JP3780837B2 - 防振装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、防振装置及びその製造方法に係り、特に、加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合構造の防振装置における耐候性等の特性の改良と、そのような改良された防振装置を有利に製造する方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、自動車や鉄道車両等においては、剛性部品への振動・衝撃の伝達防止を目的とした各種形態の防振装置が、用いられてきている。そして、そのような防振装置としては、金属材料からなる支持部材にゴムを加硫接着した金属材料・ゴム複合体よりなるものが数多く研究、開発され、実際に採用されているが、最近では、特に自動車用防振装置において、かかる防振装置の軽量化及び製造コストの低減等を目的として、これまでの金属製支持部材に代えて、樹脂材料よりなる樹脂製支持部材を用いた、樹脂・ゴム複合体より構成される防振装置が、多く採用されている。
【0003】
而して、かかる樹脂・ゴム複合体よりなる防振装置において、支持部材を構成する樹脂としては、各種の樹脂材料の中でも、特に耐熱性、耐久性等の優れているものが選択され、用いられることとなるが、現在では、ガラス繊維による補強性、加工時の射出成形性及び耐薬品性に優れており、更には生産コストを低く押さえることができる等の特徴から、ポリアミド樹脂の採用が有効とされているのである。
【0004】
しかしながら、ポリアミド樹脂は、水分が存在する状態においては、吸水により力学的特性が低下するという問題があり、また、冬季に道路上に散布される融雪剤乃至は凍結防止剤たる塩化カルシウムによっても、その力学的特性が低下するという問題があり、加えて、熱による酸化劣化、或いは紫外線の暴露による強度低下を生ずる等という問題も内在するものであった。
【0005】
このため、樹脂・ゴム複合体より構成される防振装置であって、樹脂材料としてポリアミド樹脂を採用する場合にあっては、そのような問題に対処すべく、一般に、かかるポリアミド樹脂にカーボンブラック等を充填せしめて、その耐候性等の向上を図ることが考えられるが、かかる充填材の添加によっては、充分な耐水性や耐融雪剤(塩化カルシウム)特性の向上を図ることが出来ず、そのため、ポリアミド樹脂・ゴム複合体より構成される自動車用防振装置にあっては、水分や塩化カルシウム等と接触することが比較的少ない部位においてのみ使用されるに止まり、その用途が非常に限定されていたのである。
【0006】
【解決課題】
かかる状況下において、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合構造の防振装置において、それの少なくともポリアミド成形体の外部に露呈する表面を、弾性体の所定厚さの層にて被覆せしめることによって、かかる防振装置におけるポリアミド成形体の耐水性、耐候性及び耐融雪剤特性が著しく向上せしめられ得ることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
【0007】
従って、本発明は、そのような知見に基づいて完成されたものであって、その解決課題とするところは、耐水性、耐候性及び耐融雪剤特性が向上せしめられた、加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合構造の防振装置を提供することにあり、また、本発明は、耐水性、耐候性及び耐融雪剤特性が向上せしめられた、加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合構造の防振装置を有利に製造する方法を提供することをも、その解決課題としている。
【0008】
【解決手段】
そして、本発明にあっては、上述の如き課題を解決するために、加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合構造の防振装置にして、前記ポリアミド成形体の外部に露呈する表面を少なくとも含み且つ該ポリアミド成形体から前記加硫ゴム成形体に至る外表面をも含む防振装置外表面が、弾性体の所定厚さの層にて被覆されていることを特徴とする防振装置を、その要旨とするものである。
【0009】
すなわち、このような本発明に従う複合構造の防振装置にあっては、加硫ゴム成形体と共に、それを構成する、支持部材としてのポリアミド成形体の外部に露呈する表面を少なくとも含む防振装置外表面が、弾性体の所定厚さの層にて被覆されているところに、大きな特徴を有しているのであって、これにより、支持部材たるポリアミド成形体が、雨水や付着する水、大気中に存在する水分等、更には融雪剤乃至は凍結防止剤たる塩化カルシウムに直接に接触するようなことがなく、それ故に、それら水分や融雪剤等による作用を受けることがないところから、ポリアミド成形体の劣化が効果的に阻止され得て、その力学的特性が低下するという問題が惹起されることはないのであり、更には、熱による酸化劣化、或いは紫外線の暴露による強度低下という問題も惹起されることがないのである。
【0010】
要するに、本発明に従う防振装置によれば、水分や融雪剤(塩化カルシウム)等が存在する状態下において、また熱や紫外線に晒される使用環境下において、長時間使用しても、かかる防振装置の支持部材たるポリアミド成形体の機械的特性の低下が効果的に防止され得るのであり、以て、防振装置全体の強度が有効に維持され得ることとなるのである。
【0011】
また、この本発明に従う防振装置においては、前記弾性体からなる被覆層が、ポリアミド成形体から加硫ゴム成形体に至る外表面を被覆するようになっても、そのような被覆層が弾性体よりなるものであるために、かかる防振装置に振動が加わった場合に、該弾性体よりなる被覆層部分も、加硫ゴム成形体、ひいては防振装置の動きを阻害することなく、追従して変形可能であり、これによって、該防振装置本来の防振効果を損なうことなく、そして被覆層自体にひび割れや剥がれ等の問題を惹起することなく、支持部材たるポリアミド成形体の耐水性、耐候性及び耐融雪剤特性を有利に向上せしめることができるという利点がある。
【0012】
さらに、本発明に従う防振装置にあっては、ポリアミド成形体における少なくとも外部に露呈する表面が、弾性体の所定厚さの層にて被覆されることになるために、ポリアミド成形体の耐衝撃性も向上し、また、耐チッピング性も有利に向上せしめられ得ることとなる。
【0013】
なお、かくの如き本発明に従う防振装置における好ましい態様の一つによれば、前記弾性体は、ゴムまたは熱可塑性エラストマーであることが望まく、これによって、かかるゴムまたは熱可塑性エラストマーにカーボンブラックや老化防止剤等を添加することで、ポリアミド成形体上のゴム等よりなる被覆層自身の耐候性、耐熱老化防止性を有利に向上せしめることが出来るのである。
【0014】
また、本発明に従う防振装置における他の好ましい態様の一つによれば、前記弾性体の層は、10μm〜3000μmの膜厚を有していることが望ましい。これは、かかる弾性体層(被覆層)の膜厚が10μmより薄い場合は、ポリアミド成形体上に被覆層を設けても、耐水性、耐候性及び耐融雪剤特性の向上が図られ得ないことに加えて、被覆層を、ポリアミド成形体上に均一に設けることが非常に困難となるからであり、一方、膜厚が3000μmより厚い場合は、防振装置全体の動きが阻害され、かかる防振装置本来の防振性能が発揮されなくなる恐れがあるからである。
【0015】
さらに、本発明に従う防振装置における望ましい態様の一つによれば、前記弾性体は、低吸水性のゴムまたは熱可塑性エラストマーであることが望ましく、これによって、ポリアミド成形体の吸水による力学的特性の低下が、より一層有利に防止されることとなる。
【0016】
そして、本発明に従う防振装置の別の望ましい態様の一つによれば、前記弾性体は、低酸素透過性のゴムまたは熱可塑性エラストマーであることが望ましく、これによって、ポリアミド成形体の耐熱性及び耐久性をより一層有利に向上せしめることが出来るのである。
【0017】
一方、本発明にあっては、加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合体を準備し、次いで該複合体の外部に露呈する表面のうち、少なくとも前記ポリアミド成形体の表面を含み且つ該ポリアミド成形体から前記加硫ゴム成形体に至る外表面をも含む複合体外表面に対して、未加硫ゴムの溶液を塗布した後、かかる未加硫ゴムの塗布層を加硫せしめることにより、ゴムの所定厚さの層を少なくとも前記ポリアミド成形体の表面を含み且つ該ポリアミド成形体から前記加硫ゴム成形体に至る外表面をも含む防振装置外表面に形成したことを特徴とする防振装置の製造方法も、また、その要旨とするものである。そして、これにより、比較的簡易な方法で、ポリアミド成形体の外部に露呈する表面上に、ゴムの被覆層が形成せしめられ得、以て、ポリアミド成形体の耐水性、耐候性及び耐塩化カルシウム特性を有利に向上せしめることができるのである。
【0018】
加えて、本発明にあっては、加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合体に対して、熱可塑性エラストマーの溶液を塗布せしめ、乾燥することにより、かかる熱可塑性エラストマーの所定厚さの層を少なくとも前記ポリアミド成形体の表面を含み且つ該ポリアミド成形体から前記加硫ゴム成形体に至る外表面をも含む前記複合体の外表面に形成したことを特徴とする防振装置の製造方法をも、その要旨としている。これによって、少なくともポリアミド成形体外表面上に、熱可塑性エラストマー層が、所定厚さにおいて効果的に形成されることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
ところで、図1には、本発明が適用される防振装置の一種である自動車用エンジンマウントの構成が、横断面形態において、概略的に示されているが、そこにおいて、エンジンマウント2は、ポリアミド成形体たるガラス繊維強化ポリアミド樹脂成形品にて構成されるブラケット4と、取付軸としての内筒金具6とが、加硫ゴム成形体たるゴム弾性体8によって弾性的に一体的に連結されてなる構造とされている。そして、このエンジンマウント2は、そのブラケット4が自動車のボディー(図示せず)に取り付けられる一方、内筒金具6が自動車のパワーユニット(図示せず)に取り付けられることにより、それらボディーとパワーユニットの間に介装されて、パワーユニットをボディーに対して防振支持せしめるようになっているのである。
【0020】
なお、かかるエンジンマウント2においてブラケット4を構成する成形品を与えるポリアミド樹脂としては、アミド結合(−CONH−)を繰り返し単位に持つ公知の各種ポリマーの中から、要求特性に応じて、適宜に選定されて、単独で若しくはその複数が組み合わされて用いられることとなる。そのようなポリアミド樹脂として採用されるポリマーとしては、例えば、ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−又は2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、1,3−又は1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス(p−アミノシクロヘキシルメタン)、m−又はp−キシリレンジアミン等の如き脂肪族、脂環族又は芳香族ジアミンと、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の如き脂肪族、脂環族又は芳香族ジカルボン酸に代表される二塩基酸との重縮合により得られるポリマー;6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸の如きアミノカルボン酸の重縮合により得られる結晶性乃至は非結晶性ポリマー;ε−カプロラクタム、ω−ドデカラクタム等のラクタムの開環重合により得られるポリマー;共重合ポリアミド等が挙げられ、また、その具体的なものとしては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12や、芳香族ナイロン、非晶質ナイロン等を例示することが出来る。また、この種のポリアミドに対して、それ以外の公知の各種樹脂材料を配合せしめることも可能であり、更に、ポリアミドには、従来よりポリアミドの添加剤として知られているガラス繊維等を、適宜に配合することも可能である。
【0021】
また、加硫ゴム成形体たるゴム弾性体8を形成するゴム材料としても、公知の各種のゴム材料の中から、適宜に選択されて、用いられるのであって、例えば、天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、カルボキシル変性NBR、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)、マレイン酸変性EPM(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化IIR、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、フッ素ゴム(FR)、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴムなどが、単独で若しくは複数を組み合わせて用いられることとなる。更に、このゴム材料を加硫する加硫剤についても、ゴム材料に応じて、例えば、硫黄、アルキルフェノール樹脂等の樹脂、酸化亜鉛等の金属酸化物、ヘキサメチレンジアミンカルバメート等のポリアミン類などが用いられ、更に、必要に応じて、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤等も、従来と同様に配合されることとなる。
【0022】
そして、本発明にあっては、このようなブラケット4とゴム弾性体8の一体構造よりなるエンジンマウント2において、その少なくともブラケット4の外表面に対して、ここでは、図2に部分的に示される如く、該エンジンマウント2の全外表面、具体的にはブラケット4とゴム弾性体8のそれぞれの外表面に、所定の弾性体よりなる被覆層20が、所定厚さにおいて形成されているのである。
【0023】
なお、そのような本発明に従うエンジンマウント2を得るには、有利には、先ず、ポリアミド樹脂成形品よりなるブラケット4と内筒金具6が、加硫ゴム成形体たるゴム弾性体8により弾性的に接合されて、一体構造をなす複合体10が、準備されることとなる。このような複合体10は、従来より公知の手法に従って適宜に形成され得るものであって、例えば、先ず、その内部にゴム弾性体8と内筒金具6が収容可能な空隙を有するブラケット4を射出成形操作等にて形成し、次いで、この得られたブラケット4の空隙面や内筒金具6の外周面に適当な接着剤を塗布せしめた後、かかる内筒金具6を内部に配置せしめた状態下、ゴム弾性体8を与える未加硫のゴム組成物を、それらブラケット4と内筒金具6との間に導入して加硫成形せしめると共に、それらを加硫接着して、一体化せしめる方法や、或いは、予め未加硫ゴム組成物の加硫成形により、内筒金具6とゴム弾性体8よりなる一体物を形成した後、かかる一体物においてブラケット4と接着することとなる表面に接着剤を塗布せしめ、更にその塗布面上において、ポリアミド樹脂を成形せしめて、ブラケット4を形成すると同時に、その形成されたブラケット4とゴム弾性体8とを接着、一体化せしめる方法などを採用し、形成されることとなる。
【0024】
次いで、このようにして得られた複合体10を用い、その少なくともブラケット4の外表面に、弾性体の所定厚さの層からなる被覆層20が形成せしめられ、以て目的とするエンジンマウント2とされるのである。なお、このような被覆層20を形成せしめるに際しては、従来より公知の如何なる方法をも採用し得るのであるが、特に、作業効率の観点から、未加硫ゴムの溶液を塗布した後、かかる未加硫ゴムの塗布層を加硫せしめる方法や、熱可塑性エラストマーの溶液を塗布せしめ、乾燥する方法が、有利に採用されることとなる。また、かかる未加硫ゴムまたは熱可塑性エラストマーの溶液を塗布する方法としては、浸漬法、ハケ塗り法、噴霧法等の公知の手法が適宜に選択されることとなるが、特に、必要に応じて円筒金具6の両端を栓乃至はキャップ等で封止した複合体10を、未加硫ゴム又は熱可塑性エラストマーの溶液中に浸漬させることで、未加硫ゴムまたは熱可塑性エラストマーの塗布層を形成し、更に加硫又は乾燥して被覆層20を形成せしめる方法が、作業効率等の観点より、有利に採用されることとなる。
【0025】
ここで、上述の如くしてブラケット4上に設けられた、弾性体よりなる被覆層20の膜厚は、特に制限されるものではないが、一般に10μm〜3000μm、好ましくは20μm〜1000μmであることが望ましい。けだし、被覆層20の膜厚が10μmよりも薄くなると、ブラケット4上に被覆層20を設けても、ブラケット4の耐水性、耐候性及び耐融雪剤特性の有効な向上が図られ難いことに加えて、被覆層20を、ブラケット4上に均一に設けることが非常に困難となるからであり、一方、膜厚が3000μmよりも厚い場合は、特にそのような被覆層20がゴム弾性体8の外表面にまで形成されていると、防振装置全体の動きが阻害され、かかる防振装置本来の防振性能が発揮され得なくなる恐れがあるからである。
【0026】
また、上述の如き被覆層20を構成する弾性体としては、公知の各種の材料が用いられ得るが、その中でも、ゴムまたは熱可塑性エラストマーが有利に用いられることとなる。例えば、ゴムとしては、天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、カルボキシル変性NBR、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)、マレイン酸変性EPM(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化IIR、塩素化ポリエチレン(CPE)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、フッ素ゴム(FR)、アクリルゴム(ACM、ANM)、エピクロロヒドリンゴム(CO、ECO)などが、それ単独で若しくはその複数を組み合わせて用いられるのである。また、熱可塑性エラストマー(TPE)としては、スチレン・ブタジエンブロック共重合体(SBS)や、かかるSBSを水素添加したSEBS等のポリスチレン系TPEの他、ポリオレフィン系TPE、ポリジエン系TPE、塩化ビニル系TPE、ポリエステル系TPE、ポリウレタン系TPE、ポリアミド系TPE、フッ素系TPE、塩素化ポリエチレン、トランスポリイソプレンなどが、適宜に選択されて、使用される。
【0027】
特に、これらのゴムまたは熱可塑性エラストマーのうち、低吸水性のゴム又は熱可塑性エラストマーを用いた場合にあっては、ポリアミド成形体よりなるブラケット4の、吸水による力学的特性の低下が、より一層有利に防止され得るのであり、また、低酸素透過性のゴム又は熱可塑性エラストマーを用いた場合にあっては、かかるブラケット4の耐熱性及び耐久性を、より一層有利に向上せしめることが出来るのである。
【0028】
また、被覆層20の形成のために、上述せる如き、未加硫ゴム又は熱可塑性エラストマーの溶液を塗布する方法を採用する場合にあっては、未加硫ゴム又は熱可塑性エラストマーを適当な溶媒に溶解して、塗布溶液が調整されることとなるが、そこで用いられる溶媒としては、所定の未加硫ゴム又は熱可塑性エラストマーを容易に溶解し得る公知の各種の溶媒、例えば、トルエン、メチルエチルケトン、ヘキサン、キシレンなどが、適宜に用いられることとなる。
【0029】
さらに、被覆層20を構成する弾性体としてゴムを用いる場合には、未加硫ゴムが溶解された溶液を塗布し、形成された未加硫ゴムよりなる塗布層に対して加硫を行なうこととなるため、かかる未加硫ゴムまたはそれに必要な添加剤が配合されてなる未加硫ゴムコンパウンドが溶解された溶液中に、加硫剤も併せて溶解させておくことが、作業効率等の観点より望ましいのである。この場合において、用いられる加硫剤としては、未加硫ゴムの種類に応じて、公知の各種のものが適宜に選択されることとなるが、例えば、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−フルフラール樹脂、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂等のフェノール樹脂、硫黄、アミン類、ポリオール類、チオウレア類、トリアジン類、金属酸化物、過酸化物等が用いられ、更に、公知の各種加硫促進剤や加硫促進助剤を加えることも、可能である。同様に、公知の各種老化防止剤も併せて溶解させておくことで、加硫ゴムよりなる被覆層20自身の耐候性等も向上せしめられ得るのである。
【0030】
そして、このようにして得られた防振装置としてのエンジンマウント2にあっては、ポリアミド樹脂成形品よりなるブラケット4の外部に露呈する表面が、弾性体の所定厚さの層20にて被覆されているため、そのようなブラケット4を構成するポリアミド樹脂が、雨水や付着する水、大気中に存在する水分等、更には融雪剤等に直接に接触するようなことがなく、従って水分等による作用を受けることがないところから、水分等が存在する状態下において、長時間使用しても、かかるブラケット4の機械的特性の低下が効果的に防止され得るのであり、以て、かかるエンジンマウント2全体の強度が有効に維持されることとなるのである。
【0031】
また、図2に例示の具体例の如く、被覆層20を、ブラケット4の外表面のみならず、ゴム弾性体8の外表面上にも設けるようにすることによって、ゴム弾性体8の耐候性や耐熱老化性の向上を、被覆層20へのカーボンブラックや老化防止剤の配合によって達成せしめ得るところから、ゴム弾性体8への老化防止剤やワックス等の添加剤の減量が可能となり、以て防振特性の向上や低コスト化が有利に実現され得、また配合自由度も向上せしめられ得るのである。
【0032】
なお、本発明が適用される防振装置としては、図1に示される如き形状のエンジンマウントに限定されるものでは決してなく、例えば、自動車用防振ゴムの複合構成部材、具体的には、ボディマウント、キャブマウント、メンバーマウント、ストラットバークッション、センタベアリングサポート、トーショナルダンパー、ステアリングラバーカップリング、テンションロッドブッシュ、ブッシュ、バウンドストッパー、FFエンジンロールストッパー、マフラーハンガー等の各種部材を対象とすることが出来る。
【0033】
【実施例】
以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべきである。
【0034】
先ず、ポリアミド樹脂として、ナイロン66にガラス繊維を45重量%混合したポリアミド樹脂(東レ株式会社製CM3001G−45)(以下、ポリアミド樹脂▲1▼という)と、かかるポリアミド樹脂▲1▼の配合に、更にカーボンブラックを0.2重量%添加したポリアミド樹脂(以下、ポリアミド樹脂▲2▼という)の2種類を準備し、それらポリアミド樹脂▲1▼、▲2▼を用いて、図1に示される如き形状の、加硫ゴム成形体(ゴム弾性体8)とポリアミド成形体(ブラケット4)とを含んで構成される複合構造の防振装置(エンジンマウント2)を、それぞれ作製した。
【0035】
一方で、下記表1に示される如き、未加硫ゴム(及び加硫剤)又は熱可塑性エラストマーを所定の溶媒に溶解して、11種類の溶液をそれぞれ調製した。なお、それら各溶液中に溶解せしめた未加硫ゴム又は熱可塑性エラストマーの量は、その種類に応じて、20〜40重量%とした。
【0036】
そして、ポリアミド樹脂▲1▼を用いて作製した防振装置について、それぞれの内筒金具6の開口部をポリエチレンテレフタレート製のキャップにて封止し、かかる状態にて各溶液に浸漬せしめ、未加硫ゴム又は熱可塑性エラストマーの塗布層を設けた後、溶液中から防振装置を取り出した。さらに、未加硫ゴムを用いた場合にあっては、各防振装置を乾燥させた後、160℃で30分間、熱処理を施し、未加硫ゴムの加硫を行ない、また、熱可塑性エラストマーの場合にあっては、かかる防振装置を乾燥させた後、90℃で30分間、熱処理を施し、溶媒を完全に除去することで、防振装置の外表面上に設けられた塗布層を、かかる外表面に固着した被覆層20とした。
【0037】
以上の操作により、その外表面が加硫ゴムの被覆層20にて覆われた10種類の防振装置(実施例1〜10)、及び熱可塑性エラストマーの被覆層20にて覆われた1種類の防振装置(実施例11)を、それぞれ3個ずつ得た。このようにして得られた実施例1〜11に係る各防振装置の材料構成について、各被覆層20の膜厚と共に、下記表1に示した。
【0038】
【表1】
Figure 0003780837
【0039】
また、このようにして得られた各防振装置について、以下の破壊強度試験、耐疲労性試験を行ない、それらの結果を、下記表2に併せ示した。
【0040】
水中浸漬後の破壊強度測定試験
先ず、前処理として、40℃の温水中に各防振装置を1000時間浸漬せしめた後、温水中より防振装置を取り出し、常温まで自然冷却した。そして、かかる前処理後の防振装置を治具に固定し、金属の丸棒を、防振装置の筒金具内に挿入し、そのような状態で、丸棒を、図1において上方向に、20mm/minの速度にて、防振装置が破壊するまで引っ張り、その破壊時の応力を測定した。なお、破壊強度を測定するに際しては、常温の環境下にて行なった。
【0041】
サンシャインウェザーメーター促進試験後の破壊強度測定試験
先ず、前処理として、防振装置に対して、ASTM−D2565に準拠したサンシャインウェザーメーター促進試験を施した。なお、この試験における各種条件は、カーボンアーク放射の照射強度;0.35mW/m2 、ブラックパネル温度;63℃、降雨サイクル18分/120分、試験時間;1000時間であった。そして、かかる前処理後の防振装置について、前述した水中浸漬後の破壊強度測定試験の場合と同様の方法により、破壊強度を測定した。
【0042】
熱処理後の耐疲労性試験
先ず、前処理として、防振装置を、100℃のオーブン内にて、250時間、熱処理を施した。熱処理後、オーブン内から防振装置を取り出して、常温まで自然冷却させた後、かかる前処理後の防振装置を治具に固定し、金属の丸棒を、防振装置の内筒金具6内に挿入し、その状態で、丸棒に対して、2Hzの周波数にて±10kNの荷重を、図1における上下方向に加え、樹脂が破断するまでの回数を記録した。
【0043】
【表2】
Figure 0003780837
【0044】
この表2に示された、それぞれの試験結果からも明らかなように、ゴム又は熱可塑性エラストマーよりなる被覆層20が設けられていない防振装置(比較例1,2)に比べて、かかる被覆層20がその外表面に設けられた防振装置(実施例1〜11)のほうが、水中浸漬後の破壊強度、及びサンシャインウェザーメーター促進試験後の破壊強度において優れた値を示しており、また、耐疲労性も、良好であることが、認められるのである。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明に従う、加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合構造の防振装置にあっては、少なくともポリアミド成形体の外部に露呈する表面に、弾性体よりなる所定厚さの被覆層が形成されているため、ポリアミド成形体が水分等による作用を受けることがないところから、その耐水性、耐候性、耐融雪剤特性等が、従来の防振装置に比して、格段に向上せしめられることとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される防振装置の一つであるエンジンマウントの構成を示す断面説明図である。
【図2】図1のエンジンマウントにおいて、本発明に従う被覆層が形成された一例を示す、図1のA部を拡大して示す説明図である。
【符号の説明】
2 エンジンマウント 4 樹脂製ブラケット
6 筒金具 8 ゴム弾性体
10 複合体 20 被覆層

Claims (7)

  1. 加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合構造の防振装置にして、前記ポリアミド成形体の外部に露呈する表面を少なくとも含み且つ該ポリアミド成形体から前記加硫ゴム成形体に至る外表面をも含む防振装置外表面が、弾性体の所定厚さの層にて被覆されていることを特徴とする防振装置。
  2. 前記弾性体が、ゴムまたは熱可塑性エラストマーである請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記弾性体の層が、10μm〜3000μmの膜厚を有している請求項1又は請求項2に記載の防振装置。
  4. 前記弾性体が、低吸水性のゴムまたは熱可塑性エラストマーである請求項1乃至請求項3の何れかに記載の防振装置。
  5. 前記弾性体が、低酸素透過性のゴムまたは熱可塑性エラストマーである請求項1乃至請求項4の何れかに記載の防振装置。
  6. 加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合体を準備し、次いで該複合体の外部に露呈する表面のうち、少なくとも前記ポリアミド成形体の表面を含み且つ該ポリアミド成形体から前記加硫ゴム成形体に至る外表面をも含む複合体外表面に対して、未加硫ゴムの溶液を塗布した後、かかる未加硫ゴムの塗布層を加硫せしめることにより、ゴムの所定厚さの層を少なくとも前記ポリアミド成形体の表面を含み且つ該ポリアミド成形体から前記加硫ゴム成形体に至る外表面をも含む防振装置外表面に形成したことを特徴とする防振装置の製造方法。
  7. 加硫ゴム成形体とポリアミド成形体とが一体的に接合されて構成される複合体に対して、熱可塑性エラストマーの溶液を塗布せしめ、乾燥することにより、かかる熱可塑性エラストマーの所定厚さの層を少なくとも前記ポリアミド成形体の表面を含み且つ該ポリアミド成形体から前記加硫ゴム成形体に至る外表面をも含む前記複合体の外表面に形成したことを特徴とする防振装置の製造方法。
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