JP3776676B2 - 食品連続炒め装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は食品連続炒め装置に関し、特に、食品を加熱された筒状ドラム内において加熱混合しながら連続的に炒めるための食品連続炒め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紐状、粉状あるいは粒状の食品素材、裁断された食品素材、あるいは小片状の食品素材などを加熱された固定式の筒状ドラム内に収容し、かつ、筒状ドラム内に、その内周面の360度の範囲において先端縁が実質的に接触するようにして回転するコイルスクリューあるいはパドルスクリューを配置して、該スクリューにより食品素材を混ぜ返しながら、当該筒状ドラムの上流から下流まで移送するようにした食品連続炒め装置は知られている(例えば、特開平7−132055号公報、特開平10−211107号公報参照)。
【0003】
また、傾斜した回転軸心線を持つと共に、回転駆動されかつその内周面にかき上げ用の多数のピンを設けた筒状ドラム内に食品素材を収容し、筒状ドラムが回転することにより、収容した食品素材をかき上げピンによりかき上げ、かつ落下させながら筒状ドラムの上流から下流まで移送するようにした食品連続炒め装置も知られている(例えば、特開平6−189855公報参照)。
上記のような食品連続炒め装置を用いることにより、焼きそばや焼き飯などの炒め物を多量にかつ連続的に調理することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の食品連続炒め装置において、固定した筒状ドラムを用い、その内部に取り付けたコイルスクリューあるいはパドルスクリューにより食品素材を混ぜ返しながら筒状ドラムの上流から下流まで移送する形態のものは、筒状ドラム内での食品の移動は、基本的にスクリュー面に沿った押し出し搬送であり、スクリューとの接触時間が長くかつ押し出し力が作用することから、食品に損傷を与える可能性が高い。
【0005】
また、スクリューが剛性の高いものである場合には、スクリュー外周縁と筒状ドラムの内周面との間にわずかな隙間を設けておくことが、筒状ドラムの内周面に損傷を与えず安定した運転を継続するのにどうしても必要となるが、そのために、筒状ドラムの内周面に食品が薄く貼り付きがちとなり、いわゆる焦げ付きが生じ易い。スクリュー外周縁を弾性体とすることにより、筒状ドラムの内周面に弾性体の先端を密接させた状態で連続運転することが可能となるが、弾性体であるだけに変形が生じて、その先端縁と筒状ドラムの内周面との間に食品が薄く貼り付きがちとなり、やはり焦げ付きが生じ易い。さらに、筒状ドラムの内周面360度の範囲でスクリュー外周縁が筒状ドラムの内周面に接触する形態であり、大きな駆動力を要すると共に、この点からも、内周面への貼り付きによる焦げ付きが生じ易くなる。
【0006】
回転駆動する筒状ドラムの回転軸を傾斜させ、筒状ドラムの回転と回転軸の傾斜により食品を上流から下流へ移動させる形態のものは、食品の損傷は比較的少なく品質の良い炒めものを連続して製造できる利点があるが、食品と筒状ドラムの内周面との位置関係は、自然落下する場合を除き、基本的には変化しないものであり、そして、筒状ドラムの内周面に接触して食品をそぎ落とす手段を有しないことから、食品の焦げ付きが生じやすいという欠点がある。そのために、筒状ドラム内部をテフロンコーティングなどの処理をして焦げ付きの防止を図っているが、完全とはいえないのが実状である。そのために、定期的に再コーティングを必要とし、機器の維持経費が高くなっている。さらに、筒状ドラムには食品のかき上げ用のピンが一体的に取り付けてあり、筒状ドラム内周面の清掃がきわめて困難となっている。
【0007】
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、処理される食品に損傷を与えることなく、かつ、食品の貼り付きに起因する焦げ付きの発生も容易に回避することができ、さらに、筒状ドラム内周面の清掃も容易である、より改良された食品連続炒め装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本発明による食品連続炒め装置は、軸心を傾斜させた姿勢で機枠に回転自在に支持された食品加熱用の筒状ドラムと、前記筒状ドラムを加熱するための加熱手段と、加熱された食品を前記筒状ドラムの内周面に沿ってすくい上げるための前記筒状ドラムの軸心方向に延出して配置された食品すくい上げ部材と、前記筒状ドラム及び前記食品すくい上げ部材を回転駆動するための駆動機構とを備えており、前記食品すくい上げ部材は、その先端縁が、前記筒状ドラム内周面の所定角度範囲では筒状ドラムの内周面に接触し、残りの角度範囲では筒状ドラムの内周面から離れるような回動軌跡を持つようにされていることを特徴とする。
【0009】
上記の食品連続炒め装置では、筒状ドラムの上流側に投入された食品は、基本的に、筒状ドラムの回転による引き上げと、食品すくい上げ部材の移動によるすくい上げと、回転軸の傾斜による自然落下とにより下流へ向けて、混ぜ返しを伴いながら、移動する。それにより、過大な押圧力などが食品に作用することはなく、食品の損傷は確実に回避される。また、食品と筒状ドラムの内周面との位置関係も常時変化するので、筒状ドラムの内周面への食品の貼り付きに起因する焦げ付きも確実に阻止できる。特に、本発明による食品連続炒め装置では、前記食品すくい上げ部材は、その先端縁が360度の範囲で筒状ドラム内周面に接触するのではなく、所定の角度範囲内でのみ接触状態となるので、食品を筒状ドラム内周面に押し付ける力は一層少なくなり、食品の損傷や焦げ付きの発生は一層確実に阻止される。また、食品すくい上げ部材と筒状ドラムとのトータルとしての接触抵抗が少なくなるので、駆動力を低減することができる。
【0010】
さらに、前記食品すくい上げ部材は、基本的にその移動により食品を持ち上げる作用もなし、すくい上げた食品は上方から自然落下する。筒状ドラム内での食品の移動時に、この持ち上げと自然落下が繰り返されるので、食品同士の混合と混ぜ返しは確実に進行する。筒状ドラムの内周面は平坦面であり、筒状ドラム内周面の清掃も容易である。
【0011】
好ましい態様において、前記食品連続炒め装置は、前記筒状ドラム内周面に貼り付いた焦げ付き食品などをそぎ落とすためのそぎ落とし部材をさらに備えており、該そぎ落とし部材は、前記食品すくい上げ部材の先端縁が前記筒状ドラム内周面から離れて移動する角度範囲内の所定位置において前記筒状ドラムの軸心方向に延出した状態で、かつ、その先端縁を前記筒状ドラム内周面に接触した状態で、前記機枠に非回動的に固定されている。
【0012】
上記そぎ落とし部材を備えることにより、何らかの都合により筒状ドラム内周面に食品の貼り付きが生じて焦げ付きが発生しても、その焦げ付きは容易にそぎ落とされる。このそぎ落とし部材は、前記食品すくい上げ部材の先端縁が前記筒状ドラム内周面に接触していない領域において機枠に固定されており、食品すくい上げ部材の移動に支障が生じることはない。
好ましい態様において、前記食品すくい上げ部材と前記筒状ドラムとは相対的速度差をもって移動できるように前記駆動機構にそれぞれ駆動連結される。本発明者らの実験によれば、そのような相対的速度差を持たせることにより、食品の攪拌と混ぜ返しは一層均一化されると共に、食品の焦げ付きの発生も少なくなった。また、食品すくい上げ部材として金属板などごく普通の部材を用いても、食品すくい上げ部材が筒状ドラムの内周面に傷を付けるようなことはなく、長時間にわたる安定した食品連続炒め装置の運転が可能となった。
【0013】
前記食品連続炒め装置の好ましい態様において、前記筒状ドラムの両側には一対の支持リングが筒状ドラムと軸心線を同じにして回動自在に取り付けてあり、前記食品すくい上げ部材は、その両端側を、前記支持リングに一端部を枢着した揺動桿の他端部に固定した状態で前記一対の支持リングに取り付けられている。
【0014】
この態様によれば、筒状ドラムの中に食品すくい上げ部材の回動を支持する軸を配置することが不要となり、軸上に食品が堆積してそれが後に異物として落下し混入するような事態が生じるの回避することができる。また、この態様では、食品すくい上げ部材は、前記揺動桿の前記支持リングへの枢着点を支点として揺動することができ、それにより、食品すくい上げ部材の先端縁は、支持リングの回転に従い、前記筒状ドラム内周面に接触して移動する状態から、前記枢着点を支点として揺動して筒状ドラムの内周面から離れた状態となり、その後再び、前記枢着点を支点として揺動して筒状ドラム内周面に接触した状態に戻る、という移動を連続して繰り返す。そして、先端縁が筒状ドラム内周面に接触して移動する状態において、食品すくい上げ部材は加熱された食品を上方にすくい上げ、好ましくはすくい上げの過程で、遅くとも前記揺動により先端縁が筒状ドラムの内周面から離れた状態となるときに、食品を下方に落下させる。このすくい上げと落下とにより、食品の混合と混ぜ返しは確実に促進される。
【0015】
揺動桿の揺動により、その先端に固定した食品すくい上げ部材が筒状ドラムの内周面に衝突することが起こり得る。それを回避するために、本発明による食品連続炒め装置の好ましい態様では、前記揺動桿と前記支持リングとの間には、前記食品すくい上げ部材の自由揺動範囲を規制するための適宜の移動規制手段が配置される。前記移動規制手段は任意であるが、好ましくは、前記揺動桿に対するストッパーのような手段であってもよく、前記食品すくい上げ部材側に設けたカムと、前記機枠側に設けたカム案内とからなるような規制手段であってもよい。
【0016】
前記そぎ落とし部材は、筒状ドラムの内周面に軸心線方向に沿うようにして配置された先鋭な先端を持つ長尺状の部材であれば任意である。しかし、一本の長尺部材でそぎ落とし部材を構成すると、何らかの事情により長尺部材に曲がりや変形が生じたり、あるいは、筒状ドラムの内周面に微少な歪みや凹凸が生じた場合に、そぎ落とし部材が筒状ドラムの内周面に接触しなくなる部分が生じうる。それを回避するために、好ましくは、前記そぎ落とし部材は、複数個の弾性片が軸心線方向に隙間を置いてかつ互いの隙間を埋めるようにして互い違いに2列に配置される。この構成により、個々の弾性片は筒状ドラム内周面の微少な歪みや凹凸にそれぞれ追従して移動するようになり、焼き付きなどの貼り付き物のそぎ落としは全内周面において確実に進行する。
【0017】
好ましい態様において、前記筒状ドラムと前記食品すくい上げ部材との相対的速度差は可変とされる。さらに好ましい態様において、食品連続炒め装置は傾斜調整機構を備え、それにより前記筒状ドラムの傾斜角度が可変とされる。得ようとする炒め物の種類や投入する食品の種類に応じて筒状ドラムの傾斜角度を調整することにより、一層最適な炒め時間などを設定することが容易となる。
前記筒状ドラムを加熱するための加熱手段に特に制限はないが、筒状ドラムの下部に配置したガスバーナであってもよく、筒状ドラムに通電コイルを巻き付けて電磁誘導による加熱を行うようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による食品連続炒め装置の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は食品連続炒め装置の一実施の形態を示す側面図であり、図2はその正面図、図3はその要部を示す斜視図である。
【0019】
食品連続炒め装置1は、機枠10と、機枠10に回転自在に支持された筒状ドラム20と、筒状ドラム20を加熱するための加熱手段30と、筒状ドラム20を回転駆動するためのモータ40と、筒状ドラム20内に配置された食品すくい上げ部材50と、食品すくい上げ部材50を回転駆動するためのモータ60と、筒状ドラム20の内周面に貼り付いた食品などをそぎ落とすためのそぎ落とし部材70とを備えている。
【0020】
機枠10の前端には、基台側に固定されたナット11とそこに螺合する調整ボルト12とからなる上下位置調整手段が取り付けてあり、調整ボルト12を回転することにより、機枠10の水平面Lに対する傾斜角度が調整される。機枠10には、さらに、4個の支持ローラ13(図では2個のみが示される)が回転自在な態様で取り付けてあり、該4個の支持ローラ13に外周面を支承された形で、両端を開放した円筒状のドラム20が回転可能に支持されている。筒状ドラム20の前方端には、内径が筒状ドラム20の内径よりも小径である環状フランジ21が同心状態で溶着されており、後方側の外周面にはスプロケット状の歯22が全周に形成されている。なお、筒状ドラム20は、ステンレス鋼やSS鋼のように熱伝導性がよくかつ熱による変形の少ない材料によって作るので好ましく、また、内周面は地肌のままでよく、テフロンコーティングなどによる表面被覆を行う必要はない。
【0021】
機枠10にはモータ40が取り付けてあり、該モータ40の回転軸に取り付けたスプロケット又はタイミングプーリ41と前記筒状ドラム20の外周面に形成したスプロケット状の歯22間には、チェーン又はタンミングベルト42が掛けられている。また、モータ40には適宜の変速機構が介装されている。上記の構成であり、図示しない制御機構によりモータ40を適宜の速度で回転駆動すると、その回転力はチェーン又はタンミングベルト42を介して筒状ドラム20に伝えられ、筒状ドラム20は例えば矢印A方向に回転する。
【0022】
機枠10における筒状ドラム20が支承される位置の前方側に4個の支持ローラ51が回転自在な態様で取り付けてあり、さらに、筒状ドラム20が支承される後方側にも4個の支持ローラ52が回転自在な態様で取り付けてある。それぞれの支持ローラ51、52に外周面を支承された形で、第1の支持リング53及び第2の支持リング54が、軸心線を筒状ドラム20の軸心線と同じにして、かつ、筒状ドラム20の前端縁及び後端縁と幾分離れた位置に置いて、それぞれ回転可能に支持されている。第1の支持リング53及び第2の支持リング54の外周面には同数の歯55、56が形成されている。
【0023】
機枠10の上方には第2のモータ60が固定されており、第2のモータ60には適宜の変速機構を介して回転軸61が駆動連結されている。回転軸61の両端には第1及び第2の支持リング53、54の外周面に形成した歯55、56と噛み合う同じ歯数の歯車63、64が取り付けてある。従って、図示しない制御機構によりモータ60を適宜の速度で回転駆動すると、その回転力は回転軸61及び歯車63、64を介して前後一対の支持リング53、54に伝えられ、一対の支持リング53、54は等速で例えば矢印A方向に回転する。なお、一対の支持リング53、54の回転は歯車伝導によらず、チェーン又はタンミングベルトによる伝導で行ってもよい。
【0024】
前後一対の支持リング53、54には、それぞれに揺動桿57の一端側が揺動自在にそれぞれ枢着58されており、各揺動桿57の他方端側には矩形平板状をなす食品すくい上げ板50Aが、所要の鋭角をなして、かつ、筒状ドラム20の軸心方向に延出する姿勢で固定されている。食品すくい上げ板50Aが半径方向で筒状ドラム20の内周面と衝接するような角度で固定されていることは好ましい態様である。また、食品すくい上げ板50Aの軸心方向の長さは筒状ドラム20の軸心方向長さとほぼ同じとされる。なお、食品すくい上げ板50A及び揺動桿57が本発明でいう「食品すくい上げ部材」50を構成する。「食品すくい上げ部材」50は上記の構成であり、その重心位置は、枢着点58よりも食品すくい上げ板50A側にある。
【0025】
上記の構成であり、前後一対の支持リング53、54が例えば図5で矢印A方向(反時計方向)に回転すると、「食品すくい上げ部材」50も同じ方向に移動する。そのときに、「食品すくい上げ部材」50の重心が枢着点58よりも支持リング53、54の回転方向前方側に位置している間は、食品すくい上げ板50Aの先端縁が筒状ドラム20の内周面に衝接した安定姿勢となる(例えば50(1)の姿勢)。なお、その状態で筒状ドラム20の食品は上方にすくい上げられる。
【0026】
支持リング53、54の回転により枢着点58が上昇していくにつれて、食品は食品すくい上げ板50Aに載った形で次第に上昇していき、ある程度上昇した時点で順次落下していく。また、枢着点58が上昇につれて「食品すくい上げ部材」50の重心位置が次第に枢着点58側に移動していき、「食品すくい上げ部材」50の重心位置が枢着点58の直上位置近傍に達したとき、枢着点58を支点として急速に反時計方向に回転し(例えば50(2)の姿勢)、その後、全体が吊り下げられた状態となる(例えば50(3)の姿勢)。それにより、食品すくい上げ板50Aの先端縁は筒状ドラム20の内周面から離れた状態となる。
【0027】
さらに支持リング53、54が回転すると、枢着点58の位置は次第に下がってくる。そして、所定の位置まで下がってくると、食品すくい上げ板50Aの先端縁は再び筒状ドラム20の内周面に接触するようになり(例えば50(4)の姿勢)、その姿勢でしばらくの間移動を継続する。そして、再び、「食品すくい上げ部材」50の重心位置が枢着点58の直上位置近傍に達したときに、反時計方向に回転して全体が吊り下げられた状態となる。以下、その移動軌跡を繰り返す。それにより、加熱された食品の筒状ドラム20内でのすくい上げと落下、すなわち、食品の混合と混ぜ返しは確実に進行する。特に、上記の実施の態様では、筒状ドラム20の中に「食品すくい上げ部材」50の回動を支持する軸などが存在しないので、軸などの上に食品が堆積してそれが後に異物として炒めている食品中の落下し混入するような事態が生じることもない。
【0028】
なお、59はストッパーであり、「食品すくい上げ部材」50がバランスを崩して急激に反時計方向に回転したときに、それが筒状ドラム20に衝突する前に停止させる役目を果たす。ストッパー59に代えて、図示しないが、「食品すくい上げ部材」50側にカムを設け、機枠10側にカム案内を設けて「食品すくい上げ部材」50の自由運動を規制するようにしてもよい。
【0029】
上記食品連続炒め装置は、筒状ドラム20の内周面に貼り付いた焦げ付き食品などをそぎ落とすためのそぎ落とし部材70をさらに備える。この例において、そぎ落とし部材70は、筒状ドラム20の軸心方向に延出する長尺状の支持桿71に、先端が先鋭な弾性片72、72’が、軸心線方向に隙間Pを置いてかつ互いの隙間Pを埋めるようにして互い違いに2列に複数個取り付けた形態をなしている(図3b参照)。上記そぎ落とし部材70が、機枠10に取り付けた固定桿74により、弾性片72の先端が筒状ドラム20の内周面に接触した姿勢で、非回動的に固定されている。該そぎ落とし部材70の固定位置は、「食品すくい上げ部材」50が反時計方向に回転して全体が吊り下げられた状態となり、食品すくい上げ板50Aの先端縁が筒状ドラム20の内周面から離れている角度範囲の位置であり、そぎ落とし部材70の存在が「食品すくい上げ部材」50の移動に影響を与えることはない。
【0030】
図4は、そぎ落とし部材70の他の形態を断面で示している。この例では、筒状ドラム20の軸心方向に延出する2本の平行な長尺状支持桿71a,71bがその両端を基材75に固定した状態で筒状ドラム20内に位置しており、一方の支持桿71aには一方の弾性片72が、他方の支持桿71bには他方の弾性片72’が、それぞれ軸心線方向に隙間Pを置いてかつ互いの隙間Pを埋めるようにして互い違いに列状に取り付けられている。そして、前記基材75における、前記一方の弾性片72の先端と他方の弾性片72’の先端との間の中央に相当する位置には、ネジ76が立設されていて、該ネジ76を介して、そぎ落とし部材70が機枠10に非回動的に固定されている。この態様では、2列の弾性片72、72’の列の先端が筒状ドラム20の内周面を押圧する力をほぼ等しく設定することができると共に、ネジ76の締め付け量を調整することにより、該押圧力を調整することも可能であり、加熱処理状況に応じた最適にそぎ落とし得る環境を容易に確立することができる。
【0031】
筒状ドラム20の下方位置において、機枠10には例えばガスバーナのような加熱手段30が取り付けてあり、その火炎により筒状ドラム20が加熱される。図示しないが、筒状ドラム20の外周面に電磁コイルを巻き付けて、電磁誘導による加熱方法を採用してもよい。
【0032】
上記の構成であり、モータ40と第2のモータ60を駆動回転すると、筒状ドラム20と食品すくい上げ部材50とは同じ回転方向Aに回転する。回転数は同じであってもよく、各モータに備えた変速機構を調整して、筒状ドラム20の回転数よりも食品すくい上げ部材50の回転数が大きくなるようしてもよい。後者の場合には、食品すくい上げ部材50は、筒状ドラム20内で筒状ドラム20と相対的速度差をもって回転移動することとなる。
【0033】
食品の連続炒め作業を開始する際には、先ず、機枠10に取り付けた調整ボルト12を回動して、機枠10の水平面Lに対する傾斜角度αを調整する。炒める食品の種類あるいは量により左右されるが、通常は1/100程度の傾斜とする。その状態でモータ40と第2のモータ60を回転させ、かつ、ガスバーナ30を燃焼させる。バーナ火炎により筒状ドラム20が所定の温度に昇温したときに、筒状ドラム20の環状フランジ21側から炒めようとする食品を投入する。
【0034】
投入された食品は、筒状ドラム20の回転と好ましくはそれよりも速い速度で筒状ドラム20の内周面に沿って同方向に移動する食品すくい上げ部材50の食品すくい上げ板50Aとにより所定高さに引き上げられ、次第に落下していく。落下した食品は、再度食品すくい上げ板50Aにすくい上げられる。このすくい上げと落下を繰り返すことにより、食品の加熱と混ぜ返しは適切に進行し、かつ、筒状ドラム20の傾斜(傾斜角度α)によって、筒状ドラム20の出口に向けて送られる。
【0035】
前記のように、本発明による食品連続炒め装置では、食品すくい上げ板50Aが筒状ドラム20の内周面に衝接する角度範囲は限られており、炒めの過程で、過大な押圧力が食品に作用することはなく、食品の損傷は回避できる。また、食品すくい上げ部材50を筒状ドラム20と相対速度差を持って筒状ドラム20の内周面に沿って移動させる場合には、食品と筒状ドラム20の内周面との位置関係は常時変化するので、筒状ドラム20の内周面へ食品が焦げ付くのも回避される。
【0036】
何らかの都合により、筒状ドラム20の内周面に食品の貼り付きがおこり焦げ付きが発生しても、その焦げ付きはそぎ落とし部材70により容易にそぎ落とされる。このそぎ落とし部材70は、食品すくい上げ部材の先端縁が前記筒状ドラム内周面に接触していない領域において機枠に固定されており、食品すくい上げ部材の移動に支障が生じることはない。図示の例において、そぎ落とし部材70は、複数個の弾性片72、72’が隙間を置いて2列に取り付けたられた構成とされており、個々の弾性片72、72’は筒状ドラム20の内周面の微少な歪みや凹凸が形成された場合にも、それに追従して移動することができ、焦げ付きなどの貼り付き物のそぎ落としは全内周面において確実に進行する。
【0037】
以上説明した食品連続炒め装置1は、本発明による食品連続炒め装置の好ましい一実施の形態であって、他に多くの変形例が存在する。例えば、図6a,図6bは食品すくい上げ部材の他の態様を持つ食品連続炒め装置を示す概略正面図であり、ここで食品すくい上げ部材80は、筒状ドラム20の軸心の平行ではあるが位置の異なった回転軸心81を中心として回転移動する食品すくい上げ板82を備えており、該食品すくい上げ板82は伸縮あるいは変形可能な支持桿83を介して回転軸心81に固定されている。この態様でも、食品すくい上げ板82の先端縁が筒状ドラム20の内周面と所定角度範囲では接触し、残りの角度範囲では筒状ドラム20の内周面から離れるという回動軌跡をとることが可能となる。また、図6a及び図6bに示すように、食品すくい上げ板82や変形可能な支持桿83の長さを調整することで、食品すくい上げ板82の先端縁が接触する角度範囲を異ならせることもできる。当然に、離れて回転移動する角度範囲内にそぎ落とし部材70を固定することもできる。
【0038】
また、図示の例では、筒状ドラム20の回転駆動はモータ40で行い、食品すくい上げ部材50の回転駆動は第2のモータ60で行うようにしているが、一つのモータで回転駆動するようにしてもよい。さらに、基台11の前端に取り付けたナット15と調整ボルト16とからなる上下位置調整手段は、食品連続炒め装置の傾斜角度を調整するための機構の一例にすぎず、他の任意の手段であってよい。また、このような傾斜角度調整機構を備えずに、全体を当初から所定角度αだけ傾斜した状態として設計することもできる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、処理される食品に損傷を与えることなく、かつ、筒状ドラムの内周面に焦げ付きが発生するのを確実に回避することのできる食品連続炒め装置が得られる。また、好ましい態様では、筒状ドラム内周面の清掃や補修が容易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による食品連続炒め装置の一実施の形態を示す側面図。
【図2】図1に示す装置の正面図。
【図3】図1に示す装置の要部を示す斜視図。
【図4】そぎ落とし部材の他の態様とその取り付け状態を示す断面図。
【図5】本発明による食品連続炒め装置に用いる食品すくい上げ部材の回転移動軌跡を説明する図。
【図6】本発明による食品連続炒め装置に用いる食品すくい上げ部材の他の態様を説明する概略図。
【符号の説明】
1…食品連続炒め装置、10…機枠、20…筒状ドラム、30…加熱手段、40、60…モータ、50…筒状ドラム内に配置される食品すくい上げ部材、70…そぎ落とし部材

Claims (11)

  1. 軸心を傾斜させた姿勢で機枠に回転自在に支持された食品加熱用の筒状ドラムと、前記筒状ドラムを加熱するための加熱手段と、前記筒状ドラムの両側の離れた位置に、筒状ドラムと軸心線を同じにして回転自在に支持された一対の支持リングと、該支持リングに両側端が枢支されている食品すくい上げ部材と、前記筒状ドラムと支持リングとを回転駆動するための駆動機構とを備えており、
    前記食品すくい上げ部材は、その先端縁が、前記筒状ドラム内周面の所定角度範囲では筒状ドラムの内周面に接触して加熱された食品を前記筒状ドラムの内周面に沿ってすくい上げ、残りの角度範囲では筒状ドラムの内周面から離れるような回動軌跡を持つようにされていることを特徴とする食品連続炒め装置。
  2. 前記食品連続炒め装置は、前記筒状ドラム内周面に貼り付いた食品などをそぎ落とすためのそぎ落とし部材をさらに備えており、該そぎ落とし部材は、前記食品すくい上げ部材の先端縁が前記筒状ドラム内周面から離れて移動する角度範囲内の所定位置において前記筒状ドラムの軸心方向に延出した状態で、かつ、その先端縁前記筒状ドラム内周面に接触した状態で、前記機枠に非回動的に固定されていることを特徴とする請求項1記載の食品連続炒め装置。
  3. 前記そぎ落とし部材は、複数個の弾性片が軸心線方向に隙間を置いてかつ互いの隙間を埋めるようにして互い違いに2列に配置されていること特徴とする請求項記載の食品連続炒め装置。
  4. 前記筒状ドラムと支持リングとは相対的速度差をもって前記駆動機構によって回転駆動されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の食品連続炒め装置。
  5. 前記食品すくい上げ部材は、その両端側、前記支持リングに一端部を枢着している揺動桿の他端部に固定されることにより前記一対の支持リングに枢支されていることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の食品連続炒め装置。
  6. 前記揺動桿と前記支持リングとの間には、前記食品すくい上げ部材の自由揺動範囲を規制するための移動規制手段が配置されていることを特徴とする請求項記載の食品連続炒め装置。
  7. 前記移動規制手段が、前記揺動桿に対するストッパーであることを特徴とする請求項記載の食品連続炒め装置。
  8. 前記移動規制手段が、前記食品すくい上げ部材側に設けたカムと、前記機枠側に設けたカム案内とからなることを特徴とする請求項記載の食品連続炒め装置。
  9. 前記連続炒め装置は、傾斜調整機構を備え、前記筒状ドラムの傾斜角度が可変とされていることを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載の食品連続炒め装置。
  10. 前記加熱手段がガスバーナによる加熱手段であることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の食品連続炒め装置。
  11. 前記加熱手段が電磁誘導加熱による加熱手段であることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の食品連続炒め装置。
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