JP4669746B2 - 情報記憶媒体挿入機器 - Google Patents

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Description

本発明は、情報記憶媒体挿入機器に係り、特に、情報記憶媒体が挿入される情報記憶媒体用挿入口が形成された筐体と、前記情報記憶媒体の挿入方向及び排出方向に沿ってスライド可能なスライド部材と、前記スライド部材の前記挿入方向に向かう移動を伝達して前記情報記憶媒体を排出方向に移動させると共に、前記情報記憶媒体の挿入方向に向かう移動を伝達して前記スライド部材を排出方向に移動する伝達手段とを備えた情報記憶媒体挿入機器に関するものである。
デジタルタコグラフ、自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System)用の車載器等、この種の機器は、情報記憶媒体であるメモリカード、ICカード等のカードを挿入又は排出するためのカード用挿入口と、この挿入口より挿入されたカードが装着されるカードコネクタ装置と、を有している。
図8は従来の挿入機器の概観の一例を示す斜視図である。同図に示すように、車両等に搭載される電気機器であるデジタルタコグラフは、フロントケース1、上ケース2及び下ケース3により箱状の筐体全体の外形が構成されている。この筐体の内部には、情報記憶媒体であるカード4用のカードコネクタ装置等の製品内機が収容されている(例えば、特許文献1参照)。なお、上記フロントケース1、上ケース2及び下ケース3は例えば、プラスティックで形成される。
図9は図8に示す挿入機器のフロントケース1の正面図であり、上記フロントケース1の前面には、スイッチ11、ディスプレイ12、ランプ13、情報記憶媒体用挿入口であるカード用挿入口14及びイジェクトボタン15等が配設されている。スイッチ11は例えば、終了スイッチ11A、切替スイッチ11B、Aスイッチ11C、Bスイッチ11D等であり、これによりデジタルタコグラフの立ち上げ、機能切替等が指令入力される。ディスプレイ12は、運行情報等を表示する。ランプ13は例えば、OK(正常)表示用ランプ13A、ALM(警報)表示用ランプ13B、CARD(カードデータ処理中)表示用ランプ13C等である。
カード用挿入口14は、フロントケース1の前面部にスリット状に形成され、筐体内に収容される前記カードコネクタ装置に装着される上記カード4が図中矢印で示す方向から挿入される。そして、このカード用挿入口14は、フロントケース1の前面部の裏側から、このカード用挿入口14を開又は閉状態にする後述するシャッター(不図示)により覆われている。そして、このカード用挿入口14に、挿入されたカード4を取り出すためのスライド部材であるイジェクトボタン15が隣設されている。
また、上記機器は主に車両に搭載されるため、車両の走行中における振動等によってカード4が前記カード用挿入口14から抜け落ちることを防止する抜け防止部材であるスライドボタン16がカード用挿入口14に隣接されている。スライドボタン16は、カード用挿入口14の一部を覆うように内部機構(図示せず)によって防止位置に付勢され、この付勢方向とは反対方向の解除位置にスライドさせることで、カード用挿入口14に対するカード4の挿入及び排出を許可するように設けている。そして、スライドボタン16が前記反対方向にスライドされ、カード用挿入口14からカード4が挿入されて前記カードコネクタ装置に装着されると、スライドボタン16は前記付勢力によって前記防止位置に復帰する。よって、スライドボタン16は、前記カードコネクタ装置に装着されたカード4の一部を係止することになるため、カード4が前記カード用挿入口14から抜けることを防止している。
図10はカードコネクタ装置20のカード挿入時の内部機構を示す図であり、図11はカードコネクタ装置のカード排出時の内部機構を示す図である。上述した挿入機器の筐体に設けられる基板に実装されるカードコネクタ装置20は、図10及び図11に示すように、筐体本体内に収容されたカード4に設けた図示しないコネクタとコネクタ接続されるコネクタ21と、カード用挿入口14から挿入されたカード4に連動して移動する伝達手段であるトレイ22と、カード4の挿入方向I及び排出方向Oに沿ってスライド可能なスライド部材23と、トレイ22の移動をスライド部材23に伝達すると共にスライド部材23の移動をトレイ22に伝達する伝達手段である伝達部材24とを備える。なお、カードコネクタ装置20によっては、スライド部材23をそのままフロントケース1から突出させる構成とする場合もある。
カードコネクタ装置20は、その本体がプラスチックで形成されており、その内側にはトレイ22がスライド可能に填め込まれるガイド溝と、金属で形成された伝達部材24を軸支するボス25と、を有している。そして、トレイ22は伝達部材24が係止する係止片22aを有し、コネクタ21寄りの一端は、コネクタ21に接続されたカード4をコネクタ21から外して図中矢印Oで示す排出方向Oに移動させるためにフック状になっている。
伝達部材24は、ボス25が回動自在に嵌合される嵌合孔24aと、プラスチックで形成されたスライド部材23を係止するための係止孔24bと、トレイ22が図中矢印Iで示す挿入方向Iに移動したときにその係止片22aと係止する挿入用係止部24cと、トレイ22を排出方向Oに移動させるときにその係止片22aと係止する排出用係止部24dと、を有している。そして、スライド部材23に形成された貫通孔23aと伝達部材24の係止孔24bとをビス等で係止している。
次に、挿入及び排出時のカードコネクタ装置20の動作を説明する。前記カード用挿入口14からカードコネクタ装置20に前記カード4が挿入されてトレイ22が前記ガイド溝を挿入方向Iに移動すると、トレイ22の係止片22aと伝達部材24の挿入用係止部24cが接触し、伝達部材24が嵌合孔24aを中心として回動することで、図11に示すように、スライド部材23は排出方向Oに移動されて装置本体から突出する。また、カード4全体が筐体内部に挿入されるとコネクタ21と接続される。
前記カード4が挿入された状態でスライド部材23が挿入方向Iに押されると、スライド部材23の移動に応じて伝達部材24も嵌合孔24aを中心として回動することで、伝達部材24の排出用係止部24dが排出方向Oに移動し、トレイ22の係止片22aに係止すると、トレイ22がガイド溝を排出方向Oに移動する。そして、その移動に応じて前記カード4がコネクタ21から外れ、カード4はトレイ22によってカード用挿入口14からその一部が排出される。
また、上述した従来例では、カード4の移動をスライド部材23に伝達すると共に、スライド部材23の挿入方向Iへの移動をカード4に伝達する手段としてトレイ22及び伝達部材24を用いて、機械的に伝達していたが、例えばソレノイドコイルなどを用いて電気的に伝達することも考えられている(特許文献2)。
また、使用中の不用意なカード4の抜けを防止する他のICカード装置(カードコネクタ装置)は、ICカードと、このICカード排出時に回すイジェクトつまみと、一方の終端に凹部のある螺旋状の溝を刻んだ円筒と、この円筒と一体となって上記ICカードを押し出すイジェクト盤と、このイジェクト盤及び上記円筒、イジェクトつまみを同軸上に結合するシャフトと、このシャフトと同軸上にあるコイルばねと、上記シャフトから垂直方向に突出したロックピンと、上記螺旋状の溝と噛み合うガイドピンと、上記ICカード内の電極と電気的に接続するコンタクトピンとで構成され、上記イジェクトつまみを回すことでシャフトを介して繋がった円筒を回転し、上記ガイドピンが円筒に刻まれた螺旋状の溝をなぞることによって上記イジェクト盤を押し出させ、上記イジェクト盤が押し出して上記ICカードを排出することを特徴としている(例えば、特許文献3)。
このようなICカード装置によれば、ボタンを押す操作ではなく、つまみを回す動作によりカードを排出することで、コネクタ全体のサイズが大きくなることを防止している。しかしながら、上述したデジタルタコグラフは車両に搭載され、その操作は運転者、作業者等が行うことから、カードの排出操作は簡単なものが望まれており、デジタルタコグラフには上述した押しボタン式のカードコネクタ装置が主に搭載されている。
上述したデジタルタコグラフでは、カード用挿入口14にカード4が挿入されると、スライドボタン16によってカードコネクタ装置20からのカード4の抜けが防止されている。しかしながら、スライドボタン16を解除しないままの状態でイジェクトボタン15が押されると、カードコネクト装置20は上述した内部機構によってカード4をカード用挿入口14から排出しようとするが、スライドボタン16によってその排出が阻止されるため、イジェクトボタン15がそのまま押され続けると、カードコネクタ装置20の内部機構(例えば、前記ボス25等)が破損するという問題が発生していた。
そこで、スライドボタン16に連動し、カード4がカードコネクタ装置20に装着された状態ではスライド部材23の操作を不能とし、スライドボタン16の解除に応じてスライド部材23の移動を可能とする規制部材をさらに設けたカードコネクタ装置が提案されている(例えば特許文献4)。
上述したカードコネクタ装置は、カード4がカード用挿入口14から排出可能なとき以外はカードコネクタ装置の操作が不能となるため、無理なスライド部材23の操作によるカードコネクタの破損を防止することができる。しかしながら、上述したカードコネクタ装置では、規制部材をさらに設ける必要がある。このため、部品点数が多くなると共に構造が複雑となり信頼性及び組付性が低いという問題があった。
また、上述した何れの従来装置も、イジェクトボタン15とスライドボタン16とは別々の離れた場所に設けられているため、スライドボタン16からイジェクトボタン15への指を移動させる必要があり、操作性も低いという問題もあった。特に、スライドボタン16が防止位置に付勢され、さらに解除位置で保持する部材がなければ、片手でスライドボタン16をスライドして解除状態を保持し、もう一方の手でスライド部材23を操作する必要があり、カード4の排出には両手での操作が必要であり、操作が煩雑であった。
特開2002−207967号公報 特開昭61−207924号公報 特開2000−252008号公報 特開2004−103446号公報
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、信頼性及び組付性の向上を図りつつ、解除操作、排出操作を簡単に行えると共に、無理なスライド部材の移動による破損を防止する情報記憶媒体挿入機器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、情報記憶媒体が挿入される情報記憶媒体用挿入口が形成された筐体と、前記情報記憶媒体の挿入方向及び排出方向に沿ってスライド可能なスライド部材と、前記スライド部材の前記挿入方向に向かう移動を伝達して前記情報記憶媒体を排出方向に移動させると共に、前記情報記憶媒体の挿入方向に向かう移動を伝達して前記スライド部材を排出方向に移動する伝達手段と、前記スライド部材の前記排出方向側端部に取り付けられ、前記スライド部材の前記排出方向に向かう移動に応じて前記筐体に設けた抜け防止部材用挿入口から前記筐体外部における前記情報記憶媒体挿入口からの前記情報記憶媒体の挿入又は排出を許可する解除位置に押し出され、該押し出された状態で前記解除位置と前記情報記憶媒体用挿入口を覆う抜け防止位置との間で前記スライド部材に対してスライド可能に設けられた抜け防止部材を有し、前記抜け防止位置にある前記抜け防止部材を前記挿入方向に押すと前記抜け防止部材が前記筐体に当接して前記スライド部材の挿入方向の移動を規制する情報記憶媒体挿入機器において、前記抜け防止部材が、前記筐体外面と平行な平板状部と、該平板状部の前記排出方向側に設けた突状部と、端部を前記解除位置から前記防止位置に向かう方向に離間する切欠部と、を有し、前記抜け防止部材が前記筐体外部に押し出された状態で前記平板状部のみを覆うカバー部材を有し、前記筐体が、前記抜け防止部材を前記抜け防止部材用挿入口内に挿入した状態で前記切欠部内に挿入される切欠挿入部を有することを特徴とする情報機器媒体挿入機器に存する。
請求項1記載の発明によれば、情報記憶媒体用挿入口から情報記憶媒体を挿入して、情報記憶媒体を挿入方向に移動する。伝達手段が、この情報記憶媒体の挿入方向への移動をスライド部材に伝達して、スライド部材が排出方向に移動する。このスライド部材の排出方向への移動に応じてこのスライド部材の排出方向側端部に設けた抜け防止部材が抜け防止部材用挿入口から筐体外部の解除位置に押し出され、押し出された状態で解除位置と防止位置との間でスライド可能になる。抜け防止部材を押し出された状態で解除位置から防止位置にスライドして情報記憶媒体用挿入口を筐体外部から覆うことにより、情報記憶媒体の情報記憶媒体用挿入口からの抜けを防止する。抜け防止部材をスライドして解除位置に戻した後、抜け防止部材用挿入口から筐体内部に挿入すると、スライド部材が挿入方向に移動する。伝達手段が、このスライド部材の挿入方向に向かう移動を情報記録媒体に伝達して、情報記録媒体が排出方向に移動して、情報記憶媒体を情報記憶媒体用挿入口から排出する。
従って、抜け防止部材にスライドボタンとイジェクトボタンとの双方の機能を持たせることにより、スライドボタンとイジェクトボタンとを別々の場所に設ける必要がない。このため、抜け防止部材を用いて抜け防止部材を防止位置から解除位置にスライドさせる解除操作及びスライド部材を挿入方向に移動させる排出操作の双方を行うことができ、片手で簡単に解除操作及び排出操作を行うことができる。しかも、抜け防止部材が防止位置にあるときは、抜け防止部材と抜け防止部材用挿入口の位置がずれるため、抜け防止部材を抜け防止部材用挿入口から挿入することが不可能とすることができ、スライド部材の挿入方向への移動も不可能とすることができるので、規制部材を追加する必要もない。
また、請求項1記載の発明によれば、抜け防止部材が、筐体外面と平行な平板状部と、平板状部の排出方向側に設けた突状部とを有する。カバー部材は、抜け防止部材が筐体外部に押し出された状態で平板状部のみを覆う。従って、突状部はカバー部材に覆われていないので操作が可能となる。また、平板状部がカバー部材に覆われているため、抜け防止部材がスライド部材から外れてしまうことを防止する。
また、請求項1記載の発明によれば、抜け防止部材が挿入方向に貫通しかつ端部を解除位置から防止位置に向かう方向に離間する切欠部が形成される。筐体が抜け防止部材を抜け防止部材用挿入口内に挿入した状態で切欠部内に挿入される切欠挿入部を有する。以上の構成によれば、抜け防止部材を防止位置にスライドしたとき、抜け防止部材の切欠部よりも解除位置側の部分が切欠挿入部と対向する。このため、防止位置において抜け防止部材を挿入方向に押しても、切欠挿入部と抜け防止部材の切欠部よりも解除位置側の部分とが当接して抜け防止部材の挿入方向への操作が不可能となる。
請求項記載の発明は、前記抜け防止部材を前記解除位置から前記防止位置に向かう方向に付勢する弾性部材を有することを特徴とする請求項1記載の情報記憶媒体挿入機器に存する。
請求項記載の発明によれば、弾性部材が解除位置から防止位置に向かう方向に付勢する。従って、情報記憶媒体の挿入に応じてスライド部材が排出方向に移動し、抜け防止部材が抜け防止部材用挿入口から筐体外部に押し出されると、弾性部材の付勢力により抜け防止部材が自動的に防止位置にスライドする。
請求項4記載の発明は、前記抜け防止部材が、端部を前記解除位置から前記防止位置に向かう方向に離間する切欠部を有し、前記筐体が、前記抜け防止部材を前記抜け防止部材用挿入口内に挿入した状態で前記切欠部内に挿入される切欠挿入部を有することを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の情報記憶媒体挿入機器に存する。
請求項4記載の発明によれば、抜け防止部材が挿入方向に貫通しかつ端部を解除位置から防止位置に向かう方向に離間する切欠部が形成される。筐体が抜け防止部材を抜け防止部材用挿入口内に挿入した状態で切欠部内に挿入される切欠挿入部を有する。以上の構成によれば、抜け防止部材を防止位置にスライドしたとき、抜け防止部材の切欠部よりも解除位置側の部分が切欠挿入部と対向する。このため、防止位置において抜け防止部材を挿入方向に押しても、切欠挿入部と抜け防止部材の切欠部よりも解除位置側の部分とが当接して抜け防止部材の挿入方向への操作が不可能となる。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、抜け防止部材にスライドボタンとイジェクトボタンとの双方の機能を持たせることにより、スライドボタンとイジェクトボタンとを別々の場所に設ける必要がない。このため、抜け防止部材を用いて抜け防止部材を防止位置から解除位置にスライドさせる解除操作及びスライド部材を挿入方向に移動させる排出操作の双方を行うことができ、片手で簡単に解除操作及び排出操作を行うことができる。しかも、抜け防止部材が防止位置にあるときは、抜け防止部材と抜け防止部材用挿入口の位置がずれるため、抜け防止部材を抜け防止部材用挿入口から挿入することが不可能とすることができ、スライド部材の挿入方向への移動も不可能とすることができるので、規制部材を追加する必要もないので、信頼性及び組付性の向上を図りつつ、解除操作、排出操作を簡単に行えると共に、無理なスライド部材の移動による破損を防止する。
また、請求項1記載の発明によれば、突状部はカバー部材に覆われていないので操作が可能となる。また、平板状部がカバー部材に覆われているため、抜け防止部材がスライド部材から外れてしまうことを防止するので、より信頼性の向上を図ることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、抜け防止部材を防止位置にスライドしたとき、抜け防止部材の切欠部よりも解除位置側の部分が切欠挿入部と対向する。このため、防止位置において抜け防止部材を挿入方向に押しても、切欠挿入部と抜け防止部材の切欠部よりも解除位置側の部分とが当接して抜け防止部材の挿入方向への操作が不可能となるので、より確実に防止位置において抜け防止部材の排出操作を不能とすることができる。
請求項記載の発明によれば、情報記憶媒体の挿入に応じてスライド部材が排出方向に移動し、抜け防止部材が抜け防止部材用挿入口から筐体外部に押し出されると、弾性部材の付勢力により抜け防止部材が自動的に防止位置にスライドするので、ユーザが抜け防止部材の押し出された位置から防止位置へのスライド操作を行う必要がなく、より一層操作性及び信頼性の向上を図ることができる。
以下、本発明の情報記憶媒体挿入機器の一実施の形態を図面を参照して説明する。なお、従来の技術のところで説明したものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
ここで、図1は本発明の挿入機器としてのデジタルタコグラフの概観の一例を示す斜示図である。図2は、図1に示すデジタルタコグラフのフロントケース1の正面図である。図3は、図1に示すデジタルタコグラフのカード排出時の内部機構を示す図である。図4は図1に示すデジタルタコグラフのカード挿入時、かつスライドイジェクトボタンが解除位置にある時の内部機構を示す図である。図5は図1に示すデジタルタコグラフのカード挿入時で、かつスライドイジェクトボタンが防止位置にある時の内部機構を示す図である。図6(A)及び(B)は各々、図1に示すスライドイジェクトボタン16が解除位置及び防止位置にあるときのフロントケース1の部分正面図である。図7は、スライドイジェクトボタン16とカバー18との関係を示す図である。
同図に示すように、車両等に搭載される電気機器であるデジタルタコグラフは、フロントケース1、上ケース2及び下ケース3により箱状の筐体全体の外形が構成されている。この筐体の内部には、情報記憶媒体であるカード4用のカードコネクタ装置等の製品内機が収容されている。なお、上記フロントケース1、上ケース2及び下ケース3は例えば、プラスティックで形成される。
図2に示すように、上記フロントケース1の前面には、スイッチ11、ディスプレイ12、ランプ13、情報記憶媒体用挿入口であるカード用挿入口14及びスライドイジェクトボタン16等が配設されている。スイッチ11は図2に示すように例えば、終了スイッチ11A、切替スイッチ11B、Aスイッチ11C、Bスイッチ11D等であり、これによりデジタルタコグラフの立ち上げ、機能切替等が指令入力される。ディスプレイ12は、運行情報等を表示する。ランプ13は例えば、OK(正常)表示用ランプ13A、ALM(警報)表示用ランプ13B、CARD(カードデータ処理中)表示用ランプ13C等である。
図1に示すようにカード用挿入口14は、フロントケース1の前面部にスリット状に形成され、筐体内に収容される前記カードコネクタ装置に装着される上記カード4が図中矢印で示す方向から挿入される。そして、このカード用挿入口14は、フロントケース1の前面部の裏側から、このカード用挿入口14を開又は閉状態にする後述するシャッター(不図示)により覆われている。
また、図3〜図5に示すように、上述した筐体内に設けられる基板に実装されるカードコネクタ装置20は、筐体本体内に収容された図示しないカード4の読出・書込装置と接続させるコネクタ21と、カード4の挿入方向I及び排出方向Oに沿ってスライド可能なスライド部材23とを備えている。
さらにカードコネクタ装置20は、トレイ22及び伝達部材24を備えている。このトレイ22及び伝達部材24は、伝達手段として働き、スライド部材23の挿入方向Iに向かう移動をカード4に伝達してカード4を排出方向Oに移動させる。この結果、カード4はその全体が筐体内部に挿入され、かつカード4とコネクタ21とが接続される挿入位置S2(図4及び図5)からその一部がカード用挿入口14から排出される排出位置S1(図3)に向かう排出方向Oに移動される。トレイ22及び伝達部材24は、さらにカード4の排出位置S1から挿入位置S2に向かう挿入方向Iへの移動を伝達してスライド部材23を排出方向Oに移動させる。
上述したトレイ22は、カード用挿入口14から挿入されたカード4が装着され、挿入方向I、排出方向Oにスライド可能に設けられている。また、伝達部材24は、スライド部材23の挿入方向Iに向かう移動を伝達してトレイ22を排出方向Oに移動させると共にカード4の挿入に応じたトレイ22の挿入方向Iの移動を伝達してスライド部材23を排出方向Oに移動する。
カードコネクタ装置20はさらに、スライド部材23の排出方向O側端部に取り付けられ、このスライド部材23の排出方向Oに向かう移動に応じて筐体に設けたボタン用挿入口17から筐体外部に押し出され、該押し出された解除位置(図4、図6(A))と筐体外部からカード用挿入口14を覆いカード4のカード用挿入口14からの抜けを防止する抜け防止位置(図4、図6(B))との間でスライド部材23に対してフロントケース1外面に沿ってスライド可能に設けたスライドイジェクトボタン(=抜け防止部材)16とを備えている。ボタン用挿入口17はフロントケース1のカード用挿入口14と隣接する位置に設けられている。上記解除位置においてスライドイジェクトボタン16は、カード用挿入口14を覆わず、カード用挿入口14に対するカードの挿入又は排出を許可する。
また、カードコネクタ装置20は、その本体がプラスチックで形成されており、その内側にはトレイ22がスライド可能に填め込まれるガイド溝と、金属で形成された伝達部材24を軸支するボス25と、を有している。そして、トレイ22は伝達部材24が係止する係止片22aを有し、コネクタ21寄りの一端は、コネクタ21に接続されたカード4をコネクタ21から外して図中矢印Oで示す排出方向Oに移動させるためにフック状になっている。
伝達部材24は、ボス25が回動自在に嵌合される嵌合孔24aと、プラスチックで形成されたスライド部材23を係止するための係止孔24bと、トレイ22が図中矢印Iで示す挿入方向Iに移動したときにその係止片22aと係止する挿入用係止部24cと、トレイ22を排出方向Oに移動させるときにその係止片22aと係止する排出用係止部24dと、を有している。そして、スライド部材23に形成された貫通孔23aと伝達部材24の係止孔24bとをビス等で係止している。
また、カードコネクタ装置20はさらに、スライドイジェクトボタン16を解除位置から防止位置に向かう防止方向Dに付勢するコイルバネ(図示せず)をさらに備えている。このコイルバネは、例えば、一端をフロントケース1に固定し、他端をスライドイジェクトボタン16に固定して取り付けられる。
次に、挿入及び排出時のカードコネクタ装置20の動作を説明する。カード用挿入口14からカード4を挿入しカード4が排出位置S1に達するとトレイ22に装着される(図3)。カード4をさらに挿入すると、このカード4によってトレイ22が挿入方向Iに向かって押し込まれ、ガイド溝を挿入方向Iに移動する。カード4が挿入位置S2に達するとカード4がコネクタ21と接続される。また、上述したようにトレイ22が挿入方向Iに移動すると、トレイ22の係止片22aと伝達部材24の挿入用係止部24cが接触し、伝達部材24が嵌合孔24aを中心として時計回りに回動することで、スライド部材23は排出方向Oに移動される。
スライド部材23の排出方向Oへの移動に応じてこのスライド部材23の排出方向O側の端部に取り付けたスライドイジェクトボタン16がボタン用挿入口17からフロントケース1外部の解除位置に押し出され、スライドイジェクトボタン16がスライド部材23に対して前記解除位置と前記防止位置との間でスライド可能になる(図4)。そして、コイルバネの付勢力によりスライドイジェクトボタン16は押し出された解除位置(図4)から防止位置(図5)に自動的にスライドして、カード用挿入口14をフロントケース1外部から覆う。これにより、カード4のカード用挿入口14からの抜けを防止することができる。
また、スライドイジェクトボタン16が防止位置にあるときはスライドイジェクトボタン16とボタン用挿入口17との位置がずれるため、スライドイジェクトボタン16をボタン用挿入口17から挿入することが不可能となり、スライド部材23の挿入方向Iへの移動も不可能となる。このため、スライドイジェクトボタン16によってカード4の排出が阻止されている状態で、カード4が無理にカード用挿入口14から排出されることがなくなるため、カードコネクタ装置の破損を防止することができる。
次に、スライドイジェクトボタン16を解除方向R(図5)にスライド操作して解除位置(図4)に戻す解除操作を行った後、ボタン用挿入口17内に挿入する。スライドイジェクトボタン16の防止方向D側の外周は、このボタン用挿入口17の防止方向D側の内周縁によって係止されて、解除状態が保持される。また、スライドイジェクトボタン16のフロントケース1内部への挿入によって、スライドイジェクトボタン16がスライド部材23を押してスライド部材23が挿入方向Iに移動する。
このスライド部材23の挿入方向Iへの移動に応じて伝達部材24が嵌合孔24aを中心として反時計回りに回動することで、伝達部材24の排出用係止部24dが排出方向Oに移動し、トレイ22の係止片22aに係止すると、トレイ22が前記ガイド溝を排出方向Oに移動する。そして、その移動に応じて前記カード4がコネクタ21から外れ、カード4はトレイ22によって排出位置S1に押し出され、カード4の一部がカード用挿入口14から排出される。
また、フロントケース1においてスライドイジェクトボタン16の解除状態を保持するボタン用挿入口17の内周縁を形成する部分の厚さl1(図3)は、スライドイジェクトボタン16の筐体内への挿入距離l2と同じ、または挿入距離l2より大きく設けられている(図3ではl1=l2)。これにより、筐体内に挿入されたスライドイジェクトボタン16がコイルバネの付勢力によって防止方向Dに移動しないようにしている。
上述したデジタルタコグラフによれば、スライドイジェクトボタン16にスライドボタンとイジェクトボタンとの双方の機能を持たせることにより、スライドボタンとイジェクトボタンとを別々に設ける必要がないので、信頼性及び組付性の向上を図ることができる。また、スライドイジェクトボタン16を用いてスライドイジェクトボタン16を防止位置から解除位置に移動させる解除操作及びスライド部材23を挿入方向Iに移動させる排出操作の双方を行うことができ、片手で解除操作及び排出操作を行うことができる。しかも、スライドイジェクトボタン16が防止位置にあるときはスライドイジェクトボタン16とボタン用挿入口17の位置がずれるため、スライドイジェクトボタン16をボタン用挿入口17から挿入することが不可能となり、スライド部材23の挿入方向Iへの移動も不可能となるので、解除操作、排出操作を簡単に行えると共に、無理なスライド部材23の移動による破損を防止することができる。
また、上述したデジタルタコグラフによれば、カード4の挿入に応じてスライド部材23が排出方向Oに移動し、スライドイジェクトボタン16がボタン用挿入口17から筐体外部の解除位置に押し出されると、コイルバネの付勢力によりスライドイジェクトボタン16が自動的に防止位置にスライドするので、ユーザがスライドイジェクトボタン16の解除位置から防止位置へのスライド操作を行う必要がなく、より一層操作性及び信頼性の向上を図ることができる。
また、上述したスライドイジェクトボタン16は、フロントケース1の外面と平行な平板状部16aと、平板状部16aの挿入方向I側に設けられ、スライド部材23に対して解除位置と防止位置との間をスライド可能となるようにスライド部材23が嵌め込まれる嵌込部16bと、この平板状部16aの排出方向O側に設けられた突状の突状部であるボタン部16cとを備えている。ボタン部16cは、図3〜図4に示すように、解除方向Rに向かうに従って平板状部16aから離れる傾斜が設けられている。これにより、解除方向Rに指が引っかかりやすく、解除操作が行い易いようになっている。
また、デジタルタコグラフには、図7に示すように、スライドイジェクトボタン16がフロントケース1外部に押し出された状態で平板状部16aのみを覆うカバー部材であるカバー18をさらに備えている。カバー18にはボタン部16cを露出するための切欠が形成されている。これにより、ボタン部16cはカバー18に覆われていないので操作が可能となる。また、平板状部16aはカバー18に覆われているため、スライドイジェクトボタン16がスライド部材23から外れてしまうことを防止し、より信頼性の向上を図ることができる。このカバー18は例えばネジなどによってフロントケース1に取り付けてもよいし、フロントケース1と一体形成してもよい。
さらに上述したスライドイジェクトボタン16は、図6に示すように、その平板状部16bに挿入方向Iに貫通しかつ端部をスライド方向Y1に離間する切欠部16dが形成されている。また、フロントケース1には、ボタン用挿入口17の周縁の一部となり、図6(B)に示すように、スライドイジェクトボタン16をボタン用挿入口17内に挿入した状態で切欠部16d内に挿入される切欠挿入部1aが設けられている。
以上の構成によれば、図6(B)に示すように、スライドイジェクトボタン16を防止位置にスライドしたとき、スライドイジェクトボタン16の切欠部16dよりも解除位置側の平板状部16aが切欠挿入部1aと対向する。このため、防止位置においてスライドイジェクトボタン16を挿入方向Iに押しても、切欠挿入部1aとスライドイジェクトボタン16の切欠部16dよりも解除位置側の平板状部16aが当接してスライドイジェクトボタン16の挿入方向Iへの操作が不可能となる。つまり、スライドイジェクトボタン16の解除位置側の一部がボタン用挿入口17に挿入されて、スライド部材23が操作されてしまうことを防止することができ、より確実に防止位置においてスライドイジェクトボタン16の排出操作を不能にすることができる。
なお、上述した実施形態では、伝達手段として嵌合孔24aを中心として回転するアーム状の伝達部材24を用いていたが、例えば、歯車及び歯車と噛み合う溝が形成されると共に歯車を挟んで配置され、歯車の回転に応じて一方が一方向に他方が逆方向に移動する一対のラックから構成するものであってもよい。詳しくは、この一対のラックの移動方向をカード4の排出方向O及び挿入方向Iと平行に配置し、一方のラックにトレイ22を取り付け、他方のラックでスライド部材23を取り付ければ、スライド部材23の挿入方向Iへの移動に押されて他方のラックが挿入方向Iに移動し、歯車を回転させると、この歯車の回転に応じて一方のラックが排出方向Oに移動してトレイ22を介してカード4を排出方向Oに移動させる。また、カード4を挿入方向Iに移動に押されてトレイ22を介して一方のラックが挿入方向Iに移動し、歯車を逆回転させると、この歯車の逆回転に応じて他方のラックが排出方向Oに移動してスライド部材23を排出方向Oに押し出すことができる。
また、上述した実施形態では、伝達手段としてトレイ22及び伝達部材24を用いて機械的にカード4の移動をスライド部材23に、スライド部材23の移動をカード4に伝達していたが、本発明はこれに限ったものではなく、例えば、ソレノイドコイルなどを用いて電気的な手段で伝達するようにしてもよいし、電気的な伝達手段と機械的な伝達手段とを組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態では、スライドイジェクトボタン16を解除位置から防止位置に向かう方向に付勢する弾性部材としてコイルバネを用いていたが、本発明はこの構成に限ったものではなく、弾性部材としては例えばスプリングなどスライドイジェクトボタン16を解除位置から防止位置に向かう方向に付勢できるものであればよい。
また、上述した実施形態では、スライドイジェクトボタン16に設けた切欠部16dとこの切欠部16dに対応して設けたフロントケース1の切欠挿入部1aとしては図面上下方向にそれぞれ2つ設けていたが、本発明はこの構成に限ったものでなく、1つであっても、3つ以上設けてもよい。
また、情報記憶媒体としてはメモリカードでもICカードでも磁気ディスクや、CDなどの光ディスクであってもよい。また、上述した実施形態ではデジタルタコメータに適用した例について説明していたが、例えばETC車載器などの情報記憶媒体が挿入される機器であれば適用することができる。また、上述した実施形態では、カード4が挿入位置にあるときカード4がコネクタ21と接続する構成になっていたが、本発明はこれに限らず、カード4を全体が筐体内部に挿入される挿入位置S2と一部がカード用挿入口14から排出する排出位置S1との間で移動できる機器であればよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の挿入機器としてのデジタルタコグラフの概観の一例を示す斜示図である。 図1に示すデジタルタコグラフのフロントケース1の正面図である。 図1に示すデジタルタコグラフのカード挿入時の内部機構を示す図である。 図1に示すデジタルタコグラフのカード挿入時、かつスライドイジェクトボタンが解除位置にある時の内部機構を示す図である。 図1に示すデジタルタコグラフのカード挿入時で、かつスライドイジェクトボタンが防止位置にある時の内部機構を示す図である。 (A)及び(B)は各々、図1に示すスライドイジェクトボタン16が解除位置及び防止位置にあるときのフロントケース1の部分正面図である。 スライドイジェクトボタン16とカバー18との関係を示す図である。 従来の挿入機器の概観の一例を示す斜示図である。 図8に示す挿入機器のフロントケース1の正面図である。 従来のカードコネクタ装置20のカード挿入時の内部機構を示す図である。 従来のカードコネクタ装置20のカード排出時の内部機構を示す図である。
符号の説明
1 フロントケース(筐体)
1a 切欠挿入部
2 上ケース(筐体)
3 下ケース(筐体)
4 カード(情報記憶媒体)
14 カード用挿入口(情報記憶媒体用挿入口)
16 スライドイジェクトボタン(抜け防止部材)
16a 平板状部
16c ボタン部(突状部)
16d 切欠部
17 ボタン用挿入口(抜け防止部材用挿入口)
18 カバー(カバー部材)
22 トレイ(伝達手段)
23 スライド部材(スライド部材)
24 伝達部材(伝達手段)

Claims (2)

  1. 情報記憶媒体が挿入される情報記憶媒体用挿入口が形成された筐体と、前記情報記憶媒体の挿入方向及び排出方向に沿ってスライド可能なスライド部材と、前記スライド部材の前記挿入方向に向かう移動を伝達して前記情報記憶媒体を排出方向に移動させると共に、前記情報記憶媒体の挿入方向に向かう移動を伝達して前記スライド部材を排出方向に移動する伝達手段と、前記スライド部材の前記排出方向側端部に取り付けられ、前記スライド部材の前記排出方向に向かう移動に応じて前記筐体に設けた抜け防止部材用挿入口から前記筐体外部における前記情報記憶媒体用挿入口からの前記情報記憶媒体の挿入又は排出を許可する解除位置に押し出され、該押し出された状態で前記解除位置と前記情報記憶媒体用挿入口を覆う抜け防止位置との間で前記スライド部材に対してスライド可能に設けられた抜け防止部材を有し、前記抜け防止位置にある前記抜け防止部材を前記挿入方向に押すと前記抜け防止部材が前記筐体に当接して前記スライド部材の挿入方向の移動を規制する情報記憶媒体挿入機器において、
    前記抜け防止部材が、前記筐体外面と平行な平板状部と、該平板状部の前記排出方向側に設けた突状部と、端部を前記解除位置から前記防止位置に向かう方向に離間する切欠部と、を有し、
    前記抜け防止部材が前記筐体外部に押し出された状態で前記平板状部のみを覆うカバー部材を有し、
    前記筐体が、前記抜け防止部材を前記抜け防止部材用挿入口内に挿入した状態で前記切欠部内に挿入される切欠挿入部を有することを特徴とする情報機器媒体挿入機器。
  2. 前記抜け防止部材を前記解除位置から前記防止位置に向かう方向に付勢する弾性部材を有することを特徴とする請求項1記載の情報機器媒体挿入機器。
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