、その表面にロックレバー73をスライド操作する際に操作を容易とするために滑り止めとして凹凸78が複数形成されている。
このように構成されるロックレバー73は、図4に示すように、外蓋41の内側に形成されたロックレバー規制壁44にスライド自在に嵌合される。この際、ロックレバー73の係止部74は、外蓋41に切り欠き形成された切欠き部45に嵌合される。したがって、外蓋41の外周壁43とこの係止部74は同一の平面上に配置される。一方、位置決め凸部75は、基板55に形成された第1の係合凹部60に嵌合される。
さらには、ロックレバー73には、位置決め凸部75の近傍に掛止部77Aが形成されている。この掛止部77Aには、他方が外蓋41側の掛止部80に掛け止められる第2の弾性体81が掛け止められる。この第2の弾性体81は、コイルスプリングによって構成されており、収縮方向に付勢されている。一方で、このロックレバー73は、ロックレバー規制壁44によって規制されており、丁度、ロックレバー73の係止部74が外蓋41の外周壁43と同一の平面上になるように配設されている。
このように構成される電池蓋30の開閉装置31は、図4に示すように、外蓋41の内側にロックレバー規制壁44にロックレバー73を嵌入し、第2の弾性体81を掛止部79及び掛止部80に掛け止め、係止部材67を外蓋41のねじ穴上に配置した後、基板55を位置決め壁47に嵌入し、その後、基板55上に内蓋50により外蓋41の内側を閉蓋し、内蓋50に穿設されたねじ止め穴51に止めねじ52により螺合され組み付けられる。
このように構成される電池蓋30の開閉装置31は、電池蓋30が閉蓋された状態においては、例えば図7及び図8に示すように、電池収納開口部33が電池蓋30により閉蓋された状態にある。この際、電池蓋30は、外蓋41が筐体3の外形形状と一体となった状態となっている。したがって、ビデオカメラ装置1は、電池蓋30の開閉装置31の近傍において、第1の弾性体56が外方から臨まされることもなく、外観を損なうこともない。
この際、ロックレバー73は、係止部74が外蓋41の外周壁43と同一の平面上になるように配設されており、ロックレバー73の操作部77Aは、図7で示す操作開口部77Bの右方向に位置している。また、ロックレバー73の他方の端部である位置決め凸部75は、基板55に窓部59における第1の係合凹部60に係止されている。すなわち、電池蓋30が電池収納開口部33を閉蓋した状態においては、ロックレバー73は、全体として図4で示す左方向及び図7で示す右方向に位置している。そして、係止部74は、図11に示す係止突起部39のヒンジ機構側に係止されている。したがって、電池蓋30は、閉蓋時においては、図9に示すB方向にスライド動作することは無い。
また、係止部材67の突部70は、基板55の窓部59に切り欠き形成された凹部64に係止された状態にある。
電池蓋30の開閉装置31は、例えば電池34を電池収納部32に収納するため、電池蓋30を開蓋する場合においては、図9に示すように、操作部77Aを第2の弾性体81の弾性力に抗して図7に示す矢印A方向にスライドする。すると、ロックレバー73は、ロックレバー規制壁44に沿って、全体としても矢印A方向にスライド動作される。したがって、ロックレバー73の係止部74は、上述した係止突起部39との係合した状態が解除され、外蓋41の図8及び図11中矢印B方向へのスライド動作が可能な状態なる。
そして、外蓋41は、図8及び図11中矢印B方向へのスライド操作がされると、図8に示すC寸法だけ外蓋41が案内溝42に沿ってスライド動作する。この際、ロックレバー73の他方の端部である位置決め凸部75は、第2の係合凹部63に移動される。そして、位置決め凸部75は、図7中矢印A方向へのスライド操作を完了した後、係合凸部61を通り、第2の係合凹部63に係合される。また、係止部材67の突部70は、図9中矢印B方向へのスライド動作により基板55の窓部59に形成された凹部64から凹部64の近傍の丸穴65に移動される。この際、係止部材67の主面68は、弾性変位されることにより移動される。したがって、突部70が、凹部64から丸穴65に移動され、係合した際には、ユーザの手に係合される際の振動が伝わり、外蓋41のスライド動作が完了したこと知らせられる。
このように案内溝42に沿ってスライド動作された外蓋41は、案内溝42が終了し、係合凸部38の案内溝42への係合状態が解除される。すると、第1の弾性体56により開蓋方向、すなわち図10及び図11に示す矢印D方向に付勢された基板55は、この基板55に固定された外蓋41及び内蓋50と共に、電池蓋30全体を開蓋する。
そして、電池収納開口部33が開口された状態において、電池34は、電池収納部32内に収納される。この際、電池34は、例えば図12に示すように、電池係止片36を矢印F方向に移動させた後、電池収納部32に収納される。また、収納された電池34を電池収納部32より取り出す場合には、電池係止片36を同じく図12中矢印F方向に移動されて係止状態を解除させる。この際、電池34は、電池収納部32の底面に配設されている拡張バネに押し出されて図12のような状態とされる。
一方、電池蓋30を閉蓋する場合には、具体的には、上述した電池蓋30の開蓋操作とは反対の操作が行われる。
すなわち、電池蓋3の開閉装置31は、押圧されて開蓋された電池蓋30を上記第1の弾性体56の弾性力に抗じて図10及び図11に示す矢印E方向に回転動作されて電池収納開口部33を閉蓋した状態とされる。そして、電池蓋30は、上述した図9の状態とされる。
この際、ロックレバー73は、一方の端部である位置決め凸部75が基板55の第2の係合凹部63に係合された状態にあり、他方の端部は、外蓋41の外周壁43より内方に位置されている状態にある。また、係止部材67の突部70は、基板55の丸穴65に係合された状態にある。
そして、このような状態から外蓋41が図8及び図9に示す矢印G方向に移動される。外蓋41は、G方向にスライド動作されると、ロックレバー73の係止部74が筐体3側の係止突起部39に衝突し、同じく矢印G方向に押圧される。この際、ロックレバー73の位置を規制する位置決め凸部75は基板55の第2の係合凹部63に係合された状態にある。この第2の係合凹部63と連続する係合凸部61は、上述の通り第1の係合凹部60の側から第2の係合凹部63へと下るように形成されている。したがって、ロックレバー73の位置決め凸部75は、この係合凸部61の凸面に沿って移動される。したがって、外蓋41は、更に矢印G方向にスライド動作される。
ロックレバー73の位置決め凸部75は、外蓋41のスライド動作と共に、係合凸部61の凸面上を移動して、基板55の第1の係合凹部60に係合される。すると、ロックレバー73の係止部74は、第2の弾性体81が収縮方向に付勢されていることから外蓋41の外周壁43の方向に移動され、丁度、外蓋41の外周壁43と同一の平面上に配置される。
これと同時に、係止部材67の突部70は、図9中矢印G方向へのスライド動作により基板55の窓部59に形成された丸穴65から凹部64に移動される。この際、係止部材67の主面68は、弾性変位されることにより移動される。したがって、突部70が、凹部64から丸穴65に移動され、係合した際には、ユーザの手に係合される際の振動が伝わり、外蓋41のスライド動作が完了したこと知らせられる。
このように構成された電池蓋30の開閉装置31は、電池収納開口部33を閉蓋した状態において、回転軸40が外蓋41内に設けられることから、外蓋41が筐体3の外形形状の一部として形成されていることから筐体3の外観を損なうことはない。また、電池蓋30の開閉装置31は、電池収納開口部33の閉蓋された状態において、回転軸40が外蓋41内に設けられることから、全体の小型化を図ることができる。さらに、電池蓋30の開閉装置31は、上述の通り電池蓋30内にロックレバー73が配設されている。したがって、電池蓋30の開閉装置31によれば、ビデオカメラ装置1の使用中に、誤って電池蓋30が開蓋してしまい電池34が電池収納部32から飛び出すことも無いため、確実に記録及び/又は再生を行うことができる。
1 ビデオカメラ装置、 30 電池蓋、 31 開閉装置、 32 電池収納部、 33 電池収納開口部、 36 電池係止片、 38 係合凸部、 39 係止突起部、 41 外蓋、 42 案内溝、 50 内蓋、 55 基板、 56 第1の弾性体、 73 ロックレバー、 74 係止部、 81 第2の弾性体
Claims (1)
- 全体として直方体形をなすように形成された電池を装脱するための開口部を有する電池収納部を有する電池収納装置を備えた電子機器において、
上記開口部の開口端側には、上記開口部の中心方向に向かって突出するように付勢され、上記電池を上記電池収納部に収納する際には上記開口部から退出するようにスライド可能に取り付けられた電池係止片が設けられ、
上記電池収納部内の底面側には、上記電池収納部に収納された電池を上記開口部から突出する方向に付勢するバネ部材が設けられ、
上記電池収納装置には、上記開口部と上記電池係止片とを覆う電池蓋が上記電子機器の筐体の一部に開蓋される方向に付勢する第1の弾性体を有するヒンジ機構により回転するように開閉自在に取り付けられ、
上記電池蓋は、上記ヒンジ機構に対しスライドするとともに上記開口部を閉蓋した状態において開蓋方向にスライドさせたときに回転方向のロック状態を解除するようにした係合部を有し、
上記電池蓋が、上記ヒンジ機構に対しスライドされ上記係合部の係合が解除されて回転方向のロック状態が解除され上記ヒンジ機構により回転自在な状態となり上記開蓋される方向に付勢する第1の弾性体により開蓋方向に回転動作されて上記開口部が開放された状態において、上記電池係止片をスライドさせ電池の係止状態を解除させることにより上記電池を上記バネ部材により上記電池収納部から押し出されるように構成され、
さらに、上記電池蓋には上記ヒンジ機構に対しスライドする方向と直交する方向にスライドし第2の弾性体により一方に付勢された操作部を有し、上記操作部は閉蓋状態で上記電池蓋の上記ヒンジ機構に対するスライドがされないよう上記電池蓋を係止するロックレバーに取り付けられ、上記操作部を上記第2の弾性体の付勢力に抗してスライド操作して上記ロックレバーを移動して上記電池蓋の係止を解除することにより、上記電池蓋の上記ヒンジ機構に対するスライドを可能とするよう構成された
ことを特徴とする電池収納装置を有する電子機器。
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