JP2704702B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP2704702B2
JP2704702B2 JP6026289A JP2628994A JP2704702B2 JP 2704702 B2 JP2704702 B2 JP 2704702B2 JP 6026289 A JP6026289 A JP 6026289A JP 2628994 A JP2628994 A JP 2628994A JP 2704702 B2 JP2704702 B2 JP 2704702B2
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diameter disk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパクトディスクプレ
ーヤ、ビデオディスクプレーヤなどのディスクプレーヤ
に関し、特に小径のディスクが挿入されたときであって
もこのディスクをディスク駆動機構上に正確に位置決め
できるようにされたディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスクは複数の曲が
記録された比較的大径(通常12cm)のものが一般的であ
ったが、近年のCDプレーヤの普及に伴って、前記ディ
スクより小径(通常8cm)で、2〜3曲が記録された
ディスク、いわゆるCDシングルが普及し、前記大径デ
ィスクと小径のディスクとの両方のディスクが再生でき
るCDプレーヤの開発が要求されている。従来、同一の
挿入口から形状の異なるディスクを挿入して使用する場
合、図20に示すようなアダプタ1が使用されている。
このアダプタ1は大径のディスクと同一径に形成されて
おり、その数カ所に弾性を有して拡開できる支持アーム
3を有している。小径のディスク(S)は支持アーム3
に設けられたクランプ突起4によってクランプされる。
このアダプタ1をCDプレーヤの挿入口より挿入し、小
径のディスク(S)がターンテーブルに確実にクランプ
できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のように小径のディスクをアダプタ1に取付けて、C
Dプレーヤの挿入口より挿入すると、アダプタの支持ア
ーム3とベース円板2との間に存在する切溝部分3a
(支持アーム3が弾性的に拡開できるようにするための
溝)がディスクローディング途中に、ディスク挿入検知
用の光検知手段上を通る場合がある。この場合、検知手
段による誤検知となり、途中でディスクローディング動
作が停止し、ディスクを所定位置に装着できなかった
り、排出できないなどの問題が生じる。また、一般の使
用者は小径のディスクもそのまま使用できると思い、挿
入口より小径のディスクを直接に挿入するおそれがあ
る。この場合に、小径のディスクはディスク駆動機構の
ターンテーブル上に正確に位置決めされず、演奏が不可
能であるばかりでなく、そのディスクの排出ができなく
なり、CDプレーヤ自体が使用不可能になる問題点もあ
る。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、小径のディスクがそのまま挿入口のいずれの位置
から挿入された場合であっても、この小径のディスクを
ディスク駆動機構上に確実に位置決めできるようにした
ディスクプレーヤを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、小径のディス
クと大径のディスクを挿入可能なディスクプレーヤにお
いて、前記大径のディスクが挿入可能な開口幅を有する
挿入口と、前記挿入口から挿入された小径のディスクお
よび大径のディスクを装置内方へ搬送できるローラと、
前記ローラよりも装置内方に位置するディスク駆動機構
と、前記ローラ搬送される小径のディスクを前記ディ
スク駆動機構上に位置決めできる間隔に配置され、且つ
搬送される大径のディスクに押されて大径のディスクが
ディスク駆動機構上に設置されるのを妨げない位置ヘ向
けて移動する当接部材とが設けられ、前記小径のディス
クをディスク駆動機構上に位置決めできる位置にある前
記当接部材と前記ローラで搬送されるディスクの移動領
域の縁部との距離が、小径のディスクの半径よりも狭い
ことを特徴とするものである。
【0006】
【0007】さらに、ローラは、中央部の直径寸法が細
く、両端部に向かうほど直径寸法が大きくなっているこ
とが好ましい。
【0008】
【作用】上記手段では、小径のディスクおよび大径のデ
ィスクの両方とも挿入可能であるディスクプレーヤにお
いて、例えば挿入口の開口幅の端部分から小径のディス
クが挿入された場合、この小径ディスクはローラにより
内方に搬送される。当接部材と移動領域の縁部との距離
が小径のディスクの半径よりも狭くなっているため、小
径のディスクがこの当接部材に当たると、ローラから搬
送力を受けている小径のディスクは当接部材に当たった
状態で移動領域の中央側に進むように導かれる。そして
所定の間隔に配置された当接部材に小径のディスクの外
周が当たった時点で、小径のディスクはディスク駆動機
構上に確実に位置決めされる。
【0009】また、大径のディスクが搬送されたとき
に、当接部材が移動するため、大径のディスクをディス
ク駆動機構上に位置決めさせる際に当接部材が妨げにな
ず、また当接部材が大径のディスクに押されて移動し
始めるため、当接部材を移動させる機構も簡単にできる
ようになる。
【0010】さらに、ローラが、中央部で細く両端部に
向かうほど直径寸法が大きくなる形状であると、小径の
ディスクが挿入口の端部分から挿入されたときに、小径
のディスクの一端がローラの大径部分に他端が小径部分
に保持されることになり、小径のディスクに対する搬送
力が比較的弱いものとなる。よって、前述のように小径
のディスクが当接部材に当たったときに、ローラによる
搬送力の影響を受けることなくこのディスクを移動領域
の中央側へ導きやすくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図19を用
いて詳細に説明する。図1はディスクプレーヤの操作部
を示す正面図である。この図において、符号11は操作
パネルである。操作パネル11には、各種表示を行なう
液晶表示素子などからなるディスプレイ13と、例えば
小径のディスク(S)および大径のディスク(L)のよ
うに径の相違する複数種類のディスクが挿入される挿入
口12とが設けられている。この操作パネル11はプレ
ーヤ本体(H)の前面に取付けられて、プレーヤ本体
(H)の各機能を操作できるようになっている。プレー
ヤ本体(H)については図2ないし図19を用いて詳細
に説明する。図2はプレーヤ本体(H)の平面図、図3
はその側面図である。
【0012】図2において符号14は大径のディスク
(L)の中央を挟持しないように両端方向に向って徐々
に太い径となっている駆動ローラである。この駆動ロー
ラ14の一端は一方のサイドシャーシ15aに軸支さ
れ、他端には歯車16が取付けられている。この歯車1
6は図3に示すように他方のサイドシャーシ15bに設
けられたモータ17の回転力を伝達する各種歯車18,
18…と歯合するようになっており、モータ17の回転
力によって回転し、駆動ローラ14を駆動するようにな
っている。また駆動ローラ14の相手側は図5ならびに
図19(a)と図19(b)とに示すようなプラスチック製の
対向部材14aである。この対向部材14aの下端は中
央部が上向きに凹状になっている。この凹形状は駆動ロ
ーラ14の径の変化に対向している。図5に示すように
駆動ローラ14は、ディスク引き込み動作中は所定のば
ね圧にて対向部材14aとでディスクを挟圧し、ディス
クが完全に挿入された後には点線で示すように下方向へ
逃げるようになっている。なお上記対向部材14aは回
転しないものであり、駆動ローラ14によって送り込ま
れるディスクが単に摺動するだけである。しかしこの対
向部材14aとして駆動ローラ14と同じように両端が
徐々に太くなる形状のローラを使用することも可能であ
る。
【0013】駆動ローラ14と対向部材14aとによる
ディスク引き込み動作では、大径のディスク(L)を用
いたときには図19(a)に示すように、大径のディスク
(L)を駆動ローラ14の最も太い位置で駆動するよう
になっている。そのため、駆動ローラ14と対向部材1
4aとのばね圧の挟圧力によって大径のディスク(L)
を強く挟持でき、より強い駆動力によってディスクが引
き込まれるようになっている。また、小径のディスク
(S)を用いたときには図19(b)に示すように、小径
のディスク(S)を駆動ローラ14の中央側である細い
位置で駆動するようになっているため、小径のディスク
(S)を強く挟持できないようになっている。したがっ
て、大径のディスク(L)を駆動するときの駆動力より
も弱い力でディスクが引き込まれるようになっている。
20はディスク駆動ユニットである。このディスク駆動
ユニット20は、両サイドシャーシ15a,15bに取
付けられた振動吸収用の4個のダンパー19a,19b
(2個のみ図示する)に支持されている。このダンパー
の存在により車載用として使用された場合に、車体振動
や衝撃からディスク駆動ユニット20が保護されるよう
になる。
【0014】ディスク駆動ユニット20は図4(平面
図)および図5(側面図)に示すように、小径のディス
ク(S)あるいは大径のディスク(L)に書き込まれた
信号をピックアップする光学的ピックアップ機構21を
設けた下シャーシ22に、ディスク(S)または(L)
を回転させるターンテーブル23が取付けられている。
また下シャーシ22の一端に回動自在に取付けられ、常
にばね24によって下シャーシ22方向に引き寄せられ
ている上シャーシ25には、ターンテーブル23に搭載
されたディスク(S)または(L)をクランプするクラ
ンパー26と、このクランパー26がターンテーブル2
3上に下降することを規制する規制片27とが設けられ
ている。この規制片27には、ディスク(S)または
(L)がターンテーブル23上に押込まれるまで上シャ
ーシ25を上方に向けて傾かせて待機させるための待機
部27aとこの待機部27aに隣接させて傾かせた傾斜
部27bとが設けられており、この傾斜部27bに対し
て、ディスク(S)または(L)を排出するときにクラ
ンプ解除用の解除ピン28が摺動するようになってい
る。この解除ピン28は、サイドシャーシ15bに設け
られた各種歯車18,18…のいずれかと噛み合うラッ
ク機構などによって図5の左右方向へ駆動されるように
なっているものである。図5において実線で示す位置に
解除ピン28が位置するときに上シャーシ25が持ち上
げられてクランプが解除され、解除ピン28が図5にお
いて点線で示すように右方向へ移動すると上シャーシ2
5がばね24の力によって下降動作し、ディスクがクラ
ンプされる。
【0015】なお、上シャーシ25における下シャーシ
22との対向側の面(すなわち上シャーシ25の下面)
には、ディスク(S)および(L)が所定位置より奥部
へ進入するのを阻止するためのストッパー部材30が設
けられている。このストッパー部材30は図4に示すよ
うに、2つのアーム31および32を一部重ねて対称に
配置して構成されている。アーム31および32の重な
った位置には、上シャーシ25に固着されていると共に
アーム31および32両方の回動中心となる回動軸29
が軸通されている。さらにアーム31および32の重な
った位置にはアーム31側に段部33aを有する長穴3
3が、アーム32側には段部34aを有する長穴34が
それぞれ設けられ、この両方の長穴33および34には
後述するロック解除手段が係合するようになっている。
アーム31には下シャーシ22の方向に向って突出する
と共に直接ディスク(S)または(L)と当接する当接
ピン35が設けられ、アーム32にも同様に両ディスク
に直接当接する当接ピン36が設けられている。
【0016】アーム31および32には当接ピン35お
よび36が互いに近づく方向に引き合うようにばね部材
37が設けられている。図4のようにばね部材37によ
って両当接ピン35と36が最も近づく位置となってい
るときにおいて、一方の当接ピン35とサイドシャーシ
15aとの距離Pが小径のディスク(S)の半径より狭
くなるようにされ、同様に他方の当接ピン36とサイド
シャーシ15bとの距離もディスク(S)の半径よりも
狭くなるように設定されている(図6参照)。これは図
6に示すように小径のディスク(S)が挿入口12の中
心から外れた位置に挿入された場合に、ディスク(S)
が両当接ピン35と36に当る位置にまで確実に導かれ
るようにするためである。さらに、前記ばね部材37
は、小径のディスク(S)を上記した駆動ローラ14が
押し込むときの駆動力より強く且つ、大径のディスク
(L)を駆動ローラ14が押し込むときの駆動力より弱
い力でアーム31および32が引き合うように設定され
ている。つまり、ストッパー部材30は小径のディスク
(S)を挿入したときには当接ピン35および36が前
方において小径のディスク(S)を支持し、大径のディ
スク(L)を挿入したときには当接ピン35および36
が後方において大径のディスク(L)を支持するように
なっている。
【0017】ここで、前述したロック解除手段について
図4および図5を用いて説明する。41は上記した長穴
33および34に軸通する係合ピン42を一端に支持す
る支持レバーである。この支持レバー41の他端には下
シャーシ22に設けられた切欠き22aから下シャーシ
22の下方に延出する延出シャフト43が設けられてお
り、支持レバー41はこの延出シャフト43を中心に回
動するようになっている。44は支持レバー41と常に
直交するように配置されると共に支持レバー41と一体
となって延出シャフト43を中心として回動する係合レ
バーである。この係合レバー44は、上記したクランプ
解除ピン28と係合する。この係合レバー44の一端に
はクランプ解除ピン28側に約45度湾曲する湾曲部4
4aと、この湾曲部44aのクランプ解除ピン28に面
する側部に下向きに折曲げられた第1の折曲部44b
と、この第1の折曲部44bより前方にクランプ解除ピ
ン28の長さ方向と平行に、且つ下向きに約45°折曲
げられた第2の折曲部44cとが設けられている。ま
た、係合レバー44には一端が下シャーシ22に固着さ
れているばね部材45が取付けられ、このばね部材45
によって、係合レバー44および支持レバー41が常に
矢印xの方向に付勢されている。
【0018】このようなレバー41と44とから成るロ
ック解除手段は、大径のディスク(L)を用いたとき、
すなわち、係合ピン42が長穴33および34のそれぞ
れに設けられた段部33aおよび34aと係合してアー
ム31および32をロック状態としているとき、このロ
ック状態をディスク(S)および(L)の排出動作に伴
って解除するためのものである。この解除動作は、ディ
スクの排出動作において動くクランプ解除ピン28が係
合レバー44を押すことによって行なわれる。
【0019】以上説明した本発明におけるディスクプレ
ーヤのディスク装填動作ならびに排除動作を説明する。
小径のディスク(S)を用いたときは、図7ないし図1
1に示すように、各アーム31と32はばね部材37に
よって互いに引き付けられ、また支持レバー41と係合
レバー44が時計方向へ回動しすなわち最初に設定され
た位置から動かないようになっている。よって当接ピン
35と36は挿入口12側へ移動している。このとき小
径のディスク(S)が挿入され、駆動ローラ14と対向
部材14aとによって挟圧されて引き込まれると、この
ディスク(S)の外周の二点が当接ピン35と36に当
る。小径のディスク(S)は駆動ローラ14と対向部材
14aとによって図19(b)で示す状態(駆動ローラ1
4の小径部)にて挟持されるためにその送り力は弱くな
っている。よってディスク(S)が当接ピン35と36
に当ったときにアーム31と32はばね部材37によっ
て引き付けられたままである。そのため小径のディスク
(S)は当接ピン35と36によって位置決めされ、デ
ィスク(S)の中心がターンテーブル23上にほぼ一致
させられる。
【0020】ディスク(S)がこの位置へ移動したこと
が検知手段によって検知されると、モータの駆動力によ
って解除ピン28が図4のy方向へ駆動される。よって
解除ピン28が規制片27(図5参照)から離れ、解除
ピン28によって持ち上げられていた上シャーシ25が
ばね24の力によって下降し、クランパー26とターン
テーブル23とによってディスク(S)がクランプされ
る。この動作に連動して駆動ローラ14は図5にて点線
で示す位置に下降する。ディスク(S)が排出されると
きには解除ピン28がy方向と逆の方向へ駆動され、解
除ピン28により上シャーシ25が持ち上げられクラン
プが解除される。また駆動ローラ14が上昇し、この駆
動ローラ14の回動力によりディスク(S)が挿入口1
2へ排出される。前述のように小径のディスク(S)が
用いられる場合には、係合レバー44が時計方向へ回動
した位置にあるため、解除ピン28がディスクの装填と
排出動作に伴なって図5の左右方向へ駆動された場合
に、解除ピン28が単に係合レバー44の横を素通する
ようになっている。
【0021】また、大径のディスク(L)を用いたとき
は図12ないし図18に示すように、当接ピン35およ
び36に大径のディスク(L)が当接すると、この大径
のディスク(L)を駆動する駆動ローラ14の駆動力が
ばね部材37におけるアーム31および32を引き合わ
せている力より強いため、当接ピン35および36が奥
部に押される。するとアーム31および32が回動軸2
9を中心に回動するようになる。このとき、長穴33お
よび34に設けられた段部33aおよび34aが一致す
るようになり、この一致した段部33aおよび34aに
対し、ばね部材45により常時前方に付勢されている係
合ピン42が嵌合し、アーム31および32がロックさ
れる(図15の状態)。
【0022】したがって、大径のディスク(L)はこれ
以上奥部へ進入できなくなると共に、駆動ローラ14が
下降して駆動力を与えられなくなっても、ディスク
(L)はアーム31および32によって前方に押出され
ることなくこの位置に支持される。このとき当接ピン3
5と36によって二点が支持されている大径のディスク
(L)はその中心がターンテーブル23とほぼ一致す
る。大径のディスク(L)が保持されたことを検知手段
(図示せず)によって検知すると、クランプ解除ピン2
8が第2の折曲部44cを乗り越えて延出シャフト43
側(図5のy方向)に移動して規制片27から外れ、上
シャーシ25がばね24によって下降させられ、クラン
パー26によってディスクがターンテーブル23上に押
圧されクランプされる。この状態のときに演奏すること
ができる。
【0023】次に、演奏状態から大径のディスク(L)
を排出させるために外部操作が行なわれると、クランプ
解除ピン28が前方に移動し、第1の折曲部44bと当
接し(図17の状態)、さらに移動すると、第1の折曲
部44bを押して係合ピン42と段部33aおよび34
aとの嵌合を外すようになる(図18の状態)。する
と、アーム31および32が常にばね部材37によって
当接ピン35および36が近づくように付勢されている
ため、ストッパー部材30は最初の状態に戻るようにな
る。またディスク(L)は駆動ローラ14によって排出
される。
【0024】上記のように、一対の当接ピン35と36
の位置の変化により、小径のディスク(S)あるいは大
径のディスク(L)がターンテーブル23の上に確実に
導かれるようになる。なお、ディスクが導かれ、上シャ
ーシ25が下降してクランプされたときには、当接ピン
35と36とがディスク(S)または(L)の外周から
離れるのが好ましい。そのためには当接ピン35と36
の長さ寸法を調整し、ディスク(S)または(L)が駆
動ローラ14によって送られている高さ位置ではディス
クの外周に当接ピン35と36が当接し、ディスク
(S)または(L)がターンテーブル23に完全にクラ
ンプされた高さ位置のときにディスクの外周が当接ピン
35と36の先端から離れるようにしておくことが必要
である。あるいはクランプ動作において上シャーシ25
が下降するときにこれとともに当接ピン35と36が下
方向へ回動するときの軌跡によって、ピン35と36が
ディスクの外周から逃げるようにすることも可能であ
る。
【0025】また、小径のディスク(S)を挿入口12
から挿入して演奏する場合、いかなる位置、すなわち図
6に示すようにサイドシャーシ15aに隣接する位置か
ら小径のディスク(S)を挿入したとしてもディスク
(S)を通路の中央位置に導くことができる。なぜなら
ば、小径のディスク(S)に当接する当接ピン35とサ
イドシャーシ15aとの距離Pを小径のディスク(S)
の半径よりも狭くなるように配置しており、またこのと
きディスク(S)の一端は駆動ローラ14の大径部に挟
圧されているが他端は駆動ローラ14の小径部に位置し
ているためにこのときの引き込み力は大径のディスク
(L)のときよりも小さくなり、駆動ローラ14による
挿入力によってアーム31と32が拡開しないようにな
っている。そのため、小径のディスク(S)が当接ピン
35に当接すると、この当接ピン35によって小径のデ
ィスク(S)の進行方向が中央側に進むように導かれ
る。最終的には、当接ピン36とも当接し、この両方の
当接ピン35および36と小径のディスク(S)が当接
する。このように、小径のディスク(S)に対する駆動
ローラ14の駆動力よりも強い力でアーム31および3
2が互いに引き合っているために、小径のディスク
(S)が中央部に確実に導かれ、ディスク(S)がター
ンテーブル23上に配された位置において止まるように
なっている。
【0026】このようにディスク(S)および(L)の
いずれを用いても、ディスク(S)および(L)は同じ
位置であるターンテーブル23上で止めることができ、
その後の動作をいずれのディスク(S)および(L)に
おいても同様に行なえる。そのため、従来用いられてい
たディスクプレーヤを大幅に変更することなしにいずれ
のディスク(S)および(L)であっても演奏できる。
また特に小径のディスク(S)は挿入口12の中心から
外れた位置から挿入しても大丈夫であるため、車載用デ
ィスクプレーヤにおいて、運転者がディスクを挿入する
ときでも装填操作が行ないやすくなる。
【0027】また、上記実施例では、小径のディスク
(S)が装填されているときと大径のディスク(L)が
装填されているときとで、一対のアーム31,32およ
びレバー41,44の停止位置が相違している。よって
これらの部材がいずれか一方にあることをスイッチなど
によって検知すれば、装填されているディスクの種別を
認識することが可能である。このスイッチなどの認識に
よって種々の制御が可能となる。例えば、図1に示すデ
ィスプレイ13にディスクの種別を「シングル」,「SING
LE」 または「ノーマル」,「NORMAL」などと標示すること
ができる。あるいはディスプレイ13に長い線あるいは
短い線を表示し、この線の長さによってディスクの径を
識別することもできる。またはLEDの点灯によってデ
ィスクの種別を表示することも可能である。
【0028】なお、本実施例ではディスク(S)および
(L)のいずれにおいても演奏できるようにするため、
ストッパー部材30を2つのアーム31および32によ
って形成し、このアーム31および32を大径のディス
ク(L)が用いられたときのみ回動するようにしている
が、本発明においてはこれに限られるものではなく、例
えば、大径用のストッパー部材と小径用のストッパー部
材とを設け、小径用のストッパー部材のみを可動させる
ようにしてもよいし、ストッパー部材を直線に移動させ
てディスク(S)および(L)に対応する2つの位置で
ロックするようにしてもよい。またVの字状に配置され
た一対のアームの側辺でディスクの外周の二点を受ける
ようにすることも可能である。つまり、ストッパー部材
がディスク(S)および(L)の径に応じてロックする
ことができて、ディスク(S)および(L)のいずれも
がターンテーブル23上に載置できる構造をとれば同様
の効果がある。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、小径のディス
クおよび大径のディスクの両方が挿入できるディスクプ
レーヤにおいて、小径のディスクをこれよりも充分に広
い開口幅の挿入口から任意に挿入でき、従来のようにア
ダプタを使用する必要がない。また小径ディスクを位置
決めできる状態における当接部材とディスクの移動領域
の縁部との距離が、小径のディスクの半径よりも狭くな
っているため、小径のディスクが移動領域の縁部に沿っ
て搬送された場合であっても、ディスクは当接部材に当
たった後に、移動領域の中央側に導かれ、小径ディスク
がディスク駆動機構上に確実に位置決めされるようにな
る。
【0030】また請求項1記載の発明では、大径のディ
スクが搬送されたときに当接部材が大径のディスクに
押されて移動するために、径の異なるディスクを任意に
挿入して演奏できるようになり、また当接部材を移動さ
せるための機構を簡単にできる。
【0031】請求項記載の発明では、ローラが両端部
に向かって直径が大きくなる形状であるため、ディスク
の移動領域の縁部に沿って搬送される小径のディスクへ
の搬送力が比較的弱くなり、当接部材に当たった後に小
径ディスクを中央側へ導きやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクプレーヤの操作部を示す正面図、
【図2】ディスクプレーヤ本体の平面図、
【図3】ディスクプレーヤ本体の側面図、
【図4】ディスク駆動ユニットの平面図、
【図5】ディスク駆動ユニットの側面図、
【図6】小径のディスクが挿入された状態を示すプレー
ヤ本体の平面図、
【図7】小径のディスクが搬送されている状態を示す部
分平面図、
【図8】小径のディスクが位置決めされた状態を示す部
分平面図、
【図9】小径のディスクが位置決めされた後のクランプ
解除ピンの移動状態を示す部分平面図、
【図10】小径のディスクが位置決めされた後のクラン
プピンの移動状態を示す部分平面図、
【図11】小径のディスクが当接ピンから離れる状態を
示す部分平面図、
【図12】大径のディスクが搬送されている状態を示す
部分平面図、
【図13】大径のディスクが当接ピンに当たった状態を
示す部分平面図、
【図14】大径のディスクに押されて位置決めピンが移
動し始めた状態を示す部分平面図、
【図15】大径のディスクにより位置決めピンが押され
て移動する状態を示す部分平面図、
【図16】位置決めピンがロックされた状態を示す部分
平面図、
【図17】位置決めピンのロック解除動作を示す部分平
面図、
【図18】大径のディスクの排出動作を示す部分平面
図、
【図19】(a)はローラにより大径のディスクが搬送さ
れている状態を示す正面図、(b)は小径のディスクが搬
送されている状態を示す正面図、
【図20】従来使用されている小径ディスク用アダプタ
を示す平面図、
【符号の説明】
S 小径のディスク L 大径のディスク 12 挿入口 14 駆動ローラ 15a,15b 移動領域の縁部となるサイドシャーシ 20 ディスク駆動ユニット 23 ターンテーブル 25 上シャーシ 26 クランパー 28 クランプ解除ピン 31,32 アーム 35,36 当接ピン 41 支持レバー 44 係合レバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径のディスクと大径のディスクを挿入
    可能なディスクプレーヤにおいて、前記大径のディスク
    が挿入可能な開口幅を有する挿入口と、前記挿入口から
    挿入された小径のディスクおよび大径のディスクを装置
    内方へ搬送できるローラと、前記ローラよりも装置内方
    に位置するディスク駆動機構と、前記ローラ搬送され
    る小径のディスクを前記ディスク駆動機構上に位置決め
    できる間隔に配置され、且つ搬送される大径のディスク
    に押されて大径のディスクがディスク駆動機構上に設置
    されるのを妨げない位置ヘ向けて移動する当接部材とが
    設けられ、前記小径のディスクをディスク駆動機構上に
    位置決めできる位置にある前記当接部材と前記ローラで
    搬送されるディスクの移動領域の縁部との距離が、小径
    のディスクの半径よりも狭いことを特徴とするディスク
    プレーヤ。
  2. 【請求項2】 ローラは、中央部の直径寸法が細く、両
    端部に向かうほど直径寸法が大きくなっている請求項1
    記載のディスクプレーヤ。
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