JP3797857B2 - ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中心穴を有するディスクが装填されて、このディスクの中心穴が回転テーブルに保持される薄型構造化が可能なディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来のディスク装置のディスククランプ手段を示す拡大断面図である。
【0003】
回転テーブル1はスピンドルモータ2の回転軸2aに固定されて、回転テーブル1がスピンドルモータ2により回転駆動される。前記回転テーブル1には、ディスク受け部1aと突部1bとが一体に形成されている。前記回転テーブル1に対向するクランプ部材3はクランプアーム4に回転自在に支持されている。
【0004】
前記クランプアーム4が上方へ回動してクランプ部材3と回転テーブル1とが離れた状態で、移送ローラ5で移送されたディスクDが、回転テーブル1とクランプ部材3との間に供給される。ディスクDの中心穴D1が突部1bと一致する位置でディスクDが位置決めされると、クランプアーム4が下降して回転テーブル1のディスク受け部1aとクランプ部材3とでディスクDの中心穴D1の周囲部分が挟持される。
【0005】
図13に示すように、回転テーブル1にディスクDがクランプされた状態で、スピンドルモータ2によりディスクDが回転駆動されて、ディスクDに対向するヘッドにより情報が再生され、または情報が記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図13に示す従来のディスククランプ手段では、回転テーブル1の上にクランプ部材3が対向しているため、ディスククランプのための機構として、スピンドルモータ2の厚さ寸法、回転テーブル1の厚さ寸法、およびクランプ部材3の厚さ寸法を加算した以上の高さ寸法が必要である。よって、全体の高さ寸法が大きく、薄型化に限界がある。
【0007】
またディスククランプ手段として、前記回転テーブル1の突部1bに、ディスクDの中心穴D1の周縁部に弾性的に加圧されるディスク保持手段を設けたいわゆるセルフチャッキング方式のものがある。このセルフチャッキング方式の回転テーブルを用いると、クランプ部材3を設けることが不要になり、ディスククランプ手段の薄型化が可能である。
【0008】
しかし、前記セルフチャッキング方式の回転テーブルを用いたものでは、ディスクの中心穴の周囲部分を回転テーブルのディスク受け部に押し付けて、前記ディスク保持手段をディスクの中心穴に弾性的に嵌合させるための押し付け手段が必要になる。よって、ディスククランプ手段の構造が複雑になる。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、セルフチャッキング方式の回転テーブルを用いて、簡単な構造でディスクをクランプでき、しかも全体の構造を薄型化できるディスク装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筐体と、ディスクの面を受けるディスク受け部、ディスクの中心穴に挿入される突部、およびディスクの中心穴に弾性的に加圧されるディスク保持手段を有して前記筐体内に設けられた回転テーブルと、
前記筐体に固定された板材に形成され、または前記板材に設けられて、前記回転テーブルの前記ディスク受け部に対向する押圧部材と、
前記回転テーブルと前記板材との間に形成された通過空間内にディスクを移送する移送ローラと、
前記移送ローラで移送されるディスクの中心穴が前記回転テーブルに対向した後に、前記回転テーブルを前記押圧部材に接近する方向へ駆動して、前記ディスク保持手段でディスクの中心穴を保持させる加圧駆動手段と、が設けられ、
ディスクが前記回転テーブルで保持された後に、ディスクを保持した回転テーブルが前記押圧部材から離れる方向へ前記加圧駆動手段によって駆動されるとともに、前記移送ローラがディスクから離れる位置へ移動させられることを特徴とするものである。
【0011】
本発明では、セルフチャッキング方式の回転テーブルを用い、この回転テーブルと押圧部材とを接近させるだけでディスクを回転テーブルに保持させることができる。そして、ディスクを保持した回転テーブルと押圧部材とを離間させることで、ディスクを回転駆動できるようになる。よって構造が簡単で且つ薄型のディスククランプ手段を実現できる。
【0013】
この場合に、前記板材には穴が形成されて、この穴の外周部分が前記押圧部材とされ、または前記外周部分に前記押圧部材が設けられており、前記回転テーブルの前記突部が前記穴内に挿入されたときに、前記回転テーブルの前記ディスク受け部と前記押圧部材とでディスクが挟まれる構造が好ましい。
【0014】
このように押圧部材を板材で構成することで、または押圧部材を板材に取付けることで、ディスククランプ手段を薄型に構成できる。また押圧部材をガイド板として兼用することで、構成部品数を削減できる。
【0015】
また本発明は、ディスクの情報を再生しおよび/または情報を記録するヘッドと、前記回転テーブルとを支持する駆動シャーシが設けられ、前記ディスク保持手段でディスクの中心穴を保持した後に、前記回転テーブルを前記押圧部材から離し、回転テーブルにディスクを保持した状態で前記駆動シャーシを筐体の奥側へ移動させる案内部が設けられているものであってもよい。
【0016】
例えば、前記駆動シャーシは、回転テーブルが前記押圧部材に対向するクランプ位置と、前記クランプ位置よりも筐体の奥側へ移動する駆動位置との間で移動するものであり、
前記駆動シャーシが前記クランプ位置にあるときに、ディスクの一部が筐体の挿入・排出口から外に突出している状態で、ディスクの中心穴が前記ディスク保持手段で保持可能とされ、
前記駆動シャーシが前記駆動位置に移動したときに、回転テーブルに保持されたディスクが筐体内に完全に収納される。
【0017】
このように、挿入・排出口から挿入されたディスクを回転テーブルにセルフチャッキングし、そのまま駆動シャーシを移動させてディスクを引き込むことにより、ディスクを確実に筐体内に収納できるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1(A)は本発明のディスク装置の実施の形態を示す斜視図、図1(B)は前記ディスク装置の駆動ユニットを示す斜視図、図2はクランプ解除部材の好ましい例を示す部分斜視図、図3は前記ディスク装置に大径のディスクが装填される状態を示す平面図、図4は前記ディスク装置に小径のディスクが装填される状態を示す平面図、図5はディスクを案内しているときの拡大断面図、図6はディスクをクランプするときの部分拡大断面図、図7はディスクのクランプ完了を示す部分拡大断面図である。
【0023】
図1以下に示すディスク装置の筐体10は、上部が開放された箱体形状の本体シャーシ11と、この本体シャーシ11の上部に固定された板材12とを有している。本体シャーシ11の前面には、横方向に長く延びる挿入・排出口13が開口している。この挿入・排出口13から、直径が12cmの大径ディスクDaと、直径が8cmの小径ディスクDbとが挿入可能である。各ディスクDa、Dbは、CD、DVDなどの再生専用ディスクあるいは再生および記録が可能なディスクである。
【0024】
前記板材12は、矩形状に開口する窓14を有しており、前記窓14の前方側において前記板材12にガイド板15が一体に形成されている。前記ガイド板15には円形の穴16が開口している。図5に示すように、前記ガイド板15の前記穴16の外周部分15aの下面には、薄い樹脂板で形成された押圧パッド(押圧部材)17が固定されている。前記ガイド板15の前記外周部分15aと前記押圧パッド17とで押圧部18が形成されている。なお、前記押圧パッド17が設けられず、前記ガイド板15そのものが前記押圧部材とされてもよい。
【0025】
前記本体シャーシ11では、前記挿入・排出口13の内側に移送手段を構成する移送ローラ21が設けられている。移送ローラ21はローラ軸22の外周に装着されたものであり、本体シャーシ11内には前記ローラ軸22および移送ローラ21を駆動する移送モータが設けられている。
【0026】
前記移送ローラ21は、図5および図6に示すように、前記押圧パッド17とでディスクDaまたはDbを挟持できる挟持位置(i)と、図7に示すように、前記押圧パッド17ならびにディスクDaまたはDbから下方向へ離れる退避位置(ii)との間で移動可能である。本体シャーシ11内には前記移送ローラ21を前記挟持位置(i)と退避位置(ii)との間で移動させる移動機構(図示せず)が設けられている。
【0027】
前記本体シャーシ11内には駆動ユニット25が設けられている。この駆動ユニット25は、上部が開放された箱体形状の駆動シャーシ26を有している。前記駆動シャーシ26には、スピンドルモータ27が設けられ、このスピンドルモータ27の回転軸27aに回転テーブル28が固定されている。
【0028】
図5に示すように、前記回転テーブル28は、中央にディスクの中心穴に装着される突部28aが設けられ、外周フランジの上面にはディスク受け部28bが形成されている。前記突部28aの上部側の外周部には、複数箇所(例えば円周方向へ等角度に配置された3箇所または4箇所)にディスク保持手段29が設けられている。このディスク保持手段29は、球状の加圧体29aとこの加圧体29aを突部28aの外周から突出する方向へ付勢する圧縮コイルスプリングによる付勢部材29bとを有している。
【0029】
図1(B)に示すように、前記駆動シャーシ26には光ヘッド31が設けられている。この光ヘッド31は、ディスクの半径方向に沿ってα方向へ移動自在であり、駆動シャーシ26上には光ヘッド31を前記α方向へ移動させるスレット機構(図示せず)が搭載されている。
【0030】
前記光ヘッド31は、内部に発光素子、受光素子および各種光学素子が収納されており、その上面には検出光または記録用光をディスクの記録面に集光させる対物レンズ32が設けられている。
【0031】
図1(B)に示すように、前記駆動シャーシ26の装置奥側の縁部上面には、大径ディスク用の位置決め部材(位置決めピン)34,34が間隔を開けて固定されている。
【0032】
前記位置決め部材34と位置決め部材34との間には、小径ディスク用の位置決め手段35が設けられている。この位置決め手段35は、軸36に回動部材37が回動自在に支持されており、この回動部材37の上面に一対の位置決め部材(位置決めピン)38,38が間隔を開けて固定されている。そして前記回動部材37は図示しない付勢手段によりβ1方向、すなわち位置決め部材38,38が駆動シャーシ26上に垂直に延びる姿勢となる方向へ付勢されている。
【0033】
前記駆動シャーシ26内には、ストッパ41がα方向へ移動自在に設けられ、このストッパ41はスプリング42によりα2方向へ付勢されている。ストッパ41がα2方向へ移動しているとき、ストッパ41が前記回動部材37の回動支点よりも下側に掛止され、この状態で回動部材37のβ2方向への回動が規制される。
【0034】
前記光ヘッド31にはα1方向に延びる解除部材43が設けられており、光ヘッド31がα1方向へ移動し、対物レンズ32がディスクDa,Dbのデータ記録領域の内周端よりもさらに内周側(α1方向)へ移動するときに、前記解除部材43によりストッパ41がα1方向へ押されて、ストッパ41と回動部材37の係合が外れる。
【0035】
また、駆動シャーシ26にはクランプ解除部材45が設けられ、このクランプ解除部材45は軸46を支点として上方に向けて回動自在に支持されている。クランプ解除部材45の上部には、ディスクを上方へ押上げる解除突起45a,45aが設けられている。
【0036】
前記クランプ解除部材45には駆動ピン49が固定されている。前記駆動シャーシ26の前面には、駆動板47がα方向へ摺動自在に支持されており、この駆動板47には、前記駆動ピン49を案内する駆動穴48が形成されている。駆動板47がα1方向へ移動すると、前記駆動穴48の傾斜部48aによって駆動ピン49が持ち上げられて、前記解除突起45a,45aによりディスクが上方へ持ち上げられる。
【0037】
前記駆動ユニット25の前記駆動シャーシ26の両側端面には、それぞれ一対の案内ピン51,51が固定されている。前記本体シャーシ11の両側面には案内穴52,52が形成されており、前記案内ピン51,51は前記案内穴52,52内に内側から挿通されている。前記案内穴52,52は、γ1−γ2方向へ延びる水平案内部52aと、本体シャーシ11の高さ方向に延びる加圧案内部52bを有している。
【0038】
本体シャーシ11の側板の外側には加圧駆動手段を構成する加圧駆動部材53がγ方向へ移動自在に支持されている。この加圧駆動部材53には駆動穴54が形成されており、前記案内ピン51はこの駆動穴54内に挿入されている。
【0039】
加圧駆動部材53がγ1方向へ移動すると、駆動穴54の傾斜している加圧部54aによって案内ピン51が前記加圧案内部52bに沿って持ち上げられる。また加圧駆動部材53がγ2方向へ移動するときに、駆動穴54の移送部54bによって案内ピン51が水平案内部52aに沿って押され、駆動ユニット25が装置奥方向(γ2方向)へ移動させられる。
【0040】
次に前記ディスク装置の動作について説明する。
図3は直径12cmの大径ディスクDaが装着される動作を示す。ディスクが挿入されていない待機状態では、図1(A)に示す加圧駆動部材53がγ1方向へ移動し、案内ピン51が案内穴52の水平案内部52aのγ1側の前端で、且つ垂直に延びる加圧案内部52bの下端に位置している。よって、駆動ユニット25は図3に示すクランプ位置(iii)に停止して、回転テーブル28の突部28aがガイド板15に形成された穴16に対向している。また、図5に示すように、回転テーブル28の突部28aの上端とガイド板15との間にはディスクの通過空間が形成されている。
【0041】
大径ディスクDaが挿入・排出口13から挿入され、そのディスクの挿入が検知されると、図5に示すように、挟持位置(i)に上昇している移送ローラ21がモータにより時計方向へ駆動され、大径ディスクDaは移送ローラ21と押圧パッド17とで挟持されてγ2方向へ移送される。
【0042】
前記挿入・排出口13にはディスクの径を検出する光学式の検知手段が設けられている。挿入されたのが大径ディスクDaであることが検知されると、駆動ユニット25内のスレット機構により光ヘッド31がα1方向へ移送される。光ヘッド31はディスクのデータ記録領域の最内周よりもさらに内周側へ移動し、解除部材43によりストッパ41がα1方向へ押し出され、回動部材37の規制が外れる。
【0043】
よって、移送ローラ21により移送される大径ディスクDaの縁部が小径ディスク用の位置決め部材38,38に当たると、ディスクの移送力によって回動部材37がβ2方向へ回動させられ、位置決め部材38,38がディスクの進行方向前方の縁部から外れる。なお、このときさらに回動部材37をβ2方向へ回動させて位置決め部材38,38をディスクDaの記録面から退避させる退避機構が設けられていることが好ましい。そのまま大径ディスクDaが移送されると、大径ディスクDaの縁部が大径ディスク用の位置決め部材34,34に当たって、大径ディスクDaが位置決めされる。この位置決め状態で、大径ディスクDaの中心穴D1が、回転テーブル28の突部28aに対向する。
【0044】
なお、大径ディスクDaが移送されるときに、ガイド板15が上方でディスクをガイドする機能を発揮するため、ディスクが移送中に上方へ大きく振れることなどを防止できる。
【0045】
大径ディスクDaが位置決めされると、図1(A)に示す加圧駆動部材53がさらにγ1方向へ移動し、加圧駆動部材53に形成された駆動穴54の加圧部54aによって案内ピン51が、案内穴52の加圧案内部52bに沿って持ち上げられ、駆動ユニット25が上昇させられる。よって、図6に示すように回転テーブル28の突部28aが大径ディスクDaの中心穴D1内に入り、さらにガイド板15の穴16内に入る。また駆動ユニット25の上昇力により、ディスクDaの中心穴D1の外周部分が、回転テーブル28のディスク受け部28bと押圧パッド17とで挟まれる。そして回転テーブル28に設けられたディスク保持手段29では、付勢部材29bの付勢力を受けている加圧体29aが、中心穴D1の縁部を乗り越えて縁部の上側に加圧され、ディスクの中心穴D1が回転テーブル28に保持される(セルフチャッキングされる)。
【0046】
なお、駆動ユニット25が図3に示すクランプ位置(iii)にあり、大径ディスクDaの中心穴D1が回転テーブル28にクランプされるときには、大径ディスクDaの一部が挿入・排出口13の外側へ突出している。よって大径ディスクDaが挿入・排出口13で支持されている状態で、クランプ動作が行なわれることになって、クランプ時にディスクが上下に大きく動くことを防止できる。また移送ローラ21を設けずに、手で大径ディスクDaを位置決め部材34,34に当たるまで挿入する構造とすることも可能である。
【0047】
ディスククランプが完了すると、図1(A)に示す加圧駆動部材53がγ2方向へ移動する。加圧駆動部材53がγ2方向へ移動すると、駆動穴54の傾斜している加圧部54aによって案内ピン51が前記加圧案内部52bに沿って下降させられ、図7に示すように、大径ディスクDaを保持した回転テーブル28がガイド板15と押圧パッド17から離れる。このとき、移送ローラ21も下降して大径ディスクDaから離れて退避位置(ii)に移動する。
【0048】
さらに加圧駆動部材53がγ2方向へ移動すると、駆動穴54の移送部54bによって案内ピン51が水平案内部52aに沿って押され、駆動ユニット25が装置奥方向(γ2方向)へ移動させられる。そして、図3に示すように、大径ディスクDaが完全に筐体10内に引き込まれる駆動位置(iv)まで移動した時点で駆動ユニット25が停止し、その駆動位置(iv)で、スピンドルモータ27が始動し、回転テーブル28により大径ディスクDaが駆動されて、光ヘッド31によりディスクに記録された情報が再生され、または情報がディスクに記録される。
【0049】
次に、図4に示すように小径ディスクDbが挿入・排出口13から挿入され、移送ローラ21により移送されるときには、挿入・排出口13に設けられた検知手段により小径ディスクDbであると認識される。このとき、クランプ位置(iii)に停止している駆動ユニット25では、光ヘッド31がα1方向へ大きく移動せず、小径ディスク用の位置決め手段35の回動部材37にストッパ41が係合しており、小径ディスク用の位置決め部材38,38が垂直向きの状態で規制されている。
【0050】
よって、移送された小径ディスクDbの前方の縁部が、位置決め部材38,38に当たった時点でディスクが位置決めされ、小径ディスクDbの中心穴D1が回転テーブル28の突部28aに対向する。
【0051】
小径ディスクDbが位置決めされると、大径ディスクDaが位置決めされたときと全く同じ動作が行われ、駆動ユニット25が上昇して、図6に示すように、回転テーブル28の突部28aがディスクの中心穴D1およびガイド板15の穴16内に入り込んで、ディスク保持手段29により小径ディスクDbの中心穴D1が保持される。その後に、図6に示すように、ディスクを保持した回転テーブル28が下降し、さらに駆動ユニット25が装置奥側(γ2方向)へ移動させられる。そして駆動ユニット25が図4に示す駆動位置(v)に至ると、駆動ユニット25が停止し、小径ディスクDbが駆動される。
【0052】
小径ディスクDbがクランプ位置(iii)にある駆動ユニット25にクランプされるときは、小径ディスクDbの一部が挿入・排出口13から突出しているが、駆動ユニット25が図4に示す駆動位置(v)に移動したときには、小径ディスクDbが筐体10内に完全に収納される。ただし、小径ディスクDbを保持したときに駆動ユニット25が停止する駆動位置(v)は、図3に示す大径ディスクDaを保持した駆動ユニット25が停止する駆動位置(iv)よりも挿入・排出口13側に近い位置である。
【0053】
次に、ディスクの排出動作を説明する。
ディスクを排出するときには、大径ディスクDaの場合、小径ディスクDbの場合のいずれであっても、図1(A)に示す加圧駆動部材53がγ1方向へ移動し、駆動ユニット25が案内穴52の水平案内部52aに沿ってクランプ位置(iii)まで戻される。さらに加圧駆動部材53の駆動穴54の加圧部54aによって案内ピン51が加圧案内部52bに沿って持ち上げられる。よって回転テーブル28は図6に示すディスククランプ時と同じ位置に上昇する。また移送ローラ21も挟持位置(i)に移動する。
【0054】
その後に、加圧駆動部材53がわずかにγ2方向へ移動し、加圧駆動部材53の駆動穴54の加圧部54aによって案内ピン51が下降させられ、駆動ユニット25が下降させられる。このとき、ディスクDaまたはDbが移送ローラ21と加圧パッド17とで挟持されたままの状態で、回転テーブル28が図5の位置まで下降するため、ディスク保持手段29の加圧体29aがディスクの中心穴D1から強制的に下向きに抜き出され、ディスクのクランプが解除される。
【0055】
このように、移送ローラ21でディスクを押さえた状態で、回転テーブル28を下降させて、加圧体29aを中心穴D1から抜き出すことが可能であるが、移送ローラ21のみでディスクを押さえると、回転テーブル28を下降させたときに、ディスクの装置奥側部分が下へ曲がって、加圧体29aがディスク中心穴D1から確実に外れないことがある。
【0056】
そこで、この実施の形態では、ディスクを保持した回転テーブル28が図6に示す位置へ上昇したときに、図1(B)に示す駆動板47が、駆動ユニット25内に設けられたモータの動力によりα1方向へ移動させられる。よって駆動板47の駆動穴48の傾斜部48aによって駆動ピン49が持ち上げられ、クランプ解除部材45が軸46を中心として上方へ回動させられる。よってクランプ解除部材45の解除突起45a,45aによりディスクが下から支えられる状態になる。
【0057】
回転テーブル28が下降するとき、ディスクが移送ローラ21と前記解除突起45a,45aとで下から支えられるため、回転テーブル28の加圧体29aをディスクの中心穴D1から確実に抜け出させることができる。
【0058】
回転テーブル28の突部28aが中心穴D1から抜け出ると、移送ローラ21が始動し、ディスクが挿入・排出口13から外部へ排出される。なお、大径ディスクが排出されたときには、図1(B)に示す光ヘッド31がα1方向へ移動し、解除部材43によりストッパ41がα1方向へ移動させられ、回動部材37はスプリングなどの付勢力により、β1方向へ回動して、小径ディスク用の位置決め部材38,38が垂直姿勢に戻る。
【0059】
図2は、前記駆動ユニット25の駆動シャーシ26上に設置される前記クランプ解除部材45のさらに好ましい構造を示す部分斜視図である。
【0060】
図2に示すクランプ解除部材45は図1(B)に示したものと同様に、軸46により駆動シャーシ26に回動自在に支持されている。そして図1(B)に示した駆動板47によって上下方向へ回動させられる。
【0061】
このクランプ解除部材45の先部は、前記回転テーブル28の周囲を囲むアーム形状となっている。そして装置奥側(γ2側)に位置するアーム部分の先部にのみ解除突起45aが設けられている。
【0062】
ディスクDa,Dbが回転テーブル28にクランプされているときには、クランプ解除部材45が下方へ回動しており、解除突起45aがディスクDa,Dbから下方に離れている。ディスクを排出するときには、移送ローラ21が退避位置(ii)から挟持位置(i)に上昇するのと同時に、クランプ解除部材45が上方へ回動して解除位置へ移動する。このとき移送ローラ21と解除突起45aとで同時にディスクDa,Dbが持ち上げられて、ディスクの中心穴D1が回転テーブル28のディスク保持手段29から離脱させられる。
【0063】
移送ローラ21が挟持位置(i)へ上昇したときに、解除突起45aも同じ高さ位置に持ち上げられる。すなわち、移送ローラ21とディスクDとの接触線La(実際には移送ローラの軸方向の両端部とディスクDとが接触するため前記接触線Laは前記接触点を結ぶ線となる)と、解除突起45aがディスクを押圧する押圧箇所Pは同じ高さ位置まで上昇する。
【0064】
よって、ディスクDa,Dbは回転テーブル28から確実に離脱でき、その後に移送ローラ21でディスクが排出されるときに、解除突起45aが移送されるディスクの案内部材として機能することになり、ディスクは水平姿勢のまま挿入・排出口13から排出される。
【0065】
また、図2の例では、前記接触線Laを底辺とし、前記押圧箇所Pを頂点とする仮想三角形Lfを想定したときに、回転テーブル28の突部28aとディスク保持手段29の加圧体29aとが、前記仮想三角形Lfの内部に位置する配置となっている。この配置では、移送ローラ21と解除突起45aとでディスクが持ち上げられたときに、中心穴D1がディスク保持手段29から容易に外れるようになる。
【0066】
また、前記解除突起45aがディスクを押圧する押圧箇所Pは、ディスクの情報記録領域の内周端よりもさらにディスク内周側に設定されている。したがって解除突起45aによってディスクの記録領域が傷つけられることがなく、ディスクの再生動作などに悪影響を与えることがない。
【0067】
なお、図2ではクランプ解除部材45の先部の一方のアーム部にのみ解除突起45aが設けられているが、他方のアーム部の先部45bにも解除突起が設けられていてもよい。
【0068】
図8は参考例を示す透視側面図、図9はディスク移送状態を示す部分拡大断面図、図10はディスククランプ状態を示す部分拡大断面図、図11はディスク駆動状態を示す部分拡大断面図、図12はクランプ解除部材の動作を示す部分拡大断面図である。
【0069】
このディスク装置では、筐体60内に、前記実施の形態と同じスピンドルモータ27および回転テーブル28が設けられている。ただしこの参考例では、前記スピンドルモータ27および回転テーブル28が、筐体60内の所定位置で移動することなく設けられている。そして回転テーブル28は突部28aとディスク受け部28bを有し、突部28aの外周部分にはディスク保持手段29が設けられている。このディスク保持手段29は、球状の加圧体29aと、付勢部材29bとで構成されている。
【0070】
図8に示すように、筐体60内には板材で形成された押圧部材61が設けられており、この押圧部材61の基端は、軸62により回動自在に支持されている。押圧部材61の先部には穴65が形成されている。この穴65は、前記回転テーブル28の突部28aに対向している。また押圧部材61での前記穴65の周囲部分は押圧部66となっている。なお、前記押圧部材61の穴65の周囲下面に樹脂製などの押圧パッド(押圧部材)が別個に固定して設けられていてもよい。
【0071】
前記押圧部材61はスプリング63により力F1で下側へ付勢され、スプリング64により力F2で上方へ付勢されている。図8はディスクを駆動している状態を示しているが、このとき押圧部材61は、前記F1とF2とで上下に釣り合っており、この駆動状態では、図11に示すように、前記押圧部66とディスクDの上面との間にクリアランスδが設定される。
【0072】
図8に示すように、前記押圧部材61には、軸67が固定されている。また筐体60の側面には、切換え部材71がγ1−γ2へ駆動されるように設けられている。前記切換え部材71には、ディスク駆動中に軸67に拘束力を与えない逃げ穴72が形成されている。この逃げ穴72からγ2方向へは、加圧駆動部材となる加圧溝73が傾斜して連続して形成され、逃げ穴72からγ1方向へは、離間駆動部材となる離間溝74が傾斜して連続して形成されている。
【0073】
筐体60の前方には挿入・排出口60aが開口しており、ディスクDはこの挿入・排出口60aから挿入される。挿入・排出口60aの内方にはディスク移送手段として、一対の移送ローラ75と76が設けられている。上側の移送ローラ76は位置が固定されており、下側の移送ローラ75は、移送ローラ76とでディスクを挟持する位置と、ディスクから離れる位置とへ昇降移動できるように設けられており、また移送ローラ75はモータにより正逆両方向へ回転駆動される。
【0074】
さらに図12に示すように(図8では省略しているが)、前記スピンドルモータ27の奥側において筐体60内には、クランプ解除手段80が設けられている。このクランプ解除手段80には、クランプ解除部材81が設けられている。このクランプ解除部材81は軸82により回動自在に支持されており、その上面には解除突起83が設けられている。
【0075】
また筐体60には駆動板84がγ1−γ2方向へ移動自在に設けられており、この駆動板84に駆動穴85が形成されている。前記クランプ解除部材81には軸86が固定されており、この軸86が前記駆動穴85内に挿入されている。そして前記駆動穴85には、クランプ解除部材81を上方へ押上げるための傾斜部85aが形成されている。
【0076】
次に上記参考例のディスク装置の動作を説明する。
ディスクを装填するときには、切換え部材71がγ2方向へ駆動され、離間溝74により軸67および押圧部材61が持ち上げられ、図9に示すように押圧部材61の押圧部66と回転テーブル28との間に、ディスクの通過空間が形成される。また移送ローラ75と76は互いに接近してディスクを移送可能な状態となる。
【0077】
挿入・排出口60aから挿入されたディスクDは、移送ローラ75と76で挟持され、移送ローラ75の回転力により筐体60の奥側へ移送される。このとき押圧部材61が上方からディスクDの移送を案内するガイド板として機能する。
【0078】
ディスクDは回転テーブル28と押圧部材61との間の通過空間を通過し、図示しない位置決め部材にディスクが当たって位置決めされると、ディスクDの中心穴D1は回転テーブル28の突部28aに一致する。
【0079】
ディスクDが位置決めされると、切換え部材71がγ1方向へ移動し、加圧溝73により軸67に下降力が与えられ、押圧部材61が下方向へ移動させられる。このとき押圧部材61の押圧部66によりディスクDが押さえられ、図10に示すようにディスクDが回転テーブル28のディスク受け部28bに押し付けられ、回転テーブル28の突部28aがディスクDの中心穴D1内に入り、さらに押圧部材61の穴65の中に入る。このとき下側の移送ローラ75がディスクDから離れる位置まで下降する。
【0080】
このとき、回転テーブル28に設けられたディスク保持手段29の加圧体29aがディスクDの中心穴D1に弾圧し且つ中心穴D1の周縁部を乗り越え、ディスクDは加圧体29aとディスク受け部28bとで挟まれて保持される。
【0081】
ディスククランプが完了すると、切換え部材71がγ2方向へ移動し、軸67が逃げ穴72内に入って、軸67への拘束力がなくなり、押圧部材61はスプリング63の付勢力F1とスプリング64の付勢力F2とで釣り合う状態で弾性支持される。そして前記のようにディスクDと押圧部66との間にクリアランスδが形成される。この状態でスピンドルモータ27が始動してディスクDが回転駆動されて、ディスクに対する再生動作や記録動作が行われる。
【0082】
このディスク駆動中では、押圧部材61が、回転テーブル28からのディスクDの外れ防止手段として機能する。その機能を詳述する。
【0083】
まず、前記クリアランスδは次のように設定される。外部衝撃による慣性力でディスクDが上方へ持ち上げられ、ディスクDが押圧部66に当たった時点で、中心穴D1がディスク保持手段29の加圧体29aから外れない範囲に前記クリアランスδが設定される。
【0084】
さらに、衝撃で持ち上げられたディスクDが押圧部66に当たったときに、押圧部66に上向きの力が与えられる。このときのディスクDの質量に基づく上昇慣性力をF3としたときに、スプリング63とスプリング64との上下の釣り合い付勢力と前記慣性力F3との関係は、ディスクDが慣性力F3で押圧部66に当たったとしても、中心穴D1が加圧体29aから外れるほどに押圧部66が上方へ移動しないように設定される。
【0085】
したがって、前記押圧部材61は、衝撃により上昇したディスクを弾性的に受け止める弾性抜け止め手段として機能することになる。
【0086】
次に、ディスクの排出時の動作を説明する。
ディスク排出時は、まず切換え部材71がγ2方向へ移動し、離間溝74によって軸67および押圧部材61が持ち上げられ、図9に示すように押圧部66がディスクDから離れる。
【0087】
前記動作と同時にあるいは少し後に、移送ローラ75が上昇して、ディスクDの下面に当たる。さらに移送ローラ75が上昇してディスクDが持ち上げられ、ディスクDの中心穴D1が回転テーブル28の加圧体29aから外れ、さらに中心穴D1が回転テーブル28の突部28aから抜け出る。中心穴D1が突部28から抜け出た時点で、上側の移送ローラ76と前記移送ローラ75とでディスクDが挟持される。
【0088】
また、移送ローラ75の上昇と同時に、図12に示す駆動板84がγ2方向へ移動して、駆動穴85の傾斜部85aにより軸86が持ち上げられ、クランプ解除部材81が上方へ回動して、解除突起83によりディスクDが持ち上げられる。
【0089】
ディスクDは、移送ローラ75とクランプ解除部材81の双方により持ち上げられることで、中心穴D1が加圧体29aから確実に外れて、突部28aから完全に抜け出ることができる。
【0090】
そして移送ローラ75の回転力でディスクDが挿入・排出口60aから排出されると、駆動板84がγ1方向へ移動し、クランプ解除部材81は図12に実線で示す姿勢に復帰する。
【0091】
なお、図7以下に示す実施の形態においても、前記クランプ解除部材81として、図2に示すクランプ解除部材45を用いることが好ましい。この場合、図2に示すクランプ解除部材45は、図8に示す筐体60内において軸46により回動自在に支持され、図12に示すような駆動板84により上下方向へ回動させられる。
【0092】
以上のように、図1以下に示す実施の形態では、回転テーブル28が上昇して、ディスクが回転テーブル28にクランプされ、図8以下の参考例では、押圧部材61が下降してディスクが回転テーブル28にクランプされたが、回転テーブル28と押圧部材の双方が接近する方向へ移動することで、ディスクが回転テーブル28にクランプされるものであってもよい。
【0093】
【発明の効果】
以上のように本発明では、例えば板状の押圧部材を回転テーブルに対向させて、押圧部材と回転テーブルとを接近させることでディスクを回転テーブルにセルフチャッキングさせることができる。よって全体の構造が簡単である。また押圧部材を板材で構成することで薄型化が可能である。
【0094】
また回転テーブルの移動力でディスクを筐体内に収納することができ、あるいは板状の前記押圧部材によりディスクをガイドし、またディスクが回転テーブルから外れるのを防止する機能も発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のディスク装置の実施の形態を示す斜視図、(B)はその駆動ユニットを示す斜視図、
【図2】クランプ解除部材のさらに好ましい構造を示す部分斜視図、
【図3】本発明の実施の形態のディスク装置に大径ディスクが装着される動作を示す平面図、
【図4】本発明の実施の形態のディスク装置に小径ディスクが装着される動作を示す平面図、
【図5】本発明の実施の形態のディスク装置で、ディスクが供給される状態を示す部分拡大断面図、
【図6】本発明の実施の形態のディスク装置で、ディスクがクランプされる状態を示す部分拡大断面図、
【図7】本発明の実施の形態のディスク装置で、ディスクが駆動されている状態を示す部分拡大断面図、
【図8】ディスク装置の参考例を示す透視側面図、
【図9】参考例のディスク装置で、ディスクが供給される状態を示す部分拡大断面図、
【図10】参考例のディスク装置で、ディスクがクランプされる状態を示す部分拡大断面図、
【図11】参考例のディスク装置で、ディスクが駆動されている状態を示す部分拡大断面図、
【図12】参考例のクランプ解除手段を示す部分拡大断面図、
【図13】従来のディスク装置のディスククランプ手段を示す断面図
Claims (7)
- 筐体と、ディスクの面を受けるディスク受け部、ディスクの中心穴に挿入される突部、およびディスクの中心穴に弾性的に加圧されるディスク保持手段を有して前記筐体内に設けられた回転テーブルと、
前記筐体に固定された板材に形成され、または前記板材に設けられて、前記回転テーブルの前記ディスク受け部に対向する押圧部材と、
前記回転テーブルと前記板材との間に形成された通過空間内にディスクを移送する移送ローラと、
前記移送ローラで移送されるディスクの中心穴が前記回転テーブルに対向した後に、前記回転テーブルを前記押圧部材に接近する方向へ駆動して、前記ディスク保持手段でディスクの中心穴を保持させる加圧駆動手段と、が設けられ、
ディスクが前記回転テーブルで保持された後に、ディスクを保持した回転テーブルが前記押圧部材から離れる方向へ前記加圧駆動手段によって駆動されるとともに、前記移送ローラがディスクから離れる位置へ移動させられることを特徴とするディスク装置。 - ディスクを排出するときに、前記加圧駆動手段によって、ディスクを保持した回転テーブルが前記押圧部材に接近する方向へ駆動され、ディスクが前記移送ローラと前記押圧部材とで挟持された後に、前記回転テーブルが前記押圧部材から離れる方向へ駆動されて、前記回転テーブルがディスクの中心穴から抜き出され、その後に前記移送ローラによってディスクが排出される請求項1記載のディスク装置。
- 前記押圧部材に接近する方向へ移動するクランプ解除部材が設けられ、
ディスクを排出するときに、前記加圧駆動手段によって、ディスクを保持した回転テーブルが前記押圧部材に接近する方向へ駆動され、前記クランプ解除部材が前記押圧部材に接近する方向へ移動した後に、前記回転テーブルが前記押圧部材から離れる方向へ駆動されて、前記クランプ解除部材で支えられているディスクの中心穴から前記回転テーブルが抜き出される請求項1または2記載のディスク装置。 - 前記板材には穴が形成されて、この穴の外周部分が前記押圧部材とされ、または前記外周部分に前記押圧部材が設けられており、前記回転テーブルの前記突部が前記穴内に挿入されたときに、前記回転テーブルの前記ディスク受け部と前記押圧部材とでディスクが挟まれる請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
- ディスクの情報を再生しおよび/または情報を記録するヘッドと、前記回転テーブルとを支持する駆動シャーシが設けられ、ディスクを保持する回転テーブルが前記押圧部材から離れた後に、前記駆動シャーシを前記筐体の奥側へ移動させる案内部が設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載のディスク装置。
- 前記駆動シャーシは、前記回転テーブルが前記押圧部材に対向するクランプ位置と、前記クランプ位置よりも前記筐体の奥側へ移動する駆動位置との間で移動するものであり、
前記駆動シャーシが前記クランプ位置にあるときに、ディスクの一部が前記筐体の挿入・排出口から外に突出している状態で、ディスクの中心穴が前記ディスク保持手段で保持可能とされ、
前記駆動シャーシが前記駆動位置に移動したときに、前記回転テーブルに保持されたディスクが前記筐体内に完全に収納される請求項5記載のディスク装置。 - ディスクは、前記移送ローラと、前記板材に設けられたパッドとの間で挟持されて移送される請求項1ないし6のいずれかに記載のディスク装置。
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