JPH0538427Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0538427Y2
JPH0538427Y2 JP10258888U JP10258888U JPH0538427Y2 JP H0538427 Y2 JPH0538427 Y2 JP H0538427Y2 JP 10258888 U JP10258888 U JP 10258888U JP 10258888 U JP10258888 U JP 10258888U JP H0538427 Y2 JPH0538427 Y2 JP H0538427Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
positioning
turntable
diameter disk
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10258888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0226155U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10258888U priority Critical patent/JPH0538427Y2/ja
Publication of JPH0226155U publication Critical patent/JPH0226155U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0538427Y2 publication Critical patent/JPH0538427Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンパクトデイスクプレーヤ、ビデオ
デイスクプレーヤなどのデイスクプレーヤに係
り、特に同一のデイスクプレーヤで径の異なるデ
イスクを再生し得るようにしたものに関する。
〔従来の技術〕
従来、コンパクトデイスクは多数の曲が記録さ
れた比較的大径(直径が12cm)のものが一般的で
あつたが、近年のCDプレーヤの普及に伴つて、
前記デイスクより小径(直径が8cm)で、2〜3
曲が記録されたデイスク、いわゆるCDシングル
が普及し、前記大径デイスクと小径のデイスクと
の両方のデイスクが再生できるCDプレーヤの開
発が要求されている。
従来、同一の挿入口から形状の異なるデイスク
を挿入して使用する場合、第10図に示すような
アダプタ1が使用されている。このアダプタ1は
ベース円板2が大径のデイスクと同一径に形成さ
れており、その数カ所に弾性を有して拡開できる
支持アーム3を有している。小径のデイスクSは
支持アーム3に設けられたクランプ突起4によつ
てアダプタの中央部にクランプされる。このアダ
プタ1をCDプレーヤの挿入口より挿入すること
により、ベース円板2の外周を基準にして、小径
のデイスクSがターンテーブルに確実にクランプ
できるようになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来のように小径のデイス
クをアダプタ1に取付けて、CDプレーヤの挿入
口より挿入すると、アダプタの支持アーム3とベ
ース円板2との間に存在する切溝部分3a(支持
アーム3が弾性的に拡開できるようにするための
溝)がデイスクローデイング途中に、デイスク挿
入検知用の光検知手段上を通る場合がある。この
場合、検知手段による誤検知となり、途中でデイ
スクローデイング動作が停止し、デイスクを所定
位置に装着できなかつたり、排出できないなどの
問題が生じる。
また、一般の使用者は小径のデイスクもそのま
ま使用できると思い、大径のデイスクを挿入する
ための挿入口から小径のデイスクを挿入する場合
が想定される。この場合、従来は小径デイスクを
正規の再生位置へ装填できないだけでなく、挿入
されたデイスクの識別もできず、誤つて小径のデ
イスクが駆動ローラによつて再生部に引き込まれ
てしまうことが考えられる。
本考案は上記課題を解決するものであり、同一
の挿入口から径の異なるデイスクが挿入された場
合であつても、それぞれの径のデイスクをデイス
ク駆動機構のターンテーブル上に導くことができ
るようにしたデイスクプレーヤを提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるデイスクプレーヤは、異なる径の
デイスクが挿入される挿入口、その挿入口の奥に
位置するデイスク駆動機構ならびに挿入されたデ
イスクを奥方向へ送り込む送り機構が設けられ、
また小径のデイスクの中心がデイスク駆動機構の
ターンテーブル上に至つたときにデイスクの縁部
に当る第1の位置決め位置に付勢されており且つ
大径のデイスクの中心がターンテーブル上に至つ
たときにこのデイスクの縁部に当る第2の位置決
め位置まで移動する一対の位置決め突起が設けら
れており、上記位置決め突起が第1の位置決め位
置にあるときならびに第2の位置決め位置にある
ときのそれぞれにおいてこの位置決め突起を固定
するロツク部材と、このロツク部材による固定を
解除するソレノイド機構とが設けられて成るもの
である。
〔作用〕
上記の手段では、一対の位置決め突起が第1の
位置決め位置へ付勢され、その位置においてロツ
ク部材によつて固定されている。小径のデイスク
が挿入されたときには、このデイスクの縁部が一
対の位置決め突起に当つたときにデイスク中心が
ターンテーブル上に位置し、このときクランプ部
材によつてデイスクがターンテーブル上にクラン
プされる。また大径のデイスクが挿入され、この
デイスクが検知装置によつて識別されると、ソレ
ノイド機構が作動して第1の位置決め位置にある
位置決め突起の固定が解除される。よつて挿入さ
れる大径のデイスクの送り力によつて一対の位置
決め突起が通路奥方向へ押され、第2の位置決め
位置にて再度ロツク部材によつてロツクされる。
このとき一対の位置決め突起に当つている大径の
デイスクの中心がターンテーブルの上に一致す
る。この位置で大径のデイスクがクランプ部材に
よつてターンテーブル上にクランプされる。また
大径のデイスクが排除されるときには、ソレノイ
ド機構が作動して第2の位置決め位置にある位置
決め突起の固定が解除され、スプリングなどの付
勢力によつて位置決め突起が第1の位置決め位置
へ移動させられ、この位置にてロツク部材により
固定され、初期の状態に復帰する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第9B図を
用いて説明する。
第1図はデイスクプレーヤの操作部を示す正面
図である。この図において、11は操作パネルで
ある。操作パネル11には、各種表示を行なう液
晶表示素子などからなるデイスプレイ13と、例
えば小径のデイスクSおよび大径のデイスクLの
ように径の相違する複数種類のデイスクが挿入さ
れる挿入口12とが設けられている。この操作パ
ネル11はプレーヤ本体Hの前面に取付けられ
て、プレーヤ本体Hの各機能を操作できるように
なつている。
プレーヤ本体Hについては第2図以下の図面を
用いて詳細に説明する。
第2図ならびに第3図は装置本体Hの平面図、
第4図はその側面図である。
第2図ならびに第3図において符号14は大径
のデイスクLの中央を挟持しないように両端方向
に向つて徐々に太い径となつている駆動ローラで
ある。この駆動ローラ14の一端は一方のサイド
シヤーシ15aに軸支され、他端はサイドシヤー
シ15bに軸支されている。そしてい駆動ローラ
14には、サイドシヤーシ15bの外側にて歯車
16が取付けられている。この歯車16は第4図
に示すようにサイドシヤーシ15bに設けられた
モータ17の回転力を伝達する各種歯車18,1
8…と噛合つており、モータ17の回転力によつ
て駆動ローラ14が回転駆動されるようになつて
いる。
また駆動ローラ14の相手側は第6図ならびに
第9A図と第9B図に示すようなプラスチツク製
の対向部材14aである。この対向部材14aの
駆動ローラ14に対向している面は、凹状の曲面
になつている。この凹形状は駆動ローラ14の径
の変化に対向し且つ駆動ローラ14の径の変化と
同じ変化率の曲率になつている。第6図に示すよ
うに、駆動ローラ14は、デイスク引き込み動作
中は所定のばね圧にて対向部材14aとでデイス
クを挟圧し、デイスクが完全に挿入された後には
点線で示すように下方向へ逃げるようになつてい
る。なお上記対向部材14aは回転しないもので
あり、駆動ローラ14によつて送り込まれるデイ
スクが単に摺動するだけである。しかしこの対向
部材14aとして駆動ローラ14と同じように両
端が徐々に太くなる形状の回転自在なローラを使
用することも可能である。駆動ローラ14と対向
部材14aとによるデイスク引き込み動作では、
大径のデイスクLを用いたときには第9A図に示
すように、大径のデイスクLを駆動ローラ14の
最も太い位置で駆動できるようになつている。ま
た、小径のデイスクSを用いたときには第9B図
に示すように、小径のデイスクSを駆動ローラ1
4の中央側の細い部分で駆動するようになつてい
る。そのため、小径のデイスクSが通路中央から
片寄つた位置に挿入され、デイスクSの一方の端
部だけが駆動ローラ14の大径部で挟持されて引
き込まれる場合には、デイスクSに作用する駆動
力のバランスが崩れるため、デイスクSは送り込
まれながら駆動ローラ14の中央位置すなわち通
路の中央位置に導かれる。
第2図ならびに第3図において、符号20はデ
イスク駆動ユニツトを示している。このデイスク
駆動ユニツト20は、両サイドシヤーシ15a,
15bに取付けられた振動吸収用の4個のダンパ
ー19a,19b(他の2個は図に現れない)に
支持されている。このダンパーの存在により車載
用として使用された場合に、車体振動や衝撃から
デイスク駆動ユニツト20が保護されるようにな
る。
第5A図と第5B図はデイスク駆動ユニツトを
示す平面図、第6図は第5A図の矢視を示す側
面図、第7図は第5A図の矢視を示す背面図で
ある。
デイスク駆動ユニツト20の下シヤーシ22に
は、デイスクSまたはLを回転させるターンテー
ブル23(第6図参照)、ならびに小径のデイス
クSあるいは大径のデイスクLに書き込まれた信
号を読取る光学的ピツクアツプ機構21(第5A
図参照)が装備されている。下シヤーシ2に一端
には上シヤーシ25が、軸24を支点として上下
方向へ回動自在に取付けられており、また上シヤ
ーシ25はばね(図示せず)によつて常に下シヤ
ーシ22の方向へ引き寄せられている。上シヤー
シ25にはターンテーブル23に搭載されたデイ
スクSまたはLをクランプするクランパー26が
回動自在に支持されており、また上シヤーシ25
の側方には、クランパー26がターンテーブル2
3上に下降することを規制する規制片27が一体
に折曲げ形成されている。第6図に示すように、
この規制片27の側面形状では、デイスクSまた
はLがターンテーブル23上に供給されるまで上
シヤーシ25を上方に向けて傾かせて待機させる
ための待機部27aとこの待機部27aに隣接す
る傾斜部27bとが形成されている。この傾斜部
27bに対して、デイスクSまたはLを排出する
ときにクランプ解除用の解除ピン28が摺動し、
解除ピン28が待機部27aの下に入り込んだと
きに上シヤーシ25が持ち上げられるようになつ
ている。この解除ピン28は、サイドシヤーシ1
5bに設けられた各種歯車18,18…のいずれ
かと噛み合うラツク機構などによつて第4図、第
6図の左右方向へ駆動されるようになつているも
のである。すなわち第4図に示すモータ17は駆
動ローラ14を駆動しているが、デイスクがター
ンテーブルの上に供給されたときに、第4図に示
すソレノイドSOLが励磁されると、動力伝達部
に設けられているクラツチが作動し、駆動ローラ
14への動力が断たれるとともに、ラツク機構に
よつて解除ピン28が図の右方向へ駆動されるこ
とになる。逆に再生動作の終了のときには、最初
に解除ピン28が図の左方向へ移動し、その後に
駆動ローラ14に動力が伝達されてデイスクが排
出されるようになる。
なお、上記解除ピン28が第6図において実線
で示す位置のときには、上シヤーシ25が持ち上
げられてデイスクのクランプが解除されるととも
に、ダンパー19aならびに19bにより弾性支
持されている駆動ユニツト20が図示しないロツ
ク機構によつて弾性支持とならないようにロツク
される。逆に解除ピン28が点線で示す位置に移
動して、デイスクがクランプされて再生動作され
る状態となると、上記ロツクが解除されて、駆動
ユニツト20がダンパー19aと19bとによつ
て弾性支持される状態となる。
第5A図と第5B図に示すように、上シヤーシ
25の下面には一対の揺動板31aと31bが設
けられており、これらはそれぞれ支持ピン32a
と32bとによつて上シヤーシ25に対して回動
自在に支持されている。また揺動板32aの側端
には連結ピン33が固定され、他方の揺動板32
bには長穴34が形成されている。この連結ピン
33と長穴34とが互いに係合し、一対の揺動板
31aと31bが連動して回動動作するようにな
つている。揺動板31aと31bのそれぞれには
上方向に突出するガイドピン35aと35bが設
けられている。上シヤーシ25には円弧状のガイ
ド穴25aと25bが形成されて、このガイド穴
25aと25b内にガイドピン35a,35bが
挿入されている。また一方の揺動板31aにはデ
イスク位置決めのための位置決め突起37aが設
けられ、他方の揺動板31bには位置決め突起3
7bが設けられている。この各位置決め突起37
aと37bは自由に回動するローラなどによつて
構成されているものであり、この各位置決め突起
37aと37bは、第6図に示すように、上シヤ
ーシ25が上昇している状態において、挿入され
るデイスクSまたはLの縁部が当る位置に対向し
ている。揺動板31aと31bの各々の中央には
切欠きが形成されて、この切欠き内にスプリング
36aと36bが配置されている。スプリング3
6aは揺動板31aと上シヤーシ25とを連結し
ており、その弾性力によつて揺動板31aは時計
方向に付勢されている。またスプリング36bは
揺動板31bと上シヤーシ25とを連結してお
り、その弾性力によつて揺動板31bは反時計方
向へ付勢されている。すなわち各スプリング36
aと36bとによつて一対の位置決めピン37a
と37bがデイスク挿入口12の方向へ付勢され
ていることになる。
また上シヤーシ25の下面にはロツク部材41
が設けられている。第8図(上シヤーシ25を下
側から見た斜視図)に示すように、ロツク部材4
1は板金によつて形成されているものであり、そ
の前側面には支持ピン43が後側面には支持ピン
42が設けられている。上シヤーシ25の後側面
25cには支持穴44が、また上シヤーシ25か
ら下面方向に折曲げられた折曲片25dには支持
穴45が穿設されており、支持ピン42が支持穴
44に挿入され、支持ピン43が支持穴45に挿
入されることによつて、ロツク部材41が上シヤ
ーシ25に対して回動自在に支持されている。第
8図に示すように、ロツク部材41は一方の揺動
板31aのさらに下側に重ねられる状態で取付け
られ且つ、上シヤーシ25の裏面に接離する方向
へ揺動するように支持されている。ロツク部材4
1を支持する一方の支持ピン43にはスプリング
46が掛けられており、その一方の腕が上シヤー
シ25に他方の腕がロツク部材41に掛けられて
いる。このスプリング46の弾性力によつて、ロ
ツク部材41はその先端のロツク片41aが上シ
ヤーシ25の裏面に圧接する方向へ付勢されてい
る。また上シヤーシ25には係止穴25eが穿設
されており、前記スプリング46の弾性力によつ
てロツク片41aは上記係止穴25e内に介入す
るようになる(第7図参照)。
第5A図ならびに第8図に示すように、揺動板
31aがスプリング36aにて引かれて回動して
いる状態では、ロツク部材41のロツク片41a
が揺動板31aのイで示す側辺に係合している。
このとき、揺動板31aの表側に設けられている
ガイドピン35aは上シヤーシ25のガイド穴2
5aの側端に移動して、揺動板31aが反時計方
向へ回動死点に位置していることになる。すなわ
ち揺動板31aはロツク部材41のロツク片41
aとガイド穴25aの端部とによつて拘束され固
定された状態になる。また他方の揺動板31bも
連動して回動した状態となる。すなわち位置決め
ピン37aと37bが挿入口の方向へ移動した位
置(第1の位置決め位置)でロツクされているこ
とになる。また第5B図に示すように、揺動板3
1aがスプリング36aの付勢方向と逆方向に回
動した状態では、ロツク部材41のロツク片41
aによつて揺動板31aの逆側の側辺ロが係止さ
れる。また他方の揺動板31bも揺動板31aに
連動して回動するため、一対の位置決め突起37
aと37bがデイスク挿入通路の奥方向へ移動し
た位置(第2の位置決め位置)にてロツクされる
ことになる。またロツク部材41の先端には駆動
片41bが形成されており、この駆動片41bが
ソレノイド51のプランジヤに連結されている。
第6図ならびに第7図に示すように、このソレノ
イド51は下シヤーシ22の内部に固定されてい
るものである。ソレノイド51に通電されると、
プランジヤが引かれ、ロツク部材41は上シヤー
シ25の下面から離れる方向へ回動し、ロツク片
41aによる揺動板31aに対するロツクが解除
されるようになる。
なお、上記の上シヤーシ25に設けられている
機構において、第3図に示すデイスク通路の縁と
各位置決め突起37aならびに37bとの距離l
は、小径のデイスクSの半径よりもさらに小さい
寸法となるように設定されている。
第2図ならびに第3図に示すように、デイスク
の挿入通路内にはA,B,C,Dで示す4箇所に
位置する光学検知器が設けられている。この各光
学検知器A〜Dは、デイスク挿入通路を挟んで対
向する発光素子と受光素子、ならびに光を一定径
に絞る絞り部材とから構成されている。この各光
学検知器A〜Dのうち、第1の光学検知器Aはデ
イスク挿入ならびに排出検知用であり、挿入口1
2の内方で且つデイスク挿入通路の中心位置に配
置されている。第2の光学検知器Bは小径のデイ
スクSまたは大径のデイスクLの中心がターンテ
ーブル23の上に来ているときに、いずれのデイ
スクであつても遮断される位置に配置されてい
る。第3の光学検知器Cは大径のデイスクLの中
心がターンテーブル23の上に来ているときに、
デイスクLの縁部から外れる位置に配置されてい
る。また第3の光学検知器Cは、大径のデイスク
Lが排出されたことを検知する機能をも有してお
り、このデイスクLが光学検知器Cを遮断しない
位置まで移動したときに排出動作が完了される。
また第4の光学検知器Dは図において左側に示さ
れている位置に排出された小径のデイスクSが再
度押し込まれたときに、このデイスクCにより遮
断されることによつて、この押し込み動作を検知
するためのものである。
次に上記実施例のデイスクプレーヤにおけるデ
イスクの装填動作について説明する。
デイスクが挿入されていない状態においては、
第5A図に示すように、揺動板31aと31bが
スプリング36aと36bとで引かれる方向に回
動しており、この位置にてロツク部材41のロツ
ク片41aが揺動板31aの側辺イに係止され
(第8図参照)、揺動板31aと31bとがロツク
されて一対の位置決めピン37aと37bとが挿
入口12の方向へ移動した位置(第1の位置決め
位置)にある。
小径のデイスクSが挿入されたことが第1の光
学検知器Aによつて検知されると、モータ17に
よつて駆動ローラ14が回転駆動される。第2図
に示すように、小径のデイスクSが挿入口12の
ほぼ中央から挿入された場合には、このデイスク
Sは、駆動ローラ14と対向部材14aとによつ
て第9A図で示す状態(駆動ローラ14の小径
部)にて挟持されて送り込まれる。駆動ローラ1
4と対向部材14aの凹形状により、デイスクS
は挿入通路の中心を通つて送り込まれる。第2図
ならびに第5A図に示すように、一対の位置決め
突起37aと37bは第1の位置決め位置にてロ
ツクされているため、小径のデイスクSの縁部
が、この一対の位置決め突起37aと37bに当
つたときにデイスクSが位置決めされる。このと
き小径のデイスクSの中心はターンテーブル23
のほぼ真上に位置することになる。
また小径のデイスクSの場合には、必ずしも挿
入口12の中心部に挿入されるとは限られず、例
えば、第3図に示すようにデイスクSが、サイド
シヤーシ15a側に片寄つた状態で挿入される場
合もある。このような場合であつても、デイスク
Sを通路の中央位置に導くことができる。なぜな
らば、駆動ローラ14と対向部材14aは第9A
図に示すように中央が凹形状になつているため、
小径のデイスクSの一方の側縁が駆動ローラ14
の大径部に挟持されていると、駆動ローラ14の
軸が傾いて送り力のバランスが崩れ、その送り動
作の途中で、デイスクSを中央に戻そうとする力
が働くからである。さらに片寄つて送られるデイ
スクSの縁に最初に当る位置決め突起37b(ま
たは37a)と通路端までの距離lは、小径のデ
イスクSの半径よりも狭くなつている。よつてこ
のデイスクが第3図に示す経路にて引き込まれ位
置決め突起37bに当ると、この位置決め突起3
7bを支点としてデイスクSは他の縁部が他方の
位置決め突起37aに当るまで回動しながら送り
込まれ、デイスク中心がターンテーブル23の上
に確実に位置決めされるようになる。
上記のようにして小径のデイスクSの中心がタ
ーンテーブル23の上に至る状態に位置決めされ
ると、第2図に示すように、第2の光学検知器B
にて光が遮断され(検知ON)、第1の光学検知
器Aでは光が透過する(検知OFF)。このONと
OFFの組合わせによつて小径のデイスクSが確
実に装填されたことが認識される。このとき、第
4図に示すソレノイドSOLが励磁され、駆動ロ
ーラ14へのモータ動力が断たれるともに、モー
タ17の駆動力によつて解除ピン28が第6図の
実線の位置から右方向へ点線の位置まで駆動され
る。よつて解除ピン28が規制片27から離れ、
解除ピン28によつて持ち上げられていた上シヤ
ーシ25がばねの力によつて下降し、クランパー
26とターンテーブル23とによつてデイスクS
がクランプされる。この動作に連動して駆動ロー
ラ14は第6図にて点線で示す位置に下降する。
次に、大径のデイスクLが挿入口12から挿入
されて、駆動ローラ14によつて送り込まれると
(第9A図参照)、まず第5A図に示すようにデイ
スクLの縁部が位置決め突起37aと37bに当
る。この大径のデイスクLが挿入されたことは前
記光学検知装置によつて認識される。例えば大径
のデイスクLが一対の位置決め突起37aと37
bに当つたときには、光学検知器A,B,Cの全
てにおいて光が遮断される(検知ON)。このよ
うに光学検知器A,B,Cの全てがONになるこ
とは小形デイスクSの場合にはありえない。よつ
て上記の検知動作によつて大径のデイスクLが送
り込まれていることを判断できる。あるいは第1
の光学検知器Aと第3の光学検知器Cとにおいて
同時に光が遮断されている状態が(検知ON)一
定時間以上続くことによつて、大径デイスクLの
引き込み中であることを認識することもできる。
小径のデイスクSの場合にも光学検知器AとCが
同時にONになる場合があるが、この状態はデイ
スクの通過によつて短時間で終了するものである
ため、上記の検知動作によつて大径デイスクLを
認識することが可能である。
上記の検知動作によつて、大径デイスクLの挿
入であることが検知されると、第6図と第7図に
示すソレノイド51に通電され、プランジヤが引
かれる。これによつてロツク部材41がスプリン
グ46に対向して上シヤーシ25から離れる方向
へ引かれ、ロツク片41aが揺動板31aの側辺
イから離れて揺動板31aのロツクが解除され
る。よつて引き続いて駆動ローラ14によつて大
径のデイスクLが引き込まれると、デイスクLの
縁部によつて一対の位置決め突起37aと37b
が通路の奥方向へ押し込まれる。よつて、第5B
図に示すように、揺動板31aが反時計方向へ回
動させられ、揺動板31bは時計方向へ回動させ
られる。前述のソレノイド51への通電時間はわ
ずかであるため、ロツク部材41はスプリング4
6の弾性力によつて直ちに復帰する。そして揺動
板31aが第5B図の位置(第2の位置決め位
置)となると、揺動板31aの側辺ロがロツク部
材41のロツク辺41aによつてロツクされる。
連結ピン33によつて揺動板31aは連動されて
いる他の揺動板31bもこの状態でロツクされ
る。一対の位置決め突起37aと37bが第5B
図に示す状態にロツクされると、この位置決め突
起37aと37bとによつて、大径のデイスクL
が、その中心がターンテーブル23の真上に至る
ように位置決めされる。
大径デイスクLが第5図の状態に位置決めされ
ると、第2図に示すように、光学検知器AとBが
ONで、光学検知器CがOFFとなる。この検知動
作によつて、小径デイスクSのときと同様に解除
ピン28が第6図において実線の位置から点線の
位置へ移動して規制片27から外れ、上シヤーシ
25が下降して、デイスクLがクランパー26と
ターンテーブル23とによつてクランプされる。
また駆動ローラ14は第6図において点線で示す
位置へ下降する。
次に、各デイスクを排出する動作について説明
する。
デイスクの排除動作では、解除ピン28が第6
図において点線の状態から左へ移動して実線の位
置に至り、規制片27が持ち上げられて、クラン
パー26によるデイスクのクランプが解除され
る。さらに駆動ローラ14が上昇して対向部材1
4aとによつてデイスクを挟む状態となり、駆動
ローラ14の回動によつてデイスクが排除され
る。
なお、大径のデイスクLの再生が終了したとき
には、第5B図に示すように一対の位置決め突起
37aと37bが通路奥方向に移動した位置にロ
ツクされている。よつてこの場合には、デイスク
排出操作に応じてソレノイド51に通電して励磁
させる。ソレノイド41のプランジヤが吸引され
ると、ロツク部材41が回動してロツク片41a
が揺動板31aの側辺ロから外れ、揺動板31a
のロツクが外れる。よつて、揺動板31aはスプ
リング36aによつて時計方向へ引かれ、第5A
図の位置まで復帰する。前記のソレノイド51の
通電時間はわずかであり、揺動板31aが第5A
図の位置へ復帰した際には、ロツク部材41のロ
ツク辺41aが揺動板31aの側辺イに係合し、
揺動板31aはこの初期位置にてロツクされる。
この揺動板31aに追従して他方の揺動板31b
も第5A図の初期位置に復帰する。
なお、上記の実施例では、一対の位置決め突起
37aと37bが揺動板31aと31bに支持さ
れており、この揺動板31aと31bの回動によ
つて位置決め突起37aと37bが通路奥方向へ
移動するようになつているが、他の実施例として
は、例えば位置決め突起37aと37bがスライ
ド部材などと共に通路奥方向へ直線的に移動でき
るようにし、その前進位置と後退位置とでスライ
ド部材を介してあるいは直接に位置決め突起をロ
ツクするようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のようの本考案では、径の相違するデイス
クをアダプタを使用することなく、同じ挿入口か
ら挿入してデイスクの駆動機構のターンテーブル
上に設置することができる。また、径の異なるデ
イスクを一対の位置決め突起によつて位置決めし
ているので、デイスクをターンテーブル上に確実
に位置決めして設置することが可能である。さら
に位置決め突起は第1の位置決め位置と第2の位
置決め位置とで固定できるようにしているので、
デイスクに対する位置決めが安定して行なわれる
ようになる。また一対の位置決め突起のロツク解
除はソレノイドへの通電のみで行なえるので、大
径のデイスクの排除動作に際の位置決め突起の復
帰なども簡単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるデイスクプレー
ヤの操作部を示す正面図、第2図と第3図は本考
案の実施例によるデイスクプレーヤ本体の平面
図、第4図は第2図ならびに第3図の側面図、第
5A図と第5B図は位置決め突起とロツク部材の
動作を示すデイスク駆動ユニツトの部分平面図、
第6図は第5A図の矢視を示す側面図、第7図
は第5A図の矢視を示す背面図、第8図はロツ
ク部材の取付け状態を示す上シヤーシを下面から
見た斜視図、第9A図と第9B図は駆動ローラと
対向部材を示す正面図、第10図は従来使用され
ている小径デイスク用アダプタを示す平面図であ
る。 S……小径のデイスク、L……大径のデイス
ク、12……挿入口、14……駆動ローラ、23
……ターンテーブル、25……上シヤーシ、26
……クランパー、28……クランプ解除ピン、3
1a,31b……揺動板、36a,36b……揺
動板を付勢しているスプリング、37a,37b
……位置決め突起、41……ロツク部材、41a
……ロツク片、51……ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 異なる径のデイスクが挿入される挿入口、その
    挿入口の奥に位置するデイスク駆動機構ならびに
    挿入されたデイスクを奥方向へ送り込む送り機構
    が設けられ、また小径のデイスクの中心がデイス
    ク駆動機構のターンテーブル上に至つたときにデ
    イスクの縁部に当る第1の位置決め位置に付勢さ
    れており且つ大径のデイスクの中心がターンテー
    ブル上に至つたときにこのデイスクの縁部に当る
    第2の位置決め位置まで移動する一対の位置決め
    突起が設けられており、上記位置決め突起が第1
    の位置決め位置にあるときならびに第2の位置決
    め位置にあるときのそれぞれにおいてこの位置決
    め突起を固定するロツク部材と、このロツク部材
    による固定を解除するソレノイド機構とが設けら
    れて成るデイスクプレーヤ。
JP10258888U 1988-08-01 1988-08-01 Expired - Lifetime JPH0538427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10258888U JPH0538427Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10258888U JPH0538427Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0226155U JPH0226155U (ja) 1990-02-21
JPH0538427Y2 true JPH0538427Y2 (ja) 1993-09-29

Family

ID=31332631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10258888U Expired - Lifetime JPH0538427Y2 (ja) 1988-08-01 1988-08-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0538427Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06103567B2 (ja) * 1989-10-19 1994-12-14 クラリオン株式会社 ディスクローディング機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0226155U (ja) 1990-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920008986B1 (ko) 디스크 플레이어
JP3106874B2 (ja) 円盤記録再生装置
JPH0814915B2 (ja) ディスクプレーヤにおけるディスク装填装置
JPH06203455A (ja) 記録ディスク演奏装置
JP3797857B2 (ja) ディスク装置
JP3510068B2 (ja) ディスククランプ装置
JPH0538427Y2 (ja)
US5031171A (en) Centering mechanism for automotive disc player
US6469971B1 (en) Device for reproducing optical discs
WO2002027719A1 (fr) Lecteur de disques
JP2686904B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH07111804B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2588512Y2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0823964B2 (ja) ディスクプレーヤにおける検知装置
JPH0636525Y2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0621074Y2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3773401B2 (ja) ディスク装置
JPH06195842A (ja) 記録ディスク演奏装置
JP2704702B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0636524Y2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0661149B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3898550B2 (ja) フローティングロック機構
JP2627145B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2804022B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP2686904C (ja)