JP2005235579A - 電池蓋装置及びこれを有する電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構成で小形かつ使用勝手の良い電池蓋装置を提供する。
【解決手段】 電池蓋装置31は、電池蓋30と、蓋保持部材81と、軸部材82と、脱落防止部材83を備えている。電池蓋30は、閉じ位置と、この閉じ位置から直進移動した準閉じ位置と、開き位置とに変位可能である。電池蓋30は、蓋保持部材81に直進移動可能に取付けられている。脱落防止部材83は、電池45の脱落を防止する係止位置と、係止位置から直進移動した準係止位置と、準係止位置から回動移動した開放位置とに変位可能である。電池蓋30は、この電池蓋30を上記開き位置から上記準閉じ位置へと変位させる際に、脱落防止部材83を上記準係止位置へと変位させる第1の押圧部131を有している。また電池蓋30は、電池蓋30を上記準閉じ位置から閉じ位置へと変位させる際に、脱落防止部材83を上記係止位置へと変位させる第2の押圧部132を有している。
【選択図】 図10
【解決手段】 電池蓋装置31は、電池蓋30と、蓋保持部材81と、軸部材82と、脱落防止部材83を備えている。電池蓋30は、閉じ位置と、この閉じ位置から直進移動した準閉じ位置と、開き位置とに変位可能である。電池蓋30は、蓋保持部材81に直進移動可能に取付けられている。脱落防止部材83は、電池45の脱落を防止する係止位置と、係止位置から直進移動した準係止位置と、準係止位置から回動移動した開放位置とに変位可能である。電池蓋30は、この電池蓋30を上記開き位置から上記準閉じ位置へと変位させる際に、脱落防止部材83を上記準係止位置へと変位させる第1の押圧部131を有している。また電池蓋30は、電池蓋30を上記準閉じ位置から閉じ位置へと変位させる際に、脱落防止部材83を上記係止位置へと変位させる第2の押圧部132を有している。
【選択図】 図10
Description
この発明は、例えばデジタルカメラ、携帯電話、レコーダ等に用いる電池蓋装置及びこれを有する電子機器に関する。
電池を用いるデジタルカメラやレコーダ等の電子機器に、スライド式あるいは回動式の電池蓋が使用されている。(例えば下記特許文献1〜3参照)
特許文献1の電池収納装置は、回動軸を中心に回動する蓋保持板と、この蓋保持板にスライド可能に設けられた電池蓋とを備えている。
特許文献2の電池蓋支持機構は、支持軸を中心に回動する電池接片と、この電池接片にスライド可能に設けられた電池蓋とを備えている。
特許文献3の電子機器は、軸連結部(蝶番部)を中心に回動する電池蓋と、電池をロックするバッテリーロック部材とを備えている。
特開2002−279950号公報
特開平9−186469号公報
特開平9−22585号公報
特許文献1の電池収納装置は、回動軸を中心に回動する蓋保持板と、この蓋保持板にスライド可能に設けられた電池蓋とを備えている。
特許文献2の電池蓋支持機構は、支持軸を中心に回動する電池接片と、この電池接片にスライド可能に設けられた電池蓋とを備えている。
特許文献3の電子機器は、軸連結部(蝶番部)を中心に回動する電池蓋と、電池をロックするバッテリーロック部材とを備えている。
前記特許文献1,2に記載された技術では、電池蓋を開放した際に電池収容室の挿脱口が下を向いていると、電池が脱落するおそれがある。特に、電池蓋が電池以外の物品(例えば記録媒体)の収納室の蓋を兼ねている場合、該物品を挿脱する際に電池蓋を開放すると、電池が脱落してしまうことがあり、使い勝手が良くない。
特許文献3の電池蓋装置は、電池収納室の開口部付近にバッテリーロック部材を設け、このバッテリーロック部材を上記開口部に向けて直進移動させるようにしている。このため、上記開口部付近にスペース的な余裕が無いと、バッテリーロック部材やロック機構を配置することが困難である。しかも特許文献3の技術では、バッテリーロック部材をロック位置までスライドさせたときに、バッテリーロック部材の位置によっては電池蓋がバッテリーロック部材に引っ掛ってしまい、電池蓋を閉じることができないなど、使い勝手が悪い。
従ってこの発明の目的は、簡単な構成で小形かつ使用勝手の良い電池蓋装置及びこれを有する電子機器を提供することにある。
第1の観点に基く本発明の電池蓋装置は、電池蓋と、蓋保持部材と、軸部材と、脱落防止部材と、第1の押圧部と、第2の押圧部とを具備している。
上記電池蓋は、電池を挿脱するための挿脱口を覆う閉じ位置と、この閉じ位置から直進移動した準閉じ位置と、この準閉じ位置から回動して上記挿脱口を開放する開き位置とに変位可能である。上記蓋保持部材に、上記電池蓋が直進移動可能に取付けられる。
上記電池蓋は、電池を挿脱するための挿脱口を覆う閉じ位置と、この閉じ位置から直進移動した準閉じ位置と、この準閉じ位置から回動して上記挿脱口を開放する開き位置とに変位可能である。上記蓋保持部材に、上記電池蓋が直進移動可能に取付けられる。
上記軸部材は、上記蓋保持部材を回動可能に支持する。上記脱落防止部材は、上記軸部材に回動および直進移動可能に支持され、上記電池の脱落を防止する係止位置と、この係止位置から直進移動した準係止位置と、この準係止位置から回動移動した開放位置とに変位可能である。
上記第1の押圧部は、上記電池蓋に設けられ、該電池蓋を上記開き位置から上記準閉じ位置へと変位させる際に、上記脱落防止部材と当接して該脱落防止部材を上記開放位置から上記準係止位置へと変位させるものである。上記第2の押圧部は、上記電池蓋に設けられ、該電池蓋を上記準閉じ位置から閉じ位置へと変位させる際に、上記脱落防止部材と当接して該脱落防止部材を上記準係止位置から上記係止位置へと変位させるものである。
本発明の好ましい形態では、上記脱落防止部材を上記準係止位置から上記開放位置に向けて回動するように付勢する付勢部材と、上記脱落防止部材が上記係止位置にある際に、上記付勢部材の付勢力に抗して回動を規制する回転止め部とをさらに具備し、上記脱落防止部材を上記係止位置から上記準係止位置へと変位させることで、上記回転止め部による回動規制が解除されるようにしている。
本発明の好ましい形態では、上記脱落防止部材が上記係止位置にある際に、該脱落防止部材を所定の保持力でもって保持する保持手段をさらに備えている。保持手段の一例は、上記脱落防止部材に設けられて上記軸部材が挿入される軸孔部の内面側に突出する凸部である。
本発明の好ましい形態では、上記挿脱口から挿脱可能な媒体を収納する収納室(例えばメディアスロット)を有し、上記媒体が該収納室によって保持可能である。
第2の観点に基く本発明では、上記電池蓋装置を備えた電子機器を提供する。電子機器の一例は、デジタルカメラやレコーダあるいはカメラ付き携帯電話等に代表される電池を用いる電子機器である。
本発明によれば、簡単な構成により、小形かつ使用勝手の良い電池蓋装置を提供することができる。また、この電池蓋装置を電子機器に用いることにより、電子機器の小形化と使用勝手の向上に寄与することができる。
以下に本発明の一実施形態について、図1から図14を参照して説明する。
図1は電子機器の一例としてのデジタルカメラ10を示している。図2は、このデジタルカメラ10の分解斜視図である。
図1は電子機器の一例としてのデジタルカメラ10を示している。図2は、このデジタルカメラ10の分解斜視図である。
図2に示されるように、デジタルカメラ10の筐体を構成するボデー11は、いわゆるナカオビと称される枠部材12と、この枠部材12の前面側に設ける前カバー14と、枠部材12の後面側に設ける後カバー15等によって構成されている。前カバー14と後カバー15は、ねじ部材16によって枠部材12に固定される。
枠部材12は例えば合成樹脂の一体成形品からなる。前カバー14と後カバー15は、例えば軽合金のダイキャストからなる。前カバー14に撮像用の入射窓20やストロボ光の射出部21、前パネル22等が設けられている。
枠部材12にレリーズボタン25が設けられている。枠部材12の下部に、電池挿脱口26が形成されている。電池挿脱口26は、枠部材12に設ける開閉可能な電池蓋30によって覆うことができる。電池挿脱口26と電池蓋30等によって、本発明に係る電池蓋装置31が構成されている。この電池蓋装置31の詳細については後述する。
後カバー15に板状のフレーム35が固定される。フレーム35の前面側に、回路基板(MC基板)36とサブ基板37が配置されている。このフレーム35に、鏡枠40と、ストロボユニット41と、コンデンサ42と、フレキシブル配線基板43と、電池収納ケース44などが取付けられる。鏡枠40には撮像光学系を構成するプリズムや撮像素子等が収容されている。電池収納ケース44に電池45が収納される。
図3はデジタルカメラ10の内部を示す断面図である。回路基板36と電池収納ケース44との間に、媒体を収納する収納室として機能するメディアスロット50が配置されている。メディアスロット50のメディア挿脱口51は、電池蓋30によって覆うことができる。メディアスロット50は自己保持形であり、例えばカード状のメディアM(図8等に示す)を挿入した状態で保持することができるようになっている。
図3に示されるように、メディア挿脱口51の近傍に、電池蓋30の開閉を検出するスイッチ52が設けられている。後カバー15には、液晶ユニット53と、防塵シート54と、液晶ユニット53の表示面を透視可能な透光性の後パネル55が設けられている。
以下に電池蓋装置31について説明する。
図4は、前記ボデー11の一部を電池蓋装置31を上に向けた姿勢で示す分解斜視図である。図5は、電池挿脱口26付近を拡大して示している。図8に示すように、電池挿脱口26の例えば前側に、メディア挿脱口51が位置している。メディア挿脱口51の近傍に、メディアMの挿入を案内するガイド部56が設けられている。電池挿脱口26の後側に軸受け枠部60が形成されている。
図4は、前記ボデー11の一部を電池蓋装置31を上に向けた姿勢で示す分解斜視図である。図5は、電池挿脱口26付近を拡大して示している。図8に示すように、電池挿脱口26の例えば前側に、メディア挿脱口51が位置している。メディア挿脱口51の近傍に、メディアMの挿入を案内するガイド部56が設けられている。電池挿脱口26の後側に軸受け枠部60が形成されている。
図5に拡大して示すように、軸受け枠部60に、後述する軸部材82の両端部82a,82bが挿入される一対の溝61が形成されている。一対の溝61間に、ヒンジ受入れ部63と、円弧状の断面の凹部65と、スリット67が形成されている。凹部65の近傍に回転止め部68が形成されている。
溝61の周囲に形成された平坦な形状の支持壁71に、ねじ部材73を挿入するねじ孔75が形成されている。金属製の後カバー15には、上記支持壁71と対応した位置に、一対の押さえ壁77が形成されている。
図6は電池蓋ユニット80の分解斜視図である。この電池蓋ユニット80は、例えば合成樹脂からなる前記電池蓋30と、金属板をプレス成形してなる蓋保持部材81と、円柱状の軸部材(ヒンジ軸)82と、脱落防止部材83と、付勢部材として機能するねじりコイルばね84などを備えている。
蓋保持部材81の基部側に、軸部材82を挿入する筒部90が形成されている。一対の筒部90間に脱落防止部材83が配置され、脱落防止部材83の内部に上記ばね84が収容された状態で、軸部材82が、筒部90と、脱落防止部材83の軸孔部92に挿入される。図2に示すように、軸部材82の両端部82a,82bは、筒部90の外側に所定量突出している。
上記電池蓋ユニット80を枠部材12に組付ける際には、軸部材82の両端部82a,82bを、軸受け枠部60の溝61(図5に示す)に挿入したのち、押さえ壁77を支持壁71に重ね、ねじ部材73によって支持壁71に固定すればよい。このため電池蓋ユニット80の組付けを容易に行うことができる。
図6に示すように、電池蓋30の内面側に一対のガイド部100が形成されている。これらガイド部100に蓋保持部材81の両側部101がスライド自在に嵌合することにより、蓋保持部材81が図6に矢印A1で示す方向に直進移動できるようになっている。
電池蓋30の先端部には、電池蓋30の内方に向かって突出する係止部102が形成されている。この係止部102は、電池蓋30が図8に示す閉じ位置にあるときに、枠部材12に形成されている受け部103に嵌合し、電池蓋30をロックすることができるようになっている。
図7に示すように脱落防止部材83の軸孔部92は、軸部材82の外径に対応した内径の第1の孔部111および第2の孔部112と、これらの孔部111,112間に形成された連通部113を有している。軸部材82は孔部111,112のいずれか一方に選択的に位置することができる。
連通部113には、軸孔部92の内面側に突出する凸部によって構成される保持部114が形成されている。この保持部114は、軸部材82が第1の孔部111に位置しているときに、軸部材82が第2の孔部112に向かって相対移動しないよう、所定の保持力でもって保持する保持手段として機能するものである。
すなわち、連通部113の幅W(図7に示す)を、軸部材82の外径よりも僅かに小さくしている。このため、軸部材82が第1の孔部111から第2の孔部112に向かって連通部113を移動する際、あるいはその逆方向に移動する際に、軸部材82が保持部114に当たり、連通部113を押し広げながら移動する。このため、軸部材82の移動をある程度阻止するような適度な抵抗が生じることになる。
図8に示すように、ばね84は、ねじりトルクを与えた状態で、一端84aが軸受け枠部60のスリット67の後壁に係止されている。ばね84の他端84bは脱落防止部材83の一部85に係止される。このため脱落防止部材83は、ばね84の弾力によって、図8において時計回り方向、すなわち開放位置に向かって付勢される。脱落防止部材83の後端には、前記回転止め部68に当接可能な当接部116が形成されている。
図6と図13に示すように、蓋保持部材81にストッパ部120が形成されている。このストッパ部120は、電池蓋30に形成された凹部121に挿入されている。ストッパ部120が凹部121の内面壁122,123のいずれか一方に当接することにより、電池蓋30が蓋保持部材81に対して直進移動する際のストロークが規制される。
図8は、電池蓋30が閉じ位置にあり、脱落防止部材83が係止位置にある状態を示している。
図9は、電池蓋30が準閉じ位置にあり、脱落防止部材83が係止位置にある状態を示している。
図10は、電池蓋30が開き位置にあり、脱落防止部材83が係止位置にある状態を示している。
図9は、電池蓋30が準閉じ位置にあり、脱落防止部材83が係止位置にある状態を示している。
図10は、電池蓋30が開き位置にあり、脱落防止部材83が係止位置にある状態を示している。
図11は、電池蓋30が開き位置にあり、脱落防止部材83が準係止位置にある状態を示している。
図12は、電池蓋30が開き位置にあり、脱落防止部材83が開放位置にある状態を示している。
図12は、電池蓋30が開き位置にあり、脱落防止部材83が開放位置にある状態を示している。
電池蓋30の内面には、電池蓋30が閉じ位置と準閉じ位置との間を直進移動する際にクリック感が生じるように、凸部125が形成されている。蓋保持部材81には、凸部125と対応した位置に、当接部126が形成されている。
電池蓋30が、図8に示す閉じ位置から、図9に示す準閉じ位置に移動する際、あるいはその逆方向に移動する際に、当接部126が凸部125を弾性的に乗り越えることによってクリック感が生じ、閉じ位置から準閉じ位置への移動、あるいはその逆方向の移動が完了したことを、操作者が手指の感触によって知ることができるようになっている。
電池蓋30の裏面には、脱落防止部材83の端部130と当接可能な第1の押圧部131が形成されている。この第1の押圧部131は、電池蓋30を開き位置(図12)から準閉じ位置(図9)へと変位させる際に、脱落防止部材83の端部130と当接することによって、脱落防止部材83を開放位置(図12)から上記準係止位置(図9)へと変位させる機能を担っている。
さらに電池蓋30には、脱落防止部材83の一部83aと当接可能な位置に、第2の押圧部132が設けられている。この第2の押圧部132は、電池蓋30を準閉じ位置(図9)から閉じ位置(図8)へと変位させる際に、脱落防止部材83の一部83aに当接することによって、脱落防止部材83を準係止位置(図9に2点鎖線で示す位置)から係止位置(図8)へと変位させる機能を担っている。
次に上記構成の電池蓋装置31の作用について説明する。
図8に示すように電池蓋30が閉じ位置にあるとき、電池蓋30の係止部102が枠部材12の受け部103に嵌合している。このため電池蓋30は閉じ位置でロックされている。このとき脱落防止部材83は係止位置にあり、軸部材82は第1の孔部111に嵌合している。
図8に示すように電池蓋30が閉じ位置にあるとき、電池蓋30の係止部102が枠部材12の受け部103に嵌合している。このため電池蓋30は閉じ位置でロックされている。このとき脱落防止部材83は係止位置にあり、軸部材82は第1の孔部111に嵌合している。
図9に示すように電池蓋30を矢印A2で示す方向にスライドさせることにより、電池蓋30を準閉じ位置に移動させる。こうすることにより、電池蓋30の係止部102が受け部103から離脱するため、電池蓋30を開けることができる状態となる。このとき脱落防止部材83は係止位置にある。
図10に示すように電池蓋30を軸部材82を中心に開放位置まで回動させると、メディアスロット50のメディア挿脱口51が外部に開放されるため、メディアMを出し入れすることが可能となる。このとき脱落防止部材83は係止位置にあり、保持部114によって準係止位置へ移動することが阻止されているとともに、回転止め部68によって開放位置へ回動することが規制されている。このため、挿脱口26を下に向けても、電池45が脱落することはない。
電池45を取出すには、脱落防止部材83の端部130等に手指を掛けるなどして、図11に示すように脱落防止部材83を矢印A3の方向、すなわち準係止位置へと変位させる。こうすることにより、軸部材82が第2の孔部112に嵌合するとともに、脱落防止部材83の当接部116が回転止め部68から離れ、凹部65と対応する位置まで移動する。このため回転止め部68による脱落防止部材83の回動規制が解除される。
この状態で脱落防止部材83から手指を離すと、図12に示すように、ばね84の弾力によって、脱落防止部材83が軸部材82を中心に開放位置まで回動する。凹部65は、脱落防止部材83が開放位置まで回転することを妨げないように、軸部材82の中心から凹部65までの曲率半径R1(図7に示す)を、第2の孔部112の中心C1から脱落防止部材83の当接部116までの距離R2よりも大きくしている。
電池45は、図示しないばねによって電池挿脱口26から出る方向(図12に矢印A4で示す方向)に付勢されているため、脱落防止部材83が前記開放位置まで移動したときに、電池45の一部が電池挿脱口26から少し出てくる。このため、電池45を容易に取出すことができる。
図13および図14に示すように、電池蓋30が開放位置まで移動し、電池蓋30の一部30aが後カバー15の支持部15aに当接した状態で、矢印A5で示す方向の力が電池蓋30に加わると、軸部材82が溝61から抜け出る方向(図13と図14に矢印A6で示す方向)のモーメントが生じる。
しかるにこの実施形態の後カバー15は、例えばアルミニウム合金等のように樹脂よりも強度の高い材料からなるため、押さえ壁77の強度が大である。このため、軸部材82が溝61から抜け出ようとする矢印A6方向の動きを、押さえ壁77によって十分な強度で押さえることができ、電池蓋ユニット80が脱落する不具合を防止することができる。
また、押さえ壁77にて後カバー15を軸受け枠部60の支持壁71にねじ部材73によって固定しているため、上記A6方向への軸部材82の動きを効果的に抑えることができる。
電池蓋30を閉めるには、図12の状態から、電池蓋30を矢印A7で示す閉じ方向に回動させることにより、図9に示す準閉じ位置まで移動させる。このとき、脱落防止部材83は、電池蓋30と共に軸部材82を中心に矢印A7方向に回動する。しかし電池蓋30が準閉じ位置(図9)まで移動しても、脱落防止部材83は2点鎖線で示す準係止位置にとどまっている。
図9の状態から電池蓋30を矢印A8で示す閉じ位置に向かって移動させると、電池蓋30の第2の押圧部132が脱落防止部材83の一部83aに当接することにより、電池蓋30と脱落防止部材83が一体となって矢印A8の方向に移動する。このため、軸部材82が第1の孔部111に嵌合し、電池蓋30が図8に示す閉じ位置に戻るとともに、脱落防止部材83が係止位置に戻ることができる。
以上説明したように本実施形態の電池蓋装置31によれば、電池蓋30を開けたときに電池45が脱落することを脱落防止部材83によって防止でき、電池45を取出す際には、脱落防止部材83を開放位置まで回動させることにより、電池45の取出しが可能となる。
電池蓋30を閉じる際には、電池蓋30の第1の押圧部131によって脱落防止部材83が準係止位置まで戻され、さらに電池蓋30を閉じ位置に変位させることに伴い、第2の押圧部132によって脱落防止部材83が係止位置に戻される。このため電池蓋30を閉じる際には、電池蓋30のみを閉位置まで移動させればよく、脱落防止部材83を操作する必要がないため、取り扱いが容易であるという利点もある。
また、脱落防止部材83が軸部材82の近傍位置に設けられているため、挿脱口26の周囲にスペース的な余裕が少なくても、脱落防止部材83を問題無く配置することができる。
なお本発明を実施するに当たって、電池蓋や蓋保持部材、軸部材、脱落防止部材、第1および第2の押圧部をはじめとして、本発明の構成要素を、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施できることは言うまでもない。
10…デジタルカメラ(電子機器)
26…挿脱口
30…電池蓋
31…電池蓋装置
45…電池
50…メディアスロット(媒体の収納室)
68…回転止め部
81…蓋保持部材
82…軸部材
83…脱落防止部材
84…ばね(付勢部材)
92…軸孔部
114…保持部(保持手段)
131…第1の押圧部
132…第2の押圧部
26…挿脱口
30…電池蓋
31…電池蓋装置
45…電池
50…メディアスロット(媒体の収納室)
68…回転止め部
81…蓋保持部材
82…軸部材
83…脱落防止部材
84…ばね(付勢部材)
92…軸孔部
114…保持部(保持手段)
131…第1の押圧部
132…第2の押圧部
Claims (6)
- 電池を挿脱するための挿脱口を覆う閉じ位置と、この閉じ位置から直進移動した準閉じ位置と、この準閉じ位置から回動して上記挿脱口を開放する開き位置とに変位可能な電池蓋と、
上記電池蓋が直進移動可能に取付けられる蓋保持部材と、
上記蓋保持部材を回動可能に支持する軸部材と、
上記軸部材に回動および直進移動可能に支持され、上記電池の脱落を防止する係止位置と、この係止位置から直進移動した準係止位置と、この準係止位置から回動移動した開放位置とに変位可能な脱落防止部材と、
上記電池蓋に設けられ、該電池蓋を上記開き位置から上記準閉じ位置へと変位させる際に、上記脱落防止部材と当接して該脱落防止部材を上記開放位置から上記準係止位置へと変位させる第1の押圧部と、
上記電池蓋に設けられ、該電池蓋を上記準閉じ位置から閉じ位置へと変位させる際に、上記脱落防止部材と当接して該脱落防止部材を上記準係止位置から上記係止位置へと変位させる第2の押圧部と、
を具備したことを特徴とする電池蓋装置。 - 上記脱落防止部材を上記準係止位置から上記開放位置に向けて回動するように付勢する付勢部材と、
上記脱落防止部材が上記係止位置にある際に、上記付勢部材の付勢力に抗して回動を規制する回転止め部とをさらに具備し、
上記脱落防止部材を上記係止位置から上記準係止位置へと変位させることで、上記回転止め部による回動規制が解除されることを特徴とする請求項1に記載の電池蓋装置。 - 上記脱落防止部材が上記係止位置にある際に、該脱落防止部材を所定の保持力でもって保持する保持手段を具備したことを特徴とする請求項2に記載の電池蓋装置。
- 上記保持手段は、上記脱落防止部材に設けられて上記軸部材が挿入される軸孔部の内面側に突出する凸部であることを特徴とする請求項3に記載の電池蓋装置。
- 上記挿脱口から挿脱可能な媒体を収納する収納室を有し、上記媒体が該収納室によって保持可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電池蓋装置。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電池蓋装置を有する電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004043216A JP2005235579A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 電池蓋装置及びこれを有する電子機器 |
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